JP6076235B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車用冷却水の流量制御に供する流量制御弁に関する。
例えば自動車用冷却水の流量制御に適用される従来の流量制御弁としては、例えば以下の特許文献1に記載されたようなものが知られている。
すなわち、この流量制御弁は、ラジエータに接続される第1排出口と暖房熱交換器に接続される第2排出口とオイルクーラに接続される第3排出口とが軸方向に沿って並列に設けられた円筒状のハウジングと、該ハウジング内に回転自在に支持され、その回転位置(位相)に応じて前記各排出口との重合状態が変化する第1〜第3開口部を有する筒状の弁体と、から構成され、電動モータにより車両運転状態に応じて前記弁体の回転位置が制御されることで、冷却水の分配先及び流量を制御する。
特表2010−507762号公報
しかしながら、前記従来の流量制御弁では、前記弁体の外周面の全体が同一の回転半径となるように構成されているため、ハウジングと弁体の径方向間をシールするシール部材が、その回転位置におけるシール性の要否にかかわらず、弁体に対して均等に弾接する結果、シールが不要な範囲において、弁体の駆動トルクの損失を招来してしまうという問題があった。
本発明は、かかる技術的課題に鑑みて案出されたもので、弁体の駆動トルクの損失を低減し得る流量制御弁を提供することを目的としている。
本発明は、横断面ほぼ円形の弁体収容部に設けられ、流体の導入又は排出に供する主連通口と、前記弁体収容部と径方向から連通して当該弁体収容部内の流体の導入又は排出に供する複数の連通口とを有するハウジングと、前記ハウジング内に回転自在に支持され、その回転位置に応じて前記各連通口との重合状態が変化する複数の開口部を有するほぼ筒状の弁体と、前記各連通口に径方向から嵌挿され、それぞれ前記弁体の外周面に摺接することで前記ハウジングと前記弁体との径方向間をシールするほぼ筒状のシール部材と、前記弁体を駆動制御するアクチュエータと、を備え、前記弁体の回転軸から前記シール部材の摺接面までの回転半径が、前記弁体のうち前記各開口部が形成されていない周方向領域よりも前記各開口部が形成された周方向領域において小さくなるように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、シール性を要する非開口領域と比べてシール性を要しない開口領域の回転半径を小さく設定したことによって、当該シール性を要しない開口領域におけるシール部材の弾接力を低減できる結果、かかるシール部材の弾接力に基づく弁体の駆動トルクの損失を最小限に抑えることができる。
本発明に係る流量制御弁を適用した自動車用冷却水の循環系のシステム構成図である。 本発明に係る流量制御弁の正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2に示すフェールセーフ装置の縦断面図である。 図2に示す弁体を単体で表示した斜視図であって、(a)及び(b)はそれぞれ別の視点から見た状態を示す図である。 図3のC−C線断面図である。 本発明に係る流量制御弁の作動状態の説明する図であって、(a)は第2排出口のみが連通した状態、(b)は全ての排出口が非連通となる状態、(c)は第1排出口のみが連通した状態、(d)は第1、第2排出口が連通した状態、(e)は全ての排出口が連通した状態を示す弁体収容部の展開図である。 弁体とシール部材との摺接状態を表した図であって、(a)はシール部材と非開口領域との摺接状態、(b)はシール部材と開口領域との摺接状態を示す図4の要部拡大相当図である。 本発明に係る流量制御弁の第2実施形態を表した図5に相当する縦断面図である。
以下、本発明に係る流量制御弁の各実施形態を図面に基づき説明する。なお、下記各実施形態では、本発明に係る流量制御弁を従来と同様の自動車用冷却水(以下、単に「冷却水」と略称する。)