JP2007252567A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007252567A
JP2007252567A JP2006080083A JP2006080083A JP2007252567A JP 2007252567 A JP2007252567 A JP 2007252567A JP 2006080083 A JP2006080083 A JP 2006080083A JP 2006080083 A JP2006080083 A JP 2006080083A JP 2007252567 A JP2007252567 A JP 2007252567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
game
passage
prize
foul
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006080083A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tabata
悠嗣 田幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2006080083A priority Critical patent/JP2007252567A/ja
Publication of JP2007252567A publication Critical patent/JP2007252567A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 ファール球が遊技球発射装置に戻されないパチンコ機。
【解決手段】 ファール球の返却通路22の返却入口通路22a及び賞球が払いだされる賞球通路23の賞球入口通路23aのそれぞれにファール球検知器28及び賞球検知器29を設ける。賞球入口通路23aが賞球で満杯になると、返却入口通路22aがファール球で満杯でなくても賞球検知器29からのON信号に基づいて遊技球発射装置19のノックアーム19bを駆動させるロータリーソレノイド19aの電流を遮断して、遊技球発射装置19からパチンコ球を発射できなくする。一方、賞球入口通路23aが満杯でなくても、返却入口通路22aがファール球で満杯になるとファール球検知器28からのON信号に基づいてロータリーソレノイド19aの電流を遮断する。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技者が遊技盤上に設けられた遊技領域に遊技球を打ち出すことによって遊技が行われる弾球遊技機に関するものである。更に詳しくは、遊技領域へ到達せずに戻される遊技球の返却通路と入賞したときに払い出される賞球の賞球通路とにおける球詰まりによる不具合を解消する手段を設けた弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機にはピンボール,スマートボールなど種々のものがあるが、一般にパチンコ機が広く知られている。遊技者は、操作ハンドルを操作して遊技球発射装置からパチンコ球を遊技領域へ向けて発射させ、遊技領域に設けられた入賞口や種々の入賞装置(ヤクモノ)にパチンコ球を入賞させることで得られる賞球を景品に交換することを目当てに遊技を楽しむ。
通常、パチンコ機の本体は遊技盤の設けられている本体上部とパチンコ球を発射させる遊技球発射装置の設けられている本体下部の二つの部分から構成されており、遊技球発射装置は本体下部の左右いずれかの側に設けられている。また、本体上部に設けられた遊技盤上には、遊技球発射装置から発射されたパチンコ球を遊技領域へ導くガイドレールと、このガイドレールによって形成される遊技球通路が設けられている。そして、遊技球発射装置の上方の本体下部には遊技球発射装置から発射されたパチンコ球を遊技球通路に導くための発射球通路が設けられおり、発射球通路の上方には遊技球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域へ向けて飛び出す発射球出口が設けられている。
操作ハンドルを操作して遊技球発射装置によって発射されたパチンコ球は、発射球通路を通って発射球出口から飛び出して遊技球通路へ打ち出され、ガイドレールに導かれて遊技球通路を通って遊技領域へ到達する。遊技領域には入賞口やこの入賞口にパチンコ球が入賞すると始動する各種の入賞装置及びパチンコ球が入賞口に入賞し難くするための障害釘などの障害物が設けられており、遊技領域に到達したパチンコ球はこれらの障害物で流路を変えながら遊技領域を流下して入賞口に入賞するか、もしくは入賞せずに遊技領域の最下段に設けられたアウト口からアウト球として回収される。
パチンコ球が入賞口及び入賞装置へ入賞すると、予め定められた数の賞球がパチンコ機本体の前面に設けられた受け皿に払い出され、貯留される。賞球は、パチンコ機本体内部に設けられた賞球通路を通って受け皿に向けて導かれ、受け皿のパチンコ機本体側の壁に設けられた払出口から受け皿に払い出される。
