JP4088780B2 - 乗用型作業機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、操向用前輪の直進状態から所定角以上の操向作動によって、左右後輪の伝動を入り切りする左右サイドクラッチのうち旋回内側のものを切り作動させる旋回連繋機構などを設けた乗用型田植機などの乗用型作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術としては、特開2000−350507号公報に示すように、操向用前輪の直進状態から所定角以上の操向作動によって左右後輪の旋回内側のものを制動する旋回連繋機構を設けた乗用型田植機がある。この乗用型田植機では、前輪に対する操向操作を行うだけで、旋回内側の後輪を制動させて小回り旋回を操作性良く行える。
【0003】
しかしながら、上記特開2000−350507号公報に示乗用型田植機は、左右後輪を軸支する後部ケースに左右後輪の制動装置を設けた構成であって、機体前部にある前輪の操向機構とは機体前後方向に非常に離れたものとなっているために、前輪の操向機構と左右後輪の制動装置とを連繋する機構が機体前後方向に長いものとなり、その作動精度を上げるために連繋機構の強度を上げる必要があり、その結果、機体の重量が重くなるという問題点があった。また、連繋機構が機体前後方向に長いものであるために、他の構成部材との干渉等のおそれがあり、故障が発生し易い問題点があった。
【0004】
そこで、本出願人は、前記乗用型作業機の改良を重ねて、各部材の組立て誤差等も少なくなって性能の良い機構を得ることができ、良好な機体旋回が行える作業性が良い乗用型作業機を開発して特許出願をした(特願2001−346489号)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−350507号公報
【0006】
【特許文献2】
特願2001−346489号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本出願人の発明になる前記乗用型作業機において、例えば旋回後に苗植付具を圃場に降下させて苗の植え付けを始めるタイミングなどをより正確に実行することで、さらにその性能を高めることができる。
そこで、本発明の課題は、操向機構による旋回制御と旋回時又は旋回後の諸作業を行うための制御の連携を精度良く行える乗用型作業機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は次の構成によって解決される。
請求項1記載の発明は、機体にエンジン(12)からの動力を変速する伝動装置と該伝動装置からの出力で駆動する進行方向左右にそれぞれ配置される一対の前輪(6)と一対の後輪(7)と、一対の後輪(7)への伝動を各別に入り切りする左右サイドクラッチ(I)とを備え、さらに機体に昇降手段(2)を介して田植装置(3)を装着した乗用型作業機において、旋回方向内側の左右サイドクラッチ(I)よりも、それぞれ対応する後輪(7)側にある伝動軸(89)の回転数を検出する各々の回転数センサ(205)と、田植装置(3)の作動を入切する植付クラッチと、左右一方のサイドクラッチ(I)を切って機体を旋回させる旋回ハンドル(16)と、
前記回転数センサ(205)が植付クラッチの切り操作に基づいて旋回内側の後輪(7)の前記伝動軸(89)の回転数の検出を開始し、該回転数がハンドル(16)の切り操作による旋回を完了した後、所定の値(n2)になると田植装置(3)を作動させる旋回連動制御装置(170)とを設けた乗用型作業機である。
請求項2記載の発明は、前記旋回連動制御装置(170)は、前記回転数センサ(205)が旋回内側の後輪(7)のサイドクラッチ(I)操作に基づいて旋回内側の後輪(7)の前記伝動軸(89)の回転数の検出を開始し、該回転数がハンドル(16)を切り操作して90度以上旋回するまでの回転数(n1)になると昇降手段(2)により田植装置(3)を下降させる構成を備えている請求項1記載の乗用型作業機である。
【0009】
請求項2記載の発明は、操舵車輪6が所定角度以上操舵されているときに、旋回連動制御装置170が作動する請求項1記載の乗用型作業機である。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、サイドクラッチIが切れている旋回方向内側の車輪7の回転数を検出するため、動力の伝わっている旋回方向外側の車輪7よりスリップなどの影響を受け難く、その測定精度をあげることができる。また、このとき車輪7より回転の速い伝動軸(ドライブシャフト)89の回転数を検出すると、さらにその測定精度をあげることができる。
【0011】
