JP4057324B2 - ロボット警備システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、警備用のロボットを使って施設内を警備するロボット警備システムにかかり、特にロボットと施設の警備システムとを連携して警備を行うロボット警備システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、警備用のロボット(警備ロボット)を使って施設内を警備するロボット警備システムが実用化されている。一般的な警備ロボットを、図10を用いて説明する。図示した警備ロボット1001は、主に制御部1002、環境認識センサ部1003、移動部1004、入出力部1007から構成される。
【0003】
環境認識センサ部1003は、超音波センサや光センサなどを使って壁までの距離や障害物の有無を検知する構成である。移動部1004は、警備ロボット1001を走行させる走行部1005、走行する警備ロボット1001の移動量や移動方向を検出する移動センサ1006を有している。移動センサ1006は、ジャイロやパルスエンコーダなどを有し、警備ロボット1001の走行方向や走行距離等を検出している。
【0004】
制御部1002は、記憶部1009と処理部1008とを有している。記憶部1009には、警備ロボット1001の走行開始地点を絶対位置として表される走行方向、走行距離、巡回コース側面の壁の有無および壁面までの距離などからなる巡回コースのデータが記憶されている。なお、必要に応じて巡回コース周辺の状況を含む施設全体の地図情報が記憶される。
【0005】
処理部1008は、記憶部1009から巡回コースなどのデータを入力する。また、環境認識センサ部1003からは障害物、壁までの距離などの情報、移動センサ1006からは警備ロボット1001の移動距離、移動方向などの情報を入力する。そして、これらの情報に基づいて走行部1005を制御し、警備ロボット1001の走行を制御する。制御部1002、環境認識センサ部1003、移動制御部1005間のデータや情報の授受は、入出力部1007を介して行われる。
【0006】
以上のように構成された警備ロボット1001は、自律して走行、移動し、予め設定されている巡回コースを設定されている時間に巡回する。巡回は、例えば、午後10時から午前6時の間に2時間おきといったタイムスケジュールにしたがって行われる。また、警備ロボットによる施設の巡回は、一般的に施設内が無人となる時間帯に行われる。
【0007】
ただし、例えばテナントビルのように複数のテナントによって利用される施設では、無人になる時間がテナント、あるいは各テナントの残業の状況などによって異なる。このため、上記した警備ロボットをテナントビルに導入し、タイムスケジュールにしたがって巡回すると、巡回時間に人がいるテナントでは、ロボットが仕事の邪魔になるために巡回を希望しないことがある。また、ビルに入っているすべてのテナントが無人になる時間帯を巡回時間にすると、比較的早期に無人になる組織、あるいは残業する人がいない場合、無人になる時間から巡回がなされるまでの時間が長くなり、防犯上好ましくない。
【0008】
上記した不具合を解消するため、ビルに入っているテナントの退社時間や残業の有無によってタイムスケジュールを修正し、ビルが無人になった時間に巡回時間を設定することが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不正な修正や誤った修正を防ぐため、ロボットに設定される巡回スケジュールの修正は、警備会社によって行われる。このため、スケジュールを修正する場合、テナントが警備会社に連絡し、警備会社がロボットの巡回スケジュールを遠隔操作で、あるいは手動で変更しなければならなかった。残業が頻繁に行われ、また、残業時間が一定でない場合、テナントにとっては警備会社への連絡が煩雑になり、警備会社にとってはスケジュールの修正に対する応答が負担になるという不具合がある。さらに、不正な修正や誤った修正を防ぐ対策を行なった上で、修正をテナント側で行なわせる場合でも、残業などの都度、修正を行なうのでは作業がわずらわしいという問題があった。
【0010】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、警備ロボットの巡回スケジュールの不正な変更を防止し、また、修正のためのわずらわしい作業を行なうことなく警備ロボットを巡回のスケジュールの変更に柔軟に対応させられるロボット警備システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるロボット警備システムは、施設内を警備する警備装置と、前記施設内を巡回する警備ロボットとを備えるロボット警備システムであって、前記警備装置は、前記施設内の警備エリアの警備状態を警備または警備解除に設定する警備状態設定手段と、前記警備状態設定手段によって設定された前記警備エリアの警備状態および前記警備状態を警備または警備解除のいずれかに設定した設定時間を示す警備状態情報を前記警備ロボットに送信する施設側データ送信手段と、を備え、前記警備ロボットは、施設内の巡回コースおよび巡回時間を含む巡回データを記憶する記憶手段と、施設側データ送信手段が送信した前記警備状態情報を受信するロボット側データ受信手段と、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備エリアの警備状態および設定時間と、前記記憶手段に記憶された前記警備エリアを含む巡回コースおよび巡回時間とに基づいて、当該警備ロボットが走行するための前記巡回データを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記巡回データに従って前記施設内を巡回する駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
この請求項1に記載の発明によれば、施設警備手段による前記警備エリアの警備状態を警備ロボットに送信することができる。また、送信された警備状態情報によって巡回コースおよび巡回時間を決定した巡回データにしたがって警備ロボットを巡回させることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1に記載のロボット警備システムにおいて、前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された前記巡回時間に、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定されている場合、前記警備状態に警備が設定されている前記警備エリアを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする。
【0014】
