JPH06134096A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH06134096A
JPH06134096A JP30830492A JP30830492A JPH06134096A JP H06134096 A JPH06134096 A JP H06134096A JP 30830492 A JP30830492 A JP 30830492A JP 30830492 A JP30830492 A JP 30830492A JP H06134096 A JPH06134096 A JP H06134096A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆる第3種のパチンコ遊技機において、
遊技球の入賞により権利発生状態を発生させる特別の入
賞口に連続して複数の遊技球が入賞しても、権利発生状
態が消滅することのない遊技機を提供することを目的と
する。 【構成】 可変表示装置50が行う可変表示ゲームにお
いて当りが発生すると、その当りに基づいて補助可変入
賞装置20の可動部21が遊技者に有利な開状態に変化
する。その可動部21に入賞した遊技球が権利発生領域
30に導かれることになる。権利発生領域30の権利発
生入賞口32に遊技球が入賞すると1球が貯留部36d
に貯留される。貯留部36dは前記可動部21の開状態
の変化と同時に、権利発生入賞口遮断用ソレノイド36
aがオンされ、遮断部材36bが流路36cを遮断する
ことにより形成される。前記可動部21の閉状態後所定
時間が経過したときに前記遮断部材36bが流路36c
より没して貯留されていた遊技球が権利発生用検出器3
5により検出されて権利発生状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通常の遊技時に比べ
遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える遊技態様で
ある特別遊技の権利を発生させる権利発生状態中に、さ
らに遊技球が特定の入賞口に入賞することを条件に変動
入賞装置を開放作動させる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる第3種パチンコ遊技機の基本的
な遊技内容は、遊技球が特別の入賞口に入賞した場合に
遊技者に賞球獲得のチャンスを与える権利発生状態を発
生させ、この遊技状態のもとで遊技球が特定の入賞口に
入賞した場合にはその入賞毎に変動入賞装置の大入賞口
を開状態にして特別遊技を行わせるものである。そして
権利発生状態中に遊技球が再び前記特別の入賞口に入賞
した場合には、権利発生状態が消滅するようになってい
る。このような第3種パチンコ遊技機において前記特別
の入賞口を組み込んでいる遊技装置は、例えば可変表示
ゲームで当りが発生した場合にその可動部を開状態に変
換させて、複数の遊技球を権利発生領域に導くようにし
ている。そして可動部に入賞した複数の遊技球の内か
ら、1球が前記特別の入賞口に入賞することによって、
権利発生状態が生じるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の遊技機では可動部に複数の遊技球が入賞してしまうの
で、前記特別の入賞口に連続的に遊技球が入賞してしま
う場合もあった。その結果、最初に特別の入賞口に入賞
した遊技球によって権利が発生しても、連続して入賞し
た遊技球によってその権利が消滅してしまうという事態
も生じていた。これでは遊技に対する遊技者の興趣を著
しく殺ぐことにもなる。そこで本発明は特別の入賞口に
連続して複数の遊技球が入賞しても、権利発生状態が消
滅することない遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る遊技機は、所定の遊技条件が満たされた
場合に遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状
態に変化する補助可変入賞装置と、該補助可変入賞装置
が第2状態にあるときに遊技球を受け入れて該遊技球が
特別の入賞口に入賞し検出手段により検出された場合
に、特別遊技のための権利を発生させる権利発生領域
と、その権利が発生した遊技状態のもとで遊技者に特別
遊技を行なわせるため、所定の入賞口に遊技球が入賞す
ることを条件に遊技者にとって不利な第1状態から有利