このとき、旋回内側車輪7への動力伝動を断つためにサイドクラッチIのみを利用し、サイドブレーキJを作動させずに旋回連動制御をすることができる。また、前記サイドクラッチIの「入り」、「切り」の操作を手動で行っても良い。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、例えば旋回を初めて90度以上旋回した後に旋回連動制御装置170が作動するようにしておくことができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、サイドクラッチの「切」で旋回内側のがスリップしにくくなり、圃場に追随するので、旋回状況を正確に判断でき、田植機(3)を適正なタイミングで作動させることができる。その結果、各植付け条毎の苗の植え付け始め位置がほぼ一定となる効果などがある。
【0014】
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明の効果に加えて、旋回方向内側の左右サイドクラッチ(I)よりも、それぞれ対応する後輪(7)側にある伝動軸(89)の回転数が、旋回内側の後輪(7)のサイドクラッチ(I)の切り操作から開始してハンドル(16)を切り操作して90度以上旋回するまでの回転数(n1)になると、作業機が90度以上旋回したことになり、そのときから田植装置(3)を下降させて圃場の均平化作業をすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例である8条植え乗用型田植機を図面に基づき詳細に説明する。図1の側面図に示すように、乗用型田植機は走行車両1に昇降用リンク装置2で作業装置の一種である田植装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で乗用施肥田植機として機能するように構成されている。走行車両1は、駆動輪である左右各一対の前輪6、6および後輪7、7を有する四輪駆動車両である。
【0016】
メインフレーム10の上にミッションケース11とエンジン12が前後に配設されており、該ミッションケース11の後部上面に油圧ポンプ13が一体に組み付けられ、またミッションケース11の前部からステアリングポスト14が上方に突設されている。
【0017】
そして、ステアリングポスト14の上端部にステアリングハンドル16と操作パネル17が設けられている。機体の上部には操縦用のフロアとなるステップ19が取り付けられ、エンジン12の上方部に操縦席20が設置されている。前輪6、6は、ミッションケース11の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース22、22に軸支されている。また、後輪7、7は、ローリング杆23の左右両端部に一体に取り付けた後輪支持ケース24、24に軸支されている。ローリング杆23はメインフレーム10の後端部に突設したローリング軸25で進行方向と垂直な面内で回動自在に支持されている。
【0018】
エンジン12の回転動力は、ベルト31(図3)を介して油圧ポンプ13の駆動軸であるカウンタ軸32に伝えられ、さらに該カウンタ軸32からベルト33を介して油圧式変速装置HSTの入力軸35に伝えられ、油圧式変速装置HSTの出力軸36からベルト(図示せず)を介してミッション入力軸34に伝えられる。
【0019】
なお、ミッション入力軸34上には、メインクラッチ43が設けられており、油圧式変速装置HSTの駆動力はメインクラッチ43を介してミッション入力軸34に伝動される。メインクラッチ43は周知の多板クラッチであり、図4に示すようにメインクラッチ軸側の摩擦板44とミッション入力軸側の摩擦板45、両摩擦板を押し付けるスプリング46、切替操作用の固定部材47と摺動部材48などから構成されている。
【0020】
ミッションケース11のケーシング40の前部には、ミッション入力軸34、カウンタ軸50、走行一次軸51、走行二次軸52、植付一次軸53、植付二次軸54がそれぞれ平行に支承されている。ミッション入力軸34のギヤG1とカウンタ軸50のギヤG2、およびギヤG2と走行一次軸51のギヤG3がそれぞれ互いに噛合しており、ミッション入力軸34の回転が走行一次軸51に順方向に伝えられる。
【0021】
主変速装置Kとして、走行一次軸51に前記ギヤG3とギヤG4がそれぞれ定位置に嵌着され、走行二次軸52に互いに一体に成形されたギヤG5、G6が軸方向に摺動自在に嵌合している。シフタ56でギヤG5、G6を移動させ、ギヤG4、G5が噛合すると低速の作業速、ギヤG3とギヤG6が噛合すると高速の路上走行速になる。
【0022】
また、植付一次軸53にはギヤG4に常時噛合するギヤG7とバックギヤG8が嵌着されており、ギヤG6をバックギヤG8に噛合させると後進速になる。ギヤG5、G6がいずれのギヤとも噛合しない位置がニュートラルになる。この主変速装置Kの操作するチェンジレバー90は操作パネル17に設けられている。
【0023】
また、株間変速装置Cとして、植付一次軸53に互いに一体に成形されたギヤG9、G10が軸方向に摺動自在に嵌合しているとともに、植付二次軸54にギヤG11、G12がそれぞれ取り付けられている。シフタ57でギヤG9、G10を適宜に移動させることにより、ギヤG9とギヤG11、ギヤG10とギヤ11、およびギヤG1とギヤG12の3通りの組み合わせが得られ、3段階の株間切替を行える。植付二次軸54からベベルギヤG13、G14を介して植付部伝動軸58に伝動される。