この請求項2に記載の発明によれば、警備エリアが警備された後の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1に記載のロボット警備システムにおいて、前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された複数の前記警備エリアすべての警備状態に警備が設定された場合に、前記警備エリアすべてを巡回コースとし、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備エリアの警備状態を警備に設定した前記設定時間のうちの最も遅い設定時間を巡回時間とする前記巡回データに決定することを特徴とする。
【0016】
この請求項3に記載の発明によれば、巡回コース上に複数ある警備エリアのすべてが警備された後の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1に記載のロボット警備システムにおいて、前記決定手段は、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定された前記警備エリアのみを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする。
【0018】
この請求項4に記載の発明によれば、複数ある警備エリアのうちの警備された警備エリアだけを自動的に警備ロボットの巡回コースとすることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1に記載のロボット警備システムにおいて、前記決定手段は、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定された前記警備エリアのみを巡回コースとし、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記設定時間から所定の時間を経過した時間を巡回時間とする前記巡回データに決定することを特徴とする。
【0020】
この請求項5に記載の発明によれば、警備エリアが警備された後、所定の時間が経過した時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができる。
【0021】
請求項6に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1に記載のロボット警備システムにおいて、前記決定手段は、前記警備状態設定手段によって設定された前記警備エリアの警備状態が予め設定されている警備スケジュールと異なる場合に、前記警備エリアを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする。
【0022】
この請求項6に記載の発明によれば、前記警備状態設定手段によって設定された警備状態が予め設定されている警備スケジュールと異なる警備エリアを自動的に巡回コースとすることができる。
【0023】
請求項7に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載のロボット警備システムにおいて、前記警備ロボットは、人体を検知する人体検知センサをさらに備え、前記人体検知センサが警備の状態にある警備エリアを巡回中に人体を検知した場合に侵入者を発見したものと判断することを特徴とする。
【0024】
この請求項7に記載の発明によれば、警備ロボットに設けられた人体検知センサを用いて正確に侵入者を発見することができる。
【0025】
請求項8に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1〜7のいずれか一つに記載のロボット警備システムにおいて、前記警備状態設定手段が、前記警備ロボットの巡回中、巡回される警備エリアの警備を解除することを特徴とする。
【0026】
この請求項8に記載の発明によれば、警備ロボットが巡回中、巡回コース近傍に設けられたセンサに検知されることにより、異常が発生したと誤判断されることを防ぐことができる。
【0027】
請求項9に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1〜8のいずれか一つに記載のロボット警備システムにおいて、前記警備装置は、前記警備エリアに設けられ異常を検知すると検知信号を出力するセンサをさらに備え、前記警備ロボットは、前記巡回コースを検知の範囲とするセンサから出力された検知信号を打ち消すためのキャンセル信号を出力し、前記警備装置は、出力された前記キャンセル信号をもとに当該センサから検知信号が出力されても異常と判断しないことを特徴とする。
【0028】
この請求項9に記載の発明によれば、警備ロボットが巡回中、巡回コース付近に設置されたセンサにより検知された際、センサから出力される検知信号をもとに異常が発生したと誤判断されることを防ぐことができる。
【0029】
請求項10に記載の発明にかかるロボット警備システムは、請求項1〜9のいずれか一つに記載のロボット警備システムにおいて、前記警備装置は、前記警備エリアに設けられ異常を検知すると検知信号を出力するセンサと、前記センサの設置位置および前記センサから出力された検知信号と前記警備ロボットの現在位置とを照合して前記センサの動作を確認する動作確認手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0030】
この請求項10に記載の発明によれば、前記センサが前記警備ロボットを検知した検知信号と前記警備ロボットの巡回コース上の位置とを照合して前記センサの動作を確認することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるロボット警備システムの好適な実施の形態1〜4を詳細に説明する。本実施の形態のロボット警備システムは、いわゆる自律移動式の警備ロボットである警備ロボット101が予め設定された巡回コースを自律移動しながらセンサによって巡回コース周辺の異常を検知する。そして、侵入者や火災といった異常事態を検知した場合、監視コンピュータに異常を検知したことを知らせる。監視コンピュータ120は、監視員がその場にいるのであれば監視員に異常が検知されたことを知らせ、また、監視センタなど外部の通報先が設定されている場合は外部の通報先へ異常の検知を通報する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の警備ロボットシステムのロボット側のシステム(ロボット側警備システム)1を説明するための図である。また、図2は、警備ロボットシステムの施設側の警備システム(施設側警備システム)2を説明するための図である。なお、図1、図2に示したロボット側警備システム、施設側警備システムは、本発明の実施の形態に共通の構成である。
【0033】
