JP4071884B2 - ガスグリル - Google Patents

ガスグリル Download PDF

Info

Publication number
JP4071884B2
JP4071884B2 JP00443299A JP443299A JP4071884B2 JP 4071884 B2 JP4071884 B2 JP 4071884B2 JP 00443299 A JP00443299 A JP 00443299A JP 443299 A JP443299 A JP 443299A JP 4071884 B2 JP4071884 B2 JP 4071884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
flame
gas
trap
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP00443299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000205564A (ja
Inventor
英雄 近澤
恒靖 早川
Original Assignee
パロマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロマ工業株式会社 filed Critical パロマ工業株式会社
Priority to JP00443299A priority Critical patent/JP4071884B2/ja
Publication of JP2000205564A publication Critical patent/JP2000205564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071884B2 publication Critical patent/JP4071884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、グリル庫内で魚等の被調理物を加熱調理するガスグリルにおいて、ガスグリルの排気口の近くに設置して万が一グリル庫内で異常発火した場合にも火炎が排気口から溢れ出るのを防止するフレームトラップを備えたガスグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からガスこんろにおいては、グリル庫内で魚等の被調理物を加熱調理するガスグリルを組み込んだものは知られているが、こうしたガスグリルには、グリル庫内に被調理物を載置する焼網と、被調理物からの焼き油等を受ける受皿とを備え、グリル庫の上方部にはグリルバーナを備え、グリル庫の背面部に燃焼により発生した燃焼排ガスを器外に導く通路となる排気通路を備えて、調理の際には前もって受け皿に一定量の水を入れてから加熱を開始し、焼網上で焼かれた魚等の被調理物から出る油脂分、すなわ、焼き油を水面に落すことによって焼き油の発火を防止するガスグリル(たとえば、図7参照)と、
グリル庫の上方部に設置されるグリルバーナ(燃料ガスの燃焼用炎孔を鉛直面に形成した全一次空気式バーナ)の燃焼面を斜め上方に向けるとともに、グリル庫の背部排気室への連通路を焼網の被調理物載置面より下方に設けて、グリル庫下部の受皿に溜まった焼き油への加熱を低減しつつグリル庫内での燃焼排ガスを上方から下方に対流させ、この対流熱で焼網上の被調理物を加熱調理することにより加熱調理性能を損うことなく焼き油の温度を発火点以下に下げることで受皿に水を張らなくても過熱による発火が防止できる、いわゆる、水無しグリル(たとえば、図9参照)とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各々のガスグリルのうち前者のガスグリルにあっては、誤って受皿に水がない状態で長時間燃焼が継続されると、受皿に溜まった焼き油が異常過熱されて発火することがあり、また、後者の水無しグリルでも油脂分の多い被調理物(たとえば、身欠き鰊等)ではそのもの自身発火することがある。このようなことは通常使用においてはまずあり得ないことであるが、万が一発火するとグリル庫内の火炎が排気口から器外に溢れ出るおそれがあり、火災発生の危険が指摘されている。そのため、燃焼排ガスを複数に分割するための無数の通気孔を有する複数の多孔板を排気通路に設け、グリル庫内で発火した場合にも多孔板により消炎を行って火炎が器外に溢れることを防止するフレームトラップの設置が考えられている。
【0004】
そこで、表裏を連通する複数の通気孔を形成する多孔板を複数用い、排気通路を流れる燃焼排ガスの全てがそれぞれの多孔板の通気孔を通るように燃焼排ガスの流れ方向に沿って併設するとともに、該複数の多孔板の間に空間を設けたフレームトラップを排気通路に設置することで、グリル庫内で発生した燃焼排ガスは複数の多孔板にそれぞれ形成される通気孔を通って器外に排出される。そして、万が一グリル庫内で発火した場合には、排気通路側に流れる火炎が多孔板の通気孔を通過する際に冷却され、火炎の伝播が阻止されて消炎される。したがって、火炎が外部に溢れることを防ぐことができる。特に、複数の多孔板の間に空間を設けることで、上流側の多孔板から下流側の多孔板への伝熱量が低減されて下流側の多孔板が比較的低温に保たれるため、火炎の冷却を高くすることができる。また、多孔板間の空間には燃焼排ガスや魚等の被調理物から発生する炭化水素ガスがこもりやすくなるため、酸欠による消炎効果も得ることができるのである。
