JP4046038B2 - 仕分け設備 - Google Patents

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Description

本発明は、効率よく物品の仕分けを実行できる仕分け設備に関するものである。
従来の上記仕分け設備として、仕分け対象の物品またはケースが収納または載置された複数の区画を有するストレージラインを備え、このストレージラインに沿って、前記各区画から物品またはケースの集品を行う複数の仕分けエリア(仮想オーダーゾーン)を順に移動させる集品ラインを設け、この集品ラインの各仕分けエリアを順に移動させながら各仕分けエリアへ、各仕分けエリアへ割り当てた仕分け先の注文の物品またはケースの集品が行われることにより、集品容器を用意することなく、仕分け作業を実行できる設備がある(例えば、特許文献1参照)。
このように、仕分け先の注文にしたがって物品またはケースの仕分けが実行されるが、仕分け先によっては、陳列する棚や通路に分けて物品またはケースの納入を指示されることがある。これによって、仕分け先、たとえばスーパーマーケットでは、納入された物品またはケースを、棚または通路毎に再仕分けを行う手間を省くことができる。
このような棚または通路別の注文のとき、仕分け設備では、作業者が仕分け先毎に仕分けされた物品またはケースを、注文の棚または通路別のリストにしたがって、棚または通路別の出荷用台車(かご車等)へ2次仕分けを行っている。
特開2003−12125号公報
しかし、2次仕分けを行うためには、注文の棚または通路別の出荷用台車を並べて物品またはケースの仕分けを行わなければならず、広い仕分けスペースが必要となり、また2次仕分けの際に、出荷用台車への物品またはケースの積み間違いが発生しやすくなるという問題が発生する。
また上記2次仕分けを、自動仕分装置により各店舗の棚または通路別にシュートに仕分けることで行うことも可能であるが、各店舗の棚または通路別に設けるシュートの数は、店舗数の数倍から数十倍になるため、実際的にこのようなシュートを備えた設備を設けることは困難であった。
そこで、本発明は、作業者による2次仕分けを不要とし、店舗の棚または通路単位で物品の仕分けを行うことができ、よって2次仕分けミスによる物品またはケースの積み間違いを防止でき、さらに広い仕分けスペースを不要にでき、また多くのシュートを不要とする仕分け設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の仕分け先から送られてきた、各仕分け先の単位毎の物品の要求情報に応じて、前記各仕分け先および各仕分け先の単位毎に前記物品を仕分ける仕分け設備であって、
前記物品を保管するとともに、これら保管している物品の在庫情報を管理する複数の物品保管手段と、前記物品保管手段に保管されている物品を搬出する複数の物品搬出手段と、前記複数の物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品を搬送し、これら物品を複数の分岐搬送経路へ分岐させて仕分ける仕分け手段とを備え、
前記各仕分け先をそれぞれ前記分岐搬送経路に引き当て、各分岐搬送経路毎に、前記要求情報を前記仕分け先および仕分け先の単位の順に整列させ、各分岐搬送経路の整列させた仕分け先の単位の要求情報の1個の物品に、分岐搬送経路の順に巡って、前記物品保管手段の物品の在庫情報を引き当て、各分岐搬送経路において、異なる仕分け先の単位の物品が混じることがないように、前記引き当てられた物品保管手段の物品の在庫情報を群とし、前記群毎に、引き当てられた在庫情報に基づいて物品の搬出情報を前記物品搬出手段へ出力し、前記物品搬出手段より搬出された物品を各分岐搬送経路へ仕分ける情報を出力する制御手段を備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、群毎に、物品が各物品保管手段から物品搬出手段により搬出され、搬出された各物品は搬送され、仕分け手段により各分岐搬送経路へ仕分け先の単位毎に仕分けられる。これにより、仕分け先の単位の物品は、他の単位の物品と混じることがなく、各分岐搬送経路へ仕分けられ、分岐搬送経路の下流部から物品をかご車などの出荷用台車に移載するとき、作業者が仕分け先の単位毎に仕分ける2次仕分けを行う必要がなくなり、また出荷用台車を仕分け先の単位毎に並べておく必要がなくなり、分岐搬送経路毎に広いスペースを設ける必要がなくなる。また仕分け先の単位に分岐搬送経路を設ける必要がなく、分岐搬送経路の数を減少させることができる。
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記制御手段は、前記各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、同一の物品搬出手段が連続して駆動されることがないように、前記物品保管手段の在庫情報の引き当ての入れ替えを行うことを特徴とするものである。
上記構成によれば、同一の物品搬出手段が連続して駆動されることがなくなり、各物品搬出手段が略同時に駆動されて群の物品が略同時に搬出されることにより、作業効率が改善される。
また請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記物品保管手段は、前記物品の期限情報を前記在庫情報の一部として管理し、前記制御手段は、各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、前記在庫情報の期限情報の古いものから優先的に引き当てることを特徴とするものである。
上記構成によれば、期限情報の古い物品から物品保管手段より搬出されて仕分けられ、よって物品保管手段内に期限切れで出荷ができない物品が発生することが回避される。
また請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明であって、前記各物品保管手段へ略同一期限の物品の保管を行うとき、前記略同一期限の物品を前記各物品保管手段に分散して保管することを特徴とするものである。
上記構成によれば、整列させた仕分け先の単位の物品に、前記在庫情報の期限情報の古いものから優先的に引き当てるとき、前記在庫情報が各物品保管手段に分散して引き当てられ、よって各物品搬出手段が略均一に駆動される。その結果、作業効率が改善される。
また請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明であって、前記各分岐搬送経路にそれぞれ、分岐された物品を前記仕分け先の単位毎に一時保留する保留部を設け、先行して仕分けられた仕分け先の単位の物品が、分岐搬送経路の下流部から取り出されると、前記保留部に保留された物品が分岐搬送経路の下流部へ搬送されることを特徴とするものである。
上記構成によれば、各分岐搬送経路に保留部を設けることにより、2つの仕分け先の単位の物品を各分岐搬送経路へ仕分けることが可能となり、物品保管手段からの物品の搬出速度や度合いを高めることができ、作業効率が改善される。
また請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明であって、前記物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品に、前記制御手段より出力された各分岐搬送経路へ仕分ける情報を表示する表示手段を取付ける取付け手段を設け、前記仕分け手段は、前記物品に取付けられた表示手段の分岐搬送経路を確認することにより、前記物品を各分岐搬送経路に分岐することを特徴とするものである。
上記構成によれば、群毎に搬出された物品にはそれぞれ、取付け手段により表示手段が取付けられることにより、各物品搬出手段より搬出される順に無関係に、仕分け手段により、表示手段に表示された分岐搬送経路にしたがって物品が各分岐搬送経路に分岐される。これにより、各物品搬出手段からの物品の搬出のタイミングにバラツキが許容され、各物品搬出手段から物品が搬出されるタイミングを調整する必要がなくなる。
また請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明であって、前記各分岐搬送経路にそれぞれ、各分岐搬送経路より取り出した物品を前記仕分け先の単位毎に積込み可能とした物品積込部が、複数段備えられた台車を配置することを特徴とするものである。
上記構成によれば、分岐搬送経路より取り出された物品が仕分け先の単位毎に各物品積込部に分けて積込まれ、そのまま仕分け先へ搬送することが可能となる。
また請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明であって、前記物品搬出手段が複数の物品を同時に搬出する機能を有しているとき、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個であると、この1個の物品の搬出に、この仕分け先の単位に引き当てられている分岐搬送経路において、先行する仕分け先の単位の最後の物品に引き当てた物品搬出手段を引き当て、この物品搬出手段によって、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個の物品と先行する仕分け先の単位の最後の物品を同時に搬出可能としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、仕分け先の単位の物品総数量が1個のとき、この仕分け先の単位の物品総数量が1個の物品と先行する仕分け先の単位の最後の物品が、複数の物品を同時に搬出する機能を有す物品搬出手段により同時に搬出され、作業効率が改善される。
本発明の仕分け設備は、群毎に、物品が各物品保管手段から物品搬出手段により搬出され、搬出された各物品は搬送され、仕分け手段により各分岐搬送経路へ仕分け先の単位毎に仕分けられることにより、仕分け先の単位の物品を、他の単位の物品と混じることがなく、各分岐搬送経路へ仕分けることができ、分岐搬送経路の下流部から物品をカートやかご車やパレットなどに移載するとき、作業者が仕分け先の単位毎に仕分ける必要がなくなり、作業効率を改善することができる。また作業者による2次仕分けが不要となり、よって作業者の積み間違いを防止できる。またカートやかご車やパレットなどを仕分け先の単位毎に並べておく必要がなくなり、分岐搬送経路毎に広いスペースを設ける必要がなくなり、省スペース化を図ることができる。また仕分け先の単位毎に分岐搬送経路を設ける必要がなくなり、分岐搬送経路の数を減少させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態における仕分け設備の構成を示す配置図である。
この仕分け設備は、店舗(仕分け先の一例)から送られてきた店舗の通路(仕分け先の単位の一例)毎の注文(要求情報の一例)に応じて、店舗および店舗の通路毎に物品を仕分け、このように店舗の通路毎に物品を仕分けた状態で店舗へ納入するための仕分け設備である。
図1において、1は自動倉庫(物品保管手段の一例)であり、複数(図では、1号機から10号機までの10基)の自動倉庫1が並列に配置されている。各自動倉庫1には、複数の段ボール(物品の一例)2を保管し、段ボールの出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置された2基の保管棚3と、それらの保管棚3どうしの間に形成された作業通路を自動走行するスタッカークレーン(物品搬出手段の一例)4とが設けられている。また各保管棚3には、1個の段ボール2を保管する物品保管部5が上下多段かつスタッカークレーン3の走行方向に設けられ、各自動倉庫1の各物品保管部5に保管されている段ボール2を特定する商品名とその管理期限(期限情報の一例;たとえば、食品の場合は賞味期限、医薬品の場合は使用期限)が在庫情報として、各自動倉庫1のコントローラ6(図7)で管理されている。このように、各自動倉庫1において段ボール2が保管され、これら保管している段ボール2の在庫情報が管理されている。
また各自動倉庫1に、上下2段に配置された、スタッカークレーン4への段ボール2の搬入を行う入庫コンベヤ10、およびスタッカークレーン4からの段ボール2の搬出を行う出庫コンベヤ11が設けられている。
また各自動倉庫1の入庫コンベヤ10は、分岐装置15に接続され、段ボール2の入庫搬送コンベヤ16より搬送されてきた段ボール2は、この分岐装置15により入庫コンベヤ10へ分岐され、スタッカークレーン4により保管棚3へ入庫される。また各自動倉庫1の出庫コンベヤ11により搬送されてきた段ボール2は、合流装置26により合流されて主搬送コンベヤ(主搬送経路)17へ搬出され、主搬送コンベヤ17により搬送される。またこの主搬送コンベヤ17は、周回コンベヤを構成している。また分岐装置15の上流に段ボール2のバーコードを読取るバーコードリーダ16Aが配置されている。
前記主搬送コンベヤ17には、主搬送コンベヤ17に沿って、合流装置26により合流され、主搬送コンベヤ17により搬送中の段ボール2に付されたバーコード(段ボールを特定する情報)を読取るバーコードリーダ12と、このバーコードリーダ12の下流に配置され、主搬送コンベヤ17により搬送中の段ボール2にラベル(表示手段の一例)13を貼付けるラベルプリンタ(取付け手段の一例)14が設けられている。前記ラベル13には、図2に示すように、段ボール2を分岐させて仕分ける分岐搬送経路18(後述する)の固有のナンバー(シュートNo.)と、注文した店舗名と、店舗に割り当てられた固有の店舗番号(コード)と、店舗の通路のナンバー(仕分け先の単位を特定する情報の一例)と、これらを示すバーコードが印刷される。
また前記主搬送コンベヤ17の一部には、その側部外方に複数(図ではシュートNo.1からシュートNo.3までの3基)の分岐搬送経路18が設けられ、主搬送コンベヤ17上を搬送されている段ボール2は、分岐装置(仕分け手段の一例)19により分岐搬送経路18へ分岐されて仕分けられる。また主搬送コンベヤ17に沿って分岐装置19の上流に、搬送されている段ボール2に貼付けられた前記ラベル13のバーコードを読取るバーコードリーダ20が配置されている。
各分岐搬送経路18は、分岐されてきた段ボール2を順に保留し、店舗の通路毎の段ボール2を一時保留可能なアキュムレーションコンベヤからなる保留コンベヤ(保留部の一例)21と、段ボール2が自重で滑り移動するスライダ22と、保留コンベヤ21から搬出された段ボール2をスライダ22へ移動させる移動装置23から構成されている。また保留コンベヤ21の上流に段ボール2で満量となっているかどうかを検出する光電スイッチからなる満量検知器24が設けられ、保留コンベヤ21の下流端に段ボール2に貼付けられたラベル13のバーコードを読取るバーコードリーダ25が配置され、またスライダ22の下流部に、表示器27と、操作パネル28と、図3に示すブザー付き警告灯(赤)30および満量警報灯(黄)31とが配置されている。
前記表示器27には、図4に示すように、注文した店舗の番号(コード)と、店舗の通路の番号と、この店舗の通路に仕分ける段ボール2の残数が表示され、また操作パネル28には、図5に示すように、段ボール2のランプ付き積出し完了釦33と、強制完了釦34と、ブザー付き警告灯30のブザー停止および消灯を行う停止消灯釦35が配置されている。
また各分岐搬送経路18の下流部には、図6に示すように、分岐搬送経路18より取り出した段ボール2を店舗の通路毎に積込み可能な物品積込部δが、複数段(図では3段)備えられたカート(出荷用台車;台車の一例)37が配置される。物品積込部δは、カート37に設けた2枚の棚板38により3段に渡って設けられ、店舗の通路毎に段ボール2を分けて積込みできるように構成されており、物品積込部δの段ボール2を積み積むことが可能な長さLを、店舗の通路毎に積込まれる段ボール2の長さを加算し、これら複数の店舗の通路毎の加算値の平均をとった値(平均値)としている。またカート37の長さを、この1段の物品積込部δの長さLにより決定している。
上記仕分け設備の制御構成図を図7に示す。
[自動倉庫のコントローラ]
各自動倉庫1のコントローラ6に、各自動倉庫1のスタッカークレーン4と入庫コンベヤ10と出庫コンベヤ11が接続されている。以下、各自動倉庫1のコントローラ6の動作を説明する。
「出庫」
各自動倉庫1のコントローラ6は、後述する仕分け制御コントローラ45より、「段ボール2の商品名と、段ボール2を分岐させて仕分ける分岐搬送経路18のナンバー(シュートナンバー)と、注文した店舗名と、店舗に割り当てられた固有の店舗番号(コード)と、店舗の通路のナンバー」からなる出庫データを入力すると、この出庫データの商品名の段ボール2を保管している物品保管部5を、管理している在庫情報により求め、スタッカークレーン4へ、求めた物品保管部5を指定した出庫指令を出力して、スタッカークレーン4により指定した物品保管部5より段ボール2を取り出させて搬送させ、出庫コンベヤ11の上流(保管棚3側)の指定位置へ卸させる。続いてコントローラ6は、出庫コンベヤ11を駆動して段ボール2を下流(合流装置26側)に搬送させ、この出庫コンベヤ11を駆動するタイミングで、タイミング信号を後述する合流装置コントローラ39へ出力し、また出庫した段ボール2の商品名と自動倉庫1の号機ナンバーからなる出庫済みデータを仕分け制御コントローラ45へ出力する。
「入庫」
各自動倉庫1のコントローラ6は、後述する分岐装置コントローラ40より段ボール2のバーコード読取りデータ(商品名に相当する)と管理期限の情報からなる入庫データを入力すると、入庫コンベヤ10を駆動して分岐装置15から入庫された段ボール2を上流側へ搬送し、また空きの物品保管部5を求め、スタッカークレーン4に対して、求めた空きの物品保管部5を指定した出庫指令を出力して、スタッカークレーン4によって入庫された段ボール2を指定した物品保管部5に保管させる。
また各自動倉庫1のコントローラ6は、上記入出庫に伴い、在庫情報を更新・管理する。
[分岐装置15のコントローラ]
また分岐装置15用のコントローラ40が設けられ、この分岐装置コントローラ40に、分岐装置15と、バーコードリーダ16Aが接続されている。
分岐装置コントローラ40は、自動倉庫1への入庫時に、後述する仕分け制御コントローラ45から「商品(コード)と引き当てた自動倉庫1の号機と管理期限の情報」からなる入庫管理データを入力すると、バーコードリーダ16Aのバーコードの読取りデータと前記入庫管理データにしたがって、分岐装置15を駆動して自動倉庫1の1号機〜10号機の各入庫コンベヤ10へ段ボール2を仕分け、仕分けた自動倉庫1のコントローラ6に対して、段ボール2のバーコード読取りデータと入庫管理データの管理期限の情報からなる入庫データを出力する。
[合流装置26のコントローラ]
また合流装置26用のコントローラ39が設けられ、この合流装置コントローラ39に、合流装置26が接続されている。
合流装置コントローラ39は、出庫時に、自動倉庫1のコントローラ6より出力される上記タイミング信号で段ボール2の搬出を確認し、各出庫コンベヤ11により搬出される段ボール2が主搬送コンベヤ17上で一定の間隔(段ボール2を分岐装置19により分岐可能な間隔)を維持するように段ボール2を合流させる。
[分岐装置19のコントローラ]
また分岐装置19用に分岐コントローラ41が設けられ、この分岐コントローラ41に、分岐装置19と、バーコードリーダ20と、各分岐搬送経路18毎の満量検知器24および満量警報灯(黄)31が接続されている。この分岐コントローラ41は、バーコードリーダ20より、搬送されている段ボール2に貼付けられた前記ラベル13のバーコードのデータを入力すると、このバーコードデータの分岐搬送経路18のナンバーに基づいて分岐装置19を駆動して段ボール2を分岐する。また分岐する分岐搬送経路18の満量検知器24が動作していると、この分岐搬送経路18への分岐を中止するとともに満量警報灯(黄)31を点灯する。このとき、段ボール2は主搬送コンベヤ17により周回される。
[シュート管理コントローラ]
また各分岐搬送経路18毎にシュート管理コントローラ42が設けられ、各コントローラ42に、分岐搬送経路18の保留コンベヤ21および移動装置23と、バーコードリーダ25と、表示器27と、操作パネル28のランプ付き積出し完了釦33、強制完了釦34、および停止消灯釦35と、ブザー付き警告灯30とが接続されている。
各シュート管理コントローラ42はそれぞれ、2つの機能を有している。
まず第1の機能として、後述する仕分け制御コントローラ45より入力される「店舗の通路毎の段ボール2の注文数量」からなる仕分けデータにより予め店舗の通路毎の段ボール2の注文数量を記憶し、最初は保留コンベヤ21および移動装置23を連続駆動し、最初の段ボール2のラベル13のバーコードがバーコードリーダ25により読取られると、このバーコードの店舗番号と、店舗の通路の番号と、この店舗の通路の番号から求められる段ボール2の注文数量から1つカウントダウンした数量、すなわち残数を表示器27へ表示させる。
続いて段ボール2がバーコードリーダ25位置を通過する毎に残数を減らして表示させ、残数が0となると、積出し完了釦33のランプを点灯し、このバーコードリーダ25の位置で次の段ボール2が停止するように保留コンベヤ21を間欠駆動し、移動装置23を停止する。以後の段ボール2は保留コンベヤ21上に保留される。
そして積出し完了釦33の操作信号を入力すると、保留コンベヤ21と移動装置23を連続駆動して保留している段ボール2を、そのラベル13をバーコードリーダ25により読取りながらスライダ22へ払い出す。
また第2の機能として、残数が0となる前に、バーコードリーダ25により読取ったバーコードのデータにより、先に通過した段ボール2の店舗番号または店舗の通路の番号と異なる段ボール2であることを確認すると、保留コンベヤ21を停止して、この段ボール2をこのバーコードリーダ25位置で停止させ、ブザー付き警告灯30を駆動してブザーを鳴動させランプを点灯する。
そして停止消灯釦35の操作信号を入力すると、ブザー付き警告灯30のブザーの鳴動を停止しランプを消灯する。また強制完了釦34の操作信号を入力すると、保留コンベヤ21を再駆動して段ボール2のスライダ22への払い出しを再開する。
[仕分け制御コントローラ]
上記10基の自動倉庫1のコントローラ6と、バーコードリーダ12と、ラベルプリンタ14と、合流装置コントローラ39と、分岐装置コントローラ40と、分岐装置19の分岐コントローラ41と、3基の分岐搬送経路18のシュート管理コントローラ42は、仕分け制御コントローラ(制御手段の一例)45に接続されている。
仕分け制御コントローラ45には、複数の店舗からそれぞれ、上記店舗の通路毎の注文データ(商品名と数量)が送られてくる。図8(a)に注文データの一例を示す。3つの店舗A,B,Cから、A店舗では通路(A−1),(A−2),(A−3),(A−4)の別に、B店舗では通路(B−1),(B−2),(B−3),(B−4),(B−5),(B−6)の別に、C店舗では通路(C−1),(C−2),(C−3),(C−4),(C−5),(C−6)の別に商品が注文されている。この注文データは、出荷予定データとなる。
また仕分け制御コントローラ45は、注文を受けた店舗にそれぞれ、固有の店舗番号(コード)を割り当てる。
以下、この仕分け制御コントローラ45の動作を説明する。
「各自動倉庫1の保管棚3への段ボール2の入庫の管理」
自動倉庫1へ同一管理期限の段ボール2の保管を行うとき、同一管理期限の段ボール2を各自動倉庫1に分散して保管するように入庫管理データを形成する。すなわち、図11に示すように、商品(段ボール)のコード別に、複数(図では5つ)のテーブルを形成し、各テーブル毎に、同一管理期限の段ボール2を入庫する自動倉庫1の号機を順に引き当てるように、引き当てが済むと次の号機の番号をテーブルに記憶している。また新しい管理期限の段ボール2を入庫するときには、最も古い管理期限のテーブルを消去して新しい管理期限のテーブルに更新し、1号機から順に引き当て、引き当てが済むと次の号機の番号をテーブルに記憶している。たとえば図11において、入庫前のテーブルにおいて、管理期限2002/4/4の段ボール2を追加して入庫するときは、2号機から引き当て、2号機を引き当てると、次号機を3号機と記憶する。また全く新しい管理期限2002/6/6の段ボール2を入庫するときは、入庫後のテーブルに示すように、最も古い管理期限2002/1/1のテーブルのデータを消去して、新しい管理期限2002/6/6のテーブルを形成し、1号機を引き当てると、次号機を2号機と記憶する。
商品(コード)と引き当てた自動倉庫1の号機と管理期限の情報は、入庫管理データとして分岐装置コントローラ40へ出力され、段ボール2は各自動倉庫1へ分岐され、管理期限が同一の商品(段ボール)は、各自動倉庫1の号機に順に引き当てられ、分散して保管される。
「段ボールの在庫データの形成」
実際に仕分けを開始する前に、各自動倉庫1のコントローラ6において管理されている在庫情報を呼び出し、図8(b)に示すように、段ボール2の商品別に、かつ管理期限が古い順に保管されている自動倉庫(RM)1の号機番号を並べて、全ての自動倉庫1に保管されている段ボール2の在庫データを形成する。図8(b)では、4つの商品「あ」,「い」,「う」,「え」について、在庫データが形成されている。図8(b)から判るように、上記各自動倉庫1の保管棚3への段ボール2の入庫の管理により、管理期限が同一の商品は、各自動倉庫1の号機に分散して保管されている。
「分岐搬送経路への店舗の引き当て」
上記出荷予定データの各店舗にそれぞれ各分岐搬送経路18を引き当て、続いて各分岐搬送経路18毎に、店舗の通路の順に注文を整列する。図8(c)では、店舗Aにシュート(1)、店舗Bにシュート(2)、店舗Cにシュート(3)が割り当てられ、シュート(1)に、店舗の通路(A−1),(A−2),(A−3),(A−4)別の注文(商品名と数量)が整列され、シュート(2)に店舗の通路(B−1),(B−2),(B−3),(B−4),(B−5),(B−6)別の注文(商品名と数量)が整列され、シュート(3)に、店舗の通路(C−1),(C−2),(C−3),(C−4),(C−5),(C−6)別の注文(商品名と数量)が整列されている。
「各店舗の通路の(注文)1個の段ボール毎への在庫データの引当」
図9(a)に、この在庫データの引当の手順を示す。
ステップ−1
各分岐搬送経路18の整列させた通路の注文の1個の段ボール2に、分岐搬送経路18の順にサイクリックに(巡って)、上記形成した段ボール2の在庫データを管理期限の古いものから優先的に引き当てる。
図9(b)に示すように、シュート(1)(2)(3)の順にサイクリックに、通路(A−1),(B−1),(C−1)の注文の段ボール2の商品に、在庫データの管理期限の古いものから引き当てている。
ステップ−2
次に、同一のスタッカークレーン4が連続して駆動されることがないように、在庫データの引き当ての入れ替えを行う。
図9(b)では、8番目に引き当てられたシュート(2)の通路(B−2)の注文の段ボール2の商品(あ)は在庫データの順番からだと7号機に引き当てられるが、一つの前の引き当てが7号機なことから、8号機に入れ替えている。
ステップ−3
次に、各分岐搬送経路18において、異なる店舗の通路毎の段ボール2が混じることがないように、引き当てられた自動倉庫1の号機の在庫データでグループ(群)を形成する。
図9(b)では、1番目と4番目に引き当てられた商品「あ」は、同じ通路(A−1)のものであるから、後先が逆にシュート(1)に仕分けられても問題はない。したがって、同じグループとしている。このグループ化に伴う、各シュート(1)(2)(3)に仕分けられる店舗の通路毎の段ボール2の順を図10(a)に、各自動倉庫1の起動状況を図10(b)に示す。グループ1では、自動倉庫1の1号機、3号機、4号機、5号機が駆動されて、通路(B−1)と、通路(A−1)と、通路(C−1)と、通路(A−1)の注文の段ボール2が搬出される。また図10(a)に示す各シュート(1)(2)(3)に仕分けられる店舗の通路毎の段ボール2の注文数量を仕分けデータとして、各シュート管理コントローラ42へ出力する。
「グループ出庫」
上記のように、各店舗の通路の注文された段ボール2の1個毎に、在庫データが引き当てられ引当データが形成されると、仕分け制御コントローラ45は、実際の仕分けをグループ毎に実行する。
すなわち、まずグループ1の自動倉庫1に対して、引当データに基づいて、「商品と、分岐搬送経路18のナンバー(シュートナンバー)と、店舗名と、店舗の店舗番号(コード)と、店舗の通路のナンバー」からなる出庫データを出力する。
図9(b)の例では、自動倉庫1の3号機の自動倉庫コントローラ6に対して、『商品「あ」、シュートナンバー(1)、店舗(A)、この店舗(A)のコード、店舗の通路のナンバー(1)』からなる出庫データを出力し、1号機に対して、『商品「う」、シュートナンバー(2)、店舗(B)、この店舗(B)のコード、店舗の通路のナンバー(1)』からなる出庫データ、4号機に対して、『商品「あ」、シュートナンバー(3)、店舗(C)、この店舗(C)のコード、店舗の通路のナンバー(1)』からなる出庫データ、5号機に対して、『商品「あ」、シュートナンバー(1)、店舗(A)、この店舗(A)のコード、店舗の通路のナンバー(1)』からなる出庫データを出力する。
これら出庫データに基づいてそれぞれ各自動倉庫1より段ボール2が出庫されて合流装置15へ搬出され、各自動倉庫1のコントローラ6より上記出庫済みデータを入力すると、主搬送コンベヤ17により搬送中の段ボール2のバーコードをバーコードリーダ12により読取らせてこのバーコードのデータ(商品名)により指定した段ボール2の出庫を確認し、このバーコードのデータ(商品名)および前記出庫データに基づいてラベルプリンタ14へ、上記出庫データの「分岐搬送経路18のナンバーと、店舗名と、店舗の店舗番号(コード)と、店舗の通路のナンバーと、これらを示すバーコードのデータ」からなる発行データを出力してラベル13を印刷させ、搬送中の段ボール2へ自動貼付けさせる。そして、次のグループの出庫データを出力する。
[作用]
上記構成による作用を説明する。
仕分け制御コントローラ45は、各店舗から、各店舗の通路毎の注文データ(商品名と数量)が送られてくると、図9(b)に示すように、上記引当データを形成し、グループ出庫を開始する。
このグループ出庫により、まずグループ(1)の引当データに基づいて各自動倉庫1から段ボール2が出庫され、合流装置26により間隔を空けて主搬送コンベヤ17に投入され、ラベル13が貼付けられる。
グループ(1)の出庫が終了すると、続いてグループ(2)の段ボール2が出庫される。この作用は各グループの段ボール2の出庫が終了する毎に実行される。
グループ毎に主搬送コンベヤ17へ投入された段ボール2は主搬送コンベヤ17により搬送され、バーコードリーダ20によりラベル13に印刷されたバーコードが読取られ、このバーコードより分岐するシュートナンバーが求められ、分岐コントローラ41はこのシュートナンバーの分岐搬送経路18が満量ではないことを満量検知器24が動作していないことで確認して段ボール2を分岐搬送経路18へ分岐させて仕分ける。満量のとき、段ボール2を周回させ、満量警報灯31を点灯させる。
また各分岐搬送経路18の保留コンベヤ21と移動装置23は最初は連続駆動されており、各シュート管理コントローラ42は、最初の段ボール2のラベル13のバーコードがバーコードリーダ25により読取られると、このバーコードの店舗番号と、店舗の通路の番号と、この店舗の通路の番号から求められる段ボール2の注文数量から1つカウントダウンした数量、すなわち残数を表示器27へ表示させる。各分岐搬送経路18の作業者は、表示器27により店舗と、店舗の通路の番号を確認して、保留コンベヤ21よりスライダ22へ送出されて滑り移動してきた段ボール2を、店舗の通路別にカート37へ積込む。このとき、カート37の1段を店舗の通路別に指定して、この段に、順に送られてくる、同じ店舗の通路の段ボール2を積込む。なお、1段に同じ店舗の通路の段ボール2を積込むことができないとき、次の段に積込むが、この段には他の店舗の通路の段ボール2を積込まないようにする。そして、店舗の通路の段ボール2の残数が0(ゼロ)となると、積出し完了釦33が点灯し、作業者は通路単位の段ボール2の移載が終了したと判断して、積出し完了釦33を操作する。
またシュート管理コントローラ42は、次の通路の番号の段ボール2をバーコードリーダ25位置で保留しており、積出し完了釦33の操作信号を入力すると、次の通路のデータを表示器27へ表示させ、この通路の番号の段ボール2を保留コンベヤ21と移動装置23を駆動してスライダ22へ送出する。作業者は、先の通路の番号の段ボール2と分けて、たとえばカート37の段を替えて、あるいは別のカート37を用意して段ボール2を移載する。このように、先行して仕分けられた店舗の通路単位の段ボール2が、分岐搬送経路18の下流部から取り出されると、保留コンベヤ21に保留された段ボール2が分岐搬送経路18の下流部へ搬送される。
またシュート管理コントローラ42は、残数が0(ゼロ)となる前に、バーコードリーダ25により読取ったバーコードのデータにより、先に通過した段ボール2の店舗番号または店舗の通路の番号と異なる段ボール2であることを確認すると、保留コンベヤ21を停止して、この段ボール2をこのバーコードリーダ25位置で停止させ、ブザー付き警告灯30を駆動してブザーを鳴動させランプを点灯させる。作業者は、ブザー付き警告灯30の駆動を確認すると、送られてくる段ボール2に違う店舗または店舗の番号の段ボール2が混じっていることを確認し、停止消灯釦35を操作する。シュート管理コントローラ42はこの操作信号を入力すると、ブザー付き警告灯30のブザーの鳴動を停止しランプを消灯する。
続いて作業者は、強制完了釦34を操作する。シュート管理コントローラ42はこの強制完了釦34の操作信号を入力すると、保留コンベヤ21と移動装置23を駆動して段ボール2のスライダ22への払い出しを再開する。作業者は、ラベル13により違う店舗または店舗の番号の段ボール2を見出してリジェクトし、正しい店舗の番号のカート37へ載せて出荷する。
このように店舗の通路毎の注文データに応じて、段ボール2はカート37に積込まれ、そのまま店舗へ出荷される。
以上のように本実施の形態によれば、グループ毎に、段ボール2が各自動倉庫1の保管棚3からスタッカークレーン4により搬出され、搬出された各段ボール2は搬送され、分岐装置19により各分岐搬送経路18へ通路の単位毎に仕分けられることにより、通路の単位の段ボール2は、他の通路の段ボール2と混じることがなく、各分岐搬送経路18へ仕分けられ、よって分岐搬送経路18の下流部から段ボール2をカート37に移載するとき、作業者が通路の単位毎に段ボール2を仕分ける2次仕分けを不要とすることができ、作業効率を改善することができ、また従来のような2次仕分けによる作業者の積み間違いを防止できる。また各分岐搬送経路18にカート37を通路の単位毎に並べておく必要がなくなり、分岐搬送経路18毎に広いスペースを設ける必要をなくすことができ、省スペース化を図ることができる。また通路の単位毎に分岐搬送経路18を設ける必要がなく、分岐搬送経路18の数を減少させることができ、よって省スペース化を図ることができる。
また本実施の形態によれば、同一のスタッカークレーン4が連続して駆動されることがなくなり、各スタッカークレーン4が略同時に駆動され、グループの段ボール2が略同時に搬出されることにより、作業効率を改善できる。
また本実施の形態によれば、管理情報の古い段ボール2から仕分けられ、自動倉庫1の保管棚3内に期限切れで出荷ができない段ボール2が発生することが回避することができる。
また本実施の形態によれば、整列させた通路の番号単位の段ボール2に、在庫情報の管理期限の古いものから優先的に引き当てると、在庫データが各自動倉庫1に分散して引き当てられることによって、グループの段ボール2を搬出する各スタッカークレーン4が略均一に駆動され、その結果、作業効率を改善することができる。
また本実施の形態によれば、各分岐搬送経路18に保留コンベヤ21を設けることにより、2つの通路の単位の段ボール2を仕分けることが可能となり、自動倉庫1からの段ボール2の搬出速度・度合いを高めることができ、作業効率を改善することができる。
また本実施の形態によれば、グループ毎に搬出された段ボール2にはそれぞれ、ラベルプリンタ14によりラベル13が取付けられることにより、各スタッカークレーン4より搬出される順に無関係に、分岐装置19により、ラベル13に表示された分岐搬送経路18にしたがって段ボール2が各分岐搬送経路18に分岐できることにより、各スタッカークレーン4からの段ボール2の搬出のタイミングにバラツキが許容され、各スタッカークレーン4から段ボール2が搬出されるタイミングを調整する必要がなくなり、仕分け制御を容易にすることができる。
また本実施の形態によれば、各分岐搬送経路18より、通路の単位に分けて段ボール2をカート37の各段の物品積込部δに積込むことができ、通路毎に分けた状態で段ボール2を出荷することができる。
なお、上記実施の形態では、スタッカークレーン4を、1回で1個の段ボール2の入出庫を行う構成としているが、2個の段ボール2を同時に入出庫できるツインフォークタイプのスタッカークレーン4とすることができる。このツインフォークタイプのスタッカークレーン4を各自動倉庫1に備える場合、通路の番号単位の段ボール2の総数量が1個のとき、この1個の段ボール2の搬出に、この通路の単位に引き当てられているシュートナンバーの分岐搬送経路18において、先行する通路の単位の最後に引き当てた段ボール2を搬出するスタッカークレーン4(自動倉庫1の号機)を引き当てる。すると、通路の番号により段ボール2が混じることなく、スタッカークレーン4によって、この通路の単位の総数量が1個の段ボール2と先行する通路の単位の最後の段ボール2を同時に搬出することができ、作業効率を改善することができる。
また上記実施の形態では、各自動倉庫1には、1台のスタッカークレーン4を配置しているが、各自動倉庫1に複数、たとえば2台のスタッカークレーン4を配置するようにしてもよい。このとき、図8(b)に示すように全ての自動倉庫1に保管されている段ボール2の在庫データを形成する際、商品別に、かつ管理期限が古い順に保管されている自動倉庫1の号機番号を並べるとともに、所属する2台のスタッカークレーン4の番号としてA号機,B号機を記し、たとえば3号機のとき、番号3−A,3−Bを記載した在庫データを形成する。そして、各店舗の通路の(注文)1個の段ボール毎への在庫データの引当てを行うとき、自動倉庫1の号機とともにスタッカークレーン4のA号機またはB号機を指定する。
このように、スタッカークレーン4の台数を増すことにより、分岐搬送経路18の数が多いとき、グループ毎に同時に駆動するスタッカークレーン4の台数を増すことができ、作業効率を改善することができる。また各スタッカークレーン4用として、入庫コンベヤ10と出庫コンベヤ11を1台ずつ備えているが、これら入庫コンベヤ10と出庫コンベヤ11をそれぞれ2台以上設けるようにしてもよく、さらに上下に配置した一対の入庫コンベヤ10と出庫コンベヤ11に、2台のスタッカークレーン4から段ボール2の搬入出を行うようにしてもよい。
また上記実施の形態では、自動倉庫1のコントローラ6において、各物品保管部5に保管された段ボール2の在庫情報の管理を行っているが、仕分け制御コントローラ45において各自動倉庫1の在庫情報の管理を行ってもよい。
また本実施の形態では、仕分け先の単位を、店舗の通路としているが、店舗の区画や棚などとすることもできる。
また本実施の形態では、保留部の保留コンベヤ21を、アキュムレーションコンベヤにより構成しているが、アキュムレーションコンベヤに限ることはなく、終端(移動装置23への段ボールの搬出端)に、段ボール2の移動を阻止するストッパを備えたコンベヤにより形成してもよい。段ボール2を保留するとき、ストッパを上げて段ボール2が搬出されることを阻止し、スライダ22へ搬出するとき、ストッパを下げて段ボール2の搬出を可能とする。
また本実施の形態では、図11に示すように、「同一」の管理期限の段ボール2をテーブルで管理しているが、管理期限が近い期日の段ボール2を1つのテーブルで管理するようにしてもよい。このとき、「略同一」の管理期限の段ボール2が各自動倉庫1に分散して保管されるように入庫管理データが形成される。
また本実施の形態では、物品を段ボール2としているが、コンテナやバケットやケースなどであってもよい。
また本実施の形態では、物品の搬送手段としてカート37を使用しているが、カート37に限ることはなく、かご車やパレットなどを使用することも可能である。
本発明の実施の形態における仕分け設備の配置構成図である。 同仕分け設備で発行されるラベルの説明図である。 同仕分け設備の警告灯と満量警報灯の斜視図である。 同仕分け設備の表示器の正面図である。 同仕分け設備の操作パネルの正面図である。 同仕分け設備のカートの側面図である。 同仕分け設備の制御構成図である。 同仕分け設備の出荷予定データ、在庫データの説明図である。 同仕分け設備の仕分け制御コントローラにおける引当てデータの形成手順を示すフローチャート、および引当てデータの説明図である。 同仕分け設備の各分岐搬送経路毎に割り当てられた店舗の通路、および各自動倉庫に割り当てられた店舗の通路の説明図である。 同仕分け設備の仕分け制御コントローラにおける入庫データ形成の説明図である。
符号の説明
1 自動倉庫
2 段ボール
3 保管棚
4 スタッカークレーン
5 物品保管部
6 自動倉庫のコントローラ
10 入庫コンベヤ
11 出庫コンベヤ
12,16A,20,25 バーコードリーダ
13 ラベル
14 ラベルプリンタ
15 分岐装置
16 入庫搬送コンベヤ
17 主搬送コンベヤ
18 分岐搬送経路
19 分岐装置
21 保留コンベヤ
22 スライダ
26 合流装置
27 表示器
28 操作パネル
37 カート
39 合流装置コントローラ
40 分岐装置コントローラ
41 分岐コントローラ
42 シュート管理コントローラ
45 仕分け制御コントローラ
δ 物品積込部

Claims (8)

  1. 複数の仕分け先から送られてきた、各仕分け先の単位毎の物品の要求情報に応じて、前記各仕分け先および各仕分け先の単位毎に前記物品を仕分ける仕分け設備であって、
    前記物品を保管するとともに、これら保管している物品の在庫情報を管理する複数の物品保管手段と、
    前記物品保管手段に保管されている物品を搬出する複数の物品搬出手段と、
    前記複数の物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品を搬送し、これら物品を複数の分岐搬送経路へ分岐させて仕分ける仕分け手段
    を備え、
    前記各仕分け先をそれぞれ前記分岐搬送経路に引き当て、各分岐搬送経路毎に、前記要求情報を前記仕分け先および仕分け先の単位の順に整列させ、
    各分岐搬送経路の整列させた仕分け先の単位の要求情報の1個の物品に、分岐搬送経路の順に巡って、前記物品保管手段の物品の在庫情報を引き当て、
    各分岐搬送経路において、異なる仕分け先の単位の物品が混じることがないように、前記引き当てられた物品保管手段の物品の在庫情報を群とし、
    前記群毎に、引き当てられた在庫情報に基づいて物品の搬出情報を前記物品搬出手段へ出力し、前記物品搬出手段より搬出された物品を各分岐搬送経路へ仕分ける情報を出力する制御手段
    を備えること
    を特徴とする仕分け設備。
  2. 前記制御手段は、
    前記各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、
    同一の物品搬出手段が連続して駆動されることがないように、前記物品保管手段の在庫情報の引き当ての入れ替えを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  3. 前記物品保管手段は、前記物品の期限情報を前記在庫情報の一部として管理し、
    前記制御手段は、各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、前記在庫情報の期限情報の古いものから優先的に引き当てること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分け設備。
  4. 前記各物品保管手段へ略同一期限の物品の保管を行うとき、前記略同一期限の物品を前記各物品保管手段に分散して保管すること
    を特徴とする請求項3に記載の仕分け設備。
  5. 前記各分岐搬送経路にそれぞれ、分岐された物品を前記仕分け先の単位毎に一時保留する保留部を設け、
    先行して仕分けられた仕分け先の単位の物品が、分岐搬送経路の下流部から取り出されると、前記保留部に保留された物品が分岐搬送経路の下流部へ搬送されること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の仕分け設備。
  6. 前記物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品に、前記制御手段より出力された各分岐搬送経路へ仕分ける情報を表示する表示手段を取付ける取付け手段を設け、
    前記仕分け手段は、前記物品に取付けられた表示手段の分岐搬送経路を確認することにより、前記物品を各分岐搬送経路に分岐すること
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の仕分け設備。
  7. 前記各分岐搬送経路にそれぞれ、各分岐搬送経路より取り出した物品を前記仕分け先の単位毎に積込み可能とした物品積込部が、複数段備えられた台車を配置すること
    を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の仕分け設備。
  8. 前記物品搬出手段が複数の物品を同時に搬出する機能を有しているとき、
    前記仕分け先の単位の物品総数量が1個であると、この1個の物品の搬出に、この仕分け先の単位に引き当てられている分岐搬送経路において、先行する仕分け先の単位の最後の物品に引き当てた物品搬出手段を引き当て、
    この物品搬出手段によって、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個の物品と先行する仕分け先の単位の最後の物品を同時に搬出可能としたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の仕分け設備。
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