【0024】
ケーシング40の後部には、リヤアクスル60、60とフロントアクスル61、61が支承され、前記走行二次軸52からリヤデフ装置Dを介してリヤアクスル60、60に伝動されるとともに、リヤデフ装置Dからフロントデフ装置Eを介して左右フロントアクスル61、61に伝動される。そして、左右フロントアクスル61、61により各々左右前輪6、6が駆動回転される構成となっている。
【0025】
リヤデフ装置Dは、走行二次軸52のギヤG15に噛合するギヤG16が外周部に形成された容器63を備え、該容器内の縦軸64に取り付けた一次ベベルギヤG17と左右のリヤアクスル60、60に各別に取り付けた二次ベベルギヤG18、G18とが互いに噛合する状態で収納されており、各アクスルに伝動される駆動力が適宜変動するようになっている。
【0026】
フロントデフ装置Eもリヤデフ装置Dと同様の構成で、容器65、縦軸66、リヤデフ装置側のギヤG19、フロントデフ装置側のギヤG20、縦軸66に取り付けたベベルギヤG21、フロントアクスル61に取り付けたベベルギヤG22を備えている。上記リヤデフ装置Dおよびフロントデフ装置Eにはデフ機能を停止し、左右両アクスルに駆動力が均等に伝動されるようにするデフロック装置F、Hが設けられている。このデフロック装置F(H)は、容器63(65)に形成された爪69(70)とアクスルの角棒部に嵌合するデフロック部材71(72)の爪73(74)とアクスル60(61)を互いに固定するようになっている。この後輪のデフロック装置Fを操作するデフロックレバー91は操作パネル17に設けられている。
【0027】
なお、前輪のデフロック装置Hは、ステップ19に設けたデフロックペダル91’を踏み込むとデフ機能が停止される構成となっている。このデフロックレバー91及びデフロックペダル91’(図2)は、共に機体の前部に配置されており、例えば圃場の畦を乗り越えて機体を圃場から出す時等に、操縦者は機体から降りて機体の前方に立って(自分の身体をウエイト代わりにするために機体の前端部に乗って)機体を前進若しくは後進させてこの畦越えを安全に行う。
【0028】
この時、左右前輪6、6の何れか又は左右後輪7、7の何れかが空回りした場合に即座に操縦者は機体前部にあるデフロックレバー91及びデフロックペダル91’を容易な姿勢で操作できてデフロック状態にして安全に畦越えを行うことができる。
【0029】
リヤアクスル60、60はベベルギヤG23、G24、…によってサイドクラッチ軸76、76に伝動連結され、さらに該サイドクラッチ軸76、76からリヤ出力軸77、77にサイドクラッチI、Iを介して伝動される。サイドクラッチIは多板クラッチであり、サイドクラッチ軸側の摩擦板80、リヤ出力軸側の摩擦板81を備えている。リヤ出力軸77に摺動自在に嵌合する作動筒82は、板ばね83によって両摩擦板80、81を押し付ける方向に付勢されており、常時はサイドクラッチIが入った状態となっている。シフタ85Iで作動筒82を付勢方向と逆向きに移動させると、サイドクラッチIが切れる。
【0030】
更に、リヤ出力軸77、77には後輪ブレーキ装置J、Jが設けられている。後輪ブレーキ装置Jは、リヤ出力軸77に取り付けたディスク87、…にプレッシャプレート88、…を押し付けて制動するものであり、このプレッシャプレート88、…の作動はシフタ85Jで行う。すなわち、常時はサイドクラッチIが入で、後輪ブレーキ装置Jが掛かっていない状態であり、シフタ85Iを操作して作動筒82を付勢方向と逆向きに移動させるとサイドクラッチIが切れ、シフタ85Jを操作すると後輪ブレーキ装置Jが掛かるのである。これらサイドクラッチIおよび後輪ブレーキ装置Jの操作(左右シフタ85I・85Jの操作)は、後述のステップ19上に設けたペダル140で行う。なお、左右シフタ85Iには、左右クラッチ操作アーム86I(図5)の基部が固着されており、左右シフタ85Jには、左右ブレーキ操作アーム86Jの基部が固着されている。
【0031】
リヤ出力軸77、77の後端部はケーシング40外に突出し、この突出端部に前記後輪支持ケース24、24に伝動する左右後輪伝動軸89、89が接続されている。そして、この左右後輪伝動軸89、89により各々左右後輪7、7が駆動回転される構成となっている。
【0032】
チェンジレバー90の操作位置は、後から前方に操作する順に後進速、ニュートラル、作業速、路上走行速となっている。また、デフロックレバー91を前方に操作するとデフロック、後方に操作するとデフオンとなる。
【0033】
