JP4036975B2 - ベントナイト粒状物とベントナイト混合土質材料と遮水工法 - Google Patents

ベントナイト粒状物とベントナイト混合土質材料と遮水工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベントナイト原石鉱を出発材料にした新規なベントナイト粒状物に関する。本発明は、また、ベントナイト粒状物を混合したベントナイト混合土質材料に関する。本発明は、さらに、ベントナイト粒状物を用いる遮水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベントナイトはモンモリロナイトを主成分とする粘土で、膨潤土とも称されている。これはガラス質の火山や凝灰岩が変質して生じたものである。ベントナイトは水中で膨潤し、その懸濁液は中性ないしアルカリ性を呈する。ベントナイトには、食品・化粧品・塗料・鋳物砂結合剤・粉末状鉄鉱石の造粒結合剤などさまざまな用途があり、土木建築の分野でも混合土の材料・ボーリング用泥水調整剤・その他に用いられている。
【0003】
ベントナイトは内外産とも層状や塊状で産する。層状や塊状で採取したベントナイトは「ベントナイト原石鉱」という。ベントナイト原石鉱はモンモリロナイト以外の不純物を10〜70%程度含有していることもあり、多くの粉砕処理工程や熱処理工程を経て粒径0.001〜0.074mmの乾質微粉に加工される。実用段階で「ベントナイト」というときはこのような微粉をさすことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ベントナイト原石鉱をベントナイト微粉にまで加工するときは上述したように多くの工程を要する。こうした多くの工程はベントナイト微粉(製品)のコストアップ要因になる。ベントナイト微粉は、また、製造過程や事後の取り扱い中に多くの粉塵を発生させる。とくにスタビライザ・パグミルミキサ・バックホウなどの機械を用いてベントナイト微粉と土質材料とを混合するケースでは、広域にわたって飛散したベントナイト微粉が周辺の環境を悪化させる。ベントナイト微粉についてさらに指摘すれば、粉塵発生防止の観点から特殊な輸送手段が要求される。これはどのような手段かというと、ベントナイト微粉をタンクローリに積み込んだり、または、1tパック積みでベントナイト微粉をダンプトラックに積み込んだりするというものである。それで乾質微粉たるベントナイト微粉をタンク内やパック内に空気圧送するのであるが、空気圧送後のベントナイト微粉は平均値で0.6〜0.8t/mと嵩密度が小さい。ゆえに輸送効率が低下する。輸送効率の低下はすなわち輸送コストの高上ということになるから、これもベントナイト微粉のコストに跳ね返る。
【0005】
発明の目的:本発明はこのような技術的課題に鑑みなされたものである。したがって本発明は低コスト・無粉塵性・輸送の簡易化などを満足させることのできるベントナイト粒状物、ならびに、新規なベントナイト粒状物を含有した二次製品すなわちベントナイト混合土質材料を提供する。本発明は、さらに、粉塵の発生を防止しながら遮水性の高い遮水層を形成することのできる遮水工法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明ベントナイト粒状物は所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち本発明のベントナイト粒状物は、ベントナイト原石鉱を粒状に砕いた粒状物の集合体からなり、粒径0.074〜37.5mmの粒状物を含むものであること、および、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲、60%粒径のものが1〜10mmの範囲、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にあることを特徴とする。
【0007】
本発明ベントナイト混合土質材料は、所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち本発明のベントナイト混合土質材料は、粒径0.074〜37.5mmのベントナイト粒状物からなる一部の材料について、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲、60%粒径のものが1〜10mmの範囲、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にあること、および、天然および/または人工の土質材料である他の一部の材料について、これが上記ベントナイト粒状物以外のものからなること、および、これらの材料が互いに混合されていることを特徴とする。
【0008】
本発明遮水工法は、所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち本発明の遮水工法は、請求項2に記載されたベントナイト混合土質材料を用い、そのベントナイト混合土質材料を遮水領域に層状化して遮水層を形成することを特徴とする。
【0009】
作用:本発明ベントナイト粒状物はベントナイト原石鉱を砕いたものであるから原石鉱の含水比を殆どそのまま維持している。しかも粒径0.074〜37.5mmの範囲に分布する各粒状物はベントナイト微粉よりも粒径が大きい。このように大粒で湿質のベントナイト粒状物であれば取り扱いに際して粉塵化することがない。また湿質かつ不揃いの粒であるベントナイト粒状物の場合は、ベントナイト原石鉱からの粒状加工に際し、微粉化しながら粒径を整えたり乾燥したりする必要がない。これは粒状加工が簡略化できるということであるからベントナイト粒状物が低コストで得られる。それに粉塵化しないベントナイト粒状物は輸送しやすく、輸送時の嵩密度もベントナイト微粉よりは大きくなる。したがって輸送時の取り扱いが楽で輸送コストも低減する。とくに最大粒径19〜37.5mm、60%粒径1〜10mm、30%粒径0.2〜2mm、10%粒径0.074〜0.7mmのようなベントナイト粒状物は、後述の製造方法によって簡単につくることができる。
【0010】
作用:本発明ベントナイト混合土質材料は、ベントナイト粒状物(粒径0.074〜37.5mm)と天然および/または人工の土質材料とが混合されたものである。これらの原材料はいずれも低廉である。それにこのようなベントナイト粒状物を含む土質材料は透水係数がきわめて小さい。したがって遮水土・保護土など土木や建築の分野で有用なものとなる。
【0011】
作用:本発明遮水工法は、ベントナイト粒状物(粒径0.074〜37.5mm)を含んだ遮水層を遮水領域に形成する。この粒径のベントナイト粒状物は、既述のとおり粉塵化しないから遮水層の形成に際して周辺の環境を悪化させない。また、厚さ50cm以上の遮水層において透水係数を1×10−6cm/s以下にすることができるから、高度の遮水性も確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
はじめにベントナイト粒状物を製造するための造粒装置について、図1・図2に例示されたものを説明する。
【0013】
図1・図2に例示された造粒装置は、供給系51を介してベントナイト原石鉱を造粒機構11に送り込み、ここでベントナイト粒状物に仕上げたものを搬出系52で運搬するというものである。
【0014】
図1・図2を参照して明らかなように、造粒機構11は処理容器12・回転軸25・フレキシブル剛体27・電動機(モータ)31・伝動系41・その他を主体にして構成されている。
【0015】
処理容器12の構成部材である上蓋(天板)14付きの上部ケース13や下蓋(底板)18付きの下部ケース17は一例として円筒形をなすものである。これら両ケース13・17はボルト・ナットなどを介した周知のフランジ結合手段で上下に結合されている。上部ケース13の胴壁に開口された入口15には緩やかな勾配で横向きに突出する筒状のフード16が取り付けられている。下部ケース17の下蓋18に開口された出口19には斜め下方に突出する筒状のシュート20が取り付けられている。下部ケース17の胴壁内面には逆円錐筒形をなす複数(三つ)の傾斜フィン21が等間隔の上下配列で取り付けられている。すなわち各傾斜フィン21は、処理容器12の内周面から斜め下方に向けて突出している。上下に対をなす軸受22・23は周知のものである。これら軸受22・23のうち、上位の軸受22は上部ケース13の軸心部にあって上部ケース13の胴壁内面に取り付けられた放射状(例:三放射状)のステー24を介して支持されており、下位の軸受23は下蓋18の軸心部にあってその下面に取り付けられている。回転軸25は上下方向に並んだ多数の取付部26をその外周面に有するものである。フレキシブル剛体27として例示したものは、多数のリングを鎖のごとく屈伸自在に長く連結してなる。フレキシブル剛体27においては、各リング一つひとつが剛体部分になり、各リング相互の連結部が屈伸自在なフレキシブル部分になるというものである。このようなフレキシブル剛体27は、多数本のものが放射配列かつ上下多段の態様で回転軸25の周囲に取り付けられる。具体的には、各フレキシブル剛体27の基端部を回転軸25の各取付部26にあてがった後、これら取付部26・フレキシブル剛体27を閂状に貫通する複数本の取付棒28で各フレキシブル剛体27を回転軸25の外周部に枢着するというものである。ちなみに図示例においては、フレキシブル剛体27の上下段数が図1のごとき七段、フレキシブル剛体27の放射数が図2のごとき八放射になっている。また各フレキシブル剛体27のうちで傾斜フィン21と対応するものは他のものに比べて少し短くなっている。その他、回転軸25の下部外周面には可撓性を有する複数本の掃き出し用ワイパ29が放射配列で取り付けられている。このようにして多数本のフレキシブル剛体27や複数本のワイパ29を取り付けられた回転軸25は、処理容器12の軸心部において両軸受22・23により回転自在に支持されている。そして処理容器12をケーシングとする造粒機構11は、下蓋18の下面に取り付けられた複数本の脚30を介して据付面G1上に設置される。
【0016】
上記において、処理容器12の構成部材(上部ケース13・上蓋14・下部ケース17・下蓋18・傾斜フィン21)・ステー24・回転軸25とこれの関連部品(取付部26・取付棒28・ワイパ29)・フード16・シュート20・フレキシブル剛体27・脚30などは、主として金属製のものからなる。これらのうち、フード16・シュート20・脚30などについては金属製以外のものでもよいが、その他の部品・部材については高度の機械的強度や耐久性を確保するために鋼製のものが採用される。さらにワイパ29についていえば、これは硬くて丈夫で可撓性のある、たとえば金属製ワイヤロープのようなもので構成される。
【0017】
図1に例示された高速回転式の電動機31は周知のものであり、電動機31と回転軸25とにわたるベルト伝動式の伝動系41も周知のものである。電動機31は、処理容器12に隣接して据付面G1上に設置された取付台33上に搭載かつ固定されている。伝動系41は電動機31の出力軸32端に取り付けられた原動プーリ42と、回転軸25の下端に取り付けられた従動プーリ43と、両プーリ42・43にわたって掛け回されたベルト(例:Vベルト)44とで構成されている。
【0018】
図1において、供給系51や搬出系52は周知のベルトコンベアからなる。供給系51は下から上へ傾斜する上り勾配になっており、その上端がフード16内に挿入されている。したがって供給系51は処理容器12の入口15に通じている。搬出系52は前記据付面G1よりも低い据付面G2上に水平状態で設置されており、その一端側の上部とシュート20の下端とが互いに対応している。したがって搬出系52はシュート20を介して処理容器12の出口19に通じている。
【0019】
本発明おけるベントナイト原石鉱は、既述のとおり、モンモリロナイトを主成分とする粘土質の原石鉱である。ベントナイト原石鉱については国内産・外国産を問わない。
【0020】
本発明に係るベントナイト粒状物の製造方法は、図1・図2に例示された造粒装置を用いて実施する。その一例を以下に説明する。
【0021】
図1・図2の造粒装置を運転状態にするときは造粒機構11の電動機31をオンにし、かつ、供給系(ベルトコンベア)51や搬出系(ベルトコンベア)52をオンにする。このとき造粒機構11の処理容器12内では、伝動系41を介して電動機31の回転を伝達された回転軸25が高速回転するために、自重で垂れ下がっていた各フレキシブル剛体27が遠心力により水平浮揚して高速回転する。
【0022】
かかる運転状態において、供給系51を介して運ばれてくるベントナイト原石鉱は入口15より処理容器12内に投入される。投入後のベントナイト原石鉱は、処理容器12内を落下して出口19に至るまでの間に、多数本かつ多段の高速回転体(各フレキシブル剛体27)により強打されて粒状に砕かれていく。かかる粒状化についていえば、各フレキシブル剛体27が500〜2000回転/分の範囲内で高速回転しているから処理能力が高い。そしてベントナイト原石鉱が処理容器12内の底部に至った時点で所定粒径のベントナイト粒状物すなわち本発明のベントナイト粒状物が得られる。その後、ベントナイト粒状物は処理容器12の出口19からシュート20を通じて搬出系52の上に落ちるから、搬出系52を介して所定のところまで運ばれる。なお、処理容器12の内壁面に取り付けられた各傾斜フィン21は加工途次の原石鉱を下方へと誘導する。また、回転軸25の下部に取り付けられた各ワイパ29は処理容器12の底部に溜まるベントナイト粒状物を出口19側へ掃き出すようになる。
【0023】
本発明の上記製造方法や上記ベントナイト粒状物の具体例について述べると以下のとおりである。造粒機構11の処理容器12としては直径1m・高さ2mのものを用いた。フレキシブル剛体27の本数は2〜20本、これらの回転数は750〜1000回転/分である。ベントナイト原石鉱としては外径60〜150mm・含水比10〜30%の国内産を用いた。この具体例におけるベントナイト原石鉱の処理能力は25〜150t/時であった。図3はこの具体例のベントナイト粒状物の粒度分布を示したものであるが、これと比較するため、従来のベントナイト微粉の粒度分布も図3に示されている。図3の実線領域(斜線部分)を参照して、具体例のベントナイト粒状物は、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲にあり、かつ、60%粒径のものが1〜10mmの範囲、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にそれぞれある。これに対する従来のベントナイト微粉は、図3の点線のような粒径0.001〜0.075mmの超微粉である。
【0024】
上記のようにして得られるベントナイト粒状物については、所定粒径のものが得られるという範囲で、これを造粒機構11に二回以上かけて再処理してもよい。また得られたベントナイト粒状物と新たなベントナイト原石鉱とを混ぜ合わせてこれらを造粒機構11にかけてもよい。
【0025】
本発明に係るベントナイト混合土質材料は、一部の材料がベントナイト粒状物からなり、他の一部の材料は天然(自然)および/または人工の土質材料からなるので、これらについて以下に説明する。
【0026】
ベントナイト混合土質材料におけるベントナイト粒状物はベントナイト原石鉱を砕いた既述のものである。したがってベントナイト粒状物は粒径0.074〜37.5mmの範囲に分布している。具体的には、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲にあり、60%粒径のものが1〜10mmの範囲にあり、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲にあり、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にある。
【0027】
ベントナイト混合土質材料における土質材料は泥・土・砂・礫・石・岩などのうちから選ばれた一以上のものであったり、また、泥を含む二種以上の混合物・土を含む二種以上の混合物・砂を含む二種以上の混合物・礫を含む二種以上の混合物・石を含む二種以上の混合物・岩を含む二種以上の混合物などのうちから選択された一以上のものであったりする。土質材料のより具体的なものとしてヘドロ・泥土・粘性土・砂質土・礫質土・粘性土塊(ロームや浚渫土)・風化した珊瑚礫混じり土・風化岩(泥岩・凝灰岩・花崗岩など)・風化岩塊混じり土・玉石(河川・湖沼・海岸などでみられるもの)・砕石(市販品)・下水汚泥スラッジ・有機質土・弱溶結堆積物・火砕流堆積土・崖錐土・建設発生土などをあげることができる。弱溶結堆積物の一つとして「しらす」と俗称されているものがある。これは主として南九州に広く分布する火砕流堆積物・降下火砕堆積物・それらの二次堆積物などであって、軽石質ないし火山灰質の白色を帯びたものである。「しらす」は降雨により斜面崩壊しやすい特殊土の一つでもある。建設発生土は土木や建築の工事に際して発生する現地発生土のことである。これらの土質材料については、また、後述の混合前、一種または二種以上のものが図1・図2の造粒装置に掛けられて処理されることもある。このような処理を受けたときの土質材料はベントナイト原石鉱と同様に砕かれて原形サイズよりも小さくなる。また土質材料が二種以上のときは、これらが破砕と同時に均質に混合される。
【0028】
上述したベントナイト粒状物や土質材料を主たる材料とするベントナイト混合土質材料は、ベントナイト粒状物をA、土質材料をBとした場合に、A:B=(5〜30):(95〜70)の混合割合でこれらが均質に混合されたものである。ただし、この混合割合は両者の乾燥重量を基準にした比である。ベントナイト粒状物と土質材料との混合は周知の手段でよく、また、図1・図2の造粒装置を用いて実施してもよい。そのほか、ベントナイト原石鉱と土質材料とを図1・図2の造粒装置で処理することによってもベントナイト混合土質材料が得られる。
【0029】
本発明に係るベントナイト混合土質材料には下記のような添加物(添加材・添加剤)が加えられることもある。添加物は固体・液体・気体のうちから選択される一以上のもので無機物および/または有機物からなる。添加物の具体的なものとして生石灰(粉状・塊状)・消石灰(粉状・塊状)・セメント系固化材(粉状・塊状・液状)・石灰系固化材(粉状・塊状・液状)・高分子系安定剤(粉状・液状)・土質安定用ポリマ(粉状・液状)・増粘剤(粉状・液状)・ピート・貝殻類(牡蛎殻・帆立貝殻・アコヤ貝殻)・廃棄石炭灰(粉状・液状)・廃棄鋳物砂・廃棄コンクリート塊・短繊維(金属系のもの・炭素系のもの・石油材料系のもの)・一般廃棄物焼却灰スラグ・土工用軽量発砲ビーズ・土工用水砕スラグ・分離防止剤(粉状・液状)・水・海水・空気・酸素・中和剤・アルカリ性ガス・酸性ガスなどをあげることができる。
【0030】
添加物を含むベントナイト混合土質材料は、ベントナイト粒状物をA、土質材料をB、添加物をCとした場合に、A:B:C=(5〜30):(90〜40):(5〜30)の混合割合でこれらが均質に混合されたものである。この場合の混合も段落[0029]で述べたと同様でよい。
【0031】
上述したベントナイト混合土質材料は原材の種類や混合比などを選択することで多種多様のものに仕上がる。したがってベントナイト混合土質材料は、遮水材料・防水シート層の保護材料・安定な土構造物・埋め戻し材・土工用の盛り土材・再生砂など土木建築の分野で有用なものになる。
【0032】
つぎに本発明に係る遮水工法の実施形態を図4に基づいて説明する。図4の実施形態は廃棄物処分場の建設に際して遮水層を形成するというものである。
【0033】
図4を参照して、廃棄物埋立用地には面積18.5ha・深さ25mの巨大穴すなわち擂鉢状の窪地61が形成されている。窪地61の底部は平坦面をなしており、その底部中央にボックスカルバート62が埋め込まれている。立入検査や止水材の注入作業を行うというボックスカルバート62は、幅2〜3m・高さ3m・長さ1320mの鉄筋コンクリート造りである。窪地61の下位斜面部から底部に沿って埋め込まれた地下水用の集排水管63はボックスカルバート62内に通じるように配管されている。第1遮水層64は窪地61の底部から下位斜面部までの領域を第1遮水領域にしてこれの表面に形成される。第1遮水層64を形成するときの一例では、第1遮水領域において本発明ベントナイト粒状物を地盤土と混ぜながら敷き均し、これを転圧のような加圧手段で固める。第1遮水層64を形成するときの他の一例では、本発明ベントナイト混合土質材料を第1遮水領域に敷き均し、これを上記と同様に加圧手段で固める。こうして形成された第1遮水層64の厚さは60cm程度である。この場合のベントナイト混合土質材料は、段落[0024]〜[0030]で述べたようなものである。したがって、ベントナイト混合土質材料としてベントナイト粒状物と現地発生土との混合物が用いられることもある。なお、第1遮水層64を形成するときには、その途中で漏水センサなどを備えた監視管65が埋め込まれる。この監視管65もボックスカルバート62内に導かれている。第2遮水層66は窪地61の上位斜面部を第2遮水領域にしてこれの表面に形成される。第2遮水層65を形成するときの工法も第1遮水層64と実質的に同じかそれに準ずる。第2遮水層66の厚さは20〜30cm程度である。第2遮水層66を形成するためのベントナイト混合土質材料としては石灰をも含んでいるものが望ましい。第1遮水層64や第2遮水層66の上には内部に遮水シート67を介在した保護材68が積層される。遮水シート67は一例として厚さ1.5mmの熱可塑性ポリウレタンシートからなり、保護材68は一例として厚さ4mmのポリエステル系の長繊維不織布からなる。第3遮水層69は、保護材68上を第3遮水領域にしてこれの表面に形成される。より具体的には、本発明ベントナイト混合土質材料を第2遮水領域に敷き均し、これを加圧手段で固めて第3遮水層69を形成する。第3遮水層69の厚さは50〜100cm程度である。第3遮水層69の上には覆土70が施される。覆土70は現地発生土を一部埋め戻すことで形成される。そして覆土の際に浸出水用の集排水管71は土中に埋め込まれる。
【0034】
上記において各遮水領域に形成された第1遮水層64・第2遮水層66・第3遮水層69は、粒径0.074〜37.5mmのベントナイト粒状物を含んだものである。そして該ベントナイト粒状物の混合率が5〜30%で厚さが50cm以上のときに透水係数が1×10−6cm/s以下になるというのであるから、各遮水層64・66・69は十分な遮水機能を発揮する。また遮水工事に際してベントナイト粉塵に起因した周辺環境の悪化も起こらない。
【0035】
本発遮水工法は廃棄物処分場における遮水層のほか、修景池工事・調整池工事・河川の護岸改修工事・人工干潟工事・その他において遮水層を形成するときにも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発ベントナイト粒状物は、ベントナイト原石鉱を粒状に砕いた湿質で大粒の粒状物であるから、製造の簡易性・無粉塵性・低コスト・輸送の簡易化などを満足させることができる。したがって土木建築分野での有用かつ有益な材料となる。
【0037】
本発ベントナイト混合土質材料は、所定のベントナイト粒状物と土質材料とを混合したものである。これは原材料が低廉であり、透水係数がきわめて小さい。したがって土木建築分野での有用かつ有益な材料となる。
【0039】
本発遮水工法は、所定のベントナイト粒状物を含んだ遮水層を遮水領域に形成するというのであるから、粉塵の発生を防止しながら遮水性の高い遮水層を形成することができる。とくに粉塵の発生防止は、工事に際し周辺の環境を悪化させない点できわめて望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発ベントナイト粒状物の製造方法これに用いる装置とともに略示した縦断面図である。
【図2】図1における要部を略示した横断面図である。
【図3】本発ベントナイト粒状物の粒度分布を示した図である。
【図4】本発遮水工法を略示した縦断面図である。
【符号の説明】
11 造粒機構
12 造粒容器
13 上部ケース
15 造粒容器の入口
19 造粒容器の出口
25 回転軸
27 フレキシブル剛体
31 電動機
41 伝動系
51 原材料の供給系
52 土質材料の搬出系
64 第1遮水層
66 第2遮水層
69 第3遮水層

Claims (3)

  1. ベントナイト原石鉱を粒状に砕いた粒状物の集合体からなり、粒径0.074〜37.5mmの粒状物を含むものであること、および、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲、60%粒径のものが1〜10mmの範囲、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にあることを特徴とするベントナイト粒状物。
  2. 粒径0.074〜37.5mmのベントナイト粒状物からなる一部の材料について、最大粒径のものが19〜37.5mmの範囲、60%粒径のものが1〜10mmの範囲、30%粒径のものが0.2〜2mmの範囲、10%粒径のものが0.074〜0.7mmの範囲にあること、および、天然および/または人工の土質材料である他の一部の材料について、これが上記ベントナイト粒状物以外のものからなること、および、これらの材料が互いに混合されていることを特徴とするベントナイト混合土質材料。
  3. 請求項2に記載されたベントナイト混合土質材料を用い、そのベントナイト混合土質材料を遮水領域に層状化して遮水層を形成することを特徴とする遮水工法。
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