JP4072486B2 - 車両の電気駆動装置の制御方法 - Google Patents

車両の電気駆動装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、車両の前後輪の少なくとも一方を電動モータで駆動する電気駆動装置の制御方法に関する。
近年、自動車製造の分野では、環境対策として、駆動源に電動モータを用いた電気自動車や、従来のエンジンと電動モータとを併用するハイブリッドカーの開発が盛んに行われており、一部実用化されている。これらの車両の電気駆動装置においては、通常、車輪からの逆入力トルクによるモータの過回転を防止してモータを保護したり、モータの異常に起因する走行中の事故を防ぐために、駆動トルク伝達経路の途中に配置したクラッチの連結および切り離し(以下、「入」「切」とも記す。)の操作により、電動モータと車輪との間のトルク伝達状態を制御している。
このような車両の電気駆動装置の制御では、トルク伝達経路の途中に配置するクラッチとして、駆動側部材と従動側部材のつめを噛み合わせる噛み合いクラッチや、駆動側と従動側の部材どうしを面接触による摩擦力で連結する摩擦クラッチを使用していることが多い(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかしながら、噛み合いクラッチを使用した制御では、クラッチを連結しようとするときには、駆動側の回転数を従動側と厳密に同期させておかないと、両側のつめが噛み合わなかったり噛合時に衝撃を生じたりする。また、電動モータを停止してクラッチを切ろうとしても、モータ内の摩擦によるトルクが作用して、噛み合ったつめが容易に離れない場合があり、複雑な制御が必要となる。
一方、摩擦クラッチを使用した制御は、上記のようなクラッチ入切時の問題はないが、クラッチを切った状態でも、駆動側部材と従動側部材とがクラッチ内の粘性流体の存在等により完全には切り離されず、車輪からの逆入力トルクが電動モータまで伝達される場合があり、モータ保護の面で不安がある。
また、これらのクラッチは、駆動トルク伝達経路のうち、電動モータから動力分配機構までの間に設けられることが多い。このため、ハイブリッドカーのエンジン駆動時には、クラッチを切っていても、クラッチ従動側から車輪までの部材を回転させるためのトルク(以下、「引きずりトルク」と記す。)に駆動トルクが少なからず消費され、従来車に対する燃費改善代が少ないという問題もある。特に、摩擦クラッチを使用する場合は、上述したようにクラッチ切状態でもトルク伝達経路の遮断が不完全となり、引きずりトルクの発生源がモータにまで拡大しやすいし、十分な駆動トルク伝達を行えるように多板化することで摩擦クラッチが大型化して重くなっていることが多いので、燃費改善の割合が少ない。
特開平11−91389号公報 特開2001−287550号公報
この発明の課題は、電動モータで駆動される車両において、電気駆動装置のトルク伝達状態の制御を安定して行えるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明は、電気駆動装置のトルク伝達経路の途中に配置するクラッチとして、駆動側部材と従動側部材との間に組み込んだローラの両部材との係合状態を電磁クラッチへの通電の制御により簡単に変えることができ、かつ切状態ではトルク伝達経路を完全に遮断できる電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを採用して、このクラッチの入切操作による電気駆動装置のトルク伝達状態の制御を安定化させたのである。そして、このクラッチを左右の車輪の近くに配置することにより、クラッチを切ったときの引きずりトルクを減少させ、ハイブリッドカーの燃費改善代の拡大を図ったのである。
具体的には、電動モータで車輪を駆動する車両の電気駆動装置の、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達状態を、トルク伝達経路の途中に配置したクラッチの連結および切り離しの操作により制御する車両の電気駆動装置の制御方法において、前記クラッチが、駆動側部材と従動側部材とを内外に回転可能に嵌合し、これらの両部材の間に複数のローラと各ローラを保持する保持器とを組み込んで、各ローラを前記両部材とその正逆両回転方向で係合可能とした2方向クラッチを形成するとともに、ロータを前記従動側部材に連結した電磁クラッチを併設し、電磁クラッチへの通電の制御により前記保持器を前記ロータに着脱して前記各ローラの係合状態を変えられるようにした電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチであって、前記電動モータの出力を左右の車輪に分配する動力分配機構と左右の車輪との間に一つずつ配置されており、これらの各電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを切り離す際には、前記電磁クラッチへの通電を中止するとともに、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別して、このトルク伝達方向を逆転させるか、もしくはトルク伝達をなくすように、前記電動モータの回転速度を車輪回転速度に基づいて制御する構成を採用したのである。