JP2018194167A - 制御バルブ - Google Patents

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Akifumi Ozeki
哲史 大関
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Yoshihito Nagai
淑仁 永井
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Abstract

【課題】負荷トルクの増加や部品点数の増加、大型化を抑制した上で、所望の流量特性を得ることができる制御バルブを提供する。
【解決手段】ケーシング21と、ブッシュ78,84を介してケーシング21に回転可能に支持された回転軸85を有するロータ22と、ブッシュ78,84に対して軸方向の内側に配置されたシールリング87,88と、を備え、回転軸85の両端部は、軸方向の内側からブッシュ78,84にそれぞれ当接する段付き形状に形成され、回転軸85の両端部を軸方向に投影した面積は、互いに等しく設定され、ケーシング21の底壁部32及び蓋体26には、シールリング87,88よりも軸方向の外側に位置する部分を大気に開放する貫通孔32a,110がそれぞれ形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御バルブに関するものである。
従来から、冷却水を用いてエンジンを冷却する冷却システムが知られている。この種の冷却システムでは、ラジエータとエンジンとの間を循環するラジエータ流路とは別に、各種熱交換器との間で冷却水を循環させる複数の熱交換流路が設けられている場合がある。このような冷却システムでは、各流路(ラジエータ流路や熱交換流路等)への分岐部に、各流路への冷却水の流通を制御する制御バルブが設けられている。
上述した制御バルブとしては、冷却水の流出口を有するケーシングと、ケーシング内で回転可能に構成され、冷却水が流通する流通路を有するロータと、を備えている。ロータには、ロータの回転に応じて流通路と上述した各流出口とを連通させる連通口が形成されている。
この構成によれば、ロータを回転させることで、流出口と連通口との連通及び遮断が切り替えられる。そして、制御バルブ内に流入した冷却水は、流通路を流通する過程で、連通口と連通状態にある流出口を通じて制御バルブから流出する。これにより、制御バルブに流入した冷却水が、ロータの回転に応じて1つ又は複数の流路に分配される。
ここで、下記特許文献1の構成において、ロータは、開口部(上述した連通口に相当)が形成されたロータ本体と、ロータ本体の内側に配置されてケーシングに軸受部を介して支持された回転軸と、を有している。ロータ本体の外周面とケーシングの内周面との間や、ロータ本体における軸方向を向く端面とケーシングにおける軸方向を向く端面との間には、それぞれ隙間が設けられている(例えば、特許文献1における(0033)段落〜(0038)段落参照)。
この構成によれば、ロータ本体とケーシングとの間で異物(コンタミ)を噛み込んで、ロータの回転が阻害されるのを抑制できるとされている。但し、上述したロータ本体とケーシングとの間に隙間を設ける構成は、例えば下記特許文献2〜5に記載されるように、特許文献1の出願前から周知の技術である。
具体的に、下記特許文献2には、(0076)段落や(図12)等において、断面調節部材と基本部材との間に固形体が挟まらないようにするための間隔が設けられている構成が開示されている。
下記特許文献3には、(Fig.4)等において、ロータとボディとの間に隙間が設けられた構成が開示されている。
下記特許文献4には、(Fig.5)等において、ハウジングの周壁と、制御要素の壁と、の間に隙間が設けられた構成が開示されている。
下記特許文献5には、(Fig.1)等において、ハウジングと断面調整部材との間に隙間が設けられた構成が開示されている。
特許第6050952号公報 特許第5246670号公報 米国特許第6994316号明細書 欧州特許出願公開第2295757号明細書 独国特許出願公開第102010026368号明細書
ところで、上述した各特許文献1〜5の構成において、ロータは、回転軸における軸方向の両端部がケーシングの軸支持壁に、回転可能に支持されている。具体的に、回転軸の第1側端部は、第1軸支持壁を貫通して、ケーシングの外部に突出している。回転軸の第1側端部は、ケーシングの外部でロータを回転駆動するアクチュエータに連結されている。
一方、回転軸の第2側端部を支持する第2軸支持壁は、冷却水の流路上に配置されていることが一般的である。そのため、回転軸の第2側端部は、ケーシング内で冷却水に浸漬されている。
しかしながら、上述した各特許文献の構成では、回転軸において、大気圧に起因して第1側端面に作用する荷重が、ケーシング内の液圧に起因して第2側端面に作用する荷重に比べて小さくなる。回転軸における軸方向に作用する荷重が両端面間で異なる場合には、ロータが低圧側(アクチュエータ側)に押し付けられるおそれがある。
