JP7298861B2 - 日常生活を記録する自律行動型ロボット - Google Patents
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Description
動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる。
履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび心理条件の成立時における感情パラメータを履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに反応レポートを提供する。
本実施形態におけるロボット100は、複数種類の「感情」を有する。具体的には、ロボット100は、寂しさ、好奇心、承認欲求という3種類の感情の強さを3種類の感情パラメータにより数値表現する。なお、後述するように、これら3種類の感情パラメータ以外の感情パラメータによりロボット100の感情表現がなされてもよい。
以下、ロボット100の基本構成について図2から図5に関連して説明したあと、反応レポートの生成方法を中心として説明する。
図2(a)は、ロボット100の正面外観図である。図2(b)は、ロボット100の側面外観図である。
本実施形態におけるロボット100は、外部環境および内部状態に基づいて行動を決定する自律行動型のロボットである。外部環境は、カメラやサーモセンサなど各種のセンサにより認識される。内部状態はロボット100の感情を表現するさまざまなパラメータとして定量化される。ロボット100は、オーナー家庭の家屋内を行動範囲とする。以下、ロボット100に関わる人間を「ユーザ」とよぶ。
図3に示すように、ロボット100のボディ104は、ベースフレーム308、本体フレーム310、一対の樹脂製のホイールカバー312および外皮314を含む。ベースフレーム308は、金属からなり、ボディ104の軸芯を構成するとともに内部機構を支持する。ベースフレーム308は、アッパープレート332とロアプレート334とを複数のサイドプレート336により上下に連結して構成される。複数のサイドプレート336間には通気が可能となるよう、十分な間隔が設けられる。ベースフレーム308の内方には、バッテリー118、制御回路342および各種アクチュエータが収容されている。
ロボット100は、内部センサ128、通信機126、記憶装置124、プロセッサ122、駆動機構120およびバッテリー118を含む。プロセッサ122と記憶装置124は、制御回路342に含まれる。各ユニットは電源線130および信号線132により互いに接続される。バッテリー118は、電源線130を介して各ユニットに電力を供給する。各ユニットは信号線132により制御信号を送受する。バッテリー118は、リチウムイオン二次電池であり、ロボット100の動力源である。
ロボットシステム300は、ロボット100、サーバ200および複数の外部センサ114を含む。ロボット100およびサーバ200の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
ロボット100の機能の一部はサーバ200により実現されてもよいし、サーバ200の機能の一部または全部はロボット100により実現されてもよい。
サーバ200は、通信部204、データ処理部202およびデータ格納部206を含む。
通信部204は、外部センサ114およびロボット100との通信処理を担当する。データ格納部206は各種データを格納する。データ処理部202は、通信部204により取得されたデータおよびデータ格納部206に格納されるデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部202は、通信部204およびデータ格納部206のインタフェースとしても機能する。
ロボット100は、複数の動作パターン(モーション)を有する。手106を震わせる、蛇行しながらオーナーに近づく、首をかしげたままオーナーを見つめる、などさまざまなモーションが定義される。
以下、いつ、どのモーションを選ぶか、モーションを実現する上での各アクチュエータの出力調整など、ロボット100の行動制御に関わる設定のことを「行動特性」と総称する。ロボット100の行動特性は、モーション選択アルゴリズム、モーションの選択確率、モーションファイル等により定義される。
位置管理部208は、ロボット100の位置座標を特定する。状態管理部244は、充電率や内部温度、プロセッサ122の処理負荷などの各種物理状態など各種内部パラメータを管理する。また、状態管理部244は、ロボット100の感情(寂しさ、好奇心、承認欲求など)を示すさまざまな感情パラメータを管理する。これらの感情パラメータは常に揺らいでいる。感情パラメータに応じてロボット100の移動目標地点が変化する。たとえば、寂しさが高まっているときには、ロボット100はユーザのいるところを移動目標地点として設定する。
快・不快行為は、ユーザの応対行為が、生物として心地よいものであるか不快なものであるかにより判別される。たとえば、抱っこされることはロボット100にとって快行為であり、蹴られることはロボット100にとって不快行為である。肯定・否定反応は、ユーザの応対行為が、ユーザの快感情を示すものか不快感情を示すものであるかにより判別される。抱っこされることはユーザの快感情を示す肯定反応であり、蹴られることはユーザの不快感情を示す否定反応である。
ロボット100は、通信部142、データ処理部136、データ格納部148、内部センサ128および駆動機構120を含む。
通信部142は、通信機126(図4参照)に該当し、外部センサ114、サーバ200および他のロボット100との通信処理を担当する。データ格納部148は各種データを格納する。データ格納部148は、記憶装置124(図4参照)に該当する。データ処理部136は、通信部142により取得されたデータおよびデータ格納部148に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部136は、プロセッサ122およびプロセッサ122により実行されるコンピュータプログラムに該当する。データ処理部136は、通信部142、内部センサ128、駆動機構120およびデータ格納部148のインタフェースとしても機能する。
ロボット100のモーション格納部160には、サーバ200のモーション格納部232から各種モーションファイルがダウンロードされる。モーションは、モーションIDによって識別される。前輪102を収容して着座する、手106を持ち上げる、2つの前輪102を逆回転させることで、あるいは、片方の前輪102だけを回転させることでロボット100を回転行動させる、前輪102を収納した状態で前輪102を回転させることで震える、ユーザから離れるときにいったん停止して振り返る、などのさまざまなモーションを表現するために、各種アクチュエータ(駆動機構120)の動作タイミング、動作時間、動作方向などがモーションファイルにおいて時系列定義される。
データ格納部148には、個人データ格納部218からも各種データがダウンロードされてもよい。
ロボット100の動作制御部150は、サーバ200の動作制御部222と協働してロボット100のモーションを決める。一部のモーションについてはサーバ200で決定し、他のモーションについてはロボット100で決定してもよい。また、ロボット100がモーションを決定するが、ロボット100の処理負荷が高いときにはサーバ200がモーションを決定するとしてもよい。サーバ200においてベースとなるモーションを決定し、ロボット100において追加のモーションを決定してもよい。モーションの決定処理をサーバ200およびロボット100においてどのように分担するかはロボットシステム300の仕様に応じて設計すればよい。
まとめると、ロボット100は内部センサ128によりユーザの行為を物理的情報として取得し、サーバ200の認識部212は快・不快を判定する。また、サーバ200の認識部212は特徴ベクトルに基づくユーザ識別処理を実行する。
図6は、本実施形態における反応レポート生成過程を示す概要図である。
ロボット100は、イベント、感情パラメータ等を履歴情報として記録する(S10)。履歴情報は、時系列に沿ってロボット100の気持ち(感情パラメータ)と出来事(イベント)を記録したものである。ユーザは、ユーザ端末400からサーバ200に対して反応レポートの取得を要求する(S12)。サーバ200は、反応レポート取得要求を受信したとき、履歴情報から反応レポートを生成する(S14)。履歴情報には大量の情報が含まれるため、履歴情報をそのまま反応レポートとして使う場合、反応レポートの視認性が悪くなる。また、プライバシー保護の観点からも履歴情報そのものを反応レポートとしてユーザに提供することは好ましくない。本実施形態においては、履歴情報に含まれる各種情報を取捨選択し、かつ、情報の表現方法も変更した上で、見せるための情報としての反応レポートを生成する(詳細後述)。ユーザ端末400は、反応レポートをロボットシステム300から取得し、これを画面表示させる(S16)。
本実施形態におけるロボットシステム300は、反応レポート生成機能を備える。このため、図5に示すロボットシステム300の機能ブロック、複数の機能ブロックが追加される。図7においては、追加された機能ブロックを中心として説明する。
データ処理部202は、更に、履歴管理部252、アイコン選択部254、雰囲気判定部256およびモード選択部258を含む。また、状態管理部244は、感情管理部250を含む。
感情管理部250は、寂しさの強さを示す感情パラメータ(以下、「寂しさパラメータ」とよぶ)、好奇心の強さを示す感情パラメータ(以下、「好奇心パラメータ」とよぶ)および承認欲求の強さを示す感情パラメータ(以下、「承認欲求パラメータ」とよぶ)の3種類の感情パラメータを管理する。
ロボット100の内部センサ128は、撮像部158を含む。撮像部158は、全天球カメラ等のカメラに対応する。本実施形態においては、撮像部158は常時周辺画像を撮像する。ロボット100の認識部156は、撮像部158など内部センサ128から得られる外部情報(生データ)を分析し、分析結果(加工データ)をサーバ200に送信する。サーバ200の認識部212は、分析結果に基づいて各種イベントの成否を判定する。イベントの成否の判定は、ロボット100側のみで行ってもよいし、サーバ200側のみで行ってもよいし、簡易なイベントはロボット100の認識部156が判定し、複雑なイベントはサーバ200の認識部212が判定するとしてもよい。
以下においては、サーバ200の認識部212においてイベントの成否を判定するとして説明するが、サーバ200の認識部212は、ロボット100の認識部156と読み替え可能である。
ユーザ端末400は、後述する反応レポートをウェブブラウザにて表示する。ユーザ端末400には、反応レポートの表示およびロボット100への指示入力(図19に関連して詳述)のための専用のアプリケーションソフトウェアがインストールされてもよい。
感情管理部250は、3種類の感情パラメータを時間とともに変化させる。図8の横軸は時間を表し、縦軸は感情パラメータの大きさを示す。本実施形態においては、感情パラメータは0~100の範囲で変化する。図8においては、寂しさパラメータ170は一時的に高くなったあと、徐々に低下している。感情管理部250は、ロボット100がオーナーを視認しない期間が長引くほど寂しさパラメータ170を徐々に上昇させ、オーナーを視認したときに寂しさパラメータ170を低下させる。オーナーを視認するというイベントが寂しさパラメータ170の低下に寄与する。同様にして、オーナーの声を聞くというイベントが発生したときにも、感情管理部250は寂しさパラメータ170を低下させてもよい。
履歴情報270は、サーバ200の履歴情報格納部262に格納される。ロボットシステム300においては、あらかじめ複数種類のイベントが定義される。イベントは複数のイベントタイプのいずれかに分類される。たとえば、イベントタイプ=Enのイベント(以下、「イベント(En)」のように表記する)は、ユーザを視認することであってもよい。イベント(Em)は所定値以上の音声を検出することであってもよいし、別のイベント(Ep)はロボット100が服を着用したことであってもよい。このほかにも、抱っこされた、ユーザが出かけた、部屋の中でなにか新しいものをみつけた、などさまざまなイベントを定義可能である。
モーション選択テーブル280はモーション格納部232に格納される。上述したように、モーションはモーションIDにより識別される。サーバ200の動作制御部222は、イベントを認識したとき、モーション選択テーブル280を参照してモーションを選択する。ロボット100は、動作制御部222により指定されたモーションを実行する。モーション選択テーブル280は、サーバ200からロボット100にもダウンロードされる。このため、ロボット100の動作制御部150は、一部のイベントについてはサーバ200を介することなくイベントに対応したモーションを選択できる。
以下においては、動作制御部222(サーバ200)によりモーションが選択されるとして説明するが、動作制御部222(サーバ200)は動作制御部150(ロボット100)と読み替え可能である。
ユーザは、ユーザ端末400からサーバ200に反応レポートの取得を要求する。ユーザは、反応レポートの表示方法を自由に切り替えることができる。図11の第1反応レポート画面180は、イベントとロボットの気持ち(感情パラメータ)を対応付けた反応レポートを示す。
反応レポートには、心理条件が成立したときにロボット100が選択したモーションを表示させることもできる。図12の第2反応レポート画面190は、イベントとモーションを対応づけた反応レポートを示す。
ユーザ権限テーブル290は、サーバ200の個人データ格納部218に格納される。本実施形態においては、反応レポートにより提供される情報量をユーザに応じて制御するため、ユーザごとに閲覧属性が設定される。本実施形態における閲覧属性は、ユーザが履歴情報からどの程度の情報を引き出せるか、いいかえれば、閲覧権限レベルを示す。ユーザは、ユーザIDにより識別される。ユーザの身体的特徴とユーザIDがあらかじめ対応づけられており、かつ、ユーザIDごとに閲覧属性があらかじめ設定されている。閲覧属性A1はもっとも閲覧権限が強く、閲覧属性A4はもっとも閲覧権限が弱い。ユーザ(P01:A1)に提供される反応レポートは、ユーザ(P04:A4)に提供される反応レポートよりも情報豊富となる。
イベント条件テーブル292は、サーバ200のイベント条件格納部260に格納される。イベント条件テーブル292は、イベント条件ごとに、閲覧条件を定義する。イベント条件は、主として、プライバシーに関わるイベントを判定するために定義される条件である。怒声、泣き声など、ユーザの姿や声に関する条件、子供部屋、書斎などの場所に関する条件、深夜や夕刻など時間に関する条件、怒った顔、泣いている顔、大笑いの顔など視認したユーザの表情に関する条件、としてイベント条件は定義される。場所に関するイベント条件は、リビングやキッチン、玄関などのオープンスペースで発生したイベントと、子供部屋や書斎、寝室などのプライベートスペースで発生したイベントを分類してもよい。
ユーザ端末400からサーバ200に対して反応レポート取得要求を送信する(S20)。このとき、ユーザ端末400からは端末IDも送信される。履歴管理部252は、端末IDに対応するユーザIDを特定する。履歴管理部252は、ユーザ権限テーブル290を参照し、ユーザの閲覧属性をチェックする(S22)。閲覧属性に基づいて、反応レポートに表示可能なイベントが絞り込まれる。次に、履歴管理部252は、履歴情報を参照し、心理条件の成立時点をチェックする(S24)。履歴管理部252は、心理条件が成立したときのイベント、感情パラメータ、モーション等から反応レポートを生成する(S26)。アイコン選択部254は、適宜、アイコンを選択する。反応レポートは、アイコンを含むウェブページとして形成される。通信部204は、図11、図12等に示した反応レポートをユーザ端末400に送信する(S28)。ユーザ端末400は、反応レポートを画面表示させる(S30)。
図16は、詳細表示の処理過程を示すシーケンス図である。
履歴管理部252は、イベントの発生時において詳細情報を取得する。詳細情報は、撮像画像(静止画像)、ショートムービー、テキスト、音声情報、サーモセンサによる温度分布情報など、イベントの内容や状況を示す情報であればよい。少なくとも、詳細情報はアイコン以外の情報を提供するものであればよい。たとえば、サーバ200の認識部212は、ユーザ(P01)を検出するというイベントX2を認識したとき、そのときの撮像画像Y2を保存する。ロボット100は、撮像画像をサーバ200に随時送信する。履歴管理部252は、イベントX2と撮像画像Y2を対応づけて保存する。この撮像画像Y2がイベントX2についての「詳細情報」となる。ユーザ(P01)を検出した時点を含む所定期間、たとえば、5秒間程度のショートムービーを詳細画像として保存してもよい。あるいは、認識部212は「ユーザ(P01)を玄関で発見した」というテキスト情報を生成してもよい。そして、履歴管理部252は、テキスト情報を詳細情報として保存してもよい。
ユーザ端末400は、イベントアイコン182がタップされたとき、サーバ200から詳細情報を受信する。ユーザ端末400は、このとき反応レポートの上に詳細ウィンドウ404を表示させる。詳細ウィンドウ404に詳細情報が表示される。詳細情報は、静止画または動画であってもよいし、テキスト情報であってもよい。また、静止画とテキスト情報を同時に表示してもよい。
図18は、第3反応レポート画面410の画面図である。
イベント、感情、モーションのほかにも、履歴管理部252は、反応レポートに雰囲気タイプ(雰囲気情報)を記録できる。雰囲気判定部256は、ロボット100の外部環境を複数種類の雰囲気タイプに分類する。具体的には「楽しい」「賑やか」「静か」「暗い」「ピリピリ」などである。雰囲気タイプに応じて、アイコン選択部254は雰囲気アイコン194を選択する。履歴管理部252は、心理条件が成立したときの雰囲気タイプに対応する雰囲気アイコン194(画像)を反応レポートに記録する。
図19は、休息時間設定画面420の画面図である。
ユーザは、ユーザ端末400において反応レポートを確認するだけでなく、ユーザ端末400からロボットシステム300に対して指示を出すこともできる。本実施形態においては、ユーザは、ユーザ端末400において、ロボット100の休息時間(睡眠時間)を設定できる。図19の休息時間設定画面420においては、23:00~5:00が休息時間として設定されている。ユーザ端末400は、休息時間の指定情報をサーバ200に送信する。サーバ200の動作制御部222は、休息時間においてはロボット100を充電ステーション(図示せず)に待機させる。
以上、実施形態に基づいてロボットシステム300を説明した。
本実施形態によれば、ユーザはロボット100のそばにいないときでも、ロボット100の日常生活をユーザ端末400により確認できる。ユーザは、ロボット100がどんな体験をし、どんな気持ちになり、どんな行動をしたのかを絵日記のような反応レポートによって知ることができる。
<反応レポートの拒否>
履歴管理部252は、ロボット100の近くに存在するユーザ端末400からの反応レポート取得要求を拒否してもよい。たとえば、履歴管理部252は、ロボット100の撮像部158がユーザ(P01)を視認しているときには、ユーザ(P01)が有するユーザ端末400からの反応レポート取得要求を拒否してもよい。具体的には、認識部212が撮像画像からユーザ(P01)を認識したとき、履歴管理部252はユーザ(P01)に対応づけられる端末IDを特定し、この端末IDを有するユーザ端末400からの反応レポート取得要求を拒否する。このような制御を実行するのは、ユーザ(P01)がロボット100と関わりつつユーザ端末400で反応レポートの変化を確認するのを防ぐためである。もし、ユーザ(P01)が、ロボット100を叩いたり、抱っこしたりといった行為を行いつつ、そのときのロボット100の感情の変化をリアルタイムで確認できるとしたら、ロボット100は実験動物として扱われることになってしまう。このようなロボット100の実験動物的な扱いを防ぐため、履歴管理部252はロボット100の視認可能範囲にいないユーザ、いいかえれば、ロボット100に直接的な影響を及ぼすことができないほど離れているユーザに限り、反応レポートを提供するとしてもよい。
履歴管理部252は、時間とイベントに限らず、イベントの発生場所あるいはロボット100の移動履歴を履歴情報および反応レポートに記録してもよい。また、位置管理部208は、ロボット100の移動に際し、撮像部158により得られた撮影画像に基づいて地図を形成してもよい。履歴管理部252は、ロボット100の作成した地図を詳細情報として提供してもよい。
モード選択部258は、ロボット100の動作モードを選択する。モード選択部258は、ロボット100の単位時間あたりの活動量が所定値以上となったときには、ロボット100の動作モードを通常モードから省電力モードに変更する。活動量は、単位時間あたりの消費電力あるいはモーションの選択回数に応じて決定すればよい。省電力モードにおいては、ロボット100が選択可能なモーションの種類が絞られる。あるいは、アクチュエータの可動範囲を制限し、インターバルを長くすることにより、ロボット100の動きを緩慢化してもよい。省電力モードにおいては、ロボット100の単位時間あたりの活動量を抑制する。258は、省電力モードが所定時間以上継続したときには、動作モードを通常モードに変更する。
認識部212は、ユーザの定例行動を検出してもよい。定例行動とは、たとえば、早朝の体操、ロボット100に対する「おはよう」、「おやすみ」などの声かけ(挨拶)、歯磨き、洗顔、入浴、書斎に座る、掃除、食事、昼寝など、毎日定期的に行われるユーザの行動である。サーバ200にあらかじめ定例行動を登録してもよいし、認識部212はユーザを所定期間にわたって観察し、同一時間帯に同一行動が繰り返し検出されたとき、その行動を定例行動として登録してもよい。定例行動はユーザごとに認識される。認識部212は、定例行動を検出したとき、「定例イベント」が発生したと認識する。
定例イベントの成否を反応レポートで通知する必要はなく、認識部212は定例イベントを検出したときには既知の連絡手段、たとえば、SNSにより定例イベント(いつも通りの行動)があったことを見守る側のユーザに通知してもよい。
本実施形態においては、履歴管理部252はすべてのイベントを履歴情報に記録するとして説明した。履歴情報にはプライバシーに関する情報が豊富に含まれる可能性もあるため、履歴管理部252は履歴情報の保存期間を制限してもよい。たとえば、1日分の履歴情報のみ保存しておき、履歴管理部252は1日を経過した古い履歴情報は履歴情報格納部262から完全に削除するとしてもよい。
一部のイベント条件に対して禁止属性を設定してもよい。禁止属性を設定されたイベントは履歴情報に記録しないとしてもよいし、反応レポートに記録しないとしてもよいし、詳細情報としては提供しないとしてもよい。禁止のレベルに応じて複数種類の禁止属性が設けられてもよい。たとえば、禁止属性B1のイベント条件を成立させるイベントは履歴情報にすら記録しないとしてもよい。禁止条件B2のイベント条件を成立させるイベントは履歴情報には記録されるが詳細情報としては提供しないとしてもよい。禁止条件B3のイベントは履歴情報に記録されるものの30分のような短時間で消去されるとしてもよい。
本実施形態においては、閲覧属性により閲覧権限レベルを表現するものとして説明した。閲覧属性は、プライバシーに関する権限に限られない。たとえば、午前中に発生したときだけ反応レポートで確認できるイベント、雨の日に発生したときだけ反応レポートで確認できるイベントなど外部環境を条件として反応レポートへのイベント登録可否を判定してもよい。
本実施形態においては、注目すべきイベントに対して、履歴管理部252は注目マーク186を付与するとして説明した。このほかにも、履歴管理部252は、注目すべきイベントのイベントアイコン182を点滅させる、色彩を変更する、大きさを変更する等により強調表現をしてもよい。吹き出しなど、重要イベントに対する注目を促す表示であればよい。
本実施形態においては、閲覧属性に応じて、詳細情報の情報量を変化させる態様について説明した。同様にして、閲覧属性に応じて、イベントアイコン182等のアイコンの表示を変化させてもよい。たとえば、「お客さんが来た」というイベントに対して、お客さんの顔写真を使ったイベントアイコン182A、お客さんの似顔絵を使ったイベントアイコン182B、お客さんを特定することなくお客さんを表す顔の絵を使ったイベントアイコン182C、エクスクラメーションマークなど来客であることすら特定しないイベントアイコン182Dを用意しておく。
本実施形態においては、ユーザ端末400からロボット100に対して休息時間を設定する方法について説明した。休息時間に限らず、さまざまな命令をユーザ端末400からロボットシステム300に送信できてもよい。たとえば、8:00~9:00はリビングルームにいてほしい、子供部屋には行かないでほしい、7:00に寝室に来てほしい、などの命令をユーザ端末400からサーバ200に送信してもよい。サーバ200の動作制御部222は、命令にしたがってロボット100の動作を制御する。このほかにも、午前と午後に子どもを1回ずつ視認すること、22:00~23:30の間に父親が帰宅するので玄関の物音に注意すること(マイクの集音感度を強化する)、などが考えられる。
反応レポートには、感情パラメータに対応した感情アイコン184ではなく、感情パラメータの値そのものを表示してもよい。履歴管理部252は、感情パラメータの値、または、感情パラメータの値に対応する色彩を反応レポートに記録してもよい。履歴管理部252は、心理条件の成否に関わらず、感情パラメータの変化履歴を反応レポートに記録してもよい。
Claims (20)
- ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記感情管理部は、第1の感情パラメータおよび第2の感情パラメータの優劣が逆転し
たとき前記心理条件が成立したと判定する
ことを特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、更に、前記心理条件の成立後に前記動作制御部により選択されたモ
ーションも前記反応レポートに記録した上で、前記反応レポートをユーザに提供すること
を特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、
ロボットの周辺を撮像する撮像部と、
通信端末との通信処理を実行する通信部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記認識部は、撮像画像から人物を特定し、
前記履歴管理部は、第1のユーザの通信端末から前記反応レポートの取得要求が受信さ
れたとき、撮像画像において第1のユーザが特定されていないことを条件として、前記通
信部に指示して前記第1のユーザの通信端末に前記反応レポートを送信させることを特徴
とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、
イベントに応じてアイコンを選択するアイコン選択部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、前記心理条件が成立したときのイベントを前記イベントに対応する
アイコンとして前記反応レポートに記録することにより、前記反応レポートにおいてイベ
ントの発生履歴をアイコンにより画像表現することを特徴とする自律行動型ロボット。 - 前記履歴管理部は、複数種類のカテゴリのうち特定のカテゴリに属するイベントのアイ
コンに対しては、前記反応レポートにおいて強調表現を付加することを特徴とする請求項
4に記載の自律行動型ロボット。 - 前記履歴管理部は、イベントの詳細情報を記録し、前記反応レポートに記録される1以
上のアイコンのいずれかがユーザに選択されたときには、前記選択されたアイコンに対応
するイベントの詳細情報を前記ユーザに提供することを特徴とする請求項4または5に記
載の自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、ユーザにあらかじめ対応づけられる閲覧属性を特定し、前記心理条
件が成立したときのイベントのうち、前記特定した閲覧属性に適合するイベントのみを前
記ユーザに提供すべき反応レポートへ記録することを特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、前記心理条件が成立したときのイベントのうち、ユーザにあらかじ
め設定された閲覧権限レベルに適合するイベントのみを前記ユーザに提供すべき反応レポ
ートへ記録することを特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、
外部情報に基づいて、あらかじめ定められた複数の雰囲気条件それぞれの成否を判定す
る雰囲気判定部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、更に、いずれかの雰囲気条件が成立したとき、前記成立した雰囲気
条件に対応づけられる雰囲気情報を前記反応レポートに記録することを特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、
ロボットのモードを選択するモード選択部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記履歴管理部は、更に、ロボットのモードの変化履歴を前記反応レポートに記録する
ことを特徴とする自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する動作制御部と、
前記動作制御部により選択されたモーションを実行する駆動機構と、
イベントの発生を認識する認識部と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる感情管理部と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
履歴管理部と、を備え、
前記動作制御部は、感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させ、
前記履歴管理部は、感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよ
び前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポー
トを生成し、ユーザに前記反応レポートを提供し、
前記認識部は、ユーザの定例行動を定例イベントとして認識し、
前記履歴管理部は、更に、前記定例イベントの成否を前記反応レポートに記録すること
を特徴とする自律行動型ロボット。 - 通信端末との通信処理を実行する通信部と、を更に備え、
前記動作制御部は、前記通信端末から休息時間帯の設定が指示されたときには、前記休
息時間帯においてはロボットを外部の充電器に定置させることを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記
載の自律行動型ロボット。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
第1の感情パラメータおよび第2の感情パラメータの優劣が逆転したとき前記心理条件が成立したと判定する機能と、をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律
行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、前記心理条件の成立後に前記選択されたモーションも前記反応レポートに記録した上で、ユーザに前記反応レポートを提供する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。
- ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
ロボットの周辺の撮像画像から人物を特定する機能と、
第1のユーザの通信端末から前記反応レポートの取得要求が受信されたとき、撮像画像において第1のユーザが特定されていないことを条件として、前記第1のユーザの通信端末に前記反応レポートを送信させる機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
イベントに応じてアイコンを選択する機能と、
前記心理条件が成立したときのイベントを前記イベントに対応する
アイコンとして前記反応レポートに記録することにより、前記反応レポートにおいてイベ
ントの発生履歴をアイコンにより画像表現する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
ユーザにあらかじめ対応づけられる閲覧属性を特定し、前記心理条件が成立したときのイベントのうち、前記特定した閲覧属性に適合するイベントのみを前
記ユーザに提供すべき反応レポートへ記録する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
いずれかの雰囲気条件が成立したとき、前記成立した雰囲気条件に対応づけられる雰囲気情報を前記反応レポートに記録する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
ロボットのモードを選択する機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
ロボットのモードの変化履歴を前記反応レポートに記録する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。 - ロボットのモーションを選択する機能と、
前記選択されたモーションを実行する機能と、
イベントの発生を認識する機能と、
イベントに応じて1以上の感情パラメータを変化させる機能と、
イベントの発生履歴と感情パラメータの変化履歴を対応づけて履歴情報として記録する
機能と、
感情パラメータに基づいてロボットの行動特性を変化させる機能と、
感情パラメータが所定の心理条件を成立させるときのイベントおよび前記心理条件の成
立時における感情パラメータを前記履歴情報から抽出して反応レポート生成し、ユーザに
前記反応レポートを提供する機能と、
ユーザの定例行動を定例イベントとして認識する機能と、
前記定例イベントの成否を前記反応レポートに記録する機能と、
をコンピュータに発揮させることを特徴とする自律行動型ロボットの行動制御プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018162732A JP7298861B2 (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | 日常生活を記録する自律行動型ロボット |
JP2023095083A JP2023123555A (ja) | 2018-08-31 | 2023-06-08 | 日常生活を記録する自律行動型ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018162732A JP7298861B2 (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | 日常生活を記録する自律行動型ロボット |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023095083A Division JP2023123555A (ja) | 2018-08-31 | 2023-06-08 | 日常生活を記録する自律行動型ロボット |
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---|---|
JP2020032014A JP2020032014A (ja) | 2020-03-05 |
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ID=69666272
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---|---|---|---|
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JP2018088238A (ja) | 2016-11-18 | 2018-06-07 | 株式会社ベネッセスタイルケア | サービス支援装置、サービス支援方法及びプログラム |
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2018
- 2018-08-31 JP JP2018162732A patent/JP7298861B2/ja active Active
-
2023
- 2023-06-08 JP JP2023095083A patent/JP2023123555A/ja active Pending
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JP2023123555A (ja) | 2023-09-05 |
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