JP2542882Y2 - ヒータコア - Google Patents

ヒータコア

Info

Publication number
JP2542882Y2
JP2542882Y2 JP1395691U JP1395691U JP2542882Y2 JP 2542882 Y2 JP2542882 Y2 JP 2542882Y2 JP 1395691 U JP1395691 U JP 1395691U JP 1395691 U JP1395691 U JP 1395691U JP 2542882 Y2 JP2542882 Y2 JP 2542882Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
butterfly valve
inflow conduit
heater core
bypass
bypass passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1395691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04109420U (ja
Inventor
保 田中
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP1395691U priority Critical patent/JP2542882Y2/ja
Publication of JPH04109420U publication Critical patent/JPH04109420U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542882Y2 publication Critical patent/JP2542882Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用のヒータコアに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの車両には、車室内の暖房を
図るために、図7の如くエンジン1の冷却水を熱源とす
るヒータコア3が装備されている。そして、冷却水の遮
断及び流量制御を目的として、ヒータコア3の上流側の
ヒータホース5にはヒータコック7が取り付けられてお
り、又、ヒータコック7の全閉時に於けるオーバーヒー
ト対策から、ヒータコック7の上流側とヒータコア3の
下流側のヒータホース9との間にバイパス通路11を設
けて、冷却水を当該バイパス通路11を介して常時循環
させる構造となっている。
【0003】又、ヒータホース5とバイパス通路11と
の分岐部には、特開平1−232114号公報に開示さ
れるような三方切換バルブ13が装着されており、ヒー
タコック7の全開時にバイパス通路11を遮断して冷却
水をヒータコア3へ導入することにより、暖房効果を高
めるようになっている。その他、図中、符号15はラジ
エ−タ、17はサーモスタット、19はウォータポン
プ、そして、符号21はラジエ−タホースである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記三方
切換バルブ13は、従来、バルブ本体やバルブ本体を収
納するハウジングに精密加工が必要とされており、その
ため、三方切換バルブの製造コストが高くなって車両自
体のコストも高くなってしまう欠点があった。本考案は
斯かる実情に鑑み案出されたもので、通常のバタフライ
バルブに改良を加えることにより、三方切換バルブを使
用せずにバイパス通路への切換えが図れる切換バルブを
取り付けたヒータコアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案は、流入用導管と流出用導管を接続したアッ
パタンクとロアタンクとを複数のチューブで連通し、当
該チューブ間にフィンを介装してなるヒータコアに於
て、上記流入用導管と流出用導管との間にバイパス通路
を設けると共に、流入用導管流路内に、その流路を開閉
し且つバイパス通路の入口を常時開放する一枚のバタフ
ライバルブを軸着し、当該バタフライバルブには、バタ
フライバルブによる流入用導管流路の全開時にバイパス
通路の入口を閉鎖し、バタフライバルブによる流入用導
管流路の閉鎖時にバイパス通路の入口を開放するバイパ
スプレートを取り付けたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、暖房時にバタフライバルブが
回動して流入用導管流路を開放すると、バイパス通路へ
の入口がバイパスプレートで塞がれる。そして、冷却水
は流入用導管からアッパタンクに流入した後、チューブ
を通ってロアタンクに至り、そこで流れを反転して再び
他のチューブを通ってアッパタンク,流出用導管を経て
エンジンへ流出し、コアを通過する空気との間で熱交換
が行われる。
【0007】そして、このとき、バイパスプレートによ
ってバイパス通路は閉鎖されているから、エンジンから
の冷却水が全てコアに流れて良好な暖房効果が得られる
こととなる。一方、暖房の調整によってバタフライバル
ブが閉鎖するに従い流入用導管流路は次第に絞られ、
又、バイパス通路の入口は徐々に開放されるが、暖房の
停止によって流入用導管流路がバタフライバルブで全閉
とされると、流入用導管から流入した冷却水はバイパス
通路を介して流出用導管へバイパスし、エンジンとバイ