の循環系に適用したものを例に説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図9は本発明に係る流量制御弁の第1実施形態を示し、この流量制御弁CVは、図1に示すように、エンジンEGのシリンダヘッドCHの側部に配設され、ウォータポンプWPによって加圧され前記シリンダヘッドCH内を通流した冷却水を、第1〜第3配管L11〜L13を介して暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRD側へとそれぞれ分配すると共に、その各流量を制御するものであって、図2、図3に示すように、前記シリンダヘッドCHへの反取付側となる一端側に幅方向へと延出する横断面長円状の減速機構収容部14が形成され、該減速機構収容部14の幅方向一端側に偏倚するかたちでその内側面にほぼ円筒状の弁体収容部13が接続されてなるハウジング1と、前記弁体収容部13と前記減速機構収容部14の間に挿通配置され、前記両部13,14間に配設された軸受6によって回転自在に支持された回転軸2と、該回転軸2の一端部に一体回転可能に取付固定され、前記弁体収容部13内において回転自在に収容されたほぼ円筒状の弁体3と、前記弁体収容部13に対し並列に、かつ、その出力軸4bが前記減速機構収容部14の幅方向他端側の内部へと臨むようなかたちで当該減速機構収容部14の内側面に取付固定され、前記弁体3を駆動する電動モータ4と、該電動モータ4の出力軸4bと前記回転軸2との間に介装され、電動モータ4の出力軸4bの回転速度を減速して回転軸2へと伝達する減速機構5と、から主として構成されている。
前記ハウジング1は、アルミニウム合金材料により鋳造されてなるもので、主として前記弁体収容部13を構成する第1ハウジング11と、主として前記減速機構収容部14を構成する第2ハウジング12と、から構成され、当該両ハウジング11,12がその外周縁部に嵌着されるコ字形状の複数のクリップ7によって挟持固定されている。
前記第1ハウジング11は、その一端側に、前記シリンダヘッドCH内と連通して当該シリンダヘッドCH内から冷却水を導入する主連通口である導入口10が開口形成され、その外周域に設けられる第1フランジ部11aを介して前記シリンダヘッドCHに取付固定される。また、この第1ハウジング11の他端側は、前記減速機構収容部14を隔成する端壁11bによって閉塞されると共に、当該端壁11bと一体に構成される第2フランジ部11cを介して前記第2ハウジング12と接合される。なお、前記端壁11bのうち幅方向一端側の領域には、前記回転軸2を挿通支持する軸挿通孔11dが貫通形成され、他端側の領域には、前記電動モータ4の内端部(出力軸4b側の端部)が嵌挿保持されるモータ嵌挿孔11eが貫通形成されている。
前記弁体収容部13は、図1〜図4に示すように、その外周部に、それぞれ異なった所定の内径に設定され、前記第1〜第3配管L11〜L13との接続に供するほぼ円筒状の第1〜第3連通口である第1〜第3排出口E1〜E3が径方向に沿って突出形成されている。すなわち、前記暖房熱交換器HTと連通する中径状の第1排出口(第1吐出口)E1と、前記オイルクーラOCと連通する小径状の第2排出口(第2吐出口)E2と、が弁体収容部13の軸方向に沿って並列に隣設され、前記第1排出口E1が端壁11b側、前記第2排出口E2が導入口10側に、それぞれ偏倚して設けられている。一方で、前記ラジエータRDと連通する大径状の第3排出口(第3吐出口)E3は、前記第1、第2排出口E1,E2とは異なる周方向位置であって、軸方向において当該第1、第2排出口E1,E2と重合するように設けられている。
前記第1〜第3排出口E1〜E3には、各基端側(弁体収容部13側)に、それぞれほぼ円筒状の第1〜第3シール部材S1〜S3が摺接可能に弾装されていて、これら各シール部材S1〜S3が弁体3の外周面(後述の第1〜第3軸方向領域X1〜X3)と弾接(摺接)することによって、当該各排出口E1〜E3と弁体3の外周面との間を液密にシールすることが可能となっている。
具体的には、前記第1〜第3排出口E1〜E3の各基端側が、それぞれ段差状に拡径されることにより、第1〜第3シール部材S1〜S3を収容保持する第1〜第3シール保持部E1a〜E3aとして構成され、これら第1〜第3シール保持部E1a〜E3aと第1〜第3シール部材S1〜S3との軸方向間に付勢部材たる第1〜第3コイルスプリングSP1〜SP3が介装されることによって、これら第1〜第3コイルスプリングSP1〜SP3のばね力に基づいて第1〜第3シール部材S1〜S3が弁体3側へと常時付勢される構成となっている。
なお、前記第1〜第3シール部材S1〜S3は、前記弁体3との摺接面たる先端面に、いわゆるフッ素系樹脂加工など、弁体3との摩擦抵抗を低減しうる低摩擦被膜が形成されていて、かかる低摩擦被膜により弁体3との摺動抵抗が低減され、電動モータ4の消費電力の低減化に供されている。
