JP2000070487A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2000070487A
JP2000070487A JP10262300A JP26230098A JP2000070487A JP 2000070487 A JP2000070487 A JP 2000070487A JP 10262300 A JP10262300 A JP 10262300A JP 26230098 A JP26230098 A JP 26230098A JP 2000070487 A JP2000070487 A JP 2000070487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
symbol
game ball
ball
special
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10262300A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Maruyama
和久 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Enterprises Ltd filed Critical Sega Enterprises Ltd
Priority to JP10262300A priority Critical patent/JP2000070487A/ja
Publication of JP2000070487A publication Critical patent/JP2000070487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CR機の通常時の遊技動作中にも遊技興趣を
低下させることなく、球持ちを良くするための仕組みを
取り入れた弾球遊技機を提供すること。 【解決手段】 特定入賞口への遊技球の入賞を条件とし
て、特図ゲームに伴う変動表示図柄の可変表示を行う特
別図柄表示装置113と、特別図柄表示装置113にお
ける変動表示図柄の停止図柄態様に基づいて所定数回の
開放動作を行う特別図柄役物装置115と、特定領域へ
の遊技球の通過を条件として、普図ゲームに伴う変動表
示図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置114と、普
通図柄表示装置114における変動表示図柄の停止図柄
態様に基づいて所定数回の開放動作を行う普通図柄役物
装置116と、普通図柄役物装置116の開放動作タイ
ミングに合わせて、所定の入賞口116へと遊技球を導
くように設けられた導球部118a〜118cを作動さ
せる導球作動装置とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特別図柄表示装置
における変動表示図柄の停止図柄態様に基づき、遊技者
に対して所定の遊技価値を付与する弾球遊技機の分野に
関する。
【0002】
【発明の背景技術】近年、パチンコ遊技機等の弾球遊技
機においては、遊技領域のほぼ中央位置に、LCD(Li
quid Crystal Display;液晶表示装置)やCRT(Cath
ode Ray Tube)等の高精細なカラー表示が可能な特別図
柄表示装置を設け、この特別図柄表示装置において行わ
れる特図ゲームによって、遊技興趣を高めたものが知ら
れている。
【0003】特図ゲームとは、特別図柄表示装置に表示
される所定数の特別図柄が所定の遊技条件に基づいて変
動表示を開始し、変動表示の停止時における停止図柄態
様が、あらかじめ定められた特定の組み合わせとなって
いる場合を大当たりとするゲームである。そして、大当
たりとなると特別電動役物を作動させ、たとえば、大入
賞口と呼ばれる変動入賞装置を開状態として遊技球の入
賞が容易となる状態を一定期間断続的に発生させる。
【0004】また同様にして、遊技領域の特定位置に、
複数のLED(Light Emitting Diode;発光ダイオー
ド)等からなる普通図柄表示装置を設け、この普通図柄
表示装置において行われる普図ゲームによって、さらに
遊技興趣を高めたものが種々提供されている。
【0005】普図ゲームとは、普通図柄表示装置に表示
される所定数の普通図柄が所定の遊技条件に基づいて変
動表示を開始し、変動表示停止時における停止図柄態様
が、あらかじめ設定された図柄あるいは図柄の組み合わ
せとなっている場合を小当たりとするゲームである。そ
して、小当たりとなると普通電動役物を作動させ、たと
えば、電動チューリップ型役物を開状態として遊技球の
入賞が容易となる状態を発生させる。
【0006】これらの特図ゲームおよび普図ゲームは、
あらかじめ設定された抽選確率に基づいて行われる、完
全確率の抽選を基本とするゲームである。そして、抽選
結果を外部に報知するまでの、変動図柄が完全に停止す
るまでの間は、特別図柄表示装置において種々の演出を
行うことで、遊技興趣を高める工夫をしたものが一般的
となっている。
【0007】
【従来技術】従来、特別図柄表示装置において特図ゲー
ムを行うとともに、普通図柄表示装置において普図ゲー
ムを行う弾球遊技機として、たとえば、普通図柄表示に
おいて確率変動機能を有する第1種特別電導役物付きパ
チンコ遊技機(以下、第1種パチンコ遊技機)がある。
【0008】第1種パチンコ遊技機は、一般に、特図ゲ
ームを行うための特別図柄表示装置と、普図ゲームを行
うための普通図柄表示装置とを備えている。ここで、特
別図柄表示装置は、たとえば、左図柄、中図柄、右図柄
の3図柄を表示させる図柄表示領域を有し、これらの図
柄表示領域に「1」から「16」までの数字に対応する
「0」〜「9」、「A」〜「F」等の特別図柄をそれぞ
れ表示するものとする。一方、普通図柄表示装置は、た
とえば、左図柄、右図柄の2図柄を表示させる図柄表示
領域を有し、これらの図柄表示領域に「1」、「3」、
「5」、「7」、「9」等の普通図柄をそれぞれ表示す
るものとする。
【0009】以下、従来の第1種パチンコ遊技機におけ
る特図ゲームおよび普図ゲームの動作手順を説明する。
【0010】(特図ゲーム)まず、遊技球発射装置から
遊技盤面の遊技領域内に向けて遊技球を発射し、この遊
技球が第1種始動口(スタートチャッカ)に入賞する
と、特別図柄表示装置中に表示される各特別図柄がそれ
ぞれ変動表示を開始する。そして、変動開始から所定の
時間が経過すると、たとえば、左図柄、右図柄、中図柄
の順に変動を停止し、最終的な停止図柄態様が決定す
る。
【0011】第1種パチンコ遊技機は、特別図柄表示装
置に表示される3図柄が、特定の同一図柄で揃っている
場合を大当たりとしたものが一般的であり、大当たりと
なると、条件装置を作動させることで、大入賞口を30
秒未満あるいは遊技球がおおむね10個入賞するまで開
放動作を行う。この開放動作を最大16回継続し、遊技
者に対して大量の出玉を獲得できるチャンスを与えるこ
とになる。
【0012】一方、変動図柄がすべて停止した時点で、
特別図柄表示装置に表示される3図柄が、大当たりとな
る組み合わせ以外で停止した場合、遊技球発射装置から
遊技盤面の遊技領域内に向けて遊技球を発射し、遊技球
を第1種始動口に再び入賞させることで特図ゲームを開
始する。以下、遊技球の発射動作を継続することにより
遊技を繰り返し行う。
【0013】(普図ゲーム)特図ゲームと同様に遊技球
を発射し、この遊技球が普図始動ゲート(スルーチャッ
カ)を通過すると、普通図柄表示装置中に表示される各
普通図柄がそれぞれ変動表示を開始する。そして、変動
開始から一定時間経過すると、たとえば、左図柄、右図
柄の順に変動を停止する。ここで、普通図柄表示装置に
表示される2図柄が同一図柄で揃っている場合を小当た
りとし、小当たりとなると、第1種始動口兼用のチュー
リップ型電動役物を開放したり、同じく第1種始動口兼
用の小アタッカを開放したりすることで、遊技者に対し
て第1種始動口に割り当てられた数の賞球を行い、遊技
球の球持ちを良くする。
【0014】このような従来の第1種パチンコ遊技機に
は、特定図柄で大当たりとなった場合、通常時は11分
の1程度の小当たり確率を、他の特定図柄で大当たりと
なるまで約10倍アップさせたもの等がある。
【0015】また、変動時間を5秒程度に短縮させた、
いわゆる時短機能を有するものも提案されている。これ
は、普図ゲームの小当たり確率をあらかじめ2分の1程
度まで高めておくことにより、時短機能によって一定時
間内でのチューリップ型電動役物や小アタッカの開放回
数を高め、遊技球の球持ちを良くし、次回の大当たりま
で持球で遊戯できるというものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
るパチンコ遊技機は、適度な射幸性を配慮し、突出した
勝ち負けをなくすとともに、時間当たりの消費金額を抑
えるという趣旨から、あらかじめ設定された一定条件の
もとに作られている。そして、この一定条件も世情に合
わせて種々変更されており、たとえば今日では、普図ゲ
ームにおける小当たり確率、特図ゲームにおける大当た
り確率とも、10倍までのアップしか認められていな
い。
