JPS61217182A - パチンコ遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野］ この発明は、ガイドレールで囲まれた遊技領域内に打ち
込まれた遊技球が所定の入賞領域に入賞することにより
、遊技者に特別の利益を与えるようにされたパチンコ遊
技機に適用して有効な技術に関し、特に遊技領域内に設
けられた特定の入賞口への遊技球の入賞によって動作さ
れる補助遊技装置を備えたパチンコ遊技機に利用して有
効な技術に関する。

゛［従来技術］ パチンコ遊技機においては、遊技内容に変化を加えると
ともに、遊技客へのサービスの向上を図かるため、いわ
ゆる役物（やくもの）と呼ばれる種々の電動入賞装置（
以下電動やく物と称する）が開発されており、例えば、
遊技部に設けられた特定の入賞口への遊技球の入賞によ
って起動され。

比較的発生率は低いがいわゆる大当りと呼ばれる特定態
様を発生する補助遊技装置等を備えたパチンコ遊技機が
提案されている。なお、このパチンコ遊技機では上記補
助遊技装置において特定態様が発生すると、変動入賞装
置の入賞口が大きく開放されて急激に入賞率が向上され
る特別遊技状態が形成されるようになっている。

また、内部に特別入賞領域と一般入賞領域とを有し、通
常は一対の可動翼片で遊技部と非連通状態にされている
が、遊技部に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞に
よって上記可動翼片が一回または二回開閉動作されて遊
技部と連通され、このとき飛び込んだ遊技球が内部の２
種類の入賞領域のうち特別入賞領域に入賞すると、上記
可動翼片が所定回数（例えば１８回）だけ連続して開閉
動作され、入賞率が大幅に増大される特別遊技状態を発
生するようにされた補助遊技装置もある。

し問題点］ しかしながら、上記のような補助遊技装置を備えたパチ
ンコ遊技機においては、遊技客が最終目的とするところ
の特別遊技状態を発生させるには、先ずそのチャンスを
与える補助遊技装置を起動させるための条件となる特定
入賞口への遊技球の入賞がなくてはならない。

この場合、特定入賞口への入賞により補助遊技装置が動
作されても、入賞率が大幅に向上される特別遊技状態の
発生が必ずしも約束されるものでなく、偶然性がかなり
高い。しかしながら、それにしてもそのチャンスを得る
には先ずもって特定入賞口への入賞がなければならない
。そのため。

この種のパチンコ遊技機において遊技客が最も望むのは
、特定入賞口への遊技球の入賞頻度が高いことである。

しかるに、従来のパチンコ遊技機では、補助遊技装置の
起動の条件となる特別入賞口へ入賞した遊技球に対して
も、他の入賞領域への遊技球の入賞と同数の賞品球を与
えるように構成されていた。

そのため、パチンコ店が遊技客の要望に応えて特定入賞
口へ遊技球が人賞し易くなるように障害釘等を調整する
と、必然的にそれだけ遊技客に払い出される賞品球が多
くなる。従って、その上なお多量の賞品球の払出しが行
なわれる特別遊技状態が発生すると、回収球数よりも賞
品球数の方が多くなってしまいパチンコ店の経営が困難
になるという問題点があった。

［発明の目的］ この発明の目的は、補助遊技装置の起動の条件となる特
定入賞口への遊技球の入賞確率が高くなるように調整し
てもパチンコ店の経営が成り立つとともに、遊技客にと
っては補助遊技装置の動作回数が多くなることにより特
別遊技状態の発生に対する期待感を高められ、遊技が一
層面白くなるようなパチンコ遊技機を提供することにあ
る。

［問題解決の手段］ そこで、この発明は、補助遊技装置を備えたパチンコ遊
技機において、補助遊技装置の起動の条件となる特定入
賞口への遊技球の入賞それ自体に対しては、賞品球を与
えないかもしくは他の入賞領域への遊技球の入賞に対す
る賞品球よりも少ない数の賞品球を与えるように構成す
ることによって、特定入賞口への遊技球が入賞し易くな
るように調整しても補助遊技装置による特別遊技状態が
発生されない限り払い出される賞品球の数がそれほど多
くならないようにして、パチンコ店の経営を困難にさせ
ることなく、補助遊技装置の動作回数を多くして特別遊
技状態の発生を望む遊技客の期待感を高めることができ
るようなパチンコ遊技機を提供するものである。