また、前記第1〜第3排出口E1〜E3の先端側には、前記図示外の各配管との接続に供するほぼ円筒状の第1〜第3アダプタA1〜A3を収容保持する第1〜第3アダプタ保持部E1b〜E3bが設けられ、これら各アダプタ保持部E1b〜E3bの段部にそれぞれ突き当てるかたちで前記各アダプタA1〜A3が嵌挿されることで、これら各アダプタA1〜A3が前記各アダプタ保持部E1b〜E3bの内周面に圧入固定されている。
なお、前記第1〜第3アダプタA1〜A3は、いずれも同形状に形成されてなるもので、前記各アダプタ保持部E1b〜E3b内に圧入固定される第1〜第3被保持部A1a〜A3aと、第1〜第3配管L11〜L13の取付固定に供する第1〜第3配管取付部A1b〜A3bと、から構成されている。かかる構成から、前記各配管L11〜L13は、ゴム材料等からなる可撓性を有するものであって、いずれも前記各配管取付部A1a〜A3aに外嵌された状態で各外周面に巻回される図示外のバンド部材によって締結される。
また、前記第1ハウジング11における第3排出口E3の側部には、電気系の失陥時など弁体3を駆動できない非常時に弁体収容部13と第3排出口E3とを連通可能にするフェールセーフ装置20が設けられ(図2参照)、当該弁体3の不動状態であっても、ラジエータRDに対しては冷却水の供給を確保することで、エンジンEGのオーバーヒートを防ぐことが可能となっている。このフェールセーフ装置20は、図2、図5に示すように、主としてサーモエレメント21、弁プレート部材22、コイルスプリング23及びプラグ24により構成されてなるもので、周知のワックス・ペレット型などのサーモスタットと同様の原理で作動するものである。
具体的には、第1ハウジング11における第3排出口E3の側部に、外端側となる一端側が外部に開口し、他端側に弁体収容部13と連通する流入孔15aが貫通形成された円筒状のバルブ収容部15が隣設されると共に、該バルブ収容部15の側部に、前記第3排出口E3と連通する流出孔15bが貫通形成されている。前記バルブ収容部15の一端側開口部は前記プラグ24によって閉塞され、当該バルブ収容部15の他端側には、前記流出孔15bよりも内端側の軸方向位置に、段差状に縮径形成されたサーモ収容部15cが設けられていて、該サーモ収容部15c内に、前記サーモエレメント21が収容配置されている。
そして、前記サーモ収容部15cの流出孔15b側の開口を閉塞するように前記弁プレート部材22が配置されると共に、この弁プレート部材22とプラグ24との間にコイルスプリング23が弾装され、所定温度を超えると前記サーモエレメント21内部に充填されたワックスが膨張することによってロッド21aが突出作動し、これによって弁プレート部材22がコイルスプリング23の付勢力に抗して押し退けられることで、前記流入孔15aと流出孔15bとが連通するようになっている。なお、かかる温度上昇のほか、冷却水の圧力が所定圧力を超えた場合にも、弁プレート部材22がコイルスプリング23の付勢力に抗して押し退けられることにより、前記流入孔15aと流出孔15bとが連通するようになっている。
前記第2ハウジング12は、図2、図3に示すように、前記第1ハウジング11と対向する一端側が開口する横断面コ字状に形成されてなるもので、この開口部が前記第2フランジ部11cの外周縁に立設された凸部と嵌合することによって第1ハウジング11と接続され、前記減速機構収容部14が構成されるようになっている。なお、前記両ハウジング11,12の接合に際しては、前記第1ハウジング11の凸部と前記第2ハウジング12の開口部との間に環状のシール部材SLが介装されることによって、減速機構収容部14内が液密に保持される構成となっている。
前記回転軸2は、その軸方向中間部に設けられる軸受部2aを介して前記軸挿通孔11d内に収容配置される前記軸受6によって回転自在に支持される。また、この回転軸2の一端部は、前記軸受部2aとほぼ同径に設定されて前記弁体3の取付固定に供する弁体取付部2bとして構成されると共に、他端部が、前記軸受部2aに対し比較的小径に形成されて前記減速機構5のうち後述する第3ギヤG3の取付固定に供するギヤ取付部2cとして構成されている。