ところで、遊技球発射装置によって発射されたパチンコ球のうちいくつかは遊技領域に到達せずに遊技球通路を逆戻りして、ファール球として処理される。ファール球は、発射球出口に隣接して設けられたファール球回収口(回収口)に入り、ファール球回収口の下方の本体下部に設けられたファール球受部に落下し、ファール球通路(返却通路)を通って受け皿へ導かれる。賞球通路とファール球の返却通路とは払出口の手前で連通して単一の払出通路となっていて、払出通路が払出口と連通しており、賞球及びファール球は払出通路を経て払出口から受け皿へ払い出される。受け皿に貯留された賞球及びファール球はそのまま遊技に供されるか、景品との交換媒体として用いられる。(特許文献1)
特開2003−205085号公報
しかしながら、賞球が払い出されて受け皿及び払出通路が満杯になってくると、更に入賞して払い出された賞球が連通地点で返却通路側にも回り込んで逆流してくることがある。賞球が返却通路に逆流すると、返却通路を詰まらせたりしてファール球が返却通路に溜まってしまい、返却通路が満杯になると新たなファール球は回収口から溢れて隣接した発射球出口から入り込み発射球通路を通って遊技球発射装置へ戻ってしまう。遊技球発射装置へ戻ったファール球が多くなると遊技球発射装置の発射動作が行えなくなるという不具合を発生させ、遊技者の興趣を損なってしまったりパチンコ機の故障の原因となったりする。特許文献1にはこの問題の解決策については提案されていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ファール球の返却通路がパチンコ球で満杯になった場合に、遊技球発射装置の動作を不能とする弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明においては、遊技領域へ向けて遊技球発射装置によって打ち出された遊技球の内、前記遊技領域へ到達せずに戻される遊技球が回収口から回収され、前記回収口と連通した返却通路を通って遊技機の前面に設けられた受け皿へ返却されるとともに、前記返却通路が遊技球によって満杯になって前記回収口から溢れ出た遊技球が前記遊技球発射装置へ戻される弾球遊技機において、前記返却通路が遊技球によって満たされたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段によって前記返却通路が遊技球で満たされていることが検知されたことに応じて前記遊技球発射装置の動作を不能とする発射装置制御手段とを設けたことを特徴とする。
また、前記遊技領域に設けられた入賞口及び入賞装置へ遊技球が入賞すると払い出される遊技球を前記受け皿に向けて案内する賞球通路と、前記賞球通路が遊技球によって満たされたか否かを検知する第二検知手段とを設け、前記返却通路と前記賞球通路とを前記受け皿の手前で連通させて、前記第二検知手段によって前記賞球通路が遊技球で満たされていることが検知された場合は、前記検知手段による検知の有無に係わらず前記発射装置制御手段が前記遊技球発射装置の動作を不能とすることを特徴とする。
本発明の弾球遊技機(パチンコ機)は、ファール球が返却通路に詰まって満杯になったか否かを検出する検知器を設けて、検知器が満杯になったことを検知すると遊技球発射装置の動作が不能となるようにしたので、返却通路が満杯になった以降のファール球の発生が無く、従って、ファール球が回収口から溢れて発射球出口から発射球通路へ戻って遊技球発射装置が動かなくなるという不具合を生じることが無くなるとともに、遊技者は受け皿に貯留したパチンコ球を球箱へ排出する、あるいは遊技場の管理者を呼ぶなどして、早期に問題の解決ができ、遊技の興趣を損なうことを最小限に留めることができる。
また、賞球通路が賞球で満杯になったか否かを検出する第二検知器を設けて、第二検知器が満杯になったことを検知した場合は、返却通路がファール球で満杯になっているか否かにかかわらず遊技球発射装置の動作を不能とするようにしたので、賞球通路がパチンコ球で満杯になった以降はパチンコ球の発射ができず、従って入賞して新たに賞球が払いだされることもなくなるので、パチンコ球が返却通路を詰まらせることがなくなり、本発明の効果をより高めることができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。図1に弾球遊技機(パチンコ機)10の外観を示す。パチンコ機10の本体は本体枠10aとその前方を覆う上前扉10b及び下前扉10cで構成される。上前扉10bの後方の本体枠10aの内部には遊技盤11が設けられており、遊技盤11には遊技領域12、後述の遊技球発射装置19(図2)によって発射されて発射球出口15から飛び出したパチンコ球を遊技領域12に導くガイドレール14a及び14b、ガイドレール14a及び14bによって形成される遊技球通路14が設けられている。また、遊技領域12には始動入賞口12aやこの始動入賞口12aにパチンコ球が入賞すると始動する入賞装置12c及び図示しない障害釘や風車などの障害物が設けられており、最下部には始動入賞口12a及びそれ以外の入賞口にも入賞しなかったパチンコ球がアウト球として回収されるアウト口12bが設けられている。なお、本実施例では遊技球発射装置19及び遊技球通路14を遊技盤11の左側に位置するところに配置したが、この限りではない。
