JP4046038B2 - 仕分け設備 - Google Patents
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Description
前記物品を保管するとともに、これら保管している物品の在庫情報を管理する複数の物品保管手段と、前記物品保管手段に保管されている物品を搬出する複数の物品搬出手段と、前記複数の物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品を搬送し、これら物品を複数の分岐搬送経路へ分岐させて仕分ける仕分け手段とを備え、
前記各仕分け先をそれぞれ前記分岐搬送経路に引き当て、各分岐搬送経路毎に、前記要求情報を前記仕分け先および仕分け先の単位の順に整列させ、各分岐搬送経路の整列させた仕分け先の単位の要求情報の1個の物品に、分岐搬送経路の順に巡って、前記物品保管手段の物品の在庫情報を引き当て、各分岐搬送経路において、異なる仕分け先の単位の物品が混じることがないように、前記引き当てられた物品保管手段の物品の在庫情報を群とし、前記群毎に、引き当てられた在庫情報に基づいて物品の搬出情報を前記物品搬出手段へ出力し、前記物品搬出手段より搬出された物品を各分岐搬送経路へ仕分ける情報を出力する制御手段を備えることを特徴とするものである。
また請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明であって、前記各物品保管手段へ略同一期限の物品の保管を行うとき、前記略同一期限の物品を前記各物品保管手段に分散して保管することを特徴とするものである。
また請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明であって、前記物品搬出手段が複数の物品を同時に搬出する機能を有しているとき、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個であると、この1個の物品の搬出に、この仕分け先の単位に引き当てられている分岐搬送経路において、先行する仕分け先の単位の最後の物品に引き当てた物品搬出手段を引き当て、この物品搬出手段によって、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個の物品と先行する仕分け先の単位の最後の物品を同時に搬出可能としたことを特徴とするものである。
図1は本発明の実施の形態における仕分け設備の構成を示す配置図である。
[自動倉庫のコントローラ]
各自動倉庫1のコントローラ6に、各自動倉庫1のスタッカークレーン4と入庫コンベヤ10と出庫コンベヤ11が接続されている。以下、各自動倉庫1のコントローラ6の動作を説明する。
各自動倉庫1のコントローラ6は、後述する仕分け制御コントローラ45より、「段ボール2の商品名と、段ボール2を分岐させて仕分ける分岐搬送経路18のナンバー(シュートナンバー)と、注文した店舗名と、店舗に割り当てられた固有の店舗番号(コード)と、店舗の通路のナンバー」からなる出庫データを入力すると、この出庫データの商品名の段ボール2を保管している物品保管部5を、管理している在庫情報により求め、スタッカークレーン4へ、求めた物品保管部5を指定した出庫指令を出力して、スタッカークレーン4により指定した物品保管部5より段ボール2を取り出させて搬送させ、出庫コンベヤ11の上流(保管棚3側)の指定位置へ卸させる。続いてコントローラ6は、出庫コンベヤ11を駆動して段ボール2を下流(合流装置26側)に搬送させ、この出庫コンベヤ11を駆動するタイミングで、タイミング信号を後述する合流装置コントローラ39へ出力し、また出庫した段ボール2の商品名と自動倉庫1の号機ナンバーからなる出庫済みデータを仕分け制御コントローラ45へ出力する。
各自動倉庫1のコントローラ6は、後述する分岐装置コントローラ40より段ボール2のバーコード読取りデータ(商品名に相当する)と管理期限の情報からなる入庫データを入力すると、入庫コンベヤ10を駆動して分岐装置15から入庫された段ボール2を上流側へ搬送し、また空きの物品保管部5を求め、スタッカークレーン4に対して、求めた空きの物品保管部5を指定した出庫指令を出力して、スタッカークレーン4によって入庫された段ボール2を指定した物品保管部5に保管させる。
[分岐装置15のコントローラ]
また分岐装置15用のコントローラ40が設けられ、この分岐装置コントローラ40に、分岐装置15と、バーコードリーダ16Aが接続されている。
[合流装置26のコントローラ]
また合流装置26用のコントローラ39が設けられ、この合流装置コントローラ39に、合流装置26が接続されている。
[分岐装置19のコントローラ]
また分岐装置19用に分岐コントローラ41が設けられ、この分岐コントローラ41に、分岐装置19と、バーコードリーダ20と、各分岐搬送経路18毎の満量検知器24および満量警報灯(黄)31が接続されている。この分岐コントローラ41は、バーコードリーダ20より、搬送されている段ボール2に貼付けられた前記ラベル13のバーコードのデータを入力すると、このバーコードデータの分岐搬送経路18のナンバーに基づいて分岐装置19を駆動して段ボール2を分岐する。また分岐する分岐搬送経路18の満量検知器24が動作していると、この分岐搬送経路18への分岐を中止するとともに満量警報灯(黄)31を点灯する。このとき、段ボール2は主搬送コンベヤ17により周回される。
[シュート管理コントローラ]
また各分岐搬送経路18毎にシュート管理コントローラ42が設けられ、各コントローラ42に、分岐搬送経路18の保留コンベヤ21および移動装置23と、バーコードリーダ25と、表示器27と、操作パネル28のランプ付き積出し完了釦33、強制完了釦34、および停止消灯釦35と、ブザー付き警告灯30とが接続されている。
まず第1の機能として、後述する仕分け制御コントローラ45より入力される「店舗の通路毎の段ボール2の注文数量」からなる仕分けデータにより予め店舗の通路毎の段ボール2の注文数量を記憶し、最初は保留コンベヤ21および移動装置23を連続駆動し、最初の段ボール2のラベル13のバーコードがバーコードリーダ25により読取られると、このバーコードの店舗番号と、店舗の通路の番号と、この店舗の通路の番号から求められる段ボール2の注文数量から1つカウントダウンした数量、すなわち残数を表示器27へ表示させる。
[仕分け制御コントローラ]
上記10基の自動倉庫1のコントローラ6と、バーコードリーダ12と、ラベルプリンタ14と、合流装置コントローラ39と、分岐装置コントローラ40と、分岐装置19の分岐コントローラ41と、3基の分岐搬送経路18のシュート管理コントローラ42は、仕分け制御コントローラ(制御手段の一例)45に接続されている。
以下、この仕分け制御コントローラ45の動作を説明する。
自動倉庫1へ同一管理期限の段ボール2の保管を行うとき、同一管理期限の段ボール2を各自動倉庫1に分散して保管するように入庫管理データを形成する。すなわち、図11に示すように、商品(段ボール)のコード別に、複数(図では5つ)のテーブルを形成し、各テーブル毎に、同一管理期限の段ボール2を入庫する自動倉庫1の号機を順に引き当てるように、引き当てが済むと次の号機の番号をテーブルに記憶している。また新しい管理期限の段ボール2を入庫するときには、最も古い管理期限のテーブルを消去して新しい管理期限のテーブルに更新し、1号機から順に引き当て、引き当てが済むと次の号機の番号をテーブルに記憶している。たとえば図11において、入庫前のテーブルにおいて、管理期限2002/4/4の段ボール2を追加して入庫するときは、2号機から引き当て、2号機を引き当てると、次号機を3号機と記憶する。また全く新しい管理期限2002/6/6の段ボール2を入庫するときは、入庫後のテーブルに示すように、最も古い管理期限2002/1/1のテーブルのデータを消去して、新しい管理期限2002/6/6のテーブルを形成し、1号機を引き当てると、次号機を2号機と記憶する。
実際に仕分けを開始する前に、各自動倉庫1のコントローラ6において管理されている在庫情報を呼び出し、図8(b)に示すように、段ボール2の商品別に、かつ管理期限が古い順に保管されている自動倉庫(RM)1の号機番号を並べて、全ての自動倉庫1に保管されている段ボール2の在庫データを形成する。図8(b)では、4つの商品「あ」,「い」,「う」,「え」について、在庫データが形成されている。図8(b)から判るように、上記各自動倉庫1の保管棚3への段ボール2の入庫の管理により、管理期限が同一の商品は、各自動倉庫1の号機に分散して保管されている。
上記出荷予定データの各店舗にそれぞれ各分岐搬送経路18を引き当て、続いて各分岐搬送経路18毎に、店舗の通路の順に注文を整列する。図8(c)では、店舗Aにシュート(1)、店舗Bにシュート(2)、店舗Cにシュート(3)が割り当てられ、シュート(1)に、店舗の通路(A−1),(A−2),(A−3),(A−4)別の注文(商品名と数量)が整列され、シュート(2)に店舗の通路(B−1),(B−2),(B−3),(B−4),(B−5),(B−6)別の注文(商品名と数量)が整列され、シュート(3)に、店舗の通路(C−1),(C−2),(C−3),(C−4),(C−5),(C−6)別の注文(商品名と数量)が整列されている。
図9(a)に、この在庫データの引当の手順を示す。
ステップ−1
各分岐搬送経路18の整列させた通路の注文の1個の段ボール2に、分岐搬送経路18の順にサイクリックに(巡って)、上記形成した段ボール2の在庫データを管理期限の古いものから優先的に引き当てる。
次に、同一のスタッカークレーン4が連続して駆動されることがないように、在庫データの引き当ての入れ替えを行う。
次に、各分岐搬送経路18において、異なる店舗の通路毎の段ボール2が混じることがないように、引き当てられた自動倉庫1の号機の在庫データでグループ(群)を形成する。
上記のように、各店舗の通路の注文された段ボール2の1個毎に、在庫データが引き当てられ引当データが形成されると、仕分け制御コントローラ45は、実際の仕分けをグループ毎に実行する。
[作用]
上記構成による作用を説明する。
グループ毎に主搬送コンベヤ17へ投入された段ボール2は主搬送コンベヤ17により搬送され、バーコードリーダ20によりラベル13に印刷されたバーコードが読取られ、このバーコードより分岐するシュートナンバーが求められ、分岐コントローラ41はこのシュートナンバーの分岐搬送経路18が満量ではないことを満量検知器24が動作していないことで確認して段ボール2を分岐搬送経路18へ分岐させて仕分ける。満量のとき、段ボール2を周回させ、満量警報灯31を点灯させる。
以上のように本実施の形態によれば、グループ毎に、段ボール2が各自動倉庫1の保管棚3からスタッカークレーン4により搬出され、搬出された各段ボール2は搬送され、分岐装置19により各分岐搬送経路18へ通路の単位毎に仕分けられることにより、通路の単位の段ボール2は、他の通路の段ボール2と混じることがなく、各分岐搬送経路18へ仕分けられ、よって分岐搬送経路18の下流部から段ボール2をカート37に移載するとき、作業者が通路の単位毎に段ボール2を仕分ける2次仕分けを不要とすることができ、作業効率を改善することができ、また従来のような2次仕分けによる作業者の積み間違いを防止できる。また各分岐搬送経路18にカート37を通路の単位毎に並べておく必要がなくなり、分岐搬送経路18毎に広いスペースを設ける必要をなくすことができ、省スペース化を図ることができる。また通路の単位毎に分岐搬送経路18を設ける必要がなく、分岐搬送経路18の数を減少させることができ、よって省スペース化を図ることができる。
また本実施の形態では、保留部の保留コンベヤ21を、アキュムレーションコンベヤにより構成しているが、アキュムレーションコンベヤに限ることはなく、終端(移動装置23への段ボールの搬出端)に、段ボール2の移動を阻止するストッパを備えたコンベヤにより形成してもよい。段ボール2を保留するとき、ストッパを上げて段ボール2が搬出されることを阻止し、スライダ22へ搬出するとき、ストッパを下げて段ボール2の搬出を可能とする。
また本実施の形態では、物品の搬送手段としてカート37を使用しているが、カート37に限ることはなく、かご車やパレットなどを使用することも可能である。
2 段ボール
3 保管棚
4 スタッカークレーン
5 物品保管部
6 自動倉庫のコントローラ
10 入庫コンベヤ
11 出庫コンベヤ
12,16A,20,25 バーコードリーダ
13 ラベル
14 ラベルプリンタ
15 分岐装置
16 入庫搬送コンベヤ
17 主搬送コンベヤ
18 分岐搬送経路
19 分岐装置
21 保留コンベヤ
22 スライダ
26 合流装置
27 表示器
28 操作パネル
37 カート
39 合流装置コントローラ
40 分岐装置コントローラ
41 分岐コントローラ
42 シュート管理コントローラ
45 仕分け制御コントローラ
δ 物品積込部
Claims (8)
- 複数の仕分け先から送られてきた、各仕分け先の単位毎の物品の要求情報に応じて、前記各仕分け先および各仕分け先の単位毎に前記物品を仕分ける仕分け設備であって、
前記物品を保管するとともに、これら保管している物品の在庫情報を管理する複数の物品保管手段と、
前記物品保管手段に保管されている物品を搬出する複数の物品搬出手段と、
前記複数の物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品を搬送し、これら物品を複数の分岐搬送経路へ分岐させて仕分ける仕分け手段
を備え、
前記各仕分け先をそれぞれ前記分岐搬送経路に引き当て、各分岐搬送経路毎に、前記要求情報を前記仕分け先および仕分け先の単位の順に整列させ、
各分岐搬送経路の整列させた仕分け先の単位の要求情報の1個の物品に、分岐搬送経路の順に巡って、前記物品保管手段の物品の在庫情報を引き当て、
各分岐搬送経路において、異なる仕分け先の単位の物品が混じることがないように、前記引き当てられた物品保管手段の物品の在庫情報を群とし、
前記群毎に、引き当てられた在庫情報に基づいて物品の搬出情報を前記物品搬出手段へ出力し、前記物品搬出手段より搬出された物品を各分岐搬送経路へ仕分ける情報を出力する制御手段
を備えること
を特徴とする仕分け設備。 - 前記制御手段は、
前記各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、
同一の物品搬出手段が連続して駆動されることがないように、前記物品保管手段の在庫情報の引き当ての入れ替えを行うこと
を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。 - 前記物品保管手段は、前記物品の期限情報を前記在庫情報の一部として管理し、
前記制御手段は、各分岐搬送経路の前記整列させた仕分け先の単位の1個の物品に、前記物品保管手段の在庫情報を引き当てるとき、前記在庫情報の期限情報の古いものから優先的に引き当てること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分け設備。 - 前記各物品保管手段へ略同一期限の物品の保管を行うとき、前記略同一期限の物品を前記各物品保管手段に分散して保管すること
を特徴とする請求項3に記載の仕分け設備。 - 前記各分岐搬送経路にそれぞれ、分岐された物品を前記仕分け先の単位毎に一時保留する保留部を設け、
先行して仕分けられた仕分け先の単位の物品が、分岐搬送経路の下流部から取り出されると、前記保留部に保留された物品が分岐搬送経路の下流部へ搬送されること
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の仕分け設備。 - 前記物品搬出手段からそれぞれ搬出された物品に、前記制御手段より出力された各分岐搬送経路へ仕分ける情報を表示する表示手段を取付ける取付け手段を設け、
前記仕分け手段は、前記物品に取付けられた表示手段の分岐搬送経路を確認することにより、前記物品を各分岐搬送経路に分岐すること
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の仕分け設備。 - 前記各分岐搬送経路にそれぞれ、各分岐搬送経路より取り出した物品を前記仕分け先の単位毎に積込み可能とした物品積込部が、複数段備えられた台車を配置すること
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の仕分け設備。 - 前記物品搬出手段が複数の物品を同時に搬出する機能を有しているとき、
前記仕分け先の単位の物品総数量が1個であると、この1個の物品の搬出に、この仕分け先の単位に引き当てられている分岐搬送経路において、先行する仕分け先の単位の最後の物品に引き当てた物品搬出手段を引き当て、
この物品搬出手段によって、前記仕分け先の単位の物品総数量が1個の物品と先行する仕分け先の単位の最後の物品を同時に搬出可能としたこと
を特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の仕分け設備。
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