さらに、前記軸受部2aと前記弁体取付部2bの間は、段差状に拡径した大径状のシール部2dとして構成され、このシール部2dの外周には1対の第1、第2シールリングR1,R2が直列に配設され、これら両シールリングR1,R2によって、弁体収容部13内の冷却水の減速機構収容部14内への流入が抑止されている。なお、この際、前記各シールリングR1,R2についても、それぞれの外周面に、前記フッ素系樹脂加工、すなわちハウジング1との摩擦抵抗を低減しうる低摩擦被膜が形成されることで、ハウジング1との摺動抵抗が低減され、電動モータ4の消費電力の低減化に供されている。
また、前記シール部2dにおける第1、第2シールリングR1,R2間は、第1ハウジング11の軸挿通孔11dに対して径方向に貫通形成されたドレン孔11fに臨むように構成されていて、該ドレン孔11fによって、弁体収容部13側から第1シールリングR1によるシール部を超えて第1、第2シールリングR1,R2間に漏出してしまった冷却水を、外部へと排出させることが可能となっている。
前記弁体3は、図3、図4、図6及び図7に示すように、その軸方向一端が、前記第1ハウジング11の導入口10からの冷却水をその内周側空間内に取り込む流入口3aとして開口形成され、他端が端壁3bによって閉塞されている。そして、この弁体3の軸心に相当する端壁3bの中央部には、前記回転軸2への取付に供するほぼ筒状の軸固定部3cが軸方向に沿って貫通形成され、この軸固定部3cに一体に設けられる金属製のインサート部材3dを介して回転軸2の弁体取付部2b外周に圧入固定されるようになっている。
また、前記弁体3は、約180°の角度範囲内で回動することによって機能するもので、その軸方向及び周方向の各領域に応じて異形に形成されている。すなわち、この弁体3の前記第1、第2排出口E1,E2に臨む第1半周領域D1では、その軸方向一端側(端壁3b側)の領域(第1軸方向領域X1)の前記第1排出口E1の軸線と交差する軸方向位置(第1軸方向位置P1)に、軸方向において第1排出口E1と完全に重合するような軸方向幅に設定された長孔形状の第1開口部M1が周方向に沿って設けられ、その軸方向他端側(導入口10側)の領域(第2軸方向領域X2)の前記第2排出口E2の軸線と交差する軸方向位置(第2軸方向位置P2)に、軸方向において第2排出口E2と完全に重合するような軸方向幅に設定された円形状の第2真円開口部M2a及び長孔形状の第2長円開口部M2bによって構成される、第2開口部M2が設けられている。一方、前記弁体3の前記第3排出口E3に臨む第2半周領域D2では、その軸方向中間部の領域(第3軸方向領域X3)の第3排出口E3の軸線と交差する軸方向位置(第3軸方向位置P3)に、第3排出口E3と完全に重合する円形状の第3開口部M3が設けられている。
ここで、前記弁体3では、前記第1〜第3開口部M1〜M3のうち、第1、第2開口部M1,M2と第3開口部M3とが軸方向に重合するように構成されている。かかる重合構造により、弁体3を軸方向に小型化でき、これによって弁全体のコンパクト化を実現している。特に、本実施形態の場合には、比較的軸方向幅の小さい第1開口部M1と第2開口部M2が軸方向に並列に配置され、相対的に軸方向幅の最も大きい第3開口部M3が第1、第2開口部M1,M2に対し軸方向において重合する構成となっていることで、前記コンパクト化がより効率的に実現されている。
また、前記弁体3では、その外周面たる第1〜第3軸方向領域X1〜X3が縦断面ほぼ球面状となる第1〜第3曲面として構成されている。かかる球面状構造により、当該各曲面に対する前記円筒状の各シール部材S1〜S3の接触線圧の均一化が図られ、これら両者間の良好な密着性が確保される結果、当該各曲面(後述する第1〜第3シール凸面GS1〜GS3)上における冷却水のリークを最小限に抑えることが可能となっている。
さらに、前記弁体3においては、第1〜第3曲面のうち、第1〜第3開口部M1〜M3が形成された周方向領域(以下、「開口領域」と略称する。)OAが、前記各開口部M1〜M3が形成されていない周方向領域(以下、「非開口領域」と略称する。)CAに対し、弁体3の回転軸線Zから第1〜第3シール部材S1〜S3との摺接面までの距離(以下、「回転半径」と呼称する。)が相対的に小さくなるように構成されている。
すなわち、前記弁体3において、前記開口領域OAにおける第1〜第3曲面には、それぞれ第1〜第3シール部材S1〜S3の摺接する部分を凹状に形成してなる第1〜第3シール凹面ES1〜ES3が切欠形成されていて、これら各シール凹面ES1〜ES3における回転半径CE(図3中の破線に相当)が、前記非開口領域CAにおける第1〜第3シール凸面GS1〜GS3の回転半径CG(図3中の実線に相当)よりも小さくなるように構成されている。