そして、発射球出口15の左隣には、発射球出口15から飛び出したパチンコ球のうち遊技領域12に到達せず、遊技球通路14を逆戻りして落下してくるパチンコ球を受け入れる回収口16が設けられている。この回収口16から回収されるパチンコ球はファール球として処理される。発射球出口15はパチンコ球1個が通り抜けられる大きさの開口となっていて、回収口16はパチンコ球が複数個通過できる大きさの開口となっている。
下前扉10cの前方には、パチンコ球を貯留する受け皿18が設けられており、受け皿18のパチンコ機本体側の壁にはパチンコ球が始動入賞口12aや入賞装置12cに入賞したときに払い出される賞球及び遊技領域12に到達せずに返却されるファール球を受け皿18に導入する払出口17が設けられている。そして、受け皿18の右側下方に操作ハンドル13が設けられていて、操作ハンドル13を操作することによってパチンコ球を発射させる遊技球発射装置19(図2)が作動される。下前扉10cの後方の本体枠10aの内部には、遊技球発射装置19のほかに図示しない電源部や各種の制御装置などが設けられている。
図2はパチンコ機10の上前扉10b及び下前扉10cを開放し、遊技球発射装置19と遊技領域12との関係を理解し易くするための様子を示している。図2において、円で囲んだ部分を拡大して示すように、下前扉10cが開放された本体枠10aの内部には遊技球発射装置19及びファールカバー20が設けられている。遊技球発射装置19はロータリーソレノイド19aとノックアーム19bを備えている。操作ハンドル13は、遊技を行なう際に遊技者により回動操作され、操作ハンドル13の回動操作と連動するように設けられた抵抗値ボリューム(図示省略)により、回動量が抵抗値として検出される。検出された抵抗値はロータリーエンコーダ(図示省略)によって数値データとして読み取られ、発射装置制御部(発射装置制御手段)32(図7)へ伝達される。発射装置制御部32は、数値データに対応して決められる電流値の電流を、遊技球発射装置19のロータリーソレノイド19aに流す。ロータリーソレノイド19aは電流値に応じた勢いでノックアーム19bを回動させてセット部19cにセットされているパチンコ球を打ち出す。
図3は、遊技球発射装置19によって発射されたパチンコ球の動きを概念的に示している。図3に示すように、発射球出口15は遊技球通路14の真下よりやや右寄りに設けられており、ファール球の回収口16はその左隣の遊技球通路14のほぼ真下に設けられている。図3(A)に示すように遊技球発射装置19によって発射されたパチンコ球は発射球出口15からやや斜め左上に飛び出して軌跡Aで示すような径路を辿って遊技領域12へ到達する。一方、遊技領域12へ到達しなかったパチンコ球は図3(B)に示すように、軌跡Bで示す径路を辿って、ほぼ真下の回収口16へ落下し、ファール球として処理される。発射球出口15と回収口16との位置関係を図3に示すような位置関係にすることで、ファール球はほぼ確実に回収口16へ落下し、発射球出口15へ落下することは少ない。
図4はファールカバー20の構造の一例を示す斜視図であり、図5はファールカバー20の平面図と正面図を示している。図4,5に示すように、ファールカバー20は遊技球発射装置19の上部に着脱可能に組み込めるようにプラスティックなどの硬質な部材で成型されていて、ファールカバー20には遊技球発射装置19から発射されたパチンコ球が遊技領域12へ飛び出してゆく発射球出口15と連通する発射球通路20a、その左側に回収口16へ落下してきたファール球を受け止めるファール球受部20bが設けられており、発射球通路20aの右側には、ファール球受部20bで受け止められたファール球が受け皿18へ導かれる返却通路22(図6)を構成する返却出口通路22b、その更に右側に入賞すると払い出される賞球を受け皿18へ導く賞球通路23(図6)を構成する賞球出口通路23bが設けられている。そして、ファールカバー20を遊技球発射装置19の上部に沿ってパチンコ機10の本体基盤24の内部へ挿入するとファールカバー20の右端のフック20jが本体基盤24の仕切り24aに差し込まれて係合される(図6)。
図6は本体基盤24におけるファールカバー20を取り付ける部分をパチンコ機10の本体枠10aの上方から見た断面図を示している。図6(A)はファールカバー20を取り付ける前の状態で、図6(B)はファールカバー20を取り付けた様子を示している。パチンコ機本体枠10a内の本体基盤24にはプラスティックなどの硬度の高い樹脂で凹部状に形成されたプラスティック枠26が設けられていて、ファールカバー20を取り付けるとプラスティック枠26の仕切り26bとファールカバー20に設けられた仕切り20f及び仕切り20gとでファール球の返却入口通路22aが形成される。返却入口通路22aと返却出口通路22bとは連通していて返却通路22を構成しており、仕切り20gの返却出口通路22b側の面20hは返却入口通路22aを流下してきたファール球が返却出口通路22bに流入し易いように凹面の湾曲をしている。