［実施例］ 第１図は５本発明に係るパチンコ遊技機全体の構成例を
、また、第２図はその遊技領域の構成例を示すもので、
遊技盤１の前面には、下部の操作ダイヤル２ａにより駆
動される打球発射装置２によって発射された打球を遊技
盤ｌの上方部まで案内するガイドレール３が配設され、
遊技盤１前面のガイドレール３とガラス板とによって囲
まれた空間に遊技領域が構成されている。そして、この
遊技領域の中央には、補助遊技装置としての可変表示装
置４が、またその下方には通常は遊技領域の一部を成し
ているが、可変表示装置４における特定態様の発生によ
り入賞領域に変換する特別変動入賞装置５が設けられて
いる。

上記可変表示装置４の両側方には、それぞれ第１の特定
入賞ロアが、また、上記可変表示装置４と特別変動入賞
装置５との間には第２の特定入賞口８が設けである。こ
のうち第１の特定入賞ロアは、本実施例では、遊技盤１
を貫通する凹部を有するいわゆる飛込み型入賞装置がら
なり、その凹部をもって特定入賞ロアとしている。この
貫通凹部の開口すなわち遊技盤面と同一面に存する特定
入賞ロアは、前面から見て、球の直径の約２倍程度の径
を有する半円筒状をなすように形成されており、その底
部の奥には入賞球の導出穴（図示せず）が設けである。

第２の特定入賞口８は遊技領域内に上向きに開口した入
賞チャツカーと呼ばれる入賞具からなる。

可変表示装置４の上方には、いわゆる″天″パ天の左″
′″天の右″の３つの入賞口６ａ、６ｂ。

６ｃが一体的に設けられている。本実施例では、可変表
示装置と一体的に設けであるが、可変表示装置の上方に
別に設けてもよい。また、第１の特定入賞ロアの斜め下
方外側には、それぞれチューリップ式打球入賞装置９が
配置されている。

また、遊技盤１の下部には、上方から落下してくる途中
で上記各入賞領域６８〜ｓ　ｅ　ｐ　７　ｔ　８　ｐ９
等に入賞できなかった打球を遊技盤の後方へ回収するア
ウト口１０が設けられている。さらに、遊技盤１の表面
の適宜位置には、上方より落下してくる打球の方向を無
作為に変更させる多数の障害釘１１や打球の流下速度お
よび方向を制御する転勤誘導部材１２ａ〜１２ｃが遊技
領域の縦中心線に対してほぼ対称的に設けられている。

第２特定入賞口８と特別変動入賞袋ａ５との間には、内
部に２種類の入賞口を有する特別変動入賞装置５に対応
して、それらの入賞口に打球を振り分けるとともに、特
別変動入賞装置５内への入賞球のスピードを軽減させる
分配案内部材１４が設けられている。

遊技盤１の中心両側部の方向設定誘導部材１３Ｃで上半
分が囲まれた打球のほとんど通過しない非遊技空間には
、可変表示装置４の可変表示動作停止により特定態様が
発生したときなどに点滅あるいは点灯される照明手段２
５が設けられている。

また、遊技盤１の上部には、天の入賞口６ａ〜６Ｃやチ
ューリップ式打球入賞装置９等の入賞口へ打球が入賞し
たときに一時的に点灯される賞球ランプ２１や可変表示
装置４の可変表示動作停止により特定態様が発生したと
きなどに点灯あるいは点滅されるターボランプ２２、大
当り状態において特別変動入賞装置５が開状態にされた
とき入賞した打球の個数を表示するセグメント型表示器
２３および所定数の入賞球がすべて払い出されたとき遊
技の終了を報知する完了ランプ２４を備えた表示部材２
０が配設されている。

なお、遊技盤■の一側（図では右側）の上記照明手段２
５よりも外側には、前記ガイドレール３と連続して円弧
を形成するように弓形の線案内部材１５が固定され、こ
の線案内部材１５の上端には、高速で打ち込まれた打球
の勢いを殺して遊技領域内での暴動を抑える暴動阻止部
材１６が取り付けられている。

さらに、上記構成の遊技盤ｌを保持するパチンコ遊技機
の保持枠１００の上部には、打球発射装置の操作ダイヤ
ル２ａを操作したときに点灯される発射装置駆動ランプ
２６が設けられている。また、保持枠１００の下部に取
り付けられた開閉パネル１０１には、打球発射装置に供
給される打球を保留する供給皿１０２が取り付けられ、
その下方には供給皿から溢れた賞品球を貯留するための
受皿１０３が設けられている。上記保持枠１００の側部
（図では左側）には、特定入賞口への入賞によって駆動
された可変表示装置４を停止させるだめの可変表示停止
手段３０が設けられている。

上記のごとく構成されたパチンコ遊技機は、打球発射装
置によって遊技領域内に打ち込まれた打球が特定入賞ロ
アまたは８に入賞すると、可変表示装置４の表示手段が
駆動され、４つの表示窓４ａ、４ｂ〜４ｄに各々表示さ
れている数字がそれぞれ変化される。そして、遊技者が
保持枠１００に設けられている可変表示停止手段３０を
押すことによって可変表示が停止され、そのとき表示さ
れている数字の組合せによって特定態様が発生される。

特定態様が発生すると、特別変動入賞装置５が開状態に
変換されてそこへの入賞確率がゼロから非常に高い状態
（特別遊技状態）に移行される。

その結果、比較的短い時間内に多数の入賞球が発生し、
多くの賞品球が遊技者に与えられるようになる。

特別変動入賞装置５は１両側部にそれぞれ一般入賞装置
５３を有しているとともに、特定態様発生時に開成され
る受口５１内には一般入賞領域と特別条件構成領域とを
有する。そして、特別変動入賞装置５の背部には、受口
５１に入賞した打球を検出する入賞検出器３１とともに
、上記特別条件構成領域に入賞した打球を検出する特別
条件検出器３２が設けられており、受口５１が開いてい
る間に、特別条件構成領域に打球が入賞すると再び受口
５１が開成され、これを最高１０回繰り返すことにより
、大当りと呼ばれる特別遊技状態が終了するようになっ
ている。受口５１は一度開成されると、一定時間（例え
ば３０秒）または所定入賞球数（１０個）に達するまで
連続して開かれるようにされている。

そして、パチンコ遊技機の裏面上部には、第１図に２点
鎖線で示すように、払出し前の賞品球を貯留する賞球タ
ンク１１１が、また中央側部に賞品球払出装置１２０が
設され、賞球タンク１１１の下部にはタンク内の賞品球
を賞品球払出装置１２０へ整列して誘導するための賞品
球誘導樋１１２が配設されている。また、賞品球払出装
置１２０の下部には排出された賞品球をパチンコ遊技機
前面の上記供給皿１０２へ誘導するための賞品球導出路
１１４が配設され、供給皿１０２が満杯になったとき溢
れた賞品球を誘導するオーバーフロー樋１１５が賞品球
導出路１１４の途中から下方の受皿１０３まで延設され
ている。

さらに、パチンコ遊技機の上方には、多量の賞品球の払
出しによって上記賞球タンク１１１が空になったときに
、タンク底部に配設された検出器（図示省略）からの信
号によって動作されて賞球タンク１１１へ予備球を補給
する補給装置１１６と、この補給装置１１６へ予備球を
誘導する補給樋１１７が設けられている。上記補給装置
１１６と補給樋１１７は、複数のパチンコ遊技機が一列
に整列して取り付けられたパチンコ店の島設備（図示省
略）内に設けられる。

第３図は、遊技盤１の裏面から可変表示装置４および特
別変動入賞装置５を取り付けた状態を示すもので、これ
らは最終的に集合樋１１１によって覆われる。集合樋１
１１は入賞球を遊技盤１の裏面に沿って流下させて集め
るもので、遊技盤の裏面と少なくとも玉−個分の間隔を
有し、かつ左右両端には側壁が、また下部には一側（右
）から他側（左）に向かってゆるやかに傾斜した案内棚
１１１ａが形成されている。案内棚１１１ａの終端には
、検出器３３が配設され、案内棚１１１ａによって誘導
されて来た入賞球を検出する。

