JP4092421B2 - 舗装の低温化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路、歩道、駐車場、運動場等、アスファルト舗装又はコンクリート舗装の温度を下げる方法若しくは温度上昇を防ぐ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アスファルト舗装、コンクリート舗装等においては、夏場の日中に、舗装自体の温度が60度C前後にまで上昇し、道路上の気温が45度Cから50度C程度にまで上昇することがある。このような舗装自体の温度及び道路上の気温の上昇は、舗装が占める面積の割合が大きい都市部において、その都市全体の気温の上昇をもたらす原因の1つになっている。
【0003】
アスファルト舗装の温度を下げる方法の1つとして、微細な空隙を有するセラミック板を舗装面に配置し、そのセラミック板の空隙に水を吸収させる方法がある。しかし、この方法は、セラミック板を用いるから、耐久性、施工性及びコストの面で問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえに、舗装の分野においては、舗装自体及びその上方の温度を下げ、その効果を持続させることが重要である。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明の舗装の低温化方法は、セメントとノニオン系吸水性樹脂とを含む処理材をスラリー状で舗装面に散布することを含むことを特徴とする。
【0006】
舗装面に散布された処理材は、舗装の空隙内に浸透する。浸透した吸水性樹脂は、セメントが凝結することにより舗装内に保持される。その後舗装に散水すると、舗装及び周囲環境の温度は散水自体により低下する。また、多量の水が吸水性樹脂に保持され、それらの水が徐々に気化するから、舗装は長時間低温状態に維持される。
【0007】
吸水性樹脂に保持された水はいずれは消失する。しかし、舗装に再び散水すると、多量の水が吸水性樹脂に再度保持され、それらの水が再び徐々に気化するから、舗装は再び低温状態に長時間維持される。
【0008】
前記舗装面は、一般的なアスファルト舗装面又はコンクリート舗装面であってもよい。しかし、舗装面が開粒度アスファルト舗装面又はポーラスコンクリート舗装面であると、多量の吸水性樹脂が舗装内に浸透し、それにより保水可能量が多くなり、低温化持続時間が長くなる。
【0009】
前記ノニオン系吸水性樹脂は、例えばポリN−ビニルカルボン酸アミド系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系及びポリエチレンオキサイド系のポリマーから選択される少なくとも1つとすることができる。
【0010】
コンクリート舗装の場合、前記処理材をポーラスコンクリート舗装面に散布する代わりに、骨材とセメントとノニオン系吸水性樹脂とを水で混合して得た混合物を舗装すべき面に敷設してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、詳細に本発明を説明する。
【0012】
本発明で用いる処理材は、セメントと吸水性樹脂とを用いる。そのような処理材は、セメントと吸水性樹脂と水とを所定の配合率で配合して混合したスラリー状の保水性舗装用セメントミルクとして、アスファルト舗装面、ポーラスコンクリート舗装面等の舗装面に散布されて、アスファルト舗装又はポーラスコンクリート舗装内に注入される。
【0013】
コンクリート舗装を新たに形成する場合、ポーラスコンクリート舗装面を形成し、その舗装面に処理材を散布する代わりに、ポーラスコンクリート舗装の形成時に、骨材とセメントと吸水性樹脂とを水で混合し、それにより得た混合物を舗装すべき面に敷設してもよい。
【0014】
上記のようなセメントミルク(スラリー)をアスファルト舗装の表面に散布し、アスファルト舗装内に浸透させ、セメントを凝結させることにより得た保水性舗装10の一部の断面を図1に示す。
【0015】
アスファルト舗装は、所定の粒径を有する骨材とアスファルトとを所定の温度で混合し、その混合物を敷設することにより形成されている。保水性舗装10において、そのようなアスファルト混合物(アスファルトコンクリート)すなわち開粒度アスファルト混合物12は、保水性舗装用母体として作用する。
【0016】
上記のようなセメントミルクをアスファルト舗装の表面に散布すると、吸水性樹脂14は、多量の水を保持した状態で、セメントと水との混合物であるセメントミルク16と共に、開粒度アスファルト混合物12間の空隙に浸透する。浸透した吸水性樹脂14は、セメントが固化することによりアスファルト混合物12の空隙内に安定に維持される。
