JPH0774687B2 - ガス燃焼装置およびガス加熱調理器 - Google Patents

ガス燃焼装置およびガス加熱調理器

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JPH0774687B2
JPH0774687B2 JP20871088A JP20871088A JPH0774687B2 JP H0774687 B2 JPH0774687 B2 JP H0774687B2 JP 20871088 A JP20871088 A JP 20871088A JP 20871088 A JP20871088 A JP 20871088A JP H0774687 B2 JPH0774687 B2 JP H0774687B2
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gas
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gas burner
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学 高田
良治 島田
佳照 籠本
淳三 田中
充 城代
勝郎 植田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、気体燃料を使用したガス燃焼装置または、こ
のガス燃焼装置を利用してガスコンロに装着されるグリ
ルあるいは箱型調理器としてグリル、オーブンに応用さ
れるガス加熱調理器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種のガス燃焼装置やガス加熱調理器は、例え
ば、第12図に示すガスコンロでは、本体1上面に2つの
コンロ2と前記にドアを有するグリル3を装備してい
る。また他に箱型調理器としてグリル、オーブンが実用
されてきた。これらのグリル3の方式としては、第13図
に示すように、加熱室4の天井付近に装着されたセラミ
ックス多孔板、金網あるいはパンチング板を燃焼板とし
た上部バーナ7によって焼網6上に載置された被調理物
5の上面を加熱する片面焼グリルと第14図に示すよう
に、加熱室4の上下の中央部に被調理物5を載置する焼
網6があり、加熱室4の天井部には片面焼方式と同様な
上部バーナ7が装着され、下部の両側にはブンゼン火炎
を水平方向に形成する下部バーナ8か装着され、これら
の各バーナで被調理物5の上下両面を同時に加熱する両
面焼グリルがある。
なお9は被調理物5から落ちる油汁等を受ける汁受皿で
あり落ちた油が気化して燃えないように水10が入れられ
る。
次に、第14図の上部バーナ7および下部バーナ8は、第
16図に示すように、左右一対のバーナで構成され、上・
下部バーナ7、8の左右一対の片方側のそれぞれに点火
栓7cと種火バーナ7d及び着火検知器7eからなる点火ユニ
ット7uが取付けられる。なお、7fは排気口、7g、8gは上
下部バーナ7、8へのガス供給管である。
発明が解決しようとする課題 ところが第13図に示した片面焼グリルでは、上部バーナ
7からの輻射熱で被調理物5の上面を加熱し所定の時間
が経過した後に被調理物5を裏返して、もう一方の面を
加熱していたため、結果的に調理時間が長くかかり、裏
返す手間がかかるという欠点があった。
また、第14図に示した両面焼グリルでは、被調理物5の
上下両面を各々上部バーナ7と下部バーナ8によって同
時に加熱を行っていたが、下部バーナ8は加熱室4の下
部両側に位置するため、左右各々の下部バーナ8の燃焼
熱は中央部にまで到達できずに途中で上方向に向かうこ
れは、下部バーナ8の噴出力(ガス圧によって少しは変
化する)より燃焼ガスのドラフト力の方が強いためであ
り、上昇した位置が加熱位置となり、従って、この上方
向に向った燃焼ガスが焼網6に当る部分の温度が最大と
なり中心部の温度及び両端部の温度が低いため、下部バ
ーナ8の燃焼時の焼網6部の温度分布が第15図の如くな
る。その結果、温度分布の悪い両面焼ゲリルしか得られ
ず、被調理物5の下面に極端な焼ムラが生じ良好な調理
結果が得られない。
従って、両面焼にもかかわらず調理途中で被調理物5を
ひっくり返したり、位置を置き換えたりして焼ムラを防
ぐ必要が生じ両面焼の評価を下げていた。
また、燃焼ガスが焼網6の中央部まで達するようにする
には加熱室4の巾Lを15cm程度以下にしなければなら
ず、一度に焼ける調理物の量が極めて少なくなる欠点を
有したり、下部バーナ8と焼網6の間の距離を大きくす
る必要があり、結果として、本体の大型化をまねくうえ
に熱効率が悪くなる欠点を有したりしていた。なお、下
