JP6616142B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車用の内燃機関の冷却に用いられ、冷媒の流量制御に基づく流量制御弁及び冷却システムに関する。
自動車の内燃機関を冷却する冷媒の流量制御に係る従来の流量制御弁としては、例えば以下の特許文献1に記載されたようなものが知られている。
この流量制御弁は、ハウジングの周壁に開口形成された排出口に対し、前記ハウジングの内部に回動可能に支持されたロータの周壁に開口形成された開口部の重合状態が変化することにより、ラジエータやヒータ等の補機に供給する冷却水の分配が可能となっている。
さらに、前記流量制御弁では、前記ハウジングと前記ロータとの間に円筒状のシール部材を弾装することにより、前記排出口と前記開口部との連通を遮断可能とし、これによって閉弁時における止水機能が担保されている。
国際公開第2014/148126号
しかしながら、前記従来の流量制御弁では、前記シール部材を前記ロータに押圧する構成となっていたため、かかるシール部材の押圧構成がロータ回動時の摺動抵抗となって、ロータの駆動トルクが増大してしまう問題があった。
本発明は、かかる技術的課題に鑑みて案出されたものであって、弁体の駆動トルクを低減化し得る流量制御弁及び冷却システムを提供することを目的としている。
本発明は、とりわけ、内部に弁体収容部が設けられ、該弁体収容部と前記回路とを接続する導入口及び排出口を有するハウジングと、前記弁体収容部内に移動可能に収容され、その位置に応じて前記排出口との重合状態が変化する開口部を有する弁体と、前記弁体収容部内において前記ハウジングと前記弁体との間に設けられ、前記導入口と前記排出口とを常時連通可能にする隙間と、を備えた流量制御弁を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、一定の止水機能については開閉弁によって担保させ、流量制御弁のハウジングと弁体との間には隙間を設けて両者を非接触とすることで、一定の止水機能を確保しつつ、弁体の駆動トルクを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷却システムの回路図である。 図1に示す流量制御弁の分解斜視図である。 図1に示す流量制御弁の斜視図である。 図1に示す流量制御弁の断面図である。 図1に示す開閉弁の断面図であって、(a)は閉弁状態、(b)は開弁状態を表したものである。 本発明に係る流量制御弁の作動状態の説明する図であって、(a)は全ての排出口が非連通となる状態、(b)は第1排出口のみが連通した状態、(c)は第1、第2排出口が連通した状態、(d)は全ての排出口が連通した状態を示す弁体収容部の展開図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却システムの回路図である。 図7に示す流量制御弁の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る冷却システムの回路図である。 図9に示す流量制御弁の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る冷却システムの回路図である。 同実施形態の他例に係る流量制御弁の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る冷却システムの回路図である。 図13に示す流量制御弁の断面図である。 本発明の第6実施形態に係る冷却システムの回路図である。 図15に示す流量制御弁の閉弁状態を表した断面図である。 図15に示す流量制御弁の開弁状態を表した断面図である。 同実施形態の他例に係る流量制御弁の断面図である。
以下、本発明に係る冷却システム等の各実施形態を図面に基づき説明する。なお、下記の各実施形態では、本発明に係る冷却システム等を、従来と同様の自動車用冷却水(以下、単に「冷却水」と略称する。)の循環系に適用したものを例に説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第1実施形態を示す。まず、当該冷却システムを構成する冷却水の循環回路(以下、単に「回路」と略称する。)について説明する。
図1は、本発明に係る冷却システムを構成する冷却水の回路図を示す。
図示のように、この回路は、主たる冷却対象としての内燃機関あるエンジンEGの入口側に、冷却水を圧送することにより回路内の循環に供するウォータポンプWPが配置され、出口側に、後述する複数の補機である暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDに対して冷却水を分配制御する流量制御弁CVが配置されている。かかる構成より、説明の便宜上、最も水圧が高くなるウォータポンプWPの吐出口を当該回路の最上流と、最も水圧の低くなるウォータポンプWPの吸入側を当該回路の最下流と定義し、これを基に以下の説明を進める。