【0017】
開粒度アスファルト混合物12は、通常の半撓み性舗装に用いられる開粒度アスファルト混合物と同様に、アスファルトと、所定の粒径を有する骨材と、フィラーとを加熱することにより得られる。保水性舗装10は、そのような開粒度アスファルト混合物を通常の半撓み性舗装と同様に敷設すなわち舗設することにより形成される。骨材の粒度は、吸水性樹脂の注入が容易になる値であることが望ましい。
【0018】
保水性舗装用母体としての開粒度アスファルト混合物の、マーシャル基準値及び舗設条件の一例をそれぞれ図2及び図3に示し、開粒度アスファルト混合物中の骨材の粒径分布の一例を図4に示す。図2において、突固め回数は両面50回である。図3において、転圧回数は片道の回数である。図4において、数字は、通過重量百分率(%)である。
【0019】
アスファルト混合物の舗設は、舗装材料の分離による注入スラリーのむらの発生を回避するために、人力による敷き均しを可能な限り避け、アスファルトフィニシャーのような敷き均し装置による機械式の敷き均しを実行することが好ましい。また、敷き均し装置のローラーへの混合物の付着防止に機械油のような油を用いないことが好ましく、敷き均しローラーへの散水量も少ないことが好ましい。
【0020】
上記のようなスラリーすなわち保水性舗装用セメントミルクの配合割合は、保水性、耐久性及び施工性を考慮して決定することが好ましい。保水性舗装用セメントミルクの配合割合(重量比)の一例を図5に示す。図5に示す例において、セメントは超速硬固化型のセメントであり、吸水性樹脂はN−ビニルカルボン酸アミドの共重合体架橋物(PNVA)である。
【0021】
上記のような保水性舗装用セメントミルクは、たとえば、図6に示すような工程を経ることにより、製作することができる。
【0022】
先ず、所定量の水を選択し(ステップ20)、所定量のセメントを選択し(ステップ21)、それら水及びセメントをミキサーに投入して2分から3分間混合する(ステップ22)。図示の例では、セメントは、超速硬固化型のセメントであるKMサルビアPを用いている。
【0023】
次いで、今回の混合が最初の2〜3バッチである場合又は練り状態に変化があった場合は、ステップ20に戻り(ステップ23)、ステップ20からのステップを再度実行する。
【0024】
次いで、所定量の吸水性樹脂を選択し(ステップ24)、その吸水性樹脂をミキサーに投入して、その吸水性樹脂を水及びセメントの混合物と1〜2分間混合する(ステップ25)。得られたスラリーすなわち保水性舗装用セメントミルクは、コンクリートシュートのような適宜な手段によりミキサーから舗装面に排出されて、舗装面に散布される(ステップ26)。
【0025】
舗装面へのスラリーの散布後、コンバインドローラのような適宜な装置によりスラリーと舗装とに振動が与えられる。これにより、舗装中の気泡が浮上し、その代わりにスラリーが舗装内に浸透する。その結果、舗装内へのスラリーの注入効率が向上し、多量のスラリーが舗装内に浸透、注入される。
【0026】
舗装内にスラリーを注入した後、余剰のスラリーをゴムレーキのような適宜な手段で舗装面から除去して、アスファルト舗装材の表面を露出させると、余剰のスラリーの固化物による舗装面の滑り易さが抑えられる。アスファルト舗装内に浸透したスラリー中のセメント及び吸水性樹脂は、セメントの凝結により固化して、舗装内に保持される。
【0027】
図6に示す手順により得た保水性舗装用セメントミルクの性状の一例と、そのようなセメントミルクを用いた保水性舗装の性状の一例とを図7に示す。
【0028】
上記のようにして得られた保水性舗装は、セメントが凝結した後に散水される。これにより、多量の水が吸水性樹脂に保持される。これにより、保水性舗装10の温度は、散水自体により低下するのみならず、吸水性樹脂14に保持されている水の気化によっても低下する。
【0029】
散水後、保水性舗装の保水量は水が気化することにより漸次低下する。しかし、多量の吸水性樹脂が保水性舗装10内に保持されていると共に、それらの吸水性樹脂に多量の水が保持されており、しかもそれらの水が徐々に気化するから、保水性舗装は長時間低温に維持され、保水性舗装の低温化機能は長期間維持される。また、舗装面に再度散水することにより、多量の水が吸水性樹脂に再度保持されるから、保水性舗装の低温化機能を回復させることができる。
【0030】
