JP4040362B2 - 球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、真球状でかつ単分散な粒度分布を有するポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法に係わり、さらに詳しくは、平均粒子径が大きく粒度分布がシャープで粒径が揃った真球状のポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法に関する。また、理論樹脂濃度が高い状態でも、粒度分布がシャープで粒径の揃った真球状のポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、球状ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子を得る方法としては、次のような方法が知られている。
【0003】
特開昭63−77940号公報には、メチルトリアルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物、あるいはメチルトリアルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物と有機溶剤との混合液を上層にし、アンモニアおよび/またはアミンと有機溶剤との混合液を下層にして、それらの界面でメチルトリアルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物を加水分解・重縮合させて、平均粒子径の±30%の範囲と粒径の揃った球状ポリメチルシルセスキオキサン微粒子を得る方法が開示されている。
【0004】
この方法で得られるポリメチルシルセスキオキサン微粒子は、粒子の形状が真球状で、疎水性が高く、凝集性が小さく、比重が小さいという特徴を有しているので、そのような特性を生かして、塗料、プラスチック、ゴム、化粧品、紙などへの滑り性付与、分散性向上、光拡散機能付加を目的とした改質用添加剤として用いられている。
【0005】
しかしながら、このような球状ポリメチルシルセスキオキサン微粒子の製造方法は、メチルトリアルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物を加水分解・重縮合する反応界面の維持が繁雑であり、時間と装置容積に対する生産効率が低いという問題があった。
【0006】
特願平8−203484号には、オルガノトリアルコキシシランを加水分解して得られるオルガノシラントリオールおよび/またはその部分縮合物の水/アルコール溶液に、アルカリ性水溶液を添加し、混合後静置することにより球状ポリメチルシルセスキオキサン微粒子を製造する方法が提案されている。この製造方法によれば、加水分解・重縮合する反応界面の維持を必要としないため、均一な反応状態によって加水分解・重縮合反応を行うことができ、時間と装置容積に対する生産効率か大幅に改善される。
【0007】
しかしながら、この方法では、平均粒径と粒度分布の精密な制御が難しいという問題があった。
【0008】
この問題を解決するため、本発明者らは、メチルトリアルコキシシランを加水分解して得られるメチルシラントリオールおよび/またはその部分縮合物の水/アルコール溶液を得る工程において、加水分解に用いる水の電導度および酸触媒の電導度を調整することにより反応を制御し、平均粒径が1〜10μmの範囲でしかも粒径の標準偏差のばらつきが小さい微粒子、好ましくは標準偏差が平均粒径の10%以下に制御された球状ポリメチルシルセスキオキサン微粒子を製造する方法を提案した(特開平10−45914号公報参照)。
【0009】
この方法で得られる球状ポリメチルシルセスキオキサン微粒子は,それ以前に提案された製造方法により得られる粒子に比較して、平均粒子径が制御されているので、プラスチックに配合して液晶表示装置の光拡散板を製造するための光拡散材料や、高画質用ビデオテープの走行安定性を高めるための滑り性付与剤として用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、理論樹脂濃度が7.5%以下であることを必要とするため、生産性の向上が難しく、また平均粒径が10μm以上の粒子を得ることができなかった。
【0011】
最近、球状ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子を配合した応用製品の増加に伴い、性能のさらなる向上やコストダウンが望まれている。そのため、球状ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の平均粒径や粒度分布が極めて重要であり、粒子径の制御やばらつきの減少である単分散化がよりいっそう望まれている。また、高機能化・高付加価値化も望まれており、さらにコストダウンの観点から、より高濃度での製造が要求されている。
【0012】
因みに、特開2002−47348公報には、平均粒子径が3〜30μmの球状ポリオルガノシルセスキオキサン粒子を再現性良く製造する方法として、金属イオンを共存させたアルカリ水溶液中に、メチルトリアルコキシシラン、フェニルトリアルコキシシランのようなオルガノトリアルコキシシランまたはその加水分解物等を滴下し、加水分解・縮合反応を行わせる方法が開示されている。
【0013】
しかしながら、この方法においては、粒度分布が十分に狭いものが得られないばかりでなく、加水分解・縮合反応工程で金属イオンが存在しているため、生成物である球状シリコーン微粒子に金属イオンが残留し、電気特性の低下や機械的特性の劣化を引き起こすおそれがあった。
【0014】
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、理論樹脂濃度7.5%以上でも1〜30μmの平均粒子径を有し、粒度分布がシャープで粒径が揃った真球状のポリオルガノシルセスキオキサン微粒子を効率よく製造する方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法は、(A)(b)一般式:C 6 H 5 Si(OR 2 ) 3 ………( II )(式中、R 2 は置換または非置換のアルキル基を表す。)で表されるフェニルトリアルコキシシランを酸性水中で加水分解した後、その中に(a)一般式:CH 3 Si(OR 1 ) 3 ………(I)(式中、R 1 は置換または非置換のアルキル基を表す。)で表されるメチルトリアルコキシシランを添加して加水分解を行い、メチルシラントリオールおよび/またはその部分縮合物とフェニルシラントリオールおよび/またはその部分縮合物の溶液を得る工程と、(B)前記メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物の溶液に、アルカリ性水溶液を添加、混合し、この混合溶液を静置状態において、前記メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物を重縮合反応させ、球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子を形成する工程を有することを特徴とする。
【0017】
本発明においては、(A)の加水分解工程で出発物質として、(a)メチルトリアルコキシシランと(b)フェニルトリアルコキシシランとを併用することにより、平均粒子径が大きくかつ高濃度でも粒度分布が狭い真球状のポリオルガノシルセスキオキサン微粒子を得ることができる。
【0018】
また、重縮合反応の結果、フェニル基を含有するポリメチルフェニルシルセスキオキサンが生成されるので、耐熱性に優れた球状シリコーン微粒子が得られる。また、(a)メチルトリアルコキシシランと(b)フェニルトリアルコキシシランとの配合比を変えることで、微粒子の屈折率を1.43〜1.57の範囲で変えることもできる。
【0019】
さらに本発明では、(B)の重縮合反応工程で金属イオンが使用されていないので、生成物に金属イオンが残留することがなく、電気特性の低下や機械的特性の劣化が生じない。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
本発明の製造方法の第1の工程である(A)工程は、(a)前記した一般式(I)で表されるメチルトリアルコキシシランと、(b)前記一般式(II)で表されるフェニルトリアルコキシシランとの混合物を、酸性条件下で加水分解して、メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物の溶液を得る工程である。
【0022】
本発明に用いられるメチルトリアルコキシシランとしては、公知の方法でメチルトリクロロシランを適当なアルコールでアルコキシ化したものを使用することができる。
【0023】
すなわち、一般式(I)におけるR1が、メチル基、エチル基、ブチル基のようなアルキル基;および2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポキシエチル基、2−ブトキシエチル基のようなアルコキシ置換炭化水素基であるものが例示される。加水分解速度が大きいことから、メチル基、エチル基、および2−メトキシエチル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。このような好ましいメチルトリアルコキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリ−n−プロポキシシラン、メチルトリイソプロポキシシランおよびメチルトリス(2−メトキシエトキシ)シランが例示され、1種または2種以上を混合したものが用いられる。
【0024】
本発明に用いられるフェニルトリアルコキシシランとしては、公知の方法によりフェニルトリクロロシランを適当なアルコールでアルコキシ化したものを使用し得る。すなわち、一般式(II)におけるR2が、メチル基、エチル基、ブチル基のようなアルキル基;および2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポキシエチル基、2−ブトキシエチル基のようなアルコキシ置換炭化水素基であるものが例示される。加水分解速度が大きいことから、メチル基、エチル基、および2−メトキシエチル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。このような好ましいフェニルトリアルコキシシランとしては、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリ−n−プロポキシシラン、フェニルトリイソプロポキシシランおよびフェニルトリス(2−メトキシエトキシ)シランが例示され、1種または2種以上混合したものが用いられる。
【0025】
メチルトリアルコキシシランおよびフェニルトリアルコキシシランの加水分解は、水に酸性触媒を加えた酸性水中で行われる。アルコキシシラン中に微量に含まれる酸を、触媒として利用してもよい。しかし、多量の酸は粒度分布に影響を与えるため、その使用量は、2〜600μS/cmの範囲内に抑える必要がある。なお、本発明において、酸やアルカリの濃度単位に電気伝導度を用いたのは、酸やアルカリの使用量が非常に小さく、重量単位では誤差が大きくなるためである。
【0026】
酸性触媒に用いられる酸としては、有機酸、無機酸のいずれも使用可能である。有機酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、クエン酸などを例示することができる。電気伝導度の制御が容易で、かつ生成したメチルシラントリオールおよびフェニルシラントリオールの部分縮合反応の制御が容易であることから、酢酸が特に好ましい。
【0027】
無機酸としては、最終的に得られるポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の用途を制限するようなイオン性物質などの不純物を残さないものであれば、どのような無機酸でも使用可能である。入手が容易であることから、塩酸が特に好ましい。
【0028】
加水分解に使用する水としては、電気伝導度が2μS/cm以下のイオン交換水が適している。酸の使用量は、使用する水の量により異なるため、酸を水に溶かした酸水溶液の電気伝導度により管理することが望ましい。
【0029】
本発明における加水分解に用いる酸水溶液の電気伝導度は、2〜600μS/cmとすることが望ましい。電気伝導度が2μS/cm未満の場合には、加水分解反応の十分な進行が得られず、粒度分布の広い、つまり粒子径のばらつきの大きいポリオルガノシルセスキオキサン微粒子が生成しやすい。
【0030】
また、電気伝導度が600μS/cmを超える場合には、加水分解反応が制御しにくく、最終的に得られるポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の粒度分布の制御ができなくなる。
【0031】
加水分解反応に用いる水の量は、メチルトリアルコキシシランおよびフェニルトリアルコキシシランの合計1モルに対して、1〜50モルの範囲にあることが好ましい。水の量が1モル未満の場合には加水分解が十分に進行せず、50モルを超える場合には、最終的に得られるポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の収量が低下して、生産効率が低下する。
【0032】
また、本発明においては、(b)フェニルトリアルコキシシランと(a)メチルトリアルコキシシランとの混合モル比(フェニル/メチル)を、0.01〜13の範囲に調整することが望ましい。さらに、理論樹脂濃度を25重量%以下(シランの総仕込み割合が35重量%以下)とすることが望ましい。なお、理論樹脂濃度は、出発物質であるシラン量から理論的に算出される樹脂量換算濃度である。
【0033】
前記したフェニル/メチルのモル比が前記範囲を外れた場合(0.01未満あるいは13を超えた場合)には、高濃度においてシャープな粒度分布を有する微粒子が得られない。また、理論樹脂濃度が25重量%よりも高い状態では、粒子生成途中で粒子間の凝集が著しくなりゲル化が生じるため、好ましくない。
【0034】
(A)工程の加水分解反応の条件は特に制限されないが、メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物を収率良く生成し、なおかつ平均粒子径およびその標準偏差を精度良く制御するには、10〜60℃の温度を1〜6時間保持した状態で反応を行うことが好ましい。
【0035】
このようにして、メチルトリアルコキシシランおよびフェニルトリアルコキシシランの加水分解によって、メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物が、加水分解に消費された以外の過剰の水と反応によって生成したアルコールまたは置換アルコールとの混合液に溶解した溶液の形で得られる。
【0036】
最終的に得られる微粒子の平均粒子径をより大きくするには、フェニルトリアルコキシシランを先に加水分解することが好ましい。
【0037】
本発明の製造方法の第2の工程である(B)工程は、(A)工程で得られた、またはさらに水で希釈して得られたメチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物の水/アルコール溶液(以下、シラノール溶液という)から、重縮合反応により、球状ポリオルガノシルセスキオキサン(ポリメチルフェニルシルセスキオキサン)微粒子を得る工程である。
【0038】
(B)工程の反応は、(A)で得られたシラノール溶液にアルカリ性水溶液を速やかに添加、混合し、均一に混合された反応系を、さらに速やかに静置状態に置くことによって行われる。
【0039】
(B)工程で用いられるアルカリ性水溶液は、塩基性を示す水溶液であり、(A)工程で用いられた酸の中和剤として作用するとともに、さらに(B)工程における重縮合反応の触媒としても作用する。
【0040】
このようなアルカリ性水溶液に用いるアルカリ性物質としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;アンモニア;およびモノメチルアミン、ジメチルアミンのような有機アミン類を例示することができる。得られる球状ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の用途を制限するような微量の不純物を残さないことから、これらの中でもアンモニアおよび有機アミン類の使用が好ましく、除去が容易なことから特にアンモニアの使用が好ましい。
【0041】
アルカリ性水溶液の使用量は、酸を中和するとともに重縮合反応の触媒として有効に作用する量であり、また均一に混合された反応系を、ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の生成・析出の前に、速やかに静置状態に置くことが可能な量である。
【0042】
すなわち、中和に必要な量を超えることを前提として、例えば、濃度0.1〜0.5重量%のアンモニア水溶液を、(A)工程で得られた、あるいはさらに水で希釈して得られたシラノール溶液100重量部に対して、0.5〜10重量部を使用することが好ましい。
【0043】
(B)工程においては、シラノール溶液を反応容器に仕込み、該シラノール溶液中に、上記のアルカリ性溶液を添加して、撹拌などの任意の手段により速やかに均一に混合する。添加方法は、最小限の混合時間内に有効に添加できる方法であれば特に限定されず、シラノール溶液の上から添加しても、ノズルなどを介してシラノール溶液中に送入してもよい。混合時間は、アルカリ触媒を反応系に溶解させるのに必要な適切には最小限の時間であり、例えば5〜30℃、好ましくは10〜20℃の温度において、添加時間を含めて0.5〜30分、好ましくは0.5〜10分かけて混合を行う。
【0044】
均一に混合した後、系を静置して重縮合を完結させる。静置は、好ましい平均粒子径およびシャープな粒度分布を可能にし、時間と装置容積に対する効率も良好であることから、例えば上記の混合温度のまま2〜24時間、好ましくは2〜10時間行う。
【0045】
生成するポリオルガノシルセスキオキサン微粒子の平均粒子径は、フェニル/メチルのモル比、シランの仕込み組成(理論樹脂濃度)、アルカリ触媒の添加量、アルカリ触媒添加時の温度などにより制御することができる。さらに粒径を大きくする効果を得るためには、フェニルアルコキシシランの加水分解を先に行うことが好ましい。そして、フェニル基の導入により、より耐熱性に優れた球状シリコーン微粒子を得ることができる。
【0046】
(B)工程で重縮合反応を行うことにより、球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子を、水/アルコール混合液中にディスバージョンまたはゾルとして得ることができる。
【0047】
本発明によって得られる球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子は、ディスパージョンまたはゾルの形のまま用いることができ、また必要に応じて、さらにろ過、乾燥、解砕などの適当な処理を施し、微粉体として回収することもできる。
【0048】
本発明の製造方法によれば、球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の平均粒子径の制御と同時に、標準偏差をも平均粒子径の10%以下に制御することができる。そして、例えば平均粒子径が1〜30μmと大きく、粒子径の変動係数が10%以下、あるいは25%粒径と75%粒径との比が0.9以上と、シャープな粒度分布を有する真球状のポリオルガノシルセスキオキサン微粒子を得ることができる。
【0049】
なお、平均粒子径に対する標準偏差の割合(標準偏差÷平均粒子径×100)を、変動係数とする。また、粒径の小さい順に並べて、全体の25%番目および75%番目に相当する粒子の粒径を、それぞれ25%粒径および75%粒径という。粒子径のばらつきの程度を表わす指標として、前記した変動係数および25%粒径と75%粒径との比の値を用いることができる。
【0050】
本発明の実施形態により得られた球状ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子は、有機溶媒に不溶で、非溶融性であり、その表面は撥水性および潤滑性に優れ、無機系粉末より比重が小さいうえに、有機系粉末や従来のポリメチルシルセスキオキサン微粒子に比べて耐熱性に優れ、しかも凝集性が少なく、分散性に優れるという特徴を有している。さらに最大の特徴として、粒子径が大きくかつ均一化され、粒度分布が狭く制御されることにより、これまでにない滑り性およびころがり性付与にすぐれ、なおかつ均一な光反射あるいは光拡散作用を有する。
【0051】
したがって、このような特徴を生かして、塗料、プラスチック、ゴム、紙、化粧品などに対する充填剤や滑り性向上剤として、あるいは光学液晶表示装置への光拡散機能付加を目的としたプラスチック改質用添加剤として有用である。
【0052】
以下、実施例および比較例によって、本発明をさらに詳しく説明する。これらの例において、部は重量部を表す。本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
【0053】
実施例1
(A)工程
温度計、還流器および撹拌器を備えた反応容器に、電気伝導度計(東亜電波工業(株)製CM−14P)を用いて測定した電気伝導度が1.02μS/cmの水3000部を仕込み、塩酸を添加して混合溶液の電気伝導度を30.4μS/cmとした。この溶液を25℃で撹拌しながら、その中にフェニルトリメトキシシシラン200部を添加したところ、加水分解が進行し、均一な反応溶液が得られた。次いで、その中にメチルトリメトキシシラン800部を添加したところ、加水分解が進行し、約15分で温度が35℃まで上昇し、均一な反応溶液となった。さらに撹拌を2時間継続した後、20℃まで冷却してシラノール溶液を得た。このシラノール溶液の電気伝導度は、12.76μS/cmであった。
【0054】
(B)工程
(A)工程で得られたシラノール溶液を20℃で撹拌しながら、0.5%のアンモニア水溶液を15部添加し、3分間撹拌したのち、撹拌を停止して12時間静置した。この工程において、アンモニア水溶液を添加して約16分後に粒子が析出し、反応容器全体が白濁した。なお、この実施例における理論樹脂濃度は13.1%、シラン総仕込み割合は25%である。
【0055】
次いで、反応溶液を200メッシュの金網を通過させてから吸引ろ過を行い、湿ケーキを得た。これを200℃で12時間乾燥し、白色粉末を得た。
【0056】
この粉末を電子顕微鏡で観察したところ、粒子形状は真球状であった。また、得られた粒子の平均粒子径(ベックマン・コールター(株)社製、粒度分布測定装置マルチサイザーIIによる測定)は19.5μmであった。また、粒子径の変動係数は9.0%、25%粒径と75%粒径との比(D25/D75)は0.94であり、極めてシャープな粒度分布を有していた。
【0057】
実施例2〜4
(A)工程におけるメチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシシランの仕込み比(モル比)を表1に示すように変える以外は、実施例1と同様にして、それぞれ白色粉末を得た。また、比較例1として、(A)工程でメチルトリメトキシシランのみを表1に示す組成で配合し、実施例1と同様にして、白色粉末を得た。さらに、比較例2として、(A)工程でメチルトリメトキシシランのみを表1に示す組成で加水分解し、アンモニアを添加したところ、反応溶液全体がゲル化した。
【0058】
参考例1
(A)工程において、表1に示す組成で各成分を配合し、メチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシシランの添加、加水分解を同時に行った以外は、実施例1と同様にして、白色粉末を得た。
【0059】
実施例6
(A)工程におけるメチルトリメトキシシランとフェニルトリメトキシシシランの仕込み比(モル比)を、表1に示すように変える以外は、実施例1と同様にして、白色粉末を得た。
【0060】
参考例2
(A)工程において、表1に示す組成で各成分を配合し、メチルトリメトキシシランの加水分解を行った後、フェニルトリメトキシシシランの添加、加水分解を行った。それ以外は実施例1と同様にして、白色粉末を得た。
【0061】
次に、実施例2〜4、実施例6、参考例1,2および比較例1で得られた粉末を、電子顕微鏡で観察したところ、いずれも粒子形状は真球状であった。また、これらの粒子の平均粒子径と粒子径の変動係数、および25%粒径と75%粒径との比(D25/D75)を、実施例1と同様にしてそれぞれ測定した。測定結果を、表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
表から明らかなように、実施例2〜4および6で得られた粒子は、実施例1で得られた粒子と同様に、8〜20μmと極めて大きな平均粒子径を有し、しかも粒子径の変動係数が10%以下で25%粒径と75%粒径との比(D25/D75)が0.9以上であり、極めてシャープな粒度分布を有していた。
【0064】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明によれば、平均粒子径が大きくかつ粒度分布が狭い真球状のポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子を得ることができる。また、高理論樹脂濃度においても粒度分布が狭い真球状のポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子を得ることができる。
【0065】
本発明により得られる球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子は、有機溶媒に不溶で非溶融性であり、その表面は撥水性および潤滑性に優れ、無機系粉末より比重が小さいうえに、有機系粉末や従来のポリメチルシルセスキオキサン微粒子に比べて耐熱性に優れ、そのうえ凝集性が少なく、分散性に優れるという特徴を有している。さらに、粒度分布の単分散化すなわち粒子径の均一化が優れているので、滑り性およびころがり性付与に優れ、かつ均一な光反射作用あるいは光拡散作用を有する。
【0066】
したがって、塗料、プラスチック、ゴム、紙、化粧品などに対する充填剤や滑り性向上剤として、あるいは光学液晶表示装置への光拡散機能付加を目的としたプラスチック改質用添加剤として有用である。
Claims (5)
- (A)(b)一般式:C 6 H 5 Si(OR 2 ) 3 ………( II )
(式中、R 2 は置換または非置換のアルキル基を表す。)で表されるフェニルトリアルコキシシランを酸性水中で加水分解した後、その中に(a)一般式:CH 3 Si(OR 1 ) 3 ………(I)
(式中、R 1 は置換または非置換のアルキル基を表す。)で表されるメチルトリアルコキシシランを添加して加水分解を行い、メチルシラントリオールおよび/またはその部分縮合物とフェニルシラントリオールおよび/またはその部分縮合物の溶液を得る工程と、
(B)前記メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物の溶液に、アルカリ性水溶液を添加、混合し、この混合溶液を静置状態において、前記メチルシラントリオールとフェニルシラントリオールおよび/またはそれらの部分縮合物を重縮合反応させ、球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子を形成する工程
を有することを特徴とする球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法。 - 前記球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子が、フェニルトリシロキシ単位およびメチルトリシロキシ単位から成り、前記フェニルトリシロキシ単位と前記メチルトリシロキシ単位とのモル比が0.01〜13であり、かつ平均粒子径が1〜30μmで、粒子径の変動係数が10%以下であるか、25%粒径と75%粒径との比が0.9以上であることの少なくとも一方を満足させることを特徴とする請求項1記載の球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法。
- 前記(A)工程において、前記(b)フェニルトリアルコキシシランと前記(a)メチルトリアルコキシシランとの混合比が、モル比で0.01〜13であることを特徴とする請求項1または2記載の球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法。
- 前記(A)工程において、(a)メチルトリアルコキシシランおよび(b)フェニルトリアルコキシシランの加水分解に使用する水の量が、(a)メチルトリアルコキシシランと(b)フェニルトリアルコキシシランの合計1モルに対して1〜50モルの範囲であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法。
- 前記(B)工程において、理論樹脂濃度が25重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法。
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