従って、圃場内で田植作業を行なう場合には、デフロックレバー91をデフロックにし、チェンジレバーを作業速にシフトし、田植装置3の苗載台に苗を載置し施肥装置4の肥料タンクに粒状肥料入れて、各部を駆動させて前進すると、左右後輪7、7のデフロック装置Fはデフロックされてデフ機能が停止した状態であるので、機体の直進性が良くて良好な田植作業と施肥作業が同時に行なえる。また、路上走行の場合には、リヤデフ装置D及びフロントデフ装置E共にデフ機能が働く状態に操作すれば、安全に走行できる。
【0034】
図1及び図2には、機体前部に設けた予備苗載台200と直進走行の指標とするセンターマスコット201を示す。
【0035】
次に、田植装置3は、走行車両1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されているのであるが、その昇降させる構成と田植装置3の構成について説明する。先ず、走行車両1に基部が回動自在に設けた一般的な油圧シリンダー160(図1)のピストン上端部を昇降用リンク装置2に連結し、走行車両1に設けた油圧ポンプ13にて電磁油圧バルブ161(図8)を介して油圧シリンダー160に圧油を供給・排出して、油圧シリンダー160のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した田植装置3が上下動されるように構成されている。
【0036】
田植装置3は、昇降用リンク装置2の後部にローリング軸を介してローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース162と、該植付伝動ケース162に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台163と、植付伝動ケース162の後端部に装着され前記苗載台163の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける苗植付け具164…と、植付伝動ケース162の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンターフロート165・サイドフロート166…等にて構成されている。センターフロート165・サイドフロート166…は、圃場を整地すると共に苗植付け具164…にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。
【0037】
PTO伝動軸167は両端にユニバーサルジョイントを有し、施肥駆動ケース168の動力を田植装置3の植付伝動ケース162に伝達すべく設けている。センターフロートセンサー169はセンターフロート165前部の上下位置を検出するポテンショメータにより構成され、センターフロート165の前部上面とリンクにより連携されている。そして、センターフロートセンサー169のセンターフロート165前部の上下位置検出に基づいて、制御装置170(図8)の田植装置昇降手段により電磁油圧バルブ161を制御して油圧シリンダー160にて田植装置3の上下位置を制御するように構成されている。
【0038】
即ち、センターフロート165の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時には油圧ポンプ13にてミッションケース11内から汲み出された圧油を油圧シリンダー160に送り込んでピストンを突出させ昇降用リンク装置2を上動させて田植装置3を所定位置まで上昇せしめ、また、センターフロート165の前部が適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー160内の圧油をミッションケース11内に戻して昇降用リンク装置2を下動させて田植装置3を所定位置まで下降せしめ、そして、センターフロート165の前部が適正範囲にあるとき(田植装置3が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー160内の圧油の出入りを止めて田植装置3を一定位置に保持せしめるべく設けられている。このように、センターフロート165を田植装置3の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
【0039】
ステアリングハンドル16の下方にフィンガーレバー171(図2)が配置され、該フィンガーレバー171を上下方向に操作するとポテンショメータにより構成されるフィンガーレバースイッチ172(図8)が作動されて、制御装置170のPTOクラッチ作動手段によりPTOクラッチ作動ソレノイド173を操作して、施肥駆動ケース168内に設けられた動力を断接するPTOクラッチを操作して施肥装置4及び田植装置3への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、制御装置170の田植装置昇降手段により、電磁油圧バルブ161を操作して手動にて田植装置3を上下動できるように構成されている。
【0040】
即ち、フィンガーレバー171を「上」に操作すると、PTOクラッチが切れ施肥装置4及び田植装置3の作動が停止し且つ電磁油圧バルブ161が強制的に田植装置3を上昇する側に切換えられる。
【0041】
