JP2000326748A - 車両の前輪アクスル用回転伝達装置 - Google Patents
車両の前輪アクスル用回転伝達装置Info
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- JP2000326748A JP2000326748A JP11137035A JP13703599A JP2000326748A JP 2000326748 A JP2000326748 A JP 2000326748A JP 11137035 A JP11137035 A JP 11137035A JP 13703599 A JP13703599 A JP 13703599A JP 2000326748 A JP2000326748 A JP 2000326748A
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁クラッチを制御することで、車両の加速
時は直結4WDと同等の駆動性を得ることができ、旋回
中はタイトコーナブレーキング現象を防止し、かつ、エ
ンジンブレーキトルクを自動的に4輪に分配することが
できる前輪アクスル用回転伝達装置を提供する。 【解決手段】 前後輪を直結した4輪駆動車の前輪アク
スルに装着され、駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う
車両の前輪アクスル用回転伝達装置において、カム部材
17と外輪15を内外に回転可能に嵌合させ、そのカム
部材17と外輪15の間に、保持器22と両方向係合可
能な複数のローラ25とを収納して2方向クラッチAを
形成すると共に、ロータ33を外輪15側に連結した電
磁クラッチBを併設し、車両の全輪の回転数をセンサで
検出し、前後輪の回転数差と、予め設定した設定値とを
比較し、後輪側の回転数がその設定値を越えた時に、上
記電磁クラッチBをONすることにより、2方向クラッ
チAを結合させる。
時は直結4WDと同等の駆動性を得ることができ、旋回
中はタイトコーナブレーキング現象を防止し、かつ、エ
ンジンブレーキトルクを自動的に4輪に分配することが
できる前輪アクスル用回転伝達装置を提供する。 【解決手段】 前後輪を直結した4輪駆動車の前輪アク
スルに装着され、駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う
車両の前輪アクスル用回転伝達装置において、カム部材
17と外輪15を内外に回転可能に嵌合させ、そのカム
部材17と外輪15の間に、保持器22と両方向係合可
能な複数のローラ25とを収納して2方向クラッチAを
形成すると共に、ロータ33を外輪15側に連結した電
磁クラッチBを併設し、車両の全輪の回転数をセンサで
検出し、前後輪の回転数差と、予め設定した設定値とを
比較し、後輪側の回転数がその設定値を越えた時に、上
記電磁クラッチBをONすることにより、2方向クラッ
チAを結合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前後輪を直結し
た4輪駆動車の前輪アクスル軸上に取り付け、駆動力の
伝達と遮断の切り換えに用いられる車両の前輪アクスル
用回転伝達装置に関する。
た4輪駆動車の前輪アクスル軸上に取り付け、駆動力の
伝達と遮断の切り換えに用いられる車両の前輪アクスル
用回転伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前後輪を直結した4輪駆動車(4WD)
に装着されているアクスル断続装置で、舗装路のタイト
コーナを旋回すると、タイトコーナブレーキング現象が
発生するため、ドライバーがトランスファーを2WDに
しなければならなかった。
に装着されているアクスル断続装置で、舗装路のタイト
コーナを旋回すると、タイトコーナブレーキング現象が
発生するため、ドライバーがトランスファーを2WDに
しなければならなかった。
【0003】このような問題を解決するため、本出願人
は、特開平9−68239号で、ローラ型2ウエイクラ
ッチと、あるいはスプラグ型2ウエイクラッチと、エア
ーアクチュエータを使用した回転伝達装置を提案してい
る。
は、特開平9−68239号で、ローラ型2ウエイクラ
ッチと、あるいはスプラグ型2ウエイクラッチと、エア
ーアクチュエータを使用した回転伝達装置を提案してい
る。
【0004】この回転伝達装置の具体的な構造は、前輪
アクスル軸を入力軸と出力軸に分離し、この分離部に、
入力軸から出力軸への動力伝達と出力軸のオーバランニ
ングを可能にするクラッチ装置を設け、このクラッチ装
置のON、OFFをエアーアクチュエータで行うように
なっている。
アクスル軸を入力軸と出力軸に分離し、この分離部に、