前記流量制御弁CVには、後述する導入口10に接続される導入通路L0を介してエンジンEG側から冷却水が導入され、後述する第1〜第3排出口E1〜E3に接続される第1〜第3配管L1〜L3を介して複数の熱交換器を含む補機としての暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDに供給される。そして、これら各補機HT,OC,RDを経由した冷却水はウォータポンプWPの手前で還流通路RLに合流し、該還流通路RLを介してエンジンEG側へと還流する。
また、前記導入通路L0には、冷却水をスロットルチャンバーTCへと直接導くバイパス通路BLが分岐形成され、このバイパス通路BLをもって、エンジンEG側から導かれた冷却水を常時スロットルチャンバーTCに供給可能となっている。これによって、該スロットルチャンバーTCの凍結防止が図られている。
さらに、前記ラジエータRDの下流側には、冷却水の温度に応じて開閉する開閉弁TVが配置され、この開閉弁TVによって、当該ラジエータRD側への冷却水の供給が制御されるようになっている。すなわち、前記開閉弁TVが閉弁した状態で、流量制御弁CVからラジエータRD側への冷却水の供給は制限され、当該開閉弁TVが開弁した状態で、流量制御弁CVから供給された冷却水がラジエータRDを通流し、該ラジエータRDにて冷却され、エンジンEG側へと還流するようになっている。
図2は流量制御弁CVの分解斜視図、図3は流量制御弁CVの外観を示す斜視図、図4は流量制御弁CVの縦断面図である。
図2〜図4に示すように、この流量制御弁CVは、後述する弁体3及び電動モータ4を収容する第1ハウジング11と後述する減速機構5を収容する第2ハウジング12とからなるハウジング1と、第1ハウジング11と第2ハウジング12とを隔成する第1ハウジング11の端壁11bに挿通配置され、該端壁11bに保持される軸受B1によって回転可能に支持された回転軸2と、該回転軸2の一端部に固定され、第1ハウジング11内に回転可能に収容されたほぼ円筒状の弁体3と、第1ハウジング11内にて弁体3と並列に配置され、弁体3の駆動制御に供する電動モータ4と、該電動モータ4のモータ出力軸4bと回転軸2との間に介装され、電動モータ4の回転速度を減速して伝達する減速機構5と、から主として構成されている。
前記第1ハウジング11は、アルミニウム合金材料によって鋳造されてなるもので、幅方向一端側に偏倚して弁体3を収容するほぼ筒状の弁体収容部13が軸方向一端側に向けて開口形成されると共に、該弁体収容部13に隣接するかたちで、幅方向他端側に偏倚して電動モータ4を収容するほぼ筒状のモータ収容部14が軸方向他端側に向けて開口形成され、前記弁体収容部13の一端側開口の外周域に延設される第1フランジ部11aを介して図示外のエンジンの側部に取付固定されている。
前記弁体収容部13は、前記一端側開口が図示外のエンジン内部と連通して該エンジン内部からの冷却水の導入に供する導入口10として構成され、該導入口10を通じて弁体3の内周側及び外周側にそれぞれ形成される内周側通路17及び外周側通路18に前記冷却水をそれぞれ導くようになっている。また、前記弁体収容部13の周壁には、所定の周方向位置に、前記第1〜第3配管L1〜L3(図1参照)と接続することで前記冷却水の排出に供するほぼ円筒状の複数の第1〜第3排出口E1〜E3が径方向に貫通形成されている。
ここで、この第1〜第3排出口E1〜E3のうち、暖房熱交換器HTと連通する中径状の第1排出口E1と、オイルクーラOCと連通する小径状の第2排出口E2と、が弁体収容部13の軸方向に並列に隣接して配置されると共に、前記第1、第2排出口E1,E2と、ラジエータRDと連通する大径状の第3排出口E3と、が弁体収容部13の軸方向において重合するように、換言すれば径方向にほぼ対向するかたちで配置されている。また、前記第1〜第3排出口E1〜E3の外端部には、それぞれ第1〜第3排出管P1〜P3が嵌挿され、該第1〜第3排出管P1〜P3を介して前記第1〜第3配管L1〜L3(図1参照)に接続されるようになっている。
前記第2ハウジング12は、第1ハウジング11と対向する一端側が弁体収容部13とモータ収容部14とに跨って該両収容部13,14を覆うように開口する凹状に形成され、該一端側開口の外周域に延設される第2フランジ部12aを介して第1ハウジング11の他端側に複数のボルトBTによって固定されることで、該第1ハウジング11の他端側との間に、減速機構5を収容する減速機構収容部15が形成されている。
