JP4081946B2 - 流量調整弁 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用暖房装置の温水回路に設けられ、温水の流路を切替える流量調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用暖房装置の温水回路に設けられ、温水の流量を調整する流量調整弁としては、図12に示すような流量制御弁50が知られている。弁ハウジング51には温水入口パイプ52と温水出口パイプ53が形成されており、その内部には弁体54が納められている。この弁体54を回動させ、温水回路を開閉することによって、温水出口パイプ53を介して暖房用熱交換器(ヒータコア)へと送られる温水量を調節する。
【0003】
温水出口パイプ53の上流端には弁体54とのシールを行うためのパッキン55が設けられており、パッキン55は板バネ56で付勢され、弁体54とは密着されている。弁体54の当たり面には2本のリブ57が形成されており、弁体54と弁ハウジング51との間には隙間58が形成される。このように、弁体54と弁ハウジング51の間に隙間58を設けることによって、温水中に含まれる異物(エンジン製造時に生じる鋳砂など)のかみ込みを防止するとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造の流量調整弁であると、温水出口パイプ53が全閉(図12(b)における位置から約90°弁体が回動した位置)となると、弁ハウジング51内に温水が滞留し、弁ハウジング51内部に異物が残留しやすい状態となる。このような状態において、弁体54を回動させ、流量調整を繰り返して行う間に、弁ハウジング51と弁体54との間に異物がかみ込み、弁体54のロータ面が傷つく可能性があった。弁体54のロータ面が傷つくと、弁体54と弁ハウジング51との間に隙間ができ、シール性が低下してしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、温水回路に設けられた流量制御弁において、弁ハウジング内部に流入した異物を排出し、弁体と弁ハウジングとのシール性を維持することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明によれば、前記バイパス側出口流路の開度最小時、前記制御流路と前記バイパス側出口流路を連通させる連通路を介して、前記入口流路から流入した温水の一部を前記バイパス側出口流路に流入させるので、温水中に含まれる異物が弁ハウジング内部に流入したとしても、常に前記バイパス側出口流路へと排出させることができる。その結果、異物による弁体のロータ面の傷の発生を抑制でき、弁体と弁ハウジングとのシール性を維持することができる。
【0007】
さらに、請求項2の発明によれば、前記連通路となる前記シート面と前記弁体との間隙は、前記弁体と前記弁ハウジングとの間隙よりも小さな間隔であるので、連通路には温水が流入しにくい。そのため、暖房用熱交換器に流入する温水量の低減を抑制でき、暖房用熱交換器の暖房能力の低下を抑制できる。
【0008】
また、請求項3の発明によれば、前記連通路の間隔を、0.2mm以上0.5mm以下とすることにより、最大暖房時におけるバイパス回路側への温水流入による暖房用熱交換器の暖房能力の低下を10%以内とすることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の望ましい実施形態を図に基づいて説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1〜図10を用いて、本発明を自動車用空調装置の温水式暖房装置に適用した実施の形態について述べる。
【0011】
図2において、1は自動車走行用の水冷式エンジン(温水源)、2はエンジン1により駆動されるウオータポンプで、エンジン1の冷却水回路(温水回路)に水を循環させるものである。3はエンジン1から供給される温水と送風空気とを熱交換して、送風空気を加熱する暖房用熱交換器(ヒータコア)、4は本発明である流路切替弁で、温水出入口を3つ有する三方弁タイプの弁構造を有するものである。冷却水回路には、暖房用熱交換器3と並列にバイパス回路5が設けられており、暖房用熱交換器3をバイパスして温水が還流可能となっている。
【0012】
続いて、本発明である流路切替弁4について詳細に述べる。