な第2状態に変化する可変入賞装置と、前記特別の入賞
口に入賞した遊技球の内、1つの遊技球を所定時間貯留
しその所定時間経過後に、貯留を解除して貯留されてい
た遊技球を前記検出手段に検出させる貯留部とを備えて
構成されている。また本願発明に係る遊技機の前記貯留
部を前記特別の入賞口と前記検出手段との間の遊技球の
流路を遮断する遮断部材と該遮断部材を駆動する駆動手
段とにより構成している。
【0005】
【作用】上記発明によれば、第2状態にある補助可変入
賞装置に入賞した遊技球であって複数の遊技球が特別の
入賞口に入賞した場合であっても、1球のみが貯留部で
貯留される。そして所定時間後にその貯留が解除された
遊技球は検出手段により検出されて、特別遊技のための
権利が発生することになる。また特別の入賞口に入賞し
て検出手段に流下しようとする遊技球は、駆動手段によ
り作動される遮断部材により、その流路を遮断されて貯
留されることになる。
【0006】
【実施例】図1は、この発明に係る遊技機としてのパチ
ンコ遊技機の遊技領域2部分の構成例を示す。このパチ
ンコ遊技機の遊技盤1の前面には、図示省略の操作ダイ
ヤルにより駆動される遊技球発射装置によって発射され
た遊技球を遊技盤1の上方部まで案内するガイドレール
3が配設され、ガイドレール3と遊技盤1の前面ガラス
板とによって囲まれた空間内に遊技領域2が設けられて
いる。
【0007】該遊技領域2の中央には、補助可変入賞装
置20と権利発生領域30と可変入賞装置としての変動
入賞装置40とを一体的に組み付けた入賞装置10が取
り付けられている。前記補助可変入賞装置20は可変表
示ゲーム(後述)において当りが発生した場合に遊技者
にとって不利な第1状態から有利な第2状態に変化する
ものである。前記権利発生領域30は遊技球の入賞に基
づいて、遊技者が変動入賞装置によって特別遊技を行う
権利を発生させる権利発生状態を生じさせる領域であ
る。また変動入賞装置40は、権利発生状態の発生を条
件に遊技者に特別遊技を行わせるもので、遊技球が所定
の入賞口としての第3種始動入賞口6(後述)に入賞す
る毎に遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状
態に変化するようになっている。
【0008】前記補助可変入賞装置20には可変表示ゲ
ームの当りの場合に遊技球を入賞させ易い第2状態とし
ての開状態に変換し、その開状態を所定時間維持する可
動部21が設けられている。前記権利発生領域30には
前記補助可変入賞装置20から流下してくる遊技球を、
権利発生状態を生じさせる遊技球と、所定の賞球を与え
る遊技球とに振り分ける振分部材31が設けられてい
る。そして該振分部材31には特別の入賞口としての権
利発生入賞口32と2つの一般入賞口33、34とが設
けられている(図3、図5〜図6参照)。前記権利発生
入賞口32の直下にはその入賞口に入賞した遊技球を検
出する検出手段としての権利発生用検出器35が設けら
れている(図8または図10参照)。そして権利発生入
賞口32から前記権利発生用検出器35に至る流路36
c(図10参照)には後述する駆動手段としての権利発
生入賞口遮断用ソレノイド36aによって作動する遮断
部材36bが出没するようになっている。該遮断部材3
6bは前記可動部21の開状態への変換と同時に、前記
流路36cに突出して該流路36cを塞ぐことにより、
前記権利発生入賞口32に入賞した遊技球の貯留部36
d(図5または図7参照)を構成するもので、その遮断
部材36bが流路36cから没するまでの所定時間、遊
技球を1個のみ貯留できるように構成されいる。そして
所定時間経過後に前記遮断部材36bが流路36cから
没して、その貯留された遊技球のみが権利発生用検出器
35に向かって流下されるようになっていて、その検出
器に検出されて権利発生状態が発生する。
【0009】前記変動入賞装置40には遊技球を入賞し
難い第1状態(閉状態)から入賞し易い第2状態(開状
態)に変換する変動入賞装置可動部41が設けられてい
る。この実施例では、特別遊技は該変動入賞装置可動部
41の開状態への変換による大入賞口42の所定時間
(例えば、10秒間)の開放を1サイクル(ただし、そ
の所定時間が経過する前に大入賞口42中に遊技球が所
定個数(例えば、10個)入賞したときにはその時点ま
での開放を1サイクル)とし、前記第3種始動入賞口6
に遊技球が入賞することを条件に例えば最高16サイク