上述した場合には、例えば以下の課題が発生するおそれがある。
(1)ロータがアクチュエータに向けて押さえ付けられることで、アクチュエータの負荷トルクが増加するので、アクチュエータを高出力化及び大型化する必要がある。
(2)回転軸を回転可能に支持するラジアル軸受とは別に、回転軸を軸方向で常に支持するスラスト軸受を設ける必要があるため、部品点数の増加や軸方向の大型化に繋がる。
(3)ロータに形成された連通口と、ケーシングに形成された流出口と、が軸方向で位置ずれするため、所望の流量特性が得られない。
そこで、本発明は、上述した事情に考慮してなされたもので、負荷トルクの増加や部品点数の増加、大型化を抑制した上で、所望の流量特性を得ることができる制御バルブを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る制御バルブは、流体の流出口が形成された筒部と、前記筒部における軸方向の両端開口部を閉塞する第1軸支持壁及び第2軸支持壁と、を有するケーシングと、前記第1軸支持壁に第1軸受を介して回転可能に支持された第1側端部、及び前記第2軸支持壁に第2軸受を介して回転可能に支持された第2側端部を有する回転軸と、前記回転軸を取り囲み、前記回転軸の回転に応じて前記流出口に連通する連通口が形成された弁筒部と、を有するロータと、前記第1軸支持壁における前記第1軸受に対して前記軸方向の内側に位置する部分、及び前記回転軸の間に配置された第1シールリングと、前記第2軸支持壁における前記第2軸受に対して前記軸方向の内側に位置する部分、及び前記回転軸の間に配置された第2シールリングと、を備え、前記回転軸の前記第1側端部は、前記第1軸受に対して前記軸方向の内側から当接可能な第1段差面を有する段付き形状に形成され、前記回転軸の前記第2側端部は、前記第2軸受に対して前記軸方向の内側から当接可能な第2段差面を有する段付き形状に形成され、前記第1側端部及び前記第2側端部を前記軸方向に投影した面積は、互いに等しく設定され、前記第1軸支持壁及び前記第2軸支持壁には、前記第1シールリング及び前記第2シールリングよりも前記軸方向の外側に位置する部分を大気に開放する大気開放部がそれぞれ形成されている。
本態様によれば、回転軸における軸方向の両端部には、何れも大気開放部を通じて大気圧が作用するため、回転軸の両端部に作用する圧力に差圧が生じない。そのため、例えば回転軸の一方の端部が冷却水中に配置される構成のように、回転軸の両端部に作用する圧力が異なる場合に比べて、回転軸に作用する軸方向の荷重を均等に設定し易くなる。
しかも、本態様では、回転軸における軸方向の両端面(回転軸の軸方向での受圧面)を軸方向に投影した面積が互いに等しくなっているので、大気圧に起因して各回転軸の受圧面に作用する荷重が互いに等しくなる。これにより、回転軸が低圧側に軸方向で押し付けられるのを抑制できる。
そのため、本態様では、例えば以下の効果を奏する。
(1)ロータがアクチュエータに向けて押さえ付けられるのを抑制し、アクチュエータの負荷トルクの増加を抑制できる。そのため、アクチュエータの高出力化及び大型化を抑制できる。
(2)回転軸からケーシングやアクチュエータに伝達される軸方向の荷重を低減できるので、ラジアル軸受とは別に新たにスラスト軸受を設ける必要がない。これにより、部品点数の削減や制御バルブの軸方向での大型化を抑制できる。また、仮にラジアル軸受とは別にスラスト軸受を設ける場合であっても、低コスト、かつ簡素なスラスト軸受を選択することができ、制御バルブの低コスト化を図ることができる。
(3)ケーシングに対するロータの軸方向の位置ずれを抑制できるので、ケーシングに形成された流出口と、ロータの連通口と、を軸方向で所望の位置に設定できる。これにより、所望の流量特性を得ることができる。
上記態様の制御バルブにおいて、前記回転軸は、前記弁筒部に一体に形成されるとともに、前記第1シールリング及び前記第2シールリングが密接する外側軸部と、前記外側軸部の径方向の内側にインサート成形されるとともに、前記第1軸受及び前記第2軸受に回転可能に支持され、前記外側軸部よりも剛性が高い内側軸部と、を有し、前記外側軸部における前記軸方向の外側を向く面が、前記第1段差面及び前記第2段差面を構成していることが好ましい。
本態様によれば、回転軸が外側軸部の径方向の内側に内側軸部をインサート成形して形成されているため、ロータの耐久性を確保できるとともに、ロータを高精度に成形できる。
特に、本態様では、内側軸部よりも剛性の低い外側軸部が軸受やシールリングに当接する構成であるため、軸受やシールリングの摩耗等を抑制し、軸受やシールリングの耐久性を向上させることができる。
上記態様の制御バルブにおいて、前記第1軸支持壁及び前記第2軸支持壁のうち、少なくとも一方の軸支持壁には、前記大気開放部の周囲を取り囲む規制壁が形成されていることが好ましい。
本態様によれば、一方の軸支持壁の外面上において、大気開放部に向かうコンタミの移動が規制壁によって妨げられる。そのため、大気開放部を通じてケーシング内にコンタミが進入するのを抑制できる。
本発明の一態様によれば、負荷トルクの増加や部品点数の増加、大型化を抑制した上で、所望の流量特性を得ることができる。
実施形態に係る冷却システムのブロック図である。 実施形態に係る制御バルブの斜視図である。 実施形態に係る制御バルブの分解斜視図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図4のV部拡大図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、冷却水を用いてエンジンを冷却する冷却システムに、本実施形態の制御バルブを採用した場合について説明する。
[冷却システム]
図1は、冷却システム1のブロック図である。
図1に示すように、冷却システム1は、車両駆動源に少なくともエンジンを具備する車両に搭載される。なお、車両としては、エンジンのみを有する車両の他に、ハイブリッド車両やプラグインハイブリッド車両等であっても構わない。
冷却システム1は、エンジン2(ENG)、ウォータポンプ3(W/P)、ラジエータ4(RAD)、ヒートエクスチェンジャ5(H/EX)、ヒータコア6(HTR)、EGRクーラ7(EGR)及び制御バルブ8(EWV)が各種流路10〜14により接続されて構成されている。
ウォータポンプ3、エンジン2及び制御バルブ8は、メイン流路10上で上流から下流にかけて順に接続されている。メイン流路10では、ウォータポンプ3の動作により冷却水がエンジン2及び制御バルブ8を順に通過する。
メイン流路10には、ラジエータ流路11、暖機流路12、空調流路13及びEGR流路14がそれぞれ接続されている。これらラジエータ流路11、暖機流路12、空調流路13及びEGR流路14は、メイン流路10のうちウォータポンプ3の上流部分と制御バルブ8とを接続している。
ラジエータ流路11には、ラジエータ4が接続されている。ラジエータ流路11では、ラジエータ4において、冷却水と外気との熱交換が行われる。
暖機流路12には、ヒートエクスチェンジャ5が接続されている。ヒートエクスチェンジャ5とエンジン2との間には、オイル流路18を通してエンジンオイルが循環している。暖機流路12では、ヒートエクスチェンジャ5において、冷却水とエンジンオイルとの熱交換が行われる。すなわち、ヒートエクスチェンジャ5は、水温が油温よりも高い場合にオイルウォーマとして機能し、エンジンオイルを加熱する。一方、ヒートエクスチェンジャ5は、水温が油温よりも低い場合にオイルクーラとして機能し、エンジンオイルを冷却する。
空調流路13には、ヒータコア6が接続されている。ヒータコア6は、例えば空調装置のダクト(不図示)内に設けられている。空調流路13では、ヒータコア6において、冷却水とダクト内を流通する空調空気との熱交換が行われる。
EGR流路14には、EGRクーラ7が接続されている。EGR流路14では、EGRクーラ7において、冷却水とEGRガスとの熱交換が行われる。
上述した冷却システム1では、メイン流路10においてエンジン2を通過した冷却水が、制御バルブ8内に流入した後、制御バルブ8の動作によって各種流路11〜14に選択的に分配される。これにより、早期昇温や高水温(最適温)制御等を実現でき、車両の燃費向上が図られている。
<制御バルブ>
図2は、制御バルブ8の斜視図である。図3は、制御バルブ8の分解斜視図である。
図2、図3に示すように、制御バルブ8は、ケーシング21と、ロータ22(図3参照)と、駆動ユニット23と、を主に備えている。
(ケーシング)
ケーシング21は、有底筒状のケーシング本体25と、ケーシング本体25の開口部を閉塞する蓋体26と、を有している。なお、以下の説明では、ケーシング21の軸線Oに沿う方向を単に軸方向という。軸方向において、ケーシング本体25の周壁部(筒部)31に対してケーシング本体25の底壁部(第1軸支持壁)32に向かう方向を第1側といい、ケーシング本体25の周壁部31に対して蓋体(第2軸支持壁)26に向かう方向を第2側という。さらに、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りの方向を周方向という。
ケーシング本体25の周壁部31には、複数の取付片33が形成されている。各取付片33は、周壁部31から径方向の外側に突設されている。制御バルブ8は、例えば各取付片33を介してエンジンルーム内に固定される。なお、各取付片33の位置や数等は、適宜変更が可能である。
図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。
図3、図4に示すように、周壁部31における第2側に位置する部分には、径方向の外側に膨出する流入ポート37が形成されている。流入ポート37には、流入ポート37を径方向に貫通する流入口37a(図4参照)が形成されている。流入口37aは、ケーシング21内外を連通している。流入ポート37の開口端面(径方向の外側端面)には、上述したメイン流路10(図1参照)が接続される。