【0017】このため、プリペイドカードによって球貸
しを行うカード式パチンコ遊技機(以下、CR機)のよ
うに、特図ゲームにおいて確率変動機能を有するパチン
コ遊技機では、普図ゲームにおける確率変動または時短
は、特図ゲームにおける確率変動時以外には認められな
くなり、通常時に普図ゲームの確率変動や時短を行うこ
とができなくなった。
【0018】したがって、通常時には今までのような手
法では、球持ちを良くするための仕組みがなくなり、遊
技者にとっては、通常時における遊技興趣が低下すると
いう問題点となっていた。
【0019】
【発明の目的】本発明は、このような事情のもとになさ
れたものであり、その目的は、通常時の遊技動作中にも
遊技興趣を低下させることなく、球持ちを良くするため
の仕組みを取り入れた弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の弾球遊技
機は、特定入賞口への遊技球の入賞を条件として、特図
ゲームに伴う変動表示図柄の可変表示を行う特別図柄表
示装置と、特別図柄表示装置における変動表示図柄の停
止図柄態様に基づいて所定数回の開放動作を行う特別図
柄役物装置と、特定領域への遊技球の通過を条件とし
て、普図ゲームに伴う変動表示図柄の可変表示を行う普
通図柄表示装置と、普通図柄表示装置における変動表示
図柄の停止図柄態様に基づいて所定数回の開放動作を行
う普通図柄役物装置と、普通図柄役物装置の開放動作タ
イミングに合わせて、所定の入賞口へと遊技球を導くよ
うに設けられた導球部を作動させる導球作動装置とを備
えるように構成している。
【0021】このように請求項1記載の弾球遊技機は、
普通図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄態様
に基づいて普通図柄役物装置を所定回数開放動作させる
ように、いわゆる、普図ゲームにおいて小当たりとなる
と、導球部を作動させることによって所定の入賞口に対
して遊技球を導くようにする。これによって、賞球を得
やすくなる。
【0022】請求項2記載の弾球遊技機は、特定入賞口
への遊技球の入賞を条件として、特図ゲームに伴う変動
表示図柄の可変表示を行う特別図柄表示装置と、特別図
柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄態様に基づ
いて所定数回の開放動作を行う特別図柄役物装置と、特
定領域への遊技球の通過を条件として、普図ゲームに伴
う変動表示図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置と、
普通図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄態様
に基づいて所定数回の開放動作を行う普通図柄役物装置
と、普通図柄役物装置へと遊技球を導くように設けられ
た導球部を、普通図柄役物装置の開放動作タイミングに
合わせて作動させる導球作動装置とを備えるように構成
している。
【0023】このように請求項2記載の弾球遊技機は、
普通図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄態様
に基づいて普通図柄役物装置を所定回数開放動作させる
ように、いわゆる、普図ゲームにおいて小当たりとなる
と、導球部を作動させることによって普通図柄役物装置
に対して遊技球を導くようにする。これによって、賞球
を得やすくなり、さらに、普通図柄役物装置が特図ゲー
ムにおける特定入賞口も兼用している場合、特図ゲーム
の開始数も増えることになる。
【0024】請求項3記載の弾球遊技機における導球部
は、請求項1または2記載の弾球遊技機に加えて、普通
図柄役物装置の上方位置において複数個の遊技球を停留
させる遊技球停留部と、導球作動装置からの作動要求に
基づいて、遊技球停留部において停留された遊技球の停
留を解除する停留解除部とを有するように構成してい
る。
【0025】このように請求項3記載の弾球遊技機は、
遊技球停留部において停留させた遊技球を停留解除部に
よって停留の解除を行うことで、所定の入賞口あるいは
普通図柄役物装置へと複数の遊技球を一度に導きやすく
している。
【0026】請求項4記載の弾球遊技機における遊技球
停留部は、請求項3記載の弾球遊技機に加えて、特別図
柄表示装置と普通図柄役物装置との間に設けられ、当該
普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜ステージからな
り、また、停留解除部は、傾斜ステージの下流位置にお
いて上下動自在に設けられた係止板からなり、係止板が
上に位置する際に傾斜ステージ上の遊技球を停留させ、
係止板が下に位置する際に遊技球の停留を解除するよう
に構成している。
【0027】このように請求項4記載の弾球遊技機は、
係止板を上に位置させることで、傾斜ステージから転が
り落ちてくる遊技球を停留させることができ、遊技球が
停留した状態で係止板を下に位置させることで、停留し
ていた遊技球を、普通図柄役物装置へと導くことができ
る。
【0028】請求項5記載の弾球遊技機における遊技球
停留部は、請求項3記載の弾球遊技機に加えて、特別図
柄表示装置と普通図柄役物装置との間に設けられ、当該
普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜ステージからな
り、また、停留解除部は、傾斜ステージ上において前後
方向に揺動自在に設けられた揺動板からなり、揺動板が
後部より前部が上に位置する際に傾斜ステージ上の遊技
球を停留させ、揺動板が後部より前部が下に位置する際
に遊技球の停留を解除するように構成している。
【0029】このように請求項5記載の弾球遊技機は、
揺動板の前部を後部よりも上に位置させることで、傾斜
ステージから転がり落ちてくる遊技球を停留させること
ができ、遊技球が停留した状態で揺動板の前部を後部よ
りも下に位置させることで、停留していた遊技球を、普
通図柄役物装置へと導くことができる。
【0030】請求項6記載の弾球遊技機における遊技球
停留部は、請求項3〜5記載の弾球遊技機に加えて、特
別図柄表示装置と普通図柄役物装置との間に設けられ、
当該普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜ステージか
らなり、また、停留解除部は、傾斜ステージ上において
中心位置を基準として両端部を上下方向に揺動自在に設
けられた分割揺動板からなり、分割揺動板の両端部が共
に下に位置する際に傾斜ステージ上の遊技球を停留さ
せ、分割揺動板の両端部が共に上に位置する際に遊技球
の停留を解除するように構成している。
【0031】このように請求項6記載の弾球遊技機は、
分割揺動板の両端部を共に下に位置させることで、傾斜
ステージ上に遊技球を停留させることができ、遊技球が
停留した状態で分割揺動板の両端部を共に上に位置させ
ることで、停留していた遊技球を、普通図柄役物装置へ
と導くことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本発明
の弾球遊技機としてのパチンコ遊技機は、パッキーカー
ド(日本レジャーカードシステム株式会社)、パニーカ
ード(日本ゲームカード株式会社)、ジャッキーカード
(日本アドバンストカードシステム株式会社)等のプリ
ペイドカードによって球貸しを行うカード式パチンコ遊
技機(以下、CR機)に適用したものとして説明を行
う。
【0033】( 第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例におけるパチンコ遊技機の遊技盤面を正面から見たも
のであり、主要部材の配置を示す。本実施例のパチンコ
遊技機(弾球遊技機)101は、大別して、遊技盤面を
構成する遊技盤(ゲージ盤)102と、遊技盤102を
支持固定する遊技機枠(台枠)103とから構成されて
いる。遊技盤102は、ガイドレール111によって囲
まれた、ほぼ円形状の遊技領域112を有し、遊技領域
112中に発射した遊技球が遊技くぎ等に当たって戻っ
てくるのを防止するため、ガイドレール111の先端位
置にはファール球止め111aを設けている。
【0034】遊技領域112のほぼ中央位置には、10
インチサイズのTFT(Thin FilmTransistor)方式に
よるアクティブマトリクス型LCDによって構成される
特別図柄表示装置113を配置しており、特別図柄表示
装置113によって行われる特図ゲームによって、パチ
ンコ遊技機101における遊技興趣を高めている。この
特別図柄表示装置113では、特図ゲームの進行に伴っ
て、画像、キャラクタ、変動図柄等を表示する。
【0035】なお、特別図柄表示装置113に用いる表
示装置としては、本例におけるLCDに限らず、CRT
からなる表示装置や、蛍光表示管またはLEDを用いた
表示装置に置換することも可能である。さらには、アク
ティブマトリクス型LCDではなく、DSTN(Double
Super Twisted Nematic)型のLCDであってもよい。
【0036】特別図柄表示装置113の上方位置には、
普通図柄表示装置114が設けられ、特別図柄表示装置
113の下方位置には、特別図柄表示装置113での特
図ゲームにおいて、大当たり発生時にソレノイド等によ
り駆動されて開放動作を行う大入賞口115が設けられ
ている。
【0037】大入賞口115は、後述する特別図柄始動
口116に遊技球が入賞するタイミングに基づいて特図
ゲームが行われた結果、特別図柄表示装置113に表示
される図柄が特定のパターンとなって大当たりとなった
場合に、30秒未満の開放動作を最大16回継続して行
うものである。これによって、遊技者に対して特別遊技
(ボーナスゲーム)、すなわち、多くの賞球獲得の機会
を与えるものである。なお、大入賞口115に遊技球が
おおむね10個入賞した場合は、開放時間が所定時間以
内であっても大入賞口115の開放動作は停止する。
【0038】そして、特別図柄表示装置113と大入賞
口115との間には、特定入賞口となる特別図柄始動口
116が設けられており、本実施例における特別図柄始
動口116は、普通電動役物を兼用するため、チューリ
ップ型電動役物によって構成されている。また、普通図
柄表示装置114の下部には、特別図柄始動口116へ
の入賞球を記憶する特図保留記憶表示部116a〜11
6dとして赤色に発光するLEDが配設されており、特
別図柄始動口116に入賞した際に順次発光させること
によって特別図柄始動口116への入賞記憶を外部に報
知するようになっている。
【0039】また、特別図柄表示装置113の左右位置
には普通図柄始動口となるスルーゲート117L、11
7Rがそれぞれ設けられており、これらスルーゲート1
17L、117Rはワープルート(図示せず)への入口
となっている。ワープルートは、特別図柄表示装置11
3が大型化することによって特別図柄始動口116に入
賞しにくくなった遊技球を、特別図柄始動口116へと
導くように設けられたものである。
【0040】すなわち、スルーゲート117L、117
Rを通過した遊技球は、ワープルートを通って特別図柄
表示装置113の右下または左下に設けられたワープア
ウト(図示せず)から出てくるようになっている。ワー
プアウトから出てきた遊技球は、特別図柄表示装置11
3の下部に設けられたステージ118上に導かれ、ステ
ージ118のほぼ中央位置から特別図柄始動口116へ
と落下する。これによって、特別図柄始動口116への
入賞率を高めている。
【0041】さらに、大入賞口115の下方位置には、
入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴119が設け
られており、また、大入賞口115の左右斜め上方位置
には通常入賞口120L、120R、121L、121
Rが設けられている。
【0042】一方、遊技機枠103は、大別して、内枠
151と、ガラス枠152と、外枠153とから構成さ
れている。内枠151は、ヒンジ154、155を介し
て外枠153に取り付けられており、後述するシリンダ
錠166に鍵を挿入し、右側に回すことで前方に開放
し、遊技盤の裏面側を操作することができるようになっ
ている。内枠151の上方位置には、大当たり動作中に
点灯する外部表示ランプ161が設けられ、ガラス枠1
52外の左右上部位置には、賞球時に点灯するランプ1
62と、エラー発生時に点灯するランプ163とが設け
られている。また、内枠151におけるガラス枠152
の左側には、球抜き穴164が設けられ、内枠151に
おけるガラス枠152の右側には、錠穴飾り165およ
びシリンダ錠166が設けられている。
【0043】ガラス枠152は、ヒンジ154、155
を介して外枠153に取り付けられており、後述するシ
リンダ錠166に鍵を挿入し、左側に回すことで前方に
開放し、遊技盤面における球詰まり等に対処することが
できるようになっている。ガラス枠152の下部位置に
は、上受皿セット171が取り付けられており、さら
に、上受皿セット171の下方には、下受皿セット18
1が取り付けられている。上受皿セット171には、発
射すべき遊技球を供給するための上受皿172と、上受
皿172内の遊技球を下受皿182側に流す供給解除ボ
タン173と、スピーカ174とが一体的に設けられて
いる。一方、下受皿セット181には、賞球等の出玉を
貯留するための下受皿182と、下受皿182内の遊技
球を出玉ケース(ドル箱)内に投下するためのスライド
操作部183と、灰皿184とが設けられている。
【0044】また、下受皿セット181の右側には、遊
技球の発射を操作するためのグリップハンドル191が
設けられ、グリップハンドル191の左上に位置する部
分には、発射ストップボタン192が設けられている。
発射ストップボタン192は、グリップハンドル191
を操作して遊技球の打ち出しを行っている最中に押下す
ることで、即座に遊技球の打ち出しを停止することがで
き、押下を解除すると打ち出しを再開するものである。
すなわち、発射ストップボタン192の押下によって無
効球の発射を低減する。
【0045】図2および図3は、図1に示すステージの
要部構成を示す図であり、図2は遊技球の停留状態、図
3は遊技球の停留解除状態を示す。ステージ118は、
ワープアウトから出てきた遊技球を、特別図柄始動口1
16上に落下させるためのものである。ステージ118
の前方には上下動自在に設けられた係止板118aが配
設されており、係止板118aは、図2に示すように、
上に位置した状態でステージ118と共に遊技球停留部
として機能する。
【0046】この状態で係止板118aは、遊技球の落
下を阻止するようになっており、おおむね4個の遊技球
をステージ118上に停留させる。また、係止板118
aは、図3に示すように、下に位置した状態で停留解除
部として機能し、この状態で係止板118aは、遊技球
の停留を解除し、ステージ118上に停留された遊技球
を特別図柄始動口116の上へと落下させる。特別な遊
技条件を満たしていない通常時における係止板118a
の停留解除タイミングは、まったくランダムなタイミン
グに設定されている。しかし、特定の大当たり図柄で当
たったときのように、特別な遊技条件を満たす通常時に
は、普図ゲームで小当たりとなると、特別図柄始動口1
16の開放直前に停留解除を行うようにする。
【0047】図4は、本実施例におけるパチンコ遊技機
のシステム構成を示すものである。パチンコ遊技機10
1は、遊技機内の各ブロックに電源電圧を供給する電源
部201と、遊技機内における各種動作を制御する遊技
制御部202とを備えている。電源部201は、外部商
用電源200から供給される交流電圧を整流した後に電
圧変換を行い、電源線221〜224を介して、遊技制
御部202に所定の直流電圧を供給する電源回路であ
る。
【0048】電源部201から引き出された電源線22
1は、各種ソレノイドまたはランプ等の高圧デバイスを
駆動するための33ボルト直流電圧を供給する電源線で
あり、電源線222は、各種表示部に供給するための2
4ボルト直流電圧を供給する電源線である。同様に、電
源線223は、各種スイッチ類を駆動するための12ボ
ルト直流電圧を供給する電源線であり、電源線224
は、ロジック回路に供給するための5ボルト直流電圧を
供給する電源線である。
【0049】遊技制御部202は、パチンコ遊技機10
1の遊技盤102の背面位置に設けられ、役物制御回路
203と、入出力回路204と、表示・音声制御回路2
05とを備えている。役物制御回路203は、信号線2
11を介して入出力回路204におけるセンサおよびア
クチュエータ類の駆動制御を含む遊技制御を統括して行
うものである。ただし、特図ゲームを行うための表示お
よび音声処理等に関しては、役物制御回路203から信
号線212を介して表示・音声制御回路205に片方向
通信による指示用データを送出するだけであり、その実
質的な制御処理は表示・音声制御回路205が行う。こ
れによって、処理負担の大きな表示制御処理および音声
制御処理は、表示・音声制御回路205が独立して担当
する。
【0050】図5は、遊技制御部における役物制御回路
および入出力回路の要部構成を示すものであり、各機能
ブロックを示す。役物制御回路203は、遊技制御用C
PU301と、ROM(Read Only Memory)302と、
RAM(Random Access Memory)303と、クロック生
成回路304と、分周回路305とを備えている。この
役物制御回路203は、特図ゲームで用いる一様乱数を
生成する機能、パチンコホールの管理装置に対して、特
別図柄始動口116への入賞数、特図ゲームの開始数、
特図ゲームにおける大当たり、大当たり時のラウンド継
続回数、入賞による不正およびコネクタの抜けによる不
正等の各種情報を出力する機能を有している。
【0051】遊技制御用CPU301は、他の各種回路
を管理制御する役物制御回路203において制御の中枢
をなすの8ビットマイクロプロセッサである。遊技制御
用CPU301は、信号線354を介して分周回路30
5から入力されるリセット信号に基づいて、リセット割
り込みによる時分割処理を行う。詳しくは、信号線35
1を介してROM302から読み込まれたプログラムの
処理手順に従い、信号線352を介してRAM303に
随時データの書き込み、または、読み込みを行いなが
ら、1シーケンス単位で各種プログラム処理を実行す
る。また、遊技制御用CPU301は、信号線211を
介して、入出力回路204から、遊技盤面に設けられた
各種スイッチおよびセンサ等からの出力信号を取り込
み、取り込んだ信号に基づいて必要な処理を行う。さら
に、信号線211を介して入出力回路204に各種制御
信号を出力することで、ソレノイド等を励磁したり、装
飾ランプおよびLED等の点灯制御を行う。
【0052】ROM302は、遊技制御用CPU301
によって利用される各種制御プログラムおよびデータ等
を格納する半導体メモリである。RAM303は、遊技
制御用CPU301におけるプログラム処理実行中に利
用されるプログラムデータ等を格納したり、遊技に関連
するデータを一時的に記憶したり、あるいは、作業領域
として利用される半導体メモリである。また、RAM3
03内には、特図ゲームを行う際、特別図柄始動口11
6に入賞した遊技球数および大当たり乱数の抽選値を記
憶する領域が設けられており、この領域に大当たり乱数
の抽選値を記憶する。
【0053】クロック生成回路304は、遊技制御用C
PU301が動作するための基準クロックとなるクロッ
クパルス信号を生成するためのクロックジェネレータで
ある。クロック生成回路304によって生成したクロッ
クパルス信号は、信号線353を介して遊技制御用CP
U301に、また、信号線355を介して分周回路30
5にそれぞれ供給する。分周回路305は、信号線35
5を介してクロック生成回路304から入力されるクロ
ックパルス信号を分周することで、約4.096ミリ秒
ごとにリセット信号を生成し、信号線354を介して、
このリセット信号を遊技制御用CPU301に供給する
ものである。
【0054】入出力回路204は、I/Oポート401
を含む入力部および出力部から構成されている。この入
出力回路204は、各種信号の入力および出力を管理す
るために、たとえば、特図ゲームにおける大当たり判定
を開始するための信号を出力したり、大当たり時にチャ
ンスタイム期間を設定するための信号を出力する。ま
た、後述する排出制御装置407に対しても制御信号を
出力し、入賞球に基づく賞球制御を行う。
【0055】I/Oポート401には、信号線451〜
456を介して、特図始動スイッチ402、普図始動ス
イッチ403、通常入賞球検出スイッチ404、継続ス
イッチ405、カウントスイッチ406、排出制御装置
407等が接続されている。これによって、各スイッチ
402〜406からの入力検出信号と、排出制御装置4
07からの賞球要求信号とを、I/Oポート401を経
由して遊技制御用CPU301に出力可能となってい
る。
【0056】特図始動スイッチ402は、特別図柄始動
口116内に設けられ、特別図柄始動口116内に入賞
する遊技球を検出するための近接スイッチである。同様
にして、普図始動スイッチ403はスルーゲート117
L、117R内、通常入賞球検出スイッチ404は通常
入賞口120L、120R、121L、121R内、継
続スイッチ405およびカウントスイッチ406は、大
入賞口115内に設けられた近接スイッチである。
【0057】I/Oポート401には、信号線460を
介してドライバ回路411が接続されている。ドライバ
回路411には、信号線461〜465を介して、特別
電役駆動ソレノイド412、普通電役ソレノイド41
3、装飾ランプ点灯部414、LED点灯部415、係
止板駆動ソレノイド416、排出制御装置407に接続
されている。これによって、遊技制御用CPU301か
ら出力される制御信号に基づいて、各種ソレノイド41
2、413、点灯部414、415、排出制御装置40
7を駆動可能となっている。
【0058】I/Oポート401は、信号線211を介
して遊技制御用CPU301から入力される各種制御信
号を、信号線460を介してドライバ回路411に出力
するものである。ドライバ回路411は、I/Oポート
401を経由して入力される各種制御信号に基づき、信
号線461を介して特別電役駆動ソレノイド412に駆
動制御信号を出力したり、信号線462を介して普通電
役駆動ソレノイド413に駆動制御信号を出力する。ま
た、信号線463または464を介して装飾ランプ点灯
部414およびLED点灯部415に点灯制御信号を出
力したりするものである。また、信号線465を介して
係止板駆動ソレノイド416に駆動制御信号を出力し、
係止板118aを上下方向に駆動する。さらに、信号線
466を介して排出制御装置407に対して駆動信号を
出力する。
【0059】特別電役駆動ソレノイド412は、大入賞
口115を開閉駆動するソレノイドであり、普通電役駆
動ソレノイド413は、特別図柄始動口116の電動チ
ューリップ型役物を開閉駆動するソレノイドである。装
飾ランプ点灯部414は、役物制御回路203から出力
される制御信号に基づいて、遊技盤102面または遊技
機枠103に配設されたランプ161〜163を点灯・
点滅表示するものである。同様に、LED点灯部415
は、役物制御回路203から出力される制御信号に基づ
いて、遊技盤面に配設された複数のLEDを明滅表示す
るものである。係止板駆動ソレノイド416は、役物制
御回路203から出力される制御信号に基づいて、係止
板118aを上下方向に駆動するソレノイドである。
【0060】図6は、遊技制御部における表示・音声制
御回路の要部構成を示すものであり、各機能ブロックを
示す。表示・音声制御回路205は、主制御部501
と、主制御部501からの指示に基づいて、表示制御処
理および音声出力処理を行う表示処理部502および音
声処理部503とから構成されている。表示・音声制御
回路205は、役物制御回路203から入力される指示
用データに基づいて、役物制御回路203による制御と
は独立して、特別図柄表示装置113での特図ゲームに
おける映像表示制御および音声出力制御を行う。これに
よって、ストーリ性豊かな表示映像表示および特殊効果
表示等を実現でき、また、キャラクタのアクションにマ
ッチした音声および効果音等の出力が可能となってい
る。
【0061】主制御部501は、I/Oポート511
と、表示・音声制御用CPU512と、ROM513
と、RAM514とを備えている。I/Oポート511
は信号線212を介して役物制御回路203から出力さ
れる指示用データを、信号線551を介して表示・音声
制御用CPU512に出力するための外部ポートであ
る。表示・音声制御用CPU512は、特別図柄表示装
置113に表示すべき表示映像データの作成編集および
音声データの編集を行い、信号線554および信号線5
55を介して、表示処理部502および音声処理部50
3に、命令および必要なデータを出力する。
【0062】詳しくは、まず、I/Oポート511を経
由して役物制御回路203から送られてきた指示用デー
タを、信号線553を介してRAM514内に、いった
ん格納する。次に、信号線552を介してROM513
から読み出した各種制御プログラムや映像データおよび
音声データ等と、格納した指示用データとに基づいて、
表示映像データの作成編集や音声データの編集を行う。
そして、表示処理部502および音声処理部503に対
して、編集後のデータおよび指示命令を与える。
【0063】ROM513は、表示・音声制御用CPU
512によって利用される各種制御プログラム、映像デ
ータおよび音声データ等のデータを格納する半導体メモ
リである。RAM514は、表示・音声制御用CPU5
12におけるプログラム処理実行中に利用されるプログ
ラムデータ、画像表示および音声出力に関するデータ、
あるいは、役物制御回路203からの指示用データを一
時的に記憶し、作業領域として利用される半導体メモリ
である。
【0064】表示処理部502は、表示制御用VDC
(Video Display Controller;ビデオディスプレイコン
トローラ)521、キャラクタジェネレータ(CG:Ch
aracter Generator )522、VRAM(Video Random
Access Memory)523、プライオリティコントローラ
524、カラーRAM525、ビデオ変調器526、L
CDドライバ527を備えている。表示制御用VDC5
21は、信号線554を介して表示・音声制御用CPU
512から入力される制御信号に基づいて、画像処理制
御を行い、特別図柄表示装置113に対して画像データ
を出力するものである。表示制御用VDC521は、表
示・音声CPU512の制御命令にしたがって、キャラ
クタジェネレータ522およびVRAM523を用い
て、プライオリティコントローラ524に必要な画像デ
ータを出力するものである。
【0065】キャラクタジェネレータ522は、信号線
556を介して表示制御用VDC521から入力される
制御信号に基づき、ROM513内に記憶されている映
像データから、特図ゲームに必要な映像データを記憶す
るものである。VRAM523は、信号線557を介し
て表示制御用VDC521から入力される制御信号に基
づき、特別図柄表示装置113の表示領域中において、
どの位置にどの映像を表示するかを指示するためのオブ
ジェクトコードを格納するものである。
【0066】プライオリティコントローラ524は、信
号線558を介して表示制御用VDC521から入力さ
れる制御信号に基づき、映像の重なり具合の優先順位を
示すカラー位置データを作成し、表示制御用VDC52
1および信号線559を介してカラーRAM525に出
力する。このとき、プライオリティコントローラ524
は、VRAM523に格納された位置データを含むオブ
ジェクトコードと、このオブジェクトコードに対応する
キャラクタジェネレータ522内に記憶されている映像
データとから、映像の重なりによる優先順位を求める。
【0067】カラーRAM525は、表示制御用VDC
5216および信号線559を介して、プライオリティ
コントローラ524から入力されるカラー位置データに
基づき、信号線560を介して映像データの1ビットご
とのカラーデータをビデオ変調器526にパラレル出力
する。ビデオ変調器526は、カラーRAM525から
パラレル入力されるカラーディジタル信号を、シリアル
出力のアナログ信号に変換する。そして、シリアル入力
されるアナログ信号をビデオ信号に同期させ、信号線5
61を介してLCDドライバ527に出力する。LCD
ドライバ527は、ビデオ変調器526から入力された
信号に基づき、信号線562を介して、特別図柄表示装
置113を構成するアクティブマトリクス型LCDに駆
動信号を出力する。これによって、特別図柄表示装置1
13の所定位置に所望の映像を表示する。
【0068】音声処理部503は、I/Oポート53
1、サウンドジェネレータ532、アンプ533を備え
ている。I/Oポート531は、信号線555を介し
て、表示・音声用CPU512から入力される音声デー
タを、信号線563を介してサウンドジェネレータ53
2に出力するものである。すなわち、表示・音声用CP
U512は、RAM514内に編集された音声データに
基づいて、特図ゲームにおける特別図柄表示装置113
上の映像の動きや展開に同期して、たとえば、音声、効
果音、BGM(Back Ground Music )を指示信号として
音声処理部503に出力する。
【0069】サウンドジェネレータ532は、特図ゲー
ムにおける効果音等の音声信号を生成し、信号線564
を介して、この生成した音声信号をアンプ533に出力
する。アンプ533は、信号線564を介してサウンド
ジェネレータ532から入力される音声信号を低周波増
幅し、信号線565を介して、増幅した音声信号をスピ
ーカ174に出力する。スピーカ174は、図1に示す
ように、パチンコ遊技機101の上受皿ケース171に
取り付けられたダイナミック型スピーカであり、アンプ
533によって増幅された音声信号を再生出力する。
【0070】次に、図7〜図9に基づいて遊技制御部に
よるパチンコ遊技機の制御処理手順を示し、図7および
図8は、遊技制御部における全体的な処理概要を示す。
【0071】まず、パチンコ遊技機101に通電を行う
と、遊技制御部202は、電源部201から電源電圧の
供給を受けて制御処理を開始する。遊技制御部202
は、まず、スタックポインタの設定、RAM303に対
するアクセス許可、リセット信号のクリア等、初期情報
の設定を行う(ステップS101)。つづいて、今回の
電源投入は、パチンコ遊技機101に対する最初の電源
投入であるか否かをチェックする(ステップS10
2)。
【0072】ステップS102の判断処理において、パ
チンコ遊技機101に対する最初の電源投入であると判
断した場合(ステップS102;Yes)、遊技制御用
CPU301によって使用するレジスタの初期化および
RAM303のクリア処理を実行する(ステップS12
1)。そして、クリアされたRAM303の所定領域
に、" 01011010"(2進数) のように、あらかじ
め設定されたランダムなコード情報を書き込む、RAM
セット処理を行う(ステップS122)。これらの処理
が終了すると、遊技制御用CPU301は、残時間処理
を行い、分周回路305によって生成されるリセット信
号が入力されるまでの約4.096ミリ秒の間、待機状
態となる(ステップS120)。
【0073】一方、ステップS102の判断処理におい
て、最初の電源投入ではないと判断した場合(ステップ
S102;No)、RAM303の所定領域に、あらか
じめ設定されたランダムなコード情報を書き込む、RA
Mセット処理を行う(ステップS103)。つづいて、
リセット信号に基づく乱数の更新処理を行う(ステップ
S104)。本実施例における乱数生成は、たとえ
ば、" 000" 〜" 345" までの値が、リセット信号
の入力タイミングに合わせて規則的に1つずつカウント
アップするケタ上がり方式のカウンタによって行われ
る。
【0074】ここで、大当たりとなるのは、所定のタイ
ミングで選択された値が、あらかじめ設定された当選値
(" 007" )となった場合であり、これによって、大
当たり確率は346分の1となっている。大当たり判定
を行うタイミングは、特別図柄始動口116に遊技球が
入賞する時点であるが、本実施例におけるケタ上がり方
式のカウンタが1コマ移動する時間は、約4.096ミ
リ秒といったごく短い期間であることから、カウンタの
取得値をそのまま乱数値として用いている。
【0075】なお、あらかじめ設定された当選値は通常
動作時での場合であり、確率変動時には当選値の数を5
つ増やすことで合計6つとし、大当たり確率を346分
の1から約57.7分の1までアップさせる。これによ
って、確率変動時には大当たりの期待感が高まるように
する。
【0076】ステップS104の処理によって乱数値を
更新すると、遊技制御用CPU301はポート出力処理
を行い、外部ポートをクリアするとともに、表示データ
または各種処理においてセットされたデータを出力する
(ステップS105)。そして、タイマ更新処理を行
い、普通図柄回転用カウンタ、エラー点滅用カウンタ、
ランプ表示点滅用カウンタ、LED表示点滅用カウンタ
等のカウンタタイマを更新する(ステップS106)。
タイマの更新が終了すると、入力チェック処理を行い、
特別図柄始動口116をはじめとする各入賞口120
L、120R、121L、121Rの入力の有無をチェ
ックする(ステップS107)。
【0077】つづいて、スイッチチェック処理を行い、
特別図柄表示装置113において特図ゲームを開始すべ
き、特別図柄始動口116に対する遊技球の入賞の有無
をチェックする(ステップS108)。つぎに、エラー
チェック処理を行い、各入賞口120L、120R、1
21L、121Rにおける入賞球を監視する(ステップ
S109)。そして、カウントスイッチ406において
ノーカウントあるいは球詰まり等の不正の有無を検出
し、エラー発生の有無を判断する(ステップS11
0)。
【0078】ステップS110の判断処理において、エ
ラーを検出しなかった場合(ステップS110;N
o)、図柄タイマ更新処理を行い、特図ゲームにおける
停止図柄を決定するタイマを更新する(ステップS11
1)。そして、特別図柄動作処理を行い、特別図柄の変
動速度の決定、および表示図柄を更新するとともに(ス
テップS112)、特別図柄動作分岐処理を行う(ステ
ップS113)。
【0079】遊技制御部202は、前述したリセット信
号の周期内に所望の処理を実行完了させるため、複数の
シーケンスに対して時分割処理を行っている。このた
め、特別図柄動作分岐処理では、シーケンスの実行回数
をカウントすることで得られる分岐番号値に基づいて分
岐処理を行うことにより、各シーケンスを効率良く処理
するようになっている。
【0080】つぎに、各種処理において得られる外部情
報およびデータを、RAM303の所定領域内にセット
する(ステップS114)。また、ステップS110の
判断処理において、エラーを検出した場合(ステップS
110;Yes)、このステップS114の処理では、
不正の発生を外部に報知するためエラー情報をセットす
る。つづいて、ランプ・LED処理を行い、遊技盤10
2および遊技機枠103に設けられたランプまたはLE
D等に対して遊技状態に応じた表示データを設定する
(ステップS115)。
【0081】そして、賞球制御処理を行い、入賞球に対
応する賞球データ信号を排出制御装置に対して出力する
(ステップS116)。次いで、効果音制御処理を行
い、表示・音声制御回路205に対する音編集および出
力処理を実行する(ステップS117)。これらの処理
が終了すると、遊技制御用CPU301は、残時間処理
を行い、分周回路305によって生成されるリセット信
号が入力されるまでの約4.096ミリ秒の間、待機状
態となる(ステップS118)。そして、前述したリセ
ット信号に基づいて、遊技制御用CPU301は、割り
込み待ちの状態から復帰し、ステップS101からの処
理を再度実行する。
【0082】図9は、図8におけるステップS113の
特別図柄動作分岐処理の処理内容を示すものであり、特
別図柄動作分岐処理における分岐番号値と、分岐番号値
に対応して実行する処理例とを示す。特別図柄動作分岐
処理では、分岐番号値に対応して以下に示す各処理を実
行する。
【0083】分岐番号値が「0」の場合、特別図柄表示
装置113において特図ゲームを開始する「特別図柄変
動開始処理」の実行(ステップS201) 分岐番号値が「1」の場合、特図ゲームにおいて抽選し
た乱数値が大当たり値と一致するか否かを判定する「特
別図柄役判定処理」の実行(ステップS202) 分岐番号値が「2」の場合、確率変動時における特別図
柄の停止処理を行う「高確率時停止処理」の実行(ステ
ップS203) 分岐番号値が「3」の場合、非確率変動時における第1
停止図柄の停止処理を行う「左図柄停止処理」の実行
(ステップS204) 分岐番号値が「4」の場合、非確率変動時における第2
停止図柄の停止処理を行う「中図柄停止処理」の実行
(ステップS205) 分岐番号値が「5」の場合、非確率変動時における最終
停止図柄の停止処理を行う「右図柄停止処理」の実行
(ステップS206) 分岐番号値が「6」の場合、第1停止図柄と第2停止図
柄とが一致した場合の演出を行う「リーチ処理」の実行
(ステップS207) 分岐番号値が「7」の場合、大当たり時における最終停
止図柄の確定を行う「特別図柄役確認処理」の実行(ス
テップS208) 分岐番号値が「8」の場合、大当たり時にセットされた
各種フラグを再設定するとともに、確率変動状態の継続
の有無を判定する「特別図柄動作終了処理」の実行(ス
テップS209)
【0084】なお、特別図柄動作分岐処理において実行
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、分岐番号値によって分岐される
各処理の処理内容が複雑化して、リセット割り込み時間
内で処理を実行完了させることができない場合には、さ
らに処理を分割してもよい。
【0085】つぎに、上述の実施例における一連の遊技
動作を説明する。まず、パチンコ遊技機101の右下位
置に設けられたグリップハンドル191を回転操作する
ことにより、遊技球発射装置(図示せず)は遊技球を弾
き出し、ガイドレール111に案内されて遊技盤102
中の遊技領域112に発射する。遊技制御部202は、
各スイッチ402〜406の入力の有無を常に監視して
いる。このため、遊技球が各入賞口116、120L、
120R、121L、121Rに入賞すると、各スイッ
チ402〜406において入賞を検出し、検出信号のチ
ャタリングの除去または論理変換等を行った後に入力処
理を行う。
【0086】ここで、特別図柄始動口116において遊
技球の入賞を検出すると、入賞数に対応する特図保留記
憶表示部116a〜116dを点灯する。特別図柄始動
口116に遊技球が入賞すると、その入賞タイミングで
大当たり乱数値を取得し、この大当たり乱数値をRAM
303内の所定領域に一時的に保管する。この大当たり
乱数値は、前述したように、役物制御回路203におい
て生成する。そして、一定時間経過後に特別図柄の変動
表示を開始し、特図ゲームを開始する。
【0087】特図ゲーム処理において、遊技制御部20
2では、たとえば、0.「特別図柄変動開始処理」、
1.「特別図柄役判定処理」、2.「高確率時停止処
理」、3.「左図柄停止処理」、4.「中図柄停止処
理」、5.「右図柄停止処理」、6.「リーチ処理」、
7.「特別図柄役確認処理」、8.「特別図柄動作終了
処理」等の各処理を実行する。
【0088】具体的には、役物制御回路203は、特図
ゲームにおいて、変動図柄の停止状態が大当たり状態で
あるか、リーチ状態であるか、または、ハズレ状態であ
るかを判断する。ここで、大当たり状態であると判断し
たときには大当たり図柄をセットし、リーチ状態である
と判断したときにはリーチ図柄をセットし、ハズレ状態
であると判断したときにはハズレ図柄をセットする。
【0089】「特別図柄変動開始処理」において特別図
柄の変動表示を開始し、一定時間後、「左図柄停止処
理」および「中図柄停止処理」により特別図柄の左図柄
および中図柄が停止する。このとき、左図柄および中図
柄が同一図柄となって、いわゆる、リーチ状態となると
「リーチ処理」を行い、「右図柄停止処理」によって最
終停止図柄である右図柄の停止を行う。
【0090】停止した右図柄が、左図柄および中図柄と
同一図柄であった場合、「特別図柄役判定処理」によっ
て大当たりであることを再度確認するとともに、大入賞
口115の開放動作を行うボーナスゲームに入る。ま
た、「特別図柄役判定処理」では、ボーナスゲーム終了
後に確率変動状態となる図柄(以下、確変図柄)での大
当たりか否かを判定する。ここで、確変図柄での大当た
りを確認すると、確率変動フラグを立てておく。
【0091】ここで、特別な遊技条件を満たしていない
通常動作時には、ステージ118の前方に設けられた係
止板118aの上下動の周期は、まったく規則性のない
ランダムなタイミングとなっている。このため、ステー
ジ118上に導かれた遊技球は、任意のタイミングで停
留および停留解除を繰り返す。そして、普図ゲームが小
当たりとなることによって特別図柄始動口116となる
電動チューリップが開放する際、この開放タイミングに
うまく一致したときには、数多くの入賞による賞球と特
図ゲームの始動回数のアップを図ることができる。この
ように特別な遊技条件を満たす通常動作時には、運に基
づく特典を付与することにより遊技性を向上させてい
る。
【0092】一方、確変図柄で大当たりとなった場合に
は、前述のように、確率変動フラグが立っており、大当
たり終了後、このフラグに基づいてステージ118の前
方に設けられた係止板118aの上下動の周期を特殊状
態へと変更する。具体的には、普図ゲームの小当たりタ
イミングに同期して上下動を行うように上下動周期を変
更し、特別図柄始動口116の電動チューリップの開放
直前に停留解除を行うようにする。このように動作を変
更すると、電動チューリップの開放時にまとまって複数
の遊技球が入賞しやすくなり、時間当たりの特図ゲーム
開始回数がアップするとともに、入賞に伴う賞球によっ
て球持ちが良くなる。
【0093】このように第1実施例では、普通図柄の確
率変動機能や時短機能を搭載できない条件のパチンコ遊
技機に対して、条件を変更することなく、普通図柄の確
率変動機能や時短機能と同様の効果を得ることが可能と
なっている。
【0094】〔第2実施例〕第2実施例におけるパチン
コ遊技機は、第1実施例におけるパチンコ遊技機とほぼ
同一の構成となっており、その遊技処理もほぼ同様であ
るため、異なる部分だけを説明する。
【0093】図10および図11は、第2実施例におけ
るステージの要部構成を示す図であり、図10は遊技球
を停留させた状態を示し、図11は遊技球の停留を解除
した状態を示す。前述の第1実施例では、ステージ11
8および係止板118aを遊技球停留部および停留解除
部として機能させていたが、本実施例では、ステージ1
18およびステージ118の前方に設けられた揺動板1
18bが遊技球停留部および停留解除部として機能す
る。
【0094】ステージ118は、ワープアウトから出て
きた遊技球を、特別図柄始動口116上に落下させるた
めのものである。ステージ118の前方には、前部およ
び後部がシーソーのように上下方向へ揺動自在に設けら
れた揺動板118bが配設されている。揺動板118b
は、図10に示すように、後部よりも前部が上に位置す
る際に遊技球停留部として機能し、一方、後部よりも前
部が下に位置する際に停留解除部として機能する。
【0095】すなわち、前部を上に位置する状態で揺動
板118bは、遊技球の落下を阻止するようになってお
り、おおむね6個の遊技球をステージ118上に停留さ
せる。また、揺動板118bは、図11に示すように、
前部を下に位置する状態で停留解除部として機能し、こ
の状態で揺動板118bは、遊技球の停留を解除し、ス
テージ118上に停留された遊技球を特別図柄始動口1
16の上へと落下させる。
【0096】そして、前述した第1実施例と同様に、特
別な遊技条件を満たしていない通常時における揺動板1
18bの揺動タイミングはまったくランダムなタイミン
グに設定されている。しかし、特定の大当たり図柄で当
たったときのように、特別な遊技条件を満たす場合に
は、普図ゲームで小当たりとなると、特別図柄始動口1
16の開放直前に、その前部を下に位置する状態となっ
て停留解除を行うようにする。
【0097】このように第2実施例では、第1実施例と
構成が異なるものの、普通図柄の確率変動機能や時短機
能を搭載できない条件のパチンコ遊技機に対して、条件
を変更することなく、普通図柄の確率変動機能や時短機
能と同様の効果を得ることができる。
【0098】図12および図13は、第3実施例におけ
るステージの要部構成を示す図であり、図12は遊技球
を停留させた状態を示し、図13は遊技球の停留を解除
した状態を示す。前述の第2実施例では、ステージ11
8および揺動板118bを遊技球停留部および停留解除
部として機能させていたが、本実施例では、ステージ1
18およびステージ118の前方に設けられた分割揺動
板118cが遊技球停留部および停留解除部として機能
する。
【0099】ステージ118は、ワープアウトから出て
きた遊技球を、特別図柄始動口116上に落下させるた
めのものである。ステージ118の前方には、左右端部
が蝶番のように上下方向へ揺動自在に設けられた分割揺
動板118cが配設されている。分割揺動板118c
は、図12に示すように、中央部よりも左右両端部が下
に位置する際に遊技球停留部として機能し、一方、中央
部よりも左右両端部が上に位置する際に停留解除部とし
て機能する。
【0100】すなわち、左右両端部を下位置する状態で
分割揺動板118cは、遊技球の落下を阻止するように
なっており、おおむね4個ずつの遊技球をステージ11
8上の左右位置に停留させる。また、分割揺動板118
cは、図13に示すように、左右両端部を上に位置する
状態で停留解除部として機能する。この状態で分割揺動
板118cは、遊技球の停留を解除し、ステージ118
上に停留された遊技球を特別図柄始動口116の上へと
落下させる。
【0101】そして、前述した第1実施例および第2実
施例と同様に、特別な遊技条件を満たしていない通常時
における分割揺動板118cの揺動タイミングはまった
くランダムなタイミングに設定されている。しかし、特
定の大当たり図柄で当たったときのように、特別な遊技
条件を満たす通常時には、普図ゲームで小当たりとなる
と、特別図柄始動口116の開放直前に、その前部を下
に位置する状態となって停留解除を行うようにする。
【0102】このように第3実施例では、第1実施例お
よび第2実施例と構成が異なるものの、普通図柄の確率
変動機能や時短機能を搭載できない条件のパチンコ遊技
機に対して、条件を変更することなく、普通図柄の確率
変動機能や時短機能と同様の効果を得ることができる。
【0103】なお、特別図柄表示装置に用いる表示装置
としては、本実施例におけるLCDに限るものではな
い。たとえば、CRT、LED、PDP(Plasma Displ
ay Panel)、FED(Field Emission Display)、EL
(Electro Luminescence)、蛍光表示管、機械式ドラム
等を用いた表示装置であっても構わない。
【0104】
【発明の効果】本発明では、特別な遊技条件を満たせ
ば、通常時の遊技動作中にも遊技興趣を低下させること
なく、球持ちを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるパチンコ遊技機の
遊技盤面を正面から見た図である。
【図2】図1に示すステージの要部構成を示す図であ
り、遊技球を停留させた状態を示す図である。
【図3】図1に示すステージの要部構成を示す図であ
り、遊技球の停留を解除した状態を示す図である。
【図4】本実施例におけるパチンコ遊技機のシステム構
成を示す図である。
【図5】遊技制御部における役物制御回路および入出力
回路の要部構成を示す図である。
【図6】本実施例の遊技制御部における表示・音声制御
回路の要部構成を示す図である。
【図7】本実施例の遊技制御部における全体的な処理概
要を示す図である。
【図8】図7に続く、本実施例の遊技制御部における全
体的な処理概要を示す図である。
【図9】図8におけるステップS113の特別図柄動作
分岐処理の処理内容を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例におけるステージの要部
構成を示す図であり、遊技球を停留させた状態を示す図
である。
【図11】本発明の第2実施例におけるステージの要部
構成を示す図であり、遊技球の停留を解除した状態を示
す図である。
【図12】本発明の第3実施例におけるステージの要部
構成を示す図であり、遊技球を停留させた状態を示す図
である。
【図13】本発明の第3実施例におけるステージの要部
構成を示す図であり、遊技球の停留を解除した状態を示
す図である。
【符号の説明】
101 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 102 遊技盤 103 遊技機枠 111 ガイドレール 111a ファール球止め 112 遊技領域 113 特別図柄表示装置 114 普通図柄表示装置 115 大入賞口 116 特別図柄始動口 116a〜116d 特図保留記憶表示部 117L、117R スルーゲート(普通図柄始動
口) 118 ステージ 118a 係止板 118b 揺動板 118c 分割揺動板 119 アウト穴 120L、120R、121L、121R 通常入賞
口 151 内枠 152 ガラス枠 153 外枠 154、155 ヒンジ 161 外部表示ランプ 162、163 ランプ 164 球抜き穴 165 錠穴飾り 166 シリンダ錠 171 上受皿セット 172 上受皿 173 供給解除ボタン 174 スピーカ 181 下受皿セット 182 下受皿 183 スライド操作部 184 灰皿 191 グリップハンドル 192 発射ストップボタン 201 電源部 202 遊技制御部 203 役物制御回路 204 入出力回路 205 表示・音声制御回路 301 遊技制御用CPU 302 ROM 303 RAM 304 クロック生成回路 305 分周回路 401 I/Oポート 402 特図始動スイッチ 403 普図始動スイッチ 404 通常入賞球検出スイッチ 405 継続スイッチ 406 カウントスイッチ 407 排出制御装置 411 ドライバ回路 412 特別電役駆動ソレノイド 413 普通電役ソレノイド 414 装飾ランプ点灯部 415 LED点灯部 416 係止板駆動ソレノイド 501 主制御部 502 表示処理部 503 音声処理部 511 I/Oポート 512 表示・音声制御用CPU 513 ROM 514 RAM 521 表示制御用VDC 522 キャラクタジェネレータ 523 VRAM 524 プライオリティコントローラ 525 カラーRAM 526 ビデオ変調器 527 LCDドライバ 531 I/Oポート 532 サウンドジェネレータ 533 アンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定入賞口への遊技球の入賞を条件とし
    て、特図ゲームに伴う変動表示図柄の可変表示を行う特
    別図柄表示装置と、 前記特別図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄
    態様に基づいて所定数回の開放動作を行う特別図柄役物
    装置と、 特定領域への遊技球の通過を条件として、普図ゲームに
    伴う変動表示図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置
    と、 前記普通図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄
    態様に基づいて所定数回の開放動作を行う普通図柄役物
    装置と、 前記普通図柄役物装置の開放動作タイミングに合わせ
    て、所定の入賞口へと遊技球を導くように設けられた導
    球部を作動させる導球作動装置と、 を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】特定入賞口への遊技球の入賞を条件とし
    て、特図ゲームに伴う変動表示図柄の可変表示を行う特
    別図柄表示装置と、 前記特別図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄
    態様に基づいて所定数回の開放動作を行う特別図柄役物
    装置と、 特定領域への遊技球の通過を条件として、普図ゲームに
    伴う変動表示図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置
    と、 前記普通図柄表示装置における変動表示図柄の停止図柄
    態様に基づいて所定数回の開放動作を行う普通図柄役物
    装置と、 前記普通図柄役物装置へと遊技球を導くように設けられ
    た導球部を、前記普通図柄役物装置の開放動作タイミン
    グに合わせて作動させる導球作動装置と、 を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記導球部は、 前記普通図柄役物装置の上方位置において複数個の遊技
    球を停留させる遊技球停留部と、 前記導球作動装置からの作動要求に基づいて、前記遊技
    球停留部において停留された遊技球の停留を解除する停
    留解除部と、 を有することを特徴とする請求項1または2記載の弾球
    遊技機。
  4. 【請求項4】前記遊技球停留部は、 前記特別図柄表示装置と前記普通図柄役物装置との間に
    設けられ、当該普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜
    ステージからなり、 前記停留解除部は、 前記傾斜ステージの下流位置において上下動自在に設け
    られた係止板からなり、 前記係止板が上に位置する際に前記傾斜ステージ上の遊
    技球を停留させ、前記係止板が下に位置する際に遊技球
    の停留を解除するように構成されることを特徴とする請
    求項3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記遊技球停留部は、 前記特別図柄表示装置と前記普通図柄役物装置との間に
    設けられ、当該普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜
    ステージからなり、 前記停留解除部は、 前記傾斜ステージ上において前後方向に揺動自在に設け
    られた揺動板からなり、 前記揺動板が後部より前部が上に位置する際に前記傾斜
    ステージ上の遊技球を停留させ、前記揺動板が後部より
    前部が下に位置する際に遊技球の停留を解除するように
    構成されることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記遊技球停留部は、 前記特別図柄表示装置と前記普通図柄役物装置との間に
    設けられ、当該普通図柄役物装置へと遊技球を流す傾斜
    ステージからなり、 前記停留解除部は、 前記傾斜ステージ上において中心位置を基準として両端
    部を上下方向に揺動自在に設けられた分割揺動板からな
    り、 前記分割揺動板の両端部が共に下に位置する際に前記傾
    斜ステージ上の遊技球を停留させ、前記分割揺動板の両
    端部が共に上に位置する際に遊技球の停留を解除するよ
    うに構成されることを特徴とする請求項3、4または5
    記載の弾球遊技機。
JP10262300A 1998-09-01 1998-09-01 弾球遊技機 Pending JP2000070487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10262300A JP2000070487A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10262300A JP2000070487A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000070487A true JP2000070487A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17373879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10262300A Pending JP2000070487A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000070487A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003290460A (ja) * 2002-04-04 2003-10-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005205006A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2007143825A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2008259892A (ja) * 2008-08-04 2008-10-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2009154003A (ja) * 2009-04-13 2009-07-16 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2015037448A (ja) * 2011-11-10 2015-02-26 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018161218A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社平和 遊技機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318974A (ja) * 1987-06-23 1988-12-27 株式会社 三共 弾球遊技機
JPH01244772A (ja) * 1989-01-21 1989-09-29 Heiwa Ind Co Ltd パチンコ機の役物
JPH03254773A (ja) * 1990-03-05 1991-11-13 Sankyo Kk 弾球遊技機
JPH0499579A (ja) * 1990-08-18 1992-03-31 Sanyo Bussan Kk パチンコ機
JPH06304302A (ja) * 1993-04-19 1994-11-01 Sanyo Bussan Kk パチンコ機
JPH07124309A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH07194796A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Sophia Co Ltd パチンコ遊技機
JPH09182853A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Sega Enterp Ltd 弾球遊技機
JPH10277225A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Heiwa Corp 弾球遊技機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318974A (ja) * 1987-06-23 1988-12-27 株式会社 三共 弾球遊技機
JPH01244772A (ja) * 1989-01-21 1989-09-29 Heiwa Ind Co Ltd パチンコ機の役物
JPH03254773A (ja) * 1990-03-05 1991-11-13 Sankyo Kk 弾球遊技機
JPH0499579A (ja) * 1990-08-18 1992-03-31 Sanyo Bussan Kk パチンコ機
JPH06304302A (ja) * 1993-04-19 1994-11-01 Sanyo Bussan Kk パチンコ機
JPH07124309A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH07194796A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Sophia Co Ltd パチンコ遊技機
JPH09182853A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Sega Enterp Ltd 弾球遊技機
JPH10277225A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Heiwa Corp 弾球遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003290460A (ja) * 2002-04-04 2003-10-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005205006A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Sophia Co Ltd 遊技機
JP4537719B2 (ja) * 2004-01-23 2010-09-08 株式会社ソフイア 遊技機
JP2007143825A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2008259892A (ja) * 2008-08-04 2008-10-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2009154003A (ja) * 2009-04-13 2009-07-16 Taiyo Elec Co Ltd 弾球遊技機
JP2015037448A (ja) * 2011-11-10 2015-02-26 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018161218A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7218213B2 (ja) 遊技機
JP2019024652A (ja) 遊技機
JP6601581B2 (ja) 遊技機
JP2002301199A (ja) スロットマシン
JP2019130341A (ja) 遊技機
JP2019025342A (ja) 遊技機
JP6358374B1 (ja) 遊技機
JP2019024653A (ja) 遊技機
JPH11104314A (ja) 遊技機
JP2000070487A (ja) 弾球遊技機
JP2019024656A (ja) 遊技機
JP6607888B2 (ja) 遊技機
JP6358375B1 (ja) 遊技機
JP7221741B2 (ja) 遊技機
JP7197344B2 (ja) 遊技機
JP2001286625A (ja) 遊技機
JP2019024654A (ja) 遊技機
JP2019024657A (ja) 遊技機
JP6468472B1 (ja) 遊技機
JP6421855B1 (ja) 遊技機
JPH10277225A (ja) 弾球遊技機
JP2019150610A (ja) 遊技機
JP2019130343A (ja) 遊技機
JP7221675B2 (ja) 遊技機
JP7221740B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100726