実施の形態1の警備ロボットシステムは、警備ロボット101を使って1または複数の警備エリアを持つ施設を警備する警備ロボットシステムである。そして、警備ロボット101が施設内の巡回コースおよび巡回時間を含むデータ(巡回データ)を記憶する記憶部103を有し、記憶部103に記憶された巡回データに基づいて施設内を巡回する。また、図2に示す施設側警備システム2は、警備ロボット101が巡回する施設に備えられる警備システムであり、警備エリアを警備状態または警備解除状態に設定する警備設定部206を備えている。
【0034】
なお、実施の形態1〜4でいう警備状態とは、警備エリアが警備されているか、または警備解除されているかといった状態をいい、警備とは侵入者の検知を行なう状態をいう。警備解除の状態であっても火災や非常押ボタン操作などの検知は、常時行なわれている。なお、警備状態が警備/警備解除のいずれの状態であるかにかかわらず、各センサからの検知信号が端末装置201に出力され、端末装置201において警備状態がいずれの状態にあるかをもとに侵入者等の異常検知であるか、勤務中のテナントの者を検知したものかなどを識別している。
【0035】
後述するように、本実施の形態のロボット警備システムは、施設側警備システム2が警備設定部206によって設定された各警備エリアの警備状態に関する情報(警備状態情報)を警備ロボット101に送信する構成と、施設側警備システム2が送信した警備状態情報を受信し、警備ロボット101に入力する構成とを設ける。また、警備ロボット101は、受信した警備状態情報によって巡回データの巡回時間および巡回コースを決定し、警備ロボットを巡回させる制御部102を備えている。以下、ロボット側警備システム1、施設側警備システム2のそれぞれの構成についてより詳細に説明する。
【0036】
(ロボット側警備システム)
ロボット側警備システム1は、警備ロボット101と、警備ロボット101を監視する監視コンピュータ120とを備えている。監視コンピュータ120は、警備ロボット101が正常に動作しているか、あるいは警備ロボット101の現在位置、現在の状況などをモニタするためのコンピュータである。また、監視コンピュータ120は、警備ロボット101から送られてくる画像などを表示、記録することもできる。さらに、必要に応じて警備ロボット101に命令したり、警備ロボット101をリモート操作することもできる。
【0037】
なお、監視センタ210と監視コンピュータ120を電話回線等を使って接続し、警備ロボット101により検知された異常、撮影された画像などを監視センタ210へ送信するようにしてもよく、また、監視センタ210から監視コンピュータ120を介して警備ロボット101に画像を要求したり、リモート操作を行なわせてもよい。
【0038】
警備ロボット101の巡回データを記憶する記憶部103は、複数の巡回データの巡回コースを記憶することが可能であり、警備エリアごとに巡回コースを設定する、または複数の警備エリアを含む巡回コースを設定する、あるいは1つの警備エリア内で複数の巡回コースを設定することも可能である。巡回コースは、警備先の要望や状況に合わせて自由に設定される。また、記憶部103には、警備ロボットの制御プログラムが記憶されている。
【0039】
記憶部103、制御部102のほか、警備ロボット101は、外部と通信するための通信部104、通信部104を介して外部に通報される異常事態を検知する異常検知部109、警備ロボット101を走行させるための駆動部105、駆動部105の動作に使用されるデータを作成する現在位置推定部107、前記各構成の間でデータを入出力する入出力部(I/O)106を備えている。
【0040】
さらに警備ロボット101は、現在位置推定部107の現在位置推定に使用される警備ロボット101の移動距離を検出する移動距離検出部110、移動方向を検出する移動方向検出部111、現在位置の補正に使用される現在位置を認識するための環境認識部112、異常の検知に使用される人体検知センサ113、火災検知センサ114、漏水検知センサ115、発生した異常事態の状態を記録するカメラ・マイク116を備えている。
【0041】
通信部104は、監視コンピュータ120との間で無線による通信を行い、監視コンピュータ120の命令や情報を受信する構成である。また、監視コンピュータ120に対し、警備ロボット101の現在位置や状況を知らせる。さらに、異常検知部109が異常検知した場合、異常が検知されたことを監視コンピュータ120に送信する。この際、通信部104は、カメラ・マイク116によって撮影された画像や集音された音声を送ることもできる。
【0042】
駆動部105は、制御部102の指示によって警備ロボットを走行させる構成である。制御部102は、駆動部105に出す指示を、現在位置推定部107、現在位置補正部108が出力する情報に基づいて決定している。現在位置推定部107は、移動距離検出部110が検出した移動距離と移動方向検出部111が検出した警備ロボット101の移動方向とに基づいて警備ロボット101の現在位置を推定している。
【0043】
移動距離検出部110は、例えば、警備ロボット101が左右の車輪を駆動して移動するロボットである場合、車輪の回転数を検出し、検出された回転数をもとに走行した距離を推定する。また、移動方向検出部111は、例えば、ジャイロセンサによって警備ロボット101が向いている方向を検出し、走行方向を推定する。
【0044】
また、現在位置推定部107で推定されるのは、あくまでセンサの検出結果をもとに計算で求められた位置であり、計算で求めた位置はセンサの検出誤差やタイヤのスリップなどによって実際の走行位置との間に誤差が生じる。このため、現在位置補正部108は、環境認識部112の情報をもとに、計算によって推定された位置を補正する。なお、環境認識部112は、警備ロボット周囲の状況を把握するために設けられた構成であり、例えば、超音波センサなどを使って壁面と警備ロボット101との距離を検出する。現在位置補正部108は、壁面と警備ロボット101との距離の変化によって計算で得られた現在位置を補正し、制御部102は、壁面と警備ロボット101との距離が一定に維持されるように駆動部105を制御して警備ロボット101を走行させる。
【0045】
また、環境認識部112は、任意の位置に目印を設け、目印をセンサで検出することによって警備ロボット周囲の状況を認識するものであってもよい。環境認識部112の認識結果は、巡回コース上にある障害物を検知し、障害物に衝突しないよう警備ロボット101に回避行動をとらせることにも利用される。
【0046】
異常検知部109は、警備ロボット101が巡回中に周囲の異常を検知するために設けられた構成であり、警備ロボット101が巡回する警備エリアの状況に応じ、接続された複数のセンサのうち適切なセンサの検知信号を用いて異常を検知する。異常検知部109に接続された人体検知センサ113は、侵入者などを検知するためのセンサであり、赤外線検知センサや超音波センサなどが利用される。また、火災検知センサ114は、火災を検知するためのセンサであり、炎や煙を検知するセンサである。また、漏水検知センサ115は、警備ロボット101の底面に設けられ、走行する床面に水がないかを検知する。
【0047】
(施設側警備システム)
