JP4093715B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、パチンコ機という。)を例に挙げて説明する。
従来のパチンコ機はバックアップ機能を具備しておらず、したがって、遊技途中で停電になった場合でも遊技状態記憶がされなかったため、再び電源が投入(停電復旧)されても、その遊技状態は継続しなかった。
このため、最近では、電気的な記憶に基づき、停電直前の入賞個数に対応する賞球個数を電源復帰後に補償する、バックアップ機能の付いたパチンコ機が提案され、現在では、バックアップ機能が設けられている遊技機も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電気的な記憶に基づくバックアップ機能だけでは、次のような場合に不都合が生ずる。
例えば、遊技盤上での問題として、発射装置により遊技領域内へ発射されたとたんに停電になってしまった場合、発射球は発射勢により距離の離れたアウトロや入賞口に向かって流下し、入賞することがある。
【0004】
また、例えば、いわゆる第2種(ハネモノタイプ)のパチンコ機では、その2種センターケースのハネ(センターケースの球入口となる隙間)から大当り入賞口(継続入賞口、V入賞口)や普通入賞口のセンサ(カウントセンサ、継続センサ)までの距離が長く設定されていて、遊技者に対する球見せを行うようなものもあり、この場合、センターケース内の内部構造等によっては、球が内壁反射等で流れ込む出口(継続センサ(大当たり入賞)、カウントセンサ(普通入賞))が変化し、検出したセンサに対応する遊技を実行する。このようなパチンコ機において、停電が発生した場合には、球は停止することなく傾斜する底面部を流下し、いずれかの入賞口に入賞してもそのまま出口を経て遊技機裏面側に排出される。
【0005】
そこで次のような問題が生じるおそれがある。
上記のように、停電になっても発射した球はそのまま遊技盤を流下し続けるが、センサは停電になってしまうと機能しなくなってしまうので、遊技盤流下中の球がその後入賞口へ入賞したとしても、制御の上では認識されない。この様な事態になると、遊技者としては、入賞した認識があるのにその入賞に対する遊技制御が実行されないので損した気分になったり、遊技店とのトラブルになりかねない。
【0006】
また、上記したセンターケースのように、球の入口から入賞を検出するセンサまでの距離が長く設定されている場合、停電前に入賞口に入ったとしても、センサに到達するまでに停電により電源が遮断されてしまうと、大当り入賞口や一般入賞口に入った入賞球が検出されることなく流下してしまう。このため、その入賞に対する遊技制御(賞球の払い出し等)は行われないため、遊技者は前記の場合と同様に、損した気分になったり、遊技店とのトラブルを生じかねない。
【0007】
また、バックアップ機能が設けられている場合であっても、停電前に検出した結果の補償は可能であるが、停電してからの流下球によるセンサ通過は検出することができないので、遊技者に損害を与えてしまいかねなかった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、停電復旧した場合に、電気的に記憶されていなかった有効球に対する補償をも行うことができる遊技機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤の表面に、区画部材によって区画された遊技領域を形成し、該遊技領域に、可動球受部材を回動させて遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れやすい開状態に変換可能なセンター役物を配設し、前記可動球受部材を駆動する第1電気的駆動源の制御を行う遊技制御手段を備えた遊技機において、
前記センター役物は、
前記遊技盤の表面に取り付ける取付基板に開口部を開設すると共に、該取付基板の裏側からケースを取り付けて凹室を形成し、
前記凹室の内部には、
後方に向けて下り傾斜し、前記可動球受部材に流下した遊技球を後方に案内する棚板と、
前方に向けて下り傾斜し、前記棚板に載って流下した遊技球を流下可能な床板と、
前記床板の傾斜下端に臨ませて設けた複数の入賞口と、
を備え、
前記入賞口は、
当該入賞口の前壁と前記床板の先端との間に設けられ、遊技球が通過して入賞し得る球流路と、
前記球流路における前記床板よりも下方に設けられ、遊技球を検出する球検出手段と、
前記床板と前記球検出手段との間に設けられ、前記球流路に対して突没可能な閉塞停留部材と、
を設け、
前記閉塞停留部材は、前記球流路を閉塞して遊技球を停留可能に構成され、
前記遊技制御手段は、
電源電圧を監視して停電による電源遮断を検出するバックアップ手段から出力される停電検出信号に基づき、前記閉塞停留手段を駆動する第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路開放位置から流路閉塞位置に変位させ、前記球流路を閉塞することを特徴とする遊技機である。