換言すれば、前記弁体3では、前記各シール凹面ES1〜ES3の回転半径CEがそれぞれ前記各シール凸面GS1〜GS3の回転半径CGよりも小さくなるように構成されることによって、前記各シール凹面ES1〜ES3では、前記両回転半径CE,CGの差分だけ前記各コイルスプリングSP1〜SP3の伸張量が大きくなる結果、前記各シール凸面GS1〜GS3と比べて前記各コイルスプリングSP1〜SP3のばね力が小さくなるように構成されている。
そして、かかる回転半径CE,CGの相違により前記両領域OA,CA間に形成される段差部では、前記各シール面ES1〜ES3,GS1〜GS3同士が、それぞれ滑らかな曲面、例えば断面がほぼ円弧状の曲面やインボリュート曲線状の曲面をもって接続されている。このように、前記両領域OA,CA間の段差部が上述のような滑らかな曲面でもって接続されることにより、当該段差部における前記各シール部材S1〜S3の円滑な摺接による弁体3の円滑な摺動が確保されている。
また、前記弁体3は、前記第1〜第3軸方向領域X1〜X3がそれぞれ球面形状となるように構成されていることで、前記各半周領域D1,D2の境界部には、それぞれ被規制部としての段差部3e,3eが形成されている。そして、この段差部3e,3eは、弁体3の回動に伴って弁体収容部13の内周に突設された規制部13aと当接することにより当該弁体3の回転角度又は回転範囲を規制し、電動モータ4の回転位置制御に係る当該回転位置の基準設定に供している。このように、弁体3の回転角度範囲の規制に際し、前記各軸方向領域X1〜X3を球面状に構成することによって必然的に形成される段差部3e,3eを利用することで、弁体3について別途追加工をすることなく当該弁体3の回転角度範囲を規制することが可能となり、弁体3の良好な生産性の確保や、当該規制部を別途設けることによる弁体3の大型化の抑制にも供される。
前記電動モータ4は、図3に示すように、その外装たるモータハウジング4aの内端部(出力軸4b側の端部)が前記モータ嵌挿孔11eへと嵌挿されることで、第1ハウジング11に取付固定されている。そして、この電動モータ4は、車載の電子コントローラ(ECU)8により駆動制御され、車両運転状態に応じて前記弁体3を回動制御することにより、前記ラジエータRD等に対しての冷却水の適切な分配を実現する。
前記減速機構5は、電動モータ4の出力軸4bの外周に一体回転可能に固定され、その外周に所定の第1歯部G1aが形成された円形状の駆動ギヤである第1ギヤG1と、第1ハウジング11の幅方向中間位置に回転自在に支持される支持軸9の外周に一体回転可能に固定され、その外周に前記第1歯部G1aと噛合可能な所定の第2歯部G2aが形成された円形状の中間ギヤである第2ギヤG2と、前記回転軸2のギヤ取付部2cの外周に一体回転可能に固定され、その外周に前記第2歯部G2aと噛合可能な所定の第3歯部G3aが形成されたほぼ半円形状の従動ギヤである第3ギヤG3と、によって構成されている。かかる構成から、前記第1ギヤG1により伝達される電動モータ4の駆動力に基づいて第2ギヤG2が回転駆動され、該第2ギヤG1により伝達される駆動力でもって第3ギヤG3が所定角度範囲で回動することとなる。
以下、本実施形態に係る流量制御弁の具体的な作動状態を、図8に基づいて説明する。なお、当該説明にあたって、図8では、弁体3の第1〜第3開口部M1〜M3については破線で示す一方、第1ハウジング11の第1〜第3排出口E1〜E3についてはハッチングを施し、当該両者E1〜E3,M1〜M3が連通した状態を塗り潰して表示することにより、便宜上、前記各排出口E1〜E3と前記各開口部M1〜M3の相対的な識別を図っている。
すなわち、前記流量制御弁においては、車両運転状態に基づいて演算され、出力される前記電子コントローラ8からの制御電流により電動モータ4が駆動制御されることで、前記車両運転状態に応じて前記排出口E1〜E3と前記各開口部M1〜M3の相対関係が以下の状態となるように、弁体3の回転位置(位相)が制御されることとなる。
