JP4033830B2 - マイクロホン - Google Patents
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Description
図8に示すように、マイクロホン100は、アルミニュウム等の金属によって構成され、前面板101aが一体的に構成された有底円筒カップ形状のカプセル101、エレクトレット膜であるFEP102、PET(ポリエステル)等によって構成された環状円盤形状のスペーサ103、PET等のフィルム104aにニッケル等の金属104bを蒸着した振動膜104、ステンレス等によって構成された円筒形状のリング105、106、ガラスエポキシ等によって構成され、指向性調整用音孔107aが設けられたベース107、及びインピーダンス変換用のFET(Field-effect transistor)108、チップコンデンサ109を有している。
図9に示すように、マイクロホン200は、アルミニュウム等の金属によって構成され、前面板201aが一体的に構成された有底円筒形状のカプセル201、ステンレス等によって構成された円筒形状のリング202、208、PET等によって構成された環状円盤形状のスペーサ203、PET等のフィルム204aにニッケル等の金属204bを蒸着した振動膜204、エレクトレット膜である分極化処理されたFEP205、ステンレス等によって構成された板状の背極板206、円筒形状の絶縁体ホルダ207、ガラスエポキシ等によって構成され、指向性調整用音孔209aが設けられたベース209、及びインピーダンス変換用のFET210、チップコンデンサ211を有している。そして、前面板201aには、貫通孔である受音用音孔201ba、201bb、201bcが設けられ、背極板206には、その片面にFEP205が設けられるとともに、貫通孔である空気孔206a、206bが設けられている。
例えば、図8に示した通り、フロントエレクトレットタイプのエレクトレットコンデンサ型マイクロホンの場合、前面板101aの内壁面に、直接、エレクトレット膜であるFEP102が形成されている。従って、カプセル101外からエレクトレット膜であるFEP102への砂塵の進入経路長は、実質、受音用音孔101aaの深さ、すなわち前面板101aの厚みのみであり、カプセル101外部の砂塵がこのFEP102に到達する可能性は非常に高い。そして、このように砂塵がエレクトレット膜であるFEP102に到達し、砂塵がこのFEP102に付着した場合、振動膜104と前面板101aとによって構成されるコンデンサの電位が低下することが経験的に知られており、このコンデンサの電位低下は、マイクロホン100の感度劣化につながる。
この欠点を解消するために考案されたのが特許文献1に示すマイクロホンである。この考案の要部を図10及び11に示す。
この改良貫通孔は、先ず、前面板101aの矢印Aで示す方向、すなわち前面側から後面側方向(図10において前面板の下側から上側方向)に、板厚Pのほぼ半分の深さQまで、円形の第1の凹部101−1を形成する。このとき数個(例えば3個)の連結部101−2(図11参照)を残しておく。次いで、前面板101aの後面側から前面方向に、板厚の残った半分(P−Q)より若干大きい深さ(P−Q+R)まで、円環形の第2の凹部101−3を形成する。
このようにして形成した改良された貫通孔である受音用音孔によれば、外気の砂塵は、前面側から第1の凹部101−1を通り、深さ(R)のスリット101−4を経てから、第2の凹部101−3を通ってFEP膜102に到達する。そこで、このスリット101−4の深さRを小さく設定することにより、砂塵の進入を抑制できる。
この発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、砂塵が外部からエレクトレット膜へ進入することによって生じる感度劣化を抑制することが可能なマイクロホンを提供することを目的とする。
エレクトレットタイプのコンデンサ型マイクロホンは、従来技術の説明(図8参照)で述べた如く、一方の電極となる導電性の振動板104と、これと所定の間隔を隔てて平行で対向して配置された背極板として働くカプセル101の前面板101aと、それらの板104と101aの対向する表面のいずれか一方(例えば前面板101a)の上に形成されたエレクトレット膜102とでコンデンサ部を構成し、これを導電体カプセル101内に収容して得られる。
なお、カプセルは円筒カップ形状のものとして説明したが、それは前面板がコンデンサ部の一構成要素を構成するものとみなしたためであって、これに限定する必要はなく、原理的には両端開放形の円筒体を用いることもできる。
この改良されたコンデンサ部40は、一方の電極となる導電性の振動板14と、これと所定の間隔を隔てて平行で対向して配置された背極板11と、それらの板14と11の対向する表面のいずれか一方(例えば背極板11)の上に形成されたエレクトレット膜12と、空気道孔として働く貫通孔11a、11bを必然的に形成しなければならない背極板の外面上に、密着固定される覆い板41とで構成する。