なお、本発明における「入賞口」とは、100%入賞に至る入口を意味しており、直前に釘が無く一般入賞役物のみの場合はその開口している入口であり、役物の直前に釘がある場合はその一対の釘の間の入口空間を言う。したがって、「入賞口の上方」とは、釘が無い場合には役物の開口の上であり、釘がある場合は一対の釘により形成された入口空間の上を意味する。そして、この入賞口の上方に配設した流下制御部材上に球が載ると、電源投入時にその球が100%入賞口に流入して入賞となる。
【0010】
請求項2に記載のものは、前記バックアップ手段が、停電復旧による電源投入を検出可能であり、
前記遊技制御手段は、前記バックアップ手段から出力されるリセット信号に基づき、前記第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路閉塞位置から流路開放位置に復帰させ、前記閉塞停留部材に停留した遊技球を釈放することを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0011】
請求項3に記載のものは、前記センター役物は、
前記棚板の後端縁に臨ませると共に、上下昇降可能なステージ部材と、
前記凹室の内部に遊技球を停留可能な停留機構と、
を備え、
前記停留機構は、
前記棚板の傾斜下端縁と前記ステージ部材の球停留部とによって構成し、
前記ステージ部材が上昇すると前記停留部内に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁で流下阻止し、
前記ステージ部材が下降すると前記停留部材に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁から外して流下させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
【0012】
請求項4に記載のものは、前記複数の入賞口が、中央に設けた大当り入賞口と、その左右に設けた普通入賞口と、から構成し、該大当り入賞口に遊技球が入賞すると特典が付与されるように構成し、
前記閉塞停留部材は、
前記複数の入賞口と幅方向に対応した大きさで、該幅方向の断面形状を逆山型形状に形成し、かつ、前記逆山型の停留部分が前記大当り入賞口の上に位置するように配設し、 前記球流路の閉塞状態において、前記普通入賞口へ向けて前記床板を流下した遊技球を前記停留部分に停留し、
前記球流路の閉塞解除により、前記停留部分に停留していた球を前記大当り入賞口へと案内可能としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
この遊技盤1は、表面に、ガイドレール2等の区画部材によって囲まれた遊技領域3が形成され、この遊技領域3内のほぼ中央には、本発明の大入賞口として機能するセンター役物4が設けられ、センター役物4の下方には、第1始動口5及び第2始動口6が設けられており、各始動入賞口5,6内には、それぞれ球検出手段である第1始動口センサ7、第2始動口センサ8が設けられ、また、センター役物4の左右、及び下方両側部分には一般入賞口9が設けられており、各一般入賞口9には入賞口センサ10がそれぞれ設けられ、入賞球が検出可能になっている。上記した第1,第2始動口センサ6,7、入賞口センサ10は、例えば球の通過時の磁気的変化に伴って球の検出を行なう近接スイッチで構成されている。また、後述する他の入賞口センサやカウントセンサ、継続センサ等も同様の構成である。
【0016】
上記センター役物4は、遊技球を内部に停留可能な停留機構を備えた役物である。即ち、センター役物4は、図2から図4に示すように、遊技盤1表面に取り付ける取付基板11に開口部12を開設し、この開口部12の左右には、可動球受部材として機能する一対の羽根部材13を、基端部に取り付けた支軸によって回動可能な状態で設ける。また、開口部12の上方には庇部14を突設し、開口部12の下縁部分には中央に継続入賞口(大当り入賞口)15を、この継続入賞口15の左右に普通入賞口16をそれぞれ区画して設ける。取付基板11の裏側には、ケース20を取り付けて凹室21を形成する。この凹室21の内部には、前端縁が羽根部材13の軸着基端間に位置し、後方に向けて僅かに下り傾斜した棚板22を架設し、この棚板22の後端縁に臨ませてステージ部材23を設ける。このセンター役物4では、この棚板22の傾斜下端縁とステージ部材23の球停留部24とによって停留機構が構成され、ステージ部材23が上昇すると停留部24内に入った球を棚板22の傾斜下端縁で流下を阻止、すなわち停留させ、ステージ部材23が下降すると棚板22から外れた停留部24内の球が流下する。
【0017】