返却出口通路22bの右側に仕切り20gを挟んで隣接して賞球が払い出される賞球出口通路23bが設けられている。そして、ファールカバー20を本体基盤24に取り付けると、賞球出口通路23bと予め本体基盤24に設けられている裏セット下アッセンブリ部25における仕切り25bとの間で賞球入口通路23aが形成される。賞球入口通路23aと賞球出口通路23bとは連通していて賞球通路23を構成しており、賞球入口通路23aを流下してきた賞球は賞球出口通路23bに流入する。
図6(A)において符号17aで示すスペースは、図6(B)で示すように、ファールカバー20を取り付けると、返却出口通路22bと賞球出口通路23bとが連通する払出通路17aとなって、賞球及びファール球の双方がこの払出通路17aを通って払出口17から受け皿18へ払いだされる。
裏セット下アッセンブリ部25の底面、つまり、賞球入口通路23aの底面は本体基盤24の前面方向に向けてやや下り勾配になっており、賞球が払い出されると賞球は裏セット下アッセンブリ部25の底面を本体基盤24の前面方向に向けて流下してゆき、賞球出口通路23bに自然に流れ込むようになっている。賞球出口通路23bの底面も裏セット下アッセンブリ部25の底面と連続して滑らかに賞球が受け皿18へ払い出されるように受け皿18に向けて下り勾配となっている。従って、賞球出口通路23bへ流れ込んだ賞球はそのまま払出通路17aを経由して払出口17から受け皿18へ払出される。
一方、プラスティック枠26の底面、つまり返却入口通路22aの底面は、ファール球受部20bの位置から返却出口通路22bの方向へ向けて下り勾配となっており、ファール球受部20bに落下したファール球は返却入口通路22aを下って返却出口通路22bへ流れ込む。返却出口通路22bの底面も賞球出口通路23bの底面と同様に受け皿18の方向に向けて下り勾配となっていて、返却出口通路22bへ流れ込んだファール球は払出通路17aを経由して払出口17から受け皿18へ返却される。
図6(B)に示すように、賞球通路23と返却通路22とは賞球出口通路23b及び返却出口通路22bの受け皿18側で払出通路17aと連通し、払出通路17aは払出口17と連通している。従って、賞球及びファール球が受け皿18に溜まって溢れてくると、溢れた賞球もしくはファール球が払出口17から払出通路17aを逆流して賞球出口通路23bあるいは返却出口通路22bに溜まってくる。遊技を続けることによって、例えば新たなファール球が返却出口通路22bから溢れて返却入口通路22aにまで遡って滞留する。同様に入賞することによって新たな賞球が賞球出口通路23bから溢れて賞球入口通路23aに滞留する。
返却入口通路22a及び賞球入口通路23aにはそれぞれファール球検知器(検知手段)28及び賞球検知器(第二検知手段)29が設けてある。ファール球検知器28及び賞球検知器29は例えばマイクロスイッチとなっていてリード28a及びリード29aが押されるとONとなって検知信号がパチンコ機10の制御部60へ送られる。ファール球もしくは賞球が返却入口通路22aもしくは賞球入口通路23aに滞留していなければ、ファール球もしくは賞球は返却入口通路22aもしくは賞球入口通路23aを流下してゆく。その時、まれにファール球がファール球検知器28のリード28aに当って行ったり、賞球が賞球検知器29のリード29aに当って行ったりすることがある。この時、ファール球検知器28及び賞球検知器29がそれぞれ瞬間的にON信号を制御部へ送るが、この場合はファール球もしくは賞球がファール球検知器28もしくは賞球検知器29を通過してゆくので信号はすぐにOFFとなる。制御部60は、この瞬間的な信号を無視する。
例えば、ファール球が返却入口通路22aに満杯になってきてファール球検知器28のリード28aを押し続ける状態になると、ON信号が制御部へ送り続けられる。例えば、ON信号が2秒続いた場合は、返却入口通路22aにファール球が満杯になっていると判断するように制御部60で設定しておく。同様に、賞球検知器29が2秒以上ON信号を送り続けている場合も、賞球入口通路23aに賞球が満杯になっていると判断する。
図7は本発明のパチンコ機10の電気系を示すブロック図である。パチンコ機10の全ての動作は制御部60を構成するCPU61で制御される。制御部60にはCPU61のほかにROM62、RAM63及び入賞装置12cが設けられている。ROM62はパチンコ機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、RAM63にはCPU61がROM62のプログラムによってパチンコ機10の動作を制御するときに参照するデータなどが遊技の進行状況に応じて記憶される。そして、CPU61には遊技球発射装置19の動作を制御する発射装置制御部(発射装置制御手段)32、始動入賞口12a、賞球払出装置30、賞球検知器29、ファール球検知器28、計時回路31などが接続されている。