前記回転軸2は、弁体収容部13の他端壁に相当する前記端壁11bに貫通形成された軸挿通孔11c内に収容配置される前記軸受B1によって回転可能に支持され、軸方向の一端部には弁体3が、他端部には後述する第2ギヤG2がそれぞれ一体回転可能に固定される。なお、この回転軸2の外周面と軸挿通孔11cの内端側開口縁との間にはそれぞれ環状のシール部材SL1,SL2が介装され、該両シール部材SL1,SL2の間には、外部と連通してシール部材SL1から漏れた冷却水や水蒸気を排出するドレイン孔11dが設けられている。ここで、図2中のSL1は、いわゆる液密シールであって、回路内の水圧を保持しつつ、弁体収容部13側から減速機構収容部15への冷却水の流入を抑制するものであり、同図中のSL2は、いわゆるダストシールであって、前記弁体収容部13側から流入する冷却水や水蒸気及びこれに混入するダストの侵入を抑制するものである。
前記弁体3は、所定の合成樹脂材料により一体に型成形され、軸方向一端側が、第1ハウジング11の導入口10より導入される冷却水の内周側通路17への流入に供する流入口3aとして開口形成され、他端が端壁3bによって閉塞されている。そして、この弁体3の軸心に相当する端壁3bの中央部には、前記回転軸2への取付に供する筒状の軸固定部3cが軸方向に沿って貫通形成され、該軸固定部3bの内周側に一体成形される金属製のインサート部材3dを介して回転軸2の一端部外周に圧入固定されるようになっている。
また、前記弁体3の周壁には、前記第1〜第3排出口E1〜E3と対向する軸方向位置に、これら各排出口E1〜E3とほぼ過不足なく重合する軸方向幅に設定された長孔形状の第1〜第3開口部M1〜M3が、周方向に沿って設けられている。なお、これら第1〜第3開口部M1〜M3の形状及び周方向位置については、弁体3の回動に伴って図6に示した後述する第1〜第4状態の順に前記第1〜第3排出口E1〜E3との連通状態が切り替わるように設定されている。
そして、前記弁体3は、かかる構成に基づいて、周方向約180°の所定の角度範囲内で回動し、前記各開口部M1〜M3と前記各排出口E1〜E3とが重合することによって前記各排出口E1〜E3の開閉が行われるようになっている。なお、かかる回動に際して、この弁体3は、一端部が前記導入口10に嵌着保持される軸受B2により回転支持され、前記軸受B1による回転軸2の軸支と合わせて両端側が支持され、これによって弁体3の安定した支持が確保されている。
また、前記弁体3は、軸方向全域においてほぼ同径となる平坦状の外周面を構成する円筒状に形成されている。この際、前記弁体3は、弁体収容部13の内径に対して若干小さい外径となるように構成され、ハウジング1(第1ハウジング11)と弁体3との間に導入口10と前記各排出口E1〜E3とを常時連通可能にする隙間Cを介在させる構成となっている。そして、かかる隙間Cによって、第1ハウジング11の内周面と弁体3の外周面との間に前記外周側通路18が画成され、この外周側通路18を介して導入口10から導入された冷却水が前記各排出口E1〜E3へと直接流入することが可能となっている。換言すれば、前記隙間Cが介在することで、弁体3と弁体収容部13とが摺動しない構成となっている。
前記電動モータ4は、モータ本体4aがモータ収容部14内へと嵌挿されることによって、第1ハウジング11に取付固定されている。そして、この電動モータ4は、車載の電子コントローラ(図示外)によって駆動制御され、車両運転状態に応じて前記弁体3を回動制御することにより、前記ラジエータRD等に対しての冷却水の適切な分配を実現する。
前記減速機構5は、電動モータ4の出力軸4bに一体回転可能に固定され、その外周側に所定の第1歯部G1aが形成された小径状の駆動ギヤである第1ギヤG1と、回転軸2の他端部に一体回転可能に固定され、その外周側に所定の第2歯部G2aが形成された大径状の従動ギヤである第2ギヤG2と、前記第1ギヤG1と前記第2ギヤG2と間に介装され、その外周側に前記第1ギヤG1に噛合する大径歯部G3aと前記第2ギヤG2に噛合する小径歯部(図示外)とが隣接して一体に形成された中間ギヤである第3ギヤG3と、から構成されている。かかる構成から、前記第1ギヤG1により伝達される電動モータ4の駆動力によって第3ギヤG3が回転駆動され、該第3ギヤG3により伝達される駆動力によって第2ギヤG2が所定角度範囲で回動することとなる。
なお、本実施形態では、前記減速機構5を、前記第1〜第3ギヤG1〜G3からなる平歯車によって構成したが、より大きな駆動トルクを確保したい場合には、当該減速機構5を、例えばウォームギヤなど、他の形式の歯車によって構成することも可能である。
図5は開閉弁TVの縦断面図を示し、同図中の(a)は閉弁状態、同図中の(b)は開弁状態を表している。