高温でのスラリーの散布及び注入は、スラリーが急激に固化し、アスファルト舗装全体に充填されなくなるおそれがあるので、外気の温度が5度Cから35度Cの間で、アスファルト舗装が45度C以下のときに実行することが好ましい。
【0031】
アスファルト舗装は、開粒度アスファルト混合物による舗装以外の通常のアスファルト舗装であってもよい。しかし、アスファルト舗装が開粒度アスファルト混合物によるものであると、多量のスラリーがアスファルト舗装材中の骨材間の空隙に浸透するから、保水可能量が大きくなり、保水効果がより長く維持される。
【0032】
吸水性樹脂は、適度な吸水能力、耐久性、耐塩性が要求される。そのような吸水性樹脂14として、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系及びポリエチレンオキサイド系のポリマーから選択される少なくとも1つの吸水性樹脂とすることができる。
【0033】
上記のような吸水性樹脂の中では、特に、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系の吸水性樹脂が好ましい。ポリN−ビニルカルボン酸アミド系の吸水性樹脂は、以下の式(1)で表される化合物を、通常は1種以上の架橋剤の存在下で、重合させることによって製造される吸水性樹脂である。
【0034】
CH2=CHNR1COR2………(1)
【0035】
但し、式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は炭素数1〜3のアルキル基を表し、あるいはR1とR2は結合して炭素数3〜5のアキレン基を表す。
【0036】
式(1)で表されるN−ビニルカルボン酸アミドとしては、具体的には、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルプロピオンアミド、N−ビニルピロリドンなどが挙げられ、1種又は必要により2種以上を用いることができる。その中で、N−ビニルアセトアミドが耐候性、吸水性などの点で好ましい。
【0037】
このポリN−ビニルカルボン酸アミド系の吸水性樹脂は、従来の吸水性樹脂に比べて、水のみならず、それ以外の電解質溶液や多価金属イオンが存在する水性液体に対しても高い膨潤率をも示す吸水性樹脂として、特開平3−223304号公報、特開平4−323213号公報に開示されている汎用性の非常に高い吸水性樹脂である。
【0038】
このポリN−ビニルカルボン酸アミド系の吸水性樹脂(以下、単に「N−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂」という場合もある。)の製造方法は、基本的には以下の工程に従って製造することができる。
【0039】
すなわち、所望するN−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂は、N−ビニルアセトアミドに代表される、上記(1)式で表されるN−ビニルカルボン酸アミド(これらの化合物は、例えば特開昭50−76015号公報に記載のN−(α−アルコシエチル)カルボン酸アミドの熱分解反応等の公知の方法により製造することができる。)を含む単量体を、通常は架橋剤とともに重合することにより、製造することができる。
【0040】
この重合反応に用いる架橋剤としては、例えば、例えば、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、N,N’−ブチレンビス(N−ビニルアセトアミド)、N,N’−ジアセチル−N,N’−ジビニル−1,4−ビスアミノメチルシクロヘキサンジエチレングリコールジアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリルエーテル、テトラアリルオキシエタン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、アジピン酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、シュウ酸ジビニル、コハク酸ジビニル、マロン酸ジビニル、アジピン酸ジビニル、マレイン酸ジビニル、クエン酸トリビニル、ピロメリット酸テトラビニル等の1分子中にエチレン性不飽和基を2個以上有する架橋剤を挙げることができる。
【0041】
これらの架橋剤の重合反応における使用量は、架橋剤/単量体の比を重量比で、10/90〜0.0001/99.9999とする範囲から選択することができるが、同2/98〜0.0005/99.9995とする範囲で選択することが特に好ましい。
【0042】
架橋剤の量が原料化合物である単量体に対して過剰であると(上記10/90よりも架橋剤の比率が大きいと)、得られるN−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂の架橋密度が高くなりすぎて膨潤率が過小になり、実質的に吸水性樹脂としての効果を発揮することが困難になるため、好ましくない。
【0043】
逆に、原料化合物である単量体の量が架橋剤に対して過剰であると(上記0.0001/99.9999よりも単量体の比率が大きいと)、架橋にかかわらない水溶性や親水性の高分子の生成率が増大して、この場合も実質的に吸水性樹脂としての効果を発揮することが困難になるため、好ましくない。
【0044】
N−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂は、その吸水性や耐久性等の性質が失われない範囲で、前記N−ビニルカルボン酸アミドと共重合可能な他のエチレン性不飽和化合物を重合させて製造することも可能である。
【0045】
エチレン性不飽和化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸金属塩、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート−メチルクロライド4級塩、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド−メチルクロライド4級塩、アクリロニトリル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸金属塩、酢酸ビニル、ビニルエーテル類、ビニルケトン類等のビニル化合物、スルホン酸ビニル金属塩、マレイン酸、マレイン酸金属塩、フマル酸、フマル酸金属塩、イタコン酸、イタコン酸金属塩等を挙げることができる。しかし、これらに限定されない。
【0046】
重合反応を行うに際しては、水溶液重合、逆相懸濁重合、逆相乳化重合、沈殿析出重合等の通常公知の反応形式を選択することができる。
【0047】
重合触媒は、通常のラジカル重合触媒を用いるのが一般的であり、ラジカル開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ系開始剤、ベンゾイルパーオキサイド等の酸化物、レドックス系触媒(過酸化物若しくは過硫酸塩類、及びトリエタノールアミン若しくはチオ硫酸ナトリウム等の還元剤を同一系内に存在させる触媒)等を用いることができる。
【0048】
このようにして得られるN−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂においては、例えば、吸水速度改良のための界面活性剤処理やゲル強度向上を目的とする熱処理等の表面処理を行うこともできる。
【0049】
上記のようにして、所望のN−ビニルカルボン酸アミド系吸水性樹脂を製造することができる。
【0050】
ポリアクリルアミド系吸水性樹脂としては、例えば、アクリルアミドの単独若しくはアクリルアミドと共重合可能の他のモノマーとの混合物に架橋剤を加えて重合することによって得られた吸水性樹脂を用いることができる。
【0051】
アクリルアミドと共重合可能の他のモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル類、N−アルキル置換(メタ)アクリルアミド類、ビニルケトン類、(メタ)アクリル酸及びその塩などの前述のN−ビニルカルボン酸アミドと共重合可能なエチレン製不飽和化合物などが挙げられる。架橋剤も、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体架橋物に使用したものと同様の架橋剤を用いることができる。
【0052】
また、ポリアクリルアミド系吸水性樹脂の製造方法も,N−ビニルカルボン酸アミド共重合架橋物と同様の方法によって製造することができる。
【0053】
ポリビニルアルコール系吸水性樹脂としては、例えば、酢酸ビニルの単重合体若しくは共重合体を加水分解した後、グルタルアルデヒドなどの架橋剤を加えて架橋したものを用いることができる。
【0054】
ポリエチレンオキサイド系吸水性樹脂としては、例えば、特開平7−188643号公報に開示されている吸水性樹脂を使用することができる。
【0055】