上記のように構成されたパチンコ機の動作を説明する。操作ハンドル13を回動して遊技球発射装置19から発射されたパチンコ球は、発射球通路20aを通って発射球出口15から飛び出し、ガイドレール14a及び14bに沿って遊技球通路14を通り、遊技領域12へ流入する。遊技領域12へ流入したパチンコ球は遊技領域に設けられた図示しない障害釘などの障害物で流路を変更しながら遊技領域12を流下してゆく。そして、例えば、始動入賞口12aにパチンコ球が入賞すると所定の賞球が賞球払出装置30によって受け皿18へ払い出されるとともに、入賞装置12cが始動され遊技者にとって有利な特別遊技態様となる。
特別遊技態様になると、入賞装置12cへパチンコ球が流入し易くなり、多くの賞球を得るチャンスが得られる。始動入賞口12aや入賞装置12cに流入して当りに入賞すると所定数量の賞球が賞球入口通路23aを流下して賞球出口通路23bを通り、払出通路17aを経由して払出口17から受け皿18へ払い出される。受け皿18に払い出された賞球はそのまま再び遊技に供されるか、景品との交換媒体として用いられる。遊技領域12へ流入したパチンコ球が始動入賞口12aや他の入賞口に入賞せず、入賞装置12cにも流入しない場合は、遊技領域12の最下部に設けられたアウト口12bからアウト球として排出される。
一方、遊技球発射装置19によって打ち出されたパチンコ球が遊技領域12へ到達せずに遊技球通路14を逆流して戻ってくることがある。この逆流してきたパチンコ球は遊技球通路14を真下に向かって落下するので、遊技球通路14のほぼ真下に設けられた回収口16へ入る。回収口16へ入ったパチンコ球はファール球として回収される。
回収口16から回収されたファール球はファールカバー20のファール球受部20bへ落下し、ファール球受部20bから返却入口通路22aへ導かれて、返却入口通路22aを返却出口通路22bに向けて流下して行き、返却出口通路22bを経由して払出通路17aを通り払出口17から受け皿18へ返却される。返却されたファール球もそのまま遊技に供することや賞球とあわせて景品と交換する媒体として活用することができる。
遊技を続けることによって、幾度も始動入賞口12aへパチンコ球が入賞して特別遊技態様を幾度も行え、多くの賞球を得ることがある。多くの賞球が受け皿18に払い出されると受け皿18が満杯になってくる。遊技者は受け皿18に溜まったパチンコ球をそのままにして遊技を続ける。受け皿18へ更に多くの賞球が払い出されると、パチンコ球が受け皿18から溢れて、払出口17から払出通路17aを逆流して賞球出口通路23bもしくは返却出口通路22bへ流入してくる。
図8は本発明の動作の流れをフロー図で示している。賞球もしくはファール球が賞球入口通路23aもしくは返却入口通路22aに滞留していないときは、賞球もしくはファール球が賞球入口通路23aもしくは返却入口通路22aを流下して行くが、時にはリード29aもしくは28aに賞球もしくはファール球が当ることがあっても瞬間的に通り過ぎてゆくので、賞球検知器29もしくはファール球検知器28からCPU61へ送られるON信号はすぐにOFFとなる。CPU61は瞬間的にON/OFFされる賞球検知器29もしくはファール球検知器28からの信号は無視する。
賞球がたくさん払い出されて賞球入口通路23aに溜まってくると、賞球検知器29のリード29aが押され続ける状態となる。リード29aが押され続けると、賞球検知器29がCPU61へON信号を送り続ける。CPU61は、計時回路31の計時によって賞球検知器29からのON信号が2秒続いたら、賞球入口通路23aが賞球で満杯になっているとの判断を下し、発射装置制御部32へ指令を送る。指令を受けた発射装置制御部32は遊技球発射装置19のノックアーム19bを駆動するロータリーソレノイド19aへの電流供給を遮断する。このことによって、操作ハンドル13を操作しても、ロータリーソレノイド19aは駆動されないので、ノックアーム19bは回動されずパチンコ球は発射されない。受け皿18に溜まったパチンコ球を排出して賞球入口通路23aに溜まっていた賞球が無くなり、賞球検知器29がOFFになると、CPU61は発射装置制御部32に指令を送り、遊技球発射装置19のロータリーソレノイド19aへの電流供給を再開する。なお、賞球検知器29が満杯であることを検知した場合は、ファール球検知器28の検知信号があるか否かにかかわらず遊技球発射装置19の動作を不能とするように設定されている。
一方、賞球が受け皿18に溜まり、賞球出口通路23bにまで溢れてくると、溜まった賞球の重量で受け皿18に溜まったパチンコ球が押されて払出口17から払出通路17aを遡ってファール球の返却出口通路22bへも入り込んでくることがある。返却通路22は賞球通路23よりも狭いので、賞球入口通路23aが満杯にならなくても回収口16から新たに回収されたファール球が受け皿18へ流下せず返却入口通路22aに溜まってきて満杯になることがある。
ファール球が返却入口通路22aに満杯になると、ファール球検知器28のリード28aが押し続けられる状態となり、ファール球検知器28からON信号がCPU61へ送り続けられる。CPU61はこのON信号が2秒続いたら返却入口通路22aが満杯になっているとの判断をし、発射装置制御部32へ指令を送って、遊技球発射装置19のロータリーソレノイド19aへの電流供給を遮断する。このことによって操作ハンドル13を操作しても、遊技球発射装置19は作動せず、パチンコ球は発射されない。受け皿18に溜まったパチンコ球を排出させて、返却入口通路22aに溜まったファール球が無くなり、ファール球検知器28がOFFになると、CPU61は発射装置制御部32に指令を送り、遊技球発射装置19のロータリーソレノイド19aへの電流供給を再開する。なお、ファール球検知器28が満杯であることを検知した場合は、賞球検知器29の検知信号があるか否かにかかわらず遊技球発射装置19の動作を不能とするように設定されている。
本発明のパチンコ機を上記の構成にすることにより、賞球が賞球通路に満杯になると遊技球発射装置の動作を不能とするが、賞球が賞球通路に満杯にならなくても、受け皿に溜まった賞球が受け皿から溢れて返却通路側に遡ってくることによって回収口から回収されたファール球で返却通路が満杯になると、遊技球発射装置の動作を不能とするので、パチンコ球が発射されなくなり、従来のパチンコ機のようにファール球が返却通路から溢れて回収口からこぼれて発射球出口から遊技球発射装置へ入り込むことが無く、遊技球発射装置を動作不良とするような不具合を発生することが無い。遊技球発射装置の動作を不能とすると操作ハンドルを操作してもパチンコ球が発射されないから、遊技者は、受け皿から溜まったパチンコ球を排出する、あるいは、遊技場の管理者を呼ぶなどして問題の解決を行えるので、遊技の興趣を損なうことを最小限にすることができ、また、パチンコ機の故障の原因を低減させることができる。
なお、上記実施例では、ファール球検知器及び賞球検知器をマイクロスイッチとしたが、これに限らずLEDなどの発光部と受光部とからなる光電スイッチでもよい。そして、ファール球検知器及び賞球検知器からのON信号が2秒続いた場合に発射装置制御部によって遊技球発射装置の動作を不能とするようにしたが、返却通路もしくは賞球通路に実質的にパチンコ球が滞留していると判断される時間であれば2秒に限ることは無い。
また、遊技球発射装置の動作を不能とする方法として、遊技球発射装置のハンマーを回動させるロータリーソレノイドへの電流供給を遮断する方法を説明したが、ハンマーが回動する軌道上にピンなどを挿入して機械的にハンマーが回動出来なくなるようにしても良い。
また、本発明の実施例をパチンコ機を例にして説明したが、遊技球を用いて遊技を行う他の種類の遊技機に適応させることも可能である。
本発明の弾球遊技機(パチンコ機)の外観を示す斜視図である。 パチンコ機の上前扉及び下前扉を開放した様子を示す斜視図である。 遊技球発射装置から発射された遊技球の流れを示す概念図である。 ファールカバーの斜視図である。 ファールカバーの平面図と正面図である。 ファールカバーを本体基盤に取り付ける様子を示す平面図である。 本発明のパチンコ機の電気系のブロック図である。 本発明の動作の流れを示すフロー図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
11 遊技盤
12 遊技領域
12a 始動入賞口
12b アウト口
12c 入賞装置
13 操作ハンドル
14 遊技球通路
15 発射球出口
16 回収口
17 払出口
17a 払出通路
18 受け皿
19 遊技球発射装置
19a ロータリーソレノイド
19b ノックアーム
20 ファールカバー
20a 発射球通路
20b ファール球受部
22 返却通路
22a 返却入口通路
22b 返却出口通路
23 賞球通路
23a 賞球入口通路
23b 賞球出口通路
20g 仕切り
30 賞球払出装置
31 計時回路
32 発射装置制御部
60 制御部
61 CPU

Claims (2)

  1. 遊技領域へ向けて遊技球発射装置によって打ち出された遊技球の内、前記遊技領域へ到達せずに戻される遊技球が回収口から回収され、前記回収口と連通した返却通路を通って遊技機の前面に設けられた受け皿へ返却されるとともに、前記返却通路が遊技球によって満杯になって前記回収口から溢れ出た遊技球が前記遊技球発射装置へ戻される弾球遊技機において、
