JP4107141B2 - リミッタ装置 - Google Patents

リミッタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4107141B2
JP4107141B2 JP2003108117A JP2003108117A JP4107141B2 JP 4107141 B2 JP4107141 B2 JP 4107141B2 JP 2003108117 A JP2003108117 A JP 2003108117A JP 2003108117 A JP2003108117 A JP 2003108117A JP 4107141 B2 JP4107141 B2 JP 4107141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
swash plate
variable
pressure
discharge capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003108117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004308633A (ja
Inventor
泰生 田渕
学 佐伯
雅史 山下
純一 大口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003108117A priority Critical patent/JP4107141B2/ja
Priority to US10/778,227 priority patent/US7293965B2/en
Priority to DE102004008182A priority patent/DE102004008182A1/de
Publication of JP2004308633A publication Critical patent/JP2004308633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107141B2 publication Critical patent/JP4107141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B51/00Testing machines, pumps, or pumping installations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B2201/00Pump parameters
    • F04B2201/08Cylinder or housing parameters
    • F04B2201/0801Temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B2201/00Pump parameters
    • F04B2201/08Cylinder or housing parameters
    • F04B2201/0802Vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B2205/00Fluid parameters
    • F04B2205/05Pressure after the pump outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両用冷凍サイクル装置に配設される可変容量型圧縮機に適用して好適なリミッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の可変容量型圧縮機に設けられるリミッタ装置として、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。即ち、このリミッタ装置は、圧縮機の回転軸に固定された第1の保持部材と、プーリに固定された第2の保持部材との間にゴム製の弾性部材が圧縮されて介在されるものとしている。そして、通常作動時においてプーリからの駆動力は弾性部材を介して回転軸に伝達され、圧縮機が作動される。この時、圧縮機のトルク変動が弾性部材によって吸収されるようにしている。一方、圧縮機が焼付き等によりロックした場合には、回転軸側のトルクが通常作動時のトルクを超えるので、第1および第2の保持部材間で弾性部材が変形あるいは破断し、プーリから回転軸への駆動力の伝達が遮断されるようにしている。これにより、エンジンからプーリに接続される駆動ベルトの破損を防止し、この駆動ベルトに同時に接続される他のエンジン補機類の保護を図るようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−292003号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プーリに接続される駆動ベルトのベルト張力やベルト巻き角等によっては、駆動ベルトとプーリ間に滑りが生ずる際の滑りトルクが非常に小さくなる場合があり、リミッタ装置に対して通常作動時に連結機能を持たせ、尚且つ滑りが生ずる以前に破損させるための設計範囲が非常に小さくなり、リミッタ装置の成立性を確保するのが難しくなる場合があった。
【0005】
また、このリミッタ装置は、万一圧縮機にロック等の不具合が生じた時に、駆動ベルトや他のエンジン補機等を保護するものであって、圧縮機自身を事前に保護する思想は持ち合わせていない。
【0006】
本発明者らは、市場における可変容量型圧縮機のロック不具合品の精査を行い、再現試験により次のような知見を得た。即ち、ロックに至る要因の1つとして冷凍サイクル内や圧縮機内に残る異物が考えられ、圧縮機の摺動部位(斜板式圧縮機の場合、斜板とシューの近傍)に意図的にアルミナ粉(3g)を塗布して、サイクル運転(冷凍サイクルを形成して圧縮機を2000rpmで作動)をしたところ、図19に示すような結果を得た。
【0007】
即ち、圧縮機を最大吐出容量にして運転すると(図19(a))、アルミナ粉が摺動部に噛み込み、20分でロックに至り、市場の不具合(斜板の削れ現象)を再現した。この時、アルミナ粉の噛み込みによって作動トルクが増加し発熱を伴い、圧縮機ハウジング表面における温度は徐々に上昇していき、最終的には急激な変化を示すことを確認した。