羽根部材13は、可動球受部材の一種であり、支軸の後端にはクランク部材等を介して大入賞口ソレノイド(電気的駆動源の一種であり、本発明の第1電気的駆動源に相当)25が接続されている。そして、この大入賞口ソレノイド25を駆動することにより、支軸を中心に羽根部材13を回動させることができる。即ち、大入賞口ソレノイド25が消磁した状態では、各大入賞口ソレノイド25の復帰スプリングの付勢により、羽根部材13が起立状態になり(図1)、凹室21内に遊技球を受け入れない閉状態となる。一方、各大入賞口ソレノイド25を励磁すると、クランク部材のクランク作用により支軸が回転し、両羽根部材13が上端を外側に開く方向に回動し、庇部14と羽根部材13との間に遊技球が通過可能な程度の隙間が形成される。つまり、大入賞口ソレノイド25を励磁すると、遊技球を凹室21内に受け入れ易い状態、言い換えると、センター役物4への入賞が容易な開状態となる。
【0018】
本実施形態では、前記した第1始動口5に入賞すると、羽根部材13が所定時間だけ1回開状態に変換し、第2入賞口に入賞すると2回開状態に変換するように構成されており、羽根部材13が開状態になったときに球が羽根部材13に流下すると、この球が棚板22に載って後方に案内される。そして、ステージ部材23の上下位置によって停留部で停留したり、そのまま床板26上を前方に流下して継続入賞口15または普通入賞口16に入賞する。なお、停留部24で球が停留すると、その後にステージ部材23が下降した時点で床板26上に落下し、継続入賞口15に向かって流下し、継続入賞口15に入賞し易くなる。
【0019】
また、本実施形態では、継続入賞口15(本発明の大当り入賞口に相当)に入賞した入賞球を検出する球検出手段としての大入賞口継続センサ30と、センター役物4(大入賞口)に入賞した入賞球をすべて検出する球検出手段としての大入賞口カウントセンサ31が設けられ、大入賞口カウントセンサ31からの信号に基づいて入賞した入賞球の個数を検出できるように構成されている。
【0020】
図5は、この継続入賞口(大当たり入賞口)15の部分を示したもので、図5(b)に示すように、前方に傾斜した床板26の先端と前壁32との間に、パチンコ球が1個分通過し得る球流路33が形成され、この球流路33には、床板26の下方において、上記球検出手段としての大入賞口継続センサ30が設けられている。
【0021】
そして、この継続入賞口15に設けられた大入賞口継続センサ30の上方、正確には床板26との間には、閉塞停留部材34が球流路33に対して突没可能に設けられ、球流路33を図5(a)に示すように閉塞し且つ球を停留させることが可能になっている。すなわち、本実施形態では、継続入賞口15と大入賞口継続センサ30(本発明の球検出手段に相当)との間の球流路に閉塞停留部材34(本発明の流下制御部材に相当)を設けてある。なお、閉塞停留部材34は、閉塞した状態で、パチンコ球が通過し得ない幅に流路を狭く絞れれば必ずしも全閉する必要はない。
【0022】
この閉塞停留部材34の制御は図6に示す制御装置より行われ、停電による電源遮断時には、閉塞停留部材34を、図5(b)の流路開放位置から図5(a)の流路閉塞位置に変位させて球流路33を閉塞し、また停電復旧による電源投入後には、図5(a)の閉塞状態を解除して図5(b)の流路開放位置に戻るように制御される。
【0023】
遊技制御装置40は、CPU、ROM、RAMを持つ遊技用マイクロコンピュータからなる遊技制御部41と、遊技制御部41に供給するリセットパルスを生成するリセットパルス生成回路42と、動作クロックを発生する発振回路43と、外部装置との間で信号の入出力を行う入出力I/F44とを備えて構成されている。同様に、排出制御装置45は、CPU、ROM、RAMを持つマイクロコンピュータからなる排出制御部46と、動作クロックを発生する発振回路47と、外部装置との間で信号の入出力を行う入出力I/F48とを備えている。
【0024】
また、電源供給装置49は、電源電圧を監視することで停電を検出し停電の検出によって停電検出信号を出力する停電検出回路50、及び、停電検出信号の受信時からデータ格納に必要な所定時間の経過後にリセット信号を出力する遅延回路51を有する処理部52と、直流電源(例えば5V)を生成する直流電源生成回路53と、常時充電されて遊技制御部41のRAM及び排出制御部46のRAMに記憶された制御用データを、停電からの復帰に十分な一定の保持時間に亘ってバックアップ可能なコンデンサを有するバックアップ電源54とを備えている。このバックアップ電源54は前記処理部52と共に作動してバックアップ手段として機能し、例えば、2〜3時間程度に亘ってRAM内の制御用データをバックアップする。
なお、図示していないが、電源供給装置49からは前記直流5Vの他に、大入賞口ソレノイド25の30V等も制御装置に供給している。
【0025】