そして、フィンガーレバー171を「上」に操作した後に、フィンガーレバー171を「下」に1回操作すると、電磁油圧バルブ161がセンターフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態となり、田植装置3が上昇された状態であればセンターフロート165が接地して適正姿勢になるまで田植装置3は下降する。更にもう一回、フィンガーレバー171を「下」に操作すると、電磁油圧バルブ161がセンターフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態のままで、PTOクラッチが入り施肥装置4及び田植装置3が駆動される。以降、フィンガーレバー171を「下」に操作する度に、電磁油圧バルブ161がセンターフロート165の上下動にて切換えられる自動制御状態のままで、PTOクラッチが入りと切りに交互に切り換えられる。
【0042】
ここで、ステアリングハンドル16にて前輪6、6が操向操作される部分の構成について図5と図6に基づいて説明する。
ステアリングハンドル16は、ステアリングポスト14内に設けられたステアリング軸上部に固定されており、ステアリング軸の回転はミッションケース11内に設けられたステアリング変速歯車を介して減速されて出力軸174に伝動される。そして、出力軸174の下端は、ミッションケース11底面から突出してピットマンアーム175が固定されている。該ピットマンアーム175の前部左右側と左右前輪支持ケース22、22(図1)とは左右ロッド176、176(図1)にて連結されている。
【0043】
従って、ステアリングハンドル16を回動操作すると、ステアリング軸・ステアリング変速歯車・出力軸174・ピットマンアーム175・左右ロッド176、176・左右前輪支持ケース22、22へと伝達されて、左右前輪6、6が左右操向操作される。
【0044】
一方、ピットマンアーム175の後部上面には、作動ローラ177が回転自在に設けられており、その作動ローラ177の左右両側を囲むように平面視でコ字状に切り欠かれた切欠き部178を有する従動体179がミッションケース11の底面に回動自在に支持されている。そして、従動体179の左右両側部には、前記左右クラッチ操作アーム86I、86Iに連結された左右ロッド180、180の前部が連結されている。従って、ステアリングハンドル16を所定量(機体を右旋回させる意思を持って作業者が右に回す量)以上右に回すと、ピットマンアーム175も右回動し、作動ローラ177が(ハ)方行に回動し従動体179の切欠き部178の左側面178aを押すために、従動体179を(ニ)方向に回動させ右ロッド180を引き、右クラッチ操作アーム86Iが操作されて右サイドクラッチIが切れ、旋回中心側の右後輪7が遊転状態となるので、右後輪7が耕盤を傷めることなく、また、泥土を多量に持ち上げて泥面を荒してしまうようなこともなく、右旋回がスムーズできれいにできる。
【0045】
逆に、ステアリングハンドル16を所定量以上左に回すと、ピットマンアーム175も左回動し、作動ローラ177が反(ハ)方行に回動し、従動体179の切欠き部178の右側面178bを押すために、従動体179を反(ニ)方向に回動させ、左ロッド180を引き、左クラッチ操作アーム86Iが操作されて左サイドクラッチIが切れ、旋回中心側の左後輪7が遊転状態となるので、左後輪7が耕盤を傷めることなく、また、泥土を多量に持ち上げて泥面を荒してしまうようなこともなく、左旋回がスムーズできれいにできる。
【0046】
更に、ピットマンアーム175の前部上面には、左右センサ押片182、182が設けられており、ステアリングハンドル16を左右何れかに200度回転させると、ミッションケース11の底面に固定されたオートリフトスイッチ183がONになる(ステアリングハンドル16は左右に最大360度〜400度回転する)。
【0047】
上記した実施例では、ステアリングハンドル16の所定角以上の操作により、旋回内側の後輪7のサイドクラッチIを切る例を示したが、サイドクラッチスイッチを操作パネル17に設けておき、手動でサイドクラッチIの「切」が可能な構成にしても良い。又は、サイドクラッチペダルにより、手動でサイドクラッチIの「切」が可能な構成にしても良い。
【0048】
次に、後進時に田植装置3を自動的に上昇させる制御構成について説明する。先ず、図7に示すように、チェンジレバー90を後進速に操作すると、チェンジレバー90の基部に設けた接当片190が接当してONになるバックリフトスイッチ191が設けられており、制御装置170(図8)の田植装置上昇手段により電磁油圧バルブ161を制御して油圧シリンダー160にて田植装置3を最大位置まで上昇させるように構成されている。
【0049】
このように、チェンジレバー90を後進速に操作すると、自動的に田植装置3を最大位置まで上昇させるように構成しておくと、圃場の畦際で機体を旋回させるため等に機体を畦に向かって後進させる時に、自動的に田植装置3は最大位置まで上昇しているので、田植装置3が畦に衝突して破損することが未然に防止でき作業性が良い。
