JPH11228699A - オルガノポリシロキサン微粒子、その製造方法および液晶表示装置 - Google Patents
オルガノポリシロキサン微粒子、その製造方法および液晶表示装置Info
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- JPH11228699A JPH11228699A JP2756998A JP2756998A JPH11228699A JP H11228699 A JPH11228699 A JP H11228699A JP 2756998 A JP2756998 A JP 2756998A JP 2756998 A JP2756998 A JP 2756998A JP H11228699 A JPH11228699 A JP H11228699A
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Abstract
れた弾性特性を有し、かつ、粒径の揃ったスペーサー用
微粒子を提供する。 【解決手段】粒子内に、珪素原子に直接結合した炭化水
素基(a)と、珪素原子に直接結合したOH基(b)を有する
ポリシロキサンを主成分とするオルガノポリシロキサン
微粒子であって、(i) 珪素原子に直接結合した炭化水素
基(a)中に含まれる炭素の量が、微粒子重量に対して5
〜35重量%であり、(ii)珪素原子に直接結合したOH
基(b)の量が、微粒子に対して1〜8meq/gであり、 (ii
i)10%圧縮弾性率が150〜900Kg/mm2、(iv)10
%圧縮弾性率のバラツキが、10%圧縮弾性率の平均値
に対し±20%の範囲にあり、(v) 平均圧縮変形率(C
r)m が20〜60%、(vi)平均弾性復元率(Rr)m が6
0〜90%、 (vii)平均粒子径が0.5〜50μmある
ことを特徴とするオルガノポリシロキサン微粒子。
Description
微粒子、その製造方法および該オルガノポリシロキサン
微粒子を液晶セルの電極間にスペーサーとして介在させ
た液晶表示装置に関する。さらに詳しくは、弾性特性に
優れ、特に弾性率のバラツキの少ないオルガノポリシロ
キサン微粒子とその製造方法、および該オルガノポリシ
ロキサン微粒子を液晶セルの電極間にスペーサーとして
介在させた液晶表示装置に関する。
れた一対の電極間にはスペーサーが介設され、かつ液晶
物質が封入されて液晶層を形成しているが、この液晶層
の厚さが均一でないと、液晶セルに表示された画像に色
むらや点灯時のコントラストの低下を引き起こすことが
ある。また、高速で表示画像を切り替える場合、あるい
は視野角の広い画像を表示する場合にも、液晶セル内部
の液晶層の厚さが均一であることが要求されている。
の大画面液晶表示装置で色むらのない大画面を表示する
ためには、より一層液晶セル内部の液晶層の厚さを均一
にすることが要求されている。
するため、従来より、粒径の揃った球状粒子を液晶セル
の電極間に散在して介在させること、すなわち液晶セル
の電極間スペーサーとして用いることが行われ、このよ
うな粒子としてポリスチレンなどのような有機樹脂粒
子、シリカ微粒子などが用いられている。
有機樹脂粒子を液晶セルの電極間スペーサーとして用い
た場合、これらの有機樹脂粒子は、柔らかすぎて液晶セ
ル内部の液晶層の厚さを均一に保持することが困難であ
るという問題点があった。たとえば、液晶セル内部の液
晶層に不均一な圧力が負荷されると、この圧力のばらつ
きに応じてスペーサーが変形し、液晶セル内部の液晶層
の厚さを均一に維持することはできない。
ペーサーとして用いた場合、シリカ微粒子の粒度分布が
シャープでないと、シリカ微粒子の圧縮変形が小さいこ
とに起因して、液晶セル内部の液晶層の厚さが不均一と
なるという問題点があった。さらに、液晶表示装置を低
温に曝した場合、液晶セル内部で液晶層の熱膨張係数と
スペーサーの熱膨張係数とが異なるため、液晶セルの電
極と液晶層との間に空隙が生じて、所謂、低温気泡が発
生するという問題もあった。
平6−250193号公報では、加水分解可能なシリコ
ン化合物、例えばテトラエトキシシランなどを加水分解
してシリカ微粒子を調製し、このシリカ微粒子表面のシ
ラノール基を有機化合物でエステル化したシリカ微粒子
を液晶セルの電極間スペーサーとして用いることが提案
されている。
の硬さと機械的復元性とを有しているため、液晶セルの
電極間スペーサーとして好適であるが、機械的復元性の
点で液晶セルの電極間スペーサーとしては不充分であっ
た。
には、R'mSi(OR2)4-m(式中のR'、R2は、それぞ
れ特定の有機基を表し、mは0〜3の整数である。)で
表される有機ケイ素化合物を加水分解、縮重合したの
ち、100〜1000℃の温度で熱処理して、特定の圧
縮弾性率を有する液晶セル用スペーサー粒子が得られる
ことが開示されている。このスペーサー粒子の圧縮弾性
率は、上記熱処理工程で粒子内部に存在する有機基の一
部を熱分解した後の残存有機基量で制御されている。
に残存する有機基量が異なるため、このような残存有機
基量の制御は難しく、このため、粒子の圧縮弾性率を制
御するのも難しいといった問題点があった。また、粒子
の表面と内部とでも、残存有機基量が異なるので、粒子
全体にわたって圧縮弾性率は一様ではなく、さらに上記
熱処理工程で熱分解された粒子内部の有機基部分にボイ
ドが発生することもあり、スペーサー粒子の圧縮弾性率
が低下したり、圧縮強度がばらついたりするといった問
題点があった。
物を用いて特定の方法でオルガノポリシロキサン微粒子
を製造したところ、上記のような熱処理工程を経ること
なく、オルガノポリシロキサン微粒子内部の有機基量の
制御が可能であり、かつ高い弾性復元率を有し、粒径の
揃ったオルガノポリシロキサン微粒子が得られることを
見出し、提案している(特願平7−213800号)。
キサン微粒子は高い弾性復元率を有し、かつ粒子径がそ
ろっているものの、圧縮弾性率にバラツキがあるため、
電極間のギャップを一定に保つことができないことがあ
り、このため、このような微粒子を電極間スペーサーと
して用いた液晶表示装置に画像むらやコントラストの低
下を生じることがあった。
る問題点を解決するものであって、基板に均一に散布す
ることが可能であり、優れた弾性特性を有し、かつ、粒
径の揃ったスペーサー用微粒子を提供することを目的と
するとともに、該スペーサー用微粒子の製造方法、およ
び該スペーサー用微粒子を液晶セルの電極間にスペーサ
ーとして介在させた液晶表示装置を提供することを目的
としている。
粒子は、粒子内に、珪素原子に直接結合した炭化水素基
(a)と、珪素原子に直接結合したOH基(b)を有するポリ
シロキサンを主成分とするオルガノポリシロキサン微粒
子であって、(i) 珪素原子に直接結合した炭化水素基
(a)中に含まれる炭素の量が、微粒子重量に対し5〜3
5重量%の範囲にあり、(ii)珪素原子に直接結合したO
H基(b)の量が微粒子に対して2〜12meq/gであり、(i
ii)10%圧縮弾性率が150〜900Kg/mm2、(iv)1
0%圧縮弾性率のバラツキが、10%圧縮弾性率の平均
値に対し±20%の範囲にあり、(v) 平均圧縮変形率
(Cr)m が20〜60%、(vi)平均弾性復元率(Rr)m
が60〜90%、(vii)平均粒子径が0.5〜50μmで
あることを特徴としている。
子の製造方法は、下記(a)〜(e)の工程からなることを特
徴としている。 (a) 式(1):Si(OR1)4で表される有機ケイ素化合物
と、式(2):R'Si(OR 2)3で表される有機ケイ素化合
物との混合物を、水と有機溶媒との混合溶媒中で加水分
解、縮重合することによりシード粒子の分散液を調製す
る工程、(式中、R1およびR2は、水素原子またはアル
キル基、アルコキシアルキル基およびアシル基から選ば
れる炭素数1〜10の有機基であり、R'は、置換また
は非置換の炭化水素基から選ばれる炭素数1〜10の有
機基である。) (b) 前記シード粒子分散液にアルカリを添加してシード
液を安定化させる工程 、(c) 前記シード粒子分散液に、下記式(3)または(4)で
表される化合物の1種または2種以上、および必要に応
じて(5)で表される化合物を加え、加水分解・縮重合し
てシード粒子を成長させて球状微粒子分散液を調製する
工程、 R'Si(OR2)3 (3) R'R"Si(OR3)2 (4)
り、R"は、置換または非置換の炭化水素基から選ばれ
る炭素数1〜10の有機基であり、R3は、水素原子ま
たはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシル基
から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、R4は、
プロピルまたはブチル基であり、Yは、メチル基、メト
キシ基、エチル基およびエトキシ基から選ばれる有機基
であり、Mは、周期律表第2〜15族から選ばれる元素
であり、mは0〜3の整数であり、nは1〜4の整数で
あり、m+nは2〜4の整数である。) (d) 前記球状微粒子の分散液を加熱して熟成する工程、 (e) 球状微粒子を含窒素系塩基性ガス雰囲気下で、加熱
処理する工程。
オルガノポリシロキサン微粒子を製造することができ
る。本発明に係る液晶表示装置は、一対の電極を備えた
液晶セルを有し、該電極間にスペーサーとして上記本発
明に係るオルガノポリシロキサン微粒子が介在している
ことを特徴としている。
シロキサン微粒子およびその製造方法について説明す
る。
本発明に係るオルガノポリシロキサン微粒子について具
体的に説明する。
子は、粒子内に、珪素原子に直接結合した炭化水素基
(a)とOH基(b)とを有するポリシロキサンを主成分とす
る微粒子である。このようなオルガノポリシロキサン微
粒子中のケイ素含有量は、SiO2換算で、好ましくは5
0〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%であ
ることが望ましい。このような微粒子は、所謂、ラダー
構造を基本とした三次元網目構造を有していると考えら
れる。
しては、炭素原子数1〜10の置換または非置換の炭化
水素基が挙げられる。非置換炭化水素基としては、アル
キル基(鎖状アルキル基または環状アルキル基)、アル
ケニル基、アラルキル基、アリール基などが挙げられ、
置換炭化水素基とは、前記非置換炭化水素基の水素原子
の一部または全部が非炭化水素基または水素以外の元素
で置換された基で、具体的にはCH2Cl基、CH2F
基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシドキシ
プロピル基、アミノプロピル基、3,4-エポキシシクロヘ
キシルエチル基、γ−メルカプトプロピル基、トリフル
オロプロピル基などが挙げられる。このような炭化水素
基(a)は、オルガノポリシロキサン微粒子を製造する際
に原料として用いられるR'Si(OR2)3またはR'R"S
i(OR3)2で表される有機珪素化合物における、珪素原
子と直接結合したR'およびR"に由来する基である。こ
のような有機珪素化合物については後述する。
キサン微粒子中の珪素原子に直接結合した炭化水素基
(a)中の炭素の量が、5〜35重量%であり、好ましく
は10〜30重量%であることが望ましい。
性特性を有する微粒子が得られず、後述する10%圧縮
弾性率が900Kg/mm2を越えて高くなり、かつ平均弾性
復元率が低いオルガノポリシロキサン微粒子となること
がある。また炭素量が35重量%を越えて高い場合は、
10%圧縮弾性率が150Kg/mm2より低くなり、かつ平
均弾性復元率が低いオルガノポリシロキサン微粒子とな
ることがある。
して用いられるR'Si(OR2)3またはR'R"Si(OR3)
2で表される有機珪素化合物に含まれているR'および
R"の量から算出される。
OH基(b)の量は、粒子に対して1〜8meq/g、好ましく
は2〜6meq/gであることが望ましい。OH基(b)の量
が、1meq/g未満の場合は、乾式での散布性が低下し、
8meq/gを越えると、微粒子の弾性特性が不充分になる
ことがある。このようなOH基(b)の定量は、示差熱分
析装置を使用し、前記オルガノポリシロキサン微粒子に
おける100〜350℃の重量減少をOH基の脱離によ
る水の発生と仮定して算出される。
キサン微粒子の10%圧縮弾性率は、150〜900Kg
/mm2、好ましくは200〜700Kg/mm2の範囲にある。
10%圧縮弾性率が150Kg/mm2未満では、粒子が柔ら
かいために、液晶セル内部の液晶層の厚さを均一に保持
できないことがあり、また個々の粒子にかかる圧力を減
少させて粒子の変形を抑制するために散布個数を増加さ
せる必要が生じ、これに伴い品質および経済性が低下す
ることがある。また、900Kg/mm2を超えて高い場合は
前述した低温気泡が発生することがある。
弾性率のバラツキが、平均値の±20%、好ましくは±
10%の範囲にあることが望ましい。バラツキがこの範
囲を越えると、圧力がかかったときの変形具合が粒子毎
に異なり、該粒子を電極間スペーサーとして用いた液晶
表示装置に低温気泡が発生したり、画像ムラ、コントラ
ストの低下などが生じることがある。
キの評価方法は下記の通りである。10%圧縮弾性率
は、測定器として微小圧縮試験機(島津製作所製 MC
TM−200)を用い、試料として粒径がDである1個
の微粒子を用いて、試料に一定の負荷速度で荷重を負荷
し、圧縮変位が粒子径の10%となるまで粒子を変形さ
せ、10%変位時の荷重と圧縮変位(mm)を求め、粒
径および求めた圧縮荷重、圧縮変位を次式に代入して計
算によって求める。
れぞれ、10%圧縮弾性率を測定し、求め、これらの平
均値で粒子の10%圧縮弾性率を評価した。また、バラ
ツキは、この平均値に対する、個々の粒子の10%圧縮
弾性率と平均値の差を百分率で表したものである。
微粒子は、平均弾性復元率(Rr)mが40〜90%であ
り、好ましくは70〜90%の範囲にあることが望まし
い。平均弾性復元率が40%未満の場合は所定の液晶層
を均一な厚さに保持することができず、画像ムラを起こ
すことがある。平均弾性復元率が90%を超えて高い場
合は液晶表示装置が衝撃を受け振動した際などに表示ム
ラを起こしやすいなどの問題がある。
ロキサン微粒子は、平均圧縮変形率(Cr)mが、20〜6
0%、好ましくは25〜50%の範囲にある。平均圧縮
変形率が20%未満の場合は、粒子が硬すぎるために前
述した低温気泡が発生することがある。平均圧縮変形率
が60%を超えて高い場合は、粒子が柔らかいために、
液晶セル内部の液晶層の厚さを均一に保持できないこと
があり、また個々の粒子にかかる圧力を低減して変形を
抑制するために散布個数を増加させる必要が生じ、これ
に伴う品質および経済性が低下することがある。
変形率は、以下のようにして、求められる。前記微小圧
縮試験機(島津製作所製 MCTM−200)を用い、
試料として粒径がDである1個の微粒子を用いて、試料
に一定の負荷速度で所定の荷重値(反転荷重値)まで荷
重を負荷し、粒子を変形させると、図1に示すように荷
重が増加するにつれて曲線Aに従って変位がゼロから増
大する。
定の荷重値(原点用荷重値)まで除荷すると曲線Bに従
って変位は徐々に減少する。負荷時の原点用荷重値の変
位量と反転荷重値の変位量との差をL1とし、負荷時と
除荷時のそれぞれの原点用荷重値の変位量の差をL2と
すると、試料の平均弾性復元率Rr および圧縮変形率C
r は、次式: Rr =〔(L1−L2)/L1〕×100 Cr =(L1/D)×100 で計算される。
点用荷重値を0.1g、反転荷重値を1.0gとしたとき
のそれぞれの粒子の弾性復元率および圧縮変形率を上記
式に従って求め、これらの平均値で粒子の平均弾性復元
率および平均圧縮変形率を評価した。また、上記反転荷
重値を越えて荷重し、粒子が破壊した時の荷重値を圧縮
強度とする。
子の平均粒子径は、0.5〜50μmであり、好ましく
は1〜20μmの範囲にあることが望ましい。このよう
な平均粒子径は液晶表示装置の種類および必要とする液
晶層の厚さ、および弾性特性を考慮して設定される。平
均粒子径は走査型電子顕微鏡写真の観察によって測定さ
れる。
CV値は、5%以下、好ましくは1〜3%の範囲である
ことが望ましい。粒子径の変動係数が5%を超えると、
液晶層の厚さを均一に保持することができないため、画
像ムラなどを起こすことがある。なお、変動係数CV値
は、下記式によって計算される。
(Dn))×100
は、5%以下、好ましくは3%以下であることが望まし
い。このような凝集率は、走査型電子顕微鏡(SEM)
写真の観察により、複数の粒子が凝集した粒子も1個と
して、合計100個の粒子中の凝集粒子の割合で表わさ
れる。凝集率が5%を超えて高い場合は均一に散布する
ことが困難であり、散布効率も低下し、均一なセルギャ
ップのセルが得られないことがある。
法]次に、本発明に係るオルガノポリシロキサン微粒子
の製造方法について説明する。
子は、以下の工程で製造される。(a)シード粒子分散液の調製工程 本発明では、まず、式(1):Si(OR1)4で表される有機
ケイ素化合物(a-1)と、式(2):R'Si(OR2)3で表され
る有機ケイ素化合物(a-2)との混合物を、水と有機溶媒
との混合溶媒中で加水分解、縮重合することによりシー
ド粒子の分散液を調製する。
従来公知の方法が採用できる。上記式中のR1およびR2
は、水素原子またはアルキル基、アルコキシアルキル基
およびアシル基から選ばれる炭素数1〜10の有機基を
表す。有機ケイ素化合物(a-1)と、有機ケイ素化合物(a-
2)とを、水と有機溶媒との混合溶媒中で同時に加水分解
し、これら加水分解物を共縮重合させる点から、互いに
同一の基であることが好ましい。
換の炭化水素基から選ばれる炭素数1〜10の炭化水素
基を表す。このうち、非置換炭化水素基としては、アル
キル基(鎖状アルキル基または環状アルキル基)、アル
ケニル基、アラルキル基、アリール基などが挙げられ、
置換炭化水素基とは、炭化水素の水素原子の一部または
全部が非炭化水素基または水素以外の元素で置換された
基で、具体的にはCH2Cl基、CH2F基、クロロメチ
ル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、アミノプロピル基、3,4-エポキシシクロ
ヘキシルエチル基、γ−メルカプトプロピル基、トリフ
ルオロプロピル基などが挙げられる。
は、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ
トラプロポキシシラン、テトラメチルメトキシシラン、
テトラエチルエトキシシラン、テトラアセトキシシラン
などが挙げられる。
は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリス
(メトキシエトキシ)シラン、エチルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシ
シラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリ
アセトキシシラン、フェニルトリアセトキシシランなど
が挙げられる。
機ケイ素化合物(a-2)との混合比率は、有機ケイ素化合
物(a-1)1モル当り、有機ケイ素化合物(a-2)0.1〜3.
0モルが混合されていることが好ましい。
の混合溶媒が用いられ、有機溶媒100重量部に対し、
水が10〜100重量部の割合で含まれていることが好
ましい。
であれば特に制限されることなく使用することが可能で
あり、例えば、アルコール類、グリコール類、グリコー
ルエーテル類、ケトン類などから選ばれる1種または2
種以上が用いられる。
び(a-2)の加水分解用触媒として溶媒中にアンモニアな
どのアルカリが添加され、これら化合物の加水分解中に
水と有機溶媒との混合溶媒がアルカリ性に保持されてい
ることが好ましい。
と有機溶媒との混合溶媒中で同時に加水分解し、これら
の加水分解物が共重縮合してシード粒子が調製される
が、水と有機溶媒との混合溶媒がアルカリ性に保持され
ていると、これらの反応が促進される。
約10〜20℃であることが好ましい。また、工程(a)で得
られるシード粒子分散液中のシード粒子の濃度は、Si
O2換算で約0.05〜5重量%であることが好ましく、
シード粒子の平均粒径は0.05〜2.0μmであること
が好ましい。
アルカリを添加して、シード粒子を安定化させる(な
お、本明細書では、このようにアルカリを添加して単分
散化されたシード粒子の分散液をヒールゾルと称するこ
とがある)。
化を図ると、シード粒子同士の凝集による沈殿を防止で
きる。なお、シード粒子同士が凝集すると、後工程(c)
で、凝集粒子の接合部分にも有機ケイ素化合物の加水分
解物が付着して、かつ粒子成長が起こるため、均一な粒
子径を有する粒子が得られないことがある。
ルカリとしては、アンモニアガス、アンモニア水、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、第四級アン
モニウム塩、アミン類等が用いられる。これらは、単独
であるいは組み合わせて使用することができる。また、
分散液の安定化を図るため、分散液に超音波を照射して
もよい。さらに、安定化した分散液は陽イオン交換樹脂
にてアルカリの量を低減させてもよく、このときのアル
カリは、最終的に得られる微粒子中のアルカリ濃度が1
00ppm以下、好ましくは50ppm以下、さらに好
ましくは10ppm以下となるように低減することが望
ましい。
リと下記式(3)または(4)で表される有機ケイ素化合物の
1種または2種以上、および必要に応じて下記式(5)で
表されるアセチルアセトナトキレート化合物を加えて加
水分解・縮重合することにより、シード粒子を成長させ
て任意の粒径を有する球状微粒子の分散液を調製する。
で表される有機ケイ素化合物を工程(b)では、有機ケイ
素化合物(b-1)という。) 式(4):R'R"Si(OR3)2 (式(4)中、R'、R"は、互いに同一であっても異なっ
ていてもよく、置換または非置換の炭化水素基から選ば
れる炭素数1〜10の基であり、R3は、前記R1と同様
の基であり、式(4)で表される有機ケイ素化合物を、有
機ケイ素化合物(b-2)という。) 式(5):
基であり、Yは、メチル基、メトキシ基、エチル基およ
びエトキシ基から選ばれる1種の有機基であり、Mは、
周期律表第2〜15族から選ばれる元素であり、また、
mは0〜3の整数であり、nは1〜4の整数であり、m
+nは2〜4の整数である。) この工程(b)で用いられる有機ケイ素化合物(b-1)および
(b-2)中のR'、有機ケイ素化合物(b-2)中のR"は、いず
れも炭素原子数が大きくなると、有機ケイ素化合物(b-
1)および/または(b-2)をシード粒子分散液に添加した
際にシード粒子分散液にゲルが生じ易く、また、シード
粒子の成長が困難になる。
ル基、ビニル基、トリフルオロメチル基、フェニルアミ
ノ基などの炭素原子数の少ない基であることが好まし
い。有機ケイ素化合物(c-1)としては、前記工程(a)で用
いられる有機ケイ素化合物(a-2)を用いることができ
る。
は、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシ
ラン、ジエチルジエトキシシラン、フェニルメチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、ジメチルアセトキシシランなどが挙げられ
る。
トナトキレート化合物の具体例としては、ジブトキシ−
ビスアセチルアセトナトジルコニウム、トリブトキシ−
モノアセチルアセトナトジルコニウム、トリイソプロポ
キシ−モノアセチルアセトナトチタン、ジブトキシ−ビ
スアセチルアセトナトチタン、ビスアセチルアセトナト
鉛、トリスアセチルアセトナト鉄、ジブトキシ−ビスア
セチルアセトハフニウム、トリブトキシ−モノアセチル
アセトナトハフニウムなどが挙げられる。
イ素化合物(c-2)のみを添加してもよいが、少なくとも
約50モル%以上の有機ケイ素化合物(c-1)を添加する
ことが好ましい。
物の他に、前述した式(1):Si(OR 1)4で表される有機
ケイ素化合物を少量添加してもよい。上記工程(c)で、
シード粒子分散液に前記化合物を添加する際、化合物の
添加速度が速すぎると、シード粒子分散液中で粒子同士
が凝集したり、あるいはシード粒子の成長が不均一にな
り、最終的に粒径分布がシャープなオルガノポリシロキ
サン微粒子が得られないことがある。このため、化合物
の添加速度を分散媒に含まれている水1g当り0.00
1〜0.05g/時間とすることが好ましい。
子分散液のpHを6〜13の範囲に維持しながら、前記
化合物を添加してシード粒子を成長させる。分散液のp
Hが6未満、または13を超えて高いと、得られた粒子
の散布性が低下することがある。
ニアなどのアルカリが用いられる。本発明では、特に、
このような成長段階でのpHの変動を、化合物添加初期
のpHに対して、±30%、好ましくは±10%の範囲
にすることが望ましい。このため、シード粒子分散液に
前記化合物を添加する際、アルカリ水溶液を同時に、か
つ連続的に添加することが望ましい。
リと上記式(3)または(4)で表される化合物の1種または
2種以上、および必要に応じて上記式(5)を添加する
と、これらの化合物が加水分解し、次いでこの加水分解
物あるいは加水分解物同士が縮重合したものが、シード
粒子表面に重縮合して積層し、これによりシード粒子が
成長する。
る反応温度よりも低く、好ましくは約−10〜20℃の
範囲にあることが望ましい。(d)熟成工程 次いで、前記工程(c)で得られた微粒子分散液を、工程
(c)の温度と同じ温度、あるいは高温に維持して球状微
粒子を熟成する。この工程によって、得られる微粒子の
粒子径がさらに均一となる。熟成時の温度および時間
は、約20〜90℃、好ましくは50〜80℃の温度で
約0.5〜24時間維持することが好ましい。
子が新たに生成したり、またシリカ成分が充分析出しな
いために溶解して残留するシリカ成分が多くなり、単分
散した粒子が得にくくなることがある。熟成温度が90
℃以上では、粒子同士が凝集したり、さらには溶着した
粒子が生成することがある。
球状微粒子分散液から分離され、必要に応じて乾燥され
る。(e)含窒素系塩基性ガス雰囲気処理工程 分離後、球状微粒子を含窒素系塩基性ガス雰囲気で加熱
処理する。含窒素系塩基性ガスとしては、アンモニア、
各種アンモニウム塩、アジ化水素、ヒドラジン、ヒドロ
キシルアミン、ヒドロキシルアンモニウム塩、ピリジン
などの含窒素炭化水素が挙げられる。
素系塩基性ガスを含む空気および/または不活性ガスな
どが用いられるが、含窒素系塩基性ガス雰囲気中の含窒
素系塩基性ガスの割合は10〜100体積%、好ましく
は50〜100体積%の範囲にあることが望ましい。こ
のように含窒素系塩基性ガス雰囲気で熱処理することに
より、10%圧縮弾性率のバラツキが少ないオルガノポ
リシロキサン微粒子が得られる。
処理することによって、圧縮弾性率のバラツキが低減す
る理由については明らかでないが、加熱時のシラノール
基の脱水反応速度を抑制し、急速な脱水反応が起きない
ために粒子内に歪みが生じたり、ボイドが生成すること
が抑制されるためなどが考えられる。
ましくは150〜500℃の範囲であることが望まし
い。加熱温度が、100℃未満では、微粒子の弾性が低
下することがあり、加熱温度が600℃を越えると、微
粒子の散布性が低下することがある。
気を含んでいてもよく、蒸気を含むガス雰囲気で処理す
ると、散布性に優れた微粒子が得ることができる。この
ような含窒素系塩基性ガス雰囲気中での熱処理に際し
て、球状微粒子中のオルガノポリシロキサンの重縮合を
促進、完了させるため、熟成後の球状微粒子を焼成した
り、あるいは該球状微粒子に紫外線などの電磁波を照射
するなどの処理が行われることがあるが、この処理を含
窒素系塩基性ガスまたは含窒素系塩基性ガスを含むガス
の存在下で行ってもよい。
内に、珪素原子に直接結合した炭化水素基(a)と、珪素
原子に直接結合したOH基(b)とを有するポリシロキサ
ンを主成分とし、前記(i)〜(vii)の特徴を有するオルガ
ノポリシロキサン微粒子を製造することができる。
明する。本発明に係る液晶表示装置は、一対の電極を備
えた液晶セルを有し、前記電極間に前記オルガノポリシ
ロキサン微粒子がスペーサーとして介在していることを
特徴としている。
リシロキサン微粒子が介在し、該微粒子により液晶セル
の電極間距離が一定に保持されていることを除いて、公
知の液晶セルと同様に構成されている。
ポリシロキサン微粒子が、液晶セルの電極間スペーサー
として、電極面全面にわたって介在していてもよいが、
電極間周縁部の接着剤層中に介在していてもよい。
子を液晶セルの電極間スペーサーとして用いると、散布
個数が少なくてすむとともに、液晶セルの電極間距離を
一定に保持でき、電極面あるいは保護膜などの損傷を低
減でき。さらに画像ムラやコントラストの低下を減少で
きる。
サン微粒子が用いると、スペーサー粒子の圧縮変形が小
さいことに起因して発生する液晶セル内部液晶層の厚さ
の不均一化、および液晶セル内部で液晶層の熱膨張係数
とスペーサーの熱膨張係数とが異なるために発生する低
温気泡を低減できる。
子を液晶セルの電極間スペーサーとして用いる場合、必
要とされるセルギャップの大きさ、均一性などに応じて
オルガノポリシロキサン微粒子の粒径およびCV値が選
択される。このように電極間スペーサーとして使用する
場合、特に粒径の均一性が重要で、その指標であるCV
値は、5%以下、特に1〜3%の範囲であることが望ま
しい。
子を液晶セルの電極間スペーサーとして用いる場合、オ
ルガノポリシロキサン微粒子を一方の電極面(電極面上
に保護膜が形成されている場合には保護膜の表面)に湿
式法または乾式法で均一に散布し、次いで一方の電極面
(または保護膜の表面)に散布されたオルガノポリシロ
キサン微粒子上に他方の電極面(または保護膜の表面)
を載置して重ね合わせ、これにより形成されたセルギャ
ップ中に液晶材料を充填し、両電極面の周縁部をシール
用樹脂で貼り合わせ、密閉することによって、本発明に
係る液晶表示装置で用いられる液晶セルが得られる。こ
の場合、シール用樹脂中に本発明に係るオルガノポリシ
ロキサン微粒子が混合されていてもよい。
れる液晶セルは、本発明に係るオルガノポリシロキサン
微粒子が混合されているシール用樹脂を一方の電極面
(または保護膜の表面)の周縁部に液晶材料の注入口を
除いて塗布し、次いで他方の電極面(または保護膜の表
面)を載置して重ね合わせ、液晶材料の注入口から液晶
材料を注入した後、この液晶材料の注入口をシール用樹
脂で密閉する方法でも得ることができる。
が極めてシャープであって、圧縮弾性率、弾性復元率お
よび圧縮変形率が高く、しかも圧縮弾性率のバラツキの
小さいオルガノポリシロキサン微粒子を提供することが
できる。
は、疎水性基と併せて親水性基を有するために、特に水
などを含む溶媒にも均一に分散し、このため散布性に優
れたオルガノポリシロキサン微粒子が提供される。
子を液晶セルの電極間スペーサーとして用いると、該微
粒子の粒度分布がシャープで、かつ圧縮弾性率のバラツ
キが小さいので、液晶セルのセルギャップ、従って液晶
セルの電極間に形成された液晶層の厚さを均一に保持す
ることができる。また、圧縮弾性率が高いので散布個数
が少なくすることができる。さらに、該微粒子の弾性復
元率および圧縮変形率が高いため、液晶セル内部に発生
する低温気泡を防止し、画像ムラなどのない高性能の液
晶表示装置を提供できる。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
シラン8gと、テトラメトキシシラン8gとを、エタノ
ール350gに溶解した溶液(A液)を調製した。他
方、純水6gと、28%アンモニア水78gと、エタノ
ール350gの混合溶液(B液)を調製した。
間攪拌し、アルコキシシランを加水分解・縮重合を行っ
た。さらに、濃度1重量%の水酸化カリウム水溶液3.
3gを添加して、シードの安定化を行った。この時pH
は12であった。このシード粒子分散液中のシード粒子
の平均粒径は、遠心式粒度分布測定装置(堀場製作所
製、CAPA-500)で測定した結果、0.15μmであっ
た。
分散液が160gになるまでシード粒子分散液を加熱濃
縮した後、陽イオン交換樹脂10ccを用いてアルカリお
よびアンモニアの量を低減させた。このシード粒子分散
液に、純水5000gおよびブタノール250gを添加
して、希釈したのち、シード粒子分散液を0℃に冷却
し、この温度を保持しながら、このシード粒子分散液に
メチルトリメトキシシラン500gを0.005g/純
水−g・時間の添加速度で滴下した。この際、メチルト
リメトキシシランとともに、濃度0.028%のアンモ
ニア水溶液を約0.012g/純水-g・時間の添加速度
で添加しながらシード粒子分散液のpHを8.5に維持
して、メチルトリメトキシシランをシード粒子上に加水
分解・縮重合させてシード粒子を成長させた。
に80℃に加温して5時間熟成を行った。熟成後、微粒
子を液から分離し、乾燥した後、アンモニアガスと水蒸
気との混合ガス(アンモニア60体積%、水蒸気40体
積%)を供給しながら、300℃で加熱処理した。
の珪素と直接結合したOH基の量、および炭素の量、平
均粒径、CV値、10%圧縮弾性率、平均弾性復元率
(Rr)mおよび平均圧縮変形率(Cr)mを測定した。
による100〜350℃の温度範囲における重量減少か
ら算出した。その結果、OH基量は、粒子に対して、
4.5重量%(5.0meq/g)であった。また炭素量は、
化学分析などによって、正確に定量できないため、製造
に使用したアルコキシシランの量から、以下のように計
算して算出した。
で、アルコキシシランとしてメチルトリメトキシシラン
8gとテトラメトキシシラン8gを使用し、粒子成長工
程ではメチルトリメトキシシラン500gを使用してい
るので、炭素量は以下のように算出される。
炭化水素基中の炭素量:CH3-Si-(OCH3)38gは、CH3-Si
O3/2に換算すると、3.94gとなり、炭素量は、3.94×12
/(15+28+24) =0.71gとなる。
3.16gとなり、炭素量は0gである。 粒子成長時に使用されるメチルトリメトキシシラン中
の炭素量:CH3-Si-(OCH3)3 500gは、CH3-SiO3/2に換算
すると、246.32gとなり、炭素量は、246.32×12/(15+2
8+24) =44.11 gとなる。
時の使用されたメチルトリメトキシシラン中の炭素量と
の合計量であり、0.71+44.11=44.82gとなる。この全
炭素量は、全微粒子重量(3.94+3.16+246.32=253.42g)
に対して、17.7重量%となる。前記測定したOH基
含有量(H2O換算で3.8重量%)を考慮し、粒子中の
珪素と直接結合した炭素の量は、(1-0.038)×0.177=0.1
70、すなわち17.0重量%である。
均粒径は走査型電子顕微鏡写真による観察によって測定
し、CV値は測定した平均粒径から算出した。なお、1
0%圧縮弾性率とそのバラツキ、平均弾性復元率(Rr)m
および平均圧縮変形率(Cr)mは、前記の方法で測定し
た。
から分離し、乾燥した後、アンモニア・水蒸気混合ガス
の代わりに空気を供給しながら、300℃で加熱処理し
た。
ついて、珪素と直接結合した炭化水素基中の炭素の量、
珪素と結合したOH基の量、平均粒径、CV値、10%
圧縮弾性率とそのバラツキ、平均弾性復元率(Rr)m お
よび平均圧縮変形率(Cr)mを測定した。
A液とB液とを混合し、25℃で3時間攪拌し、アルコ
キシシランを加水分解・縮重合を行い、シード粒子分散
液を調製した。さらに、濃度1重量%の水酸化カリウム
水溶液3.3gを添加しさらに10分間超音波処理をし
て、シードの安定化を行った。この時pHは12であっ
た。このシード粒子分散液中のシード粒子の平均粒径
は、遠心式粒度分布測定法で測定した結果、0.15μ
mであった。
分散液を、160gになるまで加熱濃縮した後、陽イオ
ン交換樹脂10ccを用いてアルカリおよびアンモニア
の量を低減させた。このシード粒子分散液に、純水50
00gおよびブタノール250gを加えたのち、シード
粒子分散液を0℃に冷却し、この温度を保持しながら、
このシード粒子分散液にメチルトリメトキシシラン40
0gとビニルトリメトキシシラン100gの混合溶液を
0.005g/純水-g・時間の添加速度で滴下した。こ
のとき、濃度0.028%のアンモニア水溶液を約0.0
12g/純水-g・時間の添加速度で添加しながらシード
粒子分散液のpHを10に維持して、メチルトリメトキ
シシランとビニルトリメトキシシランをシード粒子上に
加水分解・縮重合させてシード粒子を成長させた。
に80℃に加温して5時間熟成を行った。熟成後、微粒
子を液から分離し、乾燥した後、アンモニアガスと水蒸
気との混合ガス(アンモニア60体積%、水蒸気40体
積%)を供給しながら、300℃で加熱処理した。
は、珪素と直接結合した炭化水素基中の炭素の量、珪素
と結合したOH基の量、平均粒径、CV値、10%圧縮
弾性率とそのバラツキ、平均弾性復元率(Rr)mおよび平
均圧縮変形率(Cr)mを測定した。
液から分離し、乾燥した後、アンモニア・水蒸気混合ガ
スの代わりに空気を供給しながら、400℃で加熱処理
した。
ついて、珪素と直接結合した炭素の量、珪素と結合した
OH基の量を求め、また平均粒径、CV値、10%圧縮
弾性率とそのバラツキ、圧縮強度、平均弾性復元率(R
r)mおよび平均圧縮変形率(Cr )mを測定した。
の透明電極付透明基板を準備した。この透明電極付透明
基板は、ガラス基板の片面に透明電極としてのITO薄
膜、液晶材料に含まれている液晶性化合物分子を所定方
向に配向させる配向膜がこの順序で形成されている。
された配向膜面に実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサン微粒子をそれぞれ散布した。散布方法は、純水3
50cc、イソプロピルアルコール120cc、エチルアル
コール30ccの混合溶媒中に、濃度が1重量%となるよ
うに実施例1で得られたオルガノポリシロキサン微粒子
を、攪拌しながら超音波を照射して分散させた散布液を
調製した。この散布液を、ノズル径0.5mmφの散布
ノズル(ルミナPR−10)を用い、ノズルと配向膜面
の距離を70cmにし、圧力3Kg/cm2で噴霧して
散布した。
ウンタ装置(株式会社エデック製:ED−7510)に
よって行った。散布面上に均等間隔で仮想横線および仮
想縦線を各々10本設け、この交点100カ所の密度を
求め、求めた値を基にして単位面積当たりの密度の平均
値をもとめた。また、粒子密度のバラツキは、上記で算
出した単位面積当たりの密度の平均値を基にして求め
た。
密度は124個/mm2で、散布密度の最高値は144
個/mm2、最小値は107個/mm2で、バラツキは1
6%であった。散布密度を測定した各面内には複数の粒
子の凝集体(密着粒子)は観察されなかった。
微粒子上に、他方の透明電極付透明基板に形成された配
向膜面を接触させ、両透明電極付透明基板を重ね合わせ
た。こうして両透明電極付透明基板の配向膜間に形成さ
れた隙間に液晶材料を充填し、両基板の周縁部をシール
用樹脂で貼り合わせ、密閉することにより液晶セルを作
成した。なお、作成した液晶セルはSTNモードで駆動
されるようになっている。
から−40℃に冷却する操作を10回繰り返し、毎回−
40℃で気泡の観察を行ったが、いずれも液晶セルの内
部に低温気泡が観察されなかった。
を液晶表示装置に取り付けて液晶表示装置を駆動させた
ところ、表示画像のムラは観察されなかった。
成された配向膜面に実施例2で得られたオルガノポリシ
ロキサン微粒子を散布した。
m2で、散布密度の最高値は151個/mm2、最小値は
98個/mm2で、バラツキは22%であった。散布密
度を測定した各面内には複数の粒子の凝集体(密着粒
子)は観察されなかった。
オルガノポリシロキサン微粒子上に、他方の透明電極付
透明基板に形成された配向膜面を接触させ、両透明電極
付透明基板を重ね合わせ作成した各液晶セルを、室温か
ら−40℃に冷却する操作を10回繰り返し、毎回−4
0℃で気泡の観察を行ったが、液晶セルの内部に低温気
泡が観察されなかった。
を液晶表示装置に取り付けて液晶表示装置を駆動させた
ところ、表示画像のムラは観察されなかった。
形成された配向膜面に比較例1で得られたオルガノポリ
シロキサン微粒子を散布した。
m2で、散布密度の最高値は161個/mm2、最小値は
79個/mm2で、バラツキは35%であった。また、
散布密度を測定した面内には複数の粒子の凝集体が存在
するものがあった。
オルガノポリシロキサン微粒子上に、他方の透明電極付
透明基板に形成された配向膜面を接触させ、両透明電極
付透明基板を重ね合わせ作成した各液晶セルを、室温か
ら−40℃に冷却する操作を10回繰り返し、毎回−4
0℃で気泡の観察を行ったところ、8回目の冷却操作以
降で液晶セルの内部に低温気泡が観察され、また表示画
像ムラも観察された。
形成された配向膜面に比較例2で得られたオルガノポリ
シロキサン微粒子を散布した。
m2で、散布密度の最高値は175個/mm2、最小値は
74個/mm2で、バラツキは42%であった。また、
散布密度を測定した面内には複数の粒子の凝集体が存在
するものがあった。
オルガノポリシロキサン微粒子上に、他方の透明電極付
透明基板に形成された配向膜面を接触させ、両透明電極
付透明基板を重ね合わせ作成した各液晶セルを、室温か
ら−40℃に冷却する操作を10回繰り返し、毎回−4
0℃で気泡の観察を行ったところ、1回目の冷却操作以
降で液晶セルの内部に低温気泡が観察され、また表示画
像ムラも観察された。
るための図面である。
Claims (4)
- 【請求項1】粒子内に、珪素原子に直接結合した炭化水
素基(a)と、珪素原子に直接結合したOH基(b)を有する
ポリシロキサンを主成分とするオルガノポリシロキサン
微粒子であって、 (i) 珪素原子に直接結合した炭化水素基(a)中に含まれ
る炭素の量が、微粒子重量に対して5〜35重量%であ
り、 (ii)珪素原子に直接結合したOH基(b)の量が、微粒子
に対して1〜8meq/gであり、 (iii)10%圧縮弾性率が150〜900Kg/mm2、 (iv)10%圧縮弾性率のバラツキが、10%圧縮弾性率
の平均値に対し±20%の範囲にあり、 (v) 平均圧縮変形率(Cr)m が20〜60%、 (vi)平均弾性復元率(Rr)m が60〜90%、 (vii)平均粒子径が0.5〜50μm であることを特徴とするオルガノポリシロキサン微粒
子。 - 【請求項2】下記(a)〜(d)の工程からなるオルガノポリ
シロキサン微粒子の製造方法。 (a) 式(1):Si(OR1)4で表される有機ケイ素化合物
と、式(2):R'Si(OR 2)3で表される有機ケイ素化合
物との混合物を、水と有機溶媒との混合溶媒中で加水分
解、縮重合することによりシード粒子の分散液を調製す
る工程、(式中、R1およびR2は、水素原子またはアル
キル基、アルコキシアルキル基およびアシル基から選ば
れる炭素数1〜10の有機基であり、R'は、置換また
は非置換の炭化水素基から選ばれる炭素数1〜10の有
機基である。) (b) 前記シード粒子分散液にアルカリを添加してシード
液を安定化させる工程、 (c) 前記シード粒子分散液のpHを6〜13に維持しな
がら、下記式(3)または(4)で表される化合物の1種また
は2種以上、および必要に応じて(5)で表される化合物
を加え、加水分解・縮重合してシード粒子を成長させて
球状微粒子分散液を調製する工程、 R'Si(OR2)3 (3) R'R"Si(OR3)2 (4) 【化1】 (式中、R2、R'は、前記と同様の基であり、R"は、
置換または非置換の炭化水素基から選ばれる炭素数1〜
10の有機基であり、R3は、水素原子またはアルキル
基、アルコキシアルキル基およびアシル基から選ばれる
炭素数1〜10の有機基であり、R4は、プロピルまた
はブチル基であり、 Yは、メチル基、メトキシ基、エチル基およびエトキシ
基から選ばれる有機基であり、Mは、周期律表第2〜1
5族から選ばれる元素であり、 mは0〜3の整数であり、nは1〜4の整数であり、m
+nは2〜4の整数である。) (d) 前記球状微粒子の分散液を加熱して熟成する工程、 (e) 球状微粒子を含窒素系塩基性ガス雰囲気下で、加熱
処理する工程。 - 【請求項3】 請求項2に記載された方法により得られ
たオルガノポリシロキサン微粒子が、請求項1に記載さ
れた物性を有するものであることを特徴とする請求項2
に記載のオルガノポリシロキサン微粒子の製造方法。 - 【請求項4】一対の電極を備えた液晶セルを有し、該電
極間に請求項1に記載のオルガノポリシロキサン微粒子
がスペーサーとして介在していることを特徴とする液晶
表示装置。
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