入力軸から出力軸への動力伝達と出力軸のオーバランニ
ングを可能にするクラッチ装置を設け、このクラッチ装
置のON、OFFをエアーアクチュエータで行うように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この回転伝達装置によ
れば、トランスファーを4WDのままで舗装路をタイト
コーナブレーキング現象なしに走行できることになる。
しかし、オーバランニング機能があるため、そのままで
は前輪側のエンジンブレーキがかからないことになる。
れば、トランスファーを4WDのままで舗装路をタイト
コーナブレーキング現象なしに走行できることになる。
しかし、オーバランニング機能があるため、そのままで
は前輪側のエンジンブレーキがかからないことになる。
【0006】また、エアーアクチュエータを利用してエ
ンジンブレーキがかかるモードにすると、舗装路のタイ
トコーナを旋回すると、タイトコーナブレーキング現象
が発生し、トランスファーを2WDにしなければならな
いという点で改善の余地が見いだされた。
ンジンブレーキがかかるモードにすると、舗装路のタイ
トコーナを旋回すると、タイトコーナブレーキング現象
が発生し、トランスファーを2WDにしなければならな
いという点で改善の余地が見いだされた。
【0007】そこで、この発明の課題は、電磁クラッチ
を制御することで、車両の加速時は直結4WDと同等の
駆動性を得ることができ、旋回中はタイトコーナブレー
キング現象を防止し、かつ、エンジンブレーキトルクを
自動的に4輪に分配することができる前輪アクスル用回
転伝達装置を提供することにある。
を制御することで、車両の加速時は直結4WDと同等の
駆動性を得ることができ、旋回中はタイトコーナブレー
キング現象を防止し、かつ、エンジンブレーキトルクを
自動的に4輪に分配することができる前輪アクスル用回
転伝達装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、前後輪を直結した4輪駆
動車の前輪アクスルに装着され、駆動力の伝達、遮断の
切り換えを行う車両の前輪アクスル用回転伝達装置にお
いて、駆動部材と従動部材を内外に回転可能に嵌合さ
せ、その駆動部材と従動部材の間に、保持器と両方向係
合可能な複数のローラとを収納して2方向クラッチを形
成すると共に、ロータを従動部材側に連結した電磁クラ
ッチを併設し、電磁クラッチに対する外部からの信号に
より上記保持器をロータと着脱可能にした構成を採用し
たものである。
するため、請求項1の発明は、前後輪を直結した4輪駆
動車の前輪アクスルに装着され、駆動力の伝達、遮断の
切り換えを行う車両の前輪アクスル用回転伝達装置にお
いて、駆動部材と従動部材を内外に回転可能に嵌合さ
せ、その駆動部材と従動部材の間に、保持器と両方向係
合可能な複数のローラとを収納して2方向クラッチを形
成すると共に、ロータを従動部材側に連結した電磁クラ
ッチを併設し、電磁クラッチに対する外部からの信号に
より上記保持器をロータと着脱可能にした構成を採用し
たものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記駆動部材が、アクスル軸と同軸状に対向する中
間軸に連結され、外径にカム面が形成された円筒状カム
部材であり、上記従動部材がアクスル軸に連結され、内
径に円筒面を形成したカップ状外輪である構成を採用し
たものである。
て、上記駆動部材が、アクスル軸と同軸状に対向する中
間軸に連結され、外径にカム面が形成された円筒状カム
部材であり、上記従動部材がアクスル軸に連結され、内
径に円筒面を形成したカップ状外輪である構成を採用し
たものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記保持器の一端にローラを中立位置に支持するス
イッチばねを、また、他端に上記外輪の内部に回転自在
に支持されたアーマチュアを軸方向にスライド可能に連
結させた構成を採用したものである。
て、上記保持器の一端にローラを中立位置に支持するス
イッチばねを、また、他端に上記外輪の内部に回転自在
に支持されたアーマチュアを軸方向にスライド可能に連
結させた構成を採用したものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明
において、上記車両の全輪の回転数をセンサで検出し、
前後輪の回転数差と、予め設定した設定値とを比較し、
後輪側の回転数がその設定値を越えた時に、上記電磁ク
ラッチへの通電をONするようにした構成を採用したも
のである。
において、上記車両の全輪の回転数をセンサで検出し、
前後輪の回転数差と、予め設定した設定値とを比較し、
後輪側の回転数がその設定値を越えた時に、上記電磁ク
ラッチへの通電をONするようにした構成を採用したも
