JP2001222317A - 自律型のロボット装置を用いた監視システム及び自律型のロボット装置を用いた監視方法 - Google Patents

自律型のロボット装置を用いた監視システム及び自律型のロボット装置を用いた監視方法

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JP2001222317A JP2000038132A JP2000038132A JP2001222317A JP 2001222317 A JP2001222317 A JP 2001222317A JP 2000038132 A JP2000038132 A JP 2000038132A JP 2000038132 A JP2000038132 A JP 2000038132A JP 2001222317 A JP2001222317 A JP 2001222317A
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Tadashi Otsuki
正 大槻
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哲也 小西
Tomoaki Kasuga
知昭 春日
Tsunetaro Matsuoka
恒太郎 松岡
Kunio Takemoto
国夫 竹本
Toshiya Ogura
稔也 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット装置による新たなサービスを提供す
る。 【解決手段】 警備システムは、ロボット装置1の識別
情報とその所有者を示す所有者情報とをユーザ情報デー
タベースDBとして管理しているユーザ登録サーバ51
と、ロボット装置1が得た当該ロボット装置1の周辺情
報を送信するための通信端末52及びサービスサーバ5
3と、サービスサーバ53から送信されてきた周辺情報
に基づいて監視をして、当該周辺情報に基づいてロボッ
ト装置1の周囲の環境の情報に異常があることを検出し
たときに異常情報を出力し、そのロボット装置1の所有
者を、ユーザ登録サーバ51のユーザ情報データベース
DBを参照し特定して、当該所有者に関して異常が発生
している旨の通知を発行する監視サーバ54とを備えて
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自律型のロボット
装置を用いて各種の監視をする自律型のロボット装置を
用いた監視システム及び自律型のロボット装置を用いた
監視方法に関し、詳しくは個人的、家庭的な監視を行う
場合に好適な自律型のロボット装置を用いた監視システ
ム及び自律型のロボット装置を用いた監視方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、周囲の状況や内部の状況に応じ
て、自律的に行動を決定する自律型のロボット装置が提
案されている。例えば、周囲の状況や内部の状況に応じ
て感情や本能の状態を変化させて、その変化の状態に応
じて行動を出現させる、すなわち、感情や本能を行動に
表出させるロボット装置が提案されている。
【0003】このようなロボット装置は、周囲の状況や
内部の状況に応じて行動を決定するように構成されてい
るので、例えば、様々な様相をなす家の中をペットのよ
うに自由に動きまわる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザは、
ロボット装置をペットとして飼う目的で購入する場合が
多い。このようなことから、ロボット装置の購入が新た
なサービスの提供に繋がるとすれば、ロボット装置には
付加価値が発生する。また、ロボット装置は、自律的な
行動をするといったシステムを備え、通常の産業ロボッ
ト装置にはみられない独自のシステムにより構築されて
おり、このような独自のシステムが新たなサービスの提
供に密接に結びつけば、上述の付加価値は、ロボット装
置固有のものとなる。
【0005】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、自律的に行動をする自律型のロボッ
ト装置による新たなサービスとしての自律型のロボット
装置を用いた監視システム及び自律型のロボット装置を
用いた監視方法の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自律型のロ
ボット装置を用いた監視システムは、上述の課題を解決
するために、外部又は内部からの情報を検出する情報検
出手段を有し、検出された情報に基づいて自律的に行動
をする自律型のロボット装置の識別情報とその所有者に
関連する情報を示す所有者関連情報とをデータベースと
して管理している情報管理装置と、ロボット装置が得た
当該ロボット装置の周辺の環境の情報を示す周辺環境情
報と当該ロボット装置の識別情報とを送信する送信装置
と、送信装置から送信されてきた周辺環境情報に基づい
て、ロボット装置の周辺の環境に異常があることを検出
したときに異常情報を出力する監視装置と、監視装置が
出力した異常情報に関係するロボット装置の所有者を、
当該ロボット装置の識別情報に基づき情報管理装置のデ
ータベースを参照して特定し、当該所有者に関して異常
が発生している旨を、所有者関連情報に基づき、所定の
宛先に通報する異常通報装置とを備える。
【0007】このような構成を備えた自律型のロボット
装置を用いた監視システムは、外部又は内部からの情報
を検出する情報検出手段を有し、検出された情報に基づ
いて自律的に行動をする自律型のロボット装置の識別情
報とその所有者に関連する情報を示す所有者関連情報と
をデータベースとして情報管理装置により管理し、ロボ
ット装置が得た当該ロボット装置の周辺の環境の情報を
示す周辺環境情報と当該ロボット装置の識別情報とを送
信装置により送信し、送信装置から送信されてきた周辺
環境情報に基づいて、ロボット装置の周辺の環境に異常
があることを検出したときに異常情報を監視装置により
出力し、監視装置が出力した異常情報に関係するロボッ
ト装置の所有者を、当該ロボット装置の識別情報に基づ
き情報管理装置のデータベースを参照して特定し、当該
所有者に関して異常が発生している旨を、所有者関連情
報に基づき、所定の宛先に異常通報装置により通報す
る。
【0008】この自律型のロボット装置を用いた監視シ
ステムは、ロボット装置が自律的に行動して得た周辺環
境情報に基づいて、当該ロボット装置の複数の所有者に
関する監視をして、その周辺環境情報に異常あるときに
は、当該異常がある所有者を特定して、当該所有者に関
して異常がある旨を所定の宛先に通報する。
【0009】また、本発明に係る自律型のロボット装置
を用いた監視方法は、上述の課題を解決するために、外
部又は内部からの情報を検出する情報検出手段を有し、
検出された情報に基づいて自律的に行動をする自律型の
ロボット装置の識別情報とその所有者に関連する情報を
示す所有者関連情報とをデータベースとして管理してい
る情報管理工程と、ロボット装置が得た当該ロボット装
置の周辺の環境の情報を示す周辺環境情報と当該ロボッ
ト装置の識別情報とを送信する送信工程と、送信工程に