【0005】
この発明は以上のように冷却効果を向上させるとともに、酸欠による消炎効果をも加えることによりグリル庫内で異常発火した火炎が排気口から器外に溢れ出るのを防止するフレームトラップを備えたガスグリルにおいて、その固定支持構造を改良してフレームトラップの熱変形による強度を保ったまま組み立て、メンテナンス性を向上したガスグリルの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の請求項1記載のガスグリルは
燃料ガスの燃焼熱によりグリル庫内の被調理物を加熱するバーナと、上記グリル庫内の燃焼排ガスを器外に導く通路となる排気通路と、
上記排気通路の出口寄りに目詰まりしない程度の無数の通気孔を持つ多孔板部を有する複数の消炎部材を有するフレームトラップとを備えるガスグリルであって、
上記複数の消炎部材は、上記消炎部材の上記多孔板部間が所定の間隔を存するように配置されており、かつ、上記複数の消炎部材は、両側に壁面を備えるものであり、
前記ガスグリルは、前記複数の消炎部材を前記ガスグリルに取り付けるための取付け支持部材を備え、該取付け支持部材は、上部に押え片と取付けフランジを有し、両側には上記フレームトラップの各々の消炎部材の空間に挿入可能で、かつ上記壁面に密接嵌入する支持片と、該支持片間に上記消炎部材の両側内端部を挟入支持する支持溝とを備え、
上記フレームトラップの複数の消炎部材をその両側において取付け支持部材により所定の間隔を保った状態のもとに嵌め込み支持して一体化したことを要旨とする。
【0008】
上記構成を有するこの発明の請求項1記載のガスグリルは、複数の消炎部材を有するフレームトラップがその両側において取付け支持部材により所定の間隔を保った状態のもとに嵌め込み支持されて一体化される。そのため、複数の消炎部材に対し取付け支持部材を嵌め込むだけでワンタッチの作業でこれらが一体に結合されユニット化できる。この結果、スポット溶接等も不要で熱変形による強度を保ったまま、組み立て、メンテナンス性を著しく向上することができる。
【0009】
この発明のガスグリルは、上記複数の消炎部材を一体的に支持する取付け支持部材が上部に押え片と取付けフランジを有し、前後両側には各々の消炎部材の前後両端内壁面に密接嵌入される支持片と各々の消炎部材の前後両側内端部を挟入支持する支持溝とを備えた構造となっているから、複数の消炎部材に対し取付け支持部材を側方から直線的に移動させて取付け支持部材の支持片を消炎部材の前後両端内壁面に密接して嵌め込むと同時に取付け支持部材の支持溝に消炎部材の前後両側内端部を挟入すれば、上部の押え片と支持片とによる消炎部材の上面保持と相まって複数の消炎部材は取付け支持部材により所定の間隔を保った状態のもとに一体化される。この結果、複数の消炎部材の固定支持は簡易、かつ、強固に行いうる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下にこの発明のガスグリルのフレームトラップの好適な実施の形態の一例について図面を参照して説明する。
【0011】
図1はこの発明のガスグリルにおけるフレームトラップの要部の一部を分離して示した斜視図であって、Aはフレームトラップで、複数の消炎部材として3段の多孔板1、2、3を用いている。各々の多孔板1、2、3は平面が長方形となっており、この平面部に四角形(1辺が3mm程度)の通気孔1a、2a、3aを縦横に一定の間隔(略1mm程度)を存して配した格子状に形成し前後両端を直角に曲げ加工して折曲部1b、2b、3bを形成し断面コ字状にステンレス等からなる耐熱金属板(板厚が0.6mm程度)で同一形状及び大きさに作られている。
【0012】
上記3段の多孔板1、2、3のうちの1段目の多孔板1は1つの多孔板1からなり、2段目と3段目の多孔板2、3は2つの多孔板2、3を向い合わせて重合し筒状の直方体に形成されている。そして、これらの多孔板1、2、3は後述する取付け支持金具Bとともに上下面を除く四方を排気通路4に密接して配設することで、フレームトラップAの上、中、下の3面を燃焼排ガスを通過させるための上多孔板3、中多孔板2、下多孔板1としてそれぞれ機能させる。したがって、排気通路4に流れる燃焼排ガスのすべてが下多孔板1、中多孔板2、上多孔板3にそれぞれ形成される通気孔1a、2a、3aを通って器外に排出される。
【0013】