このスリット41adの上記覆い板の表面からの深さと、その長手方向の長さと、長手方向に直角な方向の断面形状を、砂塵の侵入阻止効果の高い寸法、形状に選択する。
このようにして得られた、改良されたコンデンサ部40を用いてマイクロホンを構成すると、外部からエレクトレット膜への砂塵の進入経路長を、それぞれの板に設けられた空気道孔の深さに、連結スリットの長さを加えた長さに延長することができるだけでなく、連結スリットによる砂塵侵入抑制効果が加わって、外部から進入する砂塵がエレクトレット膜に到達する確率を低減させることができる。
また、エレクトレット膜は、背極板の振動膜側表面に形成する例で説明したが、図1のCに示す如く、振動膜の背極板側に形成してもよい。この場合においても、スリットを覆い板の背極板側の密着表面に形成して第3例の改良されたコンデンサ部40−2を得られるだけでなく、図1のDに示す如く、背極板の覆い板側の密着表面に形成して第4例の改良されたコンデンサ部40−3を得てもよく、両板の密着表面の両方に形成してもよい(図示省略)。
背極板スペーサは、前記所定の空隙長を与えるだけの極めて薄い厚さの導電体の環状円盤体が望ましい。あるいはこれによって形成される空隙長を極めて薄くする場合には、金属のメッキとかその他適宜の付着技術で形成してもよい。
図2は、本願発明に係る改良されたコンデンサ部40を用いてフロントエレクトレットタイプのコンデンサ型マイクロホン1を構成した実施例1の構成を例示した断面図であり、図3は、図2におけるマイクロホン1の底面をA方向からみた平面図である。
図2に示すように、この例のマイクロホン1は、カプセル10、背極板11、エレクトレット膜であるFEP12、スペーサ13、振動膜14、振動膜リング15、ベース16、FET17、チップコンデンサ18a、出力端子19a、GND配線19b、及びFEP20を有している。
図4に示すように、この場合、前面板10aの内面にはV字型の溝が形成されており、このV字型の溝部分と、前面板10aの内面に構成される背極板11とで囲まれた空間(断面が三角形の空間)が、スリット10adとして機能することになる。なお、このスリット10adを音響抵抗として使用する場合、スリット10adの深さ(スリットギャップ)は、5μm〜50μm程度が望ましい。一方、スリット10adを音響抵抗として使用しない場合には、このスリット10adの深さを50μm以上とすることが望ましい。また、スリット10adの長手方向の寸法は、受音用音孔10aaと、後述する空気道孔11a、11bと、を接続することができる寸法であれば、特に制限はないが、例えば、2.7〜3.6mm程度に構成することが望ましい。また、スリットの短手方向の長さ(幅と言ってもよい)は接続する空気道孔の直径に相当する長さとし、たとえばφ0.4〜0.8mm程度が望ましい(マイクロホン1の直径をφ6mmとした場合)。
この実施例においては、本願発明に係る改良されたコンデンサ部40の背極板11の外面に密着固定される覆い板として、カプセル10の前面板10aをこの役目に用いる。一見すると図8に示した従来例のフロントエレクトレットタイプのコンデンサ型マイクロホン101における背極板として働く前面板101aを2層構造にしたに過ぎないと即断するか、或いは、図8に示した従来例の前面板101aとエレクトレット膜であるFEP膜102との間に補助の導電体層を挿入したに過ぎないと即断しがちであるが、この2層構造には、上記発明原理の項で説明した如く、大いなる工夫が施されており、この工夫は容易には推考され得ない。
この振動膜14は、その外縁が、スペーサ13の外縁と一致するように構成・配置され、さらに、金属膜14bが形成された導電層面側を振動板リング15側に向けた状態で、スペーサ13上に配置される。そして、振動膜14は、この振動板リング15とスペーサ13とに挟み込まれ、このスペーサ13の厚みによって、FEP12から所定の隙間を保った状態で固定される。なお、この隙間は、16μm〜50μm程度であることが望ましい。
振動板リング15の高さは、マイクロホン1全体の高さに依存するが、マイクロホン1の高さが1〜3mm程度であった場合、この振動板リング15の高さは、0.6mm〜2.0mm程度に構成されることが望ましい。なお、この振動板リング15を、振動膜14側とベース16側との2つに分離できる構成としてもよい。この場合、振動膜14側の高さは、0.3mm〜0.5mm程度であることが望ましく、ベース16側の高さは、0.3mm〜1.5mm程度であることが望ましい(マイクロホン1の高さが1〜3mm程度であった場合を想定)。また、振動板リング15の側面の厚み(外周半径と内周半径との差)は、0.4mm〜0.8mm程度であることが望ましい。
また、図2に示すように、カプセル10の側面側の内面には、絶縁膜であるFEP20が形成される。これにより、振動板リング15とカプセル10とが接触し、振動板リング15がカプセル10と電気的に短絡してしまうことを防止することができる。なお、このFEP20の膜厚は、5μm〜20μm程度であることが望ましい。また、このFEP20としてPET等の他の絶縁体材料を用いることとしてもよい。
以下に、図2のマイクロホン1の製造方法を例示する。
[カプセル10]
例えば、プレス加工等により、スリット10ad及び受音用音孔10aaを生成したアルミニュウム等の平板の一部に、帯状に絶縁体であるFEP20を熱溶着し、これをしぼり加工することにより、閉塞部である前面板10aを有する有底円筒カップ形状のカプセル10を構成する。
[背極板11]
例えば、真ちゅう等の平板にFEP12を熱溶着し、分極化処理した後、この平板をプレス加工、切削加工等して空気道孔11a、11bを形成し、背極板11を構成する。
[振動膜14]
例えば、PET等の高分子シート14aの片面一面に、スパッタリング等の方法によって、Ti等の金属を蒸着させることにより構成する。
[組み立て]
例えば、カプセル10の前面板10aの内面に、背極板11、スペーサ13、振動膜14、振動板リング15、ベース16を順次積み重ね、前述のようにカプセル10の後端を内側に折り返すことにより、これらをカプセル10内に固定する。
さらに、密着固定される前面板10aと背極板11の密着表面のいずれか一方として、この形態の例では、前面板10aの背極板11側表面にスリットスリット10adを設け、空気道孔11a、11bの前面板10a側の開口部は、前面板10aの一部である空気道孔覆部10ab、10acによって覆われ、かつ、受音用音孔10aaの背極板11側の開口部は、背極板11によって覆われ、空気道孔11a、11bの前面板10a側の開口部の少なくとも一部と、受音用音孔10aaの背極板11側の開口部の少なくとも一部とを、スリット10adによって接続することとした。
また、スリット10adを、その長手方向と垂直な断面が三角形となるように、V字状の溝として形成すると、音響抵抗用スリットとして働く。また、指向性調整用音孔16aを設けない構成とすることにより、マイクロホン1の特性を単一指向性とすることができる。
また、スリット10adを音響抵抗用スリットとして構成せず、指向性調整用音孔16aを設けた場合には、マイクロホン1の特性を双指向性とすることができる。
さらに、この形態の例では、前面板10aの内面に設けられた背極板11にエレクトレット膜であるFEP12を設けることとしたため、従来のバックエレクトレットタイプのマイクロホンと同様な高い音響性能を有することとなる。
なお、従来、このリング202は最低0.2mm以上の厚みを必要としていた。リング202の厚みをこれ以上薄くした場合、マイクロホン200のかしめ時のベース209側からの応力によってリング202が歪んでしまい、これに接着されている振動膜204も歪み、その音響特性に悪影響を与えてしまうからである。したがって、このリング202を必要としないこの形態の例のマイクロホン1では、従来に比べ0.2mm以上の低背化が可能となる。
さらに、このリング202を削減できる分、部品点数を削減でき、製造コスト、部品コストを低減させることができる。
また、この形態の例では、十分な厚みを有する振動板リング15に振動膜14を接着しているため、従来のように、薄いリング202に振動膜204を接着していた場合に比べ、かしめ時における振動膜14の歪を大幅に低減させることができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。
このように、この実施例4の連結スリットは、背極板と覆い板の間の空隙部がその働きをなしている。これにより両板が極めて薄く、その表面内にスリットを形成すると板の強度が極端に弱くなる惧れがある場合に、この実施例は極めて有効である。
10a、41、101a、201a 前面板
11、206 背極板
10aa、10ba、10bb、41a、101aa、201ba、201bb、201bc 受音用音孔
10ad、11ad、41ad、42ad スリット
11a、11b、11c、206a、206b 空気道孔
12、102、205 エレクトレット膜
14、104、204 振動膜
Claims (10)
- エレクトレット膜とこれを間に挟んで対向配置された2つの電極とで以って形成されるコンデンサ部と、
このコンデンサ部を収容する有底円筒形状のカプセルと、
を具えたエレクトレットタイプのコンデンサ型マイクロホンにおいて、
上記2つの電極のうちの一方の電極は、導電体振動膜からなり、
上記2つの電極のうちの他方の電極は、導電体背極板からなり、環状円盤形絶縁体の電極間スペーサを介して上記振動膜と平行に上記スペーサによって定まる所定の厚さの空隙を持って対向配置され、
上記エレクトレット膜は、この背極板の振動膜側の表面及び振動膜の背極板側の表面のいずれか一方上に形成され、
背極板の振動膜側の表面とは反対側の表面を覆って覆い板が設置され、
覆い板は、背極板に対向して、上記カプセルの前面板として構成され、
背極板はそれを貫通し、その一端が振動膜と背極板の間の空隙部に連なる空気道孔を持ち、
覆い板は背極板の空気道孔とは連通せず、かつ、上記覆い板及び背極板の厚さよりも長い間隔だけ上記背極板の空気道孔から離れた位置に、それを貫通し、その一端が外部に連なる空気道孔を持ち、
背極板と覆い板との接合境界部で延伸し、上記背極板の空気道孔と覆い板の空気道孔を、これらの各孔の軸と直角方向に結ぶ連結スリットを持ち、
背極板の空気道孔は、前記カプセルの軸方向から見た場合に、覆い板の空気道孔を中心として対称に位置しており、
この連結スリットと、それによって連結された上記両板の空気道孔とを通ってエレクトレット膜が外部と通じ、外部からの砂塵がエレクトレット膜に到達するのをこの連結スリットが抑制することを特徴とするマイクロホン。 - 請求項1記載のマイクロホンであって、
前記覆い板は、背極板に密着固定され、両板の互いに密着固定された表面のうちの少なくとも一方の表面内に前記連結スリットが形成されていることを特徴とするマイクロホン。 - 請求項2記載のマイクロホンであって、
前記連結スリットは、それが形成された背極板及び覆い板のいずれか一方の表面から最大50μmの深さのV字型溝として形成されて音響抵抗用スリットとして働くことを特徴とするマイクロホン。 - 請求項2記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く空気道孔が設けられ、その内面側に背極板が密着固定され、
前記エレクトレット膜は背極板の前記前面板側と反対側の面に設けられ、
前記背極板の空気道孔の前記前面板側の開口部は、前記前面板によって覆われており、
前記前面板の受音用音孔の前記背極板側の開口部は、前記背極板によって覆われており、
前記連結スリットが、前面板の背極板側の面に形成されていることを特徴とするマイクロホン。 - 請求項2記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く空気道孔が設けられ、その内面側に背極板が密着固定され、
前記エレクトレット膜は背極板の前記前面板側と反対側の面に設けられ、
前記背極板の空気道孔の前記前面板側の開口部は、前記前面板によって覆われており、
前記前面板の受音用音孔の前記背極板側の開口部は、前記背極板によって覆われており、
前記連結スリットが、背極板の前面板側の面に形成されていることを特徴とするマイクロホン。 - 請求項2記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く空気道孔が設けられ、その内面側に背極板が密着固定され、
前記エレクトレット膜は前記振動膜の背極板側の面に設けられ、
前記背極板の空気道孔の前記前面板側の開口部は、前記前面板によって覆われており、
前記前面板の受音用音孔の前記背極板側の開口部は、前記背極板によって覆われており、
前記連結スリットが、前面板の背極板側の面に形成されていることを特徴とするマイクロホン。 - 請求項2記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く空気道孔が設けられ、その内面側に背極板が密着固定され、
前記エレクトレット膜は前記振動膜の背極板側の面に設けられ、
前記背極板の空気道孔の前記前面板側の開口部は、前記前面板によって覆われており、
前記前面板の受音用音孔の前記背極板側の開口部は、前記背極板によって覆われており、
前記連結スリットが、背極板の前面板側の面に形成されていることを特徴とするマイクロホン。 - 請求項1記載のマイクロホンであって、
前記覆い板は、背極板に環状円盤形の背極板スペーサを介して固定され、
背極板と覆い板の間に形成される背極板スペーサによって定まる所定の空隙長を持った空隙部が、前記連結スリットとして働くことを特徴とするマイクロホン。 - 請求項8記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く貫通孔が設けられ、その内面側に環状円盤形の背極板スペーサを介して背極板が固定され、
前記エレクトレット膜は背極板の前記前面板側と反対側の面に設けられ、
前記前面板と背極板との間に形成される背極板スペーサによって定まる所定の空隙長を持った空隙部が、前記連結スリットとして働くことを特徴とするマイクロホン。 - 請求項6記載のマイクロホンであって、
前記カプセルは、前記覆い板として働く前面板を持った導電体の円筒カップ形に形成され、
前記前面板は、受音用音孔として働く貫通孔が設けられ、その内面側に環状円盤形の背極板スペーサを介して背極板が固定され、
前記エレクトレット膜は前記振動膜の背極板側の面に設けられ、
前記前面板と背極板との間に形成される背極板スペーサによって定まる所定の空隙長を持った空隙部が、前記連結スリットとして働くことを特徴とするマイクロホン。
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