図4に示すように、周壁部31において、軸線Oを間に挟んで流入ポート37に径方向で対向する位置には、径方向の外側に膨出するラジエータポート41が形成されている。ラジエータポート41には、フェール開口41a及びラジエータ流出口41bが軸方向に並んで形成されている。フェール開口41a及びラジエータ流出口41bは、ラジエータポート41をそれぞれ径方向に貫通している。本実施形態において、フェール開口41aは、上述した流入口37aに径方向で対向している。また、ラジエータ流出口41bは、フェール開口41aに対して軸方向の第1側に位置している。
ラジエータポート41の開口端面(径方向の外側端面)には、ラジエータジョイント42が接続されている。ラジエータジョイント42は、ラジエータポート41とラジエータ流路11(図1参照)の上流端部との間を接続している。なお、ラジエータジョイント42は、ラジエータポート41の開口端面に溶着(例えば、振動溶着等)されている。
フェール開口41aには、サーモスタット45が設けられている。すなわち、サーモスタット45は、上述した流入口37aに径方向で対向している。サーモスタット45は、ケーシング21内を流れる冷却水の温度に応じてフェール開口41aを開閉する。
蓋体26のうち、軸線Oに対して径方向でラジエータポート41寄りに位置する部分には、EGR流出口51が形成されている。EGR流出口51は、蓋体26を軸方向に貫通している。本実施形態において、EGR流出口51は、フェール開口41aの開口方向(径方向)に交差(直交)している。また、EGR流出口51は、軸方向から見た正面視において、サーモスタット45に少なくとも一部が重なり合っている。
蓋体26において、EGR流出口51の開口縁には、EGRジョイント52が形成されている。EGRジョイント52は、軸方向の第2側に向かうに従い径方向の外側に延びる管状に形成されている。EGRジョイント52は、EGR流出口51と上述したEGR流路14(図1参照)の上流端部との間を接続している。本実施形態において、EGRジョイント52は、蓋体26に一体に形成されている。但し、EGRジョイント52は、蓋体26と別に形成されていてもよい。また、EGR流出口51やEGRジョイント52は、周壁部31等に設けても構わない。
図3に示すように、周壁部31において、ラジエータポート41よりも軸方向の第1側に位置する部分には、径方向の外側に膨出する暖機ポート56が形成されている。暖機ポート56には、暖機ポート56を径方向に貫通する暖機流出口56aが形成されている。暖機ポート56の開口端面には、暖機ジョイント62が接続されている。暖機ジョイント62は、暖機ポート56と上述した暖機流路12(図1参照)の上流端部とを接続している。
図2に示すように、周壁部31のうち、軸方向におけるラジエータポート41と暖機ポート56との間であって、かつ暖機ポート56に対して周方向で180°程度ずれた位置には、空調ポート66が形成されている。空調ポート66には、空調ポート66を径方向に貫通する空調流出口66aが形成されている。空調ポート66の開口端面には、空調ジョイント68が接続されている。空調ジョイント68は、空調ポート66と上述した空調流路13(図1参照)の上流端部とを接続している。
(駆動ユニット)
図2に示すように、駆動ユニット23は、ケーシング本体25の底壁部32に取り付けられている。駆動ユニット23は、図示しないモータや減速機構、制御基板等が収納されて構成されている。なお、図4に示すように、駆動ユニット23と底壁部32との間において、駆動ユニット23と底壁部32との締結部分以外の部分には隙間S1が設けられている。
(ロータ)
図3、図4に示すように、ロータ22は、ケーシング21内に収容されている。ロータ22は、ケーシング21の軸線Oと同軸に配置された円筒状に形成されている。ロータ22は、軸線O回りに回転することで、上述した各流出口(ラジエータ流出口41b、暖機流出口56a及び空調流出口66a)を開閉する。
図4に示すように、ロータ22は、ロータ本体72の内側に内側軸部73がインサート成形されて構成されている。
内側軸部73は、ロータ本体72(例えば、樹脂材料)よりも剛性が高い材料(例えば、金属材料)により形成されている。内側軸部73は、軸線Oと同軸で延在している。なお、ロータ22は、例えば樹脂材料等により一体で形成しても構わない。
内側軸部73の第1側端部は、底壁部32に形成された貫通孔(大気開放部)32aを通して底壁部32を軸方向に貫通している。内側軸部73の第1側端部は、上述した底壁部32に設けられた第1ブッシュ(第1軸受)78に回転可能に支持されている。具体的に、底壁部32には、軸方向の第2側に向けて第1軸収容壁79が形成されている。第1軸収容壁79は、上述した貫通孔32aを取り囲んでいる。第1軸収容壁79の内側には、上述した第1ブッシュ78が嵌合されている。
内側軸部73のうち、第1ブッシュ78よりも軸方向の第1側に位置する部分(底壁部32よりも外側に位置する部分)には、連結部73aが形成されている。連結部73aは、内側軸部73における連結部73a以外の部分(大径部73b)よりも小径に形成されるとともに、外周面にスプラインが形成されている。連結部73aは、ケーシング21の外部において、上述した駆動ユニット23に連結されている。これにより、駆動ユニット23の動力が内側軸部73に伝達される。
図5は、図4のV部拡大図である。
図5に示すように、内側軸部73の第2側端部は、上述した蓋体26に設けられた第2ブッシュ(第2軸受)84に回転可能に支持されている。具体的に、蓋体26には、軸方向の第1側に向けて第2軸収容壁86が形成されている。第2軸収容壁86は、上述したEGR流出口51よりも径方向の内側で、軸線Oを取り囲んでいる。第2軸収容壁86の内側には、上述した第2ブッシュ84が嵌合されている。
図4に示すように、ロータ本体72は、上述した内側軸部73の周囲を取り囲んでいる。ロータ本体72は、内側軸部73を覆う外側軸部81と、外側軸部81を囲繞する弁筒部82と、外側軸部81及び弁筒部82同士を連結するスポーク部83と、を主に有している。
外側軸部81は、内側軸部73における軸方向の両端部を露出させた状態で、内側軸部73の周囲を全周に亘って取り囲んでいる。本実施形態では、外側軸部81及び内側軸部73によってロータ22の回転軸85を構成している。
回転軸85における軸方向の両端部(後述するシールリング87,88よりも軸方向に外側に位置する部分)は、軸方向の内側から外側に向かうに従い外径が段々と縮径する段付き形状に形成されている。具体的に、回転軸85の第1側端部は、外側軸部81、内側軸部73の大径部73b及び連結部73aの順に外径が縮小している。外側軸部81における軸方向の第1側端面(第1段差面)81aは、上述した第1ブッシュ78に軸方向の第2側から当接可能に構成されている。
一方、回転軸85の第2側端部は、外側軸部81及び内側軸部73の大径部73bの順に外径が縮小している。外側軸部81における軸方向の第2側端面(第2段差面)81bは、上述した第2ブッシュ84に軸方向の第1側から当接可能に構成されている。すなわち、本実施形態のブッシュ78,84は、回転軸85を径方向及び軸方向に支持している。
上述した第1軸収容壁79内において、第1ブッシュ78に対して軸方向の第2側に位置する部分には、第1シールリング87が設けられている。第1シールリング87は、第1軸収容壁79の内周面と回転軸85(外側軸部81)の外周面との間をシールする。
一方、上述した第2軸収容壁86内において、第2ブッシュ84に対して軸方向の第1側に位置する部分には、第2シールリング88が設けられている。第2シールリング88は、第2軸収容壁86の内周面と回転軸85(外側軸部81)の外周面との間をシールする。
弁筒部82は、軸線Oと同軸に配置されている。弁筒部82は、ケーシング21内において、流入口37aよりも軸方向の第1側に位置する部分に配置されている。具体的に、弁筒部82は、軸方向において、フェール開口41aを回避し、かつラジエータ流出口41b、暖機流出口56a及び空調流出口66aに跨る位置に配置されている。弁筒部82の内側は、流入口37aを通してケーシング21内に流入した冷却水が軸方向に流通する流通路91を構成している。一方、ケーシング21内において、弁筒部82よりも軸方向の第2側に位置する部分は、流通路91に連通する接続流路92を構成している。なお、弁筒部82の外周面と、周壁部31の内周面と、の間には、径方向に隙間S2が設けられている。また、弁筒部82における軸方向の第1側端面と、底壁部32における軸方向の第2側端面と、の間には、軸方向に隙間S3が設けられている。
弁筒部82において、上述したラジエータ流出口41bと軸方向の同位置には、弁筒部82を径方向に貫通するラジエータ連通口95が形成されている。ラジエータ連通口95は、径方向から見てラジエータ流出口41bと少なくとも一部が重なり合う場合に、ラジエータ連通口95を通じてラジエータ流出口41bと流通路91内とを連通させる。
弁筒部82において、上述した暖機流出口56aと軸方向の同位置には、弁筒部82を径方向に貫通する暖機連通口96が形成されている。暖機連通口96は、径方向から見て暖機流出口56aと少なくとも一部が重なり合う場合に、暖機連通口96を通じて暖機流出口56aと流通路91内とを連通させる。
弁筒部82において、上述した空調流出口66aと軸方向の同位置には、弁筒部82を径方向に貫通する空調連通口97が形成されている。空調連通口97は、径方向から見て空調流出口66aと少なくとも一部が重なり合う場合に、空調連通口97を通じて空調流出口66aと流通路91内とを連通させる。
ロータ22は、軸線O回りの回転に伴い、流通路91内と各流出口41b,56a,66aとの連通及び遮断を切り替える。なお、流出口と連通口との連通パターンは、適宜設定が可能である。そして、流出口と連通口とのレイアウトは、設定した連通パターンに応じて切り替えることができる。なお、対応する流出口及び連通口同士は、少なくとも一部が軸方向でラップする位置に配置されていれば構わない。
図3に示すように、上述したラジエータポート41(ラジエータ流出口41b)内には、シール機構100が設けられている。シール機構100は、摺動リング101と、シールリング102と、付勢部材103と、を有している。
図4に示すように、摺動リング101は、ラジエータ流出口41b内に挿入されている。摺動リング101における径方向の内側端面は、弁筒部82の外周面に摺動可能に接触している。なお、本実施形態において、摺動リング101における径方向の内側端面は、弁筒部82の曲率半径に倣って形成された湾曲面とされている。
シールリング102は、摺動リング101に外嵌されている。シールリング102の外周面は、ラジエータ流出口41bの内周面に摺動可能に密接している。
付勢部材103は、摺動リング101における径方向の外側端面と、ラジエータジョイント42と、の間に介在している。付勢部材103は、摺動リング101を径方向の内側に向けて(弁筒部82に向けて)付勢している。
なお、図3に示すように、上述した暖機流出口56a及び空調流出口66a内にも、ラジエータ流出口41b内に設けられたシール機構100と同様の構成からなるシール機構100が設けられている。本実施形態では、暖機流出口56a及び空調流出口66a内に設けられたシール機構100は、ラジエータ流出口41b内に設けられたシール機構100と同様の符号を付して説明を省略する。
ここで、図4に示すように、第1軸収容壁79内において、第1シールリング87よりも軸方向の第1側に位置する部分は、貫通孔32aを通じて大気に開放されている。したがって、回転軸85の第1側端部(回転軸85のうち、第1シールリング87のシール部分(外側軸部81)よりも軸方向の第1側に位置する部分)には、駆動ユニット23と底壁部32との隙間S1や、貫通孔32a、第1軸収容壁79と第1ブッシュ78との隙間等を通じて大気圧が作用している。この際、回転軸85の第1側端部において、軸方向での受圧面(以下、「第1受圧面」という。)は、連結部73aの第1側端面、大径部73bの第1側端面及び外側軸部81の第1側端面81aの3箇所である。
一方、図5に示すように、蓋体26には、蓋体26を軸方向に貫通する貫通孔(大気開放部)110が形成されている。具体的に、貫通孔110は、蓋体26において軸線Oと同軸に位置している。なお、蓋体26において、貫通孔110に対して径方向の外側に位置する部分には、樹脂成形時のピンゲートの跡である外側貫通孔111が形成されている。本実施形態において、外側貫通孔111は、軸線O回りの周方向で間隔をあけて複数形成されている。上述した貫通孔110,111の内径は、ケーシング21と弁筒部82との間の隙間S2,S3よりも小さいことが好ましい。これにより、仮に貫通孔110,111を通じてケーシング21内にコンタミが進入したとしても、ケーシング21と弁筒部82との間にコンタミを噛み込んでロータ22の回転が阻害されるのを抑制できる。但し、貫通孔110,111の数や形状、位置等は、適宜設計変更が可能である。
第2軸収容壁86内において、回転軸85と第2シールリング88とのシール部分よりも軸方向の第2側に画成された空間は、貫通孔110を通じて大気に開放されている。したがって、回転軸85の第2側端部(回転軸85のうち、第2シールリング88のシール部分(外側軸部81)よりも軸方向の第2側に位置する部分)には、貫通孔110を通じて大気圧が作用している。すなわち、本実施形態では、回転軸85の両端部に作用する圧力に差圧が生じないようになっている。なお、貫通孔110は、軸線Oと同軸に限らず、蓋体26のうち内側軸部73(大径部73b)に少なくとも一部が軸方向で対向する位置に形成され、蓋体26、第2ブッシュ84、及び大径部73bにおける第2側端面で画成された部分に連通していれば構わない。
回転軸85の第2側端部において、軸方向の受圧面(以下、「第2受圧面」という。)は、大径部73bの第2側端面及び外側軸部81の第2側端面81bである。本実施形態において、第1受圧面及び第2受圧面を軸方向に投影した面積は、互いに等しくなっている。なお、回転軸85の軸方向の両端部の形状は、互いに段付き形状で、かつ各受圧面の面積が互いに等しければ、適宜変更が可能である。
本実施形態において、蓋体26のうち、第2軸収容壁86よりも径方向の内側に位置する部分には、軸方向の第2側に突出する規制壁112が形成されている。規制壁112は、上述した貫通孔110の周囲を取り囲んでいる。
[制御バルブの動作方法]
次に、上述した制御バルブ8の動作方法を説明する。
図1に示すように、メイン流路10において、ウォータポンプ3により送出される冷却水は、エンジン2で熱交換された後、制御バルブ8に向けて流通する。図4に示すように、メイン流路10においてエンジン2を通過した冷却水は、流入口37aを通してケーシング21内の接続流路92内に流入する。
接続流路92内に流入した冷却水のうち、一部の冷却水は、EGR流出口51内に流入する。EGR流出口51内に流入した冷却水は、EGRジョイント52を通ってEGR流路14内に供給される。EGR流路14内に供給された冷却水は、EGRクーラ7において、冷却水とEGRガスとの熱交換が行われた後、メイン流路10に戻される。
一方、接続流路92内に流入した冷却水のうち、EGR流出口51内に流入しなかった冷却水は、軸方向の第2側から流通路91内に流入する。流通路91内に流入した冷却水は、流通路91内を軸方向に流通する過程で各流出口に分配される。すなわち、流通路91内に流入する冷却水は、各流出口のうち連通口に連通している流出口を通して各流路11〜14に分配される。
制御バルブ8において、流出口と連通口との連通パターンを切り替えるには、ロータ22を軸線O回りに回転させる。そして、設定したい連通パターンに対応する位置でロータ22の回転を停止させることで、ロータ22の停止位置に応じた連通パターンで流出口と連通口とが連通する。
このように、本実施形態では、回転軸85のうち、第1側端部が貫通孔32aを通じて大気に開放され、第2端部が貫通孔110を通じて大気に開放されている構成とした。
この構成によれば、回転軸85の両端部に作用する圧力に差圧が生じない。そのため、例えば回転軸85の一方の端部が冷却水中に配置される構成のように、各受圧面に作用する圧力が異なる場合に比べて、回転軸85の各受圧面に作用する荷重を均等に設定し易くなる。
特に、本実施形態では、回転軸85における軸方向の両端部での受圧面の面積が互いに等しくなっている構成とした。
この構成によれば、大気圧に起因して回転軸85の各受圧面に作用する荷重が互いに等しくなるので、回転軸85が低圧側に軸方向で押し付けられるのを抑制できる。
そのため、本実施形態では、例えば以下の効果を奏する。
(1)ロータ22が駆動ユニット23に向けて押さえ付けられるのを抑制し、駆動ユニット23の負荷トルクの増加を抑制できる。そのため、駆動ユニット23の高出力化及び大型化を抑制できる。
(2)回転軸85からケーシング21や駆動ユニット23に伝達される軸方向の荷重を低減できるので、ラジアル軸受とは別に新たにスラスト軸受を設ける必要がない。これにより、部品点数の削減や制御バルブの軸方向での大型化を抑制できる。また、仮にラジアル軸受とは別にスラスト軸受を設ける場合であっても、低コスト、かつ簡素なスラスト軸受を選択することができ、制御バルブ8の低コスト化を図ることができる。
(3)ケーシング21に対するロータ22の軸方向の位置ずれを抑制できるので、ケーシング21に形成された流出口と、ロータ22の連通口と、を軸方向で所望の位置に設定できる。これにより、所望の流量特性を得ることができる。
本実施形態では、回転軸85が外側軸部81の内側に内側軸部73をインサート成形して形成されているため、ロータ22の耐久性を確保できるとともに、ロータ22を高精度に成形できる。
特に、本実施形態では、内側軸部73よりも剛性の低い外側軸部81がブッシュ78,84やシールリング87,88に当接する構成である。そのため、ブッシュ78,84やシールリング87,88の摩耗等を抑制し、ブッシュ78,84やシールリング87,88の耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、貫通孔110を取り囲む規制壁112が蓋体26に設けられた構成とした。
この構成によれば、蓋体26の外面(第2側端面)上において、貫通孔110に向かうコンタミの移動が規制壁112によって妨げられる。そのため、貫通孔110を通じてケーシング21内にコンタミが進入するのを抑制できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述した実施形態では、制御バルブ8がエンジン2の冷却システム1に搭載された構成について説明したが、この構成のみに限らず、その他のシステムに搭載しても構わない。
上述した実施形態では、制御バルブ8に流入した冷却水を、ラジエータ流路11、暖機流路12、空調流路13及びEGR流路14に分配する構成について説明したが、この構成のみに限られない。制御バルブ8は、制御バルブ8内に流入する冷却水を少なくとも2つの流路に分配する構成であれば構わない。
また、各連通口や流出口のレイアウトや種類、形状等についても適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、各ジョイントを各流通口の開口端面に溶着する構成について説明したが、この構成のみに限らず、その他の方法(例えば、接着や締結等)で各ジョイントを各流通口の開口端面に固定しても構わない。
上述した実施形態では、例えば流入口、各連通口及び各流出口が弁筒部82及びケーシング21をそれぞれ径方向に貫通している構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば各連通口及び各流出口は、弁筒部82及びケーシング21をそれぞれ軸方向に貫通していても構わない。
上述した実施形態では、フェール開口41aがラジエータ流路11に連通する構成について説明したが、この構成のみに限られない。
上述した実施形態では、貫通孔110の周囲に規制壁112を設ける構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば貫通孔内にフィルタを設置しても構わない。フィルタとしては、外気の進入を許容し、水やコンタミ等の進入を規制する浸透膜等が挙げられる。これにより、貫通孔を通じてコンタミ等が進入するのを確実に抑制できる。
なお、各受圧面は、厳密に一致している必要はなく、上述した本実施形態の作用効果を奏する範囲で多少の製造誤差があっても構わない。
上述した実施形態では、ロータ22(弁筒部82)及びケーシング21(周壁部31)をそれぞれ円筒状(軸方向の全体に亘って一様な径)に形成した場合について説明したが、この構成に限られない。すなわち、弁筒部82が周壁部31内を回転可能な構成であれば、弁筒部82の外径及び周壁部31の内径を軸方向で変化させてもよい。この場合、弁筒部82及び周壁部31は、例えば球状(軸方向の中央部から両端部に向かうに従い径が縮小する形状)や、球状が軸方向に複数連なった形状、テーパ状(軸方向の第1側から第2側にかけて漸次径が変化する形状)、階段状(軸方向の第1側から第2側にかけて段々と径が変化する形状)等、種々の形状を採用することが可能である。
上述した実施形態では、ロータ22の弁筒部82が軸方向の両側に開口している構成について説明したが、この構成のみに限られない。ロータ22は、弁筒部82内に冷却水が進入可能であれば適宜設計変更が可能である。例えばロータ22が、弁筒部82における軸方向の両端開口部を閉塞する閉塞部を有する構成でもよい。この場合には、閉塞部にロータ22の内外を連通させる連通孔等を形成してもよい。また、閉塞部は、弁筒部82のうち、軸方向における少なくとも一方の開口部を閉塞する構成でもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
8…制御バルブ
21…ケーシング
22…ロータ
26…蓋体(第2軸支持壁)
31…周壁部(筒部)
32…底壁部(第1軸支持壁)
32a…貫通孔(大気開放部)
41b…ラジエータ流出口(流出口)
51…EGR流出口(流出口)
56a…暖機流出口(流出口)
66a…空調流出口(流出口)
73…内側軸部
78…第1ブッシュ(第1軸受)
81…外側軸部
81a…第1側端面(第1段差面)
81b…第2側端面(第2段差面)
82…弁筒部
84…第2ブッシュ(第2軸受)
85…回転軸
87…第1シールリング
88…第2シールリング
110…貫通孔(大気開放部)

Claims (3)

  1. 流体の流出口が形成された筒部と、前記筒部における軸方向の両端開口部を閉塞する第1軸支持壁及び第2軸支持壁と、を有するケーシングと、
    前記第1軸支持壁に第1軸受を介して回転可能に支持された第1側端部、及び前記第2軸支持壁に第2軸受を介して回転可能に支持された第2側端部を有する回転軸と、前記回転軸を取り囲み、前記回転軸の回転に応じて前記流出口に連通する連通口が形成された弁筒部と、を有するロータと、
    前記第1軸支持壁における前記第1軸受に対して前記軸方向の内側に位置する部分、及び前記回転軸の間に配置された第1シールリングと、
    前記第2軸支持壁における前記第2軸受に対して前記軸方向の内側に位置する部分、及び前記回転軸の間に配置された第2シールリングと、を備え、
    前記回転軸の前記第1側端部は、前記第1軸受に対して前記軸方向の内側から当接可能な第1段差面を有する段付き形状に形成され、
    前記回転軸の前記第2側端部は、前記第2軸受に対して前記軸方向の内側から当接可能な第2段差面を有する段付き形状に形成され、
    前記第1側端部及び前記第2側端部を前記軸方向に投影した面積は、互いに等しく設定され、
    前記第1軸支持壁及び前記第2軸支持壁には、前記第1シールリング及び前記第2シールリングよりも前記軸方向の外側に位置する部分を大気に開放する大気開放部がそれぞれ形成されていることを特徴とする制御バルブ。
  2. 前記回転軸は、
    前記弁筒部に一体に形成されるとともに、前記第1シールリング及び前記第2シールリングが密接する外側軸部と、
    前記外側軸部の径方向の内側にインサート成形されるとともに、前記第1軸受及び前記第2軸受に回転可能に支持され、前記外側軸部よりも剛性が高い内側軸部と、を有し、
    前記外側軸部における前記軸方向の外側を向く面が、前記第1段差面及び前記第2段差面を構成していることを特徴とする請求項1に記載の制御バルブ。
  3. 前記第1軸支持壁及び前記第2軸支持壁のうち、少なくとも一方の軸支持壁には、前記大気開放部の周囲を取り囲む規制壁が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御バルブ。
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