これにより、前記各ローラの駆動側部材および従動側部材との係合を強制的に解除して、電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチをより確実に切状態にすることができる
また、前記電磁クラッチへの通電中に、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別して、電動モータから車輪へのトルク伝達が確認された時点で、前記電磁クラッチへの通電量を前記保持器が前記ロータから外れない範囲で減少させれば、電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを長時間にわたって連結し続ける場合でも電磁クラッチの発熱を抑えることができるし、前記電磁クラッチへの通電を中止して、前記トルク伝達方向が逆転するか、もしくはトルク伝達がなくなったときに、前記各ローラの係合が解除されて、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチが切り離されるようにすれば、電磁クラッチの発熱をなくすことができるうえ、トルク伝達方向の逆転による電動モータの過回転や燃費の悪化を防止することができる。
前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別する手段としては、トルクセンサや、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを挟んで前記トルク伝達経路のモータ側と車輪側とにそれぞれ回転位置センサを設けて、これらの両センサの出力からモータ側と車輪側との回転位置差を検出し、この回転位置差の前記各ローラ係合後の変化から、前記トルク伝達方向を推定するものを採用することができる。後者の手段を採用する場合は、前記モータ側回転位置センサを、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの近傍に配置すれば、電動モータからこのクラッチまでの各部のがたやねじれの影響を少なくして、識別精度を高めることができる。
前記動力分配機構として、前記左右の車輪を同じ回転数で回転させる機能を有するものを採用するとともに、前記電動モータから車輪へトルク伝達するときには、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの連結と切り離しを短時間で繰り返し行うようにして、その連結状態の時間と切り離し状態の時間の割合を左右で別々に調整すれば、前記左右の車輪への動力分配の割合を必要に応じて変えることができる。
この発明は、電気駆動装置のトルク伝達経路の途中に配置するクラッチとして、電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを採用したので、電動モータと車輪との間のトルク伝達状態の制御を安定して行うことができ、モータを確実に保護することができる。また、前記クラッチを動力分配機構と左右の車輪との間に配置することにより、クラッチを切ったときの引きずりトルクを小さくしたので、ハイブリッドカーに適用した場合の燃費改善代が大きい。
特に、請求項の発明によれば、電磁クラッチの発熱を抑えることができ、電力消費量も少なくできる。
一方、請求項の発明によれば、請求項の発明と同様に、電磁クラッチの発熱防止および電力消費量の低減が図れるとともに、モータの保護をより確実に行うことができ、ハイブリッドカーの燃費をさらに改善することもできる。
請求項1または2の発明において、トルク伝達方向識別手段として、トルクセンサを採用すれば、正確にトルク伝達方向を識別できる(請求項)。一方、モータ側と車輪側に設けた回転位置センサを用いて推定する方法を採用すれば、トルクセンサよりも簡便にトルク伝達方向の識別ができる(請求項)。後者の場合は、モータ側回転位置センサを前記クラッチ近傍に配置することにより、識別精度の向上が図れる(請求項)。
請求項の発明によれば、左右の車輪への動力分配の割合を自由に変えられるので、車両の状態に応じた適切な動力分配が可能である。また、動力分配装置として作動制限付き差動歯車装置等を採用する場合に比べて、駆動装置全体のコストを低減できるし、重量も軽くすることができる。