セメントとしては、ポルトランドセメントのような一般的なセメントを用いてもよい。しかし、舗装を早期に使用に供するためには、速硬固化型のセメント、特に、KMサルビアPのような速硬固化型のセメントを用いることが好ましい。
【0056】
【実施例1】
図6に関連する説明において記載した手法により、図5に示す配合割合の保水性舗装用セメントミルクを得た。用いた吸水性樹脂は、昭和電工(株)製の「PNVA NA−010」であった。
【0057】
そのようなセメントミルク(スラリー)を開粒度アスファルト舗装にコンクリートシュートを利用して散布し、スラリーと開粒度アスファルト舗装とをコンバインドローラで振動させてスラリーを舗装内に浸透させた。振動の間、コンバインドローラの通過後に浮上する気泡が存在しなくなるまで、散布されたスラリーをゴムレーキにより舗装面に供給した。
【0058】
保水性舗装用母体としての開粒度アスファルト混合物は、図4に示す粒径分布の骨材を含み、また図2に示すマーシャル基準値を有していた。セメントミルクを散布した開粒度アスファルト舗装は、前記のような開粒度アスファルト混合物を図3に示す条件で舗設することにより得た。
【0059】
その結果、図7に示すような性状を有する保水性舗装(保水性アスファルト舗装)を得ることができた。図7から明らかなように、保水性舗装(保水性アスファルト舗装)の性状は一般的な半たわみ性舗装のそれとほぼ同程度ということができる。
【0060】
そのような保水性舗装(保水性アスファルト舗装)に散水したときの保水性舗装の保水量測定結果を図8に示す。図8は、また、従来の、アスファルトコンクリート舗装、排水性混合物による舗装、コンクリート舗装、及び、従来の半たわみ性舗装により同様にして得られた舗装の保水量測定結果をも示す。
【0061】
図8から明らかなように、保水性アスファルト舗装によれば、散水後の舗装の保水量が従来の舗装に比べ著しく向上する。なお図8において、排水性(透水性)混合物の保水量が測定不能である理由は、排水性混合物の場合、散水しても水が舗装を通過してしまうことにある。
【0062】
上記の保水性アスファルト舗装に散水したときの舗装の温度低下効果確認試験結果を、図9に中白(中抜き)の丸印を結ぶ曲線で示す。
【0063】
図9は、また、従来の、アスファルトコンクリート舗装(アスコン舗装)、排水性混合物による舗装(排水性舗装)、コンクリート舗装、及び、従来の半たわみ性舗装(半たわみ舗装)により同様にして得られた温度低下効果確認試験結果を、それぞれ、中にばつ印を有する四角形印、中黒の三角印、中白(中抜き)の三角形及び中白の四角印を結ぶ曲線により、外気の温度の変化と共に示す。
【0064】
図9において、散水時刻は午前11時45分頃であった。いずれの舗装も、舗装の温度は散水により一時的に低下する。
【0065】
しかし、従来の舗装は、保水性アスファルト舗装に比べ、いずれも、その後温度が急激に上昇し、高温に維持される。これは、従来の舗装は、いずれも、舗装の温度は散水により一時的に低下するが、舗装面が保水性アスファルト舗装に比べて短時間で乾燥して、再び昇温することによる、と考えられる。
【0066】
これに対し、保水性アスファルト舗装は、多量の水分が吸水性樹脂に維持されているから、舗装が乾燥するまでに長時間を要し、それだけ低温化効果が長くなる、と考えられる。
【0067】
上記のような処理材を、ポーラスコンクリート舗装面のような他の舗装面に散布し、ポーラスコンクリート舗装内に注入した場合も、処理材中の吸水性樹脂は、水を保持した状態でセメントミルクと共に、ポーラスコンクリート混合物間の空隙に浸透する。浸透した吸水性樹脂は、セメントが固化することによりポーラスコンクリート混合物の空隙内に安定に維持される。
【0068】
上記のようにして得たポーラスコンクリートによる保水性舗装も、処理材をアスファルト舗装内に注入した場合と同様に、セメントの固化後に舗装面に散水することにより、長時間低温に維持され、保水性舗装の低温化機能は長期間維持される。また、舗装面に再度散水することにより、多量の水が吸水性樹脂に再度保持され、保水性舗装の低温化機能を回復させることができる。
【0069】
図10に示すような水、セメント、骨材、高性能減水材、吸水性樹脂及び凝結遅延剤を、図11に示す割合で混合することにより、珪砂を用いないポーラスコンクリート混合物(No.1)と、珪砂を用いたポーラスコンクリート混合物(No.2)とを作成した。図11において、W,C,S,G,PNVA,Mt及びCxは、それぞれ、水、セメント、珪砂、砕石、吸水性樹脂名、高性能減水材(花王株式会社製)及びセメント重量に対する混入率である。