上記の遊技制御部41には、入出力I/F44を介して、大入賞口継続センサ30、大入賞口カウントセンサ31、第1始動口センサ7、第2始動口センサ8、及び、入賞口センサ10…などの各種のセンサ検出信号が入力される。また、遊技制御部41からは、入出力I/F44を介して、大入賞口ソレノイド25、閉塞停留用ソレノイド56…、各制御装置に対し、ソレノイド用の制御信号やモータ用の制御信号などの必要な制御信号が出力される。この他に、遊技制御部41には、停電検出回路50からの停電検出信号と、リセットパルス生成回路42からのリセットパルスが入力される。そして、遊技制御部41は、停電検出信号を受信すると、遊技の制御に必要な制御パラメータをRAMに格納し、リセットパルスが送出されるまで待機する。そして、リセットパルスの受信により、遊技制御部41は作動を停止させる。また、遊技制御部41は、停電検出信号を受信すると、停電処理を実行し、この停電処理内で閉塞停留用ソレノイド56を作動させ、閉塞停留部材34を流路開放位置から流路閉塞位置に変位させる。なお、この閉塞停留用ソレノイド56は、本発明の第2電気的駆動源に相当し、ラッチング式のソレノイドで構成されており、停電状態になっても状態が維持される。そして、停電復旧による電源投入時において、遊技制御部41は、リセットパルス生成回路42からのリセットパルスの受信により作動を開始し、初期化処理において閉塞停留用ソレノイド56を作動させ、閉塞停留部材34を流路閉塞位置から流路開放位置に復帰させる。
【0026】
そして、この遊技制御部41は遊技制御手段として機能し、大入賞口カウントセンサ31や第1,第2始動口センサ7,8といった球検出センサからの検出信号に基づいて遊技の制御を行う。また、遊技制御部41は、初期化制御手段としても機能し、電源投入時に大入賞口ソレノイド25や閉塞停留用ソレノイド56等の電気的駆動源を制御し、球受可動部材や閉塞停留部材34といった可動部材の初期位置を合わせる初期化動作を行う。さらに、遊技制御部41は、球検出有効化手段としても機能し、停電後における電源再投入時の初期化動作時に、球検出センサを有効状態にする。これにより、停電後に遊技可能状態へ復帰した際に、球検出センサによる検出結果を、バックアップされた制御パラメータに加味して遊技制御を行い、復帰後において停電時の遊技状態から引き続き遊技を行えるようにしている。
なお、球検出有効化手段を設けないで、電源投入後に通常遊技状態に復帰してから閉塞停留用ソレノイド56を流路閉塞位置から流路開放位置へと変位させるように構成してもよい。
【0027】
この様な制御装置により制御を行なうと、電源遮断時にすでに発射されセンター役物4内に入賞している遊技球がある場合、停電後に大当たり入賞口15に入賞するまでの間に閉塞停留部材34が球流路33を閉塞するので、停電後に大入賞口に球が入賞した場合でも、閉塞停留部材34により図4及び図5(a)に示すように入賞球が停留(トラップ)される。そして、停電復旧後に図5(b)に示すように釈放されて球検出手段である大入賞口継続センサ30により検出されるようになるので、停電時に球が球検出手段を通過することがなく入賞不認識となることがない。
【0028】
このように作用する閉塞停留部材34を、大入賞口内の大当たり遊技球を検出する継続センサの手前に設けると、次のような利点が得られる。
すなわち、大入賞口、特に第2種の大入賞口の場合、継続センサを通過するか否かは、遊技ゲームに大きく影響し、遊技者は常に継続センサを通過するか否かに関心を持って遊技を行う。停電になったときに、大入賞口に入賞した球が停電中の認識不能の状態の時に継続センサを通過してしまうと、遊技者が最も期待していた特典を損する結果となり、遊技者が遊技店に対しクレームを付けかねなく、トラブルになりかねない。
【0029】
そこで、停電時に継続センサを閉塞停留部材34により閉塞状態としておく上記構成とすれば、電源遮断時に継続センサを通過しようとする球が存在する場合には、その球を閉塞停留部材34上に停留しておくことができ、そして、停電復旧後に閉塞停留部材34による閉塞が解除されることで、停電前の遊技状態プラス継続センサ球検出とで大当たりが発生可能となる。したがって、遊技者が損害を被ることを防止して、トラブルを未然に防ぐことができる。
【0030】
なお、閉塞停留部材34の駆動手段は、図5には示してない閉塞停留用ソレノイド56から成り、流路開放位置からの流路閉塞位置との間の切り換えができるもの、即ち、閉塞状態と非閉塞状態とに切り替え可能なものであればよい。例えば、前記したように、ラッチング式ソレノイドを利用して停電時のみ閉塞、電源投入時に非閉塞状態とするようにしてもよいし、或いは通常のソレノイドを利用して常態で非閉塞、停電時の補助電源等から給電して当該ソレノイドをオンして閉塞するように構成してもよい。
【0031】
ここで、本明細書において、「閉塞」とは、球流路33を完全に塞ぐという状態のみならず、球流路33の一部に突出して部分的に球流路33を塞ぐ状態も含まれる。本実施例では、閉塞停留部材34の変位量が少なくて済むため、球流路33の一部に突出して部分的に球流路33を塞ぐ形をもって閉塞状態としている。要するに、球を停留できる状態になればよい。
【0032】
図4は、閉塞停留部材34の位置を上にして、大当り入賞口(継続入賞口15)の上端から閉塞停留部材34までの深さを浅くし、閉塞停留部材34上に停留状態となっているパチンコ球が遊技者から視認できるようにした変形例を示すものである。閉塞停留部材34の高さ位置は、流路開口部12つまり継続入賞口(大当り入賞口)15の入口から略球1個の以内の高さに設けられる。
この様な構成によれば、停電による電源遮断時に、継続入賞口15が、まだ球検出手段に検出されていないのかどうかが、はっきりと遊技者において認識される。これにより、遊技者は電源復帰時にどのような遊技制御(賞球排出のみや大当たりが発生等)が行われているかを想定することができ、心の準備が可能となる。
【0033】
また、このような構成は、センサ付きの入賞口の全てについて採用することが可能であり、これによりどの入賞口が、まだ球検出手段に検出されていないのかを、はっきりと遊技者に告知することができる。
【0034】
上記実施形態では、閉塞停留部材34上に停留していた入賞球を、停電復旧時に単に釈放(リリース)させる構成としたが、その球の釈放時に、球に付加価値(おまけ)を付けることもできる。
【0035】
図7はこの例を示すものであり、図2から図4と同様の構成において、床板26の傾斜下端に臨ませて設けた3つの入賞口(継続入賞口15及びその両隣の普通入賞口16)に対応した大きさの閉塞停留部材34′を、入賞口3個分の上方において板材26の下面に設け、これを球流路33に対して出没自在とした構成を採る。
【0036】
そして、図2から図4に示すものと大きく異なる点として、本実施形態に係るセンター役物4に設けられる閉塞停留部材34′は、幅方向に断面形状が逆山型形状に形成され、その逆山型の停留部分(谷の部分34a)の下に大入賞口継続センサ30が位置するように配設されている。したがって、閉塞状態の際には、他の領域へと流下する球、つまり継続入賞口15以外の普通入賞口16に入賞すべく流下していた球も、閉塞停留部材34′により停留される。したがって、停電復旧により閉塞解除時には、これらの停留していた球は、継続入賞口15へ向けて案内され、継続入賞口15に入賞して特典が付与される可能性が高まる。
したがって、この実施形態によれば、停電復旧により元の遊技状態に完全復帰するのではなく、更に遊技者にとって有利な状態(おまけ付きの状態)に復旧させることができる。
【0037】
次に、一般入賞口9の場合について説明する。
図8は、一般入賞口9の部分を断面にて示したもので、図8(b)に示すよう、遊技盤1の表面と、前壁板60との間に、パチンコ球が1個分通過し得る球流路33が形成され、この球流路33には、途中に球検出手段としての入賞口センサ10が設けられている。
そして、この一般入賞口9に設けられた入賞口センサ10の上方、正確には遊技盤1を貫く隙間には、L字型の閉塞停留部材34が球流路33に対して出没可能に設けられ、球流路33を閉塞し且つ球停留させることが可能になっている(図8(a))。56はこの閉塞停留部材34の駆動手段としての閉塞停留用ソレノイドであり、通常のソレノイド又はラッチングソレノイドから成る。
【0038】
この閉塞停留用ソレノイド56の制御は図6に示す遊技制御装置40より行われ、停電による電源遮断時には、閉塞停留部材34を、図8(b)の流路開放位置から図8(a)の流路閉塞位置に変位させて球流路33を閉塞し、また停電復旧による電源投入後には、図8(a)の閉塞状態を解除して図8(b)の流路開放位置に戻るように制御される。
【0039】
このように閉塞停留部材34を制御すると、電源遮断時にすでに発射されて遊技領域3内を飛翔あるいは流下している遊技球がある場合、停電後に入賞口に入賞するまでの間に閉塞停留部材34が球流路33を閉塞するので、停電後に仮に一般入賞口9に入賞した球が発生したとしても、当該入賞球は、閉塞停留部材34により図8(a)に示すよう停留(トラップ)され、その後、停電復旧後に図8(b)に示すよう釈放されて、球検出手段たる入賞口センサ10により検出される。したがって、停電時に球が球検出手段を通過することがなく入賞不認識となることがない。
【0040】
本発明は上記第2種のパチンコ機の実施形態に限定されるものではない。
図9は、第1種のパチンコ機の大入賞口として、いわゆるアタッカーと称される大型変動入賞装置61に本発明を適用した例である。
【0041】
すなわち、この大型変動入賞装置61は、幅広な開閉扉62が図9(a)に示すよう開くことにより、その開閉扉62の横幅内に入る全ての球を拾って、有効な入賞球とすることができる構成となっている。また、その内部の左右方向一端側にいわゆるV入賞口(継続入賞口でもあり本発明の大当り入賞口)63を、また他端側に通常入賞口(普通入賞口)64を具備しており、このV入賞口63又は通常入賞口64へ向かう球流下方向をシーソ状の流下方向切換片65で切り換える構成となっている。
【0042】
このV入賞口(大当り入賞口)63には大入賞口継続センサ30が設けられ、また通常入賞口64の球通路には、大入賞口カウントセンサ31が設けられており、それらのセンサ30,31、の上方には、前記実施形態と同様に、それぞれ閉塞停留部材34b,34cが各球流路に対して出没可能に設けられ、球流路を閉塞し且つ球停留させることが可能になっている。その作用は、前記各実施形態と同じである。図9(b)は流下方向切換片65がV入賞口63側に切り換わった状態を、また図9(c)は流下方向切換片65が通常入賞口64側に切り換わった状態を示す。
【0043】
ところで、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0044】
例えば、前記実施形態において、遊技盤1の入賞口とは、遊技盤1に設けられる一般入賞口9、始動入賞口5,6、大入賞口4,61をいっているが、センサ付き通過ゲート(普図始動ゲート等)も入賞口の一種として取り扱い、閉塞停留部材34を設ける構成とすることができる。
また、本発明はパチンコ機に限らず、雀球遊技機、アレンジボール式遊技機など遊技球を発射して遊技を行なう遊技機であればパチンコ機と同様に実施することができる。
【0045】
また、前記実施形態では、センター役物やアタッカー、すなわち入賞口の内部に、流下制御部材として閉塞停留部材を設けた例を挙げて説明したが、球が確実に入賞するのであれば、流下制御部材を入賞口内に設ける構成に限定されるものではなく、入賞口直前に流下制御部材を設けてもよい。例えば、図10(a)に示すように、上面が開口したポケット状の役物70であって、この役物70の上方に釘が無い場合、或いは有っても釘71との上下間隔が広く設定されて100%入賞するとは限らない場合、このポケット状役物70の開口72が本発明の入賞口となり、この開口72の直上に閉塞停留部材72を設けてもよい。なお、74は当該入賞口の入賞センサである。
【0046】
また、図10(b)に示すように、上面が開口したポケット状の役物70であって、この役物70の上方に左右一対の釘75が有って、役物70と釘75との上下間隔が狭く設定されて両釘75の間を通った球が100%入賞する場合、この一対の釘75の間の空間が本発明の入賞口となり、この入賞口(釘の間)の直上に閉塞停留部材73を設けてもよい。この実施形態の場合は、停電復旧後の電源投入時にポケット状の役物70内に球が入っていく様子を遊技者に確認させることができ、停電状態の間もこれから入賞する球であることを遊技者に分かり易く見せておくことができ、遊技者に安心感を与えることができる。この様な、直上に流下制御部材を設けるタイプは、入賞の特典として賞球のみを排出するいわゆる一般入賞口に好適であり、図10に示すように、流下制御部材を、舌片の左右側縁を起立して球を停留可能な閉塞停留部材73とすると、この流下制御部材(閉塞停留部材73)に載った球は、停電復旧後に停留解除されて当該一般入賞口に入賞して、遊技者に遊技価値(賞球)を与えることが可能となる。
【0047】
また、図10(c)に示す他の実施形態のように、ポケット状の役物70の上方に、入賞口となる釘75が左右一対設けられており、この釘75と球検出手段(入賞口センサ10)との間の球流路に、球検出手段への球の流下を制御するための舌片状の流下制御部材76を設けてもよい。
【0048】
なお、図10(d)に示すように、入賞口の上部に設ける流下制御部材77を、球を停留不能な部材で構成すると、停電になったときに、まだ流下している球が入賞口に入賞しようとしても上記流下制御部材77が入賞口を塞いで入賞を阻止する。したがって、停電状態になったとき、すなわち球検出手段が機能しなくなったときには、入賞することが無くなり、遊技店とのトラブルを未然に防止することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
請求項1に記載の発明は、遊技盤の表面に、区画部材によって区画された遊技領域を形成し、該遊技領域に、可動球受部材を回動させて遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れやすい開状態に変換可能なセンター役物を配設し、前記可動球受部材を駆動する第1電気的駆動源の制御を行う遊技制御手段を備えた遊技機において、前記センター役物は、前記遊技盤の表面に取り付ける取付基板に開口部を開設すると共に、該取付基板の裏側からケースを取り付けて凹室を形成し、前記凹室の内部には、後方に向けて下り傾斜し、前記可動球受部材に流下した遊技球を後方に案内する棚板と、前方に向けて下り傾斜し、前記棚板に載って流下した遊技球を流下可能な床板と、前記床板の傾斜下端に臨ませて設けた複数の入賞口と、を備え、前記入賞口は、当該入賞口の前壁と前記床板の先端との間に設けられ、遊技球が通過して入賞し得る球流路と、前記球流路における前記床板よりも下方に設けられ、遊技球を検出する球検出手段と、前記床板と前記球検出手段との間に設けられ、前記球流路に対して突没可能な閉塞停留部材と、を設け、前記閉塞停留部材は、前記球流路を閉塞して遊技球を停留可能に構成され、前記遊技制御手段は、電源電圧を監視して停電による電源遮断を検出するバックアップ手段から出力される停電検出信号に基づき、前記閉塞停留手段を駆動する第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路開放位置から流路閉塞位置に変位させ、前記球流路を閉塞するので、電源遮断時にすでにセンター役物内に入賞している遊技球がある場合、停電後に入賞口に遊技球が入賞するまでの間に閉塞停留部材が球流路を閉塞して遊技球を停留することができる。したがって、停電などの発生で、遊技球が球検出手段を通過してしまうことがなく、入賞不認識となることがない。このため、遊技者に不利益を与えることを回避でき、遊技者は安心して遊技を楽しむことができ、遊技者と遊技店との無用なトラブルもなくすことができる。