以下、図1乃至図7に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1は、この実施形態の制御方法を適用した車両の駆動系の概要を示す。この車両は、電動モータ1を駆動源とする後輪用の電気駆動装置とエンジン41を駆動源とする前輪駆動装置とを備えたハイブリッドカーである。前輪駆動装置は、エンジン41の駆動トルクを、差動歯車装置を含む変速機42、ドライブシャフト43およびハブ軸受ユニット44を介して左右の前輪45に伝達している。一方、後輪用電気駆動装置は、電動モータ1の駆動トルクを、減速機2、動力分配機構3、ドライブシャフト4およびハブクラッチユニット5内のハブ軸受(図2参照)を介して左右の後輪6に伝達するトルク伝達経路と、車両やモータ1の状態を表す信号に基づいて、モータ1およびハブクラッチユニット5内の電磁クラッチ(図2参照)に制御信号を出力する制御装置51とを有している。車両状態を表す信号としては、車輪回転数、アクセル開度、ステアリング角、ブレーキ、エンジン回転数等があり、モータ1状態を表す信号には、モータ回転数、印加電流、印加電圧等がある。
前記電動モータ1は、永久磁石型DCモータであり、その出力は、減速機2で減速された後、動力分配機構3に伝達される。これは、通常、電動モータ1は高回転の方が効率がよいからである。減速機2の出力は、動力分配機構3により、そのまま左右のドライブシャフト4に伝達される。そして、各ドライブシャフト4の出力は、その先端に接続されたハブクラッチユニット5を介して左右の後輪6に伝達され、両方の後輪6が同じ回転数で回転する。
図2に示すように、左右のドライブシャフト4の先端には等速ジョイント7が取り付けられており、この等速ジョイント7のステム8を構成部材とするハブクラッチユニット5が設けられている。各ハブクラッチユニット5は、後輪6を回転自在に支持するハブ軸受9と、ドライブシャフト4と後輪6との間のトルク伝達状態を変えるクラッチ10とで基本的に構成されており、内周側に組み込んだ玉軸受11と針状ころ軸受12とで、ステム8を回転自在に支持している。玉軸受11は、ステム8先端に取り付けられたロックナット13とともにステム8の軸方向移動の規制も行っている。また、ハブ軸受9およびクラッチ10には、それぞれシール14、15が設けられ、ユニット5内への異物の侵入防止およびユニット5内部の潤滑材の漏出防止が図られている。
前記ハブ軸受9は、懸架装置の一部であるナックル16に固定された外輪17の内周側に、ハブボルト18で後輪6に固定されるハブ輪19を挿入し、外輪17とハブ輪19との間に複数の玉20を2列に転動自在に配したものであり、ハブ輪19から後輪6に駆動トルクを伝達している。なお、ハブ輪19の一方の列の玉20と対向する部位は、ハブ輪19本体と別体の内輪19aで形成されており、この内輪19aをハブ輪19本体に嵌め込んだコッタ21で軸方向内側へ押し込むことにより、ハブ軸受9に予圧がかかるようになっている。
前記クラッチ10は、等速ジョイント7のステム8とハブ輪19との間に形成した2方向クラッチ22と、これに併設した電磁クラッチ23とからなる電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチで、後述するように、2方向クラッチ22の動作を電磁クラッチ23への通電により制御するものである。
2方向クラッチ22は、駆動側部材であるステム8と従動側部材であるハブ輪19との間に、3列のローラ24と各ローラ24を保持する保持器25を組み込んで形成したものである。図3に示すように、クラッチ外輪となるハブ輪19は、内周面が円筒面に形成され、クラッチ内輪となるステム8の外周面には、各ローラ24と対向する位置に、ハブ輪19内周の円筒面との間に回転方向両側で楔形空間26a、26bを形成するカム面8aが設けられている。すなわち、保持器25が、各ローラ24をカム面8aの中央付近に保持する中立位置から回転方向にずれて、各ローラ24を両楔形空間26a、26bのいずれか一方に押し込むと、各ローラ24はステム8およびハブ輪19と係合する。
保持器25は、一側の環状部25aをステム8の小径部の外周に嵌め込まれた保持器ガイド27で、他側の環状部25bをステム8の大径部でそれぞれ支持されて、ステム8と同心に保持されている。また、一側の環状部25aの上下2箇所に形成された切欠き25cには、ステム8にピン28で係止されたU字状のスイッチばね29が圧入され、このスイッチばね29の弾性復元力により、前記中立位置を維持するように周方向に位置決めされている。