ルまで継続して行われるようになっている。そして権利
発生状態中に再度、遊技球が前記権利発生入賞口32に
入賞した場合には権利発生状態が消滅し、前記第3種始
動入賞口6に遊技球が合計16個入賞した場合にも権利
発生状態が消滅するようになっている。
【0010】前記入賞装置10の左方には可変表示ゲー
ムを行う可変表示装置50が取り付けられている。該可
変表示ゲームは遊技球が前記可変表示装置50の上部に
設けられた第1の特定通過口51を通過することを条件
に開始される。そのゲーム内容は可変表示部50Aの2
つの図柄を所定の順序で変化させて、所定の時間が経過
した時に或は遊技者がストップスイッチ(図示せず)を
操作した時に停止した図柄の組合せにより当り/外れを
決定するものである。この可変表示ゲームの当り確率は
遊技状態に従って変動されるようになっており、最初に
権利発生状態が生じてその権利発生状態が消滅するまで
は低確率(例えば1/250)に、その後第2回目の権
利発生状態が生じるまでは高確率(例えば1/25)に
なっている。
【0011】前記入賞装置10の右斜め上方には第3種
始動入賞口6が設けられている。該第3種始動入賞口6
には第3種始動検出器(図示せず)が取り付けられてい
て、権利発生状態のもとで該第3種始動検出器が入賞遊
技球を検出すると、特別遊技が開始されるようになって
いる。該第3種始動入賞口6は、一定速度で時計方向に
常時回転するようになっており、遊技球が連続して入賞
しないようになっている。遊技球が連続して入賞してし
まうと、それだけ特別遊技の遊技サイクル数が減少して
しまうからである。
【0012】前記第3種始動入賞口6の直下に設けられ
ているものは遊技球の通過を検出する検出器(図示せ
ず)を取り付けた第2の特定通過口60である。遊技球
が該第2の特定通過口60を通過すると前記可変表示ゲ
ームが開始されるようになっている。権利発生状態のも
とで変動入賞装置40による特別遊技の利益を獲得する
には遊技球を前記第3種始動口6に入賞させる必要があ
るため、権利発生状態が生じてからは遊技者は右打ちに
移行する。そこで最初の権利発生状態が消滅しても遊技
者がそのまま右打ちを続行できて可変表示ゲームを楽し
めるようにするため前記第2の特定通過口60を設けて
いる。
【0013】前記入賞装置10の直上には遊技球を前記
補助可変入賞装置20の可動部21に誘導する入賞部と
しての遊技球誘導装置70が設けられている。該遊技球
誘導装置70は前記可変表示ゲームを介さずに遊技球を
直接的に前記権利発生領域30に誘導する装置である。
即ち、前記遊技球誘導装置70に設けられた誘導入賞口
71に遊技球が入賞すると、その遊技球は、直下の前記
可動部21に落下して前記権利発生領域30に流入する
ようになっている。前記誘導入賞口71に遊技球を連続
して入賞させることは難しいので、可変表示ゲームを経
由する場合よりも権利発生状態が生じる確率は低くなる
が、遊技者は好運な1個の遊技球により特別遊技の利益
を獲得できるという興趣を楽しむことができる。前記遊
技球誘導装置70の左サイド近傍には前記誘導入賞口7
1に遊技球を入賞させ易くする誘導釘群72が植設され
ており、また右サイド近傍には前記誘導入賞口71に遊
技球を入賞させ難くする入賞阻止釘群73が植設されて
いる。さらに前記遊技球誘導装置70と前記入賞装置1
0との間には前記誘導入賞口71に入賞した遊技球のみ
を前記可動部21に誘導する流下誘導釘群74が植設さ
れていて、該可動部21への誘導流下通路75となって
いる。
【0014】前記可変表示部50Aの左右両サイドには
前記第1または第2の特定の通過口51、60を通過し
て未だ可変表示ゲームが行われていない通過記憶個数を
表示する、個数記憶表示ランプLED1〜4が設置され
ている。なお、4、5、7で示すものは一般入賞口であ
り、8で示すものは天入賞口である。また遊技領域2内
には風車と呼ばれる遊技球方向変換部材15が回転自在
に複数設置されており、遊技領域2の中央下部にはアウ
ト球回収口16が設けられている。
【0015】この実施例に係るパチンコ遊技機の主要部
分は、概略上記のように構成されていて、該パチンコ遊
技機に設置されたマイクロコンピュータ等の制御手段に
よって概ね次のように作用動作する。図外の電源スイッ
チ操作によりパチンコ遊技機に電気が供給されると、先
ず可変表示装置50の可変表示部50Aにそれぞれに任
意の図柄が表示される。また前記第3種始動入賞口6が
