JP2840105B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2840105B2
JP2840105B2 JP5303890A JP5303890A JP2840105B2 JP 2840105 B2 JP2840105 B2 JP 2840105B2 JP 5303890 A JP5303890 A JP 5303890A JP 5303890 A JP5303890 A JP 5303890A JP 2840105 B2 JP2840105 B2 JP 2840105B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、入賞空間と、該入賞空間に設けられた入
賞口と、前記入賞空間へ入り前記入賞口へ入賞しようと
する入賞玉を貯留したり、その貯留している入賞玉を解
放したりすることのできる貯留機構と、を含む可変入賞
球装置を有する弾球遊技機に関するものである。
[従来の技術] 従来、入賞空間へ入った入賞玉をソレノイドの非作動
により貯留可能とし、ソレノイドの作動により貯留を解
除する構造の貯留機構、又は、モータの作動により入賞
玉を貯留可能とし、さらにモータを作動させて貯留を解
除する構造の貯留機構等を含む可変入賞球装置を有する
弾球遊技機が多数市場に提供されていた。このような弾
球遊技機においては、その貯留機構の構造に関係なく入
賞空間に受け入れら入賞玉を貯留し、その後、貯留を解
除する条件の成立によって入賞玉の貯留を解除し、もっ
て入賞空間内での入賞玉の挙動に変化を与えて遊技の興
趣を盛り上げるものであった。ところで、この種の弾球
遊技機においては、可変入賞球装置を含む弾球遊技の遊
技動作を制御する遊技制御装置に対して停電対策として
の遊技データのバックアップを行っていないのが実情で
あった。
[発明が解決しようとする課題] このため、入賞玉が貯留されている状態で停電が発生
し、その後、停電が解消したときには、既に遊技データ
が消滅しているため、入賞玉の貯留を解除する条件が成
立せず、入賞玉が貯留された状態のまま保持され、貯留
を解除する条件が新たに成立するまで入賞玉として処理
されずに長期間残ってしまうという問題があった。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、停電が解消されたときに貯留
機構によって貯留された入賞玉を即座に処理することが
できる弾球遊技機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 入賞空間と、該入賞空間に設けられた入賞口と、前記
入賞空間へ入り前記入賞口へ入賞しようとする入賞玉を
貯留したり、その貯留している入賞玉を解放したりする
ことのできる貯留機構と、を含む可変入賞球装置を有す
るものにおいて、 前記可変入賞球装置を含む弾球遊技の遊技動作を予め
定めた態様で電気的に制御する電気的遊技制御装置と、 該電気的遊技制御装置に含まれ且つ電気的遊技制御装
置に電力が供給されたときに入賞玉が解放されるように
前記貯留機構を所定期間駆動する駆動制御手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
[作用] 打玉が可変入賞球装置の変化により入賞空間に受け入
れられると、その打玉は、入賞玉となって貯留機構によ
って貯留されたり解放されたりする。そして、入賞玉が
貯留された状態で停電し、その停電が解消されたときに
は、貯留機構が入賞玉を解放するように所定期間駆動さ
れるので、貯留されていた入賞玉があるときには、直ち
に可変入賞球装置に設けられた入賞口に入賞して入賞玉
として処理される。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
まず、第7図に基づいて、実施例に係る弾球遊技機の
全体の構成について説明する。第7図は、弾球遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。図におい
て、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された前面枠2の
開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3の一側
にガラス板4a,4b(第3図参照)を収納するガラス扉枠
4及び前面扉板5が開閉自在に枢着される。前記前面枠
2の裏面には、遊技盤10及び図示しない発射レール等を
取り付ける遊技盤保持枠(図示しない)が固着される。
前記前面扉板5には、打球供給皿6が取り付けられてい
る。打球供給皿6は、パチンコ遊技機1裏面に設けられ
る周知の景品玉払出装置から排出された景品玉を貯留
し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛発射レールに誘
導するように構成されている。また、打球供給皿6の上
流側下方に空間内に音声発生装置としてのスピーカ7が
収納されている。このスピーカ7は、後述する特定遊技
状態(以下、大当り状態という)になったときや、後述
する始動入賞口13a〜13cや特定入賞口65等に入賞玉が発
生したときに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音
を発生するものである。
前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技盤10の遊
技領域12に打ち出す操作ハンドル8と、余剰の景品玉を
貯溜する余剰玉受皿9とが取り付けられている。
前記遊技盤10の表面には、打玉を遊技領域12に導く打
球誘導レール11a、遊技領域12を区画する遊技領域形成
レール11b、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装
置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤
10の遊技領域12には、通常の入賞口36,15a,15b、複数の
機能の異なる始動入賞口13a〜13c、チューリップ式入賞
口16a,16b、ランプ付風車17a,17b、風車18a,18b、一対
の可動部材37a,37bを有する可変入賞球装置30、遊技効
果ランプ19a,19b、及びアウト口21等がそれぞれ配設さ
れる。
前記遊技領域12に打ち込まれた打玉が前記通常入賞口
36,15a,15b、及びチューリップ式入賞口16a,16bに入賞
すると、景品玉払出装置により所定個数(例えば13個)
の景品玉が払出されるようになっている。これら通常入
賞口のうち入賞口36は、可変入賞球装置30に設けられて
いる。また、前記始動入賞口13a〜13cに打玉が入賞する
と、同様に景品玉払出装置から所定個数の景品玉が払出
されるとともに、始動入賞口13a〜13cに関連して設けら
れた後述する始動入賞玉検出器14a〜14cの検出出力に応
答して前記可変入賞球装置30の可動部材37a,37bを相対
的に短い時間間隔で開閉動作させるようになっている。
すなわち、中央の始動入賞口13aに打玉が入賞すること
によって、可動部材37a,37bが2回開閉動作を行い、左
右の始動入賞口13b,13cに打玉が入賞することによっ
て、可動部材37a,37bが1回開閉動作を行う。そして、
この開閉動作中に可動部材37a,37bによって導かれた入
賞玉が可変入賞球装置30内に設けられた後述する特定入
賞口65に入賞したときには、いわゆる大当り状態とな
り、以下の大当り処理を行う。すなわち、可動部材37a,
37bの相対的に短い時間間隔の開閉動作を18回行うか、
あるいは18回の開閉動作中に可変入賞球装置30内に受入
れられた入賞玉が10個検出されるまで開閉動作を行い
(以下、開閉サイクルという)、更に、18回の開閉動作
中に可変入賞球装置30の下部に形成された複数の入賞口
のうち再度特定入賞口65に入賞すると、上記した開閉サ
イクルを繰返すことができるようになっている。ただ
し、特定入賞口65に入賞玉が入賞する毎に、開閉サイク
ルを直ちに停止し、次の開閉サイクルに移行する。ま
た、この開閉サイクルの繰り返しは、入賞玉が特定入賞
口65することを条件として、最高8回に限定されてい
る。
また、大当り状態になると、前記遊技効果ランプ19a,
19b及び前記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ20a〜
20cが点滅してその旨を遊技者に報知するようになって
いる。なお、可変入賞球装置30については、後に詳細に
説明する。
上記に説明した各種の入賞口に入らなかった打玉は、
遊技領域形成レール11bの最下部に設けられたアウト口2
1に取り込まれる。
更に、パチンコ遊技機1の裏面には、周知のように入
賞した入賞玉に基づいて所定個数(例えば、13個)の景
品玉を払出すための機構板が設けられるが、その機構板
の前方であって遊技盤10の裏面には、上記した入賞口あ
るいは入賞球装置に入賞した入賞玉を順序良く流下させ
る入賞玉集合カバー体23(第3図参照)が設けられてい
る。また、機構板の裏面には、パチンコ遊技全体の遊技
動作を電気的に制御する電気的遊技制御装置22が専用の
取付金具(図示しない)によって着脱自在に設けられて
いる。
次に、可変入賞球装置30の詳細な構成について第1図
ないし第4図を参照して説明する。
まず、可変入賞球装置30は、前記遊技盤10に取り付け
られる取付基板31を有し、その取付基板31の中央には、
長方形状の窓開口32が形成され、該窓開口32の奥側に入
賞空間33が形成されている。窓開口32の上部には、入賞
規制部34が突設され、該入賞規制部34の前面に上部装飾
板35が固着され、この入賞規制部34の上部であって、上
部装飾板35の後面に前記通常入賞口36が形成されてい
る。
前記窓開口32のやや上部左右には、一対の可動部材37
a,37bが開閉自在に軸支されている。この可動部材37a,3
7bは、第3図に示すようにリンク部材38a,38b(ただ
し、38bは図示せず)及び連結部材39a,39b(ただし、39
bは図示せず)を介して可動部材駆動ソレノイド40a,40b
(ただし、40bは図示せず)に連結され、可動部材駆動
ソレノイド40a,40bの励磁、非励磁に対応して可動部材3
7a,37bが打玉を受け入れる開成状態と打玉を受け入れな
い閉成状態とに交互に変化するようになっている。
また、可動部材37a,37bの回動軸を結ぶ線上であって
前記入賞空間33を上下に分割する上部玉転動板41が横臥
されている。上部玉転動板41は、後方に向って下り傾斜
するように設けられており、可動部材37a,37bによって
導かれた入賞玉をすべて後方へ転動させるようになって
いる。上部玉転動板41の後端と入賞空間33の後面壁との
間には、中央に向って傾斜している誘導板42a,42bが設
けられ、その誘導板42a,42bの傾斜下端に入賞玉が下方
に向けて落下する落下口43が形成されている。落下口43
には、入賞玉検出器44が臨み、可動部材37a,37bで受け
入れられた入賞玉を全て検出している。そして、その検
出信号は、前記開閉サイクルにおける入賞玉数の規制値
として計数される。なお、落下口43から落下した入賞玉
は、入賞玉検出器44を通過した後、後述する下部玉転動
板52に落下し、後述する特定入賞口65を含む複数の入賞
口65、66a,66bのいずれかに誘導されるようになってい
る。また、落下口43の前方であって前記上部玉転動板41
の下端裏面には、落下口43から落下する入賞玉を確実に
下方に向けて落下させるための落下玉ガイド板45が垂下
されている。なお、入賞玉検出器44を複数の入賞口65、
66a,66bの下流側に設けて入賞玉を検出するようにして
もよい。
ところで、落下口43の下方には、落下した入賞玉を左
右に振り分ける振分部材46が設けられている。この振分
部材46は、縦方向に支持された支軸47を中心に左右方向
に往復回動するものであり、その構造は、振分部材46の
後端に形成された二又係合溝48に駆動モータ51によって
回転する回転板49の前方に突出する球状突部50が係合す
ることにより行われている。すなわち、駆動モータ51の
駆動により回転板49が回転し、その回転板49の外周寄り
に突設された球状突部50が二又係合溝48内を移動して振
分部材46を左右方向に回動動作させる。しかして、落下
口43から落下する入賞玉が振分部材46に衝突すると、そ
の衝突のタイミングによって入賞玉を下部玉転動板52の
左右方向に振り分けるようになっている。なお、駆動モ
ータ51は、常に駆動されているため、振分部材46も常に
往復回動動作している。
振分部材46によって振り分けられた入賞玉は、入賞空
間33の底面として構成される下部玉転動板52上に誘導さ
れる。下部玉転動板52は、入賞空間33の奥側から手前側
に向って下り傾斜して設けられ、その流下端が後述する
複数の入賞口65、66a,66bの上端に臨むようになってい
る。また、下部玉転動板52には、この実施例の要部を構
成する貯留機構53が形成されている。ここで、貯留機構
53の構成について説明すると、貯留機構53は、下部玉転
動板52を転動する入賞玉が係止される貯留穴54と、該貯
留穴54の下方に位置して貯留穴54に出没する作動部材55
と、該作動部材55の出没動作を起動させる摺動部材58
と、該摺動部材58を摺動させる作動部材駆動ソレノイド
61とから構成されている。貯留穴54は、第2図に示すよ
うに前後方向に2列で各列3個づつ形成されている。し
たがって、下部玉転動板52を流下する入賞玉が貯留穴54
に係止される数は、最大6個である。また、作動部材55
は、貯留穴54の列に対応して2つ設けられ、それぞれが
支軸57によって揺動自在に軸支されている。また、各作
動部材55の前面には、半球状の突起部が貯留穴54に対応
して形成され、その半球状の突起部が貯留穴54から出没
するようになっている。更に、作動部材55の底面側端部
は、傾斜状の当接面部56となっており、この当接面部56
に摺動部材58に突設された当接突起59が当接して作動部
材55を揺動させるようになっている。摺動部材58は、入
賞空間33下部の側壁に形成されたガイド溝60に沿って前
後方向に移動可能とされ、その先端寄りに前記当接面部
56と当接する当接突起59が2つ形成され、その後端が作
動部材駆動ソレノイド61に連結されている。
以上の構成からなる貯留機構53の動作態様として、第
3図に示すように、作動部材駆動ソレノイド61が非励磁
状態のときには、該ソレノイド61のプランジャに周設さ
れた復帰スプリングの付勢力により摺動部材58が前方に
位置した状態となっている。このため、当接突起59と当
接面部56とが当接していないので、作動部材55の前面球
状突起が貯留穴54から退避した状態となり、貯留穴54に
入賞玉を貯留することができる。貯留穴54に入賞玉が貯
留されると、その入賞玉の下縁が作動部材55の球状突起
と当接した状態で係止される。なお、入賞玉が貯留穴54
に係止された状態においては、後続の入賞玉は、貯留さ
れた入賞玉によって流下方向を変化させながら下部玉転
動板52上を下方に向けて流下する。一方、作動部材駆動
ソレノイド61が励磁されると、第4図に示すように、摺
動部材58が奥側に移動するので、当接突起59が当接面部
56を押圧し作動部材55を支軸57を中心にして揺動する。
このとき、作動部材58の球状突起が貯留穴54から下部玉
転動板52の表面よりやや上方に突出するので、貯留穴54
に係止されている入賞玉は、作動部材55に押圧されて貯
留穴54から解放され、下部玉転動板52の下流側に向って
転動する。なお、この実施例においては、作動部材駆動
ソレノイド61の励磁時の吸引動作が急激に行われるの
で、作動部材55による貯留入賞玉の解放が図に示すよう
にジャンプさせるように行われる。これにより、貯留玉
の動きに躍動感があり、遊技に興趣を与えることができ
る。なお、貯留機構53の具体的な動作タイミングは、後
に詳述する。
可変入賞球装置30の構成に戻って、前記窓開口32の下
方両側縁及び下方縁を囲むように入賞玉受枠62が突設さ
れ、該入賞玉受枠62の前面に下部装飾板64が取着されて
いる。しかして、この入賞玉受枠62には、仕切部材63に
よって複数の入賞口が形成されている。すなわち、入賞
玉受枠62のほぼ中央には、特定入賞口65が、その左右両
側には、通常入賞口66a,66bがそれぞれ形成されてい
る。そして、特定入賞口65に入賞した入賞玉は、近接型
スイッチで構成される特定入賞玉検出器67によって検出
される。また、下部装飾板64の下部左右には、前記した
開閉サイクルの継続回数(8回)を報知する継続回数表
示器68と前記入賞玉検出器44によって検出された入賞玉
数を表示する入賞個数表示器69とが前面に臨むように配
置されていると共に、大当り状態時等に点滅して遊技の
雰囲気を盛り上げる遊技効果LED70も複数個配置されて
いる。
更に、可変入賞球装置30には、第3図に示すように、
入賞空間33の後方から入賞空間33全体を照射する遊技効
果ランプ71や、可変入賞球装置30に設けられる電気的部
品の一部又は全部の配線を中継する中継端子板72が設け
られている。図示の実施例では、中継端子板72が可変入
賞球装置30の後方下端面に沿って敷設され、配線を接続
するコネクタ73が下向きの面に設けられているので、配
線の接続作業を簡単に行うことができると共に、可変入
賞球装置30の後方への突出量を少なくすることができ
る。なお、中継端子板72から導出される配線は、前記電
気的遊技制御装置22に接続される。
以上、可変入賞球装置30の構成について説明してきた
が、この可変入賞球装置30の動作タイミングを第5図に
示すタイミングチャートに基づいて説明する。なお、第
5図中始動入賞玉検出器は、1回開き用の始動入賞口13
b,13cに対応する始動入賞玉検出器14b,14cを例示した。
まず、電源が投入されると、作動部材駆動ソレノイド
61が複数回作動される。具体的には、電源投入と同時に
T1時間(2秒)ONされ、その後、T2時間(0.5秒)のOFF
とT3時間(0.5秒)のONとが交互に3回行われる。つま
り、作動部材55の球状突起が貯留穴54に4回出没するこ
とになる。これにより、電源投入前に貯留穴54に貯留さ
れている入賞玉があっても、その入賞玉が特定入賞口65
又は通常入賞口66a,66bに誘導されるので、その入賞玉
による所定個数の景品玉の払出が直ちに行われることに
なる。なお、図示のタイミングチャートで作動部材駆動
ソレノイド61を複数回作動させるようにしたのは、貯留
穴54が上下方向に複数個設けられているので、比較的短
い時間でしかも1回だけ動作させた場合には、上流側で
貯留解放された入賞玉が再度下流側の貯留穴54に貯留さ
れてしまうおそれがあるからである。ただし、このよう
な不都合を解消するために比較的長い時間(例えば、4
〜5秒)作動部材駆動ソレノイド61を作動させる場合に
は、1回だけでもよい。
また、上記した作動部材駆動ソレノイド61による動作
によって貯留解放された入賞玉が特定入賞口65に入賞し
て特定入賞玉検出器67をONさせても、その信号V1は、無
効とされる。つまり、信号V1によっては、大当り状態、
又は繰り返し条件が成立したとは見なされず、このた
め、可動部材駆動ソレノイド40a,40bは、駆動されるこ
とがない。この場合、逆に信号V1があったときに、新た
な大当り状態と見なして可動部材駆動ソレノイド40a,40
bの18回の開閉サイクルを行うようにしてもよい。
遊技が開始されて打玉が始動入賞口13b,13cのいずれ
かに入賞すると、始動入賞玉検出器14b,14cのいずれか
からの信号S1に基づいて可動部材駆動ソレノイド40a,40
bが1回動作される。具体的には、信号S1があったとき
からT14時間(0.8秒)後にT15時間(0.4秒)だけ可動部
材駆動ソレノイド40a,40bをONする。そして、可動部材
駆動ソレノイド40a,40bがOFFとなった後、T16時間(2
秒)が遅れ玉の受付け時間とされる。この遅れ玉の受付
け時間は、可動部材37a,37bが閉成する直前に受け入れ
られた入賞玉が特定入賞口65に入賞する場合を考慮して
設定されるもので、入賞玉が可動部材37a,37bに受け入
れられてから特定入賞口65に到達するに十分な時間であ
る。したがって、始動入賞玉検出器14b,14cが作動した
時点から遅れ玉の受付け時間T16が経過するまでの時間T
17(3.4秒)の間に特定入賞玉検出器67からの信号があ
れば、大当り状態と判定されることになる。ところで、
始動入賞口13b,13cに打玉が入賞すると、上記したよう
に可動部材駆動ソレノイド40a,40bが作動されると共
に、作動部材駆動ソレノイド61も複数回作動される。具
体的には、始動信号S1があった後前記時間T14経過後、
作動部材駆動ソレノイド61がT4時間(0.9秒)ONされ、
その後、T6時間(0.5秒)OFFとされ、更に、T5時間(3
秒)ONとされ、その後、T6時間のOFFとT7時間(0.5秒)
のONとが交互に3回行われる。つまり、合計5回作動さ
れることになる。そして、前半の2回は、相対的に長い
時間ONとされ、後半の3回は、相対的に短い時間ONとさ
れる。これは、始動入賞時において可動部材37a,37bで
受け入れられた入賞玉が貯留穴54に貯留されずになるべ
く速く特定入賞口65又は通常入賞口66a,66bに到達する
ようにするためである。また、後半の3回は、始動入賞
による可変入賞球装置30への入賞玉を確実に貯留させな
いために行われるものである。なお、上記の説明では、
1回開き用の始動入賞口13b,13cへの入賞に基づく作動
部材駆動ソレノイド61の態様について説明したが、2回
開き用始動入賞口13aへの入賞に基づく作動部材駆動ソ
レノイド61の駆動態様については、ほぼ同じように設定
しても良いが、例えば、前記T4時間の長さを長め(例え
ば、2.5秒)にしてもよい。
一方、始動入賞玉検出器14b,14cのいずれかの始動信
号に基づく可動部材37a,37bの開閉動作によって受け入
れられた入賞玉が特定入賞口65に入賞した場合が第5図
の始動入賞信号S2以降に示されている。これについて説
明すると、始動入賞信号S2があったときから前記T17時
間が経過するまでの間に特定入賞玉検出器67からの信号
V2があった場合には、そのV2信号に応じて作動部材駆動
ソレノイド61の駆動を直ちに停止し、新たな態様による
作動部材駆動ソレノイド61を複数回作動させる。具体的
には、T8時間(2秒)のONの後、T9時間(0.5秒)のOFF
とT10時間(0.5秒)のONとが交互に2回行われる。これ
は、受け入れられた入賞玉をすべて入賞玉として処理す
るためである。
また、V2信号があったときからT18時間(4秒)経過
すると、前記した開閉サイクルの18回の開閉動作に移行
すべく可動部材駆動ソレノイド40a,40bが所定時間間隔
で交互にON・OFFを繰り返す。そして、この開閉サイク
ル中は、作動部材駆動ソレノイド61がOFFとされたまま
であり、このため、可変入賞球装置30に入賞した入賞玉
は、貯留機構53によって貯留可能な状態となっている。
上記のようにして、18回開閉動作に移行した後には、
可動部材駆動ソレノイド40a,40bが18回作動したとき、
又は入賞玉検出器44が入賞玉を10個検出したときのいず
れか早い方の動作が達成されたときに作動部材駆動ソレ
ノイド61が複数回作動する。図示のタイムチャートで
は、可動部材駆動ソレノイド40a,40bが18回作動した後
の作動を示し、具体的には、T11時間(0.5秒)ONされた
後、T13時間(0.5秒)OFFとされ、再度T12時間(3秒)
ONされ、その後、T13時間のOFFとT11時間のONとが交互
に3回行われる。ただし、上記した作動が最後まで行わ
れるのは、特定入賞玉検出器67からの検出信号がない場
合であって、18回開閉動作中に特定入賞玉検出器67がON
したとき、又は18回開閉動作終了後のT19時間(2秒:
遅れ玉受付け時間)内に特定入賞玉検出器67がONしたと
きには、前記T18時間内の作動部材駆動ソレノイド61の
複数回の作動が行われた後、次の開閉サイクルに移行す
る。これは、開閉サイクル中に貯留機構53によって貯留
された入賞玉をすべて解放して入賞玉として処理し、次
の開閉サイクルに移行する際に貯留機構53内に入賞玉が
貯留されていない状態で開始できるようにするためであ
る。
以上、可変入賞球装置30の動作タイミングについて説
明してきたが、これによれば、電源投入時に直ちに貯留
機構53の作動部材駆動ソレノイド61を所定期間作動させ
るようにしたので、仮に、入賞玉が貯留された状態で停
電したときでも、その停電が解消されたときには、直ち
に可変入賞球装置30の下方部に設けられた複数の入賞口
65、66a,66bのいずれかに入賞して入賞玉として処理さ
れる。したがって、貯留機構53が打玉の貯留を解除する
条件が成立するまで待つことなく、貯留された入賞玉を
処理することができる。
また、上記のような動作タイミングを採用したことに
よって、以下のような利点もある。すなわち、遊技場に
おいて、テスト打ちをする場合であって、可変入賞球装
置30の大当り状態でのテストを終了して次の別のテスト
に移りたい場合に、電源を強制的にOFFとし、再度ONす
ることにより、前記大当りテスト中に貯留機構53で貯留
された入賞玉を意図的に解放することができるため、大
当り制御を最後まで行ったり、あるいは大当り制御にお
ける貯留解除条件の成立まで待たなければならないとい
う無駄な時間を必要とせず、いつでも即座に次のテスト
を行うことができる。
なお、上記した実施例においては、貯留機構53の駆動
源として作動部材駆動ソレノイド61を使用したものを示
し、且つ貯留できる入賞玉数も複数個のものを示した
が、第6A図及び第6B図に示す貯留機構80のように駆動源
としてモータ84を使用し、貯留可能な入賞玉数も1個の
ものでもよい。これについて簡単に説明すると、貯留機
構80は、昇降部材81と、該昇降部材81を駆動するモータ
84と、該モータ84の駆動を制御する検出器88、89とから
構成されている。昇降部材81は、その前方部分に作動部
82を有し、その後方に係合溝83を有している。作動部82
は、入賞玉を1個載置可能に形成されると共に、可変入
賞球装置の入賞空間90を構成する後壁91と転動板92との
間に形成される貯留穴93内に出没するように上下動し、
係合溝83は、モータ84に固着される回転カム85の外周寄
りに突設された係合ピン86と係合するものである。な
お、転動板92の下流側には、特定入賞口94が設けられて
いる。ところで、前記回転カム85の外周には、凹部87が
形成され、相対峙して配置される2つの検出器88、89を
交互に作動させるようになっている。
上記のように構成される貯留機構80の作用について説
明すると、まず、通常時においては、第6B図に示すよう
に、昇降部材81が上昇した位置となって入賞玉を貯留し
ない状態となっている。このとき、係合ピン86は、上部
にあり、凹部87と検出器89とが係合している。すなわ
ち、検出器89は、入賞玉が貯留できない状態を検出する
ものである。しかして、所定の駆動信号に基づいてモー
タ84が駆動されて回転カム85が回転すると、係合ピン86
も徐々に下降していき、これと係合する昇降部材81も下
降し、係合ピン86が最も下方となったときに第6A図に示
すように、凹部87と検出器88とが係合してモータ84の駆
動を停止する。このとき、作動部82が貯留穴93内に完全
に没入した状態となっているため、入賞玉を貯留可能な
状態としている。すなわち、検出器88は、入賞玉が貯留
可能な状態を検出するものである。更に、所定の駆動信
号に基づいてモータ84が駆動されると、再度第6B図に示
す状態となるため、貯留穴93に貯留されていた入賞玉
は、作動部82によって押し上げられて解放される。
上記したように貯留機構80においても入賞玉を貯留し
たり、あるいは解放したりできるものであるが、電源投
入時に検出器89が作動するまでモータ84を駆動させるよ
うに制御すれば、貯留されている入賞玉の処理をただち
に行うことができる。
以上、説明した実施例においては、可変入賞球装置内
に特定入賞口65、94を含むものを示したが、特定入賞口
が可変入賞球装置の中ではなく、遊技盤上の所定の入賞
口とされ、その所定の入賞口に打玉が入賞したときに、
18回の開閉サイクルを行うようなものでもよい。また、
可変入賞球装置は、実施例以外の構造のもの、例えば、
可動部材がスライドするもの又は開閉板が開閉するもの
でもよい。更に、弾球遊技機として、打玉を打球供給皿
6に投入して行う形式のものを例示したが、持ち玉情報
が記録されたカードを使用して遊技を行う、いわゆるカ
ード式弾球遊技機であってもよい。
[発明の効果] 以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る弾球遊技機は、電源投入時に貯留機構が入賞玉を
解放するように所定期間駆動されるように構成されてい
るので、入賞玉が貯留された状態で停電し、その停電が
解消されたときに貯留されていた入賞玉があるときに
は、直ちに可変入賞球装置に設けられた入賞口に入賞し
て入賞玉として処理される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る貯留機構が含まれる可変入賞球
装置の正面図、第2図は、貯留機構の構成を示す一部破
断した状態の部分斜視図、第3図及び第4図は、可変入
賞球装置の縦断面図であり、第3図は、入賞玉を貯留し
た状態を示し、第4図は、貯留された入賞玉を解放した
状態を示す。第5図は、可変入賞球装置の動作タイミン
グの一例を示すタイミングチャート、第6A図及び第6B図
は、可変入賞球装置内に設けられる他の貯留機構を示す
部分縦断面図であり、第6A図は、入賞玉を貯留した状態
を示し、第6B図は、貯留された入賞玉を解放した状態を
示す。第7図は、実施例に係る可変入賞球装置が適用さ
れる弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図
である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 22……電気的遊技制御装置 30……可変入賞球装置、33……入賞空間 53、80……貯留機構 65、66a,66b……入賞口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞空間と、該入賞空間に設けられた入賞
    口と、前記入賞空間へ入り前記入賞口へ入賞しようとす
    る入賞玉を貯留したり、その貯留している入賞玉を解放
    したりすることのできる貯留機構と、を含む可変入賞球
    装置を有する弾球遊技機において、 前記可変入賞球装置を含む弾球遊技の遊技動作を予め定
    めた態様で電気的に制御する電気的遊技制御装置と、 該電気的遊技制御装置に含まれ且つ電気的遊技制御装置
    に電力が供給されたときに入賞玉が解放されるように前
    記貯留機構を所定期間駆動する駆動制御手段と、を備え
    たことを特徴とする弾球遊技機。
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