JPH0450112A - シリカオルガノゾルおよびその製造方法 - Google Patents

シリカオルガノゾルおよびその製造方法

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JPH0450112A
JPH0450112A JP2159187A JP15918790A JPH0450112A JP H0450112 A JPH0450112 A JP H0450112A JP 2159187 A JP2159187 A JP 2159187A JP 15918790 A JP15918790 A JP 15918790A JP H0450112 A JPH0450112 A JP H0450112A
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昭 中島
Michio Komatsu
通郎 小松
Hirokazu Tanaka
博和 田中
Yoshitsune Tanaka
喜凡 田中
Hiroyasu Nishida
広泰 西田
Toshiharu Hirai
俊晴 平井
Kenji Kitazaki
北崎 賢次
Naoyuki Enomoto
直幸 榎本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、シリカオルガノゾルおよびその製造方法に関
し、さらに詳しくは低屈折率の透明保護膜などを製造す
るために好適に使用することができるシリカオルガノゾ
ルおよびその製造方法に関する。
発明の技術的背景 シリカオルガノゾルは、ガラス等の基体表面に形成され
る透明保護膜、あるいはプラスチック成形品などの配合
剤として使用されている。
従来、このようなシリカオルガノゾルは、種々の方法で
製造されており、例えばアルコキシシランを水とアルコ
ールなどの有機溶媒との混合溶媒中で加水分解・重縮合
させてシリカ粒子を生成させ、次いでこのシリカ粒子が
分散しているシリカ粒子分散液中の混合溶媒をグリコー
ルなどの有機溶媒で置換することにより製造されてきた
ところで、特開昭63−185439号公報には、加水
分解可能な有機金属酸化物をアルコールと水との混合溶
媒中で加水分解して水和物微粒子の分散液を調製し、次
いで該分散液の水を含むアルコールをグリコール溶媒に
置換した後、加熱処理することを特徴とする無機酸化物
微粒子のゲルコール単分散液の製造方法が開示されてい
る。
しかしながら、このような方法で製造したシリカ粒子の
グリコール単分散液では、液中に含まれているシリカ粒
子の屈折率が高く、このため、このようなシリカ粒子を
透明保護膜、プラスチック配合剤などに使用すると、必
ずしも低屈折率のものが得られないという問題点があっ
た。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、屈折率の低い透明保護膜、プ
ラスチック成形品などを製造することができるシリカオ
ルガノゾルおよびその製造方法を提供することを目的と
している。
発明の概要 本発明に係るシリカオルガノゾルは、屈折率が1.45
0以下であるシリカ粒子が有機分散媒中に分散されてな
ることを特徴としている。
このようなシリカオルガノゾルは、 一般式RnSi(OR’)    (式中、R,R’n
        4−n は、同じであっても異なっていてもよく、炭素数1〜8
のアルキル基、アリール基またはビニル基を表わし、n
は0〜3の整数である)で示されるアルコキシシランを
、水と有機溶媒との混合溶媒中で加水分解、重縮合して
シリカ粒子を生成させ、得られたシリカ粒子が分散して
いるシリカ粒子分散液を加熱処理し、 次いで、前記シリカ粒子分散液中の少なくとも水の一部
を有機溶媒で置換することによって製造することができ
る。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係るシリカオルガノゾルおよびその製造
方法について具体的に説明する。
本発明に係るシリカオルガノゾルは、屈折率が1.45
0以下、好ましくは1.300〜1.450、さらに好
ましくは1.350〜1.430であるシリカ粒子が有
機分散媒中に分散されている。
本発明に係るシリカオルガノゾル中のシリカ粒子の屈折
率(n+(25℃))は、下記式[I]によって算出さ
れる値で定義される。
但し、 n2 :有 機 分 散 媒の屈折率(25℃)、3 
    水    の屈折率(25℃)、n4 ニジリ
カオルガノゾルの屈折率(25℃)、C1ニジリカ粒子
の重量分率、 C2:有機分散媒の重量分率、 C:   水  の重量分率。
このような屈折率n1は、具体的には下記のようにして
計算することができる。
(イ)屈折計を用いて、シリカオルガノゾルの屈折率n
4を測定するとともに、有機分散媒の屈折率n2および
水の屈折率n4を測定する。
(ロ)シリカオルガノゾル中のシリカ粒子の濃度、およ
び水の濃度を測定し、シリカ粒子の重量分率C1有機分
散媒の重量分率C2および水の重量分率C3を算出する
ハ)上記のようにして計算された屈折率n2n および
n 1並びに重量分率CSCおよ3   4     
    j  2びC3を上記式[I]に代入して計算
する。
本発明に係るシリカオルガノゾル中に含まれるシリカ粒
子は、その平均粒径が約0.01μm程度の小粒径であ
る場合もあり、また10μm以上の大粒径である場合も
ある。このようなシリカ粒子は、有機分散媒中に単分散
しており、粒度分布もシャープであり、下記式[11]
によって定義されるCV値は0.2以下であることが好
ましい。
CV=  (D2−Dl )/  (2D、)  ・・
・ [■コ式中、 D2 :重量累計84%の時の粒径、 Dl :重量累計16%の時の粒径、 D、:平均粒径。
また、本発明に係るシリカオルガノゾルでは、シリカ粒
子は、S + 02換算で50重量%程度の高濃度で存
在しても、シリカオルガノゾル中に安定した分散状態で
存在することができる。
本発明に係るシリカオルガノゾルの有機分散媒としては
、通常、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタ
ノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ヘキシレンゲルコール、グリセリンなどの1価または多
価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエー
テル類が用いられる。また、シリカオルガノゾルの用途
などに応じて上記以外の有機溶媒を用いることもできる
次に、本発明に係るシリカオルガノゾルの製造方法を詳
述する。
第1工程 本発明に係るシリカオルガノゾルの製造方法では、まず
、一般式RnSi(OR’)    (式中、n   
     4−n R,R’  は、同じであっても異なっていてもよく、
炭素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基
を表わし、nは0〜3の整数である)で示されるアルコ
キシシランを、水と有機溶媒との混合溶媒中で加水分解
・重縮合してシリカ粒子を生成させる。
このようなアルコキシシランとしては、具体的には、テ
トラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライ
ソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラオ
クチルシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、メチルト
リイソプロポキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
メチルトリブトキシシラン、オクチルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシ
シランなどが用いられる。
本発明では、これらのアルコキシシランを単独で用いて
もよく、2種以上組合わせて用いてもよい。
水と混合される有機溶媒としては、アルコール類が好ま
しく用いられ、特に好ましくは、メタノール、エタノー
ル、n−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノ
ール、イソブタノールなどの低級アルコールが用いられ
る。また、これらの低級アルコールの混合溶媒も好まし
く用いることができる。
また本発明では、水とアルコールとの混合溶媒に、アル
コール以外の有機溶媒を混合して用いることもできる。
このような場合には、水およびアルコールと相溶性がよ
<、シかも上記アルコキシシランと相溶性がよい有機溶
媒が使用される。
このような有機溶媒として、エチレングリコールなどの
グリコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル
などのエーテル類、酢酸エチルなどのエステル類、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類などが用いられる。
また、アルコキシシランを水と有機溶媒との混合溶媒中
で加水分解、重縮合するに際して、アルカリ触媒を反応
系に共存させることにより、上記アルコキシシランの加
水分解反応および重縮合反応を促進することができる。
このようなアルカリ触媒としては、アンモニア、アミン
、アルカリ金属水酸化物、第4級アンモニウム化合物、
アミン系カップリング剤など、水溶液中でアルカリ性を
示す化合物が用いられ、反応混合物のpHが8〜13と
なるような量で用いられる。
アルコキシシランを水と有機溶媒との混合溶媒中で加水
分解、重縮合してシリカ粒子を生成させるには、具体的
には、例えば水−アルコール混合溶媒を攪拌しながら、
この混合溶媒にアルコキシシランを添加し、例えばアン
モニア水のようなアルカリ触媒の存在下または不存在下
で反応させればよい。
この際、水は、アルコキシシランを構成する5i−OR
基1モル当り2〜50モル、好ましくは5〜25モルと
なるような量で用いられる。
アルコキシシランの加水分解・重縮合反応は、用いられ
る溶媒の沸点以下の温度で、好ましくは沸点より5〜1
0℃程度低い温度で行なわれるが、オートクレーブ等の
耐熱耐圧容器を用いる場合には、この温度よりもさらに
高い温度で行なうこともできる。
上記のような条件でアルコキシシランを加水分解すると
、アルコキシシランの重縮合が三次元的に進行し、シリ
カ粒子が生成し、成長する。
さらにシリカなどの金属酸化物をシード粒子として、こ
のシード粒子をあらかじめ水と有機溶媒との混合溶媒中
に分散させ、この分散液中でアルコキシシランの加水分
解・重縮合反応を行なわせるとシード粒子を核としてシ
リカが成長し、比較的大きな粒径を有するシリカ粒子を
製造することができる。また、このようなシリカ粒子の
製造方法は、例えば、本出願人が本発明よりも先に出願
した特開昭62−275005号および特願平1−31
N23号などに記載されている。
以上のようにすることにより、通常、シリカ粒子の濃度
がS iO2換算で2〜20重量%であるシリカ粒子の
分散液が得られる。
第2工程 次いで、このようにして得られたシリカ粒子が分散して
いるシリカ粒子分散液を加熱処理することにより、分散
液中のシリカ粒子を熟成する。この熟成操作によりシリ
カ粒子を核としてシリカ粒子分散液中に残存するアルコ
キシシランの加水分解、重縮合反応を進行させ、同時に
シリカ粒子中に残存するアルコキシド残基を加水分解、
重縮合して、はとんどアルコキシド残基が残存していな
いほぼ一定の大きさの球状シリカ粒子に成長させる。
この熟成は、通常、50〜200℃で行なわれ、分散液
に含まれている低沸点溶媒の沸点±10℃の温度で行な
うことが好ましい。
この工程は、減圧から加圧の任意の圧力下で行なうこと
ができる。
また、シリカ粒子分散液の適当な加熱保持時間は、加熱
温度によって大きく変化するが、通常、0.5〜2時間
、好ましくは1〜10時間である。
−船釣に加熱温度が高い程、加熱保持時間を短くできる
上記のようなシリカ粒子の熟成工程を、エチレングリコ
ール、プロピレングリコールなどの多価アルコール類の
共存下で行なうことにより、より一層シリカ゛粒子の熟
成が促進される。このため、有機溶媒として多価アルコ
ール類を用いていない場合には、多価アルコール類をシ
リカ粒子の熟成工程前にアルコキシシランおよび水と有
機溶媒との混合溶媒からなる反応系に添加することが好
ましい。
このような多価アルコール類は、前記アルコキシシラン
1モルに対して10モル以下の量で、特に1.0〜10
モルの量で前記反応系に存在していることが好ましい。
第3工程 このようにして水と有機溶媒との混合溶媒中でシリカ粒
子を熟成した後、シリカ粒子分散液中のすくなくとも水
の一部を有機溶媒で置換することにより、本発明に係る
シリカオルガノゾルが得られる。
置換される有機溶媒としては、シリカオルガノゾルの用
途によって上述したような有機溶媒が使用される。
例えば、水−エタノールを分散媒とするシリカ粒子分散
液からエタノールを分散媒とするシリカオルガノゾルを
得る場合は、該分散液にエタノールを加えたのちに加熱
し、水を留去する。また、この分散液をエチレングリコ
ールと置換する場合は、エチレングリコールを加えて加
熱し、水とエタノールを留去する。
また、限外濾過法による置換も採用できる。
このようにして製造されたシリカオルガノゾル中に残留
する溶媒置換前の水を含む分散媒の濃度は、前記溶媒置
換の方法、およびシリカオルガノゾルの用途に応じて種
々の値をとり得るが、約1重量%以下とすることも可能
である。
発明の効果 本発明に係るシリカオルガノゾルの製造方法によれば、
従来のシリカオルガノゾルに比較して低屈折率のシリカ
粒子が分散されたシリカオルガノゾルが製造される。
そしてこのような製造方法などにより得られる本発明に
係るシリカオルガノゾルは、有機分散媒中に分散されて
いるシリカ粒子の屈折率が1.450以下と低いので、
このシリカオルガノゾルを使用して製造した透明保護膜
、プラスチック材料成形品などは従来に比べて低屈折率
である。
このように本発明によれば、低屈折率のシリカ粒子が分
散されたシリカオルガノゾルが製造できるが、この理由
は、以下のように推定される。
すなわち、本発明によれば、水と有機溶媒との混合溶媒
中にシリカ粒子が分散しているシリカ粒子分散液を加熱
処理しているので、シリカ粒子中に残存するアルコキシ
ド残基が水により加水分解、重縮合され、このため低屈
折率のシリカ粒子が分散されたシリカオルガノゾルが得
られると考えられる。
次に実施例を挙げて、本発明につき、さらに具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの
実施例に何ら制限されるものではない。
[実施例] 実施例1 エタノール3930g、28%アンモニア水710gお
よび純水5190gの混合溶液を35℃に保持し、この
混合溶液を攪拌しながら、この混合溶液中にテトラエト
キシシラン180gを加えた。添加終了後、さらに2時
間攪拌を続け、次いでこの混合溶液中に500gの28
%アンモニア水を加えてpHを12.5に調整すること
により、水−エタノール混合溶液中にシリカ粒子が分散
した状態のシリカ粒子分散液を得た。
次いで、得られたシリカ粒子分散液を還流器付ガラス製
容器に入れ、所定温度に設定した後、その温度で分散媒
が沸騰する圧力になるまで減圧し、表1に示す条件で加
熱保持してシリカ粒子を熟成した。
しかる後、このようにしてシリカ粒子を熟成したシリカ
粒子分散液を、表1に示す有機溶媒と温度条件で、ロー
タリーエバポレーターを用いて溶媒置換し、実施例1の
シリカオルガノゾルを得た。
溶媒置換後のシリカオルガノゾル中に残存する水を含む
混合溶媒の量は1重量%以下であった。
実施例2 テトラエトキシシラン180gの代りにメチルトリエト
キシシラン74gとテトラエトキシシラン90gを用い
た他は実施例1と同様にしてシリカ粒子分散液を得た。
次いで、得られたシリカ粒子分散液をオートクレーブに
入れて表1に示す温度に設定した後、この温度における
溶媒の蒸気圧をそのまま保持し、表1に示す条件で加熱
保持した。
しかる後、表1に示す有機溶媒と温度以外は実施例1と
同様にしてシリカ粒子分散液中の水とエタノールとを溶
媒置換し、実施例2のシリカオルガノゾルを得た。溶媒
置換後のシリカオルガノゾル中に残存する水を含む混合
溶媒の量は1重量%以下であった。
実施例3 エタノール100g分をエチレングリコールに代えた他
は実施例1と同様にしてシリカ粒子分散液を得た。
次いで、得られたシリカ粒子分散液をオートクレーブに
入れて表1に示す温度に設定した後、この温度における
溶媒の蒸気圧をそのまま保持し、表1に示す条件で加熱
保持した。
しかる後、表1に示す有機溶媒と温度以外は実施例1と
同様にしてシリカ粒子分散液中の水とエタノールとを溶
媒置換し、実施例3のシリカオルガノゾルを得た。溶媒
置換後のシリカオルガノゾル中に残存する水を含む混合
溶媒の量は1重量%以下であった。
実施例4 エタノール1500g分を分子量3000のポリプロピ
レングリコールに代えた他は実施例1と同様にしてシリ
カ粒子分散液を得た。
次いで、得られたシリカ粒子分散液を還流器付ガラス製
容器に入れ、所定温度に設定した後、その温度で分散媒
が沸騰する圧力になるまで減圧し、表1に示す条件で加
熱保持した。
しかる後、表1に示す有機溶媒と温度以外は実施例1と
同様にしてシリカ粒子分散液中の水と工タノールとを溶
媒置換し、実施例4のシリカオルガノゾルを得た。溶媒
置換後のシリカオルガノゾル中に残存する水を含む混合
溶媒の量は1重量%以下であった。
実施例5 エタノール100g分をメチルセルソルブに代えた他は
実施例1と同様にしてシリカ粒子分散液を得た。
次いで、得られたシリカ粒子分散液をオートクレーブに
入れて表1に示す温度に設定した後、この温度における
溶媒の蒸気圧をそのまま保持し、表1に示す条件で加熱
保持した。
しかる後、表1に示す有機溶媒と温度以外は実施例1と
同様にしてシリカ粒子分散液中の水とエタノールとを溶
媒置換し、実施例5のシリカオルガノゾルを得た。溶媒
置換後のシリカオルガノゾル中に残存する水を含む混合
溶媒の量は1重量%以下であった。
比較例1.2 シリカ粒子の熟成を行なわなかった以外はそれぞれ実施
例1.2と同様にして比較例1.2のシリカオルガノゾ
ルを製造した。
以上のようにして得られた実施例1〜5および比較例1
.2のシリカオルガノゾルのそれぞれの屈折率、平均粒
径、CV値および表面積を測定した。
それぞれの物性値の測定法は以下の通りである。
A、屈折率 アツベ屈折計でそれぞれのシリカオルガノゾルの25℃
における屈折率を測定し、上記[I]式(5頁参照)に
従ってシ・リカ粒子の屈折率を算出した。
B、平均粒径 光透過式粒度測定装置(堀場製作所製CAPA−700
)によりそれぞれのシリカオルガノゾル中のシリカ粒子
の平均粒径を測定した。
C,CV値 同上の測定装置によって重量累計84%の時の粒径D 
1および重量累計16%の時の粒径D1を求め、上記平
均粒径D とから、上記[II]式(7頁参照)に従っ
てシリカ粒子のCV値を算出した。
D1表面積 それぞれのシリカオルガノゾルを乾燥することによりシ
リカオルガノゾル中の有機溶媒を除去し、次いで400
℃で2時間焼成することにより得られたシリカ粒子をB
ET法によりその表面積を求めた。
以上の測定結果を表1に示す。
(以下、余白) 表1の結果から、実施例1.2のシリカオルガノゾルと
シリカ粒子の熟成を行なゎながった比較例1.2のシリ
カオルガノゾルとを比較すると、それぞれに含まれるシ
リカ粒子の平均粒径、cV値および表面積に差はないも
のの、比較例1.2のシリカオルガノゾルに含まれるシ
リカ粒子の屈折率はいずれも1.450を越えており、
これに対し、実施例1.2のシリカオルガノゾルに含ま
れるシリカ粒子の屈折率はいずれも1.450未満であ
ることが分かる。
特許出願人 触媒化成工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)屈折率が1.450以下であるシリカ粒子が有機
    分散媒中に分散されてなることを特徴とするシリカオル
    ガノゾル。
  2. (2)一般式R_nSi(OR’)_4_−_n(式中
    、R、R’は、同じであっても異なっていてもよく、炭
    素数1〜8のアルキル基、アリール基またはビニル基を
    表わし、nは0〜3の整数である)で示されるアルコキ
    シシランを、水と有機溶媒との混合溶媒中で加水分解、
    重縮合してシリカ粒子を生成させ、 得られたシリカ粒子が分散しているシリカ粒子分散液を
    加熱処理し、 次いで、前記シリカ粒子分散液中の少なくとも水の一部
    を有機溶媒で置換することを特徴とする屈折率が1.4
    50以下であるシリカ粒子が有機分散媒中に分散されて
    なるシリカオルガノゾルの製造方法。
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