図5に示すように、この開閉弁TVは、前記還流通路RLと第3配管L3とを連通する連通口26を構成するほぼ筒状の流路構成部材であるバルブボディ21と、該バルブボディ21の内端側に感温通路である還流通路RLへと臨むように収容され、該還流通路RLを流れる冷却水の温度が所定温度を超えると内部充填された図示外のワックスが膨張することで移動部材であるロッド22aが開弁方向へ進出するように構成された感温部材であるサーモエレメント22と、該サーモエレメント22のロッド22aに固定され、前記連通口26の開閉に供する弁部材23と、該弁部材23と対向するかたちで設けられ、バルブボディ21の外端部(後述するアーム部21bの支持片部21c)に支持されるほぼ円板状のリテーナ部材24と、該リテーナ部材24と弁部材23との間に所定の予圧をもって弾装され、弁部材23を閉弁方向へと付勢するコイルスプリング25と、から主として構成されている。
前記バルブボディ21は、ほぼ段差径状を呈し、前記サーモエレメント22の収容保持に供する小径状のボディ本体21aと、該ボディ本体21aの外端側における周方向所定位置に突設され、前記リテーナ部材24の支持に供する複数のアーム部21bと、を備える。そして、前記各アーム部21bの先端部には、ほぼ爪状に構成された支持片部21cが径方向内側へと曲折形成されていて、該各支持片部21cに前記リテーナ部材24が支持される構成となっている。
前記弁部材23は、前記サーモエレメント22のロッド22aとの固定に供する芯金23aと、該芯金23aの外周縁部を覆うように設けられ、閉弁時におけるバルブボディ21との密着性の向上に供するゴム製の被覆23bと、を備える。そして、この弁部材23の被覆23bがボディ本体21aの外端開口縁に離着座することで、前記連通口26が開閉されるようになっている。
このようにして、冷却水温が所定温度未満である通常状態では、コイルスプリング25の付勢力でもって弁部材23の被覆23bが連通口26の外側孔縁に圧接することにより閉弁状態が維持される。一方、冷却水温が所定温度以上となる高温状態になると、前記サーモエレメント22内のワックスが膨張して前記コイルスプリング25の付勢力に抗してロッド22aと共に弁部材23が外端側へと後退移動することにより開弁され、図示外の流入孔と前記連通口26とが連通することとなって、第3配管L3より導かれた冷却水が還流通路RLを通じてエンジンEG(ウォータポンプWP)側へと還流されることとなる。
図6は流量制御弁CVの作動状態を表した、弁体3と弁体収容部13の連通状態を示す展開図である。なお、同図では、弁体3の第1〜第3開口部M1〜M3については破線で示す一方、第1ハウジング11の第1〜第3排出口E1〜E3についてはハッチングを施して表示し、これら両者E1〜E3,M1〜M3が重合し連通した状態を塗り潰して表示することによって、便宜上、前記各排出口E1〜E3と前記各開口部M1〜M3との相対的な識別を図るものとする。
すなわち、前記流量制御弁CVは、車両の運転状態に基づいて演算及び出力される前記図示外の電子コントローラからの制御電流によって電動モータ4が駆動制御されることにより、前記車両運転状態に応じて前記排出口E1〜E3と前記各開口部M1〜M3との相対関係が以下の状態となるように、弁体3の回転位置(位相)が制御されることとなる(図4参照)。
図6(a)に示す第1状態では、第1〜第3開口部M1〜M3のいずれもが前記各排出口E1〜E3に対して非連通の状態となる。これにより、当該第1状態では、暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDのいずれに対しても冷却水が供給されないこととなる。
前記第1状態の後、図6(b)に示す第2状態では、第1開口部M1のみが連通状態となり、第2、第3開口部M2,M3については非連通状態となる。これにより、当該第2状態では、かかる連通状態に基づいて、第1排出口E1から第1配管L1を通じて暖房熱交換器HTに対してのみ冷却水が供給され、第1排出口E1と第1開口部M1との重合量に基づいてその供給量が変化することとなる。
前記第2状態の後、図6(c)に示す第3状態では、第3開口部M3のみが非連通状態となり、第1、第2開口部M1,M2については連通状態となる。これにより、当該第3状態では、かかる連通状態に基づいて、第1、第2排出口E1,E2から第1、第2配管L1,L2を通じてそれぞれ暖房熱交換器HT及びオイルクーラOCに対して冷却水が供給され、第1、第2排出口E1〜E2と第1、第2開口部M1〜M2との重合量に基づいてその供給量が変化することとなる。
前記第3状態の後、図6(d)に示す第4状態では、第1〜第3開口部M1〜M3がそれぞれ第1〜第3排出口E1〜E3に対して連通状態となる。これにより、かかる第4状態では、暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRDのいずれに対しても冷却水が供給され、第1〜第3排出口E1〜E3と第1〜第3開口部M1〜M3との重合量に基づいてその供給量が変化することとなる。
以下、本実施形態に係る冷却システム等の特徴的な作用効果について、図4、図5に基づいて説明する。