【0050】
請求項2に記載の発明は、前記バックアップ手段が、停電復旧による電源投入を検出可能であり、前記遊技制御手段は、前記バックアップ手段から出力されるリセット信号に基づき、前記第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路閉塞位置から流路開放位置に復帰させ、前記閉塞停留部材に停留した遊技球を釈放するので、停電復旧後に遊技球を流下させて球検出手段により検出することが可能となる。したがって、停電発生で、遊技球が球検出手段を通過してしまうことがなく、入賞不認識となることがない。このため、遊技者に不利益を与えることを回避でき、遊技者は安心して遊技を楽しむことができ、遊技者と遊技店との無用なトラブルもなくすことができる。
【0051】
請求項3に記載の発明は、前記センター役物が、前記棚板の後端縁に臨ませると共に、上下昇降可能なステージ部材と、前記凹室の内部に遊技球を停留可能な停留機構と、を備え、前記停留機構は、前記棚板の傾斜下端縁と前記ステージ部材の球停留部とによって構成し、前記ステージ部材が上昇すると前記停留部内に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁で流下阻止し、前記ステージ部材が下降すると前記停留部材に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁から外して流下させるので、棚板に載って後方に案内された遊技球をステージ部材の球停留部で停留させることができる。
【0052】
請求項4に記載の発明は、前記複数の入賞口が、中央に設けた大当り入賞口と、その左右に設けた普通入賞口と、から構成し、該大当り入賞口に遊技球が入賞すると特典が付与されるように構成し、前記閉塞停留部材は、前記複数の入賞口と幅方向に対応した大きさで、該幅方向の断面形状を逆山型形状に形成し、かつ、前記逆山型の停留部分が前記大当り入賞口の上に位置するように配設し、前記球流路の閉塞状態において、前記普通入賞口へ向けて前記床板を流下した遊技球を前記停留部分に停留し、前記球流路の閉塞解除により、前記停留部分に停留していた球を前記大当り入賞口へと案内可能としたので、球流路の閉塞解除により前記停留部分で停留した遊技球を大当り入賞口へと案内することができる。したがって、センター役物内に遊技球が入った状態で停電になってしまった場合は、その遊技球が普通入賞口へ向けて床板を流下していた場合であっても、逆山型の閉塞停留部材の停留部分に停留させ、その遊技球が停電復旧時に大当り入賞口に案内されて入賞球として検出されることとなり、これにより大当りの発生可能であり、遊技者に対するおまけの遊技を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図2】大入賞口の一例であるセンター役物の一部を、閉塞停留部材が流路開放位置に在る状態で示した斜視図である。
【図3】図2のセンター役物の一部を、閉塞停留部材が流路閉塞位置に在る状態で示した斜視図である。
【図4】図2のセンター役物の一部を、閉塞停留部材が流路閉塞位置に停止して球を停留した状態を示す斜視図である。
【図5】図2のセンター役物の大当り大入賞口の部分を示す断面図であり、(a)は閉塞停留部材により球流路を閉塞して球を停留した状態の断面図、(b)は球流路を開放した状態の断面図である。
【図6】パチンコ遊技機の制御装置を示すブロック図である。
【図7】閉塞停留部材を幅広にしたセンター役物の一部を示す斜視図であり、(a)は球流路を開放した状態の斜視図、(b)は閉塞停留部材により球流路を閉塞して球を停留可能した状態の斜視図である。
【図8】パチンコ遊技機の一般入賞口の部分を示す断面図であり、(a)は閉塞停留部材により球流路を閉塞して球を停留した状態の断面図、(b)は球流路を開放した状態の断面図である。
【図9】本発明の大入賞口の一種であるアタッカーの説明図であり、(a)は開閉扉を開いた状態のアタッカーの斜視図、(b)は流下方向切換片が大当り入賞口側に切り替わった状態のアタッカーの背面図、(c)は流下方向切換片が通常入賞口側に切り替わった状態のアタッカーの背面図である。
【図10】入賞口の他の実施形態を示す説明図であり、(a)は入賞口となるポケット状役物の開口の直上に流下制御部材を設けたものの正面図、(b)は入賞口となる釘の直上に流下制御部材としての閉塞停留部材を設けたものの正面図、(c)は入賞口となる釘と球検出手段としての入賞センサとの間の球流路に流下制御部材を設けたものの正面図、(d)は入賞口に入賞させないようにした流下制御部材を設けたものの正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 ガイドレール