図中、斜線（ハツチング）で示されている部分ＩＡ〜Ｉ
Ｍは、遊技盤１を貫通するように形成された貫通孔であ
る。このうち貫通孔ＩＡ〜ＩＣは。

遊技盤１の前面に設けられた天人賞口６ａ〜６ｃに対応
して設けられた入賞球の玉出口であり、貫通孔ＩＤ、Ｉ
Ｅは第１特定入賞ロアに、また貫通孔ＩＦは第２特定入
賞口８に、さらに１貫通孔ＩＧ、ＬＨはチューリップ式
入賞装置９に各々対応して設けられた玉出口である。

貫通孔１１は、アウト穴ｌＯを構成する玉出口であり、
また貫通孔ＩＪとＩＫは、賞球ランプ２１と完了ランプ
２４を取り付けるために設けられた取付孔である。

比較的面積の大きな貫通孔ＩＬとＩＭは、それぞれ可変
表示装置４および特別変動入賞装置５を取り付けるため
に設けられた取付孔である。

そして、遊技盤１の裏面には玉出口ＩＡ〜ＩＣにより流
出した入賞球を集合樋１１１の側方へ誘導する一対の入
賞球導出樋８１ａ、８１ｂが配設されている。入賞球導
出樋８１ａ、８１ｂによって誘導された入賞球は、入賞
装置９へ入賞し貫通孔ＩＧ、ＬＨより流出した入賞球お
よび特別変動入賞装置５へ入賞した遊技球とともに、上
記案内棚１１１ａ上へ流下され検出器３３によって検出
される。また、一対の第１特定入賞ロアに対応してそれ
ぞれ遊技盤の裏面には、入賞球導出樋８３と８４が配設
されている。

入賞球導出樋８３と８４により誘導された入賞球は、第
２特定入賞口８の玉出口ＩＦに対応してそこから流出す
る入賞球を一側方へ誘導すべく設けられた制御板８６上
に流下されるようになっている。この制御板８６の一側
に設けられた垂下部８６ａの途中には、特定入賞検出器
３４が取り付けられ、玉出口ＩＥおよびＩＦから流出し
た特定入賞球を検出するようになっている。上記制御板
８６は、特に限定されるものでないが、この実施例では
特別変動入賞装置５の背部に取り付けられるとともに、
この制御板８６の上記垂下部８６ａと反対側の一側に駆
動源取付部８６ｂが形成され。

そこに特別変動入賞袋！５の駆動源（ソレノイド）６６
が固定されている。

遊技盤１の裏面左上隅には、上記検出器３１〜３４から
の検出信号等に基づいて、可変表示装置４や特別変動入
賞装置５等を制御する電気的制御装置９０が配設されて
いる。

制御装置９０は、入賞検出器３３から検出信号が入って
来ると、賞品球払出装置１２０を駆動して例えば１３個
のような所定数の賞品球を払出すように制御する。一方
、特定入賞検出器３４がら検出信号が入ってと来ると可
変表示装置４を駆動するとともに、賞品球払出装置１２
０を動作させて入賞装置９など他の入賞領域への入賞球
に対して払出す賞品球（１３個）よりも少ない数（例え
ば５個）の賞品球を払出すような駆動制御信号を形成し
出力する。

第４図は、上記賞品球払出装置１２０の一構成例を示す
拡大斜視図である。

賞球タンク１１１から延設された賞品球誘導樋１１２の
終端垂下部には、はぼＬ字状に折曲された流出部１１２
ａ、１１２ｂの開口端に対向するようにスプロケット１
２２が配設され、このスプロケット１２２は、取付フレ
ーム１２３によって遊技盤の裏面に固定されたパルスモ
ータ１２１の回転軸１２１ａの先端に固着されている。

この回転軸１２１ａの後端には、第５図に示すように、
ロック用のギヤ１２４が固着されているとともに、この
ロック用ギヤ１２４に対応して上記取付フレーム１２３
には、ロック用のソレノイド１２５が装着されている。

