JP2008155069A - 無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法 - Google Patents

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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、土砂代替材としての強度が天然資材に匹敵するものであって、製造コストも採算が見合うものである上に、重金属等の有害物質の溶出が防止された無機性汚泥を主原料とした土砂代替材の製造方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、無機性汚泥に砂質の溶融スラグ、コンクリートガラ、ガラス、陶器を破砕した再生資源、シルト質の石炭灰、石膏のうち少なくとも1種からなる補助剤を無機性汚泥に混合した後、セメント系の固化剤と蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させた溶出防止剤を加えて固化させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は無機性汚泥を主原料とする天然の土砂材の代わりに使用することができる土砂代替材の製造方法に関する。
土木工事現場での掘削やボーリングによって発生する無機性汚泥は、盛り土などでそのまま再利用できるものは少なく、主に天日乾燥及び脱水され減量化して管理型の最終処分場に埋立処理されてきたが、管理型最終処分場については、近年残容量がひっ迫し差し迫った状況にある。一方、土木用資材として用いられている砂利や土といった資材も、山や海を掘削して採取してきたが、近年自然環境保護の観点から採取が難くなってきた。
そこで、無機性汚泥の再資源化が検討され、開発されたいくつかの技術が提示されている。特許文献1に示されている技術は土木工事の掘削工法から排出される性状の不安定で再利用の難しかった大量の排出汚泥を、短時間で、脱水・造粒固化して、安定した均質の性能の資源として再生する汚泥再資源化方法及びその再資源化装置を提供することを目的としたもので、脱水し含水率を低下した汚泥を原料として、添加剤に固化剤を用いて、混合翼で高速で攪拌混練すると汚泥粒子と残留水分が遠心力により更に分離され、汚泥の多数の微細粒子が固化剤と結合して、粒径が増大し造粒固化されるというものである。
また、特許文献2に示される技術は土木建設工事において発生する無機性汚泥を天日乾燥、脱水処理等の中間処理を施しコンクリートプラントでセメント、細骨材、粗骨材、水と撹拌後型枠に流し込み養生後クラッシャーにて破砕し再生砕石とするものである。
しかし、従来の技術は天然資材と比べて土砂代替材としての強度が弱かったり、製造コストが高く付いたりして殆ど再資源化が実現できていない状況にある。また、これらの技術は使用後雨水等によって有害物質が溶出することにの対応がとられていなかった。
特許文献3に示される技術は有害物質の溶出防止の課題が認識されており、被処理物中に含まれる物質を易溶出状態から難溶出状態へと変化させる技術を提供するものである。この発明は、水に溶出し易い物質を含有する被処理物にアロフェンを含有する降下性火山噴出物の風化物を混合し、そして該混合物において該水に溶質し易い物質と該降下性火山噴出物の風化物との結合により難溶出性の化学的複合体を形成するというものである。しかし、示された元素濃度は、ホウ素、フッ素、ヒ素、セレンについてだけであり、初期の目的である重金属についての溶出防止効果について確認することができない。また、アロフェンが主たる溶出防止効果を担うとして軽石等の中にこれがどの程度含有されているものかは採取した軽石によって千差万別であろうことを考えれば、この明細書には当業者が容易に実施できる程度の開示がなされているとはいえない。
特開平9−294998号公報 「汚泥再資源化方法及びその再資源化装置」 平成9年11月18日公開 特開2000−33399号公報 「建設汚泥のリサイクル」 平成12年2月2日公開 特開2006−263509号公報 「水に溶出し易い物質の固定化方法、およびそれにより得られる資材」 平成18年10月5日公開
本発明の課題は、土砂代替材としての強度が天然資材に匹敵するものであって、製造コストも採算が見合うものである上に、重金属等の有害物質の溶出が防止された無機性汚泥を主原料とした土砂代替材の製造方法を提供することにある。
本発明の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、無機性汚泥に砂質の溶融スラグ、コンクリートガラ、ガラス、陶器を破砕した再生資源、シルト質の石炭灰、石膏のうち少なくとも1種からなる補助剤を無機性汚泥に混合した後、セメント系の固化剤と蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させた溶出防止剤を加えて固化させるようにした。
また、この無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法において、無機性汚泥が水分を含んでいるときは脱水ケーキとして用いるようにした。
また、この無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法において、その土砂代替材を所望の粒径に形成する方法として、固化させる際に造粒機を用いる方法と、固化させる際は大きな塊とし、その後破砕機を用いて所望の粒径に形成する方法を提示する。
本発明の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、無機性汚泥を主原料とし、また補助材として産業廃棄物を利用して土砂代替材を製造することにより、従来管理型や安定型の最終処分場に埋立て処分されてきた無機性汚泥や産業廃棄物を環境に安全な素材として再資源化することができ、管理型及び安定型の最終処分場の延命化に寄与することができる。
本発明の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、溶出防止剤として蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させたものを使うものであるから、無機性汚泥を主原料として産業廃棄物を利用した補助材を用いても、そこに含まれる重金属等の有害物質を効果的に溶出防止でき、環境に対して安全で且つ高品質の土砂代替材を製造することができる。すなわち、自然環境の保護に大いに寄与することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形能に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の第1形能による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法の工程を示す概略説明図である。主原料である無機性汚泥Aとは、シールド掘削機或いはボーリングマシン等によって排出された建設汚泥や河川や池を浚渫した際に排出される浚渫汚泥や砕石場において砕石を水洗した際に発生する土質分を含む砕石汚泥等である。また補助材Bとは、砂質の溶融スラグやコンクリートガラ、ガラス、陶器を破砕した再生資源及びシルト質の石炭灰や石膏等であり、少なくともこれらの1種を無機性汚泥Aに混合して固化する。この固化の際この補助材Bが核となり、土砂代替材Eが形成されることにより、その強度が増し天然素材に劣らない高品質の土砂代替材を製造することができる。特に無機性汚泥Aに加える補助材Bとしては溶融スラグと石炭灰をほぼ等重量で混合したものを使用した場合、堅く機械的な強度の高い土砂代替材が生成されることが確認できた。
本発明に用いる固化材Cには、セメント系の固化材や生石灰・消石灰等の無機系の固化材が用いられる。また、溶出防止剤Dは、固化材Cとしてセメント系の固化材を用いた際に「土壌の汚染にかかわる環境基準」の基準を満足させる目的のために用いる薬剤で重金属等の溶出を抑えることにより環境に対して安全な土砂代替材Eを製造するためのものである。有害物質の溶出を効果的に防止するためにどのような溶出防止剤を使用するかは極めて重要な技術事項となる。本発明では、この溶出防止剤Dに蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させたものを使うものとした。
図1を用い本発明の第1実施形態について説明する。前記のような無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種を解砕・混合・混練・造粒の機能を兼ね備えた造粒装置2に投入し、解砕・混合を施した後、固化材Cを全重量の4〜18%になる量だけ造粒装置2に投入し混合・混練そして造粒の工程を踏んで造粒固化させる。この際、補助材Bが核となり土砂代替材Eの強度を増すものとなる。この際、使用する無機性汚泥Aと補助材Bから検査において有害物質が検出された場合には、溶出防止剤Dを混練の工程時に造粒装置2に投入する。本発明では溶出防止剤Dに前述した蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させたものを使うことにより重金属等の溶出を効果的に抑えることができ、環境に対して安全で且つ高品質の土砂代替材Eを製造することができる。また、この図1に示す実施形能において場合によっては、無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種とほぼ同時に固化材Cを造粒装置2に投入して解砕・混合・混練・造粒の工程を踏んで造粒固化させてもよい。
本発明の実施の第2形態による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、水分を多量に含水した無機性汚泥Aを用いる場合である。その場合には図1において破線で示したように無機性汚泥Aを直接造粒装置2に投入せずに、脱水装置1に投入して脱水処理した脱水ケーキを造粒装置2に投入するステップを踏むようにする。なお、他の工程と動作は前述した実施の形態で説明したものと同様であるので、重複する説明は省略する。
図2は本発明の実施の第3形態による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法の工程を示す概略説明図である。なお、前途した実施の形態で説明したものと同様の機能を有する材料には同一の符号を付して重複する説明は省略する。前途した無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種を解砕・混合・混練の機能を兼ね備えた混合・混練機3に投入し解砕・混合させた後、固化材Cを全重量の4〜18%になる量だけ混合・混練機3に投入し混合・混練の工程を踏む。これを適宜の容器に流し込んで塊の形態で固化させる。固化させた後破砕機4を用いて固化物を破砕して適宜の大きさの粒とし、土砂代替材Eを製造するものである。この際、使用する無機性汚泥Aと補助材Bから検査において有害物質が検出された場合には、溶出防止剤Dを混練の工程時に混合・混練機3に投入する。本実施形態でも先の例と同様に溶出防止剤Dに蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させたものを使う。これにより重金属等の溶出を効果的に抑えることができ、環境に対して安全で且つ高品質の土砂代替材Eを製造することができることは先の例と同様である。また、この図2に示す実施形能においても場合によっては、無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種とほぼ同時に固化材Cを混合・混練機3に投入して解砕・混合・混練・造粒の工程を踏んで造粒固化させてもよい。
本発明の実施の第4形態による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、水分を多量に含水した無機性汚泥Aを用いる場合である。その場合には図2において破線で示したように無機性汚泥Aを直接混合・混練機3に投入せずに、脱水装置1に投入して脱水処理した脱水ケーキを混合・混練機3に投入するステップを踏むようにする。
図3は、本発明の実施の第5形態による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法の工程を示す概略説明図である。なお、前述した実施の形態で説明したものと同様の機能を有する材料及び装置・機器には同一の符号を付して重複する説明は省略する。前途した無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種を混合・混練機3に投入し解砕・混合した後、固化材Cを全重量の4〜18%になる量だけ混合・混練機3に投入し混合・混練の工程を踏む。その後、造粒装置2に送り込んで造粒固化させて土砂代替材Eを製造するものである。本実施形態でも先の例と同様に溶出防止剤Dに蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させたものを使う。これにより重金属等の溶出を効果的に抑えることができ、環境に対して安全で且つ高品質の土砂代替材Eを製造することができることは先の例と同様である。
上記図3に示す実施形態において無機性汚泥Aと補助材Bの少なくても1種と固化材Cを混合・混練機3にほぼ同時に投入して解砕・混合・混練の工程を踏んだ後、造粒装置2に送り込んで造粒固化して土砂代替材Eを製造してもよく、なお、必要に応じて溶出防止材Dを混練工程に混合・混練機3に投入して重金属等の溶出を抑えて土砂代替材Eを製造するものである。
本発明の実施の第6形態による無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法は、水分を多量に含水した無機性汚泥Aを用いる場合である。その場合には図3において破線で示したように無機性汚泥Aを直接混合・混練機3に投入せずに、脱水装置1に投入して脱水処理した脱水ケーキを混合・混練機3に投入するステップを踏むようにする。
本発明によって生成された無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の1実施例について報告する。砕石汚泥と脱硫石膏と普通ポルトラントセメントを造粒装置に投入して解砕・混合した後、本発明に係る蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させた溶出防止剤を造粒装置に投入して混練・造粒工程を踏むことにより造粒固化して土砂代替材を製造した。この実施例の原料等の配合割合は表1に示すとおりであった。
Figure 2008155069
この原料を図1に示す実施形態1によって造粒固化して土砂代替材を製造したものを試料として県の認定試験機関(株式会社南西環境研究所)に依頼して溶出試験を行った。その際の結果を表2に示す。
Figure 2008155069
検査方法は最右欄に示される方法によってなされ、1リットル当たりの含有量に換算して環境基準値と比較させて本実施例の結果を示している。なお、この基準値*1は平成3年8月環境庁告示第46号(最終改正:平成13年3月環境省告示第16号)によるもの、計量方法における環告第64号*2は環境大臣が定める排水基準に係る検査方法であって、昭和49年9月環境庁告示第64号(最終改正:平成13年6月環境省告示第37号)、環告第59号*3は環境大臣が定める水質汚濁に係る環境基準の検査方法であって、昭和46年12月環境庁告示第59号(最終改正:平成15年11月環境省告示第123号)、総理府令第66号*4は農用地土壌汚染対策地域の指定要件に係る銅の量の検定の方法を定める省令であって、昭和47年10月総理府令第66号(最終改正:平成12年8月総理府令第94号)によるものである。この溶出試験結果の中で、コンクリート系物質から溶出されやすい有害物質として六価クロムは基準値0.05以下の0.04,セレンは基準値0.01以下の0.004,そしてホウ素は基準値1以下の0.01であった。その他の重金属などいずれの着目物質についても環境基準をクリアーしていることが確認できた。
また、この実施例によって生成された土砂代替材についてのコーン指数試験を県の認定試験機関(株式会社シビルエンジニアリング)に依頼して行った。コーン指数とは、コーンベネトロメーターを土中のある深さまで貫入させるのに要する力をコーンの底面積で除した値である。JIS A 1228に準拠しておこなったコーン指数試験では1,939KN/mとの結果が出た。建設省令で定められた土質区分基準は表3に示すとおりであって、この値は第2種建設発生土(砂質土、礫質土及びこれらに準ずるもの)の基準値である800KN/m以上を大きくクリアーしたものであった。
Figure 2008155069
本発明によって生成された無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の他の実施例について報告する。建設現場から排出された汚泥(含水比400%)を図1に示した本発明の第2実施形態で処理したものである。泥水のように水分が多いことからそのまま用いることはできないのでまず脱水装置1で脱水し、脱水ケーキ(含水比67%)としたものと溶融スラグと高炉セメントB種を造粒装置2に投入して解砕・混合した後、本発明に係る蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させた溶出防止剤を造粒装置2に投入して混練・造粒工程をふみ造粒固化して土砂代替材を製造した。なお、この実施例の原料等の配合割合はを表4に示すとおりであった。
Figure 2008155069
この原料を図1に示す実施形態2によって造粒固化して土砂代替材を製造したものを試料として県の認定試験機関(株式会社南西環境研究所)に依頼して溶出試験を行った。その際の結果を表5に示す。
Figure 2008155069
この溶出試験結果の中で、コンクリート系物質から溶出されやすい有害物質として六価クロムは基準値0.05以下の0.01,セレンは基準値0.01以下の0.001,そしてホウ素は基準値1以下の0.01であった。その他の重金属などいずれの着目物質についても環境基準をクリアーしていることが確認できた。
また、この実施例によって生成された土砂代替材についてのコーン指数試験を県の認定試験機関(財団法人沖縄県建設技術センター)に依頼して行った。JIS A 1228に準拠しておこなった締め固めた土のコーン指数試験では1,657KN/mとの結果が出た。この値は第2種建設発生土(砂質土、礫質土及びこれらに準ずるもの)の基準値である800KN/m以上を大きくクリアーしたものであった。
上記の実施例の試験結果によって、本発明の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法によれば、土砂代替材としての強度が天然資材に匹敵するものであって、製造コストも採算が見合うものである上に、重金属等の有害物質の溶出が防止された無機性汚泥を主原料とした土砂代替材の製造方法を提供できることが確認できた。特にコンクリート系物質から溶出されやすい有害物質として六価クロムについての確かな安全性について確認が採れたことは意義深い。
本発明の第1実施形態と第2実施形態を説明するブロック図である。 本発明の第3実施形態と第4実施形態を説明するブロック図である。 本発明の第5実施形態と第6実施形態を説明するブロック図である。
符号の説明
A 無機性汚泥 B 補助材
C 固化材 D 溶出防止剤
E 土砂代替材 1 脱水装置
2 造粒装置 3 混合・混練機
4 破砕機

Claims (4)

  1. 無機性汚泥に砂質の溶融スラグ、コンクリートガラ、ガラス、陶器を破砕した再生資源、シルト質の石炭灰、石膏のうち少なくとも1種からなる補助剤を無機性汚泥に混合した後、セメント系の固化剤と蛋白質加水分解物に鉄塩をキレート結合させた溶出防止剤を加えて固化させてなる無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法。
  2. 無機性汚泥が水分を含んでいるときは脱水ケーキとして用いることを特徴とする請求項1に記載の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法。
  3. 固化させる際は造粒機を用いて所望の粒径に形成するものである請求項1または2に記載の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法。
  4. 固化させる際は大きな塊とし、その後破砕機を用いて所望の粒径に形成するものである請求項1または2に記載の無機性汚泥を主原料とする土砂代替材の製造方法。
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