一方、電磁クラッチ23は、電磁石30を収納した電磁石ホルダ31をハブ軸受9の外輪17にボルト止めするとともに、ロータ32をハブ輪19に固定したロータホルダ33に取り付け、ロータ32を挟んで電磁石30と対向する位置にアーマチュア34を組み込み、このアーマチュア34を、2方向クラッチ22の保持器25と一体に回転し、かつ軸方向には保持器25と摺動するように保持器25と係合させたものである。また、ロータ32とアーマチュア34との間には、両者を互いに離反する方向に付勢する離反ばね35が設けられている。
従って、このクラッチ10は、電磁クラッチ23の電磁石30に通電していないときには、ハブ輪19に取り付けたロータ32と保持器25に結合したアーマチュア34とが離反ばね35によって切り離され、かつ、図4(a)に示すように、保持器25が中立位置にあって各ローラ24とハブ輪19との間に隙間が生じているため、ハブ輪19とステム8とが相対回転可能な状態、すなわちクラッチ10が切れた状態にある。このとき、トルク伝達経路は完全に遮断されている。
電磁石30に通電すると、離反ばね35の力よりも大きい磁力がアーマチュア34に作用し、アーマチュア34が電磁石30に吸引されてロータ32に押しつけられる。このため、ハブ輪19とステム8とが相対回転しようとすると、ロータ32とアーマチュア34との間に摩擦力が作用して、アーマチュア34の回転がロータ32に拘束されるようになる。これにより、図4(b)または(c)に示すように、アーマチュア34と一体に回転する保持器25が、スイッチばね29の弾性復元力に抗して中立位置からステム8に対して回転方向にわずかに相対移動し、各ローラ24を両側の楔形空間26a、26bのいずれか一方に押し込んでステム8およびハブ輪19と係合させる。その結果、クラッチ10が連結された状態となり、ハブ輪19とステム8とが一体に回転するようになる。
また、図2に示したように、等速ジョイント7およびハブ軸受9には、それぞれ回転位置センサ52、53が設けられている。各回転位置センサ52、53は、ハブ軸受9の外輪17に固定されたセンサ本体52a、53aと、センサ本体52a、53aに対向するように等速ジョイント7のカップおよびハブ輪19に取り付けられたギア型のパルサリング52b、53bとからなり、パルサリング52b、53bの回転に伴ってパルス信号を出力し、これらのパルス信号を処理することにより回転位置や回転速度が得られるようになっている。各センサ52、53で検出される回転位置は、後述するように、モータ1と後輪6との間のトルク伝達の方向の推定に用いられる。
なお、ハブ軸受9のセンサ53は、ABS(アンチロックブレーキシステム)用に設けたものを兼用している。また、両センサ52、53は、トルク伝達方向の推定処理をしやすくするため、1回転あたりの出力パルス数が同じものを使用することが好ましい。
次に、上記構成の電気駆動装置の制御方法について説明する。この実施形態では、制御装置51において外部からの信号に基づいて車両や電動モータ1の状態および運転者の意図を判断し、左右のハブ軸受9と一体に形成した電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチ10を操作することにより、モータ1と後輪6との間のトルク伝達状態を制御している。
従って、電磁クラッチ23への通電の制御だけで簡単にクラッチ10を入切でき、トルク伝達状態の制御を安定して行うことができる。また、クラッチ10を切ることにより、トルク伝達経路を完全に遮断してモータ1を確実に保護することができるし、クラッチ10を切ったときの引きずりトルクが小さく、燃費改善代が大きい。さらに、クラッチ10の操作は左右別々に行われるので、例えば、車両旋回時には、左右のクラッチ10の入切を適切に制御することにより、車両のスピン等の危険な挙動を防止することができる。
以下、車両走行中のクラッチ10の操作方法について詳細に説明する。
車両走行中は、電動モータ1の保護や燃費改善のためにクラッチ10を切り、モータ1の回転を停止させていることが多いので、制御装置51がモータ1の駆動力が必要と判断した場合に、モータ1を回転させずに電磁クラッチ23に通電すると、クラッチ10のローラ24がステム8およびハブ輪19と係合した瞬間に回転差に起因する衝撃が発生し、この衝撃が乗員に不快感を与えたり、クラッチ10寿命短縮の原因となったりするおそれがある。
そこで、この実施形態では、クラッチ10を連結する際には、図5に示すように、電動モータ1と後輪6との回転速度差を検出し(S1)、この回転速度差が規定範囲内にあるか否かを判定し(S2)、規定範囲外のときは回転速度差が規定範囲内に入るようにモータ1の目標回転速度を設定して(S3)、モータ1の回転速度制御を行い(S4)、回転速度差が規定範囲内に入った時点で電磁クラッチ23への通電を行う(S5)。
すなわち、先に電動モータ1を回転させておき、モータ1と後輪6の回転速度がほぼ同じになったときに電磁クラッチ23に通電することにより、ローラ24係合時の衝撃を軽減して、乗り心地を損なわないようにするとともに、クラッチ10の長寿命化を図っている。