3 遊技領域
4 大入賞口としてのセンター役物
5 第1始動口
6 第2始動口
7 第1始動口センサ(球検出手段)
8 第2始動口センサ(球検出手段)
9 一般入賞口
10 入賞口センサ(球検出手段)
11 取付基板
12 開口部
13 羽根部材
14 庇部
15 継続入賞口(大当り入賞口)
16 普通入賞口
20 ケース
21 凹室
22 棚板
23 ステージ部材
24 停留部
25 大入賞口ソレノイド
26 床板
30 大入賞口継続センサ
31 大入賞口カウントセンサ
32 前壁部
33 球流路
34 閉塞停留部材
40 遊技制御装置
41 遊技制御部
42 リセットパルス生成回路
43 発振回路
44 入出力I/F
45 排出制御装置
46 排出制御部
47 発振回路
48 入出力I/F
49 電源供給装置
50 停電検出回路
51 遅延回路
52 処理部
53 直流電源生成回路
54 バックアップ電源
56 閉塞停留用ソレノイド
60 前壁板
61 大入賞口としての大型変動入賞装置(アタッカー)
62 開閉扉
63 V入賞口(大当り入賞口)
64 通常入賞口
65 流下方向切換片

Claims (4)

  1. 遊技盤の表面に、区画部材によって区画された遊技領域を形成し、該遊技領域に、可動球受部材を回動させて遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れやすい開状態に変換可能なセンター役物を配設し、前記可動球受部材を駆動する第1電気的駆動源の制御を行う遊技制御手段を備えた遊技機において、
    前記センター役物は、
    前記遊技盤の表面に取り付ける取付基板に開口部を開設すると共に、該取付基板の裏側からケースを取り付けて凹室を形成し、
    前記凹室の内部には、
    後方に向けて下り傾斜し、前記可動球受部材に流下した遊技球を後方に案内する棚板と、
    前方に向けて下り傾斜し、前記棚板に載って流下した遊技球を流下可能な床板と、
    前記床板の傾斜下端に臨ませて設けた複数の入賞口と、
    を備え、
    前記入賞口は、
    当該入賞口の前壁と前記床板の先端との間に設けられ、遊技球が通過して入賞し得る球流路と、
    前記球流路における前記床板よりも下方に設けられ、遊技球を検出する球検出手段と、
    前記床板と前記球検出手段との間に設けられ、前記球流路に対して突没可能な閉塞停留部材と、
    を設け、
    前記閉塞停留部材は、前記球流路を閉塞して遊技球を停留可能に構成され、
    前記遊技制御手段は、
    電源電圧を監視して停電による電源遮断を検出するバックアップ手段から出力される停電検出信号に基づき、前記閉塞停留手段を駆動する第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路開放位置から流路閉塞位置に変位させ、前記球流路を閉塞することを特徴とする遊技機。
  2. 前記バックアップ手段は、停電復旧による電源投入を検出可能であり、
    前記遊技制御手段は、前記バックアップ手段から出力されるリセット信号に基づき、前記第2電気的駆動源を作動させて前記閉塞停留部材を流路閉塞位置から流路開放位置に復帰させ、前記閉塞停留部材に停留した遊技球を釈放することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記センター役物は、
    前記棚板の後端縁に臨ませると共に、上下昇降可能なステージ部材と、
    前記凹室の内部に遊技球を停留可能な停留機構と、
    を備え、
    前記停留機構は、
    前記棚板の傾斜下端縁と前記ステージ部材の球停留部とによって構成し、
    前記ステージ部材が上昇すると前記停留部内に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁で流下阻止し、
    前記ステージ部材が下降すると前記停留部材に入った遊技球を、前記棚板の傾斜下端縁から外して流下させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数の入賞口は、中央に設けた大当り入賞口と、その左右に設けた普通入賞口と、から構成し、該大当り入賞口に遊技球が入賞すると特典が付与されるように構成し、
    前記閉塞停留部材は、
    前記複数の入賞口と幅方向に対応した大きさで、該幅方向の断面形状を逆山型形状に形成し、かつ、前記逆山型の停留部分が前記大当り入賞口の上に位置するように配設し、 前記球流路の閉塞状態において、前記普通入賞口へ向けて前記床板を流下した遊技球を前記停留部分に停留し、
    前記球流路の閉塞解除により、前記停留部分に停留していた球を前記大当り入賞口へと案内可能としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
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