また、上記3つの多孔板1、2、3の前後両端を直角に折曲げて折曲部1b、2b、3bを形成することで各々の多孔板1、2、3間に折曲部1b、2b、3bによる所定の間隔(略10mm程度)aを空けて空間を形成する。この空間により下多孔板1から中多孔板2へ、また、中多孔板2から上多孔板3への伝熱量を次第に少なくすることができ、下多孔板1が高温となっても中多孔板2、上多孔板3と順次低温に保つことができる。なお、2つの多孔板2、3を向い合わせて重合し筒状の直方体に形成すると、開口率が高く板厚が薄いにもかかわらず頑丈となり耐久性が高い。したがって、フレームトラップAの熱変形による強度を十分に保ちうる。また、フレームトラップAで排気通路4の開口面積が狭められるので、排気開口を広くして対処するのが望ましい(図8参照)。この場合、燃焼方式、すなわち、使用するバーナの種類によっても異なるので、それぞれに対応させるものである。
【0014】
ここで、フレームトラップAによる消炎効果について説明する。火炎の伝播は燃焼ガスから未燃ガスへの熱の移動によって起こっているため、その熱を奪うことで火炎の伝播を阻止して消炎する。すなわち、グリル庫5からの火炎はフレームトラップAの下多孔板1の通気孔1aを通過する際に通気孔1aの内壁と接触し熱が奪われる。このとき、下多孔板1が高温となっている状態では火炎を十分に冷却することができず完全に消炎できないが、下多孔板1に比べ順次低温に保たれる中多孔板2及び上多孔板3により更に冷却することで確実に消炎することができる。また、下多孔板1、中多孔板2、上多孔板3との間には燃焼排ガスや被調理物から発生する炭化水素ガスがこもりやすくなり、酸欠による消炎効果も得ることができる。このように3つの多孔板1、2、3を間隔を空けて併設し、冷却効果を向上させるとともに酸欠による消炎効果も加えることにより、通気孔1a、2a、3aの面積を目詰まりしない程度に大きくしても完璧な消炎効果を得ることができる。
【0015】
次に、Bは取付け支持金具で、上記3段の多孔板1、2、3をその両側において固定支持して一体化するためのもので、上部の両側に上記上多孔板3を後述の支持片1aとで挟持してその上限位置を決めるための押え片6を有し、中央部には上記排気通路4を構成する排気ダクト7にその取付板8を介して取付け固定するための取付けフランジ9を外方に突出して備え、前後両側部に上記3段の多孔板1、2、3のうちの重ね合せて筒状の直方体に形成された中多孔板2と上多孔板3の前後両端折曲部2b、3bの内壁面に密接嵌入する支持片10と下多孔板1の前後両端折曲部1bの内壁面に密接嵌入する支持片11を備えるとともに、中多孔板2と下多孔板1の前後両側内端部2c、1cを挟入支持するための支持溝12、13とを備えており、鉄等の弾性を有する耐熱金属板をもって一体に屈折形成され、両側金具とも同一形状及び大きさに作られ、押え板6と支持片10との間に上多孔板3の前後両側内端部3cが挟入する隙間14を備えている。なお、上記押え片6はその先端部を若干上方に傾斜させ、また、支持片10、11は先端下面部を斜状に面とり10a、11aして先細状に形成するとともに先端10b、11bを内方へ若干折曲げて多孔板1、2、3に対する押え片6と支持片10、11の嵌めつけが容易に行えるようにしている。また、15は支持溝13を形成するための突片である。
【0016】
上記構成において、2つの多孔板を向い合わせて重合し、筒状の直方体に形成された中多孔板2と上多孔板3と、1つの多孔板からなる下多孔板1とを上下に重ね、その側方より取付け支持金具Bを直線的に移動して近づけ、取付け支持金具Bの支持片10、11の先端10b、11bを中多孔板2と上多孔板3の前後両端折曲部2b、3bの内壁面と下多孔板1の前後両端折曲部1bの内壁面とにあてがって支持片10、11の外方へ拡がろうとする弾性力に抗してはめ込むと同時に取付け支持金具Bの支持溝12、13に中多孔板2と下多孔板1の前後両側内端部2c、1cを挟入し、さらに、取付け支持金具Bの上部両側の押え片6を上多孔板3の上面両側に位置させることでこの押え片6と支持片10との間の隙間14で上多孔板3の前後両側内端部3cを挟持する。多孔板1、2、3に対し取付け支持金具Bをいっぱいまで押し込むと、支持片10、11が多孔板1、2、3の前後両端折曲部1b、2b、3bの内壁面に密接嵌入されて多孔板1、2、3を横方向に保持し、支持溝12、13に多孔板2、1の両側端部2c、1cが挟着されることで多孔板1、2、3を縦方向に保持し、また、押え片6と支持片10との隙間14により上多孔板3も縦方向に保持されるため、これらはガタのないよう強固に固定支持され一体化される(図4乃至図6参照)。なお、反対側の嵌めつけ支持も同一の理により行われ、3段の多孔板1、2、3が略同一間隔aを存して一体に固定支持されたフレームトラップAが形成される(図2及び図3参照)。
【0017】
以上説明したフレームトラップによれば、3段の多孔板1、2、3に対し取付け支持金具Bを側方から嵌めつけるだけでスポット溶接等のような面倒な作業を要することなく、熱変形による強度を保った所定のフレームトラップAが形成できるから、フレームトラップAの組み立てはワンタッチで行えて作業性は向上する。また、排気通路4に対するフレームトラップAの取付けを排気口4aとすると、その取付け及び取外しが簡単に行えるため、メンテナンス等が容易となり、グリル庫内の後方部の掃除も容易に行いうる。また、上記フレームトラップAにおいて、両側の取付け支持金具Bを抜脱して取り外すと、多孔板1、2、3はバラバラに分解されるので、これらの掃除、保守、点検、修理等に便利である。