時計回りの方向に所定の速度(例えば10秒で1回転)
で回転を開始する。前記変動入賞装置40の変動入賞装
置可動部41と前記補助可変入賞装置20の可動部21
はそれぞれ閉状態に維持されている。また前記遮断部材
36bは前記流路36cから没した状態を維持してい
る。
【0016】このような通常遊技時には、遊技者は遊技
球発射装置(図示せず)によって前記遊技領域2の左側
領域中に遊技球を打ち込むようにする。左打ちされた遊
技球が前記第1の特定通過口51を通過した場合には、
可変表示ゲームを介して権利発生状態が発生するゲーム
(以下主ゲームという)が開始される。また左打ちされ
た遊技球が前記遊技球誘導装置70の誘導入賞口71に
入賞した場合には、可変表示ゲームを介さないで権利発
生状態が発生するゲーム(以下従ゲームという)が開始
される。
【0017】まず主ゲームが行われる場合のパチンコ遊
技機の作用動作を説明する。前記第1の特定通過口51
を通過した遊技球がその通過口に取り付けられている特
定検出器52(図2参照)によって検出されると、その
検出にもとづいて前記可変表示装置50の可変表示部5
0Aの図柄が独立して変動を開始する。この可変表示ゲ
ームは「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の
10個の図柄がこの順序でその変動が目で追えない速度
で循環されて行なわれる。そして変動を開始してから所
定時間経過(この実施例では例えば6秒間)するか又は
ストップボタン(図外)が押された後に、図柄の変動が
停止される。該可変表示部50Aが停止した時点で図柄
が当たりか否かが判断され、例えば停止図柄が「3,
3」、「7,7」である場合に当たりとなるようにされ
ている。
【0018】判定の結果、停止図柄が当り図柄であると
きには前記補助可変入賞装置20の可動部21が閉状態
から開状態に変換される。開状態となった前記可動部2
1に遊技球が所定個入賞した場合または所定個入賞せず
に所定時間(この実施例では5.8秒間)が経過した場
合に前記可動部21は閉状態に変換される。
【0019】前記補助可変入賞装置20に入賞した遊技
球は前記可動部21の基部に設けられた補助可変入賞装
置用カウントSW22(図4参照)を通過して前記権利
発生領域30の振分部材31に流れ込む。そして流れ込
んだ遊技球は一般入賞口33、34あるいは権利発生入
賞口32のいずれかに入り込む。
【0020】前記一般入賞口33、34に入賞した遊技
球は一般入賞球出口(図示せず)を介して図示しない賞
球排出装置に流入し、所定個数の賞球が行われる。一
方、タイミングよく前記権利発生入賞口32に入賞した
遊技球は前記可動部21の開状態への変換と同時に前記
流路36cに突出した前記遮断部材36bにより構成さ
れる前記貯留部36dに一旦貯留される。そして所定時
間経過後に前記遮断部材36bが流路36cから没し
て、その貯留された遊技球のみが権利発生用検出器35
に向かって流下されるようになっていて、その検出器に
検出されて権利発生状態が発生する。なお、前記権利発
生入賞口32に入賞した遊技球は図示しない賞球排出装
置に流入し、その結果所定個数の賞球が行われる。
【0021】ところで権利発生状態後は、遊技者は右打
ちに移行し、前記第3種始動入賞口6に高確率で遊技球
を入賞させるようにする。前記第3種始動入賞口6への
遊技球の入賞は前記第3種始動検出器により検出され、
前記変動入賞装置40の変動入賞装置可動部41が開状
態に変換される。
【0022】遊技者は前記変動入賞装置40の変動入賞
装置可動部41が開状態に変換された後、引続き右打ち
して前記変動入賞装置40の大入賞口42に遊技球を効
率よく入賞させることができる。前記大入賞口42に入
賞した遊技球はカウントSW43(図3参照)により検
出され、10個の入賞を検出した時点であるいは10個
入賞せずに10秒経過した時点で前記大入賞口42が閉
状態に変換されて特別遊技の1サイクルが終了する。そ
の後、前記第3種始動入賞口6に遊技球が入賞した場合
に前記変動入賞装置可動部41が再び開状態に変換し次
の2サイクル目の特別遊技が開始される。なお、変動入
賞装置40の変動入賞装置可動部41が開状態のとき
に、前記第3種始動入賞口6に遊技球が入賞してもその
入賞に基づく特別遊技は行われない。即ち、前記第3種
始動入賞口6への遊技球の入賞は無効となる。そこで前
記第3種始動入賞口6への連続的な入賞を防止するた