そして、このロック用ソレノイド１２５に挿入されたア
クチュエータと一体になった係止ロッド１２６の先端が
、上記ロック用ギヤ１２４に係合できるように配置して
あり、ソレノイド１２５に通電しない状態では、バネ力
によって係止ロッド１２６が押し出されて先端がロック
用ギヤ１２４に係合してモータ１２１の回転を阻止する
。また。

ソレノイド１２５に通電させると係止ロッド１２６が後
退してロック用ギヤ１２４から外れ、モータ１２１のロ
ック状態が解除され、回転軸１２１ａが回転可能な状態
になるようにしである。

上記スプロケット１２２の外周には、遊技球が係合可能
な例えば６個の凹部１２２ａと６個の爪部１２２ｂが形
成されてあり、上記賞品球誘導樋１１２終端の流出部１
１２ａ、１１２ｂは、一方が上記スプロケット１２２の
凹部１２２ａに対向しているときは、他方が爪部１２２
ｂに対向するように構成されている。また、誘導樋１１
２の終端部には、誘導樋１１２の流出部１１２ａ、１１
２ｂの端部と球一つ分だけ離れた位置に阻止プレート部
１１８ａを有する排出球流下路１１８が、誘導樋１１２
と一体に形成され、その下方には賞品球導出路１１４の
上端に接続された排出樋１１９が設けられている。

そして、上記排出球流下路１１８の阻止プレート部１１
８ａは、上記モータ１２１の取付フレーム１２３の前面
に接するように配設されている。

そのため、モータ１２１を取り付けた状態では、第６図
に示すように、誘導樋１１２の流出部１１２ａ、１１２
ｂと上記阻止プレート部１１８ａとの間にスプロケット
１２２が位置するようになる。

従って、誘導樋１１２の流出部１１２ａ、１１２ｂまで
流下して来た球は、出口にスプロケット１２２の爪部１
２２ｂが来ていると出口から半分だけ顔を出した状態で
爪部１２２ｂに当接する。

一方、流出部１１２ａ、１１２ｂにスプロケット１２２
の凹部１２２ａが対向していると、賞品球は誘導＠１１
２内から抜は出してその凹部１２２ａ内に入り込んで阻
止プレート部１１８ａに当接し、保持される。

つまり、スプロケット１２２の爪部１２２ｂに当接した
賞品球Ｂは、誘導樋１１２から完全に抜は出していない
ため、流出できないが、凹部１２２ａに係合した賞品球
Ｂ′は阻止プレー１へ部１．１８ａに当接して後続の賞
品球Ｂ″との間に挟持された後、スプロケット１２２が
回転すると爪部１２２ｂによって押されて分離され、下
方の排出樋１１９へ流下せしめられるようになる。上記
の場合、阻止プレート部１１８ａと後続の球との間に挟
持された球は、流出部１１２ｂ側では、スプロケット１
２２の爪によって自然落下が防止される。

一方、流出部１１２ａから流出し凹部１２２ａに係合し
た球の自然落下を防止するため、流下路１１８内には支
持片１１８ｂが設けである。しかも、流出部１１２ｂか
ら流出した球は、筒状の排出球流下路１１８の外側を通
って直接下方の排出樋１１９上へ落下し、流出部１１２
ａがら流出した球は排出球流下路１１８内を通って下端
の開口部から排出樋１１９上へ落下する。

上記のごとく構成された賞品球払出装置１２０は、スプ
ロケットの回転角度を制御することにより、賞品球を一
宛払出すことができる。そのため、前述したように、特
定入賞ロア、８への入賞球に対して払出される賞品球の
数と、それ以外の入賞領域への入賞球に対して払出され
る賞品球の数を異ならしめることができる。

その結果、特定入賞ロア、８への入賞に対する賞品球数
を他の入賞領域への入賞に比べて少なくすることによっ
て、特定入賞ロア、８へ打球が入賞し易くなるように障
害釘を調整しても払出されるトータルの賞品球数はそれ
ほど多くならない。