【0013】
6はナイロンなどの耐熱性および成形性に優れた樹脂材料にて円柱状形状に成形された弁体である。この弁体6は、耐熱性および成形性に優れた樹脂からなる略中空筒状の弁ハウジング7内に回動可能に配置され、収納されている。
【0014】
弁ハウジング7の下面には、エンジン1からの温水が流入する温水入口パイプ8(入口側流路)が樹脂にて一体成形されている。また、弁ハウジング7の周壁面には温水入口パイプ8から流入した温水を熱交換器3に向けて流出させる第1の温水出口パイプ9(熱交換器側出口流路)、温水入口パイプ8から流入した温水をバイパス回路5に向けて流出させる第2の温水出口パイプ10(バイパス側出口流路)が樹脂にて一体成形されている。なお、第1の温水出口パイプ9の上流側部位は弁体6側に突出した形状を有している。また、第2の温水入口パイプ10上流端となる開口部11は、第1の温水出口パイプ8の軸中心から偏位した位置に形成されている。
【0015】
円柱状の弁体6には、上記各パイプ9、10の開口面積を所定の相関関係を持って調整する制御流路12a、12b(図7、8参照)が形成されている。13は弁体6を回動操作するためのシャフトで、弁体6に一体に結合されている。このシャフト13は弁ハウジング7の上蓋14の上部に形成された貫通孔15に嵌合され、上蓋14から突出するようになっている。シャフト13の突出端は図示しないレバーを介してモータなどのアクチュエータに連結され、回動操作されるように構成されている。ここで、シャフト13の回転駆動は、手動操作にて行ってもよい。貫通孔15の内周面に沿ってリング状に形成された溝15aにはOリング16が配置されており、シールしている。
【0016】
17は、ニトロブタジエンゴムなどの耐熱性に優れたゴム材料からなる略中空筒状のシール部材であり、その一端171は第1の温水出口パイプ9の弁体6側に突出した部位の外周部に密着、嵌合し、シールを行っている。また、シール部材17の上記嵌合部分の外周部はワイヤによって締め付け固定されている。
【0017】
一方、シール部材17の他端172はシール部材17の一端171よりも径方向に広がっている。シール部材17の他端172には、内周面からリング状に突出した凸部が形成されており、弁体の制御流路12a周囲に沿って密着している。さらに、シール部材17の他端172の先端部は、弁体の制御流路12a周囲のうち、弁体6の軸方向のみに沿って密着している。
【0018】
また、図に示すように、板バネ18は、ステンレス等の耐食性金属バネ材料からなる矩形状部材の長手方向両端を曲げ加工したもので、その中央部には孔部(図示しない)が形成されている。そして、図1において、板バネ18の両端曲げ部は弁ハウジング7に形成された段部7bに支持され、板バネ18の孔部にシール部材17を嵌合して図1のように弁体6を配置することにより、板バネ18の弾性力をシール部材17の他端172側へ加えて、シール部材17の他端172を弁体6に密着させている。
【0019】
一方、第1の温水出口パイプ9側では、弁体6はシール部材17に密着しており、回動可能に固定されている。なお、板バネ18は、シール部材17の他端172と弁体6を圧着した状態を維持できる範囲内で、極力小さい弾性力を有しており、これにより、弁体6は軽快に回動することができる。
【0020】
弁ハウジング7の内壁面7aのうち、開口部11の周辺部には、所定の高さh1(例えば、0.8mm)を有するシート面19が形成されている。このシート面19にはリブ20,21が形成されている。また、弁ハウジング7の内壁面7aにおいて、第2の温水出口パイプ9の軸中心に対して、リブ21と対称となる位置にはリブ22が形成されており、板バネ18によって付勢された弁体6の荷重がリブ21、22に均一に加わるようになっている。
【0021】
これらのリブ20〜22は弁ハウジング7の内壁面7aに対して高さh2を有しており、弁ハウジング7の内壁面7aとの間には間隙Aが設けられた状態で弁体6が支持されている。
【0022】
なお、リブ20は弁体6の軸方向において一部しか形成されていない。そのため、このリブ20が形成されていない部分は、弁ハウジング7の内壁面7aに対してシート面19の高さh1だけしか有していない。そのため、このリブ20が形成されていない部分と弁体6との間には間隙Bが形成されており、この間隙Bは第2の温水出口パイプ10と、間隙Aおよび制御流路12bとを連通させる連通路となっている。なお、この間隙Bの間隔はリブ20の高さh2とシート面19の高さとの差であるh3となっている。
