JP2684742B2 - バーナ装置 - Google Patents

バーナ装置

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JP2684742B2
JP2684742B2 JP2139589A JP2139589A JP2684742B2 JP 2684742 B2 JP2684742 B2 JP 2684742B2 JP 2139589 A JP2139589 A JP 2139589A JP 2139589 A JP2139589 A JP 2139589A JP 2684742 B2 JP2684742 B2 JP 2684742B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、バーナ装置を用いたガス加熱調理器等のパ
イロットバーナの改良に関したものである。
従来の技術 従来のこの種のバーナ装置のパイロットバーナは、第
12図に示すように、上部バーナ7および下部バーナ8
は、左右一対のバーナで構成され、上・下部バーナ7、
8の左右一対の片方側のそれぞれに点火栓7cと種火バー
ナ7d及び着火検知器7eからなる点火ユニット7uが取付け
られる。なお、7fは排気口、7g、8gは上下部バーナ7、
8へのガス供給管である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成では、上・下部バーナ7、8
の左右一対の片方側にしか装着されず左右一対のバーナ
への着火は、種火バーナ7dの火炎の長さで同時に着火す
ることができるが、着火を確認すれば消火させるため、
燃焼中に着火検知器7eの装着がない側のバーナ7aと8aが
吹消えれば、着火検知器7eの装着側のバーナ7bと8bから
火移りせずに生ガスが放出されて危険な状態となる。ま
た、点火ユニット7uは複数個の装着となるため、複雑な
構成となりコスト高となった。
本発明は、かかる従来の課題を解消するもので、パイ
ロットバーナの燃焼を安定で良好に保持させ簡素な構成
で確実に火移りが行えて生ガス放出のない安全性に優れ
たバーナ装置を得ることを第1の目的としている。
第2の目的は火移り用のパイロットバーナの燃焼を一
層安定化させることにある。
課題を解決するための手段 そして上記第1の目的を達成するために本発明は、連
続した燃焼面を形成する上部及び下部バーナに臨ませ火
移りを行うパイロットバーナを設け、かつ、下部バーナ
に送風路を形成し、送風機から空気吹出部よりパイロッ
トバーナに向けて燃焼用の二次空気を供給させるもので
ある。
また第2の目的を達成するために、下部バーナの空気
吹出部を覆うように空気ガイド体を配設して空気を供給
させたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、上部及び下部バーナ
のそれぞれ左右一対のバーナを連続した燃焼面で形成し
て、パイロットバーナで火移りを可能として立消えによ
る生ガス発生の起らない安全性に富んだものとし、下部
バーナの上方部にパイロットバーナを配設させても、下
部バーナの空気吹出部よりパイロットバーナの燃焼用二
次空気が送風されるので良好な燃焼を提供できる。
また下部バーナの空気吹出部を覆った空気ガイド体で
空気流速を低下させて二次空気をパイロットバーナに均
等に供給できるので一層安定した火炎を提供できるもの
である。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第11図に基
づき説明する。これは、本発明を加熱調理器に応用した
もので、1はグリルケース2により形成される加熱室、
加熱室1の上下の中央部には被調理物3を載置する焼網
4があり、加熱室1の前部は、扉5で開閉でき、後部上
方は排気口6となっている。
加熱室1の天井部には上部バーナ7が装着され、下部
の両側には下部バーナ8が装着され、これらの各バーナ
で被調理物3の上下両面を加熱する。9は被調理物3か
ら落ちる油汁等を受ける汁受皿であり水10が入れられ
る。
下部バーナ8には送風装置11が一体に嵌合形成されバ
ーナユニット12となり、第3図、第4図、第5図、第6
図、第7図(a)〜(c)、第8図(a)〜(c)に詳
細な構成を示し、多数の炎孔81を一列或は複数の列状に
配設したバーナ体13と、多数の空気噴出孔111を一列或
は複数の列状に配設した送風体14と、バーナ体13と送風
体14の間を仕切った隔壁15からなる。これらのバーナ体
13、送風体14、隔壁15を略H字状に形成し、バーナ体13
と隔壁15で略H字状に形成した管状部を燃料と一次空気