図8(a)に示す第1状態では、第2開口部M2(M2a)のみが連通状態となって、第1、第3開口部M1,M3については非連通状態となる。よって、当該第1状態では、かかる連通状態に基づいて、第2排出口E2から第2配管L12を通じてオイルクーラOCに対してのみ冷却水が供給され、前記両者E2,M2をずらしてそれぞれの重合量を変化させることにより、その供給量を変化させることができる。
前記第1状態の後、図8(b)に示す第2状態では、第1〜第3開口部M1〜M3のいずれもが前記各排出口E1〜E3に対して非連通状態となる。これによって、当該第2状態では、暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDのいずれに対しても冷却水が供給されないこととなる。
前記第2状態の後、図8(c)に示す第3状態では、第1開口部M1のみが連通状態となり、第2、第3開口部M2,M3については非連通状態となる。よって、当該第3状態では、かかる連通状態に基づいて、第1排出口E1から第1配管L11を通じて暖房熱交換器HTに対してのみ冷却水が供給され、前記両者E1,M1をずらしてそれぞれの重合量を変化させることにより、その供給量を変化させることができる。
前記第3状態の後、図8(d)に示す第4状態では、第3開口部M3のみが非連通状態となって、第1、第2開口部M1,M2(M2b)については連通状態となる。よって、当該第4状態では、かかる連通状態に基づいて、第1、第2排出口E1,E2から第1、第2配管L11,L12を通じてそれぞれ暖房熱交換器HT及びオイルクーラOCに対して冷却水が供給され、当該両者E1〜E2,M1〜M2をずらしてそれぞれの重合量を変化させることにより、その供給量を変化させることができる。
前記第4状態の後、図8(e)に示す第5状態では、第1〜第3開口部M1〜M3のいずれもが前記各排出口E1〜E3に対して連通状態となる。よって、当該第5状態では、暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDのいずれに対しても冷却水が供給され、これら両者E1〜E3,M1〜M3をずらしてそれぞれの重合量を変化させることにより、その供給量を変化させることができる。
ここで、以上のような流量制御に際して、本実施形態に係る流量制御弁CVでは、前記各軸方向領域X1〜X3における弁体3の外周面につき、開口領域OAの回転半径CEが非開口領域CAの回転半径CGよりも小さく設定されていることによって、これら両回転半径CE,CGの差分だけ開口領域OAでの前記各コイルスプリングSP1〜SP3の伸張量が大きくなるため、当該開口領域OAにおける前記各コイルスプリングSP1〜SP3の付勢力、すなわち弁体3に対する前記各シール部材S1〜S3の弾接力(押圧力)が非開口領域CAよりも小さくなる。これにより、当該開口領域OAにおける弁体3の摺動抵抗を低減することが可能となって、弁体3の全周において前記各シール部材S1〜S3をほぼ均等に押圧していた従来の場合と比べて、弁体3の摺動抵抗に基づく当該弁体3の駆動トルクの損失の低減化に供される。
換言すれば、前記非開口領域CAでは、対応する機器HT,OC,RDへの冷却水の供給を遮断するため、前記各シール部材S1〜S3による高いシール性が要求される一方、前記開口領域OAでは、前記各シール部材S1〜S3によるシール範囲に関係なく前記各開口部M1〜M3を通じた冷却水供給が可能であるため、前記各シール部材S1〜S3による高いシール性は不要であるといえる。このように、高いシール性が要求されない開口領域OAでは、弁体3に対する前記各シール部材S1〜S3の弾接力(押圧力)を低減させることで、弁体3の全周において前記各シール部材S1〜S3をほぼ均等に押圧していた従来の場合と比べて、かかるシール部材S1〜S3の弾接力に基づく弁体3の駆動トルクの損失を最小限に抑えることができる。
加えて、上記回転半径CE,CGの相異構成により、弁体3の外周面のうち開口領域OAの前記各シール凹面ES1〜ES3の曲率については非開口領域CAの前記各シール凸面GS1〜GS3の曲率よりも小さくなるため、図9に示すように、非開口領域CAでは径方向外側位置Y1にあった前記各シール部材S1〜S3の摺接点を開口領域OAでは径方向内側位置Y2へと移動させることができる。このように、前記各領域OA,CAにおいて弁体3の外周面に対する前記各シール部材S1〜S3の摺接位置を変化させることで、これら各シール部材S1〜S3の摺接面の偏摩耗を抑制することが可能となり、当該各シール部材S1〜S3の耐久性の向上にも供される。