【0023】
続いて、本実施の形態の作動について述べる。
【0024】
流量制御弁4は、シャフト13を中心に弁体6を回動させることにより制御流路12a,12bを開閉し、熱交換器3への温水の流入量を調節し、車両用暖房装置の暖房能力を調節している。
【0025】
具体的には、非暖房時(自動車用空調装置に冷房用の蒸発器が装備され、冷凍サイクルが運転されている場合には、最大冷房時)には、弁体6は図8に示す位置となるよう回動され、制御流路12bは全開となる。この際、制御流路12aは全閉となり、温水入口パイプ10を介して流入した温水はすべて第2の温水出口パイプ10へと流出する。その結果、温水は全てバイパス回路5へと流出し、熱交換器3への温水の流れは遮断される。
【0026】
一方、最大暖房能力時には、弁体6は図7に示す位置となるよう回動され、制御流路12aが全開となり、温水入口パイプ8からの温水は第1の出口パイプ9へと流出する。一方、制御流路12bは弁ハウジング7の内壁面7aと対向する位置となっており、全閉(開度が最小)の状態となっている。
【0027】
本実施の形態によれば、リブ20は、弁体6の軸方向において一部にしか形成されていないため、最大暖房時、第2の温水出口パイプ10と制御流路12bとは、間隙Bを介して連通している。そのため、温水入口パイプ8からの温水の一部は、この間隙Bを介して第2の温水出口パイプ10へと流出する。
【0028】
そのため、第2の温水出口パイプ10が全閉状態であっても温水中に含まれる異物(エンジン製造時などの鋳物砂など)を流路切替弁4の外に排出することができる。そのため、異物のかみ込みによって弁体6のロータ面に傷が生じてしまうことを防止することができる。その結果、図9(b)に示すように、弁体6の傷による熱交換器3側への温水漏れ量を大幅に低下させることができ、弁体6と弁ハウジング7との間のシール性を維持できる。
【0029】
また、図9(a)に示すように、弁体6とシート面19の全体とが接触する構造(h3=0)と比べて、弁体6と弁ハウジング7aとの接触面積を小さくすることができ、弁体6の回転に必要な操作力を大幅に低減させることができる。
【0030】
ところで、最大暖房時、バイパス回路5へと温水が流入すると、その分だけ熱交換器3への温水流入量が減少し、熱交換器3の暖房能力が低下する。しかしながら、本実施の形態では、弁体6と内壁面7aとの間隙Aよりも、連通路となる間隙Bのほうが小さい間隔である(h2<h3)ため、間隙Bの流通抵抗が大きくなり、間隙Bへと温水は流入しにくくなる。その結果、最大暖房時、第2の温水出口パイプ10への流出量を抑制でき、熱交換器3の暖房能力の低下を抑制することができる。
【0031】
特に、本発明者らの検討によれば、図10に示すように、間隙Bの間隔h3を0.5mm以下とすることによって、バイパス回路5への温水漏れ量を、熱交換器3の暖房能力の低下が約10%以下となる流量相当に抑制できることが明らかとなった。なお、間隙は、製造的な観点からみて0.2mm以上であることが望ましい。
【0032】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第2の温水出口パイプが第1の温水出口パイプの軸中心に対して偏位した位置に設けた実施の形態について述べたが、図11に示すように、第1の温水出口パイプ9と第2の温水出口パイプ10とを互いの軸線が一致するような位置に設けた構造としてもよい。なお、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、詳細な説明は省略する。
【0033】
弁ハウジング23の内壁面には2本のリブ24,25が形成されており、弁ハウジング23との間に間隙26が設けられた状態で弁体6が支持される。2本のリブ24,25のうち、最大暖房時(第2の出口パイプ10の全閉時)に制御流路12bが位置する側に形成されたリブ25は、第1の実施の形態におけるリブ20と同様、弁体6の軸方向の一部にしか形成されておらず、間隙26と第2の温水出口パイプとは連通した状態となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す断面図である。
【図2】本発明を適用する温水回路を示すシステム図である。
【図3】流量制御弁の上面図である。
【図4】流量制御弁の側面図である。
【図5】A−A線における流量制御弁の断面図である。
【図6】弁ハウジングの内壁面の形状を示す斜視図である。
【図7】最大暖房時における弁体の位置を示すB−B線断面図である。
【図8】非暖房時における弁体の位置を示すB−B線断面図である。
【図9】図9(a)は、連通路の間隙に応じた弁体の操作力を示すグラフであり、図9(b)は連通路の間隙に応じた熱交換器への温水漏れ量を示すグラフであり、耐鋳砂性を示すものである。
【図10】連通路の間隙に応じたバイパス回路への温水漏れ量を示すグラフである。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図12】図12(a)は、従来技術における弁体の軸方向に平行な面における流量制御弁の断面図であり、図12(b)は、従来技術における弁体の軸方向に垂直な面における流量制御弁の断面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、3…熱交換器、4…流量制御弁、5…バイパス回路、6…弁体、7…弁ハウジング、7a…内壁面、12a、12b…制御流路、20〜22…リブ、B…連通路である間隙
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用暖房装置の温水回路に設けられ、温水の流路を切替える流量調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用暖房装置の温水回路に設けられ、温水の流量を調整する流量調整弁としては、図12に示すような流量制御弁50が知られている。弁ハウジング51には温水入口パイプ52と温水出口パイプ53が形成されており、その内部には弁体54が納められている。この弁体54を回動させ、温水回路を開閉することによって、温水出口パイプ53を介して暖房用熱交換器(ヒータコア)へと送られる温水量を調節する。
【0003】
温水出口パイプ53の上流端には弁体54とのシールを行うためのパッキン55が設けられており、パッキン55は板バネ56で付勢され、弁体54とは密着されている。弁体54の当たり面には2本のリブ57が形成されており、弁体54と弁ハウジング51との間には隙間58が形成される。このように、弁体54と弁ハウジング51の間に隙間58を設けることによって、温水中に含まれる異物(エンジン製造時に生じる鋳砂など)のかみ込みを防止するとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造の流量調整弁であると、温水出口パイプ53が全閉(図12(b)における位置から約90°弁体が回動した位置)となると、弁ハウジング51内に温水が滞留し、弁ハウジング51内部に異物が残留しやすい状態となる。このような状態において、弁体54を回動させ、流量調整を繰り返して行う間に、弁ハウジング51と弁体54との間に異物がかみ込み、弁体54のロータ面が傷つく可能性があった。弁体54のロータ面が傷つくと、弁体54と弁ハウジング51との間に隙間ができ、シール性が低下してしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、温水回路に設けられた流量制御弁において、弁ハウジング内部に流入した異物を排出し、弁体と弁ハウジングとのシール性を維持することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明によれば、前記バイパス側出口流路の開度最小時、前記制御流路と前記バイパス側出口流路を連通させる連通路を介して、前記入口流路から流入した温水の一部を前記バイパス側出口流路に流入させるので、温水中に含まれる異物が弁ハウジング内部に流入したとしても、常に前記バイパス側出口流路へと排出させることができる。その結果、異物による弁体のロータ面の傷の発生を抑制でき、弁体と弁ハウジングとのシール性を維持することができる。
【0007】
さらに、請求項2の発明によれば、前記連通路となる前記シート面と前記弁体との間隙は、前記弁体と前記弁ハウジングとの間隙よりも小さな間隔であるので、連通路には温水が流入しにくい。そのため、暖房用熱交換器に流入する温水量の低減を抑制でき、暖房用熱交換器の暖房能力の低下を抑制できる。
【0008】
また、請求項3の発明によれば、前記連通路の間隔を、0.2mm以上0.5mm以下とすることにより、最大暖房時におけるバイパス回路側への温水流入による暖房用熱交換器の暖房能力の低下を10%以内とすることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の望ましい実施形態を図に基づいて説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1〜図10を用いて、本発明を自動車用空調装置の温水式暖房装置に適用した実施の形態について述べる。
【0011】
図2において、1は自動車走行用の水冷式エンジン(温水源)、2はエンジン1により駆動されるウオータポンプで、エンジン1の冷却水回路(温水回路)に水を循環させるものである。3はエンジン1から供給される温水と送風空気とを熱交換して、送風空気を加熱する暖房用熱交換器(ヒータコア)、4は本発明である流路切替弁で、温水出入口を3つ有する三方弁タイプの弁構造を有するものである。冷却水回路には、暖房用熱交換器3と並列にバイパス回路5が設けられており、暖房用熱交換器3をバイパスして温水が還流可能となっている。
【0012】
続いて、本発明である流路切替弁4について詳細に述べる。
【0013】
6はナイロンなどの耐熱性および成形性に優れた樹脂材料にて円柱状形状に成形された弁体である。この弁体6は、耐熱性および成形性に優れた樹脂からなる略中空筒状の弁ハウジング7内に回動可能に配置され、収納されている。
【0014】
弁ハウジング7の下面には、エンジン1からの温水が流入する温水入口パイプ8(入口側流路)が樹脂にて一体成形されている。また、弁ハウジング7の周壁面には温水入口パイプ8から流入した温水を熱交換器3に向けて流出させる第1の温水出口パイプ9(熱交換器側出口流路)、温水入口パイプ8から流入した温水をバイパス回路5に向けて流出させる第2の温水出口パイプ10(バイパス側出口流路)が樹脂にて一体成形されている。なお、第1の温水出口パイプ9の上流側部位は弁体6側に突出した形状を有している。また、第2の温水入口パイプ10上流端となる開口部11は、第1の温水出口パイプ8の軸中心から偏位した位置に形成されている。
【0015】
円柱状の弁体6には、上記各パイプ9、10の開口面積を所定の相関関係を持って調整する制御流路12a、12b(図7、8参照)が形成されている。13は弁体6を回動操作するためのシャフトで、弁体6に一体に結合されている。このシャフト13は弁ハウジング7の上蓋14の上部に形成された貫通孔15に嵌合され、上蓋14から突出するようになっている。シャフト13の突出端は図示しないレバーを介してモータなどのアクチュエータに連結され、回動操作されるように構成されている。ここで、シャフト13の回転駆動は、手動操作にて行ってもよい。貫通孔15の内周面に沿ってリング状に形成された溝15aにはOリング16が配置されており、シールしている。
【0016】
17は、ニトロブタジエンゴムなどの耐熱性に優れたゴム材料からなる略中空筒状のシール部材であり、その一端171は第1の温水出口パイプ9の弁体6側に突出した部位の外周部に密着、嵌合し、シールを行っている。また、シール部材17の上記嵌合部分の外周部はワイヤによって締め付け固定されている。
【0017】
一方、シール部材17の他端172はシール部材17の一端171よりも径方向に広がっている。シール部材17の他端172には、内周面からリング状に突出した凸部が形成されており、弁体の制御流路12a周囲に沿って密着している。さらに、シール部材17の他端172の先端部は、弁体の制御流路12a周囲のうち、弁体6の軸方向のみに沿って密着している。
【0018】
また、図に示すように、板バネ18は、ステンレス等の耐食性金属バネ材料からなる矩形状部材の長手方向両端を曲げ加工したもので、その中央部には孔部(図示しない)が形成されている。そして、図1において、板バネ18の両端曲げ部は弁ハウジング7に形成された段部7bに支持され、板バネ18の孔部にシール部材17を嵌合して図1のように弁体6を配置することにより、板バネ18の弾性力をシール部材17の他端172側へ加えて、シール部材17の他端172を弁体6に密着させている。
【0019】
一方、第1の温水出口パイプ9側では、弁体6はシール部材17に密着しており、回動可能に固定されている。なお、板バネ18は、シール部材17の他端172と弁体6を圧着した状態を維持できる範囲内で、極力小さい弾性力を有しており、これにより、弁体6は軽快に回動することができる。
【0020】
弁ハウジング7の内壁面7aのうち、開口部11の周辺部には、所定の高さh1(例えば、0.8mm)を有するシート面19が形成されている。このシート面19にはリブ20,21が形成されている。また、弁ハウジング7の内壁面7aにおいて、第2の温水出口パイプ9の軸中心に対して、リブ21と対称となる位置にはリブ22が形成されており、板バネ18によって付勢された弁体6の荷重がリブ21、22に均一に加わるようになっている。
【0021】
これらのリブ20〜22は弁ハウジング7の内壁面7aに対して高さh2を有しており、弁ハウジング7の内壁面7aとの間には間隙Aが設けられた状態で弁体6が支持されている。
【0022】
なお、リブ20は弁体6の軸方向において一部しか形成されていない。そのため、このリブ20が形成されていない部分は、弁ハウジング7の内壁面7aに対してシート面19の高さh1だけしか有していない。そのため、このリブ20が形成されていない部分と弁体6との間には間隙Bが形成されており、この間隙Bは第2の温水出口パイプ10と、間隙Aおよび制御流路12bとを連通させる連通路となっている。なお、この間隙Bの間隔はリブ20の高さh2とシート面19の高さとの差であるh3となっている。
【0023】
続いて、本実施の形態の作動について述べる。
【0024】
流量制御弁4は、シャフト13を中心に弁体6を回動させることにより制御流路12a,12bを開閉し、熱交換器3への温水の流入量を調節し、車両用暖房装置の暖房能力を調節している。
【0025】
具体的には、非暖房時(自動車用空調装置に冷房用の蒸発器が装備され、冷凍サイクルが運転されている場合には、最大冷房時)には、弁体6は図8に示す位置となるよう回動され、制御流路12bは全開となる。この際、制御流路12aは全閉となり、温水入口パイプ10を介して流入した温水はすべて第2の温水出口パイプ10へと流出する。その結果、温水は全てバイパス回路5へと流出し、熱交換器3への温水の流れは遮断される。
【0026】
一方、最大暖房能力時には、弁体6は図7に示す位置となるよう回動され、制御流路12aが全開となり、温水入口パイプ8からの温水は第1の出口パイプ9へと流出する。一方、制御流路12bは弁ハウジング7の内壁面7aと対向する位置となっており、全閉(開度が最小)の状態となっている。
【0027】
本実施の形態によれば、リブ20は、弁体6の軸方向において一部にしか形成されていないため、最大暖房時、第2の温水出口パイプ10と制御流路12bとは、間隙Bを介して連通している。そのため、温水入口パイプ8からの温水の一部は、この間隙Bを介して第2の温水出口パイプ10へと流出する。
【0028】
そのため、第2の温水出口パイプ10が全閉状態であっても温水中に含まれる異物(エンジン製造時などの鋳物砂など)を流路切替弁4の外に排出することができる。そのため、異物のかみ込みによって弁体6のロータ面に傷が生じてしまうことを防止することができる。その結果、図9(b)に示すように、弁体6の傷による熱交換器3側への温水漏れ量を大幅に低下させることができ、弁体6と弁ハウジング7との間のシール性を維持できる。
【0029】
また、図9(a)に示すように、弁体6とシート面19の全体とが接触する構造(h3=0)と比べて、弁体6と弁ハウジング7aとの接触面積を小さくすることができ、弁体6の回転に必要な操作力を大幅に低減させることができる。
【0030】
ところで、最大暖房時、バイパス回路5へと温水が流入すると、その分だけ熱交換器3への温水流入量が減少し、熱交換器3の暖房能力が低下する。しかしながら、本実施の形態では、弁体6と内壁面7aとの間隙Aよりも、連通路となる間隙Bのほうが小さい間隔である(h2<h3)ため、間隙Bの流通抵抗が大きくなり、間隙Bへと温水は流入しにくくなる。その結果、最大暖房時、第2の温水出口パイプ10への流出量を抑制でき、熱交換器3の暖房能力の低下を抑制することができる。
【0031】
特に、本発明者らの検討によれば、図10に示すように、間隙Bの間隔h3を0.5mm以下とすることによって、バイパス回路5への温水漏れ量を、熱交換器3の暖房能力の低下が約10%以下となる流量相当に抑制できることが明らかとなった。なお、間隙は、製造的な観点からみて0.2mm以上であることが望ましい。
【0032】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第2の温水出口パイプが第1の温水出口パイプの軸中心に対して偏位した位置に設けた実施の形態について述べたが、図11に示すように、第1の温水出口パイプ9と第2の温水出口パイプ10とを互いの軸線が一致するような位置に設けた構造としてもよい。なお、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、詳細な説明は省略する。
【0033】
弁ハウジング23の内壁面には2本のリブ24,25が形成されており、弁ハウジング23との間に間隙26が設けられた状態で弁体6が支持される。2本のリブ24,25のうち、最大暖房時(第2の出口パイプ10の全閉時)に制御流路12bが位置する側に形成されたリブ25は、第1の実施の形態におけるリブ20と同様、弁体6の軸方向の一部にしか形成されておらず、間隙26と第2の温水出口パイプとは連通した状態となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す断面図である。
【図2】本発明を適用する温水回路を示すシステム図である。
【図3】流量制御弁の上面図である。
【図4】流量制御弁の側面図である。
【図5】A−A線における流量制御弁の断面図である。
【図6】弁ハウジングの内壁面の形状を示す斜視図である。
【図7】最大暖房時における弁体の位置を示すB−B線断面図である。
【図8】非暖房時における弁体の位置を示すB−B線断面図である。
【図9】図9(a)は、連通路の間隙に応じた弁体の操作力を示すグラフであり、図9(b)は連通路の間隙に応じた熱交換器への温水漏れ量を示すグラフであり、耐鋳砂性を示すものである。
【図10】連通路の間隙に応じたバイパス回路への温水漏れ量を示すグラフである。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図12】図12(a)は、従来技術における弁体の軸方向に平行な面における流量制御弁の断面図であり、図12(b)は、従来技術における弁体の軸方向に垂直な面における流量制御弁の断面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、3…熱交換器、4…流量制御弁、5…バイパス回路、6…弁体、7…弁ハウジング、7a…内壁面、12a、12b…制御流路、20〜22…リブ、B…連通路である間隙
Claims (3)
- 温水源と、この温水源から供給される温水と空気とを熱交換して空気を加熱する暖房用熱交換器と、この暖房用熱交換器をバイパスするバイパス回路とを有する温水回路に設けられ、前記温水源から供給される温水の流路を前記暖房用熱交換器および前記バイパス回路への温水流量を調整する流量調整弁であって、
前記温水源から供給される温水を流入させる入口流路と、この入口流路を介して流入した温水を前記暖房用熱交換器へと流出させる熱交換器側出口流路と、前記入口流路を介して流入した温水を前記バイパス回路へと流出させるバイパス側出口流路とを有する弁ハウジングと、
この弁ハウジング内部に回動可能に設けられ、前記熱交換器側出口流路および前記バイパス側出口流路を開閉する弁体と、
この弁体に形成され、前記熱交換器側出口流路および前記バイパス側出口流路の開口面積を調整する制御流路と、
前記弁ハウジングの内壁面から突出して形成され、前記弁ハウジングの内壁面と前記弁体との間に間隙を設けて前記弁体を支持するリブと、
前記バイパス側出口流路の開度最小時、前記制御流路と前記バイパス側出口流路を連通させる連通路とを有し、
この連通路を介して、前記入口流路から流入した温水の一部を前記バイパス側出口流路に流入させることを特徴とする流量制御弁。 - 前記バイパス側出口流路の上流端となる開口部周縁となる、前記弁ハウジングの内壁面の部位には、前記弁体と所定の間隙を有するシート面が形成されており、前記連通路は前記シート面と前記弁体との間隙であり、
前記シート面と前記弁体との間隙は、前記弁体と前記弁ハウジングとの間隙よりも小さな間隔であることを特徴とする請求項1記載の流量制御弁。 - 前記連通路の間隔は0.2mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1または2のうちいずれか1つに記載の流量調整弁。
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