【0008】
一方、圧縮機を最小吐出容量にして運転した場合には(図19(b))、12時間継続してもロックには至らず、上記の温度上昇も無かった。
【0009】
この再現試験から、圧縮機がロックに至るまでに示す何らかの兆候を事前に把握しつつ、吐出容量をうまく調節することで圧縮機自身の保護も可能になると考えた。
【0010】
本発明の目的は、上記問題に鑑み、可変容量型圧縮機においてプーリ部におけるリミッタ機能を不要として、圧縮機自身のロックを回避し、駆動ベルトの保護を可能とするリミッタ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0012】
請求項1に記載の発明では、一回転当たりの吐出容量を可変可能として、サイクル内の流体を圧縮する可変容量型圧縮機(100)に設けられるリミッタ装置であって、可変容量型圧縮機(100)の圧縮作動時における所定の特性を把握する作動特性把握手段(160)と、作動特性把握手段(160)によって得られる所定の特性が、予め定めた値を越えた時に、吐出容量を最小側に可変する最小側可変手段(140)とを有し、
可変容量型圧縮機(100)は、斜板(132)が収容される斜板室(121a)内の圧力(Pc)が、吐出側(123a)の圧力(Pd)あるいは吸入側(123b)の圧力(Ps)によって調整され、斜板(132)の傾斜角度が調整されて吐出容量を可変可能とする斜板式の可変容量型圧縮機(100)であり、
作動特性把握手段(160)および最小側可変手段(140)は、斜板室(121a)と吸入側(123b)とを連通させる排気通路(137a)に配設され、流体と共に流動する摩耗粉を捕捉するフィルタ(170)であることを特徴としている。
【0013】
これにより、運転特性が予め定めた値を越えるような異常の兆候を示した時に、最小側の吐出容量にすることで、可変容量型圧縮機(100)の作動トルクを最小側にすることができるので、ロック等の不具合に至るのを防止でき、エンジン(1)側の駆動ベルト(3)や他の補機類の保護が可能となる。
【0014】
そして、従来技術のようにプーリ部におけるリミッタ機能を不要とすることができるので、その分の設計や製造に関わるコストを低減することができる。
【0015】
また、圧縮機(100)自体はロック等の致命傷に至る前に保護することができるので、修理の範囲で再使用が可能となる。
【0029】
可変容量型圧縮機(100)は、斜板(132)が収容される斜板室(121a)内の圧力(Pc)が、吐出側(123a)の圧力(Pd)あるいは吸入側(123b)の圧力(Ps)によって調整され、斜板(132)の傾斜角度が調整されて吐出容量を可変可能とする斜板式の可変容量型圧縮機(100)であり、作動特性把握手段(160)および最小側可変手段(140)は、斜板室(121a)と吸入側(123b)とを連通させる排気通路(137a)に配設され、流体と共に流動する摩耗粉を捕捉するフィルタ(170)であることを特徴としている。
【0030】
これにより、摩耗粉がフィルタ(170)に捕捉されることによって排気通路(137a)が閉塞されることになり、斜板室(121a)内の圧力(Pc)を高いまま保持できるので、吐出容量を下げることができる。即ち、圧縮機(100)の内部に生じる摺動部材の摩耗粉によるロック等の不具合を未然に防止できることになる。
【0031】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図3に示し、まず、具体的な構成について説明する。
【0033】
リミッタ装置10は、車両用の冷凍サイクル装置200内に配設される可変容量型圧縮機100に設けられる電磁弁141、ハウジング温度センサ161および制御装置150から成り、可変容量型圧縮機100の作動時における異常を事前に捉えて、この可変容量型圧縮機100を保護するものとしている。
【0034】
冷凍サイクル装置200は、周知のように、可変容量型圧縮機100によって圧縮された冷媒(流体)を液化凝縮する凝縮器210、凝縮された冷媒を気液分離する受液器220、受液器220から流出する液冷媒を断熱膨張させる膨張弁230、膨張した冷媒を蒸発させ、その蒸発潜熱により送風ファン241から送風される空気を冷却する蒸発器240が冷媒配管250によって順次接続されたものである。蒸発器240の空気流れの後方(下流側)には蒸発器後方温度センサ242が設けられ、また、凝縮器210の下流側には圧力センサ260が設けられており、各センサ242、260によって検出される温度信号および圧力信号は後述する制御装置150に入力されるようにしている。
【0035】
可変容量型圧縮機(以下、圧縮機)100は、車両エンジン(以下、エンジン)1の駆動力を受けて作動し、冷凍サイクル内の冷媒を高温高圧に圧縮するものであり、吐出量として1回転当りの吐出容量が制御装置150、電磁弁141によって可変される周知の斜板式の可変容量型圧縮機としている。
【0036】
具体的には、シャフト131に設けられた斜板132が、フロントハウジング121とミドルハウジング122とによって形成される斜板室121a内に配設され、この斜板132の外周部にシュー133を介して複数のピストン134が接続されている。尚、シャフト131のフロントハウジング121側の先端部には、プーリ110が固定されている。プーリ110は、駆動ベルト3によってエンジン1のクランクプーリ2と接続されており、エンジン1の駆動力を受けて回転駆動し、シャフト131を回転させる。
【0037】
また、リアハウジング123には斜板室121aの圧力Pcを調整するための、電磁弁141が設けられている。電磁弁141の内部にはコイル141aに後述する制御装置150から電流が供給されることによって、長手方向に摺動し開口部141bを開閉する弁体141cが設けられている。弁体141cは、コイル141aに供給される電流値が大きくなる程、開口部141bを閉じる側に摺動する。
【0038】