め、該第3種始動入賞口6は時計回りに所定の速度で回
転しており、連続的に複数の遊技球が入賞できないよう
になっている。
【0023】途中で権利発生状態が消滅する以外、その
権利発生状態は前記第3種始動入賞口6に遊技球が合計
16個入賞するまで継続され、16個目が入賞した時点
で権利発生状態が消滅する。従って遊技球が前記第3種
始動入賞口6に入賞することを条件に行われる特別遊技
は、最高16回になる。
【0024】次に従ゲームが行われる場合のパチンコ遊
技機の作用動作を説明する。遊技者が行う右打ちによっ
て遊技球が前記遊技球誘導装置70の誘導入賞口71に
入賞すると該遊技球は遊技球誘導装置70内を流下し
て、その直下位置の補助可変入賞装置20に向けて落下
する。落下した遊技球は前記誘導流下通路75を介して
閉状態にある可動部21に入賞することなる。そして権
利発生領域30に流下した遊技球が前記振分部材31の
権利発生入賞口32に入賞すると前記権利発生用検出器
35に検出されて、権利発生状態が発生する。この場
合、前記遮断部材36bは前記流路36cに没した状態
を維持しており、遊技球が貯留されることはない。しか
して、この従ゲームでは前記権利発生入賞口32に遊技
球が連続して入賞することは難しく、権利発生入賞口3
2に入賞する確率は3分の1にすぎない。一方、前記主
ゲームでは前記可動部21を介して連続して遊技球が入
賞するので権利発生入賞口32に入賞する確率はより高
くなる。しかし従ゲームでは誘導入賞口71への入賞が
権利発生状態の発生に直結する可能性があり、ゲーム内
容が遊技者に分かり易いものになっている。なお、権利
発生状態後の遊技内容に伴うパチンコ遊技機の作用動作
は主ゲームの場合と同様である。
【0025】最初の特別遊技が終了した時点で、その後
の可変表示ゲームは前の確率よりも高い当り確率のもと
で行われる。これは特別遊技の権利発生状態を発生させ
易くし、連続的に特別遊技の利益を遊技者に与えるため
である。この特別遊技の連続性により遊技者は短時間に
多量の獲得球を得ることができる。本発明に係る遊技機
では第2の特定通過口60が遊技領域の右領域に設けら
れているので、高確率可変表示ゲームにおいて遊技者は
右打ちを続行することができるようになっている。
【0026】前記高確率可変表示ゲームに基づいて特別
遊技の権利発生状態が生じた時点で再び可変表示ゲーム
は当り確率が低いものに復帰される。これは遊技者が特
別遊技の連続性を最低2回まで確保するようにするため
である。なお、前記各入賞口4、5、6、7に遊技球が
入賞した場合には、それぞれの入賞に基づいて賞球が排
出されるようになっている。
【0027】次に図2〜図5に基づいて前記可変表示装
置50と入賞装置10の構成例を説明する。図2には前
記可変表示装置50の構成例を示す。該可変表示装置5
0は、遊技領域2に対する取付基板54に可変表示部5
0Aを取付け、その可変表示部50Aの上部に前記第1
の特定通過口51を設けている。該第1の特定通過口5
1には前記特定検出器52が取り付けられており、通過
口を通過する遊技球を検出するようになっている。な
お、53で示すものは個数記憶表示ランプLED1〜4
である。
【0028】図3〜図5には入賞装置10の構成例を示
す。この内、図3は入賞装置10の全体斜視図であり、
図4は入賞装置10の後部分の分解斜視図であり、図5
は主として権利発生領域30の要部を示した分解斜視図
である。
【0029】前記入賞装置10は補助可変入賞装置2
0、権利発生領域30及び変動入賞装置40とを一体的
に組み付けて構成されている。具体的にはその入賞装置
10を遊技領域2に取り付けるための取付基板11を介
して上部に補助可変入賞装置20を、下部に変動入賞装
置40をそれぞれ取り付け、中部を権利発生領域30に
している。したがってこの実施例に係る入賞装置10に
よれば、装置自体をコンパクトにすることができるし、
また遊技領域2への取付作業を簡略にすることができ
る。
【0030】前記補助可変入賞装置20には、前記可動
部21が取付基板11の表側に回動可能に取り付けられ
ており、ロッド23,23、クランク部24,24を介
して該可動部21を作動させる補助可変入賞装置用ソレ
ノイド25が前記取付基板11の裏側の取付板12に取
り付けられている。また前記可動部21に入賞した遊技
球を検出する前記カウント検出器22が権利発生領域3
0を形成する包囲部37(後述)の後端部に取り付けら