【0050】
また、前記ステアリングハンドル16を左右何れかに200度回転させた時に図8に示すオートリフトスイッチ183がONになると、制御装置170の田植装置上昇手段により電磁油圧バルブ161を制御して油圧シリンダー160にて田植装置3を最大位置まで上昇させるように構成されている。
【0051】
このように、畦際で機体を旋回させるためにステアリングハンドル16を左右何れかに最大限まで回転させると、オートリフトスイッチ183がONになり、自動的に田植装置3は最大位置まで上昇するので、機体旋回時に田植装置3を上昇させる操作が不要となり、能率良く機体旋回が行えて作業性が良い。
【0052】
一方、操作パネル17には、田植装置3の自動上昇を行わせる状態と行わせない状態とに切替える自動リフト切替えスイッチ192が設けられており、即ち、自動リフト切替えスイッチ192を自動にしていると、上記のようにバックリフトスイッチ191がONになるかオートリフトスイッチ183がONになると自動的に田植装置3は制御装置170の田植装置上昇手段により自動上昇される。そして、自動リフト切替えスイッチ192をOFFにしていると、バックリフトスイッチ191がONになってもオートリフトスイッチ183がONになっても田植装置3は自動上昇されない。
【0053】
このように、一つの自動リフト切替えスイッチ192で、バックリフトスイッチ191がONになってもオートリフトスイッチ183がONになっても田植装置3は自動上昇されない状態にすることができるので、バックリフトとオートリフトの各々を入り切りするスイッチを別々に設けた構成よりも簡潔な構成となり、一つのスイッチで両者の状態切替えが行えるので、操作ミスが少なくなり作業性が良い。
【0054】
なお、自動リフト切替えスイッチ192をOFFにして、バックリフトスイッチ191がONになってもオートリフトスイッチ183がONになっても田植装置3が自動上昇しない状態にしておくと、機体を後進で納屋等にしまう時にチェンジレバー90を後進速に操作しても田植装置3が自動上昇しないので、田植装置3を下げたまま後進することができ、納屋の入口上部や納屋内の他の部材に田植装置3をぶつけてしまうような事態が回避できる。また、扇型やひょうたん型等の変形圃場で畦際に沿って周り植えをする場合に、曲がった畦に沿ってステアリングハンドル16を回しながら植付け作業を行うが、この時に、自動リフト切替えスイッチ192を自動位置にしていると、ステアリングハンドル16を左右何れかに200度以上回転すると自動的に田植装置3が上昇してしまい植付け作業が行えないが、自動リフト切替えスイッチ192をOFFにしていると、ステアリングハンドル16を左右何れかに200度以上回転しても田植装置3は上昇しないので植付け作業が行え、変形圃場でも適切に苗植付け作業が行える。
【0055】
上記構成からなる田植機において、本実施例の制御装置170は旋回内側の後輪7の回転数の検出に基づいて、旋回時の苗植え付けなどの作動を自動的に行わせる旋回連動制御を可能にしたことに大きな特徴がある。特に、旋回内側の後輪7が所定角度以上操舵されているときに、前記旋回連動制御を可能にしたものである。
【0056】
この制御の考え方を図9と表1に示す。
【表1】
Figure 0004088780
【0057】
すなわち、ステアリングハンドル16を切り、旋回内側の後輪7のサイドクラッチIが切れた状態で、左右ドライブシャフト(伝動軸)89の回転数を検出し、旋回時の内側の後輪7の伝動軸回転数が設定値N1を超えると田植装置3を降下させる。その後、後輪7の伝動軸回転数が設定値N2と植付クラッチ「入り」(苗植付け具164の作動が「入り」状態に入る)から苗植付け具164の作動が「切り」状態に入って(=田植装置3が上げ状態に移って)ステアリングハンドル16の切り操作開始までの後輪の伝動軸89の回転数nの合計値以上となると植付「入」にする機構である。
【0058】
上記旋回連動制御のフローを図10に示す。
まず、左右の後輪の伝動軸89の回転数を伝動軸回転数センサ205で検出し、また基準値N1(旋回開始から機体90°旋回までの内側ドライブシャフト回転信号設定値)、N2(機体90°旋回から植付クラッチ「入り」までのドライブシャフト回転信号設定値)、θ1((直進操作時のハンドル切り設定角度の)下限値)、θ2((直進操作時のハンドル切り設定角度の)上限値)をセットする。
【0059】
次いで、圃場の硬軟や水深、耕盤深さ等の圃場条件の相違に対応するために、前記回転数N1、N2及びハンドル切り角度θ1、θ2の各設定値を調節する設定ダイヤル206〜209により、補正値n0を設定する。
【0060】