弁体141cが収容される空間は、連通路(流体流路の一部)135によって斜板室121aと連通している。また、弁体141cと対向する側の空間は、連通路(流体流路の一部)136によって吐出室(吐出側)123aと連通している。また、斜板室121aと吸入室(吸入側)123bとは排気通路(流体流路の一部)137によって連通している。
【0039】
よって、弁体141cによって開口部141bが開かれている時は、斜板室121aと吐出室123aとが連通され、吐出室123aの圧力Pdによって斜板室121a内の圧力Pcが上昇することになる。すると、斜板132はシャフト131に対して垂直と成る側に立ち上がり、ピストン134のストロークを小さくして圧縮機100の吐出容量を低下させる。斜板132の傾斜状態がほぼ垂直と成る時に吐出容量は最小(ほぼゼロ)となる。また逆に弁体141cが開口部141bを閉じると、斜板室121aと吐出室123aは遮断され、斜板室121a内の圧力Pcは排気通路137から圧力(Ps)の低い吸入室123b側に逃げる。すると斜板室121a内の圧力Pcは低下し、斜板132が図2に示すように大きく傾斜し、ピストン134のストロークを大きくして吐出容量を増加させる。
【0040】
尚、制御装置150によって作動される電磁弁141は、本発明の最小側可変手段(140)に対応する。
【0041】
そして、フロントハウジング121の側壁には、本発明の作動特性把握手段(160)としてのハウジング温度センサ161が設けられており、圧縮機100の作動時において内部の発熱によるフロントハウジング121の表面温度を検出するものとしている。ハウジング温度センサ161は、フロントハウジング121において圧縮機100がロック等の不具合に至る際に最も発熱を伴う斜板132の近傍に対応する位置に設けている。そして、このハウジング温度センサ161によって検出される温度信号は後述する制御装置150に入力されるようにしている。
【0042】
制御装置150は、上記の圧力センサ260からの圧力信号、蒸発器後方温度センサ242からの温度信号、ハウジング温度センサ161からの温度信号に加えて、図示しない乗員用の操作スイッチや車両の所定部位に設けられたセンサから入力されるA/C要求、設定温度、室内温度、外気温度、日射等の信号に基づいて上記圧縮機100の吐出容量を制御するものである。
【0043】
次に、上記構成に基づく作動について説明する。制御装置150は、設定温度、室内温度、外気温度、日射の信号を用いて予め定めた演算式から目標蒸発器温度Teoを算出して、蒸発器240で冷却される実際の空気温度(蒸発器後方温度センサ242によって得られる蒸発器後方温度)Teが上記の目標蒸発器温度Teoと成るように、圧縮機100の吐出容量を制御する。即ち、電磁弁141への電流値を決定して供給する。因みに、圧力センサ260からの圧力信号が所定の高圧側圧力PdHを超える時には、制御装置150は、圧縮機100の吐出容量を最小側に可変し、冷凍サイクル装置200を保護する。
【0044】
そして、ハウジング温度センサ161によって得られるフロントハウジング121の表面温度が図3に示すように、予め定めた閾値T1を越えた時には、電磁弁141への通電を停止し、圧縮機100の吐出容量を最小側(ほぼゼロ)に可変する。尚、上記閾値T1は、本発明の予め定めた値に対応するものであり、従来技術の項で説明したように、通常の圧縮機100の作動時における温度に対して、ロック等の不具合に至ると思われる温度として定めたものである。
【0045】
以上より本発明においては、フロントハウジング121の温度が予め定めた閾値T1を越えるような異常の兆候を示した時に、最小側の吐出容量にすることで、圧縮機100の作動トルクを最小側にすることができるので、ロック等の不具合に至るのを防止でき、エンジン1側の駆動ベルト3や他の補機類の保護が可能となる。
【0046】
そして、従来技術のようにプーリ部におけるリミッタ機能を不要とすることができるので、その分の設計や製造に関わるコストを低減することができる。
【0047】
また、圧縮機100自体はロック等の致命傷に至る前に保護することができるので、修理の範囲で再使用が可能となる。
【0048】
尚、上記実施形態では、ハウジング温度センサ161によってフロントハウジング121の表面温度を絶対値として捉え、ロック等の不具合を防止するものとして説明したが、所定時間当たりの表面温度の変化分、即ち温度変化率を用いて、所定の温度変化率(閾値)を越えた時に圧縮機100の吐出容量を最小側に可変するようにしても良い。
【0049】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、作動特性把握手段(160)として、圧縮機100の作動時における振動Gを捉える振動ピック162としたものである。
【0050】
圧縮機100のロック等に至る兆候としては、斜板132やシュー133等の摺動部における振動の悪化も伴うことから、振動ピック162によって検出される振動Gに対して予め閾値G1を定めておき、閾値G1を越えた時に電磁弁141によって圧縮機100の吐出容量を最小側に可変するようにしている。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
尚、この場合も上記第1実施形態で説明したように、振動Gの絶対値に代えて振動G変化率を用いて、所定の振動G変化率を超えた時に圧縮機100の吐出容量を最小側に可変するようにしても良い。
【0052】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図5、図6に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、作動特性把握手段(160)として、圧縮機100の作動時における圧縮部材、即ちピストン134の摺動位置を捉える電磁ピック(センサ)163としたものである。
【0053】
圧縮機100のロック等に至る兆候として、特に斜板132およびシュー133の間において斜板132の削れが生ずることから、ここでは斜板132に連結されるピストン134の上死点位置のズレを把握するようにしている。
【0054】