施設側警備システム2は、警備状態が警備に設定されている警備エリアに設置されたセンサが侵入者などの異常事態を検知した場合、異常が検知されたことをネットワークNによって監視センタ210に通報する。監視センタ210は、通報を受けると警備員を現場に向かわせるとともに、警察や消防など、関係機関への連絡を行うものである。
【0048】
施設側警備システム2は、警備設定部206と、警備エリアに設けられた複数のセンサ(例えば、207a〜207xとする)と端末装置201と、を備えている。端末装置201は、施設側警備システム2の全体を制御する制御部203、記憶部204、通報部205、制御部203、記憶部204を有している。また、制御部203、記憶部204、通報部205と警備設定部206、あるいはセンサ207a〜207xとの間でデータを入出力する入出力部(I/O)202を備えている。
【0049】
通報部205は、ネットワークNによって監視センタ210と接続して通信することにより、侵入者検知用センサや火災検知用センサにより異常が検知されたことを監視センタ210に送信する。
【0050】
警備設定部206は、暗証番号の入力やIDカードを使って操作することにより、オペレータが警備状態の設定の権限を持つ正当な者であることを確認する。誤った暗証番号が入力される、あるいは不正なカードによって操作がなされた場合は、オペレータが正当なオペレータでないと判断し、正しい暗証番号が入力される、あるいは正当なカードにより操作された場合、オペレータが正当なものであると判断する。そして、オペレータが正当な者である場合、オペレータによってなされた警備状態の設定あるいは設定された警備状態の解除を受け付ける。オペレータが正当な操作者であるか否かの確認(照合)は、警備設定部206で行なう場合と、端末装置201によって行なう場合とがある。
【0051】
なお、実施の形態1では、警備設定部206におけるオペレータの確認や警備状態の設定状況を監視センタ210で監視するようにしてもよい。正規のオペレータ以外の者が警備状態の設定や解除をしようとした場合に、監視センタ210は、必要に応じて警備員を現場に向かわせたり、音声などによる警告を発っしたりするようにしてもよい。また、監視センタ210は、ネットワークNを介して警備設定部206に警備状態の設定に関する情報を送信し、警備会社の側から警備状態を設定するようにしてもよい。
【0052】
センサ207a〜207xは、それぞれ警備エリアに設置され、侵入者、火災、ガス漏れ等の異常事態を検知し、検知信号を出力するセンサである。制御部203は、端末装置201全体を制御し、警備を実施する。警備設定部206により警備/警備解除のいずれに設定されているかに応じて、センサ207a〜207xより出力された検知信号が異常を検知したものであるか否かを判断し、異常であると判断した場合は通報部205により監視センタ210への通報を行なわせる。
【0053】
例えば、警備解除に設定されているときに侵入者を検知するセンサから検知信号が出力されても単に在室者を検知したものと判断し、通報部205による通報は行なわないが、警備に設定されているときに侵入者を検知するセンサから検知信号が出力された場合は侵入者ありの異常を通報する。また、火災等を検知するセンサから検知信号が出力された場合には警備/警備解除のいずれに設定されているかによらず火災検知の異常を通報する。記憶部204は、制御部203でなされる制御に必要なプログラムを記憶している。通報部205は、電話回線などを使って監視センタ210と通信し、異常が検知されたことを示す情報などを監視センタ210に通報する。
【0054】
また、図3は、複数の警備エリアを警備する場合の施設側警備システム2の構成を例示した図である。図示した例では、n個の警備エリア301の各々に備えられるセンサ207a〜207xが検知する情報が1台の端末装置201に入力されている。
【0055】
図4は、実施の形態1の施設側警備システム2とロボット側警備システム1との連携を説明するための図であって、実施の形態1の施設側警備システム2と警備ロボット101とは、警備設定部206によって設定された各警備エリアの警備状態情報を警備ロボット101に送信する施設側警備システムの送受信部401と、施設側警備システムが送信した警備状態情報を受信する送受信部402とによって接続されている。警備状態情報の警備ロボット101に対する入力は、I/O106によってなされる。
【0056】
すなわち、実施の形態1では、施設側警備システム2と監視コンピュータ120に送受信部401、402を設けて通信する。送受信部401、402は、有線の通線方式を利用するものであっても無線の通信方式を利用するものであっても良い。監視コンピュータ120は、警備システム2から送られてきた警備状態情報を警備ロボット101に転送する。また、施設側警備システム2が送信した情報をもとに警備ロボット101に対して指示を出す。
【0057】
また、実施の形態1では、送受信部401、402を各警備エリアの警備状態情報を送受信するばかりでなく、警備エリアに設置された施設側警備システム2のセンサが異常を検知した情報などを端末装置201から監視コンピュータ120に送信するためにも使用される。監視コンピュータ120は、センサが異常を検知したことを示す情報を受信すると、異常の状況に応じて警備ロボット101に指示を出す。
【0058】
なお、図4に示した構成では端末装置201と監視コンピュータ120とが1対1で通信している。しかし、本発明の実施の形態のロボット警備システムは、いずれも監視コンピュータ、端末装置が1対1に対応するものに限るものではなく、1台の監視コンピュータが複数の端末装置201と通信してもよいし、1台の端末装置201が複数の監視コンピュータ120と通信してもよい。
【0059】
例えば、ロボット警備システムは、以下の場合に複数の端末装置201を備える。すなわち、テナントビルでは、複数のテナントが入っていて、警備エリアがテナントごとに複数設定されることが多い。このような場合、火災や侵入者を検知するためのセンサ207a〜207xを備える施設側警備システム2は、各フロアの警備エリアごとに設けられ、端末装置201も複数設けられることがある。
【0060】
図5、図6は、警備エリアが複数ある場合の施設側警備システムの構成を例示するための図であって、いずれもテナントビルにテナントA〜Dが入っており、各テナントに対応する警備エリアA〜Dが設定されている状態を模式的に示す。図5に示した構成では、複数の警備エリアA〜Dを1台の端末装置201で管理している。図5に示すように構成した場合、警備エリアA〜Dの警備、解除の切り換えは、1台の監視装置(に接続された警備設定部)201を操作することによって集中的に行われる。
【0061】
また、警備エリアが複数ある場合、施設側警備システムは、図6のように構成することもできる。すなわち、図6の構成では、各フロアに設定されている警備エリアの各入口付近(エレベータ501付近)に施設側警備システムの端末装置201が備えられている。図6に示す構成の各警備エリアの警備、解除の切り換えは、各警備エリアの複数の端末装置(に接続された警備設定部)201a〜201dを操作することによって警備エリアごとに行われる。
【0062】
なお、図5、図6のいずれに示した場合にも、警備ロボット101は、所定の待機場所で待機しており、予め設定されたプログラム(タイムスケジュールなど)にしたがい、または、図示しない監視コンピュータからの命令にしたがい、エレベータ501を使ってフロア間を移動し、任意の警備エリアを巡回する。警備エリアが複数あり、複数の警備ロボット101が稼動する場合、監視コンピュータ120は、端末装置201が送信した警備状態情報を受信し、それぞれ複数の警備ロボット101に振り分けて送信する、あるいは警備状態情報にしたがって各警備ロボット101に指示を出してもよい。
【0063】
以上述べた構成のロボット警備システムは、以下のように動作する。すなわち、オペレータは、施設側警備システム2の警備設定部206を操作して警備エリアの警備状態を警備または警備解除に設定する。設定された警備状態は、警備状態情報としてI/O202を介し、送受信部401に転送され、送受信部401から送受信部402に送信される。
【0064】
送信された警備状態情報は、通信部104、I/O106を介して制御部102に入力する。制御部102は、警備状態情報によって各警備エリアの警備状態を認識し、記憶部103に記憶されている巡回データの巡回時間や巡回コースを決定する。警備ロボット101は、巡回データにしたがって走行する。
【0065】
次に、実施の形態1の巡回データ▲1▼〜▲5▼について説明する。
巡回データ▲1▼
巡回データ▲1▼は、警備エリアが警備設定部206によって警備に設定された以降の時間を巡回時間とするものである。すなわち、巡回データ▲1▼にしたがって巡回する警備ロボット101は、警備エリアの警備状態が警備に設定されたことを条件として巡回を開始する。例えば、午後10時から朝6時までの間、2時間おきに巡回するよう予定が組まれているものとする。午後10時の時点で警備エリアが警備に設定されていれば巡回するが、警備解除状態に設定されていれば巡回は行なわない。以後、2時毎に警備エリアの警備状態を確認し、巡回するか否かを自動的に決定する。巡回データ▲1▼によれば、各テナントの退社時間または出社時間が一定でない場合にも、警備ロボット101のプログラムを変更することなく、自動的に巡回時間を変更することができる。
【0066】
なお、警備設定部206における操作は、当該警備エリアを警備または警備解除に設定するために従来から行なわれている操作であり、新たな操作を行なうことなく自動的に巡回時間を変更することができる。
【0067】
巡回データ▲2▼
巡回データ▲2▼は、警備エリアが複数ある場合、警備設定部206によってすべての警備エリアが警備の状態に設定された以降の時間を巡回時間とするものである。すなわち、巡回データ▲2▼にしたがって巡回する警備ロボット101は、テナントビルなど施設内の全ての警備エリアの警備状態が警備に設定されたことを条件として、施設全体の巡回を開始する。巡回データ▲2▼によれば、複数の警備エリアを有する施設において、各警備エリアを利用しているテナントの退社時間が一定でない場合にも、警備ロボット101のプログラムを変更することなく、自動的に施設全体を巡回できる時間に巡回時間を変更することができる。
【0068】
なお、施設をいくつかのブロックに分けて巡回コースが複数設定される場合などについては、巡回コース上にある全ての警備エリアが警備の状態に設定された以降の時間を巡回時間とすればよい。
【0069】
巡回データ▲3▼
巡回データ▲3▼は、警備エリアが複数ある場合、複数の前記警備エリアのうちの警備設定部206によって警備の状態に設定された警備エリアのみを巡回コースとするものである。すなわち、巡回データ▲3▼にしたがって巡回する警備ロボット101は、予め定められた巡回時間に複数の警備エリアのうち警備の状態に設定された警備エリアのみを巡回する。例えば、図5、図6に示したようなテナントビルにおいて、1階から4階まで順番に巡回を行わせようとする場合に、1階、3階、4階の警備エリアが警備の状態に設定され、2階の警備エリアが警備の状態に設定されていないときは、1階、3階、4階の警備エリアは予定通り巡回するものの、2階の警備エリアは巡回しない。巡回データ▲3▼は、特に警備ロボット101を定時に巡回させたい場合に適した巡回データである。
【0070】
なお、巡回を行なわない警備エリアが存在する場合、その部分を迂回路に切り換えるようにすればよい。また、全ての警備エリアが警備の状態に設定されていない場合は、巡回を行なわないようにするか、迂回路のみの巡回を行なうようにすればよい。
【0071】
巡回データ▲4▼
巡回データ▲4▼は、警備設定部206によって警備状態が警備に設定された時間から所定の時間が経過した時間を警備エリアの巡回時間とするものである。すなわち、巡回データ▲4▼にしたがって巡回する警備ロボット101は、警備エリアが警備の状態に設定された時間から10分程度経過した後、この警備エリアを巡回する。このようにすると、警備ロボット101は、複数の警備エリアのうちの警備の状態に設定された警備エリアから順次巡回することができる。巡回データ▲4▼によれば、各警備エリアを使用しているテナントの退社時間に合わせて警備ロボット101が巡回することができる。また、警備の状態に設定されてから短時間のうちに巡回ができるため、高い防犯効果を得ることができる。
【0072】
なお、巡回データ▲4▼によって警備の状態に設定されてから1回目の巡回を行なった後の2回目以降の巡回は、一定時間毎に行なわせてもよいし、所定時刻に行なわせてもよい。
【0073】
巡回データ▲5▼
巡回データ▲5▼は、警備設定部206によって設定された警備状態が予め設定されている警備スケジュールと異なる警備エリアを巡回コースとするものである。巡回データ▲5▼にしたがって巡回する場合、ロボットシステムでは、予め記憶部103に各警備エリア警備スケジュールを記憶しておく。警備スケジュールとは、例えば、特に変更のない場合の各警備エリアが警備の状態に設定される時間や警備が解除される時間をいう。
【0074】
巡回データ▲5▼にしたがって巡回する警備ロボット101は、警備エリアが警備スケジュールで定められた警備の開始時間になっても警備の状態に設定されない場合、あるいは警備解除が禁止されている時間帯に警備エリアが警備解除の状態に設定された場合、さらに警備の設定がなされた直後に設定された警備が解除された場合などに警備状態の設定が異常であると判断する。そして、異常と判断された警備エリアを巡回し、状況を確認する。
【0075】
このとき、当該警備エリアの巡回コースは、通常の巡回と異なる経路にしてもよい。例えば、当該警備エリアの入口付近あるいは当該警備エリアに対応する警備設定部206に警備ロボット101を向かわせ、操作した者を確認するようにしてもよい。
【0076】
なお、スケジュールで定められた警備の開始時間になっても警備の状態に設定されない場合は、警備エリアの使用者が警備の設定を忘れている可能性がある。また、警備解除が禁止されている時間帯に警備エリアが警備解除の状態に設定された場合は、不正に警備が解除された可能性がある。さらに、警備の設定がなされた直後に設定された警備が解除された場合は、侵入者が最終退出者に強制的に警備を解除させた可能性がある。巡回データ▲5▼によれば、このような可能性のある警備エリアを巡回し、異常に対して早期に対処することができる。
【0077】
また、巡回データ▲1▼〜▲5▼にしたがう警備ロボット101は、警備エリアを巡回する際、警備の状態にある警備エリアにおいて、警備ロボット102に設けられた人体検知センサ113が人体を検知した場合、侵入者を発見したものと判断する。
【0078】
すなわち、警備ロボット101は、現在位置推定部107によって求められた巡回コース上の現在位置と警備エリアの範囲を示す情報を比較照合することにより、巡回中の警備エリアを把握しながら自律移動している。また、送受信部402から送信された警備状態情報によって巡回中の警備エリアが警備の状態にあるか警備解除の状態にあるかを認識することができる。そして、人体検知センサ113が人体を検知すると、人体が検知された警備エリアが警備の状態にあるか警備解除の状態にあるか判断し、警備の状態にあれば、侵入者を発見したと判断して対処する。対処の方法としては、侵入者検知の警報を監視コンピュータ120に出力する、侵入者と思われる人物をカメラ・マイク116のカメラで撮影し、映像を監視コンピュータ120に送信する、侵入者と思われる人物に身分確認を求めるなどがある。
【0079】
以上述べた処理によれば、実施の形態1のロボット警備システムは、警備状態に設定された警備エリア内において、施設側警備システムのセンサが設置されていない場所でも警備ロボット101によって侵入者を発見することができる。
【0080】
なお、実施の形態1のロボット警備システムは、警備ロボット101が警備を解除された状態にある警備エリアを通過中、または警備エリア外の共用部などを通過中に人体を検知した場合には侵入者と判断しない。このため、実施の形態1のロボット警備システムは、警備が解除された警備エリアにいる残業者を侵入者と判断することを防ぐことができる。侵入者と残業者とを警備、警備解除の状態によって識別することは、巡回コースを設定する都合上、あるいは運用上の理由により警備エリアが警備、警備解除のいずれに設定されているかを問わず警備ロボット101を巡回させる場合に有効である。
【0081】
また、実施の形態1のロボット警備システムでは、警備ロボット101が巡回中の警備エリアの警備を解除し、施設側警備システムが、センサ207a〜207xが警備ロボット101を検知したために異常が発生したと誤判断することを防いでいる。このような処理は、例えば、送受信部401、送受信部402を使って実現できる。すなわち、警備ロボット101の側から送受信部402によって警備ロボット101が巡回を開始する警備エリアを施設側警備システム2に送信する。施設側警備システム2では、巡回される警備エリアが警備の状態にあるか否か判断し、警備に設定されていた場合には警備設定部206が警備を解除する。
【0082】
また、警備ロボット101は、巡回が終了し警備エリアを離れる際に巡回が終了したことを施設側警備システム2の送受信部401に送信する。警備設定部206は、送信された信号を送受信部401が受信すると、該当する警備エリアの警備の解除を警備の状態に切り換える。以上の動作により、警備ロボット101が警備エリアを巡回する際に施設側警備システム2に設置されたセンサによって検知された場合に警報などが出力されることを防ぐことができる。
【0083】
また、警備ロボット101がセンサによって検知された場合に警報が出力されることを防ぐことは、施設側警備システム2が、警備ロボット101の巡回中に警備ロボット101の巡回コースを検知の範囲とするセンサの検知信号を打ち消すことによっても可能である。このような処理は、警備ロボットが巡回コースを検知の範囲とするセンサの検知信号を打ち消すキャンセル信号を出力して警備エリアを巡回することによっても実現することができる。
【0084】
上記した処理を実現する場合、ロボット警備システムでは、予め記憶部103に施設側警備システム2の各センサの位置あるいは各センサの検知範囲を示すデータを記憶させておく。警備ロボット101は、巡回の際に現在位置を把握することができるから、現在位置を巡回コース上にあるセンサの位置あるいはセンサの検知範囲と照合する。そして、巡回コース上のセンサの近傍あるいはセンサの検知範囲の近傍を通過するとき、センサから出力される検知信号をキャンセルするためのキャンセル信号を端末装置201に送受信部402を使って出力する。
【0085】
なお、キャンセル信号のかわりに警備ロボット101の位置情報(現在位置の情報)を利用し、センサから検知信号が出力された際、検知信号を出力したセンサと警備ロボット101の位置情報を照合し、警備ロボット101の巡回によりセンサが検知信号を出力したと判断された場合に、センサから出力された検知信号をキャンセルするようにしてもよい。この場合、警備ロボット101の位置情報がキャンセル信号のかわりとして利用される。
【0086】
以上のようにセンサから出力される検知信号をキャンセルする場合、同一警備エリアに設けられた他のセンサから出力される検知信号は有効であるため、当該警備エリアにおいて警備ロボット101から離れた位置で発生した異常を見落とさずに済み、警備の空白を生じさせずに済む。
【0087】
さらに、実施の形態1のロボット警備システムでは、ロボット側警備システム1あるいは施設側警備システム2において、施設側警備システム2のセンサが警備ロボットを検知した検知信号と警備ロボットの巡回コース近傍に設けられたセンサの情報とを照合してセンサの動作を確認することもできる。
【0088】
すなわち、施設側警備システム2のセンサ207a〜207xから出力される検知信号の情報は、通常端末装置201に送信されている。センサの動作確認をする場合、ロボット側警備システム1と施設側警備システム2との間で送受信部401、402による通信で情報伝達し、警備エリアに設置されたセンサ207a〜207xの位置及びセンサ207a〜207xから端末装置に送信された検知信号と、警備ロボット101の現在位置の情報を照合し、警備ロボットが巡回によってセンサの近傍を通過する際、センサから検知信号が出力されればそのセンサは正常に機能しているものと判断し、センサから検知信号が出力されなければセンサが正常に機能していないものと判断する。
【0089】
なお、センサ207a〜207xが無線により検知信号を送信する場合はその無線を受信することによって把握してもよく、また、照合はロボット側警備システム1と施設側警備システム2のいずれで行なってもよい。
【0090】
以上述べた処理によれば、巡回の都度、センサの動作確認が行なわれ、センサの故障を早期発見できるため、施設側警備システムの信頼度を高めることができる。
【0091】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2〜4の構成は、ロボット側警備システム1と施設側警備システム2との間でデータを送受信する構成以外は実施の形態1と同様であり、同様の構成については同様の符号を付して説明を省くものとする。
【0092】
図7は、実施の形態2のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。実施の形態2では、施設側警備システム2の端末装置201に送受信部701を、警備ロボット101に送受信部702を設け、無線によって通信を行なう。警備ロボット101は、受信した情報に基づいて状況を判断し、予めプログラムされた内容にしたがって対処する。なお、実施の形態2の構成では、警備ロボット101の送受信部702と通信部104とが同様の方式で通信を行なうものであれば、両者を兼用としてもよい。
【0093】
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。実施の形態3は、警備設定部206と端末装置201とが無線を利用して警備状態信号を送受信している、また、センサ207a〜207xと端末装置201とが無線を利用してセンサの検知信号を送受信している場合、監視コンピュータ120に送受信部801を設け、警備設定部206、端末装置201間、あるいはセンサ、端末装置201間で送受信されている情報を監視コンピュータ120でも受信する。
【0094】
なお、警備設定部206、端末装置201間、あるいはセンサ、端末装置201間の信号の送受信は、警備設定部206やセンサ207a〜207xに無線通信ユニットを取付けて行うものであってもよい。また、警備設定部206が非接触カードを利用して操作するタイプのものであれば、非接触カードから警備設定部206に送られる情報と同様の識別情報を警備ロボット101から送信させてもよい。あるいは、非接触カードそのものを警備ロボット101に持たせるようにしてもよい。
【0095】
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。実施の形態4は、センサ207a〜207xが侵入者等の異常を検知したことを無線で端末装置201に送信している場合に適用されるものである。そして、警備ロボット101に送受信部901を設け、センサ207a〜207xが端末装置201に送信する情報を警備ロボット101の側でも受信し、警備ロボット101にセンサ207a〜207xのいずれかが異常事態を検知したことを把握させる。
【0096】
警備ロボット101は、センサ207a〜207xのいずれかが異常事態を検知したことを示す情報と、自己の現在位置とを照合し、センサから出力された検知信号が、警備ロボット101を検知したことによるものかなどを判断する。また、警備ロボット101から離れた位置に設置されたセンサ207a〜207xのいずれかから検知信号が出力された場合、当該センサの設置された場所に警備ロボット101を向かわせ、状況を確認させるなどに利用できる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、施設内の警備状態によって巡回コースおよび巡回時間が決定した巡回データにしたがって警備ロボットを自動的に巡回させることができるため、警備ロボットの巡回スケジュールの不正な変更を防止し、また、巡回スケジュール修正のために煩わしい作業を行なうことなく、出社時間や退社時間の変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0098】
請求項2に記載の発明は、警備エリアが警備された後の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができるので、警備エリアを使用する会社の出社時間や退社時間が一定ではない場合でも、出社時間や退社時間の変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0099】
請求項3に記載の発明は、巡回コース上に複数ある警備エリアのすべてが警備された後の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができるので、複数の警備エリアを使用する各会社の出社時間や退社時間が一定ではない場合でも、出社時間や退社時間の変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0100】
請求項4に記載の発明は、一定の時間帯に巡回を行わせたい場合には、巡回可能な警備エリアのみを巡回させることができるので、出社時間や退社時間の変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0101】
請求項5に記載の発明は、警備エリアが警備された後、所定の時間が経過した時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることができるので、各警備エリアを使用している会社の退社時間にばらつきがある場合にも柔軟に対応でき、しかも警備開始から短時間に巡回することにより防犯効果の高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0102】
請求項6に記載の発明は、警備状態の設定に関して異常と判断された警備エリアの状況を確認するために警備ロボットを巡回させることができるため、警備エリアで起った異常を早期に発見することができ、より防犯効果の高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0103】
請求項7に記載の発明は、人体検知センサを用いて正確に侵入者を発見することができるので、侵入者の検知に対する信頼性がより高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0104】
請求項8に記載の発明は、警備ロボットが巡回中にセンサに検知され、異常が発生したと誤判断されることを防ぐことができるため、異常発生の判断の信頼性がより高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0105】
請求項9に記載の発明は、警備ロボットが巡回中にセンサに検知され、異常が発生したと誤判断されることを防ぐことができるため、異常発生の判断の信頼性がより高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【0106】
請求項10に記載の発明は、センサの動作を確認することができるので、センサの故障を早期に発見することができ、異常の検知の信頼性がより高いロボット警備システムを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の警備ロボットシステムのロボット側警備システムを説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態1の警備ロボットシステムの施設側警備システムを説明するための図である。
【図3】複数の警備エリアを警備する場合の施設側警備システムの構成を例示した図である。
【図4】実施の形態1の施設側警備システムとロボット側警備システムとの連携を説明するための図である。
【図5】警備エリアが複数ある場合の施設側警備システムの構成を例示するための図である。
【図6】警備エリアが複数ある場合の施設側警備システムの構成を例示するための他の図である。
【図7】実施の形態2のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。
【図8】実施の形態3のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。
【図9】実施の形態4のロボット側警備システム1と施設側警備システム2との連携を説明するための図である。
【図10】一般的な警備ロボットを説明するための図である。
【符号の説明】
1 ロボット側警備システム
2 施設側警備システム
101 警備ロボット
102 制御部
103 記憶部
104 通信部
105 駆動部
106 I/O
107 現在位置推定部
108 現在位置補正部
109 異常検知部
110 移動距離検出部
111 移動方向検出部
112 環境認識部
113 人体検知センサ
114 火災検知センサ
115 漏水検知センサ
116 カメラ・マイク
120 監視コンピュータ
201 端末装置
203 制御部
204 記憶部
205 通報部
206 警備設定部
207a〜207x センサ
210 監視センタ
401,402,701,702,801,901 送受信部
Claims (10)
- 施設内を警備する警備装置と、前記施設内を巡回する警備ロボットとを備えるロボット警備システムであって、
前記警備装置は、
前記施設内の警備エリアの警備状態を警備または警備解除に設定する警備状態設定手段と、
前記警備状態設定手段によって設定された前記警備エリアの警備状態および前記警備状態を警備または警備解除のいずれかに設定した設定時間を示す警備状態情報を前記警備ロボットに送信する施設側データ送信手段と、を備え、
前記警備ロボットは、
施設内の巡回コースおよび巡回時間を含む巡回データを記憶する記憶手段と、
施設側データ送信手段が送信した前記警備状態情報を受信するロボット側データ受信手段と、
前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備エリアの警備状態および設定時間と、前記記憶手段に記憶された前記警備エリアを含む巡回コースおよび巡回時間とに基づいて、当該警備ロボットが走行するための前記巡回データを決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記巡回データに従って前記施設内を巡回する駆動手段と、
を備えることを特徴とするロボット警備システム。 - 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された前記巡回時間に、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定されている場合、前記警備状態に警備が設定されている前記警備エリアを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システム。
- 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された複数の前記警備エリアすべての警備状態に警備が設定された場合に、前記警備エリアすべてを巡回コースとし、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備エリアの警備状態を警備に設定した前記設定時間のうちの最も遅い設定時間を巡回時間とする前記巡回データに決定することを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システム。
- 前記決定手段は、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定された前記警備エリアのみを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システム。
- 前記決定手段は、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記警備状態に警備が設定された前記警備エリアのみを巡回コースとし、前記ロボット側データ受信手段が受信した前記警備状態情報に含まれる前記設定時間から所定の時間を経過した時間を巡回時間とする前記巡回データに決定することを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システム。
- 前記決定手段は、前記警備状態設定手段によって設定された前記警備エリアの警備状態が予め設定されている警備スケジュールと異なる場合に、前記警備エリアを巡回コースとする前記巡回データに決定することを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システム。
- 前記警備ロボットは、人体を検知する人体検知センサをさらに備え、前記人体検知センサが警備の状態にある警備エリアを巡回中に人体を検知した場合に侵入者を発見したものと判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のロボット警備システム。
- 前記警備状態設定手段は、前記警備ロボットの巡回中、巡回される警備エリアの警備を解除することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のロボット警備システム。
- 前記警備装置は、前記警備エリアに設けられ異常を検知すると検知信号を出力するセンサをさらに備え、
前記警備ロボットは、前記巡回コースを検知の範囲とするセンサから出力された検知信号を打ち消すためのキャンセル信号を出力し、
前記警備装置は、出力された前記キャンセル信号をもとに当該センサから検知信号が出力されても異常と判断しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のロボット警備システム。 - 前記警備装置は、前記警備エリアに設けられ異常を検知すると検知信号を出力するセンサと、
前記センサの設置位置および前記センサから出力された検知信号と前記警備ロボットの現在位置とを照合して前記センサの動作を確認する動作確認手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のロボット警備システム。
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