て送信されてきた周辺環境情報に基づいて、ロボット装
置の周辺の環境に異常があることを検出したときに異常
情報を出力する監視工程と、監視工程にて出力された異
常情報に関係するロボット装置の所有者を、当該ロボッ
ト装置の識別情報に基づきデータベースを参照して特定
し、当該所有者に関して異常が発生している旨を、所有
者関連情報に基づき、所定の宛先に通報する異常通報工
程とを有する。
【0010】この自律型のロボット装置を用いた監視方
法は、ロボット装置が自律的に行動して得た周辺環境情
報に基づいて、当該ロボット装置の複数の所有者に関係
する監視をして、その周辺環境情報に異常あるときに
は、当該異常がある所有者を特定して、当該所有者に関
して異常がある旨を所定の宛先に通報する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態は、本
発明を、外部又は内部からの情報を検出して、この検出
された情報に基づいて自律的な行動をする自律型のロボ
ット装置を用いて監視をする監視システムに適用したも
のである。
【0012】警備システムは、図1に示すように、自律
型のロボット装置1の識別情報とその所有者に関連する
情報を示す所有者関連情報とをデータベースDBとして
管理している情報管理装置とされるユーザ登録サーバ5
1と、ロボット装置1が得た当該ロボット装置1の周辺
の環境の情報を示す周辺環境情報と当該ロボット装置の
識別情報とを送信する送信装置を構成するデータ通信端
末52と、データ通信端末52から送信されてきた周辺
環境情報に基づいて、ロボット装置1の周辺の環境に異
常があることを検出したときに異常情報を出力する監視
機能及び監視機能が出力した異常情報に関係するロボッ
ト装置の所有者を、当該ロボット装置1の識別情報に基
づきユーザ登録サーバ51のデータベースDBを参照し
て特定し、当該所有者に関して異常が発生している旨
を、所有者関連情報に基づき、所定の宛先に通報する異
常通報機能をとを有する監視サーバ54とを備えて構成
されている。
【0013】このような警備システムは、ロボット装置
1が自律的な行動により家100の中を自由に動きまわ
ることで部屋内部の画像情報や音情報等をロボット装置
サービスサーバ53が取得処理して、監視サーバ54が
その取得処理した情報に基づいて異常があれば、例え
ば、不審人物がいるや所有者(例えば、老人、子供等)
が具合が悪そうだ、といった異常があれば、その異常を
警備会社55の所定の宛先に通報するものである。
【0014】このような監視システムにおいて使用する
ロボット装置1は、図2に示すように、胴体部ユニット
2の前後左右にそれぞれ脚部ユニット3A〜3Dが連結
されると共に、胴体部ユニット2の前端部及び後端部に
それぞれ頭部ユニット4及び尻尾部ユニット5が連結さ
れることにより構成されている。
【0015】また、このロボット装置1は、撮像手段や
音声入力手段を備えている。具体的に、頭部ユニット4
には、このロボット装置の「耳」に相当するマイクロホ
ン等の音声入力手段と、「目」に相当するCCD(Char
ge Coupled Device)カメラ等の撮像手段と、「口」に
相当するスピーカ等の音声出力手段とを備えている。こ
れにより、ロボット装置1は、撮像手段により撮像情報
を取得して、音声入力手段により音声情報を取得する。
【0016】さらに、ロボット装置1は、感情モデルや
本能モデルといったモデル化された情報により、自律的
に行動を決定する自律型のロボット装置である。具体的
には、このロボット装置は、周囲の状況(外的要件)や
内部の状況(内的要件)に応じて感情モデルや本能モデ
ルの状態を変化させて、その変化の状態に応じて行動を
出現させる、すなわち、感情や本能を行動に表出させ
る。すなわち、ロボット装置1は、感情や本能の状態に
より、自律的に行動し、自由に家100内を移動する。
このロボット装置1が家100内を自由に移動すること
を可能にする感情モデル及び本能モデルによる行動の決
定の手順については、後で詳述する。
【0017】そして、ロボット装置1は、無線LAN
(ローカルエリアネットワーク)によりデータ通信端末
52に撮像手段により取得した画像情報や音声入力手段
から入力された音声情報を、データ通信端末52に送信
するようになされている。例えば、図3に示すように、
ロボット装置1は、PCカードスロット等からなるPC
カードI/F8を備え、このPCカードI/F8に装着
されたPCカードとされる無線LANカード60により
データ通信端末52との間でデータ通信を行うことがで
きるようにされている。例えば、ロボット装置1は、無
線LANカード60によりデータ通信端末53に画像情
報や音声情報を送信する。
【0018】以上のように構成されたロボット装置1
は、家100の中を自由に動き回り、その際に得られる
画像情報や音声情報を、データ通信端末52に送信す
る。
【0019】データ通信端末52は、ロボット装置サー
ビスサーバ53との間でデータ通信を行う。具体的に
は、データ通信端末52は、図4に示すように、衛星通
信回線32、ケーブルテレビジョン回線33又は電話回
線34等の電気通信回線を通じてインターネットプロバ
イダ35と接続されるとともに、当該インターネットプ
ロバイダ35がインターネット36を介してロボット装
置サービスサーバ53と接続され、或いは一般公衆回線
39を介してロボット装置サービスサーバ53と直接に
接続されている。これにより、データ通信端末52は、
例えば、ロボット装置1から送信されてきた画像情報や
音声情報を周辺環境情報としてロボット装置サービスサ
ーバに53に送る。また、データ通信端末52は、周辺
環境情報とともに、周辺環境情報を取得したロボット装
置をロボット装置サービスサーバ53において特定すべ
く当該ロボット装置の識別情報(ID)を送信する。
【0020】一方、データ通信端末52は、ロボット装
置サービスサーバ53から送られてきたデータ、例え
ば、ロボット装置の行動を決定するための行動プログラ
ム(例えば、監視プログラム)をロボット装置1に送信
する。
【0021】また、データ通信端末52は、常時或いは
一定時間毎に、ロボット装置1から送られてくる画像情
報や音声情報をロボット装置サービスサーバ53に送信
している。
【0022】例えば、データ通信端末52としては、パ
ーソナルコンピュータ、いわゆるホームサーバ等や、充
電機能とネットワークへの通信機能とを併有したいわゆ
るステーション等が挙げられる。
【0023】ロボット装置サービスサーバ53は、ロボ
ット装置1からの情報を管理する。このロボット装置サ
ービスサーバ53は、ロボット装置1からの情報に基づ
いて各種サービスを提供するものである。その一のサー
ビスとして、ロボット装置サービスサーバ53は、監視
サーバ54にロボット装置1からの撮像情報や音声情報
を提供している。
【0024】また、ロボット装置サービスサーバ53
は、ロボット装置1のための行動プログラムを保管して
おり、所有者関連情報に基づいて、所定の行動プログラ
ムをロボット装置1に送信する送信する機能も有してい
る。例えば、ロボット装置サービスサーバ53は、図5
に示すように、所定のプログラムとして、複数種類の、
例えば子供用、大人用、老人用、或いは不審人物用の監
視プログラムを保管している。例えば、ロボット装置サ
ービスサーバ53は、所有者関連情報に体の不自由な老
人の情報が含まれている場合には、そのような所有者関
連情報に基づいて老人用の監視プログラムを選択して、
データ通信端末52を介してロボット装置1に送信す
る。
【0025】ロボット装置1では、自律的に行動をする
自律モードと、所定の行動を示す行動プログラムにより
行動をする監視モードとを備えており、監視モード時に
おいては、そのようにロボット装置サービスサーバ53
から送られてきた監視プログラム等の所定の行動プログ
ラムにより行動をして、周辺環境情報を得る。
【0026】なお、複数種類の監視用プログラムをロボ
ット装置サービスサーバ53から送られてくるものでは
なく、ロボット装置1に予め保持させておくこととして
もよい。
【0027】監視サーバ54では、監視機能により、ロ
ボット装置サービスサーバ53から送信されてきた周辺
環境情報に基づいて監視をして、当該周辺情報に基づい
てロボット装置1の周囲の環境の情報に異常があること
を検出したときに異常情報を出力する。また、監視サー
バ54は、異常通知発行機能により、監視機能により異
常情報を出力したロボット装置1の所有者を、ユーザ登
録サーバ51のユーザ情報データベースDBを参照して
当該ロボット装置1の識別情報により特定して、当該所
有者に関して異常が発生している旨を所定の宛先に通報
する。
【0028】そして、この監視サーバ54には、複数の
所有者が所持するロボット装置1からの撮像情報や音声
情報が送られてきている。すなわち、監視サーバ54
は、複数の家庭からの撮像情報や音声情報(周辺環境情
報)が送られてきている。
【0029】このような、監視サーバ54は、ロボット
装置1からの撮像情報や音声情報に基づいて複数の家の
異常の有無を監視して、異常がある場合にはロボット装
置1の特定により、その所有者(家)を特定して、異常
が発生している旨を所定の宛先に通報する。
【0030】そして、監視サーバ54には、複数の所有
者が所持するロボット装置1からの撮像情報や音声情報
が送られてきていることから、そのような異常が発生し
ている所有者を特定する必要があるが、その所有者の特
定については、ユーザ登録サーバ51に保管されている
ユーザ情報データベースDBを参照してなされる。
【0031】ユーザ登録サーバ51は、ロボット装置1
のユーザ登録のためのサーバである。このユーザ登録サ
ーバ51は、ロボット装置1を購入した者の情報を蓄積
しておいて購入者に継続的に適切なサービスを提供する
ための情報を提供するもので、一般的なユーザ登録サー
バである。すなわち、本発明を適用した監視システム
は、このような家電製品等を購入した際に一般的な行為
としてなされるユーザ登録を利用し、それにより登録さ
れた購入者に関する情報の有効利用を図っている。
【0032】具体的には、ユーザ登録サーバ51へのユ
ーザ登録は、ロボット装置1の購入時になされる。例え
ば、はがき、電子メール、いわゆるWebサイトにおい
てなされる。その登録される項目(所有者関連情報)と
しては、登録日、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、
購入者(所有者)の電子メールのアドレス、家族構成
(氏名、年齢)、ロボット装置1を動かす部屋のレイア
ウト、ロボット装置のID等が挙げられる。また、登録
される項目としては、子供や体の不自由な老人がいる場
合には、そのような家族の詳細情報も登録される。例え
ば、老人がいる場合には、当該老人の持病等が登録され
る。
【0033】そして、ユーザ登録サーバ51は、このよ
うな登録項目についての内容をユーザ情報データベース
DBとして蓄積している。このようなことから、この登
録サーバ51では、ロボット装置のIDと当該ロボット
装置の購入者(所有者)の情報とが対応されて蓄積され
ていることになる。
【0034】監視サーバ54は、このようなユーザ登録
サーバ51のユーザ情報データベースDBを利用して、
異常がある場合には、その異常の情報が検出されたロボ
ット装置のIDから所有者を特定する。例えば、ユーザ
登録サーバ51に異常検出がなされたそのロボット装置
のIDを送って所有者を特定する。そして、監視サーバ
54は、特定した所有者に関して異常が発生している旨
を警備会社55に通報する。具体的には、異常が発生し
ている旨を、登録ユーザの住所、氏名、年齢や家族構成
等の登録情報及びその異常内容(異常情報)とともに、
契約している警備会社55に通報する。
【0035】警備会社55は、異常が発生している旨の
通報により、必要なアクションをとる。例えば、送られ
てきた住所、氏名や異常の内容を警察、消防局等に連絡
をとる。なお、後で詳述するが、異常が発生している旨
の通報先は、警備会社55に限定されるものではない。
例えば、老人が監視サービスの対象とされる場合におい
て、異常があるときには、病院や別居している家族が所
定の宛先とされて、通報される。
【0036】以上のような、監視システムにより、ロボ
ット装置1が自律的な行動により家100の中を自由に
動きまわることで部屋内部の画像情報や音情報等をロボ
ット装置サービスサーバ53が取得処理して、監視サー
バ54がその取得処理した情報に基づいて異常があれ
ば、所有者を特定して、所有者等の情報とともにその異
常を警備会社55に知らせることができるようになる。
【0037】以下、具体例を挙げて説明する。具体例と
して、監視システムにより不審人物がいたときにその旨
を警備会社55に通報する場合と、監視システムにより
所有者(又はその家族)の行動に異常があるときにその
旨を警備会社55に通報する場合とを挙げて説明する。
先ず不審人物がいたときにその旨を警備会社55に通知
する場合について説明する。
【0038】先ず、家庭では、ロボット装置1に予め合
言葉が設定される。具体的には、所有者は、合言葉(所
有者識別情報)となるものをロボット装置1に話しかけ
る。ロボット装置1に入力されたその言葉は、データ通
信端末52を介してロボット装置サービスサーバ53に
送られる。そして、そのような言葉は、監視サーバ54
において合言葉として設定される。これにより、合言葉
がロボット装置1の周囲の環境が正常であるときの情報
を示す正常情報(予め登録された所有者認識情報)とし
て監視サーバ54に保持される。このように、予め所有
者又はその家族によって設定されたものは、所有者又は
その家族しかわからないようになるので、いわゆるパス
ワードがわりになる。
【0039】ここで、合言葉(パスワード)を設定する
ことに限定されるものではなく、所定の動作、すなわち
いわゆる合動作といったものを設定することもできる。
また、ロボット装置1に対して行うべきインタラクショ
ンのパターンを数種類予め用意しておき、所有者がそれ
を選択することにより設定することもできる。要は、所
有者又はその家族が設定した情報であればよい。
【0040】また、このような合言葉の設定は、ロボッ
ト装置1を設定モードにした状態において行う。これに
より、設定モードにおいて合言葉を設定することで、通
常の会話と区別されて、合言葉としての設定がなされ
る。次にこのように設定された合言葉を使用した監視シ
ステムの処理について説明する。
【0041】ロボット装置1は、自律的な行動をして家
100の中を移動するが、そのロボット装置1に出逢っ
た者は、自分が家族であることを示すために合言葉をロ
ボット装置1に話す。ここで、識別のための情報とされ
る合言葉は、予めそれを設定した所有者又はその家族し
か知らないでの、当然、第三者は正しい合言葉をロボッ
ト装置1に伝えることはできない。
【0042】ロボット装置1に入力された言葉は、デー
タ通信端末52に送られ、ロボット装置サービスサーバ
53を介して監視サーバ54に入力される。
【0043】監視サーバ54は、ロボット装置1から送
られてきた言葉と、予め登録されている合言葉とを比較
する。そして、監視サーバ54は、その比較結果に基づ
いて異常があることを検出すると異常情報を出力する。
すなわち、監視サーバ54は、ロボット装置1に入力さ
れた合言葉と登録されている合言葉とが異なる場合に
は、異常情報を出力する。
【0044】そして、監視サーバ54は、異常を検出し
た際、ユーザ登録サーバ51のユーザ情報データベース
DBから当該異常の検出したロボット装置1のIDに基
づいて所有者を特定して、その特定した所有者の住所、
氏名等の所有者の情報と異常情報の内容(異常の状態)
を、異常が発生している旨(不審人物がいる旨)ととも
に、警備会社55に通報する。
【0045】なお、ロボット装置1には、監視モードを
備えることができる。これにより、例えば、通常の動作
モード(自律動作モード)とされる日中には、ロボット
装置1に出逢っても必ず合言葉を言う必要がなくなる
が、監視モードにした夜には、ロボット装置1に出逢っ
たら必ず合言葉を言わなけなければならなくなる。この
ような監視モードは、例えば、家族が家を留守にしてい
るときにも設定することもできる。そして、このような
監視モード時には、ロボット装置1は、ロボット装置サ
ービスサーバ53から送られてきた不審人物用の監視プ
ログラムによって行動をとるようになされている。
【0046】また、ロボット装置1は、出逢った者を不
審と感じたときにのみ、合言葉の入力を要求することも
できる。例えば、ロボット装置1は、出逢った者を不審
と感じたとき、所定の行動を出現させて、合言葉を要求
する。これにより、家族は、ロボット装置1に出逢った
ときに常に合言葉を言う必要がなく、不審に感じたとき
に合言葉を要求するロボット装置1の行動をみて、合言
葉を言えばよいことになる。これは、ロボット装置1と
出逢った者との互いの動作が「山」、「川」というよう
な合言葉となり、成立すれば、異常情報の出力はなされ
ないが、成立しなければ、異常出力がなされるといった
ようなものである。
【0047】また、ロボット装置サービスサーバ53
は、ロボット装置1に入力される音声情報や画像情報が
常時或いは一定時間間隔で送信されてきており、ロボッ
ト装置サービスサーバ53には通常の会話が入力される
ことも考えられる。よって、このようなロボット装置サ
ービスサーバ53から提供される音声情報や画像情報に
より監視する監視サーバ53では、通常の会話と合言葉
とを識別する必要がある。このようなことから、監視サ
ーバ54では、上述のようにロボット装置1が監視モー
ドにあるときに得られた言葉や、ロボット装置1が合言
葉を要求したことにより得られた言葉のみを監視する対
象として、ロボット装置1から送られてくる言葉と登録
されている合言葉とを比較する。これにより、ロボット
装置1への言葉の入力が合言葉のための入力であること
が的確に判断でき、登録されている合言葉との比較対象
を的確に特定し、比較処理することができる。
【0048】また、監視サーバ54が異常を検出した場
合、ロボット装置1に特定の行動を発現させることもで
きる。例えば、異常を検出した場合、ロボット装置1が
「吠える 」、「唸る」といった行動を発現させること
もできる。例えば、そのような異常の際のロボット装置
1の行動の発現は、監視サーバ54から送られてくる信
号によりなされる。例えば、監視サーバ54は、ロボッ
ト装置サービスサーバ53に異常が発生している旨の情
報を送り、ロボット装置サービスサーバ53は、そのよ
うな情報に基づいて、データ通信端末52に信号を送
り、ロボット装置1に所定の行動を発現させる。
【0049】以上が不審人物を監視する際の監視システ
ムにおける処理である。次に、監視システムにより所有
者(又はその家族)の行動に異常があるときにその旨を
警備会社55に通報する場合を説明する。以下に説明す
る監視システムでは、病人の容態が悪化したときや老人
が体調がわるいとき等の所有者又はその家族の行動に異
常があることを家族に通報するような処理をとる。
【0050】ロボット装置1は、自律的な行動をして家
100の中を移動するが、そのロボット装置1と出逢っ
た者は、ある行動を起こす。例えば、ロボット装置1に
出逢った際には何らかの行動を起こせば、ロボット装置
1からそのような行動の情報が送られてくる監視サーバ
54では、所有者又はその家族が動いているから異常は
ないと判断する。例えば、監視サーバ54は、所有者又
はその家族が正常に生活していることが、何らかの行動
をロボット装置1に対してなされることとし、これを正
常な行動情報として予め登録(認識)しておくことによ
り、ロボット装置1に対して何ら行動も起こさない場合
には、当該人間に異常があると認識する。
【0051】そして、監視サーバ54は、異常を検出し
た際、ユーザ登録サーバ51のユーザ情報データベース
DBから当該異常の検出したロボット装置1のIDに基
づいて所有者を特定して、その特定した所有者の住所、
氏名等の所有者の情報と異常情報の内容(異常の状態)
を、異常が発生している旨(家族の体調が悪い等の旨)
とともに、所定の宛先に通報する。
【0052】ここで、異常の発生の通報を受ける所定の
宛先としては、例えば、図6に示すように、老人Aの子
供Cの自宅55a、主治医Cの病院55b、或いは警察
所(消防所)55c等が挙げられる。要は、老人Aの具
合が悪いときに、通報すべき所に監視サーバ54は、そ
の旨を通報する。
【0053】このような所定の宛先への通報を可能とす
るために、ユーザ登録サーバ51のユーザ情報データベ
ースDBには、各種情報が登録されている。例えば、所
有者Aが1人暮らし、老人であることの情報、老人Aの
子供Bや主治医Cの氏名や電話番号等の情報、或いは心
臓病、右足骨折等の過去の病歴の情報等がユーザ情報デ
ータベースDBに登録されている。このような登録情報
(所有者関連情報)に基づいて、監視サーバ54は、所
定の宛先にその旨を通報する。このような通報を受けた
者は、手遅れ等をすることなく、最適な処置をとること
ができるようになる。
【0054】なお、ロボット装置1は、予め部屋のレイ
アウトを記憶しておくこともできる。例えば、予め部屋
のレイアウトとして、病人や老人が寝ている場所を記憶
しておく。これにより、ロボット装置1は、病人や老人
が寝ている場所に移動して、その病人や老人への入力を
要求する。これにより、所定の場所に移動したロボット
装置1が、その場所にいる所定の人間からの何らかの行
動がなされたか否かを判別して、その人間が異常である
か否かを判断することもできるようになる。
【0055】また、ロボット装置1は、そのような人間
から何らかの行動を得ようとする場合に、所定の行動を
行すようにすることもできる。これにより、ロボット装
置1がした所定の行動により、当該ロボット装置1が何
らかの行動を求めていることを病人又は老人は知ること
ができ、それに対応して病人又は老人は自己が元気であ
る証拠として何らかの行動を起こせばよい。
【0056】例えば、ロボット装置1は、監視モード時
には、ロボット装置サービスサーバ53から送られてき
ている監視用のプログラムにより行動しており、上述し
たような所定の人物に出逢ったときに所定の行動を発現
させることや所定の場所に移動することが監視用のプロ
グラムにより規定されている。なお、このような専用の
行動プログラムを用いることにより、監視モード等にお
いては、無駄のない行動をロボット装置1が行うことが
できるようになる。
【0057】また、監視システムは、不審人物や老人等
を監視することに限定されるものではない。また、監視
システムは、人物からの画像や音声入力を対象として監
視することに限定されるものではない。例えば、色によ
る異常や温度による異常を監視することもできる。例え
ば、ロボット装置1に赤い色の情報を多く入力された場
合には、「血」がついているとして異常を検出し、或い
はロボット装置1から異常な温度上昇が入力された場合
には、火事等として異常を検出することもできる。例え
ば、温度の変化については、温度センサにより行う。ま
た、色、叫び声等を異常な情報として検出することもで
きる。
【0058】以上のように、監視システムにより、ロボ
ット装置1が自律的な行動により家100の中を自由に
動きまわることで部屋内部の画像情報や音情報等をロボ
ット装置サービスサーバ53が取得処理して、監視サー
バ54がその取得処理した情報に基づいて異常があれば
そのロボット装置1の所有者を特定して、その所有者の
家において異常がある旨を警備会社55に通報すること
ができるようになる。
【0059】よって、所有者は、ペットとして飼う目的
で購入したロボット装置1により警備サービスといった
新たなサービスの提供を受けることができる。すなわ
ち、ロボット装置を購入すれば、他の監視用機器を購入
することなく、ソフトウェアもインストールする必要も
なく、新たなサービスとしての監視システムのサービス
の提供を受けることができる。
【0060】また、監視システムは、ロボット装置1が
自由に動きまわるので、不確実性をもった行動により家
の中を監視をすることができるようになる。すなわち、
固定されて一定の範囲の監視するといったことに制限さ
れるものではなく、広範囲にわたって監視することがで
きる。
【0061】また、ロボット装置1の購入によりユーザ
のあらゆる情報とロボット装置のIDが登録され、監視
システムではその情報を共有して監視するので、新たな
登録等を必要とすることなく監視システムのサービスの
提供を受けることができる。
【0062】次に上述のように自律的に行動をする自律
型のロボット装置1の具体例について説明する。
【0063】ロボット装置1は、図2に示したように、
胴体部ユニット2の前後左右にそれぞれ脚部ユニット3
A〜3Dが連結されると共に、胴体部ユニット2の前端
部及び後端部にそれぞれ頭部ユニット4及び尻尾部ユニ
ット5が連結されることにより構成されている。
【0064】胴体部ユニット2には、図6に示すよう
に、このロボット装置1全体の動作を制御するコントロ
ーラ10と、このロボット装置1の動力源となるバッテ
リ11と、バッテリセンサl2及び熱センサ13からな
る内部センサ部14となどが収納されている。
【0065】頭部ユニット4には、このロボット装置の
「耳」に相当するマイクロホン15と、「目」に相当す
るCCD(Charge Coupled Device)カメラ16と、タ
ッチセンサ17と、「口」に相当するスピーカ18とな
どがそれぞれ所定位置に配設されている。
【0066】各脚部ユニット3A〜3Dの関節部分や、
各脚部ユニット3A〜3D及び胴体部ユニット2の各連
結部分、頭部ユニット4及び胴体部ユニット2の連結部
分、並びに尻尾部ユニット5及び胴体部ユニット2の連
結部分などにはそれぞれアクチュエータ191〜19n
配設されている。
【0067】頭部ユニット4のマイクロホン15は、ユ
ーザから図示しないサウンドコマンダを介して音階とし
て与えられる「歩け」、「伏せ」又は「ボールを追いか
けろ」等の指令音を集音し、得られた音声信号S1をコ
ントローラ10に送出する。またCCDカメラ16は、
周囲の状況を撮像し、得られた画像信号S2をコントロ
ーラ10に送出する。
【0068】タッチセンサ17は、頭部ユニット4の上
部に設けられており、ユーザからの「撫でる」や「叩
く」といった物理的な働きかけにより受けた圧力を検出
し、検出結果を圧力検出信号S3としてコントローラ1
0に送出する。
【0069】胴体部ユニット2のバッテリセンサ12
は、バッテリ11のエネルギー残量を検出し、検出結果
をバッテリ残量検出信号S4としてコントローラ10に
送出し、熱センサ13は、ロボット装置1内部の熱を検
出して検出結果を熱検出信号S5としてコントローラ1
0に送出する。
【0070】コントローラ10は、マイクロホンl5、
CCDカメラ16、タッチセンサ17、バッテリセンサ
12及び熱センサ13から与えられる音声信号S1、画
像信号S2、圧力検出信号S3、バッテリ残量検出信号
S4及び熱検出信号S5などに基づいて、周囲の状況
や、ユーザからの指令及びユーザからの働きかけの有無
などを判断する。
【0071】そして、コントローラ10は、この判断結
果及び予めメモリ10Aに格納されている各種制御パラ
メータを含む制御プログラムに基づいて続く行動や動作
を決定し、決定結果に基づいて必要なアクチュエータ1
1〜19nを駆動させることにより、頭部ユニット4を
上下左右に振らせたり、尻尾部ユニット5の尻尾5Aを
動かせたり、各脚部ユニット3A〜3Dを駆動して歩行
させるなどの行動や動作を行わせる。なお、以下におい
ては、動作の集合を行動と定義して使用するものとす
る。
【0072】また、この際コントローラ10は、必要に
応じて所定の音声信号S6をスピーカ18に与えること
により当該音声信号S6に基づく音声を外部に出力させ
たり、このロボット装置1の「目」の位置に設けられた
図示しないLED(Light Emitting Diode)を点滅させ
る。
【0073】このようにしてこのロボット装置1におい
ては、周囲の状況や、メモリ10Aに格納された制御プ
ログラム等に基づいて自律的に行動し得るようになされ
ている。
【0074】ここでロボット装置1における上述の制御
プログラムのソフトウェア構成を図7に示す。この図7
からも明らかなように、制御プログラムは、意味変換オ
ブジェクト20、感情・本能生成オブジェクト21、行
動決定オブジェクト22及び行動生成オブジェクト23
から構成されている。
【0075】このような構成において、意味変換オブジ
ェクト20は、ロボット装置1の外的状態及び内的状態
を認識する部分をなす。意味変化オブジェクト20は、
各種センサによる検出に基づいて、外部状態及び内部状
態を認識する。そして、意味変化オブジェクト20は、
認識結果を感情・本能生成オブジェクト21及び行動決
定オブジェクト22に通知する。
【0076】感情・本能生成オブジェクト21は、外的
要因及び内的要因に応じて感情を変化させる感情モデル
と本能を変化させる本能モデルとからなり、ロボット装
置1の行動に感情や本能を表出させるための情報を生成
する部分をなす。この感情・本能生成オブジェクト21
は、意味変換オブジェクト20から与えられて認識結果
や他の各種情報に基づいて、感情及び本能の状態を決定
する。そして、感情・本能生成オブジェクト21は、感
情又は本能の状態がある所定レベルを超えた場合に、こ
れを行動決定オブジェクト22に通知する。
【0077】行動決定オブジェクト22は、ロボット装
置1の行動を決定する部分をなす。この行動決定オブジ
ェクト22は、意味変換オブジェクト22から与えられ
る認識結果と、感情・本能生成オブジェクト21からの
通知等に基づいて、次の行動を決定する。そして、行動
決定オブジェクト22は、その決定結果を行動生成オブ
ジェクト23に通知する。
【0078】行動生成オブジェクト23は、ロボット装
置1を制御して実際に行動や動作を発現する部部をな
す。この行動生成オブジェクト23は、行動決定オブジ
ェクト22からの通知(決定結果)に基づいて、デバイ
スを制御して通知により指定された行動や動作を発現さ
せる。
【0079】このように制御プログラムは、複数のオブ
ジェクトによって構成されており、ロボット装置1の動
作を制御するように構成されている。以下に各オブジェ
クトについて詳しく説明する。
【0080】意味変換オブジェクト20は、マイクロホ
ン15、CCDカメラ16、タッチセンサ17、バッテ
リセンサ12及び熱センサ13から与えられる音声信号
S1、画像信号S2、圧力検出信号S3、バッテリ残量
検出信号S4及び熱検出信号S5を入力し、これらに基
づいて「叩かれた」、「撫でられた」、「ボールを検出
した」、「バッテリ残量が少なくなった」、「内部温度
が高くなった」等の特定の外部状態及び内部状態を認識
し、認識結果を感情・本能生成オブジェクト21及び行
動決定オブジェクト22に通知する。
【0081】感情・本能生成オブジェクト21は、意味
変換オブジェクト20から与えられる認識結果と、メモ
リ10Aに格納された制御パラメータの1つである個人
情報24と、後述のように行動決定オブジェクト22か
ら与えられる実行した行動を表す通知とに基づいてロボ
ット装置1の感情及び本能の状態を決定し、当該感情及
び本能の状態が所定レベルを越えた場合には、これを行
動決定オブジェクト22に通知する。
【0082】すなわち、感情・本能生成オブジェクト2
1は、「喜び」、「悲しみ」、「怒り」、「驚き」、
「恐怖」及び「嫌悪」の各情動の強さをそれぞれ表す合
計6つのパラメータを保持する感情モデルと、「愛情
欲」、「探索欲」、「運動欲」及び「食欲」の各欲求の
強さをそれぞれ表す合計4つのパラメータを保持する本
能モデルとを有している。
【0083】また、メモリ10Aには、個人情報24と
して、例えば「叩かれた」ときには「怒り」のパラメー
タを上げると共に「喜び」のパラメータを下げ、「撫で
られた」ときには「喜び」のパラメータを上げると共に
「怒り」のパラメータを下げ、ある行動を発現したとき
には「運動欲」のパラメータを上げると共に「喜び」の
パラメータを上げるといったような、意味変換オブジェ
クト20の認識結果と、後述の行動決定オブジェクト2
2からの行動を行ったという通知とに対してどの情動又
は欲求のパラメータの値を増加又は減少させるかといっ
たデータが格納されている。
【0084】そして、感情・本能生成オブジェクト21
は、意味変換オブジェクト20から与えられる認識結果
や、行動決定オブジェクト22からの通知などに基づい
て周期的に感情モデル又は本能モデルの対応する情動又
は欲求のパラメータの値を個人情報に基づいて変更す
る。
【0085】感情・本能生成オブジェクト21は、この
ような各パラメータ値の変更(更新)処理の結果として
いずれかの情動又は欲求のパラメータのパラメータ値が
その情動又は本能に対して予め設定された値を越えたと
きに、これを行動決定オブジェクト22に通知する。
【0086】行動決定オブジェクト22は、意味変換オ
ブジェクト20から与えられる認識結果と、感情・本能
生成オブジェクト21からの通知と、メモリ10Aに格
納された制御パラメータの1つのである行動モデル25
とに基づいて続く行動を決定し、決定結果を行動生成オ
ブジェクト23に通知する。
【0087】なお、この実施の形態の場合、行動決定オ
ブジェクト22は、次の行動を決定する手法として、図
8に示すような1つのノード(状態)NODE0〜NO
DEnから他のどのノードNODE0〜NODEnに遷移
するかを各ノードNODE0〜NODEn間を接続するア
ークARC1〜ARCn+1に対してそれぞれ設定された遷
移確率P1〜Pn+1に基づいて確率的に決定する確率オー
トマトンと呼ばれるアルゴリズムを用いる。
【0088】より具体的には、メモリ10Aには行動モ
デル25として各ノードNODE0〜NODEnごとの図
9に示すような状態遷移表26が格納されており、行動
決定オブジェクト22がこれら状態遷移表26に基づい
て続く行動を設定するようになされている。
【0089】すなわち状態遷移表26においては、その
ノードNODE0〜NODEnにおいて遷移条件とする入
力イベント(認識結果)が「入力イベント」の行に優先
順に列記され、その遷移条件についてのさらなる条件が
「データ名」及び「データ範囲」の行における対応する
列に記述されている。
【0090】従って、図9の状態遷移表で表されるノー
ドNODE100では、「ボールを検出 (BALL)」
という認識結果が与えられた場合に、当該認識結果と共
に与えられるそのボールの「大きさ(SIZE)」が
「0から1000の範囲(0,1000)」であることや、「障害
物を検出(OBSTACLE)」という認識結果が与え
られた場合に、当該認識結果と共に与えられるその障害
物までの「距離(DISTANCE)」が「0〜100の範
囲(0,100)」であることが他のノードに遷移するため
の条件となっている。
【0091】また、このノードNODE100では、認識
結果の入力がない場合においても、行動決定オブジェク
トが周期的に参照する感情・本能生成オブジェクト21
内の感情モデル及び本能モデルの各情動及び各欲求のパ
ラメータ値のうち、「喜び(JOY)」、「驚き(SU
PRISE)」若しくは「悲しみ(SUDNESS)」
のいずれかのパラメータ値が「50〜100の範囲(50,10
0)」であるときには他のノードに遷移することができ
るようになっている。
【0092】また、状態遷移表26においては、「他の
ノードヘの遷移確率」の欄における「遷移先ノード」の
列にそのノードNODE0〜NODEnから遷移できるノ
ード名が列記されると共に、「入力イベント名」、「デ
ータ値」及び「データの範囲」の各行に記述された全て
の条件が揃ったときに遷移できる他の各ノードNODE
0〜NODEnへの遷移確率が「他のノードヘの遷移確
率」の欄における「出力行動」の行に記述されている。
なお「他のノードヘの遷移確率」の欄における各行の遷
移確率の和は100〔%〕となっている。
【0093】従って図9の状態遷移表26で表されるノ
ートNODE100では、例えば「ボールを検出(BAL
L)」し、そのボールの「大きさ(SIZE)」が「0
〜1000の範囲(0,1000)」であるという認識結果が与
えられた場合には、「30〔%〕」の遷移確率で「ノード
NODE120(node 120)」に遷移でき、そのとき「A
CTION 1」の行動が出力されることとなる。
【0094】そして、行動モデル25は、このような状
態遷移表26として記述されたノードNODE0〜NO
DEnがいくつも繋がるようにして構成されている。そ
して、行動決定オブジェクト22は、意味変換オブジェ
クト20から認識結果が与えられたときや、感情・本能
生成オブジェクト21から通知が与えられたときなど
に、メモリ10Aに格納されている対応するノードNO
DE0〜NODEnの状態遷移表26を利用して次の行動
や動作を確率的に決定し、決定結果を行動生成オブジェ
クト23に通知するようになされている。
【0095】行動生成オブジェクト23は、行動決定オ
ブジェクト22からの通知に基づいて、ロボット装置1
が指定された行動や動作を発現するように、必要に応じ
て対応するアクチュエータ191〜19nを駆動制御した
り、メモリ10Aに格納された制御パラメータの1つで
あるサウンドデータファイル内の対応するサウンドデー
タに基づいて、対応する音声信号S6(図6)を生成し
てスピーカ18に送出したり、又はメモリ10Aに格納
された制御パラメータの1つである発光データファイル
内の対応する発光データに基づいて、「目」の位置のL
EDを対応する発光パターンで点滅させる。
【0096】このようにしてロボット装置1において
は、制御プログラムに基づいて、自己及び周囲の状況
や、ユーザからの指示及び働きかけに応じた自律的な行
動を行うことができるようになされている。
【0097】このようなロボット装置1が、上述したよ
うに、自律的に行動して家の中を動きまわり、画像情報
や音声情報等を取得している。
【0098】
【発明の効果】本発明に係る自律型のロボット装置を用
いた監視システムは、外部又は内部からの情報を検出す
る情報検出手段を有し、検出された情報に基づいて自律
的に行動をする自律型のロボット装置の識別情報とその
所有者に関連する情報を示す所有者関連情報とをデータ
ベースとして情報管理装置により管理し、ロボット装置
が得た当該ロボット装置の周辺の環境の情報を示す周辺
環境情報と当該ロボット装置の識別情報とを送信装置に
より送信し、送信装置から送信されてきた周辺環境情報
に基づいて、ロボット装置の周辺の環境に異常があるこ
とを検出したときに異常情報を監視装置により出力し、
監視装置が出力した異常情報に関係するロボット装置の
所有者を、当該ロボット装置の識別情報に基づき情報管
理装置のデータベースを参照して特定し、当該所有者に
関して異常が発生している旨を、所有者関連情報に基づ
き、所定の宛先に異常通報装置により通報することによ
り、ロボット装置が自律的に行動して得た周辺環境情報
に基づいて、当該ロボット装置の複数の所有者に関する
監視をして、その周辺環境情報に異常あるときには、当
該異常がある所有者を特定して、当該所有者に関して異
常がある旨を所定の宛先に通報することができる。
【0099】また、本発明に係る自律型のロボット装置
を用いた監視方法は、外部又は内部からの情報を検出す
る情報検出手段を有し、検出された情報に基づいて自律
的に行動をする自律型のロボット装置の識別情報とその
所有者に関連する情報を示す所有者関連情報とをデータ
ベースとして管理している情報管理工程と、ロボット装
置が得た当該ロボット装置の周辺の環境の情報を示す周
辺環境情報と当該ロボット装置の識別情報とを送信する
送信工程と、送信工程にて送信されてきた周辺環境情報
に基づいて、ロボット装置の周辺の環境に異常があるこ
とを検出したときに異常情報を出力する監視工程と、監
視工程にて出力された異常情報に関係するロボット装置
の所有者を、当該ロボット装置の識別情報に基づきデー
タベースを参照して特定し、当該所有者に関して異常が
発生している旨を、所有者関連情報に基づき、所定の宛
先に通報する異常通報工程とを有することにより、ロボ
ット装置が自律的に行動して得た周辺環境情報に基づい
て、当該ロボット装置の複数の所有者に関係する監視を
して、その周辺環境情報に異常あるときには、当該異常
がある所有者を特定して、当該所有者に関して異常があ
る旨を所定の宛先に通報することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である警備システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】上述の警備システムにおいて警備に利用するロ
ボット装置の外観を示す斜視図である。
【図3】上述のロボット装置1から警備システムのデー
タ通信端末に画像情報や音声情報を送信する場合を説明
するために使用した図である。
【図4】上述したデータ通信端末からロボット装置サー
ビスサーバにロボット装置からの画像情報や音声情報を
送信する場合のネットワークを示す図である。
【図5】老人に対して監視をするための監視システムを
説明するために使用したブロック図である。
【図6】ロボット装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図7】ロボット装置のソフトウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】確率オートマトンを示す概念図である。
【図9】状態遷移表を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ロボット装置、51 ユーザ登録サーバ、52 デ
ータ通信端末、53ロボット装置サービスサーバ、54
監視サーバ、55 警備会社、DB ユーザ情報デー
タベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 哲也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 春日 知昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 松岡 恒太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 竹本 国夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小倉 稔也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤田 八重子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3F060 AA00 BA10 CA14 5C087 AA12 AA23 AA37 AA44 BB03 BB12 BB16 BB20 BB21 BB32 BB65 BB75 BB76 DD04 DD05 DD24 EE16 EE18 FF01 FF04 FF13 FF16 FF19 FF20 GG12 GG21 GG22 GG23 GG32 GG46 GG70 5H223 AA06 CC08 DD03 DD07 EE28 FF03 FF04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部又は内部からの情報を検出する情報
    検出手段を有し、上記検出された情報に基づいて自律的
    に行動をする自律型のロボット装置の識別情報とその所
    有者に関連する情報を示す所有者関連情報とをデータベ
    ースとして管理している情報管理装置と、 上記ロボット装置が得た当該ロボット装置の周辺の環境
    の情報を示す周辺環境情報と当該ロボット装置の識別情
    報とを送信する送信装置と、 上記送信装置から送信されてきた上記周辺環境情報に基
    づいて、上記ロボット装置の周辺の環境に異常があるこ
    とを検出したときに異常情報を出力する監視装置と、 上記監視装置が出力した異常情報に関係するロボット装
    置の所有者を、当該ロボット装置の識別情報に基づき上
    記情報管理装置のデータベースを参照して特定し、当該
    所有者に関して異常が発生している旨を、上記所有者関
    連情報に基づき、所定の宛先に通報する異常通報装置と
    を備えたことを特徴とする自律型のロボット装置を用い
    た監視システム。
  2. 【請求項2】 上記ロボット装置が、撮像手段を備えて
    おり、 上記送信装置は、上記ロボット装置が上記撮像手段によ
    り得た当該ロボット装置の周辺の環境の画像を上記周辺
    環境情報として送信することを特徴とする請求項1記載
    の自律型のロボット装置を用いた監視システム。
  3. 【請求項3】 上記ロボット装置が、音声入力手段を備
    えており、 上記送信装置は、上記ロボット装置が上記音声入力手段
    により得た当該ロボット装置の周辺の環境の音声を上記
    周辺環境情報として送信することを特徴とする請求項1
    記載の自律型のロボット装置を用いた監視システム。
  4. 【請求項4】 上記監視装置は、上記ロボット装置の周
    辺の環境が正常であるときの情報を示す正常情報を保持
    しており、上記周辺環境情報と上記正常情報とを比較し
    て、その比較結果に基づいて異常があることを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の自律型のロボット装置
    を用いた監視システム。
  5. 【請求項5】 上記監視装置は、上記所有者に与えた所
    有者識別情報を上記正常情報として予め保持しており、 上記監視装置は、上記ロボット装置が上記周辺環境情報
    として人間から得た所有者識別情報と、予め保持してい
    る上記所有者識別情報とを比較して、その比較結果に基
    づいて異常があることを検出したときに上記異常情報と
    して不審者存在情報を出力し、 上記異常通報装置は、特定した所有者に関して異常が発
    生している旨として不審人物がいる旨を発行することを
    特徴とする請求項4記載の自律型のロボット装置を用い
    た監視システム。
  6. 【請求項6】 上記監視装置は、上記所有者の正常行動
    を示す正常行動情報を上記正常情報として予め保持して
    おり、 上記監視装置は、上記周辺環境情報としての所有者の行
    動と、上記正常行動情報とを比較して、その比較結果に
    基づいて異常があることを検出したときに上記異常情報
    として所有者異常情報を出力し、 上記異常通報装置は、特定した所有者に関して異常が発
    生している旨として所有者に異常が発生している旨を発
    行することを特徴とする請求項4記載の自律型のロボッ
    ト装置を用いた監視システム。
  7. 【請求項7】 上記ロボット装置が、自律的に行動をす
    る自律モードと、所定の行動を示す行動プログラムによ
    り行動をする監視モードとを備え、 上記情報管理装置は、上記ロボット装置のための上記行
    動プログラムを保管しており、上記所有者関連情報に基
    づいて、所定の行動プログラムを上記ロボット装置に送
    信する送信手段を備え、 上記ロボット装置は、上記情報管理装置の上記送信手段
    から送信されてきた上記所定の行動プログラムに基づい
    て監視モードにおいて行動し、上記周辺環境情報を得る
    ことを特徴とする請求項1記載の自律型のロボット装置
    を用いた監視システム。
  8. 【請求項8】 上記ロボット装置が、上記所有者に関し
    て異常が発生している旨の情報を受けることにより、特
    定の行動を発現することを特徴とする請求項1記載の自
    律型のロボット装置を用いた監視システム。
  9. 【請求項9】 上記ロボット装置が、監視モードを備
    え、 上記監視装置は、上記ロボット装置が上記監視モードと
    されているときに上記送信装置から送信されてきた上記
    周辺環境情報に基づいて監視をすることを特徴とする請
    求項1記載の自律型のロボット装置を用いた監視システ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記監視モードでは、上記ロボット装
    置が自律的な行動が規制された所定の行動をとり上記周
    辺環境情報を得ることを特徴とする請求項9記載の自律
    型のロボット装置を用いた監視システム。
  11. 【請求項11】 上記所有者関連情報が上記データベー
    スに上記ロボット装置の購入の際に登録されたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の自律型のロボット装
    置を用いた監視システム。
  12. 【請求項12】 外部又は内部からの情報を検出する情
    報検出手段を有し、上記検出された情報に基づいて自律
    的に行動をする自律型のロボット装置の識別情報とその
    所有者に関連する情報を示す所有者関連情報とをデータ
    ベースとして管理している情報管理工程と、 上記ロボット装置が得た当該ロボット装置の周辺の環境
    の情報を示す周辺環境情報と当該ロボット装置の識別情
    報とを送信する送信工程と、 上記送信工程にて送信されてきた上記周辺環境情報に基
    づいて、上記ロボット装置の周辺の環境に異常があるこ
    とを検出したときに異常情報を出力する監視工程と、 上記監視工程にて出力された異常情報に関係するロボッ
    ト装置の所有者を、当該ロボット装置の識別情報に基づ
    き上記データベースを参照して特定し、当該所有者に関
    して異常が発生している旨を、上記所有者関連情報に基
    づき、所定の宛先に通報する異常通報工程とを有するこ
    とを特徴とする自律型のロボット装置を用いた監視方
    法。
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