部バーナ8を被調理物5の直下に配置できないのは、被
調理物5から油汁が下部バーナ8の高温部に落下し、そ
れに引火したり、多量の油煙を発生したり、また、構成
上から加熱室4のケース4′を掃除するための出入れが
困難となり実用に耐えられないからである。
次に、第14図に示した構成では、点火ユニット7uは、上
・下部バーナ7、8の左右一対の片方側にしか装着され
ず左右一対のバーナへの着火は、種火バーナ7dの火炎の
長さで同時に着火することができるか、着火を確認すれ
ば消化させるため、燃焼中に着火検知器7eの装着がない
側のバーナ7aと8aが吹消えれば、着火検知器7eの装着側
のバーナ7bと8bから大移りせずに生ガスが放出されて危
険な状態となる。また、点火ユニット7uは複数個の装着
となるため、複雑な構成となりコスト高となった。
本発明は、かかる従来の問題を解消するもので、加熱室
1の巾Lを超ワイド化でき多量の調理が可能であり、両
面焼として焼ムラのない良好な調理結果が得られ、しか
も、簡素な構成で生ガス放出がなく安全性に優れたガス
燃焼装置あるいは、ガス加熱調理器を得ることを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のガス燃焼装置ある
いは、ガス加熱調理器は、燃焼吹出し方向が横方向であ
るガスバーナと、空気吹出し口が前記ガスバーナの燃焼
炎孔の近傍に設けられ、かつ、吹出し方向を横方向にし
た送風装置とを備え、送風装置の吹出し気流によりガス
バーナの燃焼熱気の到達位置を制御する構成を備えたも
のである。
さらに、ガスバーナとして相対向する両側位置にバーナ
管を設け、それぞれに、一方からガスを供給する供給部
と加熱炎孔部とを配設し、両側のバーナ管から分岐した
バーナ管で一体に接続し火移り炎孔部を設けて、両側へ
のガスの供給を均等化しかつ、連続した燃焼面で火移り
可能とする構成を備え、また、炎孔を連設し連続した燃
焼面を形成した上部バーナと、火移り炎孔部と加熱炎孔
部とを略U字状に連設し連続した燃焼面を形成した下部
バーナと、上部及び下部バーナの燃焼面に臨ませた種火
バーナと、上部、下部及び種火バーナへ供給するガスの
開閉を行う電磁弁とを備え、種火バーナに着火の有無を
みる着火検知器を取付け、上部及び下部バーナへの火移
りを確実に行い、最もシンプルな構成で立消え(吹消
え)によって生ずる生ガスの放出がない安全性に優れた
調理器の構成を備える。
さらに、焼網の上方に設けた上部熱源と、前記焼網の下
方の加熱室両側に設けた下部バーナと、前記下部バーナ
の近傍に設けた送風装置とを備え、下部バーナの火炎に
沿った送風により熱流として中央部まで導いたガス加熱
調理器の構成を備えたものである。
さらに、ガスバーナ及び送風装置をバーナ体と送風体と
隔壁とで一体に嵌合形成し、ガスバーナの火炎に沿って
送風する構成を備えたり、或は、バーナ体、送風体、隔
壁とにより一体形成し、前記バーナ体と隔壁により形成
されるバーナ管には、両側にガスを供給する供給部と加
熱炎孔部とを相対向させ、かつ、両側のバーナ管から分
岐したバーナ管で一体に接続し火移り炎孔部を設け、さ
らに、前記送風体と隔壁から形成した空気管には、中央
で送風機と連結する空気入口及び両側への分流部と、両
側で相対向した空気噴出部とを設けているため、ガスバ
ーナの両側へ均等なガス供給ができ、かつ、火炎は確実
に両側に火移りするようなし、また、空気送風は1台の
送風機により中央から供給され両側に均等に分流される
ので加熱室の左右両側から中央部まで均一な熱分布を得
る構成としている。
さらに、送風装置の近傍には、風向を規制する風向制御
体を配設してガスバーナの火炎に対して送風する際に熱
流の方向を確実に制御し熱気が遠くの所望の位置まで到
達する構成であったり、送風装置の吹出し方向は、水平
方向から、さらに、吹出し下方のベクトル成分を有して
熱気がより遠くの所望の位置まで到達する構成としてい
る。
さらに、送風装置の送風量を制御して、一層良好な熱分
布を確保すること、そして、送風機のオン、オフによる
デュティ制御で送風量を制御する簡単な方法で超ワイド
な加熱室の全面を均一に加熱して焼ムラの出ない調理器
の構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、燃焼吹出し方向が横方
向であるガスバーナの近傍で横方向の吹出しをする送風
装置の吹出し気流によりガスバーナの燃焼熱気の到達位
置を制御している。
また、これを応用したガス加熱調理器は、加熱室の焼網
の上方に上部熱源と、下方の両側に下部バーナと、下部
バーナの近傍に送風装置を配設し、下部バーナの火炎に
沿って送風装置で送風してワイドな加熱室の中央部まで