の流れるバーナ管82となし、このバーナ管82の両端に一
方からガス入口及びガスにより吸引した一次空気との混
合管部とを有したガス供給部83と、中央に分岐したバー
ナ管82′に設けた火移り炎孔部84と両側に加熱炎孔部85
が設けられる。この火移り炎孔部84と加熱炎孔部85によ
って連続した燃焼面を作る。また、送風体14と隔壁15で
略U字状に形成した管状部を空気の流れる空気管112と
なし、この空気管112の中央には送風機16と連結する空
気入口113及び両側への分流部114と両側の空気噴出孔11
1を有した空気噴出部115が設けられている。さらに、バ
ーナ体13、送風体14、隔壁15はカシメ、溶接によって一
体に嵌合形成される。なおバーナ管82と空気管112は隔
壁15で遮断され独立通路となっている。
17は送風体14に取付けられた風向制御体(第3図には
図示せず)であり下部バーナ8の火炎に対して風向を規
制して熱流が遠くまで確実に到達するようなしている。
また、空気管112の分流部114の中央には、パイロット
バーナ18へ燃焼用の二次空気を供給する空気吹出部116
が形成される。19は空気ガイド体であり、下部バーナ8
の空気管112に形成された空気吹出部116を覆って取付け
られ空気噴出部116から噴出する空気と衝突して低下さ
せる鍔部191と流速を低下させた自然流でパイロットバ
ーナ18へ向けて空気を供給する開口部192を有してい
る。
上部バーナ7は、第5図、第9図(a)、(b)、
(c)に示す如く、バーナ下板71には燃焼面となるU字
状に形成した開口72とガス入口73を有し、この開口72を
覆うように金網、セラミックス多孔板等からなる燃焼板
74が取付けられ炎孔75を形成する。76はバーナ上板でガ
ス入口77と燃焼板74と連通するバーナ管78を有し、この
バーナ下板71とバーナ上板76は一体に固定され、ガス入
口73、77で混合管79を形成し、燃焼板74とバーナ管78と
で炎孔75を形成して連続した燃焼面を作る。
パイロットバーナ18は、第5図、第6図、第7図、第
10図(a)〜(e)に示す如く、バーナ板181〜183の三
枚で形成され、バーナ板181にはガス混合管184から上
部、下部バーナ7、8に向ってガス管185と炎イオン電
流検出器20(以下フレームロッドとする)用と火移り用
の局部炎孔186を有し、バーナ板182には多数のガス孔18
7がガス管185と対応して形成され、噴出したガスはバー
ナ板183に衝突し流速を下げてバーナ板183の一方の外周
側に火移り炎孔188を形成して安定した火移り炎を作る
ようになしている。189はパイロットバーナ18の取付板
であり、21は点火栓である。なお、バーナ板181、バー
ナ板182、バーナ板183はカシメ、溶接で一体に形成され
る。
次に、第11図は本発明の一実施例におけるガス加熱調
理器の構成を示すシステム図であり、前述した如く、下
部バーナ8と送風装置11とを一体としたバーナユニット
12において、下部バーナ8の加熱炎孔部85と火移り炎孔
部84の炎孔81で連続した燃焼面となし、さらに、上部バ
ーナ7も同様に炎孔75で連続した燃焼面となし、これら
上部及び下部バーナ7、8の左右一対のバーナを火移り
可能に構成している。18はパイロットバーナであり上部
バーナ7、下部バーナ8の燃焼面に臨ませ点火させる。
パイロットバーナ18には着火の有無をみるフレームロッ
ド20と点火栓21が装着されている。
送風装置11の空気入口113には送風機16と接続され、
上部、下部及びパイロットバーナ7、8、18にはガスの
開閉を行う電磁弁が備えられ、ガスは元電磁弁22より、
それぞれのバーナに対応した電磁弁221、222、223を経
てガス路23から供給される。
さらに、24は操作部であり上部および下部バーナ7、
8による加熱を予め選択して設定できるようなし、25は
制御部で操作部24、フレームロッド20から入力され、そ
れぞれの電磁弁22、221、222、223、送風機16に出力し
ガス加熱調理器のコントロールを行う。なお、26は電源
である。27は本体に設けられた後取付板である。
上記構成において、上部バーナ7、下部バーナ8に点
火され送風機16より送風装置11の空気噴出孔111から下
部バーナ8の水平方向に向いた火炎に沿って水平方向或
は下方のベクトル成分を有した空気流が噴出され熱流を
焼網4の下部中央部まで到達させ、全面を均一な熱分布
として加熱を行う。このとき、上部バーナ7の燃焼によ
る輻射熱とにより被調理物3の上下両面から同時に加熱
され超ワイドな加熱室1でも迅速に、しかも、焼ムラの
ない調理性が得られる。
また、送風装置11の近傍に風向制御体17で風向を規制