なお、上記実施形態では、前記各シール部材S1〜S3の付勢手段として、前記各コイルスプリングSP1〜SP3を用いたものを例に示したが、かかる構成に限定されるものではない。換言すれば、当該付勢手段としては、前記各コイルスプリングSP1〜SP3のほか、具体的な図示は省略するが、例えば板ばねなど、流量制御弁CVの仕様等に応じて、前記各シール部材S1〜S3を付勢可能なあらゆる付勢部材を適宜用いることができる。
〔第2実施形態〕
図10は、本発明に係る流量制御弁の第2実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る前記各シール部材S1〜S3の付勢手段の構成を変更したものである。なお、本実施形態においても、流量制御弁CVの基本構成は前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付すことにより、具体的な説明については省略する。
すなわち、本実施形態では、前記第1〜第3排出口E1〜E3の各基端側に、それぞれほぼ円筒状に形成された第1〜第3シール保持部材H1〜H3が圧入固定されると共に、これら第1〜第3シール保持部材H1〜H3の弁体3との対向端部内周縁に切欠形成された第1〜第3シール保持部H1a〜H3a内に、ほぼ円環状に形成されたゴム材料からなる第1〜第3シール部材S1〜S3が弁体3の外周面と摺接可能に弾装され、これら第1〜第3シール部材S1〜S3自体が付勢手段を兼ねた構成となっている。
このように、前記各シール部材S1〜S3を付勢する付勢手段については、当該各シール部材S1〜S3と一体に構成することも可能であり、かかる構成によっても前記第1実施形態と同様の作用効果が奏せられることは勿論、特に本実施形態の場合には、上述の一体化構造により、流量制御弁CVの構成部品を削減することができ、当該流量制御弁CVの組立作業性の向上にも供される。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば本発明の特徴とは直接関係しない電動モータ4から弁体3への駆動力の伝達手段(伝達経路)やハウジング1の形状などの細部の具体的構成は勿論、本発明の特徴に関係する、第1〜第3開口部M1〜M3の形状、数量及び配置(周方向位置)や、前記各領域OA,CAの回転半径CE,CGなどの具体的構成についても、前記作用効果を奏し得る形態であれば、例えば搭載する車両などの適用対象の仕様等に応じて自由に変更可能である。
また、本実施形態では、前記流量制御弁の適用の一例として、冷却水の循環系への適用例について説明したが、前記流量制御弁は、当該冷却水のみならず、例えば潤滑油など様々な流体について適用可能であることは言うまでもない。
以下、前記実施形態から把握される特許請求の範囲に記載した以外の技術的思想について説明する。
(a)請求項2に記載の流量制御弁において、
前記弁体における前記各開口部が形成されていない周方向領域と前記各開口部が形成された周方向領域とは、断面円弧状の曲面により接続されていることを特徴とする流量制御弁。
これにより、弁体に対するシール部材の滑らかな摺接を実現することができ、良好なシール性の確保に供される。
(b)前記(a)に記載の流量制御弁において、
前記シール部材の摺接面は、フッ素系樹脂材料によって形成されていることを特徴とする流量制御弁。
これにより、弁体に対するシール部材の摺接をより滑らかなものとすることができる。
(c)請求項2に記載の流量制御弁において、
前記滑らかな曲面は、インボリュート曲線に基づいて構成されることを特徴とする流量制御弁。
これにより、弁体に対するシール部材の滑らかな摺接を実現することができ、良好なシール性の確保に供される。
(d)請求項1に記載の流量制御弁において、
前記各開口部のうち少なくとも2つ以上の開口部が前記弁体の外周面において軸方向に並列配置され、
残余の開口部が前記2つ以上の開口部に対し前記弁体の外周上において異なる周方向位置であって少なくとも一部が軸方向に重合するように設けられたことを特徴とする流量制御弁。
これにより、弁体の全長を短縮化でき、弁全体の小型化に供される。
(e)前記(d)に記載の流量制御弁において、
前記主連通口は導入口であり、前記複数の連通口は排出口として構成されたことを特徴とする流量制御弁。
(f)前記(e)に記載の流量制御弁において、
前記複数の開口部は、第1〜第3開口部によって構成され、