しかも、特定入賞ロア、８の入賞率を高くすることによ
って、可変表示袋Ｍ４の可変動作回数を増加させること
ができ°る。

第７図および第８図は、本発明に係るパチンコ遊技機の
第２の実施例を示す。

この実施例は、上記可変表示袋［！４を起動させるため
の特定入賞ロアおよび８へ打球が入賞した場合に、その
入賞球に対する賞品球の払出しは行なわれず、その代わ
りに特定入賞ロアおよび８に入賞した入賞球を一旦遊技
盤背部へ誘導して検出してから、そのまま供給皿１０２
に戻すようにしたものである。

そのため、この実施例では、遊技盤１の裏面に第７図に
２点鎖線で示すように一対の特定入賞ロアに対応して設
けられた導出４ｉ１８３と８４の下端を、−側方（図で
は左側方）へゆるやかに傾斜した誘導樋８５に臨ませで
ある。導出樋８３．８４の背部は、第８図に示すように
前記集合樋１１１で覆われて、入賞球流下空間が構成さ
れている。

誘導樋８５は、特定入賞口８よりも下方に位置するよう
に取り付けられ、特定入賞口８へ入賞した打球も誘導樋
８５上へ流下されるように構成されている。傾斜した誘
導樋８５の下流側には、垂直方向に延設されて下方の賞
品球導出路１１４に合流されるように形成されたバイパ
ス樋１３３が接続されており、誘導樋８５上に流下した
特定入賞球は傾斜面に沿って誘導され、上記バイパス樋
１３３を経て賞品球導出路１１４と合流され、その後導
出路１１４内を通ってパチンコ遊技機前面の供給皿１０
２上へ流出される。

このようにして、極めて簡単な構成で、特定入賞口に入
賞した遊技球を遊技客に返却することができる。

そして、この実施例では、上記バイパス樋１３３の途中
に特定入賞検出器３４が配設され、ここを通過する特定
入賞球を検出し、検出信号を制御装置９０へ送るように
なっている。

次に、第９図には、前記実施例における可変表示装置か
らなる補助遊技装置４とは異なる種類の補助遊技装置を
備えたパチンコ遊技機が示されている。

この実施例の補助遊技装置４は、通常は垂直な姿勢を保
持して装置の内部空間と遊技部とを非連通状態にする一
対の可動翼片４１を有しており。

遊技盤１の下部に配設された一対の第１特定入賞ロアと
第２特定入賞口８に打球が入賞すると、その検出信号に
基づいてソレノイドのような駆動源（図示省略）が起動
され、上記可動翼片４１が約９０６外側に往復回動され
る。これによって、装置の内部空間と遊技部とが連通状
態にされ、遊技部内を流下する打球が飛び込み易い状態
にされる。

補助遊技装置４の下部には、一般入賞領域４２と特別入
賞領域４３とが設けられており、装置に飛び込んだ打球
が一般入賞領域４２へ入賞すると通常の数の賞品球の払
出しが行なわれる。しかして、打球が特別入賞領域４３
へ入賞すると、可動翼片４１の往復回動が繰り返される
特別遊技状態へ移行する。

この特別遊技状態が発生すると１例えば可動翼片４１が
１８回往復回動され、その間に飛び込んだ打球が再び上
記特別入賞領域４３へ入賞すると、再度それから１８回
の可動翼片の回動が行なわれる。上記動作を所定回数（
例えば最高８回）だけ繰り返すことにより、特別遊技状
態が終了する。

従って、特別遊技状態が発生すると、かなり多くの賞品
球を得るチャンスが与えられる。

この実施例では、上記特定入賞ロアおよび８へ入賞した
打球に対し払出される賞品球数を、他の入賞領域への入
賞球に対する賞品球数よりも少なくしである。この場合
、前記実施例と同様に、特定入賞ロアおよび８に入賞球
した打球をそのまま供給皿１０２へ戻すように構成して
もよい。

これによって、特別遊技状態の発生の第１条件となる特
定入賞ロアおよび８への打球の入賞率が高くなるように
障害釘等を調整しても、払出されるトータルの賞品球数
はそれほど多くならず、しかも特定入賞ロア、８の入賞
率が高くなることによって、補助遊技袋！！！４の動作
回数を増加させ、特別遊技状態の発生のチャンスを多く
することができる。