【0070】
各ポーラスコンクリート混合物を一般的なコンクリート舗装基盤上に5〜10cm程度の厚さに敷設することにより、各保水性コンクリート(保水性コンクリート舗装)を得た。
【0071】
得られた各保水性コンクリート舗装の物性(性状)を図12に示す試験法により測定した。その結果、No.1及び2のポーラスコンクリート混合物は、それぞれ、17.5及び6.4の空隙率、2.2及び5.1の曲げ強度(N/mm2)、13.4及び37,1の圧縮強度(N/mm2)を有していた。
【0072】
上記の保水性コンクリート舗装(No.1及びNo.2)に散水したときの舗装の温度低下効果確認試験結果を、それぞれ、図13に中白(中抜き)の丸印(No.1)及び中白(中抜き)の三角印(No.2)を結ぶ曲線で示す。
【0073】
図13は、また、従来の、コンクリート舗装及びポーラスコンクリート舗装(半たわみ性舗装)により同様にして得られた温度低減効果確認試験結果を、それぞれ、中黒の三角印及び中黒の四角印を結ぶ曲線により、外気の温度の変化(中黒の丸印を結ぶ曲線)と共に示す。
【0074】
図13において、散水時刻は午前11時45分頃であった。いずれの舗装も、舗装の温度は散水により一時的に低下する。しかし、従来の舗装は、いずれも、No.1及びNo.2のいずれの保水性コンクリート舗装に比べても、その後温度が急激に上昇し、高温に維持される。
【0075】
本発明は、開粒度アスファルト舗装及びポーラスコンクリート舗装の低温化方法にも適用することができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、吸水性樹脂が舗装内に高濃度に保持されるから、その舗装に散水することにより、舗装は低温状態に長時間維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られた保水性舗装(保水性アスファルト舗装)の一実施例を示す断面図である。
【図2】保水性舗装用母体としての開粒度アスファルト混合物のマーシャル基準の一例を示す図である。
【図3】保水性舗装用母体としての開粒度アスファルト混合物の舗設条件の一例を示す図である。
【図4】開粒度アスファルト混合物中の骨材の粒径分布の一例を示す図である。
【図5】保水性舗装用スラリーの配合割合の一例を示す図である。
【図6】本発明で用いるスラリーの製造方法の一例を説明するための図である。
【図7】本発明で用いるスラリー及び本発明により得られた保水性舗装(保水性アスファルト舗装)の性状の一例を説明するための図である。
【図8】本発明により得られた保水性舗装(保水性アスファルト舗装)及び従来の舗装における保水量の測定結果の一例を示す図である。
【図9】本発明により得られた保水性舗装(保水性アスファルト舗装)及び従来の舗装における温度低下効果確認試験結果の一例を示す図である。
【図10】保水性コンクリート(保水性コンクリート舗装)の使用材料の一例を示す図である。
【図11】保水性コンクリート(保水性コンクリート舗装)の混合割合の一例を示す図である。
【図12】得られた保水性コンクリート(保水性コンクリート舗装)の試験項目及び試験方法の一例を示す図である。
【図13】本発明により得られた保水性舗装(保水性アスファルト舗装)及び従来の舗装における温度低下効果確認試験結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 保水性舗装
12 開粒度アスファルト混合物
14 吸水性樹脂
16 セメントミルク

Claims (5)

  1. セメントと、ノニオン系吸水性樹脂とを含む処理材をスラリー状で舗装面に散布することを含む、舗装の低温化方法。
  2. 前記舗装面は開粒度アスファルト舗装面又はポーラスコンクリート舗装面である、請求項1に記載の低温化方法。
  3. 骨材とセメントとノニオン系吸水性樹脂とを水で混合して得た混合物を舗装すべき面に敷設することを含む、舗装の低温化方法。
  4. さらに、前記セメントの固化後に前記舗装面に散水することを含む、請求項1,2又は3に記載の低温化方法。
  5. 前記吸水性樹脂は、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系及びポリエチレンオキサイド系のポリマーから選択される少なくとも1つである、請求項1,2,3又は4に記載の低温下方法。
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