前記第1〜第3開口部の開口面積は、前記第1開口部が最も大きく前記第1開口部が最も小さく設定されたことを特徴とする流量制御弁。
(g)前記(f)に記載の流量制御弁において、
前記第1開口部は暖房熱交換器と連通し、
前記第2開口部はオイルクーラと連通し、
前記第3開口部はラジエータと連通することを特徴とする流量制御弁。
(h)前記(g)に記載の流量制御弁において、
前記第1開口部は、長孔によって構成され、
前記第2開口部は、長孔及び円形孔によって構成され、
前記第3開口部は、円形孔によって構成されていることを特徴とする流量制御弁。
(i)請求項5に記載の流量制御弁において、
前記シール部材は、スプリングの弾性力に基づいて前記弁体と弾接することを特徴とする流量制御弁。
(j)前記(i)に記載の流量制御弁において、
前記スプリングは、板ばねによって構成されていることを特徴とする流量制御弁。
(k)請求項5に記載の流量制御弁において、
前記シール部材は、ゴム材料により形成され、該ゴム材料の弾性に基づいて前記弁体と弾接することを特徴とする流量制御弁。
1…ハウジング
3…弁体
4…電動モータ(アクチュエータ)
10…導入口(主連通口)
13…弁体収容部
E1〜E3…第1〜第3排出口(複数の連通口)
M1〜M3…第1〜第3開口部
S1〜S3…第1〜第3シール部材
OA…開口領域(開口部が形成された周方向領域)
CA…非開口領域(開口部が形成されていない周方向領域)
CE…開口領域におけるシール摺接部の回転半径
CG…非開口領域におけるシール摺接部の回転半径

Claims (5)

  1. 横断面ほぼ円形の弁体収容部に設けられる流体の導入又は排出に供する主連通口と、前記弁体収容部と径方向から連通して当該弁体収容部内の流体の導入又は排出に供する複数の連通口とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に支持され、その回転位置に応じて前記各連通口との重合状態が変化する複数の開口部を有するほぼ筒状の弁体と、
    前記各連通口に径方向から嵌挿され、それぞれ前記弁体の外周面に摺接することで前記ハウジングと前記弁体との径方向間をシールするほぼ筒状のシール部材と、
    前記弁体を駆動制御するアクチュエータと、
    を備え、
    前記弁体の回転軸から前記シール部材の摺接面までの回転半径が、前記弁体のうち前記各開口部が形成されていない周方向領域よりも前記各開口部が形成された周方向領域において小さくなるように構成されていることを特徴とする流量制御弁。
  2. 請求項1に記載の流量制御弁において、
    前記弁体の前記シール部材との摺接面は、前記各開口部が形成された周方向領域と前記各開口部が形成されていない周方向領域とが滑らかな曲面でもって接続されていることを特徴とする流量制御弁。
  3. 請求項2に記載の流量制御弁において、
    前記弁体の前記シール部材との摺接面は、ほぼ球面状に形成されていることを特徴とする流量制御弁。
  4. 請求項3に記載の流量制御弁において、
    前記弁体の前記シール部材との摺接面の曲率が、前記各開口部が形成されていない周方向領域よりも前記各開口部が形成された周方向領域において小さくなるように構成されていることを特徴とする流量制御弁。
  5. 横断面ほぼ円形の弁体収容部に設けられる流体の導入又は排出に供する主連通口と、前記弁体収容部と径方向から連通して当該弁体収容部内の流体の導入又は排出に供する複数の連通口とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に支持され、その回転位置に応じて前記各連通口との重合状態が変化する複数の開口部を有するほぼ筒状の弁体と、
    前記各連通口に径方向から嵌挿され、それぞれ前記弁体の外周面に摺接することで前記ハウジングと前記弁体との径方向間をシールするほぼ筒状のシール部材と、
    前記弁体を駆動制御するアクチュエータと、
    を備え、
    前記弁体の前記シール部材との摺接面において前記シール部材が前記弁体に付与する弾接力が、前記各開口部が形成されていない周方向領域よりも前記各開口部が形成された周方向領域において小さくなるように構成されていることを特徴とする流量制御弁。
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