なお、この実施例では、第１の特定入賞ロアへの打球の
入賞によって可動翼片４１が１回だけ、また第２の特定
入賞口８への打球の入賞によって可動翼片４１が２回そ
れぞれ往復回動されるようになっている。

上記実施例では、いずれも特定入賞ロアと８への入賞球
に対する賞品球を同じにしているが、各特定入賞球に対
する賞品球を異ならしめることも可能である。

また１本発明に係るパチンコ遊技機に使用される補助遊
技装置４は、第１図や第９図に示すような構成のものに
限定されず、その他種々の補助遊技装置を使用したパチ
ンコ遊技機に適用することができる。

［作用、効果コ 補助遊技装置を備えたパチンコ遊技機において、補助遊
技装置の起動の条件となる特定入賞口へ入賞した遊技球
については、それをそのまま遊技客へ返却するかもしく
は他の入賞領域への遊技球の入賞に対する賞品球よりも
少ない数の賞品球を与えるように構成したので、特定入
賞口へ遊技球が入賞し易くなるように調整しても補助遊
技装置による特別遊技状態が発生されない限りそれほど
払出される賞品球の数が多くならないという作用によっ
て、パチンコ店の経営を困難にさせることなく、補助遊
技装置の動作回数を多くして特別遊技状態の発生を望む
遊技客の期待感を高め、これによって遊技を一層面白く
することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る補助遊技装置を備えたパチンコ遊
技機の一実施例を示す正面図、第２図はその遊技盤の一
実施例を示す正面図、第３図は遊技盤裏面の構成例を示
す背面説明図、第４図は賞品球払出装置の一実施例を示
す斜視図、 第５図はその背面斜視図、 第６図は賞品球払出装置の断面側面図、第７図は本発明
に係るパチンコ遊技機の第２の実施例を示す正面図。 第８図はその要部断面側面図、 第９図は本発明に係るパチンコ遊技機の第３の実施例を
示す正面図である。 ■・・・・遊技盤、２・・・・打球発射装置、３・・・
・ガイドレール、４・・・・補助遊技装置（可変表示装
置）、５・・・・特別変動入賞装置、７，８・・・・特
定入賞口、１０・・・・アウト口、２０・・・・表示部
材、３０・・・・可変表示停止手段、３１・・・・入賞
検出器、３２・・・・特定条件検出器、３４・・・・特
定入賞検出器、４１・・・・可動翼片、９０・・・・制
御装置、１０２・・・・供給皿、１１３・・・・バイパ
ス樋、１１４・・・・賞品球導出路、１２０・・・・賞
品球払出装置。 第１図 第４図 第５図 第８図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガイドレールで囲まれた遊技部内に特定入賞口と
   、この特定入賞口に打球が入賞することにより起動され
   、第２の遊技状態を発生可能にされ、かつこの第２の遊
   技状態において特定の条件が成立したときに特別遊技状
   態へ移行させるようにした補助遊技装置とが設けられて
   いるパチンコ遊技機において、上記特定入賞口への入賞
   球に対しては、それ以外の入賞領域への入賞球に対して
   付与される利益よりも少ない利益を付与するように構成
   したことを特徴とするパチンコ遊技機。
2. （２）入賞球に対して付与される利益としての賞品球を
   付与するための賞品球払出装置を備えたパチンコ遊技機
   において、上記賞品球払出装置を任意の個数の賞品球を
   払出すことができるように構成するとともに、上記特定
   入賞口への入賞球に対しては、それ以外の入賞領域への
   入賞球に対して払い出される賞品球よりも少ない数の賞
   品球を払い出すようにしたことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のパチンコ遊技機。
3. （３）上記特定入賞口の出口部から延設されて、上記賞
   品球払出装置により払い出された賞品球を誘導する賞品
   球導出路の途中に連結されたバイパス通路を設け、特定
   入賞口へ入賞した遊技球を元へ戻すように構成するとと
   もに、このバイパス通路には入賞球を検出する検出器を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のパ
   チンコ遊技機。