図5(a)に示すように、ピストン134の端部に磁石163aを埋め込み、ピストン134が上死点位置にある時に、この磁石163aに対応するように電磁ピック163をフロントハウジング121に固定している。電磁ピック163は、図6(a)に示すように、ピストン134の往復動による磁石163aの磁束密度の変化によって生ずる起電力(電圧)Vを制御装置150に出力する。
【0055】
ここで、圧縮機100のロック等の兆候として斜板132に削れが生じてくると、図5(b)に示すように、その削れ分だけピストン134の上死点位置におけるクリアランスaが大きくなり、電磁ピック163に対する磁石163aの位置が図中の左方向にずれる。すると、図6(b)に示すように、電磁ピック163に発生する電圧Vが小さくなり、予め定めた閾値V1を下回る時に、電磁弁141によって圧縮機100の吐出容量を最小側に可変するようにしている。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図7に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態に対して、作動特性把握手段(160)として、圧縮機100の作動時における吐出側圧力Pdを検出する圧力センサ260(図1)としたものである。
【0057】
第1実施形態において説明したように、圧力センサ260は、本来吐出側の圧力Pdが高圧側圧力PdHを超えるような時に、冷凍サイクル装置200を保護するために設けたものであるが、ここでは、この圧力センサ260を活用して、吐出側の圧力Pdが閾値として低圧側圧力PdLを下回る場合に圧縮機100の吐出容量を最小側に可変するようにしている。
【0058】
ここで、吐出側の圧力PdがPdLを下回るような低い圧力となるのは、冷凍サイクル装置200内の冷媒充填量が、本来あるべき充填量に対して少ない場合である。冷媒充填量が少ないまま圧縮機100が作動されると、蒸発器240における冷房能力が不足となり、圧縮機100は、最大側の吐出容量で常時作動されることになる。そして、高負荷での作動頻度が極端に上がることで、ロック等の不具合に至るおそれが生ずる訳である。本第4実施形態においては、事前にこのような場合の圧縮機100の保護が可能となる。
【0059】
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図8、図9に示す。第5実施形態は、上記第1実施形態に対して、作動特性把握手段(160)として、圧縮機100内の各摺動部において発生する摩耗粉を検出する摩耗粉検出センサ167としたものである。
【0060】
摩耗粉検出センサ167は、図8に示すように、フロントハウジング121において斜板132の近傍に対応する位置で且つ、複数のピストン134の間となる位置に電極部材167aを設けたものとしている。フロントハウジング121には外側に開口して円筒状を成す支持部121bが設けられ、この支持部121bの底部側には圧縮機100内の斜板室121aに連通する穴部121cが形成されている。
【0061】
電極部材167aは、一端側が開口して円筒状に深絞りされた円柱部167a1と、この円柱部167a1の開口側から一体で反円柱部側に板状に延びるコネクタ部167a2とから成る。電極部材167aの中間部には絶縁部材としての樹脂部167bが設けられている。そして、電極部材167aは、円柱部167a1が穴部121cに挿入され、支持部121bの内周壁との間にOリング167cが介在されて、ストッパ167dによって支持部121bに固定されている。尚、ストッパ167dによる固定に代えて、支持部121bと樹脂部167bとにねじ部を設けて、螺合によって固定するようにしても良い。
【0062】
ここで、円柱部167a1と穴部121cとの間には微小な隙間部167eが形成されるようにしている。そして、コネクタ部167a2側をプラス側とし、また、フロントハウジング121側をマイナス側として、両者167a2、121間に所定の電位差がかかるようにしている。尚、電極部材167aは本発明の陽極部に対応し、フロントハウジング121は本発明の陰極部に対応する。
【0063】
そして、後述するように電極部材167aおよびフロントハウジング121間に電流が流れる際には、図9に示すように、その電流値を電流信号としてECU150に出力するようにしている。尚、この電流信号が出力される時が、本発明における予め定めた値を越える時に対応する。
【0064】
上記のように構成される本実施形態において、摩耗粉検出センサ167は以下のように作動する。即ち、圧縮機100のロックに至る兆候として、特に斜板132およびシュー133の間において削れによる摩耗粉が発生することになる。この削れの進行に伴って、隙間部167e、即ち電極部材167aおよびフロントハウジング121間に摩耗粉が付着し、所定量となると両者が接触状態となり、所定の電位差と摩耗粉の抵抗値に応じた電流が流れることになる。そして、ECU150は、この電流を摩耗粉の検出信号として捉え、電磁弁141を作動させて圧縮機100の吐出容量を最小側に可変する。
【0065】
これにより、摩耗粉の発生量に応じて通電する摩耗粉検出センサ167よってロック等の兆候を把握でき、圧縮機100の吐出容量を最小側に可変することで上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】
尚、摩耗粉検出センサ167は、上記説明のように1つの設定に限らず、フロントハウジング121の周方向に複数設けるようにしても良く、これによれば圧縮機100内の広い範囲に渡って摩耗粉の検出が可能となり、検出能力を向上させることができる。
【0067】
また、上記実施形態の変形例1として、摩耗粉検出センサ167を図10〜図12に示すようにしても良い。即ち、電極部材167aとして、通常フロントハウジング121とミドルハウジング122との間にシール部材として用いられるシートメタル167a3を流用する。シートメタル167a3は、リング状の板部材であり、両側の面には絶縁部材およびシール部材としてのゴム材167a4が設けられている。シートメタル167a3の周方向の所定部位には、はんだ167a6によってリードワイヤ167a5が接合されていおり、リードワイヤ167a5およびはんだ167a6の外側には樹脂部167bが設けられている。尚、シートメタル167a3の周方向において、複数のピストン134の間に位置する部位には、2点鎖線で示すように中心側に張出す張出し部167a7を設けるようにして、ピストン134間の空間における摩耗粉も確実に捕捉して、この摩耗粉がシートメタル167a3と両ハウジング121、122間に付着されるようにすると良い。