【0018】
図7はこの発明のフレームトラップを適用したガスグリルの一例を示したもので、このガスグリルはガステーブルに組み込まれたものであって、グリル庫5内に被調理物Cを載置する焼網21と、被調理物Cからの焼き油等を受ける受皿22とを備え、またグリル庫5の上方部には燃料ガスを燃焼するバーナ23と輻射板24とが備えられ、グリル庫5の背部に燃焼により発生した燃焼排ガスを器外に開口する排気口4aに誘導する排気通路4を設けて、調理の際には前もって受皿22に一定量の水を入れてから加熱を開始し、焼網21上で焼かれた魚等の被調理物Cから出る油脂分、すなわち、焼き油を水面に落すことによって焼き油の発火を防止するようになっている。そして、フレームトラップAを排気口4aに備えて不慮の発火時の消炎ができるようにしている。なお、20はグリル庫の前面開口25を開閉するグリル扉で、受皿22の出し入れと連動して自動開閉するようになっている。26は受皿22の把手である。また、27は排気カバー、Dはこんろ部である。
【0019】
図9はこの発明のフレームトラップを、いわゆる水無しグリルに適用した一例を示したもので、このガスグリルはガステーブルに組み込まれたものであって、グリル庫5内に被調理物を載置する焼網31と、被調理物からの焼き油等を受ける受皿32とを備え、また、グリル庫5の上方側面には燃料ガスを燃焼する全一次空気式バーナ33が備えられ、グリル庫の背部に燃焼により発生した燃焼排ガスを器外に開口する排気口4aに誘導する排気通路4を設け、グリル庫5の後面下部にはグリル庫5と排気通路4とを連通する連通口37が焼網31の被調理物載置面より下方に形成されて、グリル庫5内での燃焼排ガスを上方から下方に対流させ、この対流熱で焼網31上の被調理物を加熱調理することにより加熱調理性能を損うことなく受皿32に溜まった焼き油への加熱を低減して水を張らなくても過熱による焼き油の発火が防止できるようになっている。そして、フレームトラップAを排気口4aに備えて不慮の発火時の消炎ができるようにしている。なお、20はグリル庫5の前面開口35を開閉するグリル扉で、受皿32の出し入れと連動して自動開閉するようになっている。36は受皿32の把手である。また、38は排気カバー、Dはこんろ部である。
【0020】
なお、上記フレームトラップAは排気口4aに嵌めつけ、その取付けフランジ9を排気ダクト7の取付板8にビス止め又はボルト、ナット等により取付け固定する。したがって、ビス止め又はボルト、ナット等を外すだけでフレームトラップAの取外しが簡単に行えるものである。
また、上記フレームトラップAの各々の多孔板1、2、3に臭気や煙等の分解を促進する酸化触媒をコーティングすると、被調理物から生じた臭気や煙等を触媒効果で分解除去することができ、このような触媒による分解除去作用で通気孔1a、2a、3aの目詰まりをも効果的に防止することができる。
また、上記実施の形態では3段の多孔板1、2、3を略一定の間隔aを存して設けたが、4段以上で異なる間隔とすることも自由であり、逆に2段の多孔板2、3のみでも可能で、特に、通気性を損なわないことが条件となる。
また、多孔板1、2、3の通気孔1a、2a、3aの形状は四角形に限らず、たとえば、円形、三角、六角、菱形等でもよく、不定形であってもよい。
【0021】
以上この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
この発明のフレームトラップを備えたガスグリルは以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】
この発明の請求項1記載のガスグリルによれば、複数の消炎部材を有するフレームトラップにその両側取付け支持部材を嵌め込むだけで、これらが所定の間隔を保った状態のもとに固定支持され一体化できるので、手間のかかるスポット溶接等を施さなくても熱変形による強度を保ったまま、組み立て、メンテナンス性を向上する。
【0024】
この発明のガスグリルによれば、フレームトラップの複数の消炎部材の前後両端内壁面に取付け支持部材の支持片を密接嵌入すると同時に消炎部材の両側内端部を取付け支持部材の支持溝に挟入し、上部の押え片と支持片とによる上面保持と相まってワンタッチ操作で固定支持できるので、作業性を向上させることができるとともに、これらの固定支持も強固となりみだりに形崩れなどが生ずることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガスグリルにおけるフレームトラップの要部の一部を分離して示した斜視図である。
【図2】組み付け完了したフレームトラップの一部切欠平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】要部の縦断正面図である。
【図5】図3のX−X線における縦断側面図である。
【図6】図5のY−Y線における横断平面図である。
【図7】この発明のフレームトラップを適用したガスグリルの一例を示した全体断面図である。
【図8】グリル庫と排気室の関係の一例を示した横断平面図である。
【図9】この発明のフレームトラップを適用したガスグリルの異なる例を示した全体断面図である。
【符号の説明】
A…フレームトラップ
1…下多孔板
2…中多孔板
3…上多孔板
1a…下多孔板の通気孔
2a…中多孔板の通気孔
3a…上多孔板の通気孔
4…排気通路
B…取付け支持部材
6…押え片
9…取付けフランジ
10、11…支持片
12、13…支持溝

Claims (1)

  1. 燃料ガスの燃焼熱によりグリル庫内の被調理物を加熱するバーナと、上記グリル庫内の燃焼排ガスを器外に導く通路となる排気通路と、
    上記排気通路の出口寄りに目詰まりしない程度の無数の通気孔を持つ多孔板部を有する複数の消炎部材を有するフレームトラップとを備えるガスグリルであって、
    上記複数の消炎部材は、上記消炎部材の上記多孔板部間が所定の間隔を存するように配置されており、かつ、上記複数の消炎部材は、両側に壁面を備えるものであり、
    前記ガスグリルは、前記複数の消炎部材を前記ガスグリルに取り付けるための取付け支持部材を備え、該取付け支持部材は、上部に押え片と取付けフランジを有し、両側には上記フレームトラップの各々の消炎部材の空間に挿入可能で、かつ上記壁面に密接嵌入する支持片と、該支持片間に上記消炎部材の両側内端部を挟入支持する支持溝とを備え、
    上記フレームトラップの複数の消炎部材をその両側において取付け支持部材により所定の間隔を保った状態のもとに嵌め込み支持して一体化したことを特徴とするガスグリル。
JP00443299A 1999-01-11 1999-01-11 ガスグリル Expired - Lifetime JP4071884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00443299A JP4071884B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 ガスグリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00443299A JP4071884B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 ガスグリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000205564A JP2000205564A (ja) 2000-07-25
JP4071884B2 true JP4071884B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=11584096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00443299A Expired - Lifetime JP4071884B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 ガスグリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4071884B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6533706B2 (ja) * 2015-07-14 2019-06-19 株式会社パロマ コンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000205564A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722882B2 (ja) グリル
JP2006046884A (ja) ガスコンロ
JP4071884B2 (ja) ガスグリル
JP4203521B2 (ja) グリル
JP2522985B2 (ja) 後方排気式グリルのガスバ−ナ
JP4883588B2 (ja) グリル
JP4678693B2 (ja) グリル
JP3005845B2 (ja) グリル庫の排気構造
JPH11248170A (ja) ガスグリル
JP2001324153A (ja) トッププレート温度上昇防止構造
JP4188928B2 (ja) グリル
JP7438880B2 (ja) グリル
JP3953204B2 (ja) ガスグリル
JPS6115965B2 (ja)
JP2015200460A (ja) グリルプレート及びグリル装置
JP3143428B2 (ja) 両面焼きグリル
JP4677575B2 (ja) 両面焼グリル
JP2757483B2 (ja) 焼成器
JP3150250B2 (ja) 両面焼きグリル
JP2000074377A (ja) ガスグリル
JP2612826B2 (ja) ガスバーナ
JP3615990B2 (ja) グリル
JP3780393B2 (ja) グリル
JP3062726B2 (ja) グリル焼成装置
TW202339655A (zh) 燃燒器罩及加熱烹調器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term