のである。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記センサーが、ABSセンサーと兼用した構成を
採用したものである。
て、上記センサーが、ABSセンサーと兼用した構成を
採用したものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至4の発明
において、上記ローラの軸方向中央部に同心溝を形成
し、その溝に弾性リングを弾性装着した構成を採用した
ものである。
において、上記ローラの軸方向中央部に同心溝を形成
し、その溝に弾性リングを弾性装着した構成を採用した
ものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項2の発明におい
て、上記カム面に僅かな凹みを形成し、上記ローラとの
係合角度を小さく設定した構成を採用したものである。
て、上記カム面に僅かな凹みを形成し、上記ローラとの
係合角度を小さく設定した構成を採用したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0016】図1はこの発明の回転伝達装置1を組み込
む4輪駆動車の車輪駆動系のレイアウトを示し、エンジ
ン2にトランスミッション3を介して連なるトランスフ
ァー4の出力が、フロントプロペラシャフト5で前輪6
と、リアプロペラシャフト7で後輪8に伝達され、前輪
アクスルのフロントディファレンシャル9と一方前輪6
の間が、ケース内に収納された状態で、フロントディフ
ァレンシャル9側のインターミディエイト軸(中間軸と
いう)10と、前輪6側のアクスル軸(出力軸という)
11に分断され、この分断部分に回転伝達装置1が装着
されている。
む4輪駆動車の車輪駆動系のレイアウトを示し、エンジ
ン2にトランスミッション3を介して連なるトランスフ
ァー4の出力が、フロントプロペラシャフト5で前輪6
と、リアプロペラシャフト7で後輪8に伝達され、前輪
アクスルのフロントディファレンシャル9と一方前輪6
の間が、ケース内に収納された状態で、フロントディフ
ァレンシャル9側のインターミディエイト軸(中間軸と
いう)10と、前輪6側のアクスル軸(出力軸という)
11に分断され、この分断部分に回転伝達装置1が装着
されている。
【0017】上記4輪駆動車の全輪の回転数をセンサ1
2で個々に検出し、その検出回転数を制御コントローラ
(ECU)13に入力すると共に、トランスミッション
3とトランスファー4の回転検出値と、モード選択スイ
ッチ14の信号も制御コントローラ13に入力し、制御
コントローラ13は、前後輪6、8の回転数差と、予め
設定した設定値とを比較し、後輪8側の回転数がその設
定値を越えた時に、上記回転伝達装置1に出力して作動
させるようになっている。なお、上記全輪の回転数を個
々に検出するセンサ12は、ABSセンサーを兼用した
ものとすることができる。
2で個々に検出し、その検出回転数を制御コントローラ
(ECU)13に入力すると共に、トランスミッション
3とトランスファー4の回転検出値と、モード選択スイ
ッチ14の信号も制御コントローラ13に入力し、制御
コントローラ13は、前後輪6、8の回転数差と、予め
設定した設定値とを比較し、後輪8側の回転数がその設
定値を越えた時に、上記回転伝達装置1に出力して作動
させるようになっている。なお、上記全輪の回転数を個
々に検出するセンサ12は、ABSセンサーを兼用した
ものとすることができる。
【0018】上記回転伝達装置1は、図2に示すよう
に、中間軸10と出力軸11が同軸心上で対向する部分
に、2方向クラッチAと電磁クラッチBを併設して形成
されている。
に、中間軸10と出力軸11が同軸心上で対向する部分
に、2方向クラッチAと電磁クラッチBを併設して形成
されている。
【0019】2方向クラッチAは、出力軸11の端部に
従動部材であるカップ状の外輪15がスプライン16を
介して一体に回転するよう結合され、この外輪15の大
径部分の内部に駆動部材であるカム部材17が軸受18
を介して回転自在に収納され、該カム部材17の内径部
に中間軸10がスプライン19を介して一体に回転する
よう結合されている。
従動部材であるカップ状の外輪15がスプライン16を
介して一体に回転するよう結合され、この外輪15の大
径部分の内部に駆動部材であるカム部材17が軸受18
を介して回転自在に収納され、該カム部材17の内径部
に中間軸10がスプライン19を介して一体に回転する
よう結合されている。
【0020】図2と図3(A)のように、上記外輪15
の大径部分の内径面に円筒面20が形成され、これに対
応するようカム部材17に設けた大径部の外径面に、円
周方向に所定の間隔をおいて複数のカム面21が形成さ