【0068】
そして、リードワイヤ167a5側をプラス側とし、また、フロントハウジング121およびミドルハウジング122側をマイナス側として、リードワイヤ167a5と各ハウジング121、122間に所定の電位差がかかるようにしている。
【0069】
これにより、圧縮機100の本来の構造部材を活用して容易に摩耗粉検出センサ167を形成することができ、また、圧縮機100内の広い範囲に渡って摩耗粉の検出が可能となり、検出能力を向上させて、ロック等の不具合に至るのを防止できる。
【0070】
更に、変形例2(図示せず)として、専用の陽極部および陰極部を互いに所定量離間させて設けたものを絶縁材を介してフロントハウジング121、あるいはミドルハウジング122に固定するようにして摩耗粉検出センサとして形成しても良い。
【0071】
また、変形例3(図示せず)として、摩耗粉検出センサは、摩耗粉を光学的に検出するフォトセンサとしたり、摩耗粉が磁性体であれば磁界の変化によって摩耗粉を検出する電磁ピック等としても良い。
【0072】
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図13に示す。第6実施形態は、上記第1実施形態に対して、作動特性把握手段(160)として、温度ヒューズ164を用いており、電磁弁141には温度ヒューズ164を介して制御装置150からの電流が供給されるようにしている。
【0073】
温度ヒューズ164は、低融点(ここでは約200℃レベル)で溶融(溶断)する導電性の金属としている。具体的な材質としては、錫と鉛とから成るはんだが好適である。その他、インジウム、リチウム、錫等を選定しても良い。そして、温度ヒューズ164は、上記第1実施形態のハウジング温度センサ161(図1)と同様の位置(フロントハウジング121の側壁)に固定されている。尚、温度ヒューズ164の溶融温度Tmは、上記第1実施形態で説明した閾値T1と同レベルの値としており、この溶融温度Tmが本第6実施形態における圧縮機100を保護するための閾値と成る。
【0074】
圧縮器100の通常作動時においては、制御装置150からの電流は温度ヒューズ164を介して電磁弁141に供給され、圧縮機100の吐出容量が制御される。しかしながら、圧縮機100にロック等の兆候が現れると、フロントハウジング121の表面温度の上昇に伴って、温度ヒューズ164が溶融(溶断)する。すると電磁弁141に供給される電流は遮断されることになるので、弁体141cは、開口部141bを開き、斜板室121a内の圧力Pcを上昇させる。これにより、圧縮機100の吐出容量は最小側に可変され、ロック等の不具合を防止することができる。ここでは、上記第1〜第5実施形態で説明したような高価なセンサ類を不要として圧縮機100の保護が可能となる。
【0075】
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図14に示す。第7実施形態は、ミドルハウジング122に斜板室121aと吐出室123aとを連通する連通穴142を設け、低融点金属165でこの連通穴142を閉塞するようにしている。低融点金属165は、連通穴142の斜板室121a側に設けられるようにしており、圧縮機100に不具合の兆候が現れ始める時の内部温度が閾値Tm1において溶融するものとしている。具体的な材質としては、上記第6実施形態の温度ヒューズ164と同様に、はんだ、インジウム、リチウム、錫等が好適である。
【0076】
尚、本第7実施形態において、低融点金属165は作動特性把握手段(160)、更には開放手段に対応し、また、連通穴142は最小可変手段(140)に対応する。
【0077】
圧縮器100の通常作動時においては、電磁弁141および制御装置150によって、圧縮機100の吐出容量が制御される。しかしながら、圧縮機100にロック等の兆候が現れると、斜板132およびシュー133等における摺動部での発熱により内部温度が上昇し、閾値Tm1において低融点金属165が溶融する。すると連通穴142の閉塞を開放し、斜板室121aと吐出室123aとが連通して、斜板室121aの圧力Pcを上昇させる。
【0078】
これにより、圧縮機100の吐出容量は最小側に可変され、ロック等の不具合を防止することができ、第6実施形態と同様に、上記第1〜第5実施形態で説明したような高価なセンサ類を不要として圧縮機100の保護が可能となる。
【0079】
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図15〜図17に示す。第8実施形態は、上記第7実施形態に対して、開放手段(作動特性把握手段)として、低融点金属165からバイメタル166に変更したものである。
【0080】
バメタル166は、図16(a)に示すように、先端側が二股に分かれたものを互いに溶接して、図16(b)に示すように、断面が滑らかなR形状となるようにしている。そして、バイメタル166は、ボルト166aによってミドルハウジング122に固定され、通常時においては連通穴142の斜板132側の開口部を閉塞するようにしている。そして、バイメタル166は、圧縮機100に不具合の兆候が現れ始める時の内部温度が閾値Tm1に上昇するまでに、撓み変形を終了するようにしている。
【0081】
圧縮器100の通常作動時においては、電磁弁141および制御装置150によって、圧縮機100の吐出容量が制御される。しかしながら、圧縮機100にロック等の兆候が現れると、斜板132およびシュー133等における摺動部での発熱により内部温度が上昇し、閾値Tm1に至るまでにバイメタル166は、図17に示すように、斜板室121a側に撓み、連通穴142の閉塞を開放する。すると、斜板室121aと吐出室123aとが連通して、斜板室121a内の圧力Pcが上昇する。尚、バイメタル166は、撓んだ時にスナップアクションにより本来の断面のR形状が反転し、その後はこの反転状態が継続される。