れている。
【0031】権利発生領域30は前記権利発生入賞口3
2と一般入賞口33、34とを備えた前記振分部材31
と、該振分部材31を底部として前記補助可変入賞装置
20に入賞した遊技球を遊技者に見せる遊技交流空間と
なる包囲部37と、前記権利発生状態発生入賞口32に
入賞した遊技球を検出する権利発生用検出器35とによ
り構成されている。前記振分部材31の下方には、前記
権利発生入賞口32に入賞した遊技球を権利発生用検出
器35を通過させて、あるいは通過させないで賞球排出
装置に向けて流下させる入賞球流下部36が設けられて
いる。該入賞球流下部36には前記権利発生入賞口32
に入賞した遊技球を権利発生用検出器35に導く流路3
6cを形成する樋39が設けられており、該樋39の側
面には遮断部材36bをスライドさせることができる孔
36eが設けられている。そして該孔36eの後部には
その作業ロッド36fに前記遮断部材36bを固着した
権利発生入賞口遮断用ソレノイド36aが設けられてい
る。
【0032】前記変動入賞装置40には、前記変動入賞
装置可動部41が取付基板11の表側に回動可能に取り
付けられており、ロッド44,44、クランク部45,
45を介して該可動部41を作動させる変動入賞装置用
ソレノイド46,46がそれぞれ前記取付板12に取り
付けられている。また前記大入賞口42に入賞した遊技
球を検出するカウント検出器43が該大入賞口42の下
方に取り付けられている。
【0033】次に図6〜図10に基づいて前記入賞装置
10に入賞した遊技球の流路を説明する。図6に示すよ
うに前記補助可変入賞装置20の可動部21が開状態を
維持している間に入賞した遊技球は補助入賞装置通路2
6から前記カウント検出器22を通過して権利発生領域
30の包囲部37内に流入する。該包囲部37内には遊
技球を前記振分部材31に導く通路38が設けられてい
て、前記振分部材31に流入した遊技球は前記各入賞口
32〜34の何れかに入賞することになる。
【0034】図7に示すように前記権利発生入賞口32
に入り込んだ最初の遊技球は、前記可動部21の開状態
への変換と同時に前記流路36cを塞ぐように突出した
前記遮断部材36bにより、その流路36cを塞がれ貯
留部36dで貯留されることになる。その後前記権利発
生入賞口32に連続して流入した遊技球は貯留されてい
る遊技球に当たって左右に振り分けられるようにして流
下する(図8参照)。前記補助可変入賞装置20が閉状
態に変換してから所定時間(約20秒後)が経過する
と、前記権利発生入賞口遮断用ソレノイド36aがオフ
にされて、前記遮断部材36bが前記流路36cから没
して該流路36cを開放する(図9と図10を参照)。
その結果、貯留されている遊技球が前記権利発生用検出
器35に検出されて権利発生状態が発生する。したがっ
てこの実施例に係る入賞装置10では連続して遊技球が
前記権利発生入賞口32に入賞しても、前記権利発生用
検出器35で検出されるものは1球のみであり、権利発
生状態後、ただちにその権利が消滅することはなくな
る。なお、ここで20秒後としたのは前記貯留部36d
での玉どまりや、左打ちから右打ちへの移行時間を考慮
したためである。
【0035】次に図11に基づいて前記遊技球誘導装置
70の構成例を説明し、図12〜図13に基づいて該遊
技球誘導装置70に入賞した遊技球の流路を説明する。
遊技球誘導装置70は遊技領域2に対する取付基板72
の上部に天入賞口8を設け、取付基板72の中央に前記
誘導入賞口71を設けている。そして遊技者の左打ちの
結果、遊技球が前記誘導入賞口71に流入すると、図1
2と図13にそれぞれ示すようにその遊技球は取付基板
72の裏側から特別入賞出口73を介して遊技領域2に
抜けて、前記誘導流下通路75を介して前記補助可変入
賞装置20に落下するようになっている。
【0036】前記第3種始動入賞口6はモータ6aに駆
動されて図14に示すように常時時計回りに10秒で1
周の速度で回転しており、入賞口の開口部6bが上方に
向いているときに遊技球が入賞し易い状態となる。そし
て該開口部6bに入り込んだ遊技球はその回転により通
過孔6cに導かれて、該通過孔6cを通過して図示しな
い第3種始動検出器で検出されるようになっている。
【0037】本願に係る発明では検出手段に検出される
前に特別の入賞口に入賞した遊技球を1球貯留し、その
1球以外に前記特別の入賞口に入賞した遊技球は検出手
段により検出させないという技術的な思想であったが、
これに代わり前記特別の入賞口に遊技球が1球入賞した
ら、それ以上遊技球が前記特別の入賞口に入賞しないよ
うに、その入賞口を遮蔽する遮蔽手段を用いてもよい。
【0038】以上、本願に係る発明をいわゆる第3種パ
チンコ遊技機について実施した例について説明したが、
第1種のパチンコ遊技機について本願発明を実施しても
よい。この場合、可変表示装置での当りを経由する大当
りと、可変表示装置での当りを経由しない、入賞部への
入賞による大当りという遊技内容になる。また本願発明
を第2種パチンコ遊技機について実施してもよい。この
場合、大入賞口が開閉動作中に、遊技球がVゾーンに入
賞することによる大当りと、入賞部への入賞による大当
りという遊技内容になる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の遊技機によれば、第2
状態にある補助可変入賞装置に入賞した遊技球であって
複数の遊技球が特別の入賞口に入賞した場合であって
も、1球のみが貯留部で貯留される。そして所定時間後
にその貯留が解除された遊技球は検出手段により検出さ
れて、特別遊技のための権利が発生することになる。即
ち、検出手段により検出される遊技球は1球のみであ
り、それ以外に前記特別の入賞口に入賞した入賞球は前
記検出手段により検出されないことになる。従って権利
発生状態が発生した直後にその遊技状態が消滅すること
はなくなるので、遊技者は権利発生状態のもとで特別遊
技を楽しむことができる。また請求項2に記載の遊技機
によれば、特別の入賞口に入賞して検出手段に流下しよ
うとする遊技球は、駆動手段によって作動される遮断部
材により、その流路を遮断されて貯留されることになる
ので、検出手段により検出されない。したがって確実に
遊技球を貯留することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技領域の正面図である。
【図2】可変表示装置の斜視図である。
【図3】入賞装置の斜視図である。
【図4】入賞装置の分解斜視図である。
【図5】入賞装置の分解斜視図である。
【図6】入賞装置の遊技球流路説明図である。
【図7】入賞装置の遊技球流路説明図である。
【図8】入賞装置の遊技球流路説明図である。
【図9】入賞装置の遊技球流路説明図である。
【図10】入賞装置の遊技球流路説明図である。
【図11】遊技球誘導装置の斜視図である。
【図12】遊技球誘導装置から補助可変入賞装置への遊
技球流路説明図である。
【図13】遊技球誘導装置から補助可変入賞装置への遊
技球流路説明図である。
【図14】第3種始動入賞口の動作説明図である。
【符号の説明】
6 第3種始動入賞口 20 補助可変入賞装置 30 権利発生領域 35 検出手段 36a 駆動手段 36b 遮断部材 36c 流路 36d 貯留部 71 特別の入賞口 100 変動入賞装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技条件が満たされた場合に、遊
    技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態に変化
    する補助可変入賞装置と、 該補助可変入賞装置が第2状態にあるときに遊技球を受
    け入れて、該遊技球が特別の入賞口に入賞し、検出手段
    により検出された場合に、特別遊技のための権利を発生
    させる権利発生領域と、 その権利が発生した遊技状態のもとで遊技者に特別遊技
    を行なわせるため、所定の入賞口に遊技球が入賞するこ
    とを条件に、遊技者にとって不利な第1状態から有利な
    第2状態に変化する可変入賞装置と、 前記特別の入賞口に入賞した遊技球の内、1つの遊技球
    を所定時間貯留し、その所定時間経過後に、貯留を解除
    して貯留されていた遊技球を前記検出手段に検出させる
    貯留部とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記貯留部を前記特別の入賞口と前記検
    出手段との間の遊技球の流路を遮断する遮断部材と該遮
    断部材を駆動する駆動手段とにより構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
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