パス通路との間を冷却水が循環することとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1に於て、符号23は本考案の一実施例に
係るヒータコアで、ヒータコア23は、従来と同様、ア
ッパタンク25とロアタンク27とを複数のチューブ2
9で連通し、チューブ29間にフィン31を介装した構
造となっている。
【0009】上記アッパタンク25は中央部で2分割さ
れて、一方の分割アッパタンク25aには、図2及び図
3に示すようにハウジング33を介して流入用導管35
が接続されており、ハウジング33内にはスリーブ37
がその内壁に沿って取り付けられている。又、他方の分
割アッパタンク25bにはハウジング39を介して流出
用導管41が接続されており、流入用導管35から分割
アッパタンク29aに流入した冷却水はチューブ29を
通ってロアタンク27に至り、そこで流れを反転して再
び他のチューブ29を通って他方の分割アッパタンク2
5b,流出用導管41を経てエンジンへ流出されるよう
になっており、この間にコア43を通過する空気との間
で熱交換が行われることとなる。
【0010】そして、図2に示すように、各ハウジング
33,39には夫々、バイパスパイプ45,47が一方
向に突設され、両バイパスパイプ45,47間にバイパ
スホース49が接続されて冷却水のバイパス通路51が
形成されている。一方、図3に示すようにハウジング3
3内のスリーブ37には、バイパスパイプ45と連通す
る入口53がその周壁に形成されているが、入口53の
近傍には、バイパスパイプ45の突設方向と直交してハ
ウジング33に軸支された軸55を介して、一枚のバタ
フライバルブ57が軸着されている。そして、図4に示
すように、当該バタフライバルブ57が矢印A,B方向
へ角度θだけ回動することによって流入用導管35の流
路が開閉されるようになっているが、このとき、バタフ
ライバルブ57はバイパス通路51への入口53を閉鎖
することがない構造となっている。
【0011】上記軸55は、図5に示すようにハウジン
グ33とスリーブ37に夫々設けた取付孔59,61を
貫通して軸支されており、ハウジング33に設けた凹部
63内に突出する軸55の端部にO−リング65,ワッ
シャ67,S−リング69を順次組み付けることによっ
て、流入用導管流路の気密性が図られている。又、図6
に示すように、上記バタフライバルブ57は中央に軸5
5の外周に沿って湾曲した軸取付部57aが形成された
円形状のバルブであるが、その上面には、図3に示すよ
うに、スリーブ37の内周方向へ断面略L字状に折曲さ
れたバイパスプレート71が溶着されており、当該バイ
パスプレート71は、バタフライバルブ57による流入
用導管流路の全開時にスリーブ37の内周に当接してバ
イパス通路51への入口53を閉鎖し、又、図4に示す
ように、バタフライバルブ57による流入用導管流路の
閉鎖時に、バタフライバルブ57の回動と連動してバイ
パス通路51への入口53を開放するようになってい
る。
【0012】本実施例に係るヒータコア23はこのよう
に構成されているから、図3に示すように、暖房時にバ
タフライバルブ57が回動して流入用導管流路を開放す
ると、バイパス通路51への入口53がバイパスプレー
ト71で塞がれる。そして、冷却水は流入用導管35か
らハウジング33内を通過して分割アッパタンク29a
に流入した後、チューブ29を通ってロアタンク27に
至り、そこで流れを反転して再び他のチューブ29を通
って分割アッパタンク25b,流出用導管41を経てエ
ンジンへ流出し、コア43を通過する空気との間で熱交
換が行われる。そして、このとき、バイパスプレート7
1によってバイパス通路51は閉鎖されているから、エ
ンジンからの冷却水が全てコア43に流れて良好な暖房
効果が得られることとなる。
【0013】一方、暖房の調整によってバタフライバル
ブ57が矢印A方向へ回動するに従い流入用導管流路は
次第に絞られ、又、バイパス通路51の入口53は徐々
に開放されるが、図4に示すように、暖房の停止によっ
て流入用導管流路がバタフライバルブ57で全閉とされ
ると、流入用導管35から流入した冷却水はバイパス通
路51を介して流出用導管41へバイパスし、エンジン
とバイパス通路51との間を冷却水が循環することとな
る。
【0014】このように、本実施例に係るヒータコア2
3は、流入用導管流路を開閉するバタフライバルブ57
を取り付けると共に、当該バタフライバルブ57にバイ
パスプレート71を取り付けてバタフライバルブ57と
バイパスプレート71とで従来の三方切換バルブの機能
を持たせるようにしたので、本実施例によれば、従来の
如きコストの高い三方切換バルブをヒータコア23への
冷却水回路中に用いる必要がなくなり、因って、従来に
比し車両のコストの低廉が可能となった。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は、従来の三
方切換バルブに代えて、ヒータコアに流入用導管流路を
開閉するバタフライバルブを取り付けると共に、バタフ
ライバルブにバイパスプレートを取り付けて当該バタフ
ライバルブとバイパスプレートとで従来の三方切換バル
ブの如き機能を持たせるようにしたので、本考案によれ
ば、コストの高い三方切換バルブをヒータコアへの冷却
水回路中に用いる必要がなくなり、因って、従来に比し
車両のコストの低廉が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るヒータコアの正面図で
ある。
【図2】図1に示すヒータコアの平面図である。
【図3】図2のIII − III線断面図である。
【図4】バタフライバルブが流入用導管流路を閉鎖した
状態を示す図2のIII − III線断面に対応する部位の断
面図である。
【図5】軸の取付部の拡大断面図である。
【図6】バイパスプレートを溶着したバタフライバルブ
の斜視図である。
【図7】車両の暖房回路の概略図である。
【符号の説明】
23 ヒータコア 25 アッパタンク 27 ロアタンク 29 チューブ 31 フィン 35 流入用導管 41 流出用導管 51 バイパス通路 53 入口 57 バタフライバルブ 71 バイパスプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入用導管(35)と流出用導管(4
    1)を接続したアッパタンク(25)とロアタンク(2
    7)とを複数のチューブ(29)で連通し、当該チュー
    ブ(29)間にフィン(31)を介装してなるヒータコ
    ア(23)に於て、上記流入用導管(35)と流出用導
    管(41)との間にバイパス通路(51)を設けると共
    に、流入用導管流路内に、その流路を開閉し且つバイパ
    ス通路(51)の入口(53)を常時開放する一枚のバ
    タフライバルブ(57)を軸着し、当該バタフライバル
    ブ(57)には、バタフライバルブ(57)による流入
    用導管流路の全開時にバイパス通路(51)の入口(5
    3)を閉鎖し、バタフライバルブ(57)による流入用
    導管流路の閉鎖時にバイパス通路(51)の入口(5
    3)を開放するバイパスプレート(71)を取り付けた
    ことを特徴とするヒータコア。
JP1395691U 1991-03-12 1991-03-12 ヒータコア Expired - Lifetime JP2542882Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1395691U JP2542882Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ヒータコア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1395691U JP2542882Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ヒータコア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109420U JPH04109420U (ja) 1992-09-22
JP2542882Y2 true JP2542882Y2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=31901680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1395691U Expired - Lifetime JP2542882Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ヒータコア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542882Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04109420U (ja) 1992-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11098808B2 (en) Control valve
JP2018071622A (ja) 制御バルブ
EP1426604B1 (en) Flow path switching valve
JP2018071779A (ja) 制御バルブ
JP2000274537A (ja) ゲートバルブを有するアセンブリおよびこのようなアセンブリを備える流体の循環および分配用装置
JP4081946B2 (ja) 流量調整弁
JP2542882Y2 (ja) ヒータコア
JP2007132309A (ja) 排気ガス再循環装置の排気ガス冷却装置
JP2000018039A (ja) 冷却装置用のロータリ式流量制御弁
US4273157A (en) Three way butterfly valve
JPS5911908A (ja) 自動車ヒ−タの温水回路
JPS6129529Y2 (ja)
JPS5827064Y2 (ja) ジドウニリンシヤヨウロ−タリエンジンノ レイキヤクソウチ
JPS641451Y2 (ja)
JP7417446B2 (ja) 制御バルブ
JP2551491Y2 (ja) 自動車用エンジンの水温制御構造
JPH04228981A (ja) 電動ボール弁
JPS6114580Y2 (ja)
JP7409928B2 (ja) 制御バルブ
JPS5848437Y2 (ja) バタフライ弁
JP2996450B2 (ja) 自動車用暖房システム
JPS6215470Y2 (ja)
JPH045723Y2 (ja)
JPS609049Y2 (ja) 温水式暖房装置
FR2512916A3 (fr) Valve a quatre voies pour installations de chauffage de vehicules automobiles