熱気を導びき全面を均一な熱分布で加熱できる。さら
に、風向制御体を配設して風向を確実に規制したり、送
風装置の送風状態をデュティ制御などにより制御した
り、ガスバーナと送風装置を一体形成してコンパクトで
確実に送風できるようにしたりして、一層効果的とワイ
ドな庫内を均一な熱分布とすることができる。さらに
は、上部及び下部バーナとそれぞれ左右一対のバーナを
連続した燃焼面で形成して、種火バーナで火移りを可能
として立消えによる生ガス発生の起らない安全性に富ん
だガス加熱調理器が得られる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について図面に基づき説明す
る。
第1図に示すもので従来例の第14図との相違点は下部バ
ーナ8の下部に送風装置11を装着している点である。
この送風装置11は第2図の如く下部バーナ8の近傍部に
多数の空気噴出孔12をあけられたパイプ13に、送風機14
であるファンモータ15でファンハネ15′を回転させて送
風している。この送風装置11から水平方向へ吹出す気流
で、下部バーナ8の熱気を遠くの所望の位置まで到達さ
せるものである。また、吹出し気流に下方のベクトル成
分を入れることにより、より遠くまで到達させることが
可能である。なお、送風装置11が下部バーナ8の上部に
装着した場合、燃焼ガスが押されて加熱室中央部にくる
こととなり、下部バーナ8の下部に装着した場合は燃焼
ガスを引張って中央部に持ってくることになる。焼網6
部での熱分布は送風装置11が下部バーナ8の上でも下で
も第10図のごとくほぼ均一となる。しかしながら下部バ
ーナ8の下部に送風装置11を装着すれば、汁受皿9の温
度上昇がおさえられ水10をはらなくとも落ちた油は気化
せず燃焼することがなく、従来水10を入れることにより
水蒸気が出て被調理物5がしめっぽく出来上り味が落ち
ていたのを防ぐことができる。なお汁受皿9に水10をは
っていても、温度上昇が少なく上記と同じ効果を得るこ
とができる。また、下部バーナ8の上部に送風装置11を
装着すれば、燃焼ガスの上昇気流を効率的におさえら
れ、少ない送風量で確実に熱量の制御ができる。
なお上部バーナ7は、これに限定されることなく、ヒー
タなどの熱源であってもよいものである。次に、本発明
のガス加熱調理器の他の実施例について第3図〜第9図
に基づいて説明する。
第3図、第4図において、第1図の第1実施例との相異
点は、下部バーナ8と送風装置11とを一体に嵌合形成し
たこと、さらには、上部バーナ7及び下部バーナ8の炎
孔75及び81を連設し連続した燃焼面を形成した構成にあ
る。
下部バーナ8と送風装置11とを一体に嵌合形成したバー
ナユニット16は、第5図、第6図、第8図(a),
(b),(c)に詳細な構成を示し、多数の炎孔81を一
列或は、複数の列状に配設したバーナ体17と、多数の空
気噴出孔111を一列或は、複数の列状に配設した送風体1
8と、バーナ体17と送風体18の間を仕切った隔壁19から
なる。これらのバーナ体17、送風体18、隔壁19を略H字
状に形成し、バーナ体17と隔壁19で略H字状に形成した
管状部を燃料と一次空気の流れるバーナ管82となし、こ
のバーナ管82の両端に一方からガス入口及びガスにより
吸引した一次空気との混合管部とを有したガス供給部83
と、中央に分岐したバーナ管82′に設けた火移り炎孔部
84と両側に加熱炎孔部85が設けられる。この火移り炎孔
部84と加熱炎孔部85によって連続した燃焼面を作る。ま
た、送風体18と隔壁19で略U字状に形成した管状部と空
気の流れる空気管112となし、この空気管112の中央には
送風機14と連結する空気入口113及び両側への分流部114
と両側の空気噴出孔111を有した空気噴出部115が設けら
れている。さらに、バーナ体17、送風体18、隔壁19はカ
シメ、溶接によって一体に嵌合形成される。なおバーナ
管82と空気管112は隔壁19で遮断され独立通路となって
いる。
20は送風体18に取付けられた風向制御体(第5図には図
示せず)であり下部バーナ8の火炎に対して風向を規制
して熱流が遠くまで確実に到達するようなしている。
また、バーナユニット16の送風装置11は前述の如く下部
バーナ8の近傍であれば上部でも下部でも同様の効果が
得られる。
上部バーナ7は、第9図(a),(b),(c)に示す
如く、バーナ下板71には燃焼面となるU字状に形成した
開口72とガス入口73を有し、この開口72を覆うように金
鋼、セラミックス多孔板等からなる燃焼板74が取付けら
れ炎孔75を形成する。76はバーナ上部でガス入口77と燃
焼板74と連通するバーナ管78を有し、このバーナ下板71
とバーナ上板76は一体に固定され、ガス入口73、77で混
合管79を形成し、燃焼板74とバーナ管78とで炎孔75を形
成して連続した燃焼面を作る。
なお、加熱室4の全部は、扉21で開閉でき、加熱室4の
後部上方は排気口22となっている。
次に、第7図は本発明の一実施例におけるガス加熱調理
器の構成を示すシステム図であり、前述した如く、下部
バーナ8と送風装置11とを一体としたバーナユニット16
において、下部バーナ8の加熱炎孔部85と火移り炎孔部
84の炎孔81で連続した燃焼面となし、さらに、上部バー
ナ7も同様に炎孔75で連続した燃焼面となし、これら上
部及び下部バーナ7、8の左右一対のバーナを火移り可
能に構成している。23は種火バーナであり上部バーナ
7、下部バーナ8の燃焼面に臨ませ点火させる。種火バ
ーナ23には着火の有無をみる着火検知器24と点火栓25が
装着されている。
送風装置11の空気入口113には送風機14と接続され、上
部、下部及び種火バーナ7、8、23にはガスの開閉を行
う電磁弁が備えられ、ガスは元電磁弁26より、それぞれ
のバーナに対応した電磁弁261、262、263を経てガス管2
7から供給される。
さらに、28は操作部であり上部および下部バーナ7、8
による加熱を予め選択して設定できるようなし、29は制
御部で操作部28、着火検知器24から入力され、それぞれ
の電磁弁26、261、262、263、送風機14に出力しガス加
熱調理器のコントロールを行う。なお、30は電源であ
る。
次に、被調理物5の大きさ、形状、量等が変化したり、
さらにワイドな加熱室4での応用を図る場合は、送風装
置11の送風量を制御するよらにすれば、より一層の効果
がでて、熱分布の良好な均一な加熱が得られる。この送
風量を制御する方法としては、(1)送風時に中央部の
加熱を強くして送風機14のオン、オフによるデュティ制
御にすれば強い加熱部が左右に移動して均一な加熱が得
られる。(1)と同様の効果を得る方法として他には、
(2)送風装置11の一方から送風させ交互に動作させる
制御。(3)送風量を強から弱に脈動させる制御、
(4)風向制御体20の風向角度を調節する制御があり、
これらのどの制御法でも良好な調理結果が得られるもの
である。
第11図に上記(1)のデュティ制御による焼網6部の温
度分布を示し、送風機14のオン状態が15秒、オフ状態が
5秒とし、これを交互に繰り返している。図の一点鎖線
(A)は送風機14がオフ状態、二点鎖線(B)は送風機
14がオン状態の温度分布であり、これが平均化され結果
として実線(C)の温度分布となり均一な熱分布が得ら
れる。
また、第1図、第3図、第7図に示した31は遮熱板であ
り加熱室4の焼網6の下方に着脱自在に取付けられ、設
置時はオープン調理に利用され、取外し時はグリル調理
に利用するよう構成され調理用途を広くしている。
上記構成において、上部バーナ7、下部バーナ8に点火
され送風装置11の空気噴出孔111から下部バーナ8の水
平方向に向いた火炎に沿って水平方向或は下方のベクト
ル成分を有した空気流が噴出され熱流を焼網6の下部中
央部まで到達させ、全面を均一な熱分布として加熱を行
う。このとき、上部バーナ7の燃焼による輻射熱とによ
り被調理物5の上下両面から同時に加熱され超ワイドな
加熱室4でも迅速に、しかも、焼ムラのない調理性が得
られる。
また、送風装置11の近傍に風向制御体20で風向を規制し
たり、送風装置11の送風量を制御して強い加熱部を順
次、移動することによって熱分布の均一化や加熱室4の
超ワイド化となり、より一層の調理効果が得られる。
さらには、上部バーナ7、下部バーナ8とb、それぞれ
左右一対のバーナを連続した燃焼面で形成して着火検知
器24を備えた種火バーナ23を臨ませているため、確実に
火移りが可能であり、操作部28で選択したバーナでの加
熱ができるうえ立消えによる生ガスの洩れの危険がない
ものである。
また、焼網の下方で遮熱板31を着脱自在に取付けられる
ので、オーブン或は、グリルとして使用用途の広い調理
器が得られる。
発明の効果 以上のように本発明のガス加熱調理器によれば次の効果
が得られる。
(1) 加熱室の巾を超ワイド化できるうえ、焼網下部
が均一な熱分布で加熱でき焼ムラが生じない良好な調理
性が得られる。さらには、加熱室の高さが小さくても均
一な熱分布が得られ調理器としての設計自由度に優れて
いる。
(2) 上下バーナで調理物の両面から均一な熱分布で
加熱するため、従来のように加熱ムラがないので、調理
途中で裏返す手間が省け、調理時間も迅速にできる。ま
た、裏返す必要がないので焼網にひっついて姿崩れがお
きずに美しく仕上がる。
(3) 種火バーナで確実に上下バーナに火移りでき、
従来のように立消えにより生ガスが洩れるという危険が
