JP2018071779A - 制御バルブ - Google Patents
制御バルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018071779A JP2018071779A JP2017098816A JP2017098816A JP2018071779A JP 2018071779 A JP2018071779 A JP 2018071779A JP 2017098816 A JP2017098816 A JP 2017098816A JP 2017098816 A JP2017098816 A JP 2017098816A JP 2018071779 A JP2018071779 A JP 2018071779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- outlet
- port
- axial direction
- radiator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
この構成によれば、冷却水温度等に応じて冷却水の流通を切り替えることで、早期昇温や高水温(最適温)制御等による燃費向上が図られている。
ケーシングには、ケーシングを径方向に貫通する流出口が形成されている。流出口は、ケーシングの軸方向に間隔をあけて複数形成されている。
弁体の内側には、ケーシング内に流入した冷却水が軸方向に流通する流通路が形成されている。弁体には、弁体の回転に応じて流通路と上述した各流出口とを各別に連通する複数の連通口が形成されている。
しかしながら、ケーシング内でのサーモスタットの取付位置によっては、サーモスタットに対して効果的に冷却水を当てることができず、サーモスタットの感温性能(応答性)が悪いという課題があった。
本発明の一態様に係る制御バルブは、流体の流入口及び第1流出口を有する筒状のケーシングと、前記ケーシングの軸方向に延びる軸線回りに回転可能に前記ケーシング内に収容され、前記流入口に連通して流体が流通する流通路を有する弁体と、を備え、前記弁体には、前記弁体の回転位置に応じて前記流通路と前記第1流出口に連通する第1連通口が形成され、前記ケーシングのうち、前記流入口の開口方向で前記流入口に対向する部分には、サーモスタットにより開閉可能に構成されたフェール開口が形成されている。
本態様によれば、流入口を通ってケーシング内に流入した流体は、サーモスタットに当たった後、第2流出口を通してケーシングの外部に流出することになる。そのため、ケーシング内におけるサーモスタット周辺に第2流出口に向けた流れを作ることができるので、サーモスタット周辺によどみ点が形成されるのを抑制できる。そのため、サーモスタットの感温性能をさらに向上させることができる。
本態様によれば、熱交換器と制御バルブとの間を接続する接続管が蓋体に一体で形成されているため、ケーシング本体や蓋体に接続管を別体で取り付ける(溶着等)場合に比べて、部品点数の削減や、取付工程の削減を図ることができる。
本態様によれば、第2流出口から流出する流体は、接続流路内に流入した後、流通路を経ずに第2流出口内に流入する。すなわち、第2流出口には、弁体の回転位置に関わらず、常に流体が流入するようになっている。これにより、例えば第1流出口と第1連通口との連通が遮断されている状態(弁体の全閉時)である場合に、接続流路から流通路に向かう流体の流れが弱まる。そのため、弁体の全閉時において、ケーシング内に進入したコンタミが弁体に向けて流れるのを抑制し、第2流出口からコンタミを積極的に排出できる。これにより、弁体の外周面とケーシングの内周面との間にコンタミを噛み込んで、弁体の回転が阻害されるのを抑制できる。
本態様によれば、回転軸の軸方向の両端部が大気に開放されているため、回転軸の両端部に作用する圧力に差圧が生じない。そのため、例えば回転軸の一方の端部が冷却水中に配置される構成のように、回転軸の両端部に作用する圧力が異なる場合に比べて、回転軸に作用する軸方向の荷重を均等に設定し易くなる。これにより、回転軸が低圧側に軸方向で押し付けられるのを抑制できる。
本態様によれば、ジョイントが第1流出口及びフェール開口にまとめて連通するため、第1流出口及びフェール開口に別々のジョイントを溶着する場合に比べて部品点数の削減や、溶着工程の削減を図ることができる。また、第1流出口及びフェール開口に別々のジョイントを溶着する場合に比べて、第1流出口及びフェール開口間に位置する部分のジョイントの溶着代を縮小することができる。これにより、制御バルブにおける第1流出口及びフェール開口の配列方向での小型化を図ることができる。
しかも、本態様では、フェール開口に対向する位置に流出口が形成されているため、流出口の開口端面をジョイント溶着時の座面として機能させることができる。これにより、溶着作業を効率的に行うことができる。
本態様によれば、流体が所定温度以上になった場合に、フェール開口を通してラジエータに流体を供給することができるので、流体の温度を速やかに所定温度未満に下げることができる。
図1は、冷却システム1のブロック図である。
図1に示すように、冷却システム1は、車両駆動源に少なくともエンジンを具備する車両に搭載される。なお、車両としては、エンジンのみを有する車両の他に、ハイブリッド車両やプラグインハイブリッド車両等であっても構わない。
ウォータポンプ3、エンジン2及び制御バルブ8は、メイン流路10上で上流から下流にかけて順に接続されている。メイン流路10では、ウォータポンプ3の動作により冷却水がエンジン2及び制御バルブ8を順に通過する。
メイン流路10には、ラジエータ流路11、バイパス流路12、暖機流路13、空調流路14及びEGR流路15がそれぞれ接続されている。これらラジエータ流路11、バイパス流路12、暖機流路13、空調流路14及びEGR流路15は、メイン流路10のうちウォータポンプ3の上流部分と制御バルブ8とを接続している。
バイパス流路12は、ラジエータ4を迂回する流路である。
EGR流路15には、EGRクーラ7が接続されている。EGR流路15では、EGRクーラ7において、冷却水とEGRガスとの熱交換が行われる。なお、EGR流路15には、EGRクーラ7の他、EGRバルブやターボチャージャ、スロットル等が直列に接続されて、各装置では熱交換が行われるため、熱交換器という。
<制御バルブ>
図2は、制御バルブ8の斜視図である。図3は、制御バルブ8の分解斜視図である。
図2、図3に示すように、制御バルブ8は、ケーシング21と、弁体22と、駆動ユニット23と、を主に備えている。
ケーシング21は、有底筒状のケーシング本体25と、ケーシング本体25の開口部を閉塞する蓋体26と、を有している。なお、以下の説明では、ケーシング21の軸線Oに沿う方向を単に軸方向という。また、ケーシング本体25の周壁部31に対してケーシング本体25の底壁部32に向かう方向を第1端側といい、ケーシング本体25の周壁部31に対して蓋体26に向かう方向を第2端側という。さらに、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りの方向を周方向という。本実施形態において、周壁部31の表面積は、底壁部32や蓋体26の表面積よりも大きくなっている。すなわち、ケーシング21は、軸方向に長い筒状に形成されている。
図4に示すように、ケーシング本体25及び蓋体26は、例えば樹脂材料等により形成されている。
ケーシング本体25の周壁部31には、取付片(第1取付片33及び第2取付片34)が形成されている。各取付片33,34は、周壁部31から径方向の外側に突設されている。各取付片33,34は、周壁部31のうち軸線Oを挟んで径方向で対向する位置にそれぞれ形成されている。本実施形態において、第1取付片33は周壁部31における軸方向の両端部に位置している(図7参照)。図2に示すように、第2取付片34は周壁部31における軸方向の中央部に対して第1端側に位置している。そして、制御バルブ8は、例えば各取付片33,34を介してエンジンルーム内に固定される。なお、各取付片33,34の位置や数等は、適宜変更が可能である。
図4、図5に示すように、周壁部31における軸方向の第1端側の部分には、径方向の外側に膨出する流入ポート37が形成されている。流入ポート37は、周壁部31において、上述した取付片33,34に対して周方向で例えば90°ずれた位置に形成されている。流入ポート37には、流入ポート37を径方向に貫通する流入口37aが形成されている。流入口37aは、ケーシング21内外を連通している。
フェール連通部44aは、フランジ部43のうち径方向から見てフェール開口41aと重なる位置から径方向の外側に延在している。フェール連通部44a内は、フェール開口41aに連通可能とされている。
ラジエータ連通部44bは、フランジ部43のうち径方向から見てラジエータ流出口41bと重なる位置から径方向の外側に延在している。ラジエータ連通部44b内は、ラジエータ流出口41bに連通している。
図6に示すように、ラジエータポート41のうち、軸方向で上述したフェール開口41aと同等の位置には、EGRポート51が形成されている。EGRポート51は、フェール開口41aの開口方向に対して直交する方向(第1取付片33と同一方向)に膨出している。EGRポート51には、ラジエータポート41(フェール開口41a)内に連通するEGR流出口51aが形成されている。EGR流出口51aは、EGRポート51の膨出方向(フェール開口41aの開口方向に対して直交する方向)に延在している。なお、EGR流出口51aの開口方向は、フェール開口41aの開口方向に対して交差する方向(フェール開口41aの開口方向とは異なる方向)に開口していれば構わない。また、EGRポート51(EGR流出口51a)は、フェール開口41aに隣接する位置であれば、フェール開口41aに対して軸方向にずれた位置であっても構わない。
図7に示すように、バイパスポート55は、暖機ポート56に対して軸方向の第1端側に配置されている。バイパスポート55には、バイパスポート55を径方向に貫通するバイパス流出口55aが形成されている。図2に示すように、バイパスポート55の開口端面(径方向の外側端面)には、バイパスジョイント61が接続されている。バイパスジョイント61は、バイパスポート55と上述したバイパス流路12(図1参照)の上流端部とを接続している。バイパスジョイント61は、バイパスポート55の開口端面から径方向の外側に突出している。なお、バイパスジョイント61は、バイパスポート55の開口端面に溶着(例えば、振動溶着等)されている。
図2に示すように、駆動ユニット23は、ケーシング本体25の底壁部32に取り付けられている。駆動ユニット23は、駆動ケース71内に図示しないモータや減速機構、制御基板等が収納されて構成されている。
図3、図4に示すように、弁体22は、ケーシング21内に収容されている。弁体22は、ケーシング21の軸線Oと同軸に配置された円筒状に形成されている。弁体22は、軸線O回りに回転することで、上述した各流出口(ラジエータ流出口41b、バイパス流出口55a、暖機流出口56a及び空調流出口66a)を開閉する。なお、弁体22は、例えば樹脂材料等により形成されている。
回転軸81の第2端側の部分は、上述した蓋体26に設けられた第2ブッシュ91に回転可能に支持されている。
図8に示すように、スポーク部83〜85は、回転軸81の外周面から軸線Oに対して放射状に突設されている。図示の例において、各スポーク部83〜85は、例えば周方向に120°間隔で3つ(第1スポーク部83、第2スポーク部84及び第3スポーク部85)形成されている。
図5、図7、図8に示すように、各スポーク部83〜85は、回転軸81のうち軸方向の両端部を回避した部分に軸方向に延設されている。本実施形態において、スポーク部83〜85における軸方向の第1端側の縁は、上述したラジエータ流出口41bよりも軸方向の第1端側であって、上述したフェール開口41aよりも軸方向の第2端側に位置している。
図8、図9に示すように、弁筒部82において、上述したラジエータ流出口41bと軸方向の同位置には、弁筒部82を径方向に貫通するラジエータ連通口100が形成されている。ラジエータ連通口100は、径方向から見てラジエータ流出口41bと少なくとも一部が重なり合う場合に、ラジエータ連通口100を通じてラジエータ流出口41bと流通路93内とを連通させる。本実施形態において、ラジエータ連通口100は、丸孔に形成されている。また、ラジエータ連通口100は、例えば周方向に間隔をあけて2つ形成されている。
摺動リング111は、ラジエータ流出口41b内に挿入されている。摺動リング111における径方向の内側端面は、弁筒部82の外周面に摺動可能に接触している。なお、本実施形態において、摺動リング111における径方向の内側端面は、弁筒部82の曲率半径に倣って形成された湾曲面とされている。
付勢部材113は、摺動リング111における径方向の外側端面と、ラジエータジョイント42のフランジ部43と、の間に介在している。付勢部材113は、例えばウェーブスプリングである。付勢部材113は、摺動リング111を径方向の内側に向けて(弁筒部82に向けて)付勢している。
各バイパス連通口102は、例えば一のバイパス連通口102が連通流路121内に連通し、他のバイパス連通口102が第3流路96内に連通している。
空調連通口106は、例えば一部が折り返し流路125内に連通し、残りの部分が第3流路96内に連通している。
次に、上述した制御バルブ8の作用を説明する。以下の説明では、例えば図10に示す連通パターンでの冷却水の流れを主に説明する。すなわち、図10に示す連通パターンでは、ラジエータ流出口41bがラジエータ連通口100を通して流通路93(連通流路121)内に連通している。また、暖機流出口56aが暖機連通口104bを通して流通路93(折り返し流路125)内に連通している。さらに、空調流出口66aが空調連通口106を通して流通路93(折り返し流路125)内に連通している。
以上が図10に示す連通パターンでの制御バルブ8内での冷却水の流れである。
この構成によれば、流入口37aを通ってケーシング21内に流入した冷却水は、サーモスタット45に当たった後、EGR流出口51aを通してEGR流路15に流出することになる。そのため、ケーシング21内におけるサーモスタット45周辺にEGR流出口51aに向けた流れを作ることができるので、サーモスタット45周辺によどみ点が形成されるのを抑制できる。そのため、サーモスタット45の感温性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、ラジエータジョイント42がフェール開口41a及びラジエータ流出口41bにまとめて連通するため、フェール開口41a及びラジエータ流出口41bに別々のジョイントを溶着する場合に比べて部品点数の削減や、溶着工程の削減を図ることができる。また、フェール開口41a及びラジエータ流出口41bに別々のジョイントを溶着する場合に比べて、フェール開口41a及びラジエータ流出口41b間に位置する部分のラジエータジョイント42の溶着代を縮小することができる。これにより、制御バルブ8の軸方向での小型化を図ることができる。
しかも、本実施形態では、フェール開口41aに対向する位置に流入口37aが形成されているため、流入口37aの開口端面をラジエータジョイント42の溶着時の座面として機能させることができる。これにより、溶着作業を効率的に行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、主に回転軸81の軸方向の両端部が大気に開放されている点、及びEGRジョイント(第1ジョイント)242を蓋体26に一体に形成している点が上述した第1実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の弁体22は、弁体本体201の内側に内側軸部202がインサート成形されて構成されている。
内側軸部202は、弁体本体201(例えば、樹脂材料)よりも剛性が高い材料(例えば、金属材料)により形成されている。内側軸部202は、軸線Oと同軸で延在している。
図12に示すように、内側軸部202の第2端側の部分は、上述した蓋体26に設けられた第2ブッシュ(軸受)91に回転可能に支持されている。具体的に、蓋体26には、軸方向の第1端側に向けて第2軸収容壁211が形成されている。第2軸収容壁211内には、上述した第2ブッシュ91が嵌合されている。
一方、図12に示すように、回転軸81の第2端側の部分は、外側軸部220及び内側軸部202の大径部202bの順に外径が縮小している。外側軸部220における軸方向の第2端側の端面220bは、上述した第2ブッシュ91に軸方向の第1端側から当接可能に構成されている。すなわち、本実施形態のブッシュ88,91は、回転軸81を径方向及び軸方向に支持している。
すなわち、EGRジョイント242が蓋体26に一体に形成されているため、ケーシング本体25や蓋体26にEGRジョイントを別体で取り付ける(溶着等)場合に比べて、部品点数の削減や、溶着工程の削減を図ることができる。
また、EGRジョイント242(EGR流出口240)が、流入口37aを間に挟んで軸方向で流通路93と反対側に配置される。そのため、弁体22の全閉時において、ケーシング21内に進入したコンタミが弁体22に向けて流れるのをより確実に抑制し、EGR流出口240からコンタミを積極的に排出できる。
(1)弁体22が駆動ユニット23に向けて押さえ付けられるのを抑制し、駆動ユニット23の負荷トルクの増加を抑制できる。そのため、駆動ユニット23の高出力化及び大型化を抑制できる。
(2)回転軸81からケーシング21や駆動ユニット23に伝達される軸方向の荷重を低減できるので、ラジアル軸受とは別に新たにスラスト軸受を設ける必要がない。これにより、部品点数の削減や制御バルブの軸方向での大型化を抑制できる。また、仮にラジアル軸受とは別にスラスト軸受を設ける場合であっても、低コスト、かつ簡素なスラスト軸受を選択することができ、制御バルブ8の低コスト化を図ることができる。
(3)ケーシング21に対する弁体22の軸方向の位置ずれを抑制できるので、ケーシング21に形成された流出口と、弁体22の連通口と、を軸方向で所望の位置に設定できる。これにより、所望の流量特性を得ることができる。
例えば、上述した実施形態では、制御バルブ8がエンジン2の冷却システム1に搭載された構成について説明したが、この構成のみに限らず、その他のシステムに搭載しても構わない。
上述した実施形態では、制御バルブ8に流入した冷却水を、ラジエータ流路11、バイパス流路12、暖機流路13、空調流路14及びEGR流路15に分配する構成について説明したが、この構成のみに限られない。制御バルブ8は、制御バルブ8内に流入する冷却水を少なくとも2つの流路に分配する構成であれば構わない。
また、各連通口や流出口のレイアウトや種類、形状等についても適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、例えば流入口、各連通口及び各流出口が弁筒部82及びケーシング21をそれぞれ径方向に貫通している構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば各連通口及び各流出口は、弁筒部82及びケーシング21をそれぞれ軸方向に貫通していても構わない。
上述した実施形態では、第1流出口をラジエータ流出口41bとして説明したが、この構成のみに限られない。
7…EGRクーラ(熱交換器)
8…制御バルブ
21…ケーシング
22…弁体
32a…貫通孔(大気開放部)
37a…流入口
41a…フェール開口
41b…ラジエータ流出口(第1流出口)
42…ラジエータジョイント(第2ジョイント)
45…サーモスタット
51a…EGR流出口(第2流出口)
81…回転軸
82…弁筒部
88…第1ブッシュ(軸受)
91…第2ブッシュ(軸受)
98…接続流路
230…第1シールリング
231…第2シールリング
233…貫通孔(大気開放部)
242…EGRジョイント(第1ジョイント)
Claims (7)
- 流体の流入口及び第1流出口を有する筒状のケーシングと、
前記ケーシングの軸方向に延びる軸線回りに回転可能に前記ケーシング内に収容され、前記流入口に連通して流体が流通する流通路を有する弁体と、を備え、
前記弁体には、前記弁体の回転位置に応じて前記流通路と前記第1流出口に連通する第1連通口が形成され、
前記ケーシングのうち、前記流入口の開口方向で前記流入口に対向する部分には、サーモスタットにより開閉可能に構成されたフェール開口が形成されていることを特徴とする制御バルブ。 - 前記ケーシングのうち、前記フェール開口に隣接する部分には、前記フェール開口の開口方向に対して交差する方向に開口する第2流出口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制御バルブ。
- 前記ケーシングは、
有底筒状のケーシング本体と、
前記ケーシング本体の開口部を閉塞する蓋体と、を有し、
前記フェール開口は、前記ケーシング本体における前記軸方向の前記蓋体寄りに位置する部分を径方向に貫通し、
前記第2流出口は、前記蓋体を前記軸方向に貫通し、
前記蓋体には、前記ケーシングの外部に配置される熱交換器と、前記第2流出口と、の間を接続する第1ジョイントが一体で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の制御バルブ。 - 前記弁体は、
前記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、
前記回転軸における前記軸方向の一部を取り囲んで前記回転軸との間に前記流通路を画成するとともに、前記第1連通口が形成された弁筒部と、を有し、
前記ケーシング内において、前記軸方向で前記弁筒部を回避した位置は、前記流入口及び前記流通路を連通させる接続流路を構成し、
前記第2流出口は、前記接続流路に直接連通していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の制御バルブ。 - 前記弁体は、
前記軸方向の両端部が前記ケーシングにそれぞれ軸受を介して回転可能に支持された回転軸と、
前記回転軸を取り囲んで前記回転軸との間に前記流通路を画成するとともに、前記第1連通口が形成された弁筒部と、を有し、
前記ケーシングにおける前記軸受に対して前記軸方向の内側に位置する部分と、前記回転軸と、の間には、シールリングが配置され、
前記ケーシングには、前記シールリングに対して前記軸方向の外側に位置する部分を大気に開放する大気開放部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御バルブ。 - 前記第1流出口及び前記フェール開口は、前記ケーシングに並んで形成され、
前記ケーシングの外面は、前記第1流出口及び前記フェール開口の周囲を取り囲むとともに、前記第1流出口及び前記フェール開口にまとめて連通する第2ジョイントが溶着された溶着部を有していることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御バルブ。 - 前記第2ジョイントは、車両のラジエータに接続されることを特徴とする請求項6に記載の制御バルブ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201710875046.1A CN108005774B (zh) | 2016-10-27 | 2017-09-25 | 控制阀 |
US15/789,156 US10458562B2 (en) | 2016-10-27 | 2017-10-20 | Control valve |
DE102017124727.0A DE102017124727A1 (de) | 2016-10-27 | 2017-10-23 | Steuerungsventil |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016210707 | 2016-10-27 | ||
JP2016210707 | 2016-10-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018071779A true JP2018071779A (ja) | 2018-05-10 |
JP6887872B2 JP6887872B2 (ja) | 2021-06-16 |
Family
ID=62115063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017098816A Active JP6887872B2 (ja) | 2016-10-27 | 2017-05-18 | 制御バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6887872B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019230749A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230793A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230800A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230825A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230817A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211068A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211075A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211074A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211066A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2022055970A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | Toto株式会社 | 水栓弁装置 |
JP2022055973A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | Toto株式会社 | 水栓弁装置 |
CN114321445A (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-12 | Toto株式会社 | 水龙头阀门装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715919U (ja) * | 1980-06-30 | 1982-01-27 | ||
EP1860298A2 (en) * | 2006-05-26 | 2007-11-28 | Mark IV Systemes Moteurs Société Anonyme | Cooling circuit for an internal combustion engine |
JP2013068162A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Mikuni Corp | 冷却水制御バルブ装置 |
-
2017
- 2017-05-18 JP JP2017098816A patent/JP6887872B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715919U (ja) * | 1980-06-30 | 1982-01-27 | ||
EP1860298A2 (en) * | 2006-05-26 | 2007-11-28 | Mark IV Systemes Moteurs Société Anonyme | Cooling circuit for an internal combustion engine |
JP2013068162A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Mikuni Corp | 冷却水制御バルブ装置 |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019211074A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230800A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211066A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
KR20210002666A (ko) | 2018-05-31 | 2021-01-08 | 가부시키가이샤 덴소 | 밸브장치 |
WO2019230817A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211068A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211069A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP2019211075A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
DE112019002719B4 (de) | 2018-05-31 | 2024-04-25 | Denso Corporation | Ventilvorrichtung |
WO2019230793A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
WO2019230825A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
CN112204281A (zh) * | 2018-05-31 | 2021-01-08 | 株式会社电装 | 阀装置 |
WO2019230749A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
JP7192467B2 (ja) | 2018-05-31 | 2022-12-20 | 株式会社デンソー | バルブ装置 |
CN114321445A (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-12 | Toto株式会社 | 水龙头阀门装置 |
JP2022055973A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | Toto株式会社 | 水栓弁装置 |
US11852251B2 (en) | 2020-09-29 | 2023-12-26 | Toto Ltd. | Faucet valve apparatus |
JP2022055970A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | Toto株式会社 | 水栓弁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6887872B2 (ja) | 2021-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108005774B (zh) | 控制阀 | |
JP2018071779A (ja) | 制御バルブ | |
JP2018071622A (ja) | 制御バルブ | |
CN108005773B (zh) | 控制阀 | |
US10508748B2 (en) | Control valve | |
US11079027B2 (en) | Control valve | |
US11098808B2 (en) | Control valve | |
JP7012566B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP6004018B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
US11105430B2 (en) | Control valve | |
JP6995833B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP6995832B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP2018194167A (ja) | 制御バルブ | |
JP7406422B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP2021148244A (ja) | 制御バルブ | |
JP7417446B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP2020051359A (ja) | 制御バルブ | |
JP7409928B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP2021152405A (ja) | 制御バルブ | |
JP2021148239A (ja) | 制御バルブ | |
JP2021148241A (ja) | 制御バルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170810 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6887872 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |