JP4033383B2 - 個人情報の表示方法、情報表示カード管理システムおよびそれに用いるプリぺイドカード - Google Patents

個人情報の表示方法、情報表示カード管理システムおよびそれに用いるプリぺイドカード Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書き換え可能で肉眼で識別可能な画像情報として記録し表示する可逆性画像表示部と、書き換え可能で目視不能な情報を記録する情報記憶部を有するプリペイドカードを用いた個人情報の新規な管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば商業界においては、一定取引回数または一定取引額に応じて顧客にプレミアムを提供する商習慣があり、またPOSシステム等の顧客管理を行なうことにより、顧客ID情報に応じたサービスを提供して顧客確保が行なわれている。
最近この種の目的のために、肉眼で識別可能な画像情報として表示し、該表示画像を消去できる書き換え可能な可逆性画像表示部と、書き換え可能で目視不能な情報を記録する情報記憶部を有するプリペイドカードが提案され、市場で使われている。
このようなプリペイドカードの利点は、繰り返し利用していく間に変化していく各種情報を、情報記憶部に更新記録できると同時に、変化情報を可逆性画像表示部で目視確認できることである。
【0003】
例えば、特許第2685309号公報には、支持体上に磁気記録層(情報記憶部)及び支持体の磁気記録層と反対側に、交通の利用路線区間の路線図が印刷された印刷層、その上に表示層(可逆性画像表示部)が設けられ、表示層の残額及び前記利用路線区間の路線図に対応して乗車駅を表示するようにした(交通)料金カードが提案されている。
【0004】
また、特許第2692424号公報には、磁気記録層(情報記憶部)と可逆性感熱記録層(可逆性画像表示部)が設けられたポイントカードであって、一定取引回数または一定取引額に応じて顧客にプレミアムポイントを提供し、ポイント変化状況を可逆性感熱記録層に表示し、かつ磁気記録層に更新記録することが提案されている。
【0005】
さらに特開平10−71792号公報には、健診情報表示部(可逆性画像表示部)と情報記憶部とを有する健診カードであって、健診情報表示部に表示され、情報記憶部に記憶される健診情報を更新し、健診業務の効率化と受診者へのサービス向上を図ることが提案されている。
【0006】
近年、健康を維持向上しようとする個人の意識が高まり、それに伴いスポーツジムのような体力向上施設が多数整備され、充実化が図られている。このようなスポーツジムの会員が施設を繰り返し利用する結果、体重、身体特定部のサイズ、筋力あるいは肺活量等の変化状況を会員あるいはインストラクタが逐一確認して、体力の向上の目安とそのためのメニュー作成の手がかりとしている。
また、アパレル業界では、顧客の身体特定部のサイズを記録管理し、その後そのデータに基づいて顧客のサイズに合う商品の品揃え等を行って、顧客へのサービスを行い売上増加を図ることが盛んに行なわれている。
さらに、個人がキャッシュカードによって銀行預金あるいは郵便貯金等から現金を引き出す場合、その残額の明細は印刷された紙片によって通常明らかにされるが、その紙片の扱いに悩まされることが多く、紙片に替わる手段の提案が望まれている。
これらの例に限らず、顧客個人情報が顧客のプライベートなもので、他人には知られたくない情報を扱う業界が少なくない。例えば、体重、身体特定部のサイズ、筋力あるいは肺活量等の身体に関わるデータは極プライベート情報であり、これらの情報が表示されたプリペイドカードが保有者の手から離れれば、他人にも容易に視認可能なものとなり、カード保有者によっては他人に視認されることが、プライバシー保護やセキュリティーにかかわるという意識で、嫌悪感を持たせてしまう問題がある。預貯金額データに関しては言うまでもないことである。しかしながら、このような問題を解決するための提案は未だなされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、カード保有者の他人に知られたくない特定個人情報が守秘され、プライバシーの保護とセキュリティーの維持が可能な、個人情報表示方法、その管理システム及びそれに用いる更新可能なプリペイドカードを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の、(1)「情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有するプリぺイドカードを用いて、該情報記憶部および/またはコンピュータに記憶されたカード保有者個人情報(以下個人情報という)のうち特定のものを画像表示部に表示する方法であって、該情報記憶部およびコンピュータにカード所有者認識情報(以下認識情報という)を記憶させ、かつ画像表示部に表示される個人情報、絵、写真、又は、キャラクタをカード保有者が選定し、選定した個人情報、絵、写真、又は、キャラクタだけを画像表示部に表示する旨のプログラムを該情報記憶部および/または他の情報処理手段に格納することによって、プリぺイドカードを作成することを特徴とする、個人情報の表示方法」、(2)「情報記憶部および/またはコンピュータに書込み手段によって個人情報を記憶させ、プログラムに従って特定個人情報を画像表示部にエネルギー印加によって画像表示することを特徴とする前記第(1)項に記載の個人情報の表示方法」、(3)「特定者が希望する個人情報を別途設ける電子デイスプレイ装置に表示する旨のプログラムを予め格納し、そのプログラムに従って電子デイスプレイ装置に個人情報を表示し、特定者が確認できることを特徴とする前記第(2)項に記載の個人情報の表示方法」、(4)「情報記憶部およびコンピュータに記憶された個人情報を書込み手段によって変更し、かつエネルギー印加によって画像表示部に表示された画像を書き換えて、更新することを特徴とする前記第(2)項又は第(3)項に記載の個人情報の表示方法」、(5)「画像表示部に表示する特定の個人情報の種類についてプログラム変更することを特徴とする前記第(1)乃至第(4)項のいずれかに記載の個人情報の表示方法」により達成される。
【0009】
また上記課題は、本発明の、()「情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有し、該情報記憶部が認識情報または個人情報を記憶し、該画像表示部がプログラムに従って前記個人情報のうち特定なものを表示するプリぺイドカード、前記個人情報のうち特定なもの、絵、写真、又は、キャラクタを画像表示部に表示するプログラムを格納しかつ認識情報または個人情報を記憶する手段、前記情報記憶部に認識情報または個人情報を書き込む手段(情報書き込む手段という)、前記記憶された情報を読み出す手段(情報読み出し手段という)および前記画像表示部に画像を表示し消去する手段(エネルギー印加手段という)から少なくともなることを特徴とする情報表示カード管理システム」、()「エネルギー印加手段が熱エネルギー印加手段であって画像表示用と画像消去用の別体で構成され、画像表示用がサーマルヘッドおよび画像消去用がサーマルヘッド、セラミックヒータ、熱ロールのいずれか1つであることを特徴とする前記第(6)項に記載の情報表示カード管理システム」によって達成される。
【0010】
また上記課題は、本発明の、()「情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有し、該情報記憶部が認識情報または個人情報を記憶する機能を、該画像表示部が、予め格納されたプログラムに従って、情報記憶部またはコンピュータに記憶された個人情報のうち特定のもの、絵、写真、又は、キャラクタのみを表示する機能を有することを特徴とするプリぺイドカード」、()「書き換え可能な画像表示部が可逆性感熱記録材料から少なくともなることを特徴とする前記第(8)項に記載のプリぺイドカード」により達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、カード保有者の心情として、情報として記録し残しておきたいが、他人には知られたくない観られたくない自身の個人情報について、その心情に応えるためのプリペイドカードの、顧客にとって利便性の高い新規な使い方を提供するものである。
本発明における個人情報とは、特に限定されるものではないが、個人を識別する情報(識別情報と称する)と個人を識別する意味がない情報(非識別情報と称する)に便宜的に大別し、以下個人情報と表現した場合は識別情報と非識別情報の双方を含むものとする。
【0012】
識別情報とは、例えば氏名、住所、生年月日、電話番号、血液型、会員番号、学籍番号および預貯金口座番号のようなものがあり、あくまで特定個人を他人と区別識別するものであって、カードの利用を重ねても特別な事情を除いては内容に変化する可能性はほとんどなく、文字あるいは数字で表現されるものである。なお、カード利用時にカード保有者を識別するために、カードの情報記憶部とホストコンピュータの記憶部にそれぞれに記憶させる識別情報の少なくとも1つを同じものにしておく必要がある。
【0013】
非識別情報とは、例えばスポーツジム、エステ、アパレルあるいは病院等における身長、体重、身体の特定部サイズ等、体力測定結果による腕力、走力、背筋力等、並びに身体検査結果による血圧、血液、各臓器、視力、聴力、肺活量等のような身体に纏わる情報、学習塾における学科目の取得点等に関わる成績情報及び預貯金額のような金銭に関する情報などがあり、一般的に数値で表わせ、カードの利用を重ねると内容に変化していく可能性がある情報である。
【0014】
前述の可逆性画像表示部と情報記憶部を有するプリペイドカードは、このような非識別情報を管理するのに適用可能であるが、個人情報は、識別情報か非識別情報の如何を問わず、いずれも記録し残しておく必要があり、あるいは残しておく価値がありながら、中には画像表示部に一切表示せずに、他人に知られない観られない状態にしておきたいものがあり、その情報の種類はかなり感覚的なもので、人によってさらにカードの使用目的によっても異なるものである。
非識別情報の身体に纏わる情報の中で、例えば体重、身体の特定部サイズに関する情報については特に女性にとって他人に知られない状態にしておきたいものである。成績情報とか金銭に関する情報については、言うまでもない。
逆に、例えばスポーツジムに通う目的が少なくとも体重を減らすことにある場合には、他の情報についてはともかく、体重だけは表示情報として画像表示部に表示することにして、その減量状況を時系列的に観られるようなパターンで表示されることを希望する人もいるものと想われ、表示情報の選定は様々である。
【0015】
本発明の主旨は、書き換え可能で肉眼で識別可能な画像情報として記録し表示する可逆性画像表示部と、書き換え可能で目視不能な情報を記憶する情報記憶部を有するプリペイドカードを用い、特定情報だけを画像表示部に表示することとするプログラムをコンピュータに(情報記憶部がICメモリの場合はICメモリに)格納しておいて、カード所有者は自身の個人情報のうち画像表示部に表示するものを選定し、前記プログラムに基づいて選定した情報だけを画像表示部に表示するものとすることによって、プリペイドカードの新たな利用方法を提案し、顧客のためのプリペイドカードの利便性を高めたものである。
本発明においては、全ての個人情報を画像表示部に表示しないこととする選択も可能である。
【0016】
次に、本発明に従い、情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有するプリペイドカードを用いた個人情報表示方法と情報表示カード管理システムについて、スポーツジムの利用を例にして具体的に説明する。
スポーツジムでは、予めジムのコンピュータ等に、情報記憶部等に記憶させる非識別情報の種類、例えば胸囲、腰囲、尻囲のいわゆるスリーサイズ、体重、腕力、背筋力、肺活量をプログラム上決め、かつ記憶させた非識別情報のうち特定情報だけを画像表示部に表示することとするプログラムを格納しておく。
新たにスポーツジムの会員になる手続きは、先ず専用カードの作成から始まる。新人会員自身またはスポーツジムの係員が、該会員の識別情報を例えばキーボードによって書き込んで、カードの情報記憶部とコンピュータの記憶部に情報書き込む手段によって記憶させ、さらにプログラムで定められた記憶させる非識別情報の中から会員が画像表示部に表示しないものとして、例えば体重とスリーサイズを選定登録し、それをプログラムに入れることによって、専用カードが作成される。
カード作成時に識別情報をカードの情報記憶部とコンピュータの記憶部に記憶させる際に、その時点で明確になっている非識別情報を同時に記憶しておくことも可能である。
【0017】
この場合、情報記憶部等に記憶させる非識別情報の種類を予めプログラム上決めておかないで、個々の会員が決めることができるようにしておき、このように決めた非識別情報の中からさらに画像表示部に表示しない情報の種類を選定登録し、プログラムに入れることも可能である。
また、画像表示部に表示しない情報として、非識別情報に限らず、識別情報についても同様に扱うこともできる。
さらに、専用カードの作成後必要に応じて、プログラムを変更して、画像表示部に表示しない情報について変更し追加することもできる。
【0018】
プリぺイドカードによる本発明の新たな情報表示方法は、またプリぺイドカード、前記個人情報のうち特定なものを画像表示部に表示するプログラムを格納し及び認識情報のみまたは個人情報を記憶する手段、前記情報記憶部に個人情報を書き込む手段(情報書き込む手段という)、前記記憶された情報を読み出す手段(情報読み出し手段という)および前記画像表示部に画像をエネルギー印加によって表示し消去する手段(画像表示消去手段という)から少なくともなる、新規な情報表示カード管理システムとして提案される。
このシステムを構成する各手段は特に限定されるものではない。例えば少なくとも情報書き込む手段、情報読み出し手段および画像表示消去手段とによって構成されるカードリーダ・ライタが使用されることが多い。
また、個人情報のうち特定なものを画像表示部に表示するプログラムを格納し及び認識情報のみまたは個人情報を記憶する手段として、ICメモリあるいは独立したコンピュータが主として用いられ、前者の場合はカードの情報記録部がICメモリで形成される。
カードリーダ・ライタは、通常コンピュータと回線で結ばれて稼働させている。さらにカードリーダ・ライタとコンピュータとが一体化された装置を用いることも可能である。
【0019】
すべての個人情報について情報記憶部とコンピュータの記憶部の一方あるいは双方に記憶させることができる。但し、前述のように、カード利用時にカード保有者を識別するために、カードの情報記憶部とコンピュータの記憶部にそれぞれに記憶させる識別情報の少なくとも1つを同じものにしておくことは言うまでも無い。
【0020】
スポーツジムの会員であるカード所有者が、カードをカードリーダ・ライタに通すと、カードリーダ・ライタの情報読み出し手段が情報記憶部の認識情報を読み取ってコンピュータに記憶された認識情報と照合し、本人であることを認識して、施設の利用を可能な状態にする。
【0021】
スポーツジムの各種運動機器を利用後に測定された非識別情報データがカードに書き込まれることになるが、未だ記憶させていなかった種類の情報については初めて書込み記憶し、既に記憶させてある種類の情報については更新し書込み(書き換え)記憶させることができる。
非識別情報を記憶させる書き込みは、キーボードの他に、運動機器に測定データを電気信号として出力する機能を設け、その信号を受けて直接書込み記憶させることができる。このような個人情報に関わるデータを電気信号として出力し直接書込み記憶させる機能を有する端末機は、スポーツジムに限らず種々の業界で利用されていることは言うまでもない。
【0022】
このようにして記憶された個人情報の中から、プログラムに従って画像カード保有者がカード作成時に当初選定したものだけが、カードの画像表示部に表示され、あるいは既に表示されている画像を消去し変更して新たな画像が表示され更新される。画像表示は、プログラムに従う指令に基づいて画像表示消去手段を作動させて行なわれる。
画像表示消去手段としては、可逆性画像表示部を形成する材質と画像表示のメカニズムによるが、材質が感熱性の場合には熱エネルギー印加手段が用いられる。
該熱エネルギー印加手段は、一般的に画像表示手段と画像消去用手段として別体で構成されたものが用いられ、具体例として、前者についてはサーマルヘッド、後者についてはサーマルヘッド、セラミックヒータあるいは熱ロール等が挙げられる。
【0023】
表示形、表示の大きさ、表示位置等のような、画像表示部への個人情報の表示パターンは限定されないが、予め設定したそのプログラムに従って表示することができ、またその表示パターンのプログラムを変更をすることもできる。
また、カードの画像表示部には、個人情報の他に、絵、写真、キャラクタ等を表示することも可能である。
【0024】
個人情報のうち特定の非識別情報がカードの画像表示部に表示されないことになると、他人に知られない状態にするという本発明の目的を達成できるが、反面保有者自身すら自分の情報を確認したい場合に、確認できないといった不都合が生じる。
本発明においては、別途電子デイスプレイ装置を用意し、特定者だけに希望する個人情報を表示できるようなプログラムを設定して、そのプログラムに従って画面表示装置に個人情報を表示して、特定者がその情報を確認できるようにすることもできる。
特定者とは、カード保有者の他に、スポーツジムの場合のインストラクタ、アパレルの場合の店員、学習塾の場合の講師、病院の場合の医師、銀行の場合の行員のように、カード保有者の目的を支援する協力者が含まれることを意味する。
前記の電子デイスプレイ装置は、ブラウン管デイスプレイ(CRT)、液晶デイスプレイ(LCD)、プラズマデイスプレイ(PDP)あるいはエレクトロルミネセントデイスプレイ(ELD)のような公知のものが適用可能であり、特に限定されず、かついずれもコンピュータ等から電気的信号として出力されてくる情報が光情報信号に変換され、パターン化信号として表示される機能を有するものである。
電子デイスプレイ装置に個人情報を表示するのは、カード保有者がカードをカードリーダ・ライタに通して施設を利用開始するときに、あるいは施設利用後に非識別情報が更新されたときなどである。
【0025】
業界によっては商品の売上向上のために、顧客に一定利用回数または一定取引額に応じてポイントを与え、加算されたポイントの大きさに依ってプレミアムを提供するようなやり方が盛んに行なわれ、そのために本発明で用いるようなプリペイドカードも活用されている。
本発明においては、該ポイントを個人情報として記憶し、さらに予め設定された利用回数または取引額のポイントを加算するプログラムにしたがって得られる情報を個人情報として記憶させ、さらにプログラムにしたがってこれらの記憶された情報を必要に応じて画像表示部に表示することができる。
【0026】
本発明に用いられるプリペイドカードは、支持体上に(1)情報記憶部と(2)書き換え可能な画像表示部を少なくとも有するものであり、これらの(1)情報記憶部と(2)書き換え可能な画像表示部は、それぞれ支持体の反対面上に設けても、同一面上に設けることもできるが、多くは前者の構成のものであり、また支持体上の(1)と(2)の面積も特に限定されるものではない。
さらに、カードの一部に書換不可能な印字又は印刷画像(以下印刷画像部という)を形成することができる。この印字又は印刷画像は、情報記憶部および/または画像表示部の上方に設けても良く、カードを繰り返し使用するうちに消えないように、熱硬化型、UV硬化型、EB硬化型等のインクを用いて形成することが好ましい。
【0027】
書き換え可能な画像表示部に用いられる可逆記録材料としては、熱、、電解などの刺激によって色または色調が変化するサーモクロミズム、エレクトロクロミズムを示すような物質などを用いることができる。
【0028】
近年、印可する熱エネルギーを変化させることによって色調が変化する可逆性感熱記録材料が市場で使用されている。例えば、特開昭63−107584号公報、特開平4−78573号公報および特開平05−00853号公報等に開示されるような、支持体上に有機低分子物質粒子を樹脂マトリックス中に分散させた層を設けてなる可逆性感熱記録材料、特開昭60−193691号公報に開示されるような顕色剤として没食子酸とフロログリシノールとを組合わせたものを用いた可逆性感熱記録材料、特開昭61−237684号公報に開示されるような顕色剤としてフェノールフタレインやチモールフタレインなどの化合物を用いる可逆性感熱記録材料、特開昭62−138556号公報、特開昭62−138568号公報および特開昭62−140881号公報に開示されるような発色剤と顕色剤とカルボン酸エステルの均質相溶体を記録層に含有させた可逆性感熱記録材料、特開昭63−173684号公報に開示されるような顕色剤にアスコルビン酸誘導体を用いた可逆性感熱記録材料、特開平2−188293号公報および特開平2−188294号公報に開示されるような顕色剤にビス(ヒドロキシフェニル)酢酸または没食子酸と高級脂肪族アミンとの塩を用いる可逆性感熱記録材料、特開平05−124360号公報に開示されるような顕色剤に長鎖脂肪族基を持つ電子供与性化合物を用いた可逆性感熱記録材料等が提案されている。
【0029】
支持体上に、主成分として有機低分子物質粒子を樹脂マトリクス中に分散させた可逆性感熱記録層を有する前記記録材料は、該記録層に印可する熱エネルギーを変化することによって白濁―透明間で透明度が可逆的に変化するものである。通常該熱エネルギー印加には、透明になる温度の範囲があるものである。本発明に用いられる可逆性感熱記録材料は、前記のごときの透明状態と白濁状態の透明度の変化を利用しており、そのメカニズムについては次のように推測されている。
すなわち、(I)透明の場合には樹脂母材中に分散された有機低分子物質の粒子は有機低分子物質と樹脂母材は隙間なく密着しており、また粒子内部にも空隙はなく、片側から入射した光は散乱されることなく反対側に透過するため透明に見えること、また、(II)白濁の場合には有機低分子物質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶で構成されており、結晶の界面もしくは粒子と樹脂母材の界面に隙間ができ片側から入射した光は空隙と結晶、空隙と樹脂の界面で屈折し、散乱されるため白く見えるものと考えられている。
代表例として、ポリエステル等の樹脂母材中に高級アルコール、高級脂肪酸等の有機低分子物質を分散した感熱層が挙げられる。
【0030】
また、ロイコ染料と長鎖脂肪族基を持つ電子供与性化合物を用いた前記の可逆性感熱記録材料は、ロイコ染料の種類を変えることによって色調を変えることができ、電子供与性化合物の長鎖脂肪族基を変えることによって、発色―消色温度を変えることができるので、多色の可逆的熱発色性シートをつくることができる。このロイコ染料と長鎖脂肪族基を持つ電子供与性化合物は限定的でなく、このような挙動を生起するものであれば、特に限定されない。
顕色剤としては、長鎖脂肪族炭化水素基をもつ有機リン酸化合物、脂肪族カルボン酸化合物またはフェノール化合物が開示されているように、分子内に発色剤を発色させることができる顕色能をもつ構造と分子間の凝集力をコントロールする構造を併せ持つ化合物が使用される。顕色能をもつ構造としては、フェノール性水酸基、カルボキシル基、リン酸基などの酸性の基が用いられるが、これらに限らず、チオ尿素基、カルボン酸金属基など発色剤を発色できる基を持てばよい。
分子間の凝集力をコントロールする構造の代表例としては長鎖アルキル基等の炭化水素基などがある。この炭化水素基の炭素数が8個以上のものが好ましく、さらに11個以上の長鎖脂肪族基を持つものが良好な発色・消色特性を得る上で好ましい。また、この炭化水素基には不飽和結合が含まれても良く、また分枝状の炭化水素基も包含される。この場合も主鎖部分は炭素数が8個以上のものが好ましく、さらに11個以上であることが好ましい。
上記のように顕色剤は、顕色能をもつ構造と炭化水素基のような分子間の凝集力をコントロールする構造が連結した構造を持つ。この連結部分にはヘテロ原子を含む2価の基、または、これらの基が複数個組合わせた基をはさんで結合していても良い。以下、本発明に用いられる顕色剤について具体的に例示する。なお、顕色剤は単独で用いても良いし2種類以上を混合して用いても良い。
【0031】
【化1】
Figure 0004033383
式中、Xはヘテロ原子を含む2価の基または直接結合手を示し、Xはヘテロ原子を含む2価の基を示す。Rは2価の炭化水素基を表し、Rは炭素数1から22の炭化水素基を表す。また、pは0から4の整数を表わしpが2から4の時繰り返されるRおよびXは同一でも、異なっていても良い。また、qは1から3を表わす。
【0032】
可逆性感熱記録材料は、支持体の片面に直接又は下塗り層を介して可逆性感熱記録層を設け、必要であればその上に直接又は中間層を介して表面保護層を設けることができる。
製造工程順序としては、こうして得られた可逆性感熱記録層を設けたものに、通常裏面に磁気記録層のような情報記憶部を設け、さらに必要な場合にはバック層を設けることがことが多く行なわれている。
表面保護層としては、透明性と耐熱性に優れるPES、PEIなどのプラスチックフイルムが好ましいが、これに限定されず、記録層を成膜後、UV硬化樹脂層をコートし硬化しても良い。表面保護層の厚さは薄過ぎると機械的強度が不足して基板に破損が生じ、また厚過ぎると記録層への熱伝達効率が悪化するので、1〜30μm程度が好ましい。
【0033】
本発明のプリペイドカードを構成する目視不可能で書換可能な情報を記憶し格納する情報記憶部としては、磁気記録層のみならず、磁気ストライブ、ICメモリあるいは光メモリの1種にすることができ、さらに、人間が肉眼では識別不可能な光学的なバーコードパターンとすることもできる。
ICメモリを用いる場合には、該メモリに全てのプログラムが格納される。
【0034】
本発明のプリペイドカードを構成する支持体としては、特に限定されないが、例えばPET、PC、PESなどのプラスチックフイルムあるいはこれらの複合体、ガラス板などを透光性材料を用いることが好ましく、シート状のカードとする場合の支持体の厚さは通常、50〜500μ、特に100〜300μm程度が好ましく、板状の剛体とする場合の厚さは、特に限定されない。
また、同種又は異種のフイルムを2枚以上貼り合わせて支持体として使用することもできる。
さらに、シート状支持体上に画像表示部を形成したものと、板状の剛体の支持体上に情報記憶部を形成したものをそれぞれ別途用意し、貼り合わせてカードとすることもできる。
【