田植装置3の苗植付け具164が苗の植え付け状態にあるか無いかをフィンガーレバー171の操作に伴う制御装置170の状態で検出して、植付「入」から植付「切」になったとき、苗植付け具164の作動が「入り」状態に入ってから、苗植付け具164の作動が「切り」状態になり、ステアリングハンドル16の切り操作開始までの後輪7の伝動軸89の回転数nを伝動軸回転数センサ205で検出して、その値(n)を記憶しておく。次いで、ステアリングハンドル16の切り角度(操舵角度)θをステアリングハンドル16のシャフトに設けた図示しないポテンショメータで検出して直進時(θ1<θ<θ2)以外の時には左右のいずれかの方向に旋回中であるかどうかを検出する。
【0061】
左旋回中であると左後輪7の伝動軸89の回転数を検出して、回転数n1がn1≧N1+n0になると、旋回開始から機体が90度以上旋回したことになるので苗植付け具164を下げる。この苗植付け具164の降下で枕地が均平化される。
【0062】
引き続き、左後輪7の伝動軸89の回転数を検出して、回転数n2がn2≧N2+n+n0になると、苗植付け具164を作動させて苗の植え付けを開始させる。
右旋回の場合にも左旋回時と全く同様の制御が行われる。
【0063】
なお、前記旋回制御時には植付部「下げ」から植付「入り」までの間に田植装置3の油圧シリンダー160の油圧感度を鈍感(上昇側に切り替わらない)状態にすることでセンターフロート165などを前上がり状態にすることが望ましい。これはセンタフロートセンサー169の制御目標をセンターフロート165が前上がり状態になるように設定することで行え、センターフロート165を前上がり状態にすることで旋回跡を均平にすることができ、枕地処理が容易に精度よく行える。
【0064】
このようにサイドクラッチIが切れている後輪7の伝動軸(ドライブシャフト)89の回転数を検出するため、動力の伝わっている後輪7の回転数検出に比べてよりスリップなどの影響を受け難い特徴がある。また、後輪7より回転の速いドライブシャフト89の回転数を検出するため、容易にその測定精度をあげることができる。その結果、各植え付け条毎の苗の植え付け始めがほぼ一定となる効果がある。
【0065】
また、図1と図11の田植機の平面略図に示すようにサイドマーカー210を機体本体の前方部両側に設けているが、サイドマーカーの先端に機体の前後方向に平行な棒210aを配置することで、苗植付けの条合わせを行うときに機体が隣接条に平行になっているを容易に確認できるようにになる。
【0066】
また、図12に田植機の平面略図を示すようにサイドマーカー210b、210cをそれぞれ片側2本設け、片側2本の先端部を結ぶ仮想線が機体に平行になるような構成することでも、条合わせ時に機体が隣接条に平行になっているかどうか、容易に確認できる。図12に示す片側2本のサイドマーカ210b、210cのうちの1本のマーカ210cは、機体前方で旋回の目安となる位置に配置することが望ましい。これにより、特に8条植えなどの田植機では枕地での旋回の目安となるので、旋回操作が容易になる利点がある。
【0067】
また、苗植付装置3の苗床を苗植付け具164側に送るための苗送りベルト213には図13に示す表面213aと裏面213bの滑り止めパターンを変え、苗の状態に合わせて組みかえが可能な苗送りベルト213を用いることが望ましい。
【0068】
例えば表面213aを図13(a)に示すいぼパターンを有するものは、一般の底が平面状のマット苗床に適し、裏面213bを図13(b)に示す下駄パターンを有するものは、底がダイヤモンドカット面のマット苗床に適している。この無端状のベルト213として帯状のベルトの端部をつなぎ合わせ作製している場合は、つなぎ目をくみ返すことで、いずれの面でも表面とすることができる。またつなぎ目なしの無端ベルトでは裏返すことでいずれの面でも表面とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である8条植え乗用型田植機を示す全体側面図である。
【図2】 図1に示す乗用型田植機の全体平面図である。
【図3】 図1に示す乗用型田植機の走行車両の伝動構成を示す概略平面図である。
【図4】 図1に示す乗用型田植機のミッションケースの展開断面図である。
【図5】 図1に示す乗用型田植機の主クラッチ及び後輪ブレーキの操作構成を示す平面図である。
【図6】 図1に示す乗用型田植機の左右前輪の操向構成を示す斜視図である。
【図7】 図1に示す乗用型田植機のチェンジレバー部の斜視図である。
【図8】 図1に示す乗用型田植機の制御系のブロック回路図である。
【図9】 図1に示す乗用型田植機の旋回連動制御の考え方を示す図である。
【図10】 図9の旋回連動制御のフローチャート図である。
【図11】 図1に示す乗用型田植機の略平面図である。
【図12】 図1に示す乗用型田植機の略平面図である。
【図13】 図1に示す乗用型田植機の苗植付装置3の苗送りベルトの表裏面を示す図である。
【符号の説明】
1 走行車両 2 昇降用リンク装置
3 田植装置 4 施肥装置
6 前輪 7 後輪
10 メインフレーム 11 ミッションケース
12 エンジン 13 油圧ポンプ
14 ステアリングポスト 16 ステアリングハンドル
17 操作パネル 19 ステップ
20 操縦席 22 前輪支持ケース
23 ローリング杆 24 後輪支持ケース
25 ローリング軸 31、33 ベルト
32 カウンタ軸 34 ミッション入力軸
35 入力軸 36 出力軸
40 ケーシング 43 メインクラッチ
44、45、80、81 摩擦板 46 スプリング
47 切替操作用の固定部材 48 摺動部材
50 カウンタ軸 51 走行一次軸
52 走行二次軸 53 植付一次軸
54 植付二次軸 56、57、85 シフタ
58 植付部伝動軸 60 リヤアクスル
61 フロントアクスル 63、65 容器
64、66 縦軸 69、70、73、74 爪
71、72 デフロック部材 76 サイドクラッチ軸
77 出力軸 82 作動筒
83 板ばね 86I 左右クラッチ操作アーム
86J 左右ブレーキ操作アーム 87 ディスク
88 プレッシャプレート 89 左右後輪伝動軸
90 チェンジレバー 91 デフロックレバー
91’ デフロックペダル 110 HST操作レバー
130 スロットルレバー 142 回動支軸
143 左右ブレーキ作動アーム 144 作動ロッド
145 カウンター軸 146、148 アーム
147 連結ロッド
148a メインクラッチ作動カムローラ(ベアリング)
149 クラッチカム 150 作動ロッド
151 クラッチシフタ 152 アーム
160 油圧シリンダー 161 電磁油圧バルブ
162 植付伝動ケース 163 苗載台
164 苗植付け具 165 センターフロート
166 サイドフロート 167 PTO伝動軸
168 施肥駆動ケース 169 センターフロートセンサー
170 制御装置 171 フィンガーレバー
172 フィンガーレバースイッチ 173 PTOクラッチ作動ソレノイド
174 出力軸 175 ピットマンアーム
176 左右ロッド 177 作動ローラ
178 切欠き部 179 従動体
180 左右ロッド 182 左右センサ押片
183 オートリフトスイッチ 190 接当片
191 バックリフトスイッチ 192 自動リフト切替えスイッチ
200 予備苗載台 201 センターマスコット
205 伝動軸回転数センサ 206〜209 設定ダイヤル
210、210b、210c サイドマーカー
210a 棒 213 苗送りベルト
213a 表面 213b 裏面
A 旋回連繋機構(ピットマンアーム175・作動ローラ177・従動体179・左右ロッド180・左右クラッチ操作アーム86I)
B 連繋機構(回動支軸142・左右ブレーキ作動アーム143・作動ロッド144・カウンター軸145・右アーム146R、左アーム146L・左右連結ロッド147L、147R・左右ブレーキ操作アーム86J・アーム148・メインクラッチ作動カムローラ148a・クラッチカム149・作動ロッド150・クラッチシフタ151・アーム152)
C 株間変速装置 D リヤデフ装置
E フロントデフ装置 G ギヤ
F、H デフロック装置 I 左右サイドクラッチ
J 左右後輪ブレーキ装置 K 主変速装置
N1 旋回開始から機体90°旋回までの内側ドライブシャフト回転信号設定値
N2 機体90°旋回から植付クラッチ「入り」までのドライブシャフト回転信号設定値
θ1 直進操作時のハンドル切り設定角度の下限値
θ2 直進操作時のハンドル切り設定角度の上限値

Claims (2)

  1. 機体にエンジン(12)からの動力を変速する伝動装置と該伝動装置からの出力で駆動する進行方向左右にそれぞれ配置される一対の前輪(6)と一対の後輪(7)と、一対の後輪(7)への伝動を各別に入り切りする左右サイドクラッチ(I)とを備え、さらに機体に昇降手段(2)を介して田植装置(3)を装着した乗用型作業機において、
    旋回方向内側の左右サイドクラッチ(I)よりも、それぞれ対応する後輪(7)側にある伝動軸(89)の回転数を検出する各々の回転数センサ(205)と、
    田植装置(3)の作動を入切する植付クラッチと、
    左右一方のサイドクラッチ(I)を切って機体を旋回させる旋回ハンドル(16)と、
    前記回転数センサ(205)が、植付クラッチの切り操作に基づいて旋回内側の後輪(7)の前記伝動軸(89)の回転数の検出を開始し、該回転数がハンドル(16)の切り操作による旋回を完了した後、所定の値(n2)になると田植装置(3)を作動させる旋回連動制御装置(170)と
    を設けたことを特徴とする乗用型作業機。
  2. 前記旋回連動制御装置(170)は、前記回転数センサ(205)が旋回内側の後輪(7)のサイドクラッチ(I)操作に基づいて旋回内側の後輪(7)の前記伝動軸(89)の回転数の検出を開始し、該回転数がハンドル(16)を切り操作して90度以上旋回するまでの回転数(n1)になると昇降手段(2)により田植装置(3)を下降させる構成を備えていることを特徴とする請求項1記載の乗用型作業機。」
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