JP2522985B2 - 後方排気式グリルのガスバ−ナ - Google Patents

後方排気式グリルのガスバ−ナ

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JP2522985B2
JP2522985B2 JP63092816A JP9281688A JP2522985B2 JP 2522985 B2 JP2522985 B2 JP 2522985B2 JP 63092816 A JP63092816 A JP 63092816A JP 9281688 A JP9281688 A JP 9281688A JP 2522985 B2 JP2522985 B2 JP 2522985B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ガステーブルに組込まれた後方排気式グ
リルのガスバーナに関する。
〔従来の技術〕
従来よりガステーブルに組込まれたグリル又はガスオ
ーブン等のガスバーナは、被調理物を加熱するメインバ
ーナと、該メインバーナの加熱により被調理物から発生
する煙、臭いを燃焼酸化して焼失するアフタバーナとを
各別に設けているのが一般的である(たとえば、第6図
又は特公昭51−36346号公報参照)、 詳しくは、第6図に示されているもの(以下従来例1
という)は、後方排気式グリルにおいて、グリル庫10′
内に可動ケース12′と、前面扉13′と一体の水受皿14′
とを二段引出式に備え、水受皿14′内には焼網17′を脱
着自由に載せ、該焼網17′の上方部に被調理物を加熱す
る単独のメインバーナA′を設け、該メインバーナA′
でその上部に備えた加熱板25′を加熱することによる輻
射熱で焼網17′上に載せた魚等の被調理物を焼き料理
し、かつ、グリル庫10′の最上部に煙道18′を設け、該
煙道18′の出口の近くにメインバーナA′の加熱により
被調理物から発生する煙、臭いを燃焼酸化して焼失する
単独のアフタバーナB′を設けて、煙道18′を燃焼排ガ
スとともに流過する煙、臭いを燃焼酸化して焼失するよ
うになし、かつ、前記メインバーナA′とアフタバーナ
B′との間には、第1点火バーナ26′と該第1添加バー
ナ26′から袖火バーナ27′を介して火移りされる第2点
火バーナ28′とを備えた常火パイロットバーナP′を配
設して、その第2点火バーナ28′による火災a′をアフ
タバーナB′の着火に供し、第1点火バーナ26′による
火災b′はメインバーナA′の着火に供すべくなし、さ
らに、前記煙道18′の出口に脱煙脱臭用の触媒プレート
19′を設けて、該触媒プレート19′を前記単独のアフタ
バーナB′の燃焼熱でその活性化に必要な最適温度に加
熱せしめ、触媒プレート19′による脱煙脱臭効果をも奏
するようになしている。
また、特公昭51−36346号公報に示されているもの
(以下従来例2という)は、ガスオーブンにおいて、加
熱庫2の下部の燃焼室5に単独の加熱用バーナ6を備
え、加熱庫2の上部の偏平な排気再燃焼室16には単独の
排気再燃焼用赤外線バーナ18を備えて、前記加熱用バー
ナ6で加熱庫2内の焼皿4に載せた被調理物を前記加熱
用バーナによる燃焼熱気の庫内への循環によって焼き料
理し、排気再燃焼用の赤外線バーナ18では排気再燃焼室
を通る排気を再燃焼して浄化する構造である。
また、メインバーナとアフタバーナを一体化したこの
種のガスバーナとしては、たとえば、特開平1−123909
号公報(以下従来例3という)又は実開昭59−23002号
公報(以下従来例4のいう)があるが、従来例3は、1
枚の燃焼プレートの一端から他端に向って蛇行する帯状
部分に炎口群を連続的に設け、後方の炎口群をアフタバ
ーナとして機能するようになし、該アフタバーナとして
機能する部分で燃焼排ガス中に含有する未燃ガスを焼失
してCO/CO2の値を低くする構造のものである。
また、従来例4は、L字状に弯曲した一対の板状バー
ナ5を天板2から排煙口3に亘って対設し、着火状況が
排煙口3の上面から直接のぞき見ることができるととも
に、天板2の部分のバーナ5で被調理物を加熱し、排煙
口3内のバーナ5では魚等からの煙を燃焼して室内に煙
や臭気が放出されるのを防止又は回避する構造の上方排
気式グリルのガスバーナである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例1は、単独のメインバーナA′と単独のア
フタバーナB′及び常火パイロットバーナP′を所定の
位置に各物に配設し、それぞれを単独に燃焼させるもの
であるから、燃焼部位が多くなる。したがって、各バー
ナA′、B′、P′への配管22′、22″、22″も各別に
行う必要があり(第7図参照)、また、メインバーナ
A′とアフタバーナB′との間には特別の常火パイロッ
トバーナP′を設ける必要があること等から、全体の構
造が複雑化するばかりでなく、器具の大型化も免れ難
く、火移りにも安定性がない等の問題点があった。
また、従来例2は、加熱用バーナ6と排気再燃焼用外
線バーナ18は加熱庫2の上下に各別に設置され、それぞ
れを単独に燃焼させるものであるから、上記従来例1と
同様の問題点があった。
さらに、従来例3は、燃焼プレートのほぼ全幅に亘っ
て蛇行する帯状部分に炎口群を連続的に施したもの又は
燃焼プレートの両側に一対に蛇行する帯状部分に炎口群
を連続的に施しているので、燃焼プレートの後方のアフ
タバーナとして機能する部分では燃焼排ガス中に含有す
る未燃ガスを焼失するにすぎないという問題点があり、
また、アフタバーナの機能を増すために、燃焼プレート
の後方に炎口群を増大すると、メインバーナはアフタバ
ーナの影響を受けてメインバーナの加熱熱量を温度分布
が不均一となるために、被調理物の焼き具合に著しいむ
らが生ずる(たとえば、魚の尻尾部分又は頭の部分など
の奥側部分が焼けこげるなど)という問題点があった。
さらには、従来例4は、L字状に弯曲した一対の板状
バーナ5を上方排気式のグリルに適応させたものである
が、L字状に弯曲した一対の板状バーナ5が天板2から
排煙口3に亘る両側に設けられるだけであるから、被調
理物の加熱と、魚等からの煙の焼失はともに効率的に行
えず、加えて、被調理物を加熱するメインバーナ部は煙
を焼失するアフタバーナ部の影響をまともに受けてメイ
ンバーナ部による加熱熱量の温度分布が不均一となるた
めに、従来例3と同様に被調理物の焼き具合に著しいむ
らが生ずるという問題点があった。
この発明は、従来の技術の有する斯かる問題点に鑑
み、メインバーナによる被調理物への設定加熱熱量の温
度分布の均一及びアフタバーナによる煙、臭いの完全焼
失と、構造の簡略化によるコンパクトで安価な後方排気
式グリルのガスバーナの提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明の後方排気式グ
リルのガスバーナは、実施例に対応する第1図〜第5図
に示されているように、 被調理物を加熱するメインバーナAと、該メインバー
ナAの加熱により被調理物から発生する煙、臭いを燃焼
酸化して焼失するアフタバーナBとを同一平面上に、か
つ、一体に備え、 上記アフタバーナBはその横幅W1が上記メインバーナ
Aの横幅W2より広く、かつ、上下幅h1が横幅h2より狭く
形成された煙道18の横幅W3とは略同一の横幅W1を有し、 上記メインバーナとアフタバーナの境界部の近傍下部
に被調理物へのアフタバーナBからの輻射熱を遮るとと
もに、上記煙道18に通ずる遮へい部Cを設けた ことを主要な特徴とする。
また、上記メインバーナAを二連とし、各々のメイン
バーナA、Aの後端にアフタバーナBを連設し全体とし
てπ字状に一体形成したことをも特徴とする。
〔作用〕
この発明の後方排気式グリルのガスバーナは、メイン
バーナAとアフタバーナBを同一平面上に一体化して後
方排気式グリルに適応させたから、後方排気式グリルの
狭いスペースへの取付け設置が容易で、しかも、使用時
の燃焼部位は半減するため、構造は簡略化しコンパクト
で安価な後方排気式グリルのガスバーナが提供できる。
また、メインバーナAとアフタバーナBは同一平面状
に一体化され、アフタバーナBはその横幅W1がメインバ
ーナAの横幅W2より広くなっているため、メインバーナ
Aはグリル庫10の所定位置に、アフタバーナBは煙道18
の所定位置に適合して設置され、燃焼排ガスの煙道への
流れがよいことと相まってメインバーナAによる被調理
物の設定熱量による加熱が効率的に行われ、また、アフ
タバーナBによる煙、臭いの焼失も効率的に行われてそ
れぞれの目的に応じた最適の状態を保ち、しかも、メイ
ンバーナAとアフタバーナBとこれらの境界部の近傍下
部に設けられた遮へい部Cで遮られメインバーナAがア
フタバーナBの影響を受けることがないため、メインバ
ーナAによる被調理物への加熱熱量の温度分布が均一と
なって被調理物を設定熱量で焼き料理できるから、被調
理物の焼きむらはなくなり、かつ、遮へい部Cで煙道18
を形成するから、煙、臭いの煙道18への導入を容易とす
るとともに、アフタバーナBにより煙、臭いの焼失も完
全に行いうる。
さらに、アフタバーナBはその上下幅h1がその横幅h2
より小さく形成された煙道18の横幅W2と略同一の横幅W1
に形成されているから、煙道を流れる煙、臭いはアフタ
バーナBで至近距離から漏れなく確実に焼失される。
また、ガスバーナを二連のメインバーナA、Aとアフ
タバーナBを連設し全体としてπ字状に一体形成したか
ら、メインバーナAはグリル庫10の所定位置に、アフタ
バーナBは煙道18の所定位置に容易に適合させて設置で
き、二連のメインバーナA、A間に隙間が存するので燃
焼排ガスの流れはよく、しかも、二連のメインバーナ
A、Aによる被調理物の設定熱量による加熱と、アフタ
バーナBによる被調理物から発生する煙、臭いの焼失と
が効率的に行われて後方排気式のグリルバーナとしての
バーナ機能は十分に発揮される。
〔実 施 例〕
以下この発明の後方排気式グリルのガスバーナの一実
施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図はこの発明のガスバーナの一例を示
し、第3図〜第5図は使用例を示したものであって、A
はメインバーナで、二連のメインバーナA、Aを一定の
間隔を存して並設し、グリル庫10内の上部に設置して焼
き網17上の被調理物の各部を均等に加熱するようになっ
ており、二連のメインバーナA、Aのそれぞれに混合管
4、4を設け、該混合管4、4からの混合ガスが各別に
供給されるようになっている。
Bはアフタバーナで、煙道18内に設置して煙道18を燃
焼排ガスとともに流れる煙、臭いの焼失に供するもの
で、前記二連のメインバーナA、Aのそれぞれの後端に
このアフタバーナBをT字状に連設して一体に連結し、
その混合管5にメインバーナA、Aの混合管4、4を連
通せしめて、二連のメインバーナA、Aとアフタバーナ
Bとを同一平面上に一体化し全体としてπ字状に組合せ
ている(第2図参照)。そして、前記アフタバーナB
は、その横幅W1がメインバーナA、Aの横幅W2より広
く、かつ、上下幅h1が横幅h2より狭く形成された煙道18
の横幅W3とは略同一の横幅W1に形成されている。
実施例のメインバーナA、AとアフタバーナBは、多
孔セラミックプレートを用いた赤外線バーナとなし、メ
インバーナA、Aは、多孔セラミックプレート6を2つ
に分割し、その接合面にセラミックファイバー8を挟み
込んで一連の燃焼面1を形成しており、アフタバーナB
も同じく多孔セラミックプレート7を2つに分割し、そ
の接合面にセラミックファイバー9を挟み込んで一連の
燃焼面2を形成している。しかし、メインバーナA、A
の多孔セラミックプレート6及びアフタバーナBの多孔
セラミックプレート7には、一体成形したものを用いて
もよい。
Cは遮へい部で、前記アフタバーナBが前記メインバ
ーナA、Aに影響を与えないよう遮るためのもので、板
状体30をメインバーナA、AとアフタバーナBの境界部
の近傍下部にアフタバーナBの下面を覆い、かつ、煙道
18に通じた状態のもとに設けて、この板状体30でアフタ
バーナBの輻射熱がグリル庫10内へ漏流するのを防いで
メインバーナA、Aの輻射熱による設定加熱熱量の温度
分布の均一化を図り、併せて、板状体30で煙、臭いを煙
道18に導くものである。
なお、メインバーナAとアフタバーナBとの接続部に
おける燃焼面1、2が火移り部3となって、メインバー
ナA、A又はアフタバーナBのいずれか一方に点火プラ
グ等の点火手段で着火せしめると、一方のバーナから他
方のバーナへの火移りは確実に行われる。そして、この
火移り部3は一方のバーナから他方のバーナへの火移り
だけを目的としてメインバーナA、Aの幅より狭く形成
するのがよい。また、この発明の後方排気式グリルのガ
スバーナは、上記した赤外線バーナに限らず、ブンゼン
バーナ等にも適用できること勿論である。
次に、使用例を第3図〜第5図に基づき説明すると、
メインバーナAとアフタバーナBを全体としてπ字状に
組合せて同一平面上に一体化されたガスバーナは、後方
排気式グリルのグリル庫10内の所定位置にセットする
と、グリル庫10内の焼網17の直上部(グリル庫10の中央
部)に二連のメインバーナA、Aは下向きに位置して、
その輻射熱で焼網17上に載せた魚等の被調理物の各部の
均等に加熱し、かつ、煙道18内に入口近くにはアフタバ
ーナBが下向きに位置して、煙道18を燃焼排ガスととも
に流れる煙、臭いをその輻射熱で完全に焼失するように
設置される。
すなわち、グリル庫10内に前面開口11から出し入れが
自由に行える可動ケース12と、前面扉13と一体で、しか
も、引出し位置が係止ストッパー15、16により一定に規
制される水受荒14とを二段引出式に設け、該水受皿14内
に魚等の被調理物を載せる焼網17を脱着自由に載置せし
めて、焼網17の直上部に位置するメインバーナAからの
輻射熱で焼網17上の被調理物を焼き料理する。そして、
その燃焼排ガスは二連のメインバーナA、A間とメイン
バーナA、Aとグリル庫10の側壁との間の隙間を通って
煙道18に導かれる。一方、グリル庫10の最上部の後方に
設けた煙道18を燃焼排ガスとともに流過する煙、臭いは
アフタバーナBからの輻射熱で燃焼酸化して焼失する。
そして、その燃料熱で煙道18の出口に設けた触媒プレー
ト19をその活性化に必要な最適温度に加熱し、該触媒プ
レート19をその脱煙、脱臭が高効率に行いうる状態に維
持する。
図中20、20はガス供給ノズルで、二連のメインバーナ
A、Aの混合管4、4の前端部に形成した一次空気取入
口21、21にその先端を臨ませて設けられ、該ガス供給ノ
ズル20、20からの燃料ガスと一次空気取入口21、21から
の一次空気とが混合管4、4及び5内で混合されてメイ
ンバーナA、Aとアフタバーナの多孔セラミックプレー
ト6、7の各部から均等に噴出し、これらの燃焼面1及
び2で燃焼するようになっている。22は前記ガス供給ノ
ズル20、20へのガス供給管で、その配管は第5図に示さ
れているように単純化され器具は小型化する。また、23
はガステーブルのこんろ部、24は煙道18の出口に被着し
た排気蓋で、煙道18の出口に設けた触媒プレート19を被
っている。
前記構成において、その作用を以下に説明すると、後
方排気式グリルにおいては、メインバーナAによる被調
理物への加熱熱量は、メインバーナAによる熱量だけで
設定され、被調理物の焼きむらをなくすにはこの設定熱
量だけで加熱するのが望ましくまた、アフタバーナBの
目的は被調理物から発生する煙、臭いのみを燃焼酸化し
て焼失させるもので、被調理物を加熱する設定熱量にア
フタバーナBからの熱が少しでも加わると、その温度分
布が不均一となって焼きむらが生ずるため望ましくな
い。
そこで、この発明の後方排気式グリルのガスバーナで
は、二連のメインバーナA、AとアフタバーナBは、同
一平面上に全体としてπ字状に組合せて一体化され、し
かも、アフタバーナBはその横幅W1がメインバーナA、
Aの横幅W2より広く、かつ上下幅h1が横幅h2より狭く形
成された煙道18の横幅W3とは略同一の横幅W1を有し、後
方排気式グリルの設置スペースに適応させているから、
該ガスバーナをグリル庫10内の予め決められた所定の位
置に取付け設置すれば、メインバーナA、Aは焼網17の
直上の最適部に位置して焼網17上の被調理物の各部を均
等に加熱し、その燃焼排ガスはメインバーナA、A間と
グリル庫10の側壁間との隙間を通って煙道18に導かれ
る。また、アフタバーナBは煙道18内に位置して上下幅
h1より狭い煙道18を流過する煙、臭いを至近距離から漏
れなく焼失する。
そして、メインバーナA、AとアフタバーナBとは境
界部の近傍下部に設けた前記煙道18に通ずる遮へい部C
でメインバーナA、AとアフタバーナBを遮ってメイン
バーナA、AがアフタバーナBの影響を受けることのな
いようにしている。したがって、メインバーナA、Aは
アフタバーナBの影響を受けることがないから、メイン
バーナA、Aによる被調理物への加熱熱量はメインバー
ナA、Aの設定熱量だけとなり、アフタバーナBの熱量
が被調理物へ加わることはないので、その温度分布は均
一となり、また、アフタバーナBでは煙、臭いの焼失の
みを行うから、焼網17上に載せた魚等の被調理物は、二
連のメインバーナA、Aからの設定熱量の輻射熱だけで
各部均等に加熱され焼きむらのないよう効率よく焼き料
理され、被調理物から発生する煙、臭いは、メインバー
ナA、Aの燃焼排ガスとともにその上下幅h1が横幅h2
り狭く形成されている煙道18に遮へい部Cで誘導されて
集められ、該煙道18を出口に向って流れる途中で煙道18
の横幅W3と略同一幅のアフタバーナBからの輻射熱でこ
れが効率よく燃焼酸化されて漏れなく焼失し脱煙脱臭さ
れる。このアフタバーナBによる脱煙脱臭は、アフタバ
ーナBの輻射熱により触媒プレート19の目詰り等を誘起
する油煙等の焼失と、臭いの燃焼分解による除去とによ
って効果的に行いうるものである。
なお、アフタバーナBによる燃焼熱で煙道18の出口に
設けた触媒プレート19をその活性化に必要な最適温度に
加熱し、触媒プレート19を脱煙脱臭が高効率に行いうる
状態に維持する。したがって、被調理物から発生する
煙、臭いは、アフタバーナBで燃焼酸化され、触媒プレ
ート19を通過することにより、残余の煙、臭いが存する
場合は活性化された触媒プレート19により吸収除去され
脱煙脱臭が完全に行うものである。
また、二連のメインバーナA、AとアフタバーナBと
の燃焼面1、2における境界接続部が火移り部3、3と
なるため、たとえば、アフタバーナBの中央部に点火プ
ラグ等の点火手段で着火せしめれば、メインバーナA、
Aへの火移りは迅速、確実に行われるものである。
〔発明の効果〕 この発明の後方排気式グリルのガスバーナによれば、
メインバーナとアフタバーナを同一平面上に一体化して
後方排気式グリルに適応させたから、後方排気式グリル
の狭いスペースへの取付け設置が容易に行え、しかも、
使用時の燃焼部位は削減されるため、バーナ部への配管
は単純化し、かつ、部品点数も減少し、全体の構造は簡
略化され、コンパクトで安価な後方排気式グリルのガス
バーナが提供できる。
また、メインバーナとアフタバーナは同一平面上に一
体化され、かつ、アフタバーナの横幅をメインバーナの
横幅より広く、しかも、上下幅が横幅より狭く形成され
た煙道の横幅と略同一の横幅に形成してそれぞれの目的
に適合させたから、メインバーナによる被調理物の加熱
が燃焼排ガスの流れがよいことと相まって効率的に行わ
れ、また、煙道を流過する被調理物から発生する煙、臭
いは遮へい部による煙道への確実な誘導と相まってアフ
タバーナに漏れなくさらされその焼失が至近距離から効
率よく完全に行われる。
さらに、メインバーナはアフタバーナと遮へい部で遮
られ、メインバーナはアフタバーナの影響を受けること
がないから、メインバーナの設定熱量の温度分布は均一
となって被調理物の焼きむらはなくなる。
さらには、二連のメインバーナとアフタバーナとをπ
字状に組合せて同一平面上に一体化させたから、予め決
められた所定位置へ取付けるだけでメインバーナはグリ
ル庫内の所定位置に、アフタバーナは煙道内の所定位置
に設置され、しかも、燃焼排ガスの流れもよいことか
ら、後方排気式グリルのガスバーナとしてそれぞれのバ
ーナ機能を十分に発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による後方排気式グリルのガスバーナ
の一実施例を示した一部切断側面図、第2図は一部切欠
仰視図、第3図は使用例の断面図、第4図は平面図、第
5図はその配管系路図、第6図は従来例の断面図、第7
図はその配管系路図である。 A……メインバーナ、B……アフタバーナ、18……煙
道、C……遮へい部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 正史 愛知県東海市新宝町507―2 東邦瓦斯 株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 森 義弘 愛知県名古屋市瑞穂区桃園町6番23号 パロマ工業株式会社技術部内 (72)発明者 伊丹 英雄 愛知県名古屋市瑞穂区桃園町6番23号 パロマ工業株式会社技術部内 (56)参考文献 特開 平1−123909(JP,A) 実開 昭59−23002(JP,U) 特公 昭51−36346(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被調理物を加熱するメインバーナと、該メ
    インバーナの加熱により被調理物から発生する煙、臭い
    を燃焼酸化して焼失するアフタバーナとを同一平面上
    に、かつ、一体に備え、 上記アフタバーナはその横幅が上記メインバーナの横幅
    より広く、かつ、上下幅が横幅より狭く形成された煙道
    の横幅とは略同一の横幅を有し、 上記メインバーナとアフタバーナの境界部の近傍下部に
    被調理物へのアフタバーナからの輻射熱を遮るととも
    に、上記煙道に通ずる遮へい部を設けた ことを特徴とする後方排気式グリルのガスバーナ。
  2. 【請求項2】上記メインバーナを二連とし、各々のメイ
    ンバーナの後端にアフタバーナを連設し全体としてπ字
    状に一体形成した請求項1記載の後方排気式グリルのガ
    スバーナ。
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