れ、各カム面21は、外輪15の円筒面20との間で円
周方向の両側が狭幅になる楔状空間を形成している。
の大径部分の内径面に円筒面20が形成され、これに対
応するようカム部材17に設けた大径部の外径面に、円
周方向に所定の間隔をおいて複数のカム面21が形成さ
れ、各カム面21は、外輪15の円筒面20との間で円
周方向の両側が狭幅になる楔状空間を形成している。
【0021】前記カム部材17の外径部に環状の保持器
22が外嵌挿入され、保持器22の一端側はプレート2
3を介してカム部材17に回転可能となるよう支持され
ている。この保持器22には、図3(A)に示すよう
に、円周方向にカム面21と同数のポケット24が形成
され、その各ポケット24に係合子としてのローラ25
が組み込まれている。ローラ25はカム部材17のカム
面21に対して1個ずつ組み込まれており、保持器22
によって円周方向に所定量移動すると、カム面21と円
筒面20の間に係合し、外輪15とカム部材17を回転
方向に一体化する。
22が外嵌挿入され、保持器22の一端側はプレート2
3を介してカム部材17に回転可能となるよう支持され
ている。この保持器22には、図3(A)に示すよう
に、円周方向にカム面21と同数のポケット24が形成
され、その各ポケット24に係合子としてのローラ25
が組み込まれている。ローラ25はカム部材17のカム
面21に対して1個ずつ組み込まれており、保持器22
によって円周方向に所定量移動すると、カム面21と円
筒面20の間に係合し、外輪15とカム部材17を回転
方向に一体化する。
【0022】図2と図3(B)のように、保持器22と
カム部材17の両者には、円周方向の一部に切り欠き2
6、27があり、そこに弾性部材であるスイッチばね2
8を撓ませて両端部28a、28aをセットする。な
お、両者の切り欠き26、27は、後述する電磁クラッ
チBのアーマチュアに隣接する側面に設けてある。
カム部材17の両者には、円周方向の一部に切り欠き2
6、27があり、そこに弾性部材であるスイッチばね2
8を撓ませて両端部28a、28aをセットする。な
お、両者の切り欠き26、27は、後述する電磁クラッ
チBのアーマチュアに隣接する側面に設けてある。
【0023】保持器22とカム部材17は互いの切り欠
き26、27が合致しているとき、カム部材17のカム
面21と保持器22のポケット24及びローラ15の位
置関係は、図3(A)の如く、ローラ25と外輪15の
間に隙間が存在するように設定されている。従って、ス
イッチばね28がセットされていると、ローラ25が中
立位置に保持され、カム部材17と外輪15は係合され
ず空転可能な状態となる。
き26、27が合致しているとき、カム部材17のカム
面21と保持器22のポケット24及びローラ15の位
置関係は、図3(A)の如く、ローラ25と外輪15の
間に隙間が存在するように設定されている。従って、ス
イッチばね28がセットされていると、ローラ25が中
立位置に保持され、カム部材17と外輪15は係合され
ず空転可能な状態となる。
【0024】上記ローラ25は、図2の如く、軸方向中
央部に同心溝29を形成し、その溝29に弾性リング3
0を弾性装着してカム部材17のカム面21に押さえら
れており、ローラ25が中立位置にある状態で、ローラ
25、カム部材17、保持器22と外輪15は空転状態
になるが、この時、ローラ25と外輪15は非接触とな
るため、摩擦や異常摩耗の発生を防止することができ
る。
央部に同心溝29を形成し、その溝29に弾性リング3
0を弾性装着してカム部材17のカム面21に押さえら
れており、ローラ25が中立位置にある状態で、ローラ
25、カム部材17、保持器22と外輪15は空転状態
になるが、この時、ローラ25と外輪15は非接触とな
るため、摩擦や異常摩耗の発生を防止することができ
る。
【0025】また、カム部材17に設けたカム面21
は、図3(A)に示すように、V字状やU字状等の狭角
形状の僅かな凹みによって形成し、この凹み内にローラ
25を納めることで、上記ローラ25との係合角度を小
さく設定している。この事により、回転伝達装置1が駆
動系の最終位置に設置される不利の解消、即ち、デファ
レンシャル装置等の減速装置を通過することにより、回
転数が遅くなることで係合に時間を要し、車体へのショ
ックの発生を起こすのを防止する役目を果たすことがで
きる。
は、図3(A)に示すように、V字状やU字状等の狭角
形状の僅かな凹みによって形成し、この凹み内にローラ
25を納めることで、上記ローラ25との係合角度を小
さく設定している。この事により、回転伝達装置1が駆
動系の最終位置に設置される不利の解消、即ち、デファ
レンシャル装置等の減速装置を通過することにより、回
転数が遅くなることで係合に時間を要し、車体へのショ