すなわち、前記従来の冷却システムでは、流量制御弁のハウジング(各排出口)と弁体との径方向間にシール部材を弾装し、該シール部材を弁体へと押圧することで閉弁時の液密性を確保していた。このため、当該シール部材の押圧構成が弁体の回動時の摺動抵抗となってしまい、その結果、弁体の駆動トルクが増大してしまう問題があった。
これに対して、本実施形態に係る冷却システムによれば、図4に示すように、前記従来の流量制御弁のシール部材を廃止し、ハウジング1(第1ハウジング11)と弁体3との間(径方向間)に、導入口10と前記各排出口E1〜E3とを常時連通可能にする隙間Cを設けたことで、第1ハウジング11と弁体3とが常時非接触となって、弁体3の駆動トルクを低減することができる。
換言すれば、弁体3の外周面と弁体収容部13の内周面との間に該両者3,13が摺動させない前記隙間Cを設けたことで、第1ハウジング11と弁体3とが常時非接触となって、弁体3の駆動トルクを低減することができる。
その結果、前記電動モータ4の小型化が可能となり、流量制御弁CVの小型化に供される。或いは、前記各ギヤG1〜G3を平歯車で構成するなど、前記減速機構5の簡素化に供される。
特に、本実施形態では、前述したように、前記第1〜第3ギヤG1〜G3をいずれも平歯車により構成したことから、流量制御弁CVをはじめとする冷却システム構成のコスト低減を図ることができる。
さらに、前記流量制御弁CVでは、前記両軸受B1,B2により弁体3の軸方向両端側を軸支する構成としたことから、従来のような排出口近傍のシール部材を廃止しても、弁体3の安定した回転支持を確保することが可能となっている。
また、前記隙間Cを設けたことで、導入口10より導入された冷却水が当該隙間Cを通じて前記各排出口E1〜E3に直接流入することとなるため、前記従来の冷却システムのような完全な止水機能の確保は困難となる。
ところが、本実施形態では、図5に示すように、ラジエータRDの下流側に前記開閉弁TVを別途設けたことから、該開閉弁TVによって、前記隙間Cを通じて第3排出口E3へと直接流入した冷却水の排出が遮断可能となり、一定の止水機能を確保することができる。
特に、本実施形態では、前記開閉弁TVの開閉制御にあたって、感温部材であるサーモエレメント22を採用したことにより、比較的簡素な構造でもって冷却水の温度に応じた弁開閉を実現することができる。なお、前記感温部材として、本実施形態ではサーモエレメント22を例示して説明したが、当該構成に限定されるものではなく、例えば形状記憶合金など、冷却水温に応じて変形することによって弁開閉可能なものであれば、いかなる構成も採用可能である。
また、前記感温部材であるサーモエレメント22の配置に際しても、本実施形態では、当該サーモエレメント22を弁体3の外部となる前記還流通路RLに臨むように配置し、当該サーモエレメント22の変形に基づいて開閉弁TVを開閉する構成としたため、該開閉弁TVのレイアウト性が向上するメリットがある。
加えて、前記開閉弁TVの開閉制御手段についても、前記感温部材(サーモエレメント22)の変形を利用して弁体3を開閉する機械的手段のみならず、例えば制御信号により弁体の開閉を行う電磁弁など電磁的手段を用いてもよい。この場合、前記感温部材を用いる場合と比べて、エンジンEGの状態に応じたより柔軟な作動を確保することができる。
〔第2実施形態〕
図7、図8は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第2実施形態を示したものであり、前記第1実施形態に係る開閉弁TVの配置を変更したものである。なお、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様の構成については、該第1実施形態と同一の符号を付すことで、具体的な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、前記開閉弁TVが第3排出口E3と第3排出管P3との接続部内において該両者E3,P3間に跨るかたちで収容配置されることにより、当該開閉弁TVが流量制御弁CVと一体的に設けられている。
より具体的には、前記バルブボディ21のボディ本体21aが第3排出口E3に嵌挿され、当該バルブボディ21によって構成される開閉可能な前記連通口26が第3排出口E3として構成されている。
また、前記第1ハウジング11には、弁体収容部13とバイパス通路BLとを直接連通する連通路16が、第3排出口E3からバイパスするかたちで穿設され、弁体収容部13内の冷却水の一部が前記バイパス通路BLへと常時流出するような構成となっている。
ここで、前記開閉弁TVは、サーモエレメント22が前記連通路16に臨むように配置され、該連通路16を通流する冷却水の温度に応じてサーモエレメント22内のワックスが膨張することによって開弁して、前記第3排出口E3からの排出(ラジエータRD側への給水)を許容するようになっている。
以上のような構成から、本実施形態では、特に前記開閉弁TVを流量制御弁CVと一体的に構成したことで、前記回路中における配管等の切断を伴うことなく、当該開閉弁TVを配置できるメリットがある。
〔第3実施形態〕
図9、図10は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第3実施形態を示したものであり、前記第2実施形態に係る流量制御弁CVの構成を変更したものである。なお、本実施形態でも、前記第2実施形態と同様の構成については、該第2実施形態と同一の符号を付すことで、具体的な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、比較的小径の第1排出口E1と弁体3との間に、ほぼ円筒状のシール部材Sxが介装されている。このシール部材Sxは、当該シール部材Sxと第1排出管P1との間に弾装されたスプリングSPの付勢力でもって弁体3の外周面に常時押圧され、当該シール部材Sxの先端面が弁体3の外周面に摺接することにより、閉弁時における第1排出口E1からの冷却水の流出が抑制されている。
以上のような構成から、本実施形態によれば、比較的大径な第3排出口E3については開閉弁TVによって排出制御しつつ、比較的小径な第1排出口E1についてはシール部材Sxによって排出制御することで、従来よりも弁体3の駆動トルクを低減しつつ、所定の給水制御対象(本実施形態では暖房熱交換器HT)に対する液密性を確保することができる。
換言すれば、弁体3の駆動トルクの低減化と、給水制御対象に対する液密性の確保との両立を図ることができる。
〔第4実施形態〕
図11は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第4実施形態を示したものであり、前記第1実施形態に係る流量制御弁CVの配置を変更したものである。なお、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様の構成については、該第1実施形態と同一の符号を付すことで、具体的な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、流量制御弁CVをウォータポンプWPの吐出側であるエンジンEGの下流側に配置した前記第1実施形態とは反対に、前記流量制御弁CVを吸入側であるウォータポンプWPの上流側に配置し、前記開閉弁TVをエンジンEGの下流側に配置したものである。
このように、前記回路において冷却水の水圧が最も低くなる最下流側に流量制御弁CVを配置することにより、該流量制御弁CVに作用する冷却水の水圧の影響を最小限に抑えることができる。その結果、流量制御弁CVの構成部品の耐圧性を低く設定することが可能となり、該流量制御弁CVの製造コストの低廉化に供される。
以上、本実施形態では、前記第1実施形態の構成を反転し、該第1実施形態に係る流量制御弁CVを前記ウォータポンプWPの吸入側に適用したものを例に説明したが、かかる構成のほか、例えば前記第2、第3実施形態に係る流量制御弁CV(開閉弁TVと一体的に構成したもの)を、当該実施形態と同様、前記ウォータポンプWPの吸入側に適用しても、本実施形態と同様の作用効果が奏せられることは言うまでもない。
また、前記第2、第3実施形態に係る流量制御弁CVをウォータポンプWPの吸入側に適用するにあたって、図12に示すように、前記開閉弁TVの感温部を流量制御弁CVの外部に設けるようにしてもよい。すなわち、開閉弁TVのサーモエレメント22を、前記スロットルチャンバーTCを経由した冷却水が通流する還流通路RLに臨ませるように配置し、該還流通路RLを通流する冷却水の温度に基づいて開閉制御させる構成とすることもできる。
〔第5実施形態〕
図13、図14は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第5実施形態を示したものであり、前記第4実施形態に係る開閉弁TVの配置を変更したものである。なお、本実施形態でも、前記第4実施形態と同様の構成については、該第4実施形態と同一の符号を付すことで、具体的な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、前記第2、第3排出口E2,E3にそれぞれ開閉弁TV,TVが配置されていて、該各開閉弁TV,TVの開弁温度(サーモエレメント22の反応温度)がそれぞれ給水制御対象であるオイルクーラOC及びラジエータRDに合わせた温度に設定されている。
なお、かかる本実施形態の構成では、流量制御弁CVの前記ウォータポンプWP吸入側の配置に基づいて、前記連通路16を通じてスロットルチャンバーTCを経由した冷却水が導入され、該冷却水の温度に応じて前記各開閉弁TV,TVが開閉する構成となっている。
このように、複数の排出口(本実施形態では第2、第3排出口E2,E3)に開閉弁TVを配置することで、当該各排出口の開弁温度を、対応する給水制御対象に応じた温度に設定することが可能となり、より細やかな給水制御の実現に供される。
〔第6実施形態〕
図15〜図17は、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムの第6実施形態を示したもので、前記第1実施形態に係る流量制御弁CVの構成を変更したものである。なお、図15は本実施形態に係る回路図、図16は流量制御弁CVの閉弁状態を表した断面図、図17は流量制御弁CVの開弁状態を表した断面図である。また、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付すことで、具体的な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、流量制御弁CVXを周知の電磁弁によって構成し、図15に示すように、当該流量制御弁CVXをラジエータRDの上流側に配置して、前記各補機のうちラジエータRD側への給水のみにつき、当該流量制御弁CVXにより流量制御を行うようにしたものである。
より具体的に説明すれば、前記流量制御弁CVXは、図16、図17に示すように、周壁に1対の導入口31a及び排出口31bが径方向に対向配置され、内周側に弁体収容部32が形成されたほぼ有底円筒状のハウジング31と、該ハウジング31の内径に対して若干小さい外径に設定された1対の第1〜第3ランド部33a〜33cを有し、前記ハウジング31の内周側に軸方向へ移動可能に収容されたスプールである弁体33と、該弁体33の軸方向一端側に設けられ、通電により発生する電磁力に基づいて可動鉄心34aと共に進出するロッド34bを介して前記弁体33を駆動する周知のリニアソレノイド(以下、「ソレノイド」と略称する。)34と、前記弁体33の他端側と前記ハウジング31の底壁31cとの間に弾装され、弁体33を一端側へ付勢するコイルスプリング35と、を備える。
かかる構成から、図16に示すように、前記ソレノイド34の非通電時には、弁体33がコイルスプリング35の付勢力によって一端側へと付勢され、導入口31aが第2ランド部33bにより閉止されて閉弁状態が維持される。一方、図17に示すように、前記ソレノイド34の通電時には、該ソレノイド34で発生した電磁力に基づき可動鉄心34aと共にロッド34bが進出することによって弁体33がコイルスプリング35の付勢力に抗して他端側へと押し退けられ、導入口31aが開口することとなる。
以上のように、本実施形態では、前記流量制御弁CVXを前述のような電磁弁によって構成したことで、弁体33をより小さく形成することができ、当該流量制御弁CVXの径方向の小型化に供される。
なお、本実施形態では、ラジエータRDの上流側にのみ流量制御弁CVXを配置したものを例示して説明したが、冷却システムの仕様等に応じて、複数の補機(暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRD)の上流側に設けることも可能である。
また、冷却システムの仕様等によっては、図18に示すように、前記導入口31aの軸方向両端縁に第2ランド部33bと摺接する環状のシール部材Sy,Syを配置し、該両シール部材Sy,Syによって前記導入口31aを液密にシールするようにしてもよい。
本発明は、前記各実施形態に例示の構成に限定されるものではなく、例えば前記各補機(暖房熱交換器HT、オイルクーラOC及びラジエータRD)、前記流量制御弁CV(CVX)及び前記開閉弁TVの数量及び配置など、前述した本発明の作用効果を奏し得る範囲であれば、流量制御弁及び冷却システムの仕様や冷却対象等に応じて自由に変更することができる。
また、本発明に係る流量制御弁及び冷却システムは、例えば図4や図16に示したように、弁体3,33とハウジング1,31の間に前記所定の隙間Cが設けられていればよく、必ずしも当該弁体3,33の全周が非接触(非摺接)となっている必要はない。換言すれば、全ての排出口にシール部材を配置していた従来と比較して弁体3,33の駆動トルクの低減化を図り得る態様であれば、図10や図18で示したように、必要に応じて前記シール部材Sx,Syを配置することも可能である。
さらに、前記各実施形態では、前記流量制御弁及び冷却システムの適用の一例として、内燃機関の冷却系(冷却水の循環系)への適用を例示したが、当該冷却システム等は、冷却水の循環系のみならず、例えば潤滑油の循環系など様々な流体について適用可能であることは言うまでもない。
以下、前記各実施形態から把握される特許請求の範囲に記載した以外の技術的思想について説明する。
(a)請求項4に記載の流量制御弁において、
少なくとも前記弁体の外部に、前記導入口とは別異の連通口を通じて導かれた前記流体を通流させて該流体の温度検知に供する感温通路を有し、
前記開閉弁は、前記感温通路に臨むように配置された前記感温部材の変形に基づいて開閉することを特徴とする流量制御弁。
かかる構成とすることで、冷媒の温度制御の容易化に供される。
(b)請求項4に記載の流量制御弁において、
前記開閉弁が複数設けられ、該各開閉弁は、相互に同じか又は異なる温度でもって開閉することを特徴とする流量制御弁。
かかる構成とすることで、対象機器に応じた冷却、すなわち流体の供給を行うことができる。
(c)請求項2に記載の流量制御弁において、
前記開閉弁は、所定の制御信号に基づいて開閉する電磁弁によって構成されることを特徴とする流量制御弁。
かかる構成とすることで、開閉弁につき、感温部材を用いる場合と比べて、対象機器の状態に応じたより柔軟な作動を確保することができる。
(d)請求項1に記載の流量制御弁において、
前記弁体は、軸方向の両端側が軸支された状態で回転駆動されることを特徴とする流量制御弁。
かかる構成とすることで、弁体をより円滑に回転駆動できるメリットがある。
(e)請求項8に記載の冷却システムにおいて、
前記回路における前記熱交換器は、前記流量制御弁と前記開閉弁との間に配置されることを特徴とする冷却システム。
かかる構成とすることで、熱交換器を介して内燃機関に流入する冷媒の流量制御及び止水制御を行うことができる。
(f)請求項8に記載の冷却システムにおいて、
前記回路における前記開閉弁は、前記流量制御弁と前記熱交換器との間に配置されることを特徴とする冷却システム。
かかる構成とすることで、熱交換器に流入する冷媒の流量制御及び止水制御が可能になるうえ、当該熱交換器を介して内燃機関に流入する冷媒の流量制御及び止水制御を行うこともできる。
(g)請求項7に記載の冷却システムにおいて、
少なくとも前記弁体の外部に、前記回路上の前記経路とは別に、前記流体の温度検知に供する感温通路を有し、
前記開閉弁は、前記熱交換器と前記流量制御弁との間に配置されると共に、前記感温通路に臨むように配置された前記感温部材の変形に基づいて開閉することを特徴とする冷却システム。
かかる構成とすることで、開閉弁のレイアウト性を向上させることができる。
(h)請求項7に記載の冷却システムにおいて、
前記回路は、前記所定機器としての内燃機関に接続され、該内燃機関の入口側に配置されたポンプにより圧送される前記流体を前記内燃機関の内部に通流させることによって該内燃機関の冷却に供する該内燃機関の冷却用回路として構成され、
前記流量制御弁は、前記回路において、前記ポンプの吸入側に配置されることを特徴とする冷却システム。
かかる構成とすることで、流量制御弁に作用する冷却水の水圧の影響を最小限に抑えることができる。その結果、流量制御弁の構成部品の耐圧性を低く設定することが可能となり、流量制御弁の製造コストの低廉化に供される。
1…ハウジング
3…弁体
10…導入口
13…弁体収容部
E1〜E3…第1〜第3排出口(排出口)
CV,CVX…流量制御弁
TV…開閉弁
C…隙間

Claims (4)

  1. 内部に弁体収容部が設けられ、該弁体収容部に対する流体の導入及び排出に供する導入口及び複数の排出口を有するハウジングと、
    前記弁体収容部内に移動可能に収容され、その位置に応じて前記複数の排出口と重なり合う状態が変化する弁体と、
    前記弁体収容部内において、前記ハウジングと前記弁体との間に設けられ、前記導入口と前記複数の排出口のうちの1つの排出口である第1排出口とを常時連通可能にする隙間と、
    を備え、
    前記複数の排出口のうちの1つの排出口であり、前記第1排出口と異なる第2排出口には、開閉することによって前記流体を通流又は遮断する開閉弁が設けられ、
    前記複数の排出口のうちの1つの排出口であり、前記第1排出口及び前記第2排出口と異なる第3排出口には、前記第3排出口と前記導入口との連通の遮断に供するシール部材が設けられたことを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記開閉弁は、前記ハウジングに一体的に設けられていることを特徴とする請求項に記載の流量制御弁。
  3. 前記開閉弁は、前記流体の温度に応じて変形する感温部材と、該感温部材の変形に伴って移動する移動部材とを備え、前記移動部材が移動することにより開閉することを特徴とする請求項に記載の流量制御弁。
  4. 前記弁体は、平歯車によって構成される減速機構を介して伝達されるモータの回転力に基づいて駆動されることを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
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