【0082】
これにより、第7実施形態と同様に圧縮機100の吐出容量は最小側に可変され、ロック等の不具合を防止することができる。
【0083】
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態を図18に示す。第9実施形態は、排気通路137にフィルタ170を設けたものとしている。排気通路137は、シャフト131の軸心部に設けられた第1排気通路137aとミドルハウジング122に設けられた第2排気通路137bとから形成されるようにしている。そして、第1排気通路137aのミドルハウジング122側の端部にフィルタ170を固定している。
【0084】
フィルタ170は、主に圧縮機100内でロック等の兆候が生じた時に各摺動部から出る摩耗粉を捕捉するものである。尚、本第9実施形態においては、フィルタ170は、作動特性把握手段および最小側可変手段の両者に対応する。
【0085】
圧縮機100の作動中におけるロック等の兆候によって各摺動部から摩耗粉が生成されると、冷媒と共に摩耗粉は流動する。吐出容量調節のために斜板室121a内に流入した摩耗粉は、斜板室121aと吸入室123bとの圧力差から吸入室123b側に流出しようとするが、フィルタ170によって捕捉される。この摩耗粉の量が多い、即ちロック等の兆候が進行していくと、捕捉された摩耗粉によってフィルタ170は満たされて排気通路137aが閉塞されることになる。すると、斜板室121a内の圧力Pcは上昇側のみに変化していくので、吐出容量が最小側に可変されていくことになる。これにより、圧縮機100の内部に生じる摩耗粉によるロック等の不具合を未然に防止できることになる。
【0086】
(その他の実施形態)
上記第1〜第9実施形態においては、圧縮機100は、斜板式のものとして説明したが、これに限らず、ワッブルプレート式のものや、圧縮途中の冷媒の一部を制御弁によって吸入室側にバイパスさせるバイパス式(スルーベーンタイプやスクロールタイプ)等にも適用することができる。
【0087】
また、圧縮機100は冷凍サイクル装置200に限らず、ヒートポンプサイクル等に用いられるものとしても良い。更に、車両用に限らず家庭用に用いられるものにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を冷凍サイクル装置に適用した場合の全体構成を示す模式図である。
【図2】圧縮機の詳細を示す断面図である。
【図3】ハウジング表面温度に対する吐出容量制御のパターンを示す制御特性図である。
【図4】第2実施形態における構成を示す模式図である。
【図5】第3実施形態における(a)は通常時、(b)は異常時のピストン位置を示す断面図である。
【図6】(a)は通常時、(b)は異常時における電磁ピックの検出電圧を示すグラフである。
【図7】第4実施形態における吐出側圧力に対する吐出容量の制御パターンを示す制御特性図である。
【図8】第5実施形態における構成を示す圧縮機の断面図である。
【図9】第5実施形態における構成を示す模式図である。
【図10】第5実施形態の変形例1における構成を示す圧縮機の断面図である。
【図11】図10における摩耗粉検出センサを示す断面図である。
【図12】図10におけるA−A部の断面図である。
【図13】第6実施形態における構成を示す模式図である。
【図14】第7実施形態における構成を示す圧縮機の断面図である。
【図15】第8実施形態における構成を示す圧縮機の断面図である。
【図16】バイメタルを示す(a)は外観図、(b)は断面図である。
【図17】異常時におけるバイメタルの作動状態を示す断面図である。
【図18】第9実施形態における構成を示す圧縮機の断面図である。
【図19】発明者による不具合再現試験における(a)は最大吐出容量時におけるハウジング表面温度を示し、(b)は最小吐出容量時におけるハウジング表面温度を示すグラフである。
【符号の説明】
10 リミッタ装置
100 可変容量型圧縮機
121 フロントハウジング(陰極部、外部ハウジング)
121a 斜板室
122 ミドルハウジング(外部ハウジング)
123a 吐出室(吐出側)
123b 吸入室(吸入側)
132 斜板
134 ピストン(圧縮部材)
135 連通路(流体流路の一部)
136 連通路(流体流路の一部)
137a 第1排気通路(排気通路)
140 最小側可変手段
141 電磁弁(最小側可変手段)
142 連通穴(最小側可変手段)
160 作動特性把握手段
161 ハウジング温度センサ(作動特性把握手段)
162 振動ピック(作動特性把握手段)
163 電磁ピック(作動特性把握手段)
164 温度ヒューズ(作動特性把握手段)
165 低融点金属(開放手段、作動特性把握手段)
167 摩耗粉検出センサ(作動特性把握手段)
167a 電極部材(陽極部)
167a3 シートメタル
167a4 ゴム材(絶縁部材)
166 バイメタル(開放手段、作動特性把握手段)
170 フィルタ(作動特性把握手段、最小側可変手段)
260 圧力センサ(作動特性把握手段)

Claims (1)

  1. 一回転当たりの吐出容量を可変可能として、サイクル内の流体を圧縮する可変容量型圧縮機(100)に設けられるリミッタ装置であって、
    前記可変容量型圧縮機(100)の圧縮作動時における所定の特性を把握する作動特性把握手段(160)と、
    前記作動特性把握手段(160)によって得られる前記所定の特性が、予め定めた値を越えた時に、前記吐出容量を最小側に可変する最小側可変手段(140)とを有し、
    前記可変容量型圧縮機(100)は、斜板(132)が収容される斜板室(121a)内の圧力(Pc)が、吐出側(123a)の圧力(Pd)あるいは吸入側(123b)の圧力(Ps)によって調整され、前記斜板(132)の傾斜角度が調整されて前記吐出容量を可変可能とする斜板式の可変容量型圧縮機(100)であり、
    前記作動特性把握手段(160)および前記最小側可変手段(140)は、前記斜板室(121a)と前記吸入側(123b)とを連通させる排気通路(137a)に配設され、前記流体と共に流動する摩耗粉を捕捉するフィルタ(170)であることを特徴とするリミッタ装置。
JP2003108117A 2003-02-21 2003-04-11 リミッタ装置 Expired - Fee Related JP4107141B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003108117A JP4107141B2 (ja) 2003-02-21 2003-04-11 リミッタ装置
US10/778,227 US7293965B2 (en) 2003-02-21 2004-02-17 Limiter device for variable displacement compressor
DE102004008182A DE102004008182A1 (de) 2003-02-21 2004-02-19 Begrenzervorrichtung für Verstellkompressor

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003044743 2003-02-21
JP2003108117A JP4107141B2 (ja) 2003-02-21 2003-04-11 リミッタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004308633A JP2004308633A (ja) 2004-11-04
JP4107141B2 true JP4107141B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=32871214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003108117A Expired - Fee Related JP4107141B2 (ja) 2003-02-21 2003-04-11 リミッタ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7293965B2 (ja)
JP (1) JP4107141B2 (ja)
DE (1) DE102004008182A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024233A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki 容量可変型斜板式圧縮機
JP4928447B2 (ja) * 2004-06-24 2012-05-09 ルーク アウトモービルテヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト ポンプ
US20060285981A1 (en) * 2005-06-21 2006-12-21 Visteon Global Technologies, Inc. Swash ring compressor with spherical bearing
JP2007303416A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Toyota Industries Corp 可変容量型圧縮機
US20080066474A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-20 Michael Ramey Porter Refrigeration system energy efficiency enhancement using microsystems
JP2008144701A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Sanden Corp 可変容量型往復動圧縮機
JP4345807B2 (ja) 2006-12-13 2009-10-14 株式会社豊田自動織機 可変容量型圧縮機における容量制御構造
JP5413834B2 (ja) * 2009-11-27 2014-02-12 サンデン株式会社 往復動圧縮機
JP2011149287A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Sanden Corp 可変容量型圧縮機の容量検出装置およびそれを備えた可変容量型圧縮機
GB2486195A (en) * 2010-12-06 2012-06-13 Gm Global Tech Operations Inc Method of Operating an I.C. Engine Variable Displacement Oil Pump by Measurement of Metal Temperature
CN103671061B (zh) * 2012-09-17 2016-08-03 苏州中成汽车空调压缩机有限公司 一种斜盘式压缩机测速装置
CN103671062B (zh) * 2012-09-17 2016-06-15 苏州中成汽车空调压缩机有限公司 一种斜盘式压缩机的测速装置
US10690126B2 (en) * 2018-08-01 2020-06-23 KISS-Engineering Inc. Dual engine-compressor system
US11002320B2 (en) 2019-01-14 2021-05-11 Henry C. Chu Clutch device for compressor
WO2021167301A1 (ko) * 2020-02-19 2021-08-26 한온시스템 주식회사 사판식 압축기 제어 방법 및 사판식 압축기

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3671571B2 (ja) 1996-02-29 2005-07-13 株式会社デンソー 動力伝達装置
KR100268317B1 (ko) * 1996-07-17 2000-10-16 이시카와 타다시 압축기의 축 밀봉구조
US6352416B1 (en) * 1999-03-15 2002-03-05 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Device and method for controlling displacement of variable displacement compressor
JP2001165055A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Toyota Autom Loom Works Ltd 制御弁及び容量可変型圧縮機
JP2001304109A (ja) * 2000-04-28 2001-10-31 Toyota Industries Corp 斜板式圧縮機
JP2002021720A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Toyota Industries Corp 容量可変型圧縮機の制御弁
JP2002147351A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Toyota Industries Corp 容量可変型圧縮機の制御装置
JP4070425B2 (ja) * 2001-01-19 2008-04-02 株式会社テージーケー 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置
JP2002327686A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Toyota Industries Corp 車両用空調装置及び内燃機関のアイドル回転速度制御装置
JP4122736B2 (ja) * 2001-07-25 2008-07-23 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機の制御弁
JP4926343B2 (ja) * 2001-08-08 2012-05-09 サンデン株式会社 圧縮機の容量制御装置
JP2003083243A (ja) * 2001-09-05 2003-03-19 Toyota Industries Corp 容量可変型圧縮機の容量制御装置
JP2003083244A (ja) * 2001-09-06 2003-03-19 Nippon Soken Inc 斜板型可変容量圧縮機
JP2003139369A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Toyota Industries Corp 可変容量圧縮機および該可変容量圧縮機を備えた空調装置、可変容量圧縮機における制御方法
JP2004060644A (ja) * 2002-06-05 2004-02-26 Denso Corp 圧縮機装置およびその制御方法
JP2004106676A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Denso Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102004008182A1 (de) 2004-09-23
DE102004008182A8 (de) 2004-12-30
US7293965B2 (en) 2007-11-13
JP2004308633A (ja) 2004-11-04
US20040165993A1 (en) 2004-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4107141B2 (ja) リミッタ装置
EP0919721A2 (en) Thermal overload control of a variable displacement compressor
EP1681484A2 (en) Electromagnetic clutch
EP1505356B1 (en) Air conditioner
JP2009192090A (ja) 冷凍サイクル装置
US11137179B2 (en) Refrigeration apparatus
JP4070425B2 (ja) 冷凍サイクルの圧縮容量制御装置
JP5075682B2 (ja) 可変容量圧縮機の容量制御システム
JP2006249969A (ja) 可変容量式圧縮機の制御装置
JP2009041547A (ja) 冷凍サイクルおよび可変容量圧縮機用制御弁
JP2002070732A (ja) 冷凍サイクルの可変容量制御装置
US20210033080A1 (en) Control device of compressor, electronic control valve used for same, electric compressor comprising same
KR101474453B1 (ko) 밀폐형 압축기 및 이를 적용한 냉동기기
JP2002242829A (ja) 容量可変圧縮機
JP2006250436A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ
US6826919B2 (en) Vapor-compression refrigerant cycle and lock detection device of compressor
CN115103960B (zh) 斜板型压缩机控制方法和斜板型压缩机
JP4275374B2 (ja) 圧縮機制御装置
CN115103960A (zh) 斜板型压缩机控制方法和斜板型压缩机
JP2009215980A (ja) 冷凍サイクル装置
KR100993769B1 (ko) 용량가변형 압축기의 용량제어밸브
JP5149580B2 (ja) 可変容量圧縮機のための容量制御弁、容量制御システム及び可変容量圧縮機
JP2005330823A (ja) 密閉型圧縮機
US7874813B2 (en) Variable displacement compressor
JP2009057856A (ja) 可変容量型圧縮機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080324

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees