JP4049636B2 - ラケット - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明はラケットに関し、硬式テニス、バトミントン、スカッシュ用のラケットとして用いられ、ストリング支持部分の構成を改良することにより、打球時における振動減衰性を図ると共に反発性を高めるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年,ラケットフレームは、軽量性,高剛性,高強度,耐久性等の性能が要求されており、その構成材料は繊維強化樹脂(以下、FRPと称す)が主流となっている。通常、ラケットフレームは炭素繊維のような高強度,高弾性率の繊維で強化された熱硬化性樹脂から成形されている。
この熱硬化性樹脂をマトリクス樹脂とする繊維強化樹脂は剛性が高く反発性に優れたものであるが、衝撃を受けた時に振動が発生しやすく、プレーヤーがテニスエルボーになりやすい問題がある。
【0003】
そのため、近年、振動減衰性に優れた熱可塑性樹脂をマトリクス樹脂とし、連続繊維にて強化を施した繊維強化熱可塑性樹脂製のラケットフレームが提供されている。具体的には、熱可塑性樹脂マトリクスからなるFRPとして、ポリアミド樹脂をマトリクス樹脂とし、連続繊維又は短繊維を強化繊維としている。
上記繊維強化熱可塑性樹脂からなるラケットフレームは熱可塑性樹脂の持つ靭性の高さを反映して,従来の熱硬化性樹脂製ラケットでは達しなかった耐衝撃性、振動減衰性などの特性が得られている。
【0004】
しかしながら、一般に熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂と比較して、弾性率・強度の環境依存性が大きく、ラケットフレームの使用環境により、剛性等の特性が変化しやすいという欠点がある。
加えて、女性やシニア層といった少ない力で飛び性能を要求する層に対応するため、ラケットの操作性・反発性が重要視され、ますます軽量化(慣性モーメントの低減)、高反発化が望まれるようになっている。
また、競技者向けには、打球面の安定性が要求され、いわゆる面内方向の剛性が重要な性能であることが判ってきた。
【0005】
そこで、ラケットフレームの物性によって振動減衰性を高める方法に変えて、ストリング支持部に振動減衰性能を持たせたものが提案されている。
例えば、特開平8−107951号において、図12に示すようなストリング保護材1が提供されている。該ストリング保護材1は、ストリングSを挿通する複数の筒部2と該筒部同士をつなぐ帯部3とからなる。該帯部3は上層3Aと下層3Bとからなり、上層3Aに凹部を設け、下層3Bと重ねることで貫通穴4としている。ストリング保護材1を上記構成とすることにより、打球時のストリングSに係る衝撃を貫通穴4によって吸収し、振動減衰性を高めている。また、下層3Bは上層3Aよりも弾性を持たせているため、この下層3Bにおいても衝撃を吸収し、さらに振動減衰性を高めている。さらにまた、上層3Aに剛性を持たせて反発性を高めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ストリング保護材1は、打球時に生じたストリングの振動を吸収するものであり、フレーム本体の振動減衰については考慮されておらず、十分に振動減衰性を高めることができないという問題がある。
また、上記ストリング保護材1には、貫通穴4が設けられているため、ストリング保護材1の強度が低下し、破損する恐れがある。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、振動減衰性に優れると共に軽量で剛性が安定し、反発性の高いラケットを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明として、シャフト部とヘッド部を連結する二股状のスロート部にヨークの両端を連結してラケットフレームを形成し、上記ヘッド部と上記ヨークとで打球面を囲むガット張架部にストリングを張架しているラケットにおいて、
上記打球面に張架する縦ストリングが最長となる位置の上記ガット張架部の反打球面側の外面に、シート状とした粘弾性材を介して、該粘弾性材より剛性を有する別材からなると共に上記粘弾性材の外面を覆う形状とした板状部材を取り付け、該粘弾性材及び板状部材にストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させ、板状部材の外面に巻き付けてストリングを張架していることを特徴とするラケットを提供している。
第2の発明として、シャフト部とヘッド部を連結する二股状のスロート部にヨークの両端を連結してラケットフレームを形成し、上記ヘッド部と上記ヨークとで打球面を囲むガット張架部にストリングを張架しているラケットにおいて、
上記打球面に張架する縦ストリングが最長となる位置の上記ガット張架部の反打球面側の外面に粘弾性材を当接させて取り付けると共に、該粘弾性材より剛性を有する別材からなると共に上記粘弾性材の外面を覆う形状とした板状部材を上記ガット張架部と接触させずに取り付け、上記粘弾性材及び板状部材にストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させ、板状部材の外面に巻き付けてストリングを張架していることを特徴とするラケットを提供している。
【0009】
上記縦ストリングの最長となる位置とは、ヨーク部分およびヘッドの先端部分(頂点部分)に該当し、どちらか一方側あるいは両方に上記粘弾性材と板状部材とを取り付けてストリングを張架してよいが、ヨーク(半打球側面)に取り付けることが好ましい。
これは、ラケットフレームの重心位置により近いヨークに粘弾性材および板状部材を取り付けることにより、ラケットフレームの重量やバランスに与える影響をより小さくすることができることに因る。
【0010】
上記第1の発明では、粘弾性材はシート状としてガット張架部に当接させる一方、上記板状部材は剛性材から形成すると共にガット張架部には当接および連結させずに上記粘弾性材の外面を覆う形状とし、かつ、上記粘弾性材および板状部材にストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させている。
上記第2の発明では、粘弾性材はガット張架部の外面に直接接触させる一方、上記剛性材からなる板状部材は粘弾性材を介在させてガット張架部には直接接触させておらず、この粘弾性材と板状部材には、第1の発明と同様に、ストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させている。
【0011】
上記第1の発明および第2の発明のラケットでは、粘弾性材と板状部材とによりストリング保護材を構成し、板状部材および粘弾性材は積層構造としたバンパーに相当し、従来のストリング保護材のバンパーに一体的に突設あるいは付設するストリングを挿通する筒状のグロメットは設けておらず、ストリングを粘弾性材に通すことにより、グロメットのガイド機能を持たせている。
このように、剛性体の板状部材とガット張架部の間に粘弾性材を介在させ、板状部材をガット張架部と結合させていないことにより、粘弾性材に張力や打撃時の衝撃力を伝えることができ、かつ、該粘弾性材にストリングの張力を均一に伝えることができる。
即ち、粘弾性材と板状部材によりダイナミックダンパーを形成し、粘弾性材がバネの役割を果たすことにより、振動を吸収し、振動減衰性を図ることができる。
【0012】
上記ラケットフレーム、粘弾性材、板状部材に設けるストリング穴のうち、少なくとも一部のストリング穴を大きく設定し、該ストリング穴に1本あるいは複数本のストリングを遊挿している。
このように、本発明では、通常のストリング保護材が有しているグロメットは設けていないため、打球時のストリングの可動できる範囲を長くでき、反発性能を向上させることができる。
【0013】
従来、反発性能を向上させる手段として下記の3通りの方法が採用されている。 ▲1▼ラケットフレームの重量を付加し、慣性モーメントを増大させる。
▲2▼フェイス面を大きくする。
▲3▼面外剛性を上げ、面内剛性を下げる。
しかしながら、上記▲1▼の手段ではラケットフレームの操作性の低下を伴い、軽量化を図れない。▲2▼の手段ではラケットフレームの重量が増加し、慣性モーメントが増大して、操作性の低下を伴う。さらに、▲3▼の手段では積層構造、断面形状の変更を伴い、高弾性にすれば強度が低下し、強度を考慮すれば重量増加を伴う問題がある。
これに対し、本発明によると、ラケットフレームの重量やバランスに影響の少ない位置、つまり、縦ストリングが最長となる部分に、粘弾性材と板状部材を配置しているだけであるため、上記問題を伴うことなくラケットの反発性能を向上させることができる。
【0014】
また、上記ヨークの取付位置をスロート部のシャフト側近くへと移動させる一方、該ヨークよりも打球面内方側の位置に、左右のヘッド部に両端を連続させる振動減衰材からなるヨーク状部材を取り付け、ダブルヨーク形状としたラケットにおいて、該ヨーク状部材に長さ方向の大きな穴を設け、該穴に縦ストリングを全て通した後に、シャフト側に配置される上記ヨークに対して、上記粘弾性材と板状部材を取り付け、縦ストリングを通して張架する構成としてもよい。
この場合、上記ヨーク状部材でもストリングの振動を吸収できるため、より振動減衰性を高めることができる。
【0015】
上記ヨークに通す縦ストリングは、ヨークの長さ方向の両端位置の縦ストリングは上記粘弾性材および板状部材の長さ方向の両端面に当接させて上記板状部材の外面に巻き付けている一方、これら縦ストリングの間に位置する縦ストリングだけを上記粘弾性材および板状部材に設けたストリング穴に挿通させていることが好ましい。
上記構成とすると、粘弾性材および板状部材に設けるストリング穴を少なくして板状部材の強度を高めることが出来る。
【0016】
上記板状部材は、縦ストリングを巻き付ける部位を円弧状に突出させ、該突起の外面に縦ストリングを巻き付けていることが好ましい。また、上記板状部材と粘弾性材とは、板状部材に嵌合用凸部を設けて粘弾性材の凹部に嵌合させてもよいし、板状部材の幅方向の両側より嵌合用突片を設け、これら両側の嵌合用突片の間に粘弾性材を位置決め保持してもよい。
【0017】
上記粘弾性材は、ゴム単体、カーボンブラック配合のゴム等が好適に用いられる。該粘弾性材は、厚さを2〜6mm、温度0〜10℃の条件下で周波数10Hzで測定された複素弾性率が2.0×107dyn/cm2以上1.0×1010dyn/cm2以下に設定することが好ましい。
粘弾性材の厚さを2mmより小さくすると、ラケットフレームの反発性及び振動減衰性の向上を十分に果たすことができず、また、6mmより大きくすると、重量増加を招き、操作性が悪くなる。
また、粘弾性材の複素弾性率を上記範囲とすると、粘弾性材がダイナミックダンパーの役割を果たし、ラケットフレームの振動吸収性を向上させることができる。
【0018】
上記剛性体とする板状部材は、フレームと同質材の熱硬化性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂で成形しても良いが、繊維補強熱可塑性樹脂(例えば、カーボン短繊維補強ナイロン)で成形することが好ましい。
【0019】
本発明のラケットフレームに用いられる樹脂としては、上述したように、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられるが、具体的には、熱硬化性樹脂としては、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ケイ素樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0020】
また、強化繊維としては、一般に高性能強化繊維として用いられる繊維が使用され、カーボン繊維、黒鉛繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、ガラス繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊維等が挙げられる。また金属繊維を用いてもよい。軽量で高強度であることからカーボン繊維が好ましい。これらの強化繊維は、長繊維、短繊維の何れであっても良く、これらの繊維を2種以上混合して用いても構わない。強化繊維の形状や配列については限定されず、例えば、単一方向、ランダム方向、シート状、マット状、織物(クロス)状、組み紐状などいずれの形状・配列でも使用可能である。
【0021】
なお、フレーム本体は、繊維強化プリプレグの積層体からなるものに限定されず、マンドレルにフィラメントワインデイングで強化繊維を巻き付けてレイアップを形成しておき、これを金型内に配置してリムナイロン等の熱可塑性樹脂を充填して形成したフレーム本体とすることもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6は、本発明の第1実施形態を示す。
【0023】
ラケットフレーム10は、繊維強化樹脂製の連続したパイプからなり、該ラケットフレーム10によりヘッド部12、スロート部13、シャフト部14、グリップ部15を連続して形成し、両側のスロート部13にヨーク17の両端を連結して、ヘッド部12と共に打球面Fを囲むガット張架部Gを形成している。
上記ヨーク17には、図2に示すように、ヨーク17の長さ方向(横糸方向)の略全域に亙るストリング穴17aを設け、打球面Fと反対方向の外面に粘弾性材20を介在させて剛性を有する板状部材30を取り付けている。
【0024】
上記板状部材30は、ラケットフレーム10と同様、繊維強化樹脂製であり、ヨーク17の形状に合わせて平板形状の基板部31を長さ方向に緩やかに屈曲させている。該板状部材30は、図3及び図4に示すように、同一ピッチで6つのストリング穴32を設けており、ストリング穴32aと32bの間、ストリング穴32cと32dの間、ストリング穴32eと32fの間の部分に円弧状突起部33を設けている。これら円弧状突起部33にストリング穴32を結ぶストリング挿通溝34を設けている。また、粘弾性材と接合する基板部31の縁部を除いて嵌合用凸部35を設けている。
【0025】
上記板状部材30とヨーク17との間に介在させる粘弾性材20は、図5に示すように、板状部材30と同様、ヨーク17の形状に合わせて緩やかに屈曲している。該粘弾性材20は、周縁を除いて板状部材30の嵌合用凸部35と嵌合する貫通穴21を設けている。
粘弾性材20は、厚さを2〜6mm(本実施形態では5mm)としている。また、温度0〜10℃の条件下で周波数10Hzで測定された複素弾性率が2.0×107dyn/cm2以上1.0×1010dyn/cm2以下の素材より形成している。本実施形態ではゴム(スチレンーブタジエンゴム)100重量部に硫黄を1.5重量部を配合して成形し、上記条件下(周波数10Hz、温度が0〜10℃)で測定された複素弾性率E*は5.07×107dyn/cm2である。
【0026】
図6に示すように、板状部材30の嵌合用凸部35と粘弾性材20の貫通穴21を嵌合した状態で、粘弾性材20のみがヨーク17に当接するように、ヨーク17に沿わせ、ヨーク17のストリング穴17a、粘弾性材20の貫通穴21、板状部材30のストリング穴32にストリングSを挿通し、ラケットフレーム10のヨーク17にストリングSを張架している。
このとき、ヨーク17の内周側から外周側へ挿通されるストリングSは板状部材30のストリング溝を通って巻き付けられ、打球面F側に折り返している。
【0027】
上記構成とすると、ストリング保護材として機能する板状部材30および粘弾性部材20にはストリングを挿通する筒部からなるグロメットが無いため、打撃時のストリングSの自由度が増し(可動範囲が大きくなり)、反発性能が向上する。
また、ヨーク17と板状部材30との間に介在させた粘弾性材20がバネの役割を果たし、反発性能がさらに向上する。
【0028】
さらに、ヨーク17のストリング穴17aと粘弾性材20の貫通穴21を、1つのストリング穴に1本のストリングSを挿通する構成とせず、複数本のストリングSを挿通しているため、打球時のストリングSの自由度がさらに増し(可動範囲がさらに大きくなり)、反発性能をより向上することができる。特に、ストリングの長さが最長となるヨーク17を上記のような構成としているため、効果的に反発性能を向上させることができる。
【0029】
また、粘弾性材20がダイナミックダンパーの役割を果たすため、ラケットフレーム10の振動減衰性が向上する。さらに、板状部材30はフレームに直接接していないため、打球時に生じるストリングSの張力や衝撃力が粘弾性材20に伝わりやすく、より振動減衰性を向上することができる。
【0030】
また、ヨーク17には、大きなストリング穴17aを設けているが、ラケットフレーム10と別体として繊維強化樹脂により成形した板状部材30をヨーク17に取り付けているため、ラケットフレーム10の剛性に影響を与えず、面内方向の剛性を維持しており、コントロール性能を損なうことがない。また、板状部材30により、ヨーク17の強度も維持することができる。
【0031】
なお、本実施形態においては、板状部材30をラケットフレーム10と同様の繊維強化熱硬化性樹脂により成形しているが、ナイロン等の熱可塑性樹脂により成形してもよい。
また、上記構成はヨークに適用することが最も好適であるが、ストリングの長さが最長となるヘッド部のトップ位置に、あるいは、ヨークとヘッド部のトップ位置の両方に、上記粘弾性材を介して板状部材を付設してもよい。
【0032】
図7及び図8は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態のヨーク17’に設けるストリング穴は、第1実施形態のように、ヨーク17の略全域に設ける構成とせず、分割して4つのストリング穴を設けている。4つのストリング穴のうち、左右両端の2つのストリング穴17a’を断面略円形状とし、中の2つのストリング穴17b’を断面長円形状としている。ストリング穴17a’には、それぞれ1本のストリングSを挿通する一方、ストリング穴17b’には、それぞれ2本のストリングSを挿通して、計6本のストリングSをヨーク17’に挿通している。
【0033】
板状部材30’の両端のストリング穴32a’を第1実施形態の板状部材30のストリング穴32と同様とする一方、第1実施形態の板状部材30のストリング穴32b、32c間、及び、32d、32e間に貫通穴を連ねて、それぞれ1つの長円形状のストリング穴32b’としている。他の点は上記第1実施形態の板状部材30と同様としている。
【0034】
上記板状部材30’の凸部35’と粘弾性材20の貫通穴21を嵌合した状態でヨーク17’に沿わせ、図8に示すように、ヨーク17’のストリング穴17a’、17b’、粘弾性材20の貫通穴21、板状部材30のストリング穴32a’、32b’にストリングSを挿通し、ラケットフレーム10のヘッド部12にストリングSを張架している。
【0035】
上記構成とすると、打球時のストリングSの自由度を維持して、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができると共に、ヨーク17’の強度を向上させることができる。
【0036】
図9は第3実施形態を示す。
ヨーク17”の取付位置をスロート部のシャフト側近くへと移動させる一方、該ヨーク17”よりも打球面内方側の位置(第1、第2実施形態のヨーク17の取付位置)に、左右のヘッド部に両端を連続させる振動減衰材からなるヨーク状部材170を取り付け、ダブルヨーク形状のラケットとしている。
【0037】
上記ヨーク状部材170に長さ方向の大きな穴171を設ける一方、シャフト側に配置されるヨーク17”に対して、上記粘弾性材20”と板状部材30”を取り付けている。粘弾性材20”は第1実施形態と同様な形状とし、板状部材30”は嵌合用凸部を設ける代わりに、基板部の幅方向の両側より嵌合用突片35”を突設し、その内部に粘弾性材20”を収容する形状としている。
他の構成は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0038】
上記ラケットでは、縦ストリングSをヨーク状部材170の穴171に通した後にヨーク17”のストリング穴に通し、粘弾性材20”と板状部材30”を挿通して張架している。
この構成とすると、ヨーク状部材170でもストリングの振動を吸収できるため、より振動減衰性を高めることができる。
【0039】
以下、本発明のラケットフレームの実施例1〜4及び比較例1〜4について詳述する。
実施例、比較例とも、ラケットフレームは繊維強化熱硬化性樹脂製で成形した中空形状とし、厚み28mm,幅13mm〜16mmの断面形状とし、打球面積が116平方インチである同一形状とし、以下に示す方法により作成した。
【0040】
詳細には、ラケットフレームカーボン繊維を強化繊維とした繊維強化熱硬化性樹脂のプリプレグシート(CFプリプレグ(東レT300,700,800,M46J))を、66ナイロンからなる内圧チューブを被覆したマンドレル(φ14.5)上に積層し、鉛直状の積層体を成型した。プリプレグ角度は0゜,22゜,30゜,90゜とし、積層した。マンドレルを抜き取って上記積層体を金型にセットした。金型を型締して、金型を150℃に昇温し、30分間の加熱を行うと同時に内圧チューブ内に9kgf/cm2の空気圧を付加し、加圧保持し、加熱加圧成形により作成した。
また、実施例、比較例とも板状部材は、12ナイロンをマトリクス樹脂としカーボン短繊維を強化繊維とした繊維強化熱可塑性樹脂で成形した。
粘弾性材の種類、厚み、複素弾性率、フレーム重量、フレームバランスをそれぞれ下記の表1の通り設定した。
【0041】
【表1】
【0042】
(実施例1)
ヨークと板状部材との間に介在させる粘弾性材をスチレンーブタジエンゴム(SBR)100重量部、硫黄1.5重量部を配合したゴムにより成形し、厚さを5mmとした。他の構成は上記第1実施形態と同様とした。
(実施例2)
ヨークと板状部材との間に介在させる粘弾性材をSBR100重量部、カーボンブラック40重量部、硫黄1.5重量部を配合したゴムにより成形した。また、粘弾性材の厚さを2mmとした。他の構成は実施例1と同様とした。
(実施例3)
ヨークと板状部材との間に介在させる粘弾性材をSBR100重量部、カーボンブラック40重量部、硫黄1.5重量部を配合したゴムにより成形した。また、粘弾性材の厚さを5mmとした。他の構成は実施例1と同様とした。
(実施例4)
ヨークと板状部材との間に介在させる粘弾性材をPEBAX5533により成形した。また、粘弾性材の厚さを5mmとした。他の構成は上記第1実施形態と同様とした。
【0043】
(比較例1)
ヨークと板状部材との間に粘弾性材を介在させなかった。他の構成は上記第1実施形態と同様とした。
(比較例2)
ヨークと板状部材との間に厚さ5mmのシリコンゴムを介在させた。他の構成は上記第1実施形態と同様とした。
(比較例3)
ヨークと板状部材との間に厚さ5mmの11ナイロンを介在させた。他の構成は上記第1実施形態と同様とした。
(比較例4)
ヨークと板状部材との間に介在させる粘弾性材をSBR100重量部、カーボンブラック40重量部、硫黄1.5重量部を配合したゴムにより成形した。また、粘弾性材の厚さを8mmとした。他の構成は実施例1と同様とした。
【0044】
上記実施例1〜4及び、比較例1〜4のラケットフレームに関し、それぞれ、後述する方法により反発係数、面外1次振動の減衰率、面外2次振動の減衰率を測定した。また実打テストを行った。その結果を上記表1に示す。
【0045】
(反発係数の測定)
反発係数は、図10に示すように、実施例及び比較例のテニスラケットに、ガットを縦60ポンド、横55ポンドの張力で張架し、各テニスラケットを垂直状態でフリーとなるようにグリップ部15を柔らかく固定し、その打球面にボール打出機から一定速度V1(30m/sec)でテニスボールを打球面に衝突させ、跳ね返ったボールの速度V2を測定した。反発係数は発射速度V1、反発速度V2の比(V2/V1)であり、反発係数が大きい程、ボールの飛びが良いことを示している。このような方法で反発係数を測定した。
【0046】
(面外1次振動減衰率の測定)
各実施例及び比較例のラケットフレームを図11(A)に示すようにヘッド部12の上端を紐51で吊り下げ、ヘッド部12とスロート部13との一方の連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、図11(B)に示すように、ヘッド部12とスロート部13の他方の連続点をインパクトハンマー55で加振した。インパクトハンマー55に取り付けられたフォースピックアップ計で計測した入力振動(F)と加速度ピックアップ計53で計測した応答振動(α)をアンプ56A、56Bを介して周波数解析装置57(ヒューレットパッカード社製、ダイナミックシングルアナライザーHP3562A)に入力して解析した。解析で得た周波数領域での伝達関数を求め、テニスラケットの振動数を得た。振動減衰比(ζ)は下式より求め、面外1次振動減衰率とした。各実施例及び比較例のラケットフレームについて測定された平均値を上記表1に示す。
【0047】
ζ=(1/2)×(Δω/ωn)
To=Tn/√2
【0048】
(面外2次振動減衰率の測定)
ラケットフレームを図11(C)に示すようにヘッド部12上端を紐51で吊り下げ、スロート部13とシャフト部14との連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、加速度ピックアップ計53の裏側のフレームをインパクトハンマー55で加振した。そして、面外1次振動減衰率と同等の方法で減衰率を算出し、面外2次振動減衰率とした。各実施例及び比較例のラケットフレームについて測定された平均値を上記表1に示す。
【0049】
(実打評価)
ラケットの操作性、飛び、振動・衝撃についてアンケート調査を行った。5点満点(多い程良い)で採点し、中・上級者(テニス歴10年以上、現在も週3日以上プレーする条件を満たす女性)53名の採点結果の平均値をとった。結果を上記表1に示す。
【0050】
表1に示すように、実施例1〜4は、面外1次振動の減衰率が0.75〜0.81、面外2次振動の減衰率が0.90〜1.34であるのに対し、比較例1〜4は面外1次振動の減衰率が0.42〜0.50、面外2次振動の減衰率が0.64〜0.69であり、実施例1〜4の本発明のラケットフレームは振動減衰性に優れていることが確認できた。
【0051】
反発係数についても、実施例1〜4のラケットフレームの方が全体的に高い値を示しており、反発性能にも優れていることが確認できた。
また、実打テストによっても、実施例1〜4のラケットフレームの方が操作性、飛び、振動・衝撃のいずれにおいても優れていることが確認できた。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、粘弾性材および板状部材からなる保護部材にストリングを挿通するための筒部を設けていないため、打球時のストリングの自由度が増し(可動範囲が大きくなり)、反発性能を向上することができる。また、フレームと板状部材との間に介在させた粘弾性材がバネの役割を果たすことにより、さらに反発性能を向上することができる。
【0053】
さらに、粘弾性材と板状部材とからなる保護部材を取り付ける箇所のフレームに設けるストリング穴と板状部材とフレームとの間に介在させる粘弾性材の貫通穴に複数本のストリングを挿通できるようにすると、打球時のストリングの自由度がさらに増し(可動範囲がさらに大きくなり)、反発性能をより向上することができる。特に、ストリングの長さが最長となるヨークを上記のような構成とする場合には、効果的に反発性能を向上させることができる。
【0054】
さらにまた、粘弾性材の複素弾性率を所要範囲に設定することにより、該粘弾性材がダイナミックダンパーの役割を果たすため、ラケットフレームの振動減衰性が向上する。さらに、板状部材はフレームに直接接していないため、打球時に生じるストリングの張力や衝撃力が粘弾性材に伝わりやすく、より振動減衰性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のラケットフレームの概略正面図である。
【図2】 ヨークの斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の板状部材の斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の板状部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)はI1−I1線断面図、(D)はI2−I2線断面図である。
【図5】 (A)は粘弾性材の平面図、(B)はI3−I3線断面図、(C)はI4−I4線断面図である。
【図6】 本発明の第1実施形態のヨークの要部拡大断面図である。
【図7】 本発明の第2実施形態の板状部材の斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態のヨークの要部拡大断面図である。
【図9】 (A)は本発明の第3実施形態の要部拡大図、(B)は粘弾性材と板状部材の概略正面図である。
【図10】 反発係数の測定方法を示す図である。
【図11】 (A)(B)(C)はラケットフレームの振動減衰率の測定方法を示す概略図である。
【図12】 従来例を示す図面である。
【符号の説明】
10 ラケットフレーム
12 ヘッド部
13 スロート部
14 シャフト部
15 グリップ部
17 ヨーク
17a、17a’、17b’ ストリング穴
20 粘弾性材
21 貫通穴
30、30’、30” 板状部材
31 基板部
32、32a’、32b’ ストリング穴
S ストリング
G ガット張架部
Claims (4)
- シャフト部とヘッド部を連結する二股状のスロート部にヨークの両端を連結してラケットフレームを形成し、上記ヘッド部と上記ヨークとで打球面を囲むガット張架部にストリングを張架しているラケットにおいて、
上記打球面に張架する縦ストリングが最長となる位置の上記ガット張架部の反打球面側の外面に、シート状とした粘弾性材を介して、該粘弾性材より剛性を有する別材からなると共に上記粘弾性材の外面を覆う形状とした板状部材を取り付け、該粘弾性材及び板状部材にストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させ、板状部材の外面に巻き付けてストリングを張架していることを特徴とするラケット。 - シャフト部とヘッド部を連結する二股状のスロート部にヨークの両端を連結してラケットフレームを形成し、上記ヘッド部と上記ヨークとで打球面を囲むガット張架部にストリングを張架しているラケットにおいて、
上記打球面に張架する縦ストリングが最長となる位置の上記ガット張架部の反打球面側の外面に粘弾性材を当接させて取り付けると共に、該粘弾性材より剛性を有する別材からなると共に上記粘弾性材の外面を覆う形状とした板状部材を上記ガット張架部と接触させずに取り付け、上記粘弾性材及び板状部材にストリング穴を設けて縦ストリングを挿通させ、板状部材の外面に巻き付けてストリングを張架していることを特徴とするラケット。 - 上記粘弾性材は、厚さを2〜6mm、温度0〜10℃の条件下で周波数10Hzで測定された複素弾性率が2.0×10 7 dyn/cm 2 以上1.0×10 10 dyn/cm 2 以下のゴムとする一方、
上記板状部材は繊維強化樹脂材である請求項1または請求項2に記載のラケット。 - 上記粘弾性材および板状部材は、ヨークの反打球面側に取り付け、
上記ヨークに設けるストリング穴を大きくし、該ヨークに通す縦ストリングは、ヨークの長さ方向の両端位置の縦ストリングは上記粘弾性材および板状部材の長さ方向の両端面に当接させて上記板状部材の外面に巻き付けている一方、これら縦ストリングの間に位置する縦ストリングだけを上記粘弾性材および板状部材に設けたストリング穴に挿通させている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のラケット。
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