JP2003288118A - ロボット警備システム - Google Patents

ロボット警備システム

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JP2003288118A
JP2003288118A JP2002089560A JP2002089560A JP2003288118A JP 2003288118 A JP2003288118 A JP 2003288118A JP 2002089560 A JP2002089560 A JP 2002089560A JP 2002089560 A JP2002089560 A JP 2002089560A JP 2003288118 A JP2003288118 A JP 2003288118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警備ロボットの巡回スケジュールの不正な変
更を防止し、また、煩わしい修正作業を行なうことなく
警備ロボットを巡回のスケジュールの変更に柔軟に対応
させられるロボット警備システムを提供する。 【解決手段】 警備ロボット101が巡回する施設に備
えられる施設側警備システムによる警備エリアの警備状
態情報を警備ロボット101に送信する送受信部401
と、警備状態情報を受信して前記警備ロボットに入力す
る送受信部402、I/O106と、警備状態情報によ
って巡回時間、巡回コースを決定した巡回データにした
がって警備ロボット101を巡回させる制御部102と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警備用のロボット
を使って施設内を警備するロボット警備システムにかか
り、特にロボットと施設の警備システムとを連携して警
備を行うロボット警備システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、警備用のロボット(警備ロボッ
ト)を使って施設内を警備するロボット警備システムが
実用化されている。一般的な警備ロボットを、図10を
用いて説明する。図示した警備ロボット1001は、主
に制御部1002、環境認識センサ部1003、移動部
1004、入出力部1007から構成される。
【0003】環境認識センサ部1003は、超音波セン
サや光センサなどを使って壁までの距離や障害物の有無
を検知する構成である。移動部1004は、警備ロボッ
ト1001を走行させる走行部1005、走行する警備
ロボット1001の移動量や移動方向を検出する移動セ
ンサ1006を有している。移動センサ1006は、ジ
ャイロやパルスエンコーダなどを有し、警備ロボット1
001の走行方向や走行距離等を検出している。
【0004】制御部1002は、記憶部1009と処理
部1008とを有している。記憶部1009には、警備
ロボット1001の走行開始地点を絶対位置として表さ
れる走行方向、走行距離、巡回コース側面の壁の有無お
よび壁面までの距離などからなる巡回コースのデータが
記憶されている。なお、必要に応じて巡回コース周辺の
状況を含む施設全体の地図情報が記憶される。
【0005】処理部1008は、記憶部1009から巡
回コースなどのデータを入力する。また、環境認識セン
サ部1003からは障害物、壁までの距離などの情報、
移動センサ1006からは警備ロボット1001の移動
距離、移動方向などの情報を入力する。そして、これら
の情報に基づいて走行部1005を制御し、警備ロボッ
ト1001の走行を制御する。制御部1002、環境認
識センサ部1003、移動制御部1005間のデータや
情報の授受は、入出力部1007を介して行われる。
【0006】以上のように構成された警備ロボット10
01は、自律して走行、移動し、予め設定されている巡
回コースを設定されている時間に巡回する。巡回は、例
えば、午後10時から午前6時の間に2時間おきといっ
たタイムスケジュールにしたがって行われる。また、警
備ロボットによる施設の巡回は、一般的に施設内が無人
となる時間帯に行われる。
【0007】ただし、例えばテナントビルのように複数
のテナントによって利用される施設では、無人になる時
間がテナント、あるいは各テナントの残業の状況などに
よって異なる。このため、上記した警備ロボットをテナ
ントビルに導入し、タイムスケジュールにしたがって巡
回すると、巡回時間に人がいるテナントでは、ロボット
が仕事の邪魔になるために巡回を希望しないことがあ
る。また、ビルに入っているすべてのテナントが無人に
なる時間帯を巡回時間にすると、比較的早期に無人にな
る組織、あるいは残業する人がいない場合、無人になる
時間から巡回がなされるまでの時間が長くなり、防犯上
好ましくない。
【0008】上記した不具合を解消するため、ビルに入
っているテナントの退社時間や残業の有無によってタイ
ムスケジュールを修正し、ビルが無人になった時間に巡
回時間を設定することが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不正な
修正や誤った修正を防ぐため、ロボットに設定される巡
回スケジュールの修正は、警備会社によって行われる。
このため、スケジュールを修正する場合、テナントが警
備会社に連絡し、警備会社がロボットの巡回スケジュー
ルを遠隔操作で、あるいは手動で変更しなければならな
かった。残業が頻繁に行われ、また、残業時間が一定で
ない場合、テナントにとっては警備会社への連絡が煩雑
になり、警備会社にとってはスケジュールの修正に対す
る応答が負担になるという不具合がある。さらに、不正
な修正や誤った修正を防ぐ対策を行なった上で、修正を
テナント側で行なわせる場合でも、残業などの都度、修
正を行なうのでは作業がわずらわしいという問題があっ
た。
【0010】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、警備ロボットの巡回スケジュールの不正な変更
を防止し、また、修正のためのわずらわしい作業を行な
うことなく警備ロボットを巡回のスケジュールの変更に
柔軟に対応させられるロボット警備システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるロ
ボット警備システムは、警備ロボットを使って施設内の
警備エリアを警備するロボット警備システムであって、
施設内の巡回コースおよび巡回時間を含む巡回データに
基づいて施設内を巡回する自律移動式の警備ロボット
と、前記警備ロボットが巡回する施設に備えられる施設
警備手段と、前記施設警備手段による前記警備エリアの
警備状態を警備または警備解除に設定する警備状態設定
手段と、前記警備状態設定手段によって設定された警備
エリアの警備状態を示す警備状態情報を前記警備ロボッ
トに送信する施設側データ送信手段と、施設側データ送
信手段が送信した警備状態情報を受信して前記警備ロボ
ットに入力するロボット側データ受信手段と、前記ロボ
ット側データ受信手段が受信した警備状態情報によって
前記巡回データの巡回コースおよび巡回時間を決定して
前記警備ロボットを巡回させる警備ロボット制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0012】この請求項1に記載の発明によれば、施設
警備手段による前記警備エリアの警備状態を警備ロボッ
トに送信することができる。また、送信された警備状態
情報によって巡回コースおよび巡回時間を決定した巡回
データにしたがって警備ロボットを巡回させることがで
きる。
【0013】請求項2に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記巡回データが、前記警備エリアが前
記警備状態設定手段によって警備の状態に設定された以
降の時間を巡回時間とすることを特徴とする。
【0014】この請求項2に記載の発明によれば、警備
エリアが警備された後の時間を自動的に警備ロボットの
巡回時間とすることができる。
【0015】請求項3に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記警備エリアが複数あり、前記巡回デ
ータは、前記警備状態設定手段によって巡回コース上に
あるすべての警備エリアが警備の状態に設定された以降
の時間を巡回時間とすることを特徴とする。
【0016】この請求項3に記載の発明によれば、巡回
コース上に複数ある警備エリアのすべてが警備された後
の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間とすることが
できる。
【0017】請求項4に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記警備エリアが複数あり、前記巡回デ
ータは、複数の前記警備エリアのうちの前記警備状態設
定手段によって警備の状態に設定された警備エリアのみ
を巡回コースとすることを特徴とする。
【0018】この請求項4に記載の発明によれば、複数
ある警備エリアのうちの警備された警備エリアだけを自
動的に警備ロボットの巡回コースとすることができる。
【0019】請求項5に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記巡回データが、前記警備状態設定手
段によって警備の状態に設定された時間から所定の時間
が経過した時間を巡回時間とすることを特徴とする。
【0020】この請求項5に記載の発明によれば、警備
エリアが警備された後、所定の時間が経過した時間を自
動的に警備ロボットの巡回時間とすることができる。
【0021】請求項6に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記巡回データが、前記警備状態設定手
段によって設定された警備状態が予め設定されている警
備スケジュールと異なる警備エリアを巡回コースとする
ことを特徴とする。
【0022】この請求項6に記載の発明によれば、前記
警備状態設定手段によって設定された警備状態が予め設
定されている警備スケジュールと異なる警備エリアを自
動的に巡回コースとすることができる。
【0023】請求項7に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記警備ロボットは、人体を検知する人
体検知センサを備え、該人体検知センサが警備の状態に
ある警備エリアにおいて人体を検知した場合に侵入者を
発見したものと判断することを特徴とする。
【0024】この請求項7に記載の発明によれば、警備
ロボットに設けられた人体検知センサを用いて正確に侵
入者を発見することができる。
【0025】請求項8に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記警備状態設定手段が、前記警備ロボ
ットの巡回中、巡回される警備エリアの警備を解除する
ことを特徴とする。
【0026】この請求項8に記載の発明によれば、警備
ロボットが巡回中、巡回コース近傍に設けられたセンサ
に検知されることにより、異常が発生したと誤判断され
ることを防ぐことができる。
【0027】請求項9に記載の発明にかかるロボット警
備システムは、前記施設警備手段が警備エリアに設けら
れ異常を検知すると検知信号を出力するセンサを備え、
かつ、前記警備ロボットは、巡回コースを検知の範囲と
するセンサの検知信号を打ち消すためのキャンセル信号
を出力し、施設警備手段は、キャンセル信号をもとに当
該センサから検知信号が出力されても異常と判断しない
ようにして警備エリアを巡回することを特徴とする。
【0028】この請求項9に記載の発明によれば、警備
ロボットが巡回中、巡回コース付近に設置されたセンサ
により検知された際、センサから出力される検知信号を
もとに異常が発生したと誤判断されることを防ぐことが
できる。
【0029】請求項10に記載の発明にかかるロボット
警備システムは、前記施設警備手段が警備エリアに設け
られ異常を検知すると検知信号を出力するセンサを備
え、さらに、前記センサの位置およびセンサから出力さ
れた検知信号と前記警備ロボットの巡回コース上の位置
とを照合して前記センサの動作を確認する動作確認手段
を備えることを特徴とする。
【0030】この請求項10に記載の発明によれば、前
記センサが前記警備ロボットを検知した検知信号と前記
警備ロボットの巡回コース上の位置とを照合して前記セ
ンサの動作を確認することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるロボット警備システムの好適な実施の形態
1〜4を詳細に説明する。本実施の形態のロボット警備
システムは、いわゆる自律移動式の警備ロボットである
警備ロボット101が予め設定された巡回コースを自律
移動しながらセンサによって巡回コース周辺の異常を検
知する。そして、侵入者や火災といった異常事態を検知
した場合、監視コンピュータに異常を検知したことを知
らせる。監視コンピュータ120は、監視員がその場に
いるのであれば監視員に異常が検知されたことを知ら
せ、また、監視センタなど外部の通報先が設定されてい
る場合は外部の通報先へ異常の検知を通報する。
【0032】(実施の形態1)図1は、実施の形態1の
警備ロボットシステムのロボット側のシステム(ロボッ
ト側警備システム)1を説明するための図である。ま
た、図2は、警備ロボットシステムの施設側の警備シス
テム(施設側警備システム)2を説明するための図であ
る。なお、図1、図2に示したロボット側警備システ
ム、施設側警備システムは、本発明の実施の形態に共通
の構成である。
【0033】実施の形態1の警備ロボットシステムは、
警備ロボット101を使って1または複数の警備エリア
を持つ施設を警備する警備ロボットシステムである。そ
して、警備ロボット101が施設内の巡回コースおよび
巡回時間を含むデータ(巡回データ)を記憶する記憶部
103を有し、記憶部103に記憶された巡回データに
基づいて施設内を巡回する。また、図2に示す施設側警
備システム2は、警備ロボット101が巡回する施設に
備えられる警備システムであり、警備エリアを警備状態
または警備解除状態に設定する警備設定部206を備え
ている。
【0034】なお、実施の形態1〜4でいう警備状態と
は、警備エリアが警備されているか、または警備解除さ
れているかといった状態をいい、警備とは侵入者の検知
を行なう状態をいう。警備解除の状態であっても火災や
非常押ボタン操作などの検知は、常時行なわれている。
なお、警備状態が警備/警備解除のいずれの状態である
かにかかわらず、各センサからの検知信号が端末装置2
01に出力され、端末装置201において警備状態がい
ずれの状態にあるかをもとに侵入者等の異常検知である
か、勤務中のテナントの者を検知したものかなどを識別
している。
【0035】後述するように、本実施の形態のロボット
警備システムは、施設側警備システム2が警備設定部2
06によって設定された各警備エリアの警備状態に関す
る情報(警備状態情報)を警備ロボット101に送信す
る構成と、施設側警備システム2が送信した警備状態情
報を受信し、警備ロボット101に入力する構成とを設
ける。また、警備ロボット101は、受信した警備状態
情報によって巡回データの巡回時間および巡回コースを
決定し、警備ロボットを巡回させる制御部102を備え
ている。以下、ロボット側警備システム1、施設側警備
システム2のそれぞれの構成についてより詳細に説明す
る。
【0036】(ロボット側警備システム)ロボット側警
備システム1は、警備ロボット101と、警備ロボット
101を監視する監視コンピュータ120とを備えてい
る。監視コンピュータ120は、警備ロボット101が
正常に動作しているか、あるいは警備ロボット101の
現在位置、現在の状況などをモニタするためのコンピュ
ータである。また、監視コンピュータ120は、警備ロ
ボット101から送られてくる画像などを表示、記録す
ることもできる。さらに、必要に応じて警備ロボット1
01に命令したり、警備ロボット101をリモート操作
することもできる。
【0037】なお、監視センタ210と監視コンピュー
タ120を電話回線等を使って接続し、警備ロボット1
01により検知された異常、撮影された画像などを監視
センタ210へ送信するようにしてもよく、また、監視
センタ210から監視コンピュータ120を介して警備
ロボット101に画像を要求したり、リモート操作を行
なわせてもよい。
【0038】警備ロボット101の巡回データを記憶す
る記憶部103は、複数の巡回データの巡回コースを記
憶することが可能であり、警備エリアごとに巡回コース
を設定する、または複数の警備エリアを含む巡回コース
を設定する、あるいは1つの警備エリア内で複数の巡回
コースを設定することも可能である。巡回コースは、警
備先の要望や状況に合わせて自由に設定される。また、
記憶部103には、警備ロボットの制御プログラムが記
憶されている。
【0039】記憶部103、制御部102のほか、警備
ロボット101は、外部と通信するための通信部10
4、通信部104を介して外部に通報される異常事態を
検知する異常検知部109、警備ロボット101を走行
させるための駆動部105、駆動部105の動作に使用
されるデータを作成する現在位置推定部107、前記各
構成の間でデータを入出力する入出力部(I/O)10
6を備えている。
【0040】さらに警備ロボット101は、現在位置推
定部107の現在位置推定に使用される警備ロボット1
01の移動距離を検出する移動距離検出部110、移動
方向を検出する移動方向検出部111、現在位置の補正
に使用される現在位置を認識するための環境認識部11
2、異常の検知に使用される人体検知センサ113、火
災検知センサ114、漏水検知センサ115、発生した
異常事態の状態を記録するカメラ・マイク116を備え
ている。
【0041】通信部104は、監視コンピュータ120
との間で無線による通信を行い、監視コンピュータ12
0の命令や情報を受信する構成である。また、監視コン
ピュータ120に対し、警備ロボット101の現在位置
や状況を知らせる。さらに、異常検知部109が異常検
知した場合、異常が検知されたことを監視コンピュータ
120に送信する。この際、通信部104は、カメラ・
マイク116によって撮影された画像や集音された音声
を送ることもできる。
【0042】駆動部105は、制御部102の指示によ
って警備ロボットを走行させる構成である。制御部10
2は、駆動部105に出す指示を、現在位置推定部10
7、現在位置補正部108が出力する情報に基づいて決
定している。現在位置推定部107は、移動距離検出部
110が検出した移動距離と移動方向検出部111が検
出した警備ロボット101の移動方向とに基づいて警備
ロボット101の現在位置を推定している。
【0043】移動距離検出部110は、例えば、警備ロ
ボット101が左右の車輪を駆動して移動するロボット
である場合、車輪の回転数を検出し、検出された回転数
をもとに走行した距離を推定する。また、移動方向検出
部111は、例えば、ジャイロセンサによって警備ロボ
ット101が向いている方向を検出し、走行方向を推定
する。
【0044】また、現在位置推定部107で推定される
のは、あくまでセンサの検出結果をもとに計算で求めら
れた位置であり、計算で求めた位置はセンサの検出誤差
やタイヤのスリップなどによって実際の走行位置との間
に誤差が生じる。このため、現在位置補正部108は、
環境認識部112の情報をもとに、計算によって推定さ
れた位置を補正する。なお、環境認識部112は、警備
ロボット周囲の状況を把握するために設けられた構成で
あり、例えば、超音波センサなどを使って壁面と警備ロ
ボット101との距離を検出する。現在位置補正部10
8は、壁面と警備ロボット101との距離の変化によっ
て計算で得られた現在位置を補正し、制御部102は、
壁面と警備ロボット101との距離が一定に維持される
ように駆動部105を制御して警備ロボット101を走
行させる。
【0045】また、環境認識部112は、任意の位置に
目印を設け、目印をセンサで検出することによって警備
ロボット周囲の状況を認識するものであってもよい。環
境認識部112の認識結果は、巡回コース上にある障害
物を検知し、障害物に衝突しないよう警備ロボット10
1に回避行動をとらせることにも利用される。
【0046】異常検知部109は、警備ロボット101
が巡回中に周囲の異常を検知するために設けられた構成
であり、警備ロボット101が巡回する警備エリアの状
況に応じ、接続された複数のセンサのうち適切なセンサ
の検知信号を用いて異常を検知する。異常検知部109
に接続された人体検知センサ113は、侵入者などを検
知するためのセンサであり、赤外線検知センサや超音波
センサなどが利用される。また、火災検知センサ114
は、火災を検知するためのセンサであり、炎や煙を検知
するセンサである。また、漏水検知センサ115は、警
備ロボット101の底面に設けられ、走行する床面に水
がないかを検知する。
【0047】(施設側警備システム)施設側警備システ
ム2は、警備状態が警備に設定されている警備エリアに
設置されたセンサが侵入者などの異常事態を検知した場
合、異常が検知されたことをネットワークNによって監
視センタ210に通報する。監視センタ210は、通報
を受けると警備員を現場に向かわせるとともに、警察や
消防など、関係機関への連絡を行うものである。
【0048】施設側警備システム2は、警備設定部20
6と、警備エリアに設けられた複数のセンサ(例えば、
207a〜207xとする)と端末装置201と、を備
えている。端末装置201は、施設側警備システム2の
全体を制御する制御部203、記憶部204、通報部2
05、制御部203、記憶部204を有している。ま
た、制御部203、記憶部204、通報部205と警備
設定部206、あるいはセンサ207a〜207xとの
間でデータを入出力する入出力部(I/O)202を備
えている。
【0049】通報部205は、ネットワークNによって
監視センタ210と接続して通信することにより、侵入
者検知用センサや火災検知用センサにより異常が検知さ
れたことを監視センタ210に送信する。
【0050】警備設定部206は、暗証番号の入力やI
Dカードを使って操作することにより、オペレータが警
備状態の設定の権限を持つ正当な者であることを確認す
る。誤った暗証番号が入力される、あるいは不正なカー
ドによって操作がなされた場合は、オペレータが正当な
オペレータでないと判断し、正しい暗証番号が入力され
る、あるいは正当なカードにより操作された場合、オペ
レータが正当なものであると判断する。そして、オペレ
ータが正当な者である場合、オペレータによってなされ
た警備状態の設定あるいは設定された警備状態の解除を
受け付ける。オペレータが正当な操作者であるか否かの
確認(照合)は、警備設定部206で行なう場合と、端
末装置201によって行なう場合とがある。
【0051】なお、実施の形態1では、警備設定部20
6におけるオペレータの確認や警備状態の設定状況を監
視センタ210で監視するようにしてもよい。正規のオ
ペレータ以外の者が警備状態の設定や解除をしようとし
た場合に、監視センタ210は、必要に応じて警備員を
現場に向かわせたり、音声などによる警告を発っしたり
するようにしてもよい。また、監視センタ210は、ネ
ットワークNを介して警備設定部206に警備状態の設
定に関する情報を送信し、警備会社の側から警備状態を
設定するようにしてもよい。
【0052】センサ207a〜207xは、それぞれ警
備エリアに設置され、侵入者、火災、ガス漏れ等の異常
事態を検知し、検知信号を出力するセンサである。制御
部203は、端末装置201全体を制御し、警備を実施
する。警備設定部206により警備/警備解除のいずれ
に設定されているかに応じて、センサ207a〜207
xより出力された検知信号が異常を検知したものである
か否かを判断し、異常であると判断した場合は通報部2
05により監視センタ210への通報を行なわせる。
【0053】例えば、警備解除に設定されているときに
侵入者を検知するセンサから検知信号が出力されても単
に在室者を検知したものと判断し、通報部205による
通報は行なわないが、警備に設定されているときに侵入
者を検知するセンサから検知信号が出力された場合は侵
入者ありの異常を通報する。また、火災等を検知するセ
ンサから検知信号が出力された場合には警備/警備解除
のいずれに設定されているかによらず火災検知の異常を
通報する。記憶部204は、制御部203でなされる制
御に必要なプログラムを記憶している。通報部205
は、電話回線などを使って監視センタ210と通信し、
異常が検知されたことを示す情報などを監視センタ21
0に通報する。
【0054】また、図3は、複数の警備エリアを警備す
る場合の施設側警備システム2の構成を例示した図であ
る。図示した例では、n個の警備エリア301の各々に
備えられるセンサ207a〜207xが検知する情報が
1台の端末装置201に入力されている。
【0055】図4は、実施の形態1の施設側警備システ
ム2とロボット側警備システム1との連携を説明するた
めの図であって、実施の形態1の施設側警備システム2
と警備ロボット101とは、警備設定部206によって
設定された各警備エリアの警備状態情報を警備ロボット
101に送信する施設側警備システムの送受信部401
と、施設側警備システムが送信した警備状態情報を受信
する送受信部402とによって接続されている。警備状
態情報の警備ロボット101に対する入力は、I/O1
06によってなされる。
【0056】すなわち、実施の形態1では、施設側警備
システム2と監視コンピュータ120に送受信部40
1、402を設けて通信する。送受信部401、402
は、有線の通線方式を利用するものであっても無線の通
信方式を利用するものであっても良い。監視コンピュー
タ120は、警備システム2から送られてきた警備状態
情報を警備ロボット101に転送する。また、施設側警
備システム2が送信した情報をもとに警備ロボット10
1に対して指示を出す。
【0057】また、実施の形態1では、送受信部40
1、402を各警備エリアの警備状態情報を送受信する
ばかりでなく、警備エリアに設置された施設側警備シス
テム2のセンサが異常を検知した情報などを端末装置2
01から監視コンピュータ120に送信するためにも使
用される。監視コンピュータ120は、センサが異常を
検知したことを示す情報を受信すると、異常の状況に応
じて警備ロボット101に指示を出す。
【0058】なお、図4に示した構成では端末装置20
1と監視コンピュータ120とが1対1で通信してい
る。しかし、本発明の実施の形態のロボット警備システ
ムは、いずれも監視コンピュータ、端末装置が1対1に
対応するものに限るものではなく、1台の監視コンピュ
ータが複数の端末装置201と通信してもよいし、1台
の端末装置201が複数の監視コンピュータ120と通
信してもよい。
【0059】例えば、ロボット警備システムは、以下の
場合に複数の端末装置201を備える。すなわち、テナ
ントビルでは、複数のテナントが入っていて、警備エリ
アがテナントごとに複数設定されることが多い。このよ
うな場合、火災や侵入者を検知するためのセンサ207
a〜207xを備える施設側警備システム2は、各フロ
アの警備エリアごとに設けられ、端末装置201も複数
設けられることがある。
【0060】図5、図6は、警備エリアが複数ある場合
の施設側警備システムの構成を例示するための図であっ
て、いずれもテナントビルにテナントA〜Dが入ってお
り、各テナントに対応する警備エリアA〜Dが設定され
ている状態を模式的に示す。図5に示した構成では、複
数の警備エリアA〜Dを1台の端末装置201で管理し
ている。図5に示すように構成した場合、警備エリアA
〜Dの警備、解除の切り換えは、1台の監視装置(に接
続された警備設定部)201を操作することによって集
中的に行われる。
【0061】また、警備エリアが複数ある場合、施設側
警備システムは、図6のように構成することもできる。
すなわち、図6の構成では、各フロアに設定されている
警備エリアの各入口付近(エレベータ501付近)に施
設側警備システムの端末装置201が備えられている。
図6に示す構成の各警備エリアの警備、解除の切り換え
は、各警備エリアの複数の端末装置(に接続された警備
設定部)201a〜201dを操作することによって警
備エリアごとに行われる。
【0062】なお、図5、図6のいずれに示した場合に
も、警備ロボット101は、所定の待機場所で待機して
おり、予め設定されたプログラム(タイムスケジュール
など)にしたがい、または、図示しない監視コンピュー
タからの命令にしたがい、エレベータ501を使ってフ
ロア間を移動し、任意の警備エリアを巡回する。警備エ
リアが複数あり、複数の警備ロボット101が稼動する
場合、監視コンピュータ120は、端末装置201が送
信した警備状態情報を受信し、それぞれ複数の警備ロボ
ット101に振り分けて送信する、あるいは警備状態情
報にしたがって各警備ロボット101に指示を出しても
よい。
【0063】以上述べた構成のロボット警備システム
は、以下のように動作する。すなわち、オペレータは、
施設側警備システム2の警備設定部206を操作して警
備エリアの警備状態を警備または警備解除に設定する。
設定された警備状態は、警備状態情報としてI/O20
2を介し、送受信部401に転送され、送受信部401
から送受信部402に送信される。
【0064】送信された警備状態情報は、通信部10
4、I/O106を介して制御部102に入力する。制
御部102は、警備状態情報によって各警備エリアの警
備状態を認識し、記憶部103に記憶されている巡回デ
ータの巡回時間や巡回コースを決定する。警備ロボット
101は、巡回データにしたがって走行する。
【0065】次に、実施の形態1の巡回データ〜に
ついて説明する。 巡回データ 巡回データは、警備エリアが警備設定部206によっ
て警備に設定された以降の時間を巡回時間とするもので
ある。すなわち、巡回データにしたがって巡回する警
備ロボット101は、警備エリアの警備状態が警備に設
定されたことを条件として巡回を開始する。例えば、午
後10時から朝6時までの間、2時間おきに巡回するよ
う予定が組まれているものとする。午後10時の時点で
警備エリアが警備に設定されていれば巡回するが、警備
解除状態に設定されていれば巡回は行なわない。以後、
2時毎に警備エリアの警備状態を確認し、巡回するか否
かを自動的に決定する。巡回データによれば、各テナ
ントの退社時間または出社時間が一定でない場合にも、
警備ロボット101のプログラムを変更することなく、
自動的に巡回時間を変更することができる。
【0066】なお、警備設定部206における操作は、
当該警備エリアを警備または警備解除に設定するために
従来から行なわれている操作であり、新たな操作を行な
うことなく自動的に巡回時間を変更することができる。
【0067】巡回データ 巡回データは、警備エリアが複数ある場合、警備設定
部206によってすべての警備エリアが警備の状態に設
定された以降の時間を巡回時間とするものである。すな
わち、巡回データにしたがって巡回する警備ロボット
101は、テナントビルなど施設内の全ての警備エリア
の警備状態が警備に設定されたことを条件として、施設
全体の巡回を開始する。巡回データによれば、複数の
警備エリアを有する施設において、各警備エリアを利用
しているテナントの退社時間が一定でない場合にも、警
備ロボット101のプログラムを変更することなく、自
動的に施設全体を巡回できる時間に巡回時間を変更する
ことができる。
【0068】なお、施設をいくつかのブロックに分けて
巡回コースが複数設定される場合などについては、巡回
コース上にある全ての警備エリアが警備の状態に設定さ
れた以降の時間を巡回時間とすればよい。
【0069】巡回データ 巡回データは、警備エリアが複数ある場合、複数の前
記警備エリアのうちの警備設定部206によって警備の
状態に設定された警備エリアのみを巡回コースとするも
のである。すなわち、巡回データにしたがって巡回す
る警備ロボット101は、予め定められた巡回時間に複
数の警備エリアのうち警備の状態に設定された警備エリ
アのみを巡回する。例えば、図5、図6に示したような
テナントビルにおいて、1階から4階まで順番に巡回を
行わせようとする場合に、1階、3階、4階の警備エリ
アが警備の状態に設定され、2階の警備エリアが警備の
状態に設定されていないときは、1階、3階、4階の警
備エリアは予定通り巡回するものの、2階の警備エリア
は巡回しない。巡回データは、特に警備ロボット10
1を定時に巡回させたい場合に適した巡回データであ
る。
【0070】なお、巡回を行なわない警備エリアが存在
する場合、その部分を迂回路に切り換えるようにすれば
よい。また、全ての警備エリアが警備の状態に設定され
ていない場合は、巡回を行なわないようにするか、迂回
路のみの巡回を行なうようにすればよい。
【0071】巡回データ 巡回データは、警備設定部206によって警備状態が
警備に設定された時間から所定の時間が経過した時間を
警備エリアの巡回時間とするものである。すなわち、巡
回データにしたがって巡回する警備ロボット101
は、警備エリアが警備の状態に設定された時間から10
分程度経過した後、この警備エリアを巡回する。このよ
うにすると、警備ロボット101は、複数の警備エリア
のうちの警備の状態に設定された警備エリアから順次巡
回することができる。巡回データによれば、各警備エ
リアを使用しているテナントの退社時間に合わせて警備
ロボット101が巡回することができる。また、警備の
状態に設定されてから短時間のうちに巡回ができるた
め、高い防犯効果を得ることができる。
【0072】なお、巡回データによって警備の状態に
設定されてから1回目の巡回を行なった後の2回目以降
の巡回は、一定時間毎に行なわせてもよいし、所定時刻
に行なわせてもよい。
【0073】巡回データ 巡回データは、警備設定部206によって設定された
警備状態が予め設定されている警備スケジュールと異な
る警備エリアを巡回コースとするものである。巡回デー
タにしたがって巡回する場合、ロボットシステムで
は、予め記憶部103に各警備エリア警備スケジュール
を記憶しておく。警備スケジュールとは、例えば、特に
変更のない場合の各警備エリアが警備の状態に設定され
る時間や警備が解除される時間をいう。
【0074】巡回データにしたがって巡回する警備ロ
ボット101は、警備エリアが警備スケジュールで定め
られた警備の開始時間になっても警備の状態に設定され
ない場合、あるいは警備解除が禁止されている時間帯に
警備エリアが警備解除の状態に設定された場合、さらに
警備の設定がなされた直後に設定された警備が解除され
た場合などに警備状態の設定が異常であると判断する。
そして、異常と判断された警備エリアを巡回し、状況を
確認する。
【0075】このとき、当該警備エリアの巡回コース
は、通常の巡回と異なる経路にしてもよい。例えば、当
該警備エリアの入口付近あるいは当該警備エリアに対応
する警備設定部206に警備ロボット101を向かわ
せ、操作した者を確認するようにしてもよい。
【0076】なお、スケジュールで定められた警備の開
始時間になっても警備の状態に設定されない場合は、警
備エリアの使用者が警備の設定を忘れている可能性があ
る。また、警備解除が禁止されている時間帯に警備エリ
アが警備解除の状態に設定された場合は、不正に警備が
解除された可能性がある。さらに、警備の設定がなされ
た直後に設定された警備が解除された場合は、侵入者が
最終退出者に強制的に警備を解除させた可能性がある。
巡回データによれば、このような可能性のある警備エ
リアを巡回し、異常に対して早期に対処することができ
る。
【0077】また、巡回データ〜にしたがう警備ロ
ボット101は、警備エリアを巡回する際、警備の状態
にある警備エリアにおいて、警備ロボット102に設け
られた人体検知センサ113が人体を検知した場合、侵
入者を発見したものと判断する。
【0078】すなわち、警備ロボット101は、現在位
置推定部107によって求められた巡回コース上の現在
位置と警備エリアの範囲を示す情報を比較照合すること
により、巡回中の警備エリアを把握しながら自律移動し
ている。また、送受信部402から送信された警備状態
情報によって巡回中の警備エリアが警備の状態にあるか
警備解除の状態にあるかを認識することができる。そし
て、人体検知センサ113が人体を検知すると、人体が
検知された警備エリアが警備の状態にあるか警備解除の
状態にあるか判断し、警備の状態にあれば、侵入者を発
見したと判断して対処する。対処の方法としては、侵入
者検知の警報を監視コンピュータ120に出力する、侵
入者と思われる人物をカメラ・マイク116のカメラで
撮影し、映像を監視コンピュータ120に送信する、侵
入者と思われる人物に身分確認を求めるなどがある。
【0079】以上述べた処理によれば、実施の形態1の
ロボット警備システムは、警備状態に設定された警備エ
リア内において、施設側警備システムのセンサが設置さ
れていない場所でも警備ロボット101によって侵入者
を発見することができる。
【0080】なお、実施の形態1のロボット警備システ
ムは、警備ロボット101が警備を解除された状態にあ
る警備エリアを通過中、または警備エリア外の共用部な
どを通過中に人体を検知した場合には侵入者と判断しな
い。このため、実施の形態1のロボット警備システム
は、警備が解除された警備エリアにいる残業者を侵入者
と判断することを防ぐことができる。侵入者と残業者と
を警備、警備解除の状態によって識別することは、巡回
コースを設定する都合上、あるいは運用上の理由により
警備エリアが警備、警備解除のいずれに設定されている
かを問わず警備ロボット101を巡回させる場合に有効
である。
【0081】また、実施の形態1のロボット警備システ
ムでは、警備ロボット101が巡回中の警備エリアの警
備を解除し、施設側警備システムが、センサ207a〜
207xが警備ロボット101を検知したために異常が
発生したと誤判断することを防いでいる。このような処
理は、例えば、送受信部401、送受信部402を使っ
て実現できる。すなわち、警備ロボット101の側から
送受信部402によって警備ロボット101が巡回を開
始する警備エリアを施設側警備システム2に送信する。
施設側警備システム2では、巡回される警備エリアが警
備の状態にあるか否か判断し、警備に設定されていた場
合には警備設定部206が警備を解除する。
【0082】また、警備ロボット101は、巡回が終了
し警備エリアを離れる際に巡回が終了したことを施設側
警備システム2の送受信部401に送信する。警備設定
部206は、送信された信号を送受信部401が受信す
ると、該当する警備エリアの警備の解除を警備の状態に
切り換える。以上の動作により、警備ロボット101が
警備エリアを巡回する際に施設側警備システム2に設置
されたセンサによって検知された場合に警報などが出力
されることを防ぐことができる。
【0083】また、警備ロボット101がセンサによっ
て検知された場合に警報が出力されることを防ぐこと
は、施設側警備システム2が、警備ロボット101の巡
回中に警備ロボット101の巡回コースを検知の範囲と
するセンサの検知信号を打ち消すことによっても可能で
ある。このような処理は、警備ロボットが巡回コースを
検知の範囲とするセンサの検知信号を打ち消すキャンセ
ル信号を出力して警備エリアを巡回することによっても
実現することができる。
【0084】上記した処理を実現する場合、ロボット警
備システムでは、予め記憶部103に施設側警備システ
ム2の各センサの位置あるいは各センサの検知範囲を示
すデータを記憶させておく。警備ロボット101は、巡
回の際に現在位置を把握することができるから、現在位
置を巡回コース上にあるセンサの位置あるいはセンサの
検知範囲と照合する。そして、巡回コース上のセンサの
近傍あるいはセンサの検知範囲の近傍を通過するとき、
センサから出力される検知信号をキャンセルするための
キャンセル信号を端末装置201に送受信部402を使
って出力する。
【0085】なお、キャンセル信号のかわりに警備ロボ
ット101の位置情報(現在位置の情報)を利用し、セ
ンサから検知信号が出力された際、検知信号を出力した
センサと警備ロボット101の位置情報を照合し、警備
ロボット101の巡回によりセンサが検知信号を出力し
たと判断された場合に、センサから出力された検知信号
をキャンセルするようにしてもよい。この場合、警備ロ
ボット101の位置情報がキャンセル信号のかわりとし
て利用される。
【0086】以上のようにセンサから出力される検知信
号をキャンセルする場合、同一警備エリアに設けられた
他のセンサから出力される検知信号は有効であるため、
当該警備エリアにおいて警備ロボット101から離れた
位置で発生した異常を見落とさずに済み、警備の空白を
生じさせずに済む。
【0087】さらに、実施の形態1のロボット警備シス
テムでは、ロボット側警備システム1あるいは施設側警
備システム2において、施設側警備システム2のセンサ
が警備ロボットを検知した検知信号と警備ロボットの巡
回コース近傍に設けられたセンサの情報とを照合してセ
ンサの動作を確認することもできる。
【0088】すなわち、施設側警備システム2のセンサ
207a〜207xから出力される検知信号の情報は、
通常端末装置201に送信されている。センサの動作確
認をする場合、ロボット側警備システム1と施設側警備
システム2との間で送受信部401、402による通信
で情報伝達し、警備エリアに設置されたセンサ207a
〜207xの位置及びセンサ207a〜207xから端
末装置に送信された検知信号と、警備ロボット101の
現在位置の情報を照合し、警備ロボットが巡回によって
センサの近傍を通過する際、センサから検知信号が出力
されればそのセンサは正常に機能しているものと判断
し、センサから検知信号が出力されなければセンサが正
常に機能していないものと判断する。
【0089】なお、センサ207a〜207xが無線に
より検知信号を送信する場合はその無線を受信すること
によって把握してもよく、また、照合はロボット側警備
システム1と施設側警備システム2のいずれで行なって
もよい。
【0090】以上述べた処理によれば、巡回の都度、セ
ンサの動作確認が行なわれ、センサの故障を早期発見で
きるため、施設側警備システムの信頼度を高めることが
できる。
【0091】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。なお、実施の形態2〜4の構成
は、ロボット側警備システム1と施設側警備システム2
との間でデータを送受信する構成以外は実施の形態1と
同様であり、同様の構成については同様の符号を付して
説明を省くものとする。
【0092】図7は、実施の形態2のロボット側警備シ
ステム1と施設側警備システム2との連携を説明するた
めの図である。実施の形態2では、施設側警備システム
2の端末装置201に送受信部701を、警備ロボット
101に送受信部702を設け、無線によって通信を行
なう。警備ロボット101は、受信した情報に基づいて
状況を判断し、予めプログラムされた内容にしたがって
対処する。なお、実施の形態2の構成では、警備ロボッ
ト101の送受信部702と通信部104とが同様の方
式で通信を行なうものであれば、両者を兼用としてもよ
い。
【0093】(実施の形態3)図8は、実施の形態3の
ロボット側警備システム1と施設側警備システム2との
連携を説明するための図である。実施の形態3は、警備
設定部206と端末装置201とが無線を利用して警備
状態信号を送受信している、また、センサ207a〜2
07xと端末装置201とが無線を利用してセンサの検
知信号を送受信している場合、監視コンピュータ120
に送受信部801を設け、警備設定部206、端末装置
201間、あるいはセンサ、端末装置201間で送受信
されている情報を監視コンピュータ120でも受信す
る。
【0094】なお、警備設定部206、端末装置201
間、あるいはセンサ、端末装置201間の信号の送受信
は、警備設定部206やセンサ207a〜207xに無
線通信ユニットを取付けて行うものであってもよい。ま
た、警備設定部206が非接触カードを利用して操作す
るタイプのものであれば、非接触カードから警備設定部
206に送られる情報と同様の識別情報を警備ロボット
101から送信させてもよい。あるいは、非接触カード
そのものを警備ロボット101に持たせるようにしても
よい。
【0095】(実施の形態4)図9は、実施の形態4の
ロボット側警備システム1と施設側警備システム2との
連携を説明するための図である。実施の形態4は、セン
サ207a〜207xが侵入者等の異常を検知したこと
を無線で端末装置201に送信している場合に適用され
るものである。そして、警備ロボット101に送受信部
901を設け、センサ207a〜207xが端末装置2
01に送信する情報を警備ロボット101の側でも受信
し、警備ロボット101にセンサ207a〜207xの
いずれかが異常事態を検知したことを把握させる。
【0096】警備ロボット101は、センサ207a〜
207xのいずれかが異常事態を検知したことを示す情
報と、自己の現在位置とを照合し、センサから出力され
た検知信号が、警備ロボット101を検知したことによ
るものかなどを判断する。また、警備ロボット101か
ら離れた位置に設置されたセンサ207a〜207xの
いずれかから検知信号が出力された場合、当該センサの
設置された場所に警備ロボット101を向かわせ、状況
を確認させるなどに利用できる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、施設内の警備状態によって巡回コースおよび巡
回時間が決定した巡回データにしたがって警備ロボット
を自動的に巡回させることができるため、警備ロボット
の巡回スケジュールの不正な変更を防止し、また、巡回
スケジュール修正のために煩わしい作業を行なうことな
く、出社時間や退社時間の変更に柔軟に対応できるロボ
ット警備システムを提供することができるという効果を
奏する。
【0098】請求項2に記載の発明は、警備エリアが警
備された後の時間を自動的に警備ロボットの巡回時間と
することができるので、警備エリアを使用する会社の出
社時間や退社時間が一定ではない場合でも、出社時間や
退社時間の変更に柔軟に対応できるロボット警備システ
ムを提供することができるという効果を奏する。
【0099】請求項3に記載の発明は、巡回コース上に
複数ある警備エリアのすべてが警備された後の時間を自
動的に警備ロボットの巡回時間とすることができるの
で、複数の警備エリアを使用する各会社の出社時間や退
社時間が一定ではない場合でも、出社時間や退社時間の
変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供す
ることができるという効果を奏する。
【0100】請求項4に記載の発明は、一定の時間帯に
巡回を行わせたい場合には、巡回可能な警備エリアのみ
を巡回させることができるので、出社時間や退社時間の
変更に柔軟に対応できるロボット警備システムを提供す
ることができるという効果を奏する。
【0101】請求項5に記載の発明は、警備エリアが警
備された後、所定の時間が経過した時間を自動的に警備
ロボットの巡回時間とすることができるので、各警備エ
リアを使用している会社の退社時間にばらつきがある場
合にも柔軟に対応でき、しかも警備開始から短時間に巡
回することにより防犯効果の高いロボット警備システム
を提供することができるという効果を奏する。
【0102】請求項6に記載の発明は、警備状態の設定
に関して異常と判断された警備エリアの状況を確認する
ために警備ロボットを巡回させることができるため、警
備エリアで起った異常を早期に発見することができ、よ
り防犯効果の高いロボット警備システムを提供すること
ができるという効果を奏する。
【0103】請求項7に記載の発明は、人体検知センサ
を用いて正確に侵入者を発見することができるので、侵
入者の検知に対する信頼性がより高いロボット警備シス
テムを提供することができるという効果を奏する。
【0104】請求項8に記載の発明は、警備ロボットが
巡回中にセンサに検知され、異常が発生したと誤判断さ
れることを防ぐことができるため、異常発生の判断の信
頼性がより高いロボット警備システムを提供することが
できるという効果を奏する。
【0105】請求項9に記載の発明は、警備ロボットが
巡回中にセンサに検知され、異常が発生したと誤判断さ
れることを防ぐことができるため、異常発生の判断の信
頼性がより高いロボット警備システムを提供することが
できるという効果を奏する。
【0106】請求項10に記載の発明は、センサの動作
を確認することができるので、センサの故障を早期に発
見することができ、異常の検知の信頼性がより高いロボ
ット警備システムを提供することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の警備ロボットシステム
のロボット側警備システムを説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態1の警備ロボットシステム
の施設側警備システムを説明するための図である。
【図3】複数の警備エリアを警備する場合の施設側警備
システムの構成を例示した図である。
【図4】実施の形態1の施設側警備システムとロボット
側警備システムとの連携を説明するための図である。
【図5】警備エリアが複数ある場合の施設側警備システ
ムの構成を例示するための図である。
【図6】警備エリアが複数ある場合の施設側警備システ
ムの構成を例示するための他の図である。
【図7】実施の形態2のロボット側警備システム1と施
設側警備システム2との連携を説明するための図であ
る。
【図8】実施の形態3のロボット側警備システム1と施
設側警備システム2との連携を説明するための図であ
る。
【図9】実施の形態4のロボット側警備システム1と施
設側警備システム2との連携を説明するための図であ
る。
【図10】一般的な警備ロボットを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 ロボット側警備システム 2 施設側警備システム 101 警備ロボット 102 制御部 103 記憶部 104 通信部 105 駆動部 106 I/O 107 現在位置推定部 108 現在位置補正部 109 異常検知部 110 移動距離検出部 111 移動方向検出部 112 環境認識部 113 人体検知センサ 114 火災検知センサ 115 漏水検知センサ 116 カメラ・マイク 120 監視コンピュータ 201 端末装置 203 制御部 204 記憶部 205 通報部 206 警備設定部 207a〜207x センサ 210 監視センタ 401,402,701,702,801,901 送
受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS32 CS08 JS01 KS39 KT01 LV12 WA28 5C087 AA02 AA03 AA09 AA24 AA25 BB20 BB65 BB74 DD03 DD23 EE05 EE16 FF01 FF04 FF17 FF19 FF20 GG02 GG07 GG09 GG11 GG18 GG19 5H301 AA02 AA10 BB10 BB14 CC03 CC06 DD07 DD17 FF11 GG12 GG17 KK02 KK03 KK05 KK19 KK20 LL14 LL17 MM02 QQ02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警備ロボットを使って施設内の警備エリ
    アを警備するロボット警備システムであって、 施設内の巡回コースおよび巡回時間を含む巡回データに
    基づいて施設内を巡回する自律移動式の警備ロボット
    と、 前記警備ロボットが巡回する施設に備えられる施設警備
    手段と、 前記施設警備手段による前記警備エリアの警備状態を警
    備または警備解除に設定する警備状態設定手段と、 前記警備状態設定手段によって設定された警備エリアの
    警備状態を示す警備状態情報を前記警備ロボットに送信
    する施設側データ送信手段と、 施設側データ送信手段が送信した警備状態情報を受信し
    て前記警備ロボットに入力するロボット側データ受信手
    段と、 前記ロボット側データ受信手段が受信した警備状態情報
    によって前記巡回データの巡回コースおよび巡回時間を
    決定して前記警備ロボットを巡回させる警備ロボット制
    御手段と、を備えることを特徴とするロボット警備シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記巡回データは、前記警備エリアが前
    記警備状態設定手段によって警備の状態に設定された以
    降の時間を巡回時間とすることを特徴とする請求項1に
    記載のロボット警備システム。
  3. 【請求項3】 前記警備エリアが複数あり、前記巡回デ
    ータは、前記警備状態設定手段によって巡回コース上に
    あるすべての警備エリアが警備の状態に設定された以降
    の時間を巡回時間とすることを特徴とする請求項1に記
    載のロボット警備システム。
  4. 【請求項4】 前記警備エリアが複数あり、前記巡回デ
    ータは、複数の前記警備エリアのうちの前記警備状態設
    定手段によって警備の状態に設定された警備エリアのみ
    を巡回コースとすることを特徴とする請求項1に記載の
    ロボット警備システム。
  5. 【請求項5】 前記巡回データは、前記警備状態設定手
    段によって警備の状態に設定された時間から所定の時間
    が経過した時間を巡回時間とすることを特徴とする請求
    項1に記載のロボット警備システム。
  6. 【請求項6】 前記巡回データは、前記警備状態設定手
    段によって設定された警備状態が予め設定されている警
    備スケジュールと異なる警備エリアを巡回コースとする
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボット警備システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記警備ロボットは、人体を検知する人
    体検知センサを備え、該人体検知センサが警備の状態に
    ある警備エリアを巡回中に人体を検知した場合に侵入者
    を発見したものと判断することを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか一つに記載のロボット警備システム。
  8. 【請求項8】 前記警備状態設定手段は、前記警備ロボ
    ットの巡回中、巡回される警備エリアの警備を解除する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の
    ロボット警備システム。
  9. 【請求項9】 前記施設警備手段が警備エリアに設けら
    れ異常を検知すると検知信号を出力するセンサを備え、
    かつ、前記警備ロボットは、巡回コースを検知の範囲と
    するセンサから出力された検知信号を打ち消すためのキ
    ャンセル信号を出力し、施設警備手段は、キャンセル信
    号をもとに当該センサから検知信号が出力されても異常
    と判断しないようにして警備エリアを巡回することを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のロボット
    警備システム。
  10. 【請求項10】 前記施設警備手段が警備エリアに設け
    られ異常を検知すると検知信号を出力するセンサを備
    え、さらに、前記センサの設置位置およびセンサから出
    力された検知信号と前記警備ロボットの現在位置とを照
    合して前記センサの動作を確認する動作確認手段を備え
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載
    のロボット警備システム。
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