ックの発生を起こすのを防止する役目を果たすことがで
きる。
【0026】前記電磁クラッチは、中間軸10と外輪1
5の開放端側の内部に組み込まれており、中間軸10と
出力軸11及び回転伝達装置1を収納するケース31の
フランジ面に回転不能に固定された電磁石32と、この
電磁石32に対して回転可能に外嵌するロータ33と、
このロータ33に外嵌する状態で回転不能に固定され、
かつ、外輪17の内径に挿入されて回り止めピン34で
外輪17に回転不能に固定されたロータガイド35と、
ロータ33とロータガイド35の対向するフランジ面間
に、軸方向隙間をもって挟み込まれたアーマチュア36
と、ロータ33とアーマチュア36の対向面間に設けた
皿ばねのごとき弾性部材37とで構成されている。
5の開放端側の内部に組み込まれており、中間軸10と
出力軸11及び回転伝達装置1を収納するケース31の
フランジ面に回転不能に固定された電磁石32と、この
電磁石32に対して回転可能に外嵌するロータ33と、
このロータ33に外嵌する状態で回転不能に固定され、
かつ、外輪17の内径に挿入されて回り止めピン34で
外輪17に回転不能に固定されたロータガイド35と、
ロータ33とロータガイド35の対向するフランジ面間
に、軸方向隙間をもって挟み込まれたアーマチュア36
と、ロータ33とアーマチュア36の対向面間に設けた
皿ばねのごとき弾性部材37とで構成されている。
【0027】上記ロータ33とロータガイド35、外輪
15はいかなるときも相対回転しないと共に、ロータ3
3が外輪15に固定された摩擦部材となり、また、アー
マチュア36は、電磁石32への通電のONによる磁力
によってロータ33に移動吸着され、弾性部材37はロ
ータガイド35のフランジ面に向けてアーマチュア36
を軽く付勢し、電磁石32への通電をOFFしたとき、
ロータ33に対して非接触として摩耗が発生するのを防
止している。
15はいかなるときも相対回転しないと共に、ロータ3
3が外輪15に固定された摩擦部材となり、また、アー
マチュア36は、電磁石32への通電のONによる磁力
によってロータ33に移動吸着され、弾性部材37はロ
ータガイド35のフランジ面に向けてアーマチュア36
を軽く付勢し、電磁石32への通電をOFFしたとき、
ロータ33に対して非接触として摩耗が発生するのを防
止している。
【0028】ここで、ロータガイド35は非磁性体材料
からなり、アーマチュア36が外輪15へ接触して磁力
が外輪15へ漏洩しないように設定している。外輪15
へ磁力が逃げると、意図するアーマチュア36の吸着力
が得られないばかりか、吸着できないこともある。
からなり、アーマチュア36が外輪15へ接触して磁力
が外輪15へ漏洩しないように設定している。外輪15
へ磁力が逃げると、意図するアーマチュア36の吸着力
が得られないばかりか、吸着できないこともある。
【0029】このように、ロータガイド35とロータ3
3の摩擦面との間にアーマチュア36を遊嵌することに
よって、これら二つの部品によってアーマチュア36の
移動量を管理調節することができ、なおかつ、外輪15
への磁力の漏洩を防止することができることになる。
3の摩擦面との間にアーマチュア36を遊嵌することに
よって、これら二つの部品によってアーマチュア36の
移動量を管理調節することができ、なおかつ、外輪15
への磁力の漏洩を防止することができることになる。
【0030】前記した2方向クラッチAにおいて、保持
器22の電磁クラッチB側となる他端側に連成した延長
腕にスリット38が設けられ、カム部材17の端部に嵌
挿したスイッチばね押さえ39が保持器22の支持を兼
ねてはめ込まれ、図4に示すスイッチばね押さえ39の
外周で軸心を挟む位置に設けた爪40が上記アーマチュ
ア36のスリット部41にはめ込まれ、これにより、保
持器22とアーマチュア36はスイッチばね押さえ39
を介して回転方向に一体となるよう結合され、アーマチ
ュア36は保持器22に対して回転不能で軸方向の移動
は可能となっている。
器22の電磁クラッチB側となる他端側に連成した延長
腕にスリット38が設けられ、カム部材17の端部に嵌
挿したスイッチばね押さえ39が保持器22の支持を兼
ねてはめ込まれ、図4に示すスイッチばね押さえ39の
外周で軸心を挟む位置に設けた爪40が上記アーマチュ
ア36のスリット部41にはめ込まれ、これにより、保
持器22とアーマチュア36はスイッチばね押さえ39
を介して回転方向に一体となるよう結合され、アーマチ
ュア36は保持器22に対して回転不能で軸方向の移動
は可能となっている。
【0031】即ち、ロータ33は外輪15とつながって
おり、アーマチュア36は、保持器22、スイッチばね
28を介してカム部材17とつながっているため、外輪