    前記返却通路が遊技球によって満たされたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって前記返却通路が遊技球で満たされていることが検知されたことに応じて前記遊技球発射装置の動作を不能とする発射装置制御手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技領域に設けられた入賞口及び入賞装置へ遊技球が入賞すると払い出される遊技球を前記受け皿に向けて案内する賞球通路と、前記賞球通路が遊技球によって満たされたか否かを検知する第二検知手段とを設け、
    前記返却通路と前記賞球通路とを前記受け皿の手前で連通させて、
    前記第二検知手段によって前記賞球通路が遊技球で満たされていることが検知された場合は、前記検知手段による検知の有無に係わらず前記発射装置制御手段が前記遊技球発射装置の動作を不能とすることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
JP2006080083A 2006-03-23 2006-03-23 弾球遊技機 Withdrawn JP2007252567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080083A JP2007252567A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080083A JP2007252567A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007252567A true JP2007252567A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38627408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080083A Withdrawn JP2007252567A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007252567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106661A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2017196044A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 株式会社高尾 弾球遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106661A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2017196044A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 株式会社高尾 弾球遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3965073B2 (ja) 遊技機
JP2006263129A (ja) 弾球遊技機
JP2003190468A (ja) 弾球遊技機
JP2016083272A (ja) 遊技機
JP2007252567A (ja) 弾球遊技機
JP4467490B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008173227A (ja) 弾球遊技機
JP4386907B2 (ja) パチンコ遊技機の打球振分け装置
JP4834714B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005000451A (ja) 弾球遊技機
JP4247322B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008173269A (ja) 弾球遊技機
JP5008378B2 (ja) 遊技機
JP4448928B2 (ja) アレンジボール式パチンコ機
JP7058958B2 (ja) 遊技機
JP2004073873A (ja) 遊技機
JP2587213B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2877905B2 (ja) 遊技機
JPS631072B2 (ja)
JPH0130213Y2 (ja)
JP2004065827A (ja) 遊技機
JP2008073297A (ja) 弾球遊技機
JP2005253860A (ja) 遊技機
JP4431065B2 (ja) 遊技機
JPS642782Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20071010

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20100303

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761