全くなく安全性に富み、しかも、上下バーナの点火ユニ
ットも最小限でよく簡素な構成で製作も容易である。
(4) 遮熱板の着脱でグリル或は、オーブンとして利
用できるので調理用途が広く有用な調理器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるガス燃焼装置を応用し
たガス加熱調理器の加熱室正面縦断面図、第2図は同送
風装置の斜視図、第3図は本発明の他の実施例であるガ
ス加熱調理器の加熱室正面縦断面図、第4図は第3図の
側面縦断面図、第5図は第3図の一実施例における下部
バーナ及び送風装置を一体としたバーナユニットの斜視
図、第6図は第5図のバーナユニットのA部における断
面図、第7図は第3図におけるガス加熱調理器の構成を
示す構成図、第8図は第3図に示した本発明のガス加熱
調理器に用いる下部バーナ及び送風装置のバーナユニッ
トの各部平面図、第9図は第3図に示した上部バーナの
各部平面図、第10図は焼網部の温度分布を示す説明図、
第11図は同様にデュティ制御を行った送風装置を用いた
焼網部の温度分布を示す説明図、第12図は従来のガスコ
ンロの斜視図、第13図は従来の片面焼ガス調理器の加熱
室縦断面図、第14図は従来の両面焼ガス調理器の加熱室
縦断面図、第15図は第14図における従来の焼網部の温度
分布を示す説明図、第16図は従来の上部及び下部バーナ
の構成を示す斜視図である。 1……本体、4……加熱室、5……被調理物、6……焼
網、7……上部ガスバーナ、8……下部ガスバーナ、11
……送風装置、12、111……空気噴出孔(吹出し口)、1
4……送風機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 淳三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 城代 充 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植田 勝郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−13343(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスの燃焼吹出し方向が少くとも水平成分
    を有したガスバーナと、空気吹出し口が前記ガスバーナ
    の燃焼炎孔の近傍に設けられ、かつ、吹出し方向に水平
    成分を有した送風装置とを備え、前記送風装置の吹出し
    気流によりガスバーナの燃焼熱気の到達位置を制御する
    ガス燃焼装置。
  2. 【請求項2】ガスバーナ及び送風装置は、多数の燃焼炎
    孔を一列或は、複数の列状に配設したバーナ体と、多数
    の空気噴出孔を一列或は、複数の列状に配設した送風体
    と、前記バーナ体と前記送風体との間を仕切った隔壁と
    からなり、前記バーナ体と前記隔壁によって形成された
    管状体を燃料と一次空気との予混合ガスの流れるバーナ
    管となし、前記隔壁と前記送風体によって形成された管
    状部を空気管となし、前記バーナ体、隔壁、送風体を一
    体に嵌合形成してなる請求項1記載のガス燃焼装置。
  3. 【請求項3】本体内に設けた加熱室と、前記加熱室の上
    下の略中央部に被調理物を載置して焙焼する焼網と、前
    記焼網の上部に設け炎孔を連設し連続した燃焼面を形成
    した上部ガスバーナと、前記焼網の下方の加熱室両側に
    設け多数の炎孔により加熱炎孔部と火移り炎孔部とで連
    続した燃焼面を形成した下部ガスバーナと、前記下部ガ
    スバーナの近傍に設けた送風装置と、前記送風装置と連
    結され送風する送風機と、前記上部ガスバーナと下部ガ
    スバーナの燃焼面に臨ませ点火させる種火バーナと、前
    記種火バーナに臨ませ着火の有無をみる着火検知器と、
    前記上部ガスバーナ、下部ガスバーナ及び種火バーナへ
    供給するガスの開閉を行うガス電磁弁と、前記上部ガス
    バーナ及び下部ガスバーナによる加熱を予め設定する操
    作部と、前記操作部、着火検知器から入力され、前記ガ
    ス電磁弁、送風機に出力する制御部とを有したガス加熱
    調理器。
JP20871088A 1988-08-23 1988-08-23 ガス燃焼装置およびガス加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0774687B2 (ja)

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