15とカム部材17の相対回転が可能である。
おり、アーマチュア36は、保持器22、スイッチばね
28を介してカム部材17とつながっているため、外輪
15とカム部材17の相対回転が可能である。
【0032】この発明の回転伝達装置は、上記のような
構成であり、モード切り替えスイッチ14をAUTOモ
ードにセットした状態で、電磁クラッチBの電磁石32
への通電がOFFのときは、2方向クラッチAはスイッ
チばね28の作用により、ローラ25が円筒面20に係
合しない中立位置に保持され、カム部材17と外輪15
は空転可能になり、中間軸10と出力軸11は切り離さ
れているので、フロントディファレンシャル9の作用で
前輪6に駆動が伝わらず、2WDの走行となる。
構成であり、モード切り替えスイッチ14をAUTOモ
ードにセットした状態で、電磁クラッチBの電磁石32
への通電がOFFのときは、2方向クラッチAはスイッ
チばね28の作用により、ローラ25が円筒面20に係
合しない中立位置に保持され、カム部材17と外輪15
は空転可能になり、中間軸10と出力軸11は切り離さ
れているので、フロントディファレンシャル9の作用で
前輪6に駆動が伝わらず、2WDの走行となる。
【0033】上記の状態での走行において、全輪の回転
数をセンサ12で個々に検出し、その検出回転数を制御
コントローラ13に入力し、制御コントローラ13は、
前後輪6、8の回転数差と、予め設定した設定値とを比
較し、後輪8側の回転数がその設定値を越えた時に出力
し、回転伝達装置1の電磁クラッチBにおける電磁石3
2に対する通電をONする。
数をセンサ12で個々に検出し、その検出回転数を制御
コントローラ13に入力し、制御コントローラ13は、
前後輪6、8の回転数差と、予め設定した設定値とを比
較し、後輪8側の回転数がその設定値を越えた時に出力
し、回転伝達装置1の電磁クラッチBにおける電磁石3
2に対する通電をONする。
【0034】電磁石32への通電がONになると、電磁
石32の磁力でアーマチュア36がロータ33に吸着さ
れ、この状態でカム部材17と外輪15が相対回転しよ
うとすると、アーマチュア36とロータ33間に発生し
た摩擦力によって、保持器22と外輪15を一体化させ
るため、ローラ25をカム面21の中立位置から楔空間
の係合位置へ移動し、外輪15とカム部材17を係合す
る。従って、電磁石32への通電をONすると、カム部
材17と外輪15がロックし、カム部材17の回転が出
力軸11に伝達されることにより、前輪6が駆動されて
4WDの状態となる。
石32の磁力でアーマチュア36がロータ33に吸着さ
れ、この状態でカム部材17と外輪15が相対回転しよ
うとすると、アーマチュア36とロータ33間に発生し
た摩擦力によって、保持器22と外輪15を一体化させ
るため、ローラ25をカム面21の中立位置から楔空間
の係合位置へ移動し、外輪15とカム部材17を係合す
る。従って、電磁石32への通電をONすると、カム部
材17と外輪15がロックし、カム部材17の回転が出
力軸11に伝達されることにより、前輪6が駆動されて
4WDの状態となる。
【0035】この回転伝達装置1は、前後輪6、8の回
転数差と予め設定した設定値とを比較して、電磁クラッ
チBへの通電をON−OFF制御することにより、ロー
ラ型2方向クラッチAのカム面21と保持器22の周方
向の位相を変化させるようにしているので、車両の加速
時は、前輪6に対して後輪8側の回転数が上回ることに
より、2方向クラッチAの結合で直結4WDと同等の駆
動性を得ることができ、旋回中は前輪6と後輪8の回転
数に差ができるが、設定値以下の回転数の差となるた
め、2方向クラッチAは切り離され、2WDの状態とな
ってタイトコーナブレーキング現象の発生を防止し、な
おかつ、エンジンブレーキ時に、後輪がスリップして回
転数の差が出て、設定値を上回ると、2方向クラッチA
の結合でエンジンブレーキトルクは4輪に配分される。
転数差と予め設定した設定値とを比較して、電磁クラッ
チBへの通電をON−OFF制御することにより、ロー
ラ型2方向クラッチAのカム面21と保持器22の周方
向の位相を変化させるようにしているので、車両の加速
時は、前輪6に対して後輪8側の回転数が上回ることに
より、2方向クラッチAの結合で直結4WDと同等の駆
動性を得ることができ、旋回中は前輪6と後輪8の回転
数に差ができるが、設定値以下の回転数の差となるた
め、2方向クラッチAは切り離され、2WDの状態とな
ってタイトコーナブレーキング現象の発生を防止し、な
おかつ、エンジンブレーキ時に、後輪がスリップして回
転数の差が出て、設定値を上回ると、2方向クラッチA
の結合でエンジンブレーキトルクは4輪に配分される。
【0036】また、ABS作動時は、2方向クラッチA
が切り離されて前後輪6、8の拘束力を遮断することに