なお、電磁クラッチ23への通電開始からローラ24係合までの時間を考慮して、回転速度差の規定範囲を広目に設定すれば、通電のタイミングを早め、モータ1の駆動トルクをより早く後輪6に伝達することができる。
一方、クラッチ10が連結され、モータ1と後輪6との間でトルクが伝達されているときには、クラッチ10のローラ24がステム8とハブ輪19との間の楔形空間26aまたは26bに押し込まれる方向に力を受け、ステム8とハブ輪19とに挟まれて弾性変形した状態で係合しているため(図4(b)、(c)参照)、電磁クラッチ23への通電を中止しても、スイッチばね29の弾性復元力だけでは、保持器25をローラ24とともに中立位置へ戻してローラ24の係合を解除することができず、クラッチ10が切れないおそれがある。これに対して、スイッチばね29に大きな弾性復元力を付与しようとすると、スイッチばね29が大きくなって、設計上の制約となる。
そこで、この実施形態では、クラッチ10を切り離す際には、図6に示すように、電磁クラッチ23への通電を中止した後(S1)、電動モータ1と後輪6との間のトルク伝達方向を識別して(S2)、モータ1から後輪6にトルク伝達しているときは、モータ1の目標回転速度を零に設定し(S3)、トルク伝達方向が逆のときは、モータ1の目標回転速度を後輪6より高く設定して(S4)、モータ1の回転速度制御を行い(S5)、トルク伝達がなくなった時点で制御を終了する。なお、S3ステップにおけるモータ1の目標回転速度は、後輪6回転速度以下であればよく、逆回転させてもよい。
すなわち、電磁クラッチ23への通電を中止するとともに、トルク伝達方向に応じてモータ回転速度を制御し、トルク伝達方向を逆転させるか、もしくはトルク伝達をなくすことにより、ローラ24の係合を解除して、クラッチ10が確実に切れるようにしている。これにより、スイッチばね29は、大きな弾性復元力を必要とせず、小型化が可能となっている。
また、切状態にあったクラッチ10を連結した後は、次の2通りの連結後処理のいずれかを行うようにしている。
第1の処理は、電磁クラッチ23への通電中に、電動モータ1と後輪6との間のトルク伝達方向を識別して、モータ1から後輪6へのトルク伝達が確認された時点で、電磁クラッチ23への通電量をアーマチュア34がロータ32から外れない範囲で減少させる。
この処理は、電磁クラッチ23のアーマチュア34をロータ32から引き離す離反ばね35の力が、アーマチュア34のロータ32への接近量に比例する(フックの法則)のに対して、アーマチュア34に作用する電磁石30の吸引力は、アーマチュア34と電磁石30との距離の2乗に反比例し(クーロンの法則)、電磁石30の電流に比例するため、アーマチュア34がロータ32に近づくほど、アーマチュア34を吸引するのに必要な電磁石30の電流が小さてすむようになることを利用して、クラッチ10を連結した状態を維持しながら、電磁クラッチ23への通電量を抑えるようにしたものである。従って、クラッチ10を長時間にわたって連結し続ける場合でも、電磁クラッチ23の発熱を抑えることができ、電力消費量も少なくできる。
一方、第2の処理では、電動モータ1から後輪6へのトルク伝達を確認した時点で、電磁クラッチ23への通電を中止する。通電を中止しても、前述したように、スイッチばね29の弾性復元力を小さく設定しておくことにより、ローラ24の係合は外れず、クラッチ10の連結状態は維持される。そして、トルク伝達方向が逆転するか、もしくはトルク伝達がなくなったときに、ローラ24の係合がスイッチばね29の弾性復元力により自動的に解除されて、クラッチ10が切り離される。従って、第1の処理と同様に電磁クラッチ23の発熱防止および電力消費量の低減が図れるとともに、モータ1の保護をより確実に行うことができ、燃費をさらに改善することもできる。
上述したクラッチ連結後の処理および図6に示したクラッチ切り離し処理におけるトルク伝達方向の識別は、等速ジョイント7およびハブ軸受9に設けた回転位置センサ52、53が出力するパルス信号から両部材7、9の回転位置差を求め、これを常時監視することにより行っている。
すなわち、等速ジョイント7とハブ軸受9との回転位置差は、両部材7、9が相対回転している間はその速度差に応じて変化するが、クラッチ10のローラ24が係合した瞬間に一定になり、その後、両部材7、9間でトルク伝達によりねじれが発生するとわずかに変化する。従って、この回転位置差を監視しておけば、ローラ24の係合を認識することができ、その後の回転位置差の変化からトルク伝達方向を推定することができる。
このトルク伝達方向識別手段では、クラッチ10を挟んでトルク伝達経路のモータ1側となるセンサ52が、クラッチ10に近い等速ジョイント7に設けられているので、モータ1からクラッチ10までの各部のがたやねじれの影響が少なく、高い精度でトルク伝達方向の識別ができる。
また、トルク伝達方向識別手段として、上述のような構成をとる代わりに、ひずみゲージ等を用いた一般的な極性を有するトルクセンサを、トルク伝達経路の途中に配置するようにしてもよい。この場合は、回転体にセンサを取り付ける必要があるから、センサの取り付け状態の維持や信号伝達が難しく、信号処理が複雑になる難点はあるが、より正確にトルク伝達方向を識別することができる。
次に、クラッチ10を切り離し、電動モータ1による駆動を行わずに走行しているときの処理について説明する。この状態においては、モータ1の駆動トルクが必要になれば、少しでも早くクラッチ10を連結できるようになっていることが望ましい。
クラッチ10の連結に要する時間は、電磁クラッチ23に通電してアーマチュア34をロータ32に吸着するまでの時間と、その後にローラ24がアーマチュア34と一体に回転して係合位置へ移動する時間との合計であり、ローラ24移動時間がクラッチ内外輪(ステム8とハブ輪19)の相対回転速度でほぼ決まってしまうのに対して、アーマチュア34吸着までの時間は、電磁クラッチ23の電流値の立ち上がり時の挙動の改善により短縮が可能である。
そこで、この実施形態では、クラッチ10が切り離されている状態でも、アーマチュア34がロータ32に吸着されないレベルの予備電流を電磁クラッチ23へ通電しておくことにより、制御装置51がクラッチ10を連結させる制御信号を出したときに、電磁クラッチ23の電流値がロータ32吸着に必要な吸引力を発生させる値になるまでの時間を短くして、クラッチ10連結操作の際の応答性を向上させている。なお、予備電流の大きさは、離反ばね35のばね定数と電磁石30の電流−吸引力特性により決定できる。
次に、車両の状態に応じて、左右の後輪6への動力分配の割合を変える方法について説明する。この実施形態では、左右のクラッチ10を同時に連結すると、動力分配機構3が左右の後輪6を同じ回転数で回転させるので、左右の後輪6への動力分配の割合が車両の状態によって決まってしまい、特に旋回中に走行が不安定になるおそれがある。
そこで、電動モータ1から後輪6へトルク伝達するときには、左右のクラッチ10の連結と切り離しを前述の方法により短時間(0.1秒程度)で繰り返し行うようにして、その連結状態の時間と切り離し状態の時間の割合を左右で別々に調整することにより、動力分配の割合を等価的に可変とした。図7は、モータ1出力を一定(各クラッチ10を切るときのみ一時的に零)とした場合の一例を示す。
これにより、左右の車輪への動力分配の割合を自由に変えられるので、車両の状態に応じた適切な動力分配が可能である。また、動力分配装置として作動制限付き差動歯車装置等を採用する場合に比べて、駆動装置全体のコストを低減できるし、重量も軽くすることができる。
最後に、車両発進時のクラッチ操作について説明する。車両発進時には、クラッチ10を切った状態でエンジン41により前輪45を駆動しても後輪6の回転速度が上昇しないときに、制御装置51が前輪45だけでは発進できないと判断して、クラッチ10を連結し、電動モータ1で後輪6を駆動するようにしている。
従って、ぬかるみ路や雪道等、前輪45だけでは発進が困難な場合でも、自動的に後輪6が駆動され、車両を常にスムーズに発進させることができる。また、前輪45だけで発進できる場合には、電動モータ1を使用しないので、電力消費量の低減が図れる。
実施形態の制御方法を適用した車両の駆動系の概要図 図1の車両の電気駆動装置の要部の縦断正面図 図2のA−A線に沿った断面図 a、b、cは、それぞれ図1の電気駆動装置のクラッチ動作の説明図 クラッチ連結時の処理を示すフローチャート クラッチ切り離し時の処理を示すフローチャート 左右の後輪への動力分配の割合の変更方法を示すタイムチャート
符号の説明
1 電動モータ
2 減速機
3 動力分配機構
4 ドライブシャフト
5 ハブクラッチユニット
6 後輪
7 等速ジョイント
8 ステム
8a カム面
9 ハブ軸受
10 クラッチ
17 外輪
19 ハブ輪
19a 内輪
20 玉
22 2方向クラッチ
23 電磁クラッチ
24 ローラ
25 保持器
25a、25b 環状部
25c 切欠き
26a、26b 楔形空間
29 スイッチばね
30 電磁石
31 電磁石ホルダ
32 ロータ
33 ロータホルダ
34 アーマチュア
35 離反ばね
51 制御装置
52、53 回転位置センサ

Claims (6)

  1. 電動モータで車輪を駆動する車両の電気駆動装置の、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達状態を、トルク伝達経路の途中に配置したクラッチの連結および切り離しの操作により制御する車両の電気駆動装置の制御方法において、前記クラッチが、駆動側部材と従動側部材とを内外に回転可能に嵌合し、これらの両部材の間に複数のローラと各ローラを保持する保持器とを組み込んで、各ローラを前記両部材とその正逆両回転方向で係合可能とした2方向クラッチを形成するとともに、ロータを前記従動側部材に連結した電磁クラッチを併設し、電磁クラッチへの通電の制御により前記保持器を前記ロータに着脱して前記各ローラの係合状態を変えられるようにした電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチであって、前記電動モータの出力を左右の車輪に分配する動力分配機構と左右の車輪との間に一つずつ配置されており、これらの各電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの電磁クラッチへの通電中に、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別して、電動モータから車輪へのトルク伝達が確認された時点で、前記電磁クラッチへの通電量を前記保持器が前記ロータから外れない範囲で減少させることを特徴とする車両の電気駆動装置の制御方法。
  2. 電動モータで車輪を駆動する車両の電気駆動装置の、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達状態を、トルク伝達経路の途中に配置したクラッチの連結および切り離しの操作により制御する車両の電気駆動装置の制御方法において、前記クラッチが、駆動側部材と従動側部材とを内外に回転可能に嵌合し、これらの両部材の間に複数のローラと各ローラを保持する保持器とを組み込んで、各ローラを前記両部材とその正逆両回転方向で係合可能とした2方向クラッチを形成するとともに、ロータを前記従動側部材に連結した電磁クラッチを併設し、電磁クラッチへの通電の制御により前記保持器を前記ロータに着脱して前記各ローラの係合状態を変えられるようにした電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチであって、前記電動モータの出力を左右の車輪に分配する動力分配機構と左右の車輪との間に一つずつ配置されており、これらの各電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの電磁クラッチへの通電中に、前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別して、電動モータから車輪へのトルク伝達が確認された時点で、前記電磁クラッチへの通電を中止して、前記トルク伝達方向が逆転するか、もしくはトルク伝達がなくなったときに、前記各ローラの係合が解除されて、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチが切り離されるようにしたことを特徴とする車両の電気駆動装置の制御方法。
  3. 前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別する手段が、トルクセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の電気駆動装置の制御方法。
  4. 前記電動モータと車輪との間のトルク伝達方向を識別する手段が、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチを挟んで前記トルク伝達経路のモータ側と車輪側とにそれぞれ回転位置センサを設けて、これらの両センサの出力からモータ側と車輪側との回転位置差を検出し、この回転位置差の前記各ローラ係合後の変化から、前記トルク伝達方向を推定するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の電気駆動装置の制御方法。
  5. 前記モータ側回転位置センサを、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの近傍に配置したことを特徴とする請求項に記載の車両の電気駆動装置の制御方法。
  6. 前記動力分配機構として、前記左右の車輪を同じ回転数で回転させる機能を有するものを採用するとともに、前記電動モータから車輪へトルク伝達するときには、前記電磁クラッチスイッチ式2方向クラッチの連結と切り離しを短時間で繰り返し行うようにして、その連結状態の時間と切り離し状態の時間の割合を左右で別々に調整することにより、前記左右の車輪への動力分配の割合を可変としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の車両の電気駆動装置の制御方法。
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