したり、送風装置11の送風量を制御して強い加熱部を順
次、移動することによって熱分布の均一化や加熱室1の
超ワイド化となり、より一層の調理効果が得られる。
さらには、上部バーナ7、下部バーナ8とも、それぞ
れ左右一対のバーナを連続した燃焼面で形成してフレー
ムロッド20を備えたパイロットバーナ18を臨ませている
ため、確実に火移りが可能であり、操作部24で選択した
バーナでの加熱ができるうえ立消えによる生ガスの洩れ
の危険がないものである。
また、同時に空気管112の分流部114の空気吹出部116
からパイロットバーナ18の燃焼用の二次空気が供給され
るため、パイロットバーナ18のガス混合管184で吸引さ
れた一次空気との両方の空気により、下部バーナ8の火
移り炎孔部84で燃焼した排ガスに影響されて悪い燃焼状
態になることがなく、安定した良好な燃焼炎を形成でき
る。従って、上部、下部バーナ7、8に確実に火移りが
可能であり、フレームロッド20の着火検出出力も良好な
ため信頼度の高い着火検知ができるものである。
発明の効果 以上のように本発明のバーナ装置を用いたガス加熱調
理器によれば次の効果が得られる。
(1) 加熱室の巾を超ワイド化できるうえ、焼網下部
が均一な熱分布で加熱でき焼ムラが生じない良好な調理
性が得られる。また、上下バーナで調理物の両面から均
一な熱分布で加熱するため、従来のように加熱ムラがな
いので、調理途中で裏返す手間が省け、調理時間も迅速
にできる。
(2) パイロットバーナで確実に上下バーナに火移り
でき、従来のように立消えにより生ガスが洩れるという
危険が全くなく安全性に富み、しかも、上下バーナの点
火ユニットも最少限でよく簡素な構成で製作も容易であ
る。
さらに、下バーナからパイロットバーナへ燃焼二次空
気を供給しているので安定した良好な燃焼炎を形成でき
る。よって、上下バーナに確実に火移りができ、しかも
フレームロッドの着火検出出力も安定した信頼度が得ら
れる。
(3) 下部バーナの空気吹出部に空気ガイド体で覆っ
ているので空気流速を低下させ自然流でパイロットバー
ナに燃焼空気を送風できるのでより一層安定した火炎を
形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をガス加熱調理器に応用した
正面縦断面図、第2図は第1図の側面縦断面図、第3図
は本発明における下部バーナのバーナユニットの斜視
図、第4図はバーナユニットに取付けられる空気ガイド
体の斜視図、第5図は上部、下部バーナとパイロットバ
ーナの取付関係を示し一部を部分断面した正面図、第6
図は下部バーナとパイロットバーナの取付関係を示し一
部を部分断面した側面図、第7図は下部バーナの詳細図
で(a)は主要部分を示した平面図、(b)は(a)の
正面図、(c)は(a)のイ−イ断面の側面図、第8図
は下部バーナの各部平面図、第9図は上部バーナの各部
平面図、第10図はパイロットバーナの詳細図で(a)は
正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)の裏
面図、(d)は(a)のA−A′断面図、(e)は
(c)のB−B′断面図、第11図の第3図におけるガス
加熱調理器の構成を示す構成図、第12図は従来の上部、
下部バーナの構成を示す分解斜視図である。 7……上部バーナ、8……下部バーナ、11……送風装
置、16……送風機、18……パイロットバーナ、19……空
気ガイド体、75……炎孔、84……火移り炎孔部、85……
加熱炎孔部、112……空気管(送風路)、116……空気吹
出部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱炎孔部と火移り炎孔部により連続した
    燃焼面を形成する下部バーナと、炎孔を連設し連続した
    燃焼面を形成する上部バーナと、前記下部バーナの上方
    部に配設して上部及び下部バーナの燃焼面に臨ませた、
    火移りを行うパイロットバーナと、前記下部バーナに空
    気を送風する送風機と、前記下部バーナには送風路を形
    成し、その一部から空気供給する空気吹出部とからな
    り、前記空気吹出部から前記パイロットバーナに燃焼用
    の二次空気を供給するバーナ装置。
  2. 【請求項2】下部バーナの空気吹出部には、前記空気吹
    出部を覆うように空気ガイド体を配設し、空気流速を低
    下させてパイロットバーナに供給し安定な燃焼を得るバ
    ーナ装置。
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