より、ABSの制御性を向上させることができる。
が切り離されて前後輪6、8の拘束力を遮断することに
より、ABSの制御性を向上させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、前後
輪を直結した4輪駆動車の前輪アクスルに装着される前
輪アクスル用回転伝達装置において、ローラ型2方向ク
ラッチと電磁クラッチを併設し、電磁クラッチに対する
外部からの信号により上記2方向クラッチの保持器を電
磁クラッチのロータと着脱可能にしたので、電磁クラッ
チに対する通電のON−OFFを行うことで、4WDと
2WDの切り換えが自動的に行え、特に、車両の全輪の
回転数をセンサで検出し、前後輪の回転数差と、予め設
定した設定値とを比較し、後輪側の回転数がその設定値
を越えた時に、上記電磁クラッチをONすることによ
り、車両の加速時は直結4WDと同等の駆動性を得るこ
とができ、旋回中はタイトコーナブレーキング現象を防
止し、かつ、エンジンブレーキトルクを自動的に4輪に
分配することができる。
輪を直結した4輪駆動車の前輪アクスルに装着される前
輪アクスル用回転伝達装置において、ローラ型2方向ク
ラッチと電磁クラッチを併設し、電磁クラッチに対する
外部からの信号により上記2方向クラッチの保持器を電
磁クラッチのロータと着脱可能にしたので、電磁クラッ
チに対する通電のON−OFFを行うことで、4WDと
2WDの切り換えが自動的に行え、特に、車両の全輪の
回転数をセンサで検出し、前後輪の回転数差と、予め設
定した設定値とを比較し、後輪側の回転数がその設定値
を越えた時に、上記電磁クラッチをONすることによ
り、車両の加速時は直結4WDと同等の駆動性を得るこ
とができ、旋回中はタイトコーナブレーキング現象を防
止し、かつ、エンジンブレーキトルクを自動的に4輪に
分配することができる。
【図1】回転伝達装置を用いた4輪駆動車の車輪駆動系
のレイアウトを示す平面図
のレイアウトを示す平面図
【図2】回転伝達装置の縦断面図図
【図3】(A)は図2の矢印a−aに沿う断面図、
(B)は図2の矢印b−bに沿う断面図
(B)は図2の矢印b−bに沿う断面図
【図4】(A)はスイッチばね押さえの正面図、(B)
は同縦断面図
は同縦断面図
1 回転伝達装置 6 前輪 8 後輪 10 中間軸 11 出力軸 12 センサ 15 外輪 17 カム部材 20 円筒面 21 カム面 22 保持器 25 ローラ 28 スイッチばね 32 電磁石 33 ロータ 35 ロータガイド 36 アーマチュア A 2方向クラッチ B 電磁クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D036 GA12 GB05 GD08 GG40 GG55 GH20 GH22 GH25 GJ17 3D043 EA02 EA16 EB03 EB07 EB12 EE07 EE08 EE09
Claims (7)
- 【請求項1】 前後輪を直結した4輪駆動車の前輪アク
スルに装着され、駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う
車両の前輪アクスル用回転伝達装置において、駆動部材
と従動部材を内外に回転可能に嵌合させ、その駆動部材
と従動部材の間に、保持器と両方向係合可能な複数のロ
ーラとを収納して2方向クラッチを形成すると共に、ロ
ータを従動部材側に連結した電磁クラッチを併設し、電
磁クラッチに対する外部からの信号により上記保持器を
ロータと着脱可能にしたことを特徴とする車両の前輪ア
クスル用回転伝達装置。 - 【請求項2】 上記駆動部材が、アクスル軸と同軸状に
対向する中間軸に連結され、外径にカム面が形成された
円筒状カム部材であり、上記従動部材がアクスル軸に連
結され、内径に円筒面を形成したカップ状外輪であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の車両の前輪アクスル用
回転伝達装置。 - 【請求項3】 上記保持器の一端にローラを中立位置に
支持するスイッチばねを、また、他端に上記外輪の内部
に回転自在に支持されたアーマチュアを軸方向にスライ
ド可能に連結させたことを特徴とする請求項2に記載の
車両の前輪アクスル用回転伝達装置。 - 【請求項4】 上記車両の全輪の回転数をセンサで検出
し、前後輪の回転数差と、予め設定した設定値とを比較
し、後輪側の回転数がその設定値を越えた時に、上記電
磁クラッチへの通電をONするようにしたことを特徴と
する請求項1乃至3の何れかに記載の車両の前輪アクス
ル用回転伝達装置。 - 【請求項5】 上記センサーが、ABSセンサーと兼用
したことを特徴とする請求項4に記載の車両の前輪アク
スル用回転伝達装置。 - 【請求項6】 上記ローラの軸方向中央部に同心溝を形
成し、その溝に弾性リングを弾性装着したことを特徴と
する請求項1乃至4の何れかに記載の車両の前輪アクス
ル用回転伝達装置。 - 【請求項7】 上記カム面に僅かな凹みを形成し、上記
ローラとの係合角度を小さく設定したことを特徴とする
請求項2に記載の車両の前輪アクスル用回転伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137035A JP2000326748A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 車両の前輪アクスル用回転伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11137035A JP2000326748A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 車両の前輪アクスル用回転伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000326748A true JP2000326748A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15189336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11137035A Pending JP2000326748A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 車両の前輪アクスル用回転伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000326748A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1350660A2 (en) * | 2002-03-25 | 2003-10-08 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
US6701804B2 (en) | 2002-03-25 | 2004-03-09 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
US6896085B2 (en) | 2002-03-25 | 2005-05-24 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
JP2005207471A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Suzuki Motor Corp | 4輪駆動車におけるフロントディファレンシャル |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11137035A patent/JP2000326748A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1350660A2 (en) * | 2002-03-25 | 2003-10-08 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
US6688444B2 (en) | 2002-03-25 | 2004-02-10 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
US6701804B2 (en) | 2002-03-25 | 2004-03-09 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
US6896085B2 (en) | 2002-03-25 | 2005-05-24 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
EP1350660A3 (en) * | 2002-03-25 | 2006-02-01 | Showa Corporation | Power switching apparatus |
JP2005207471A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Suzuki Motor Corp | 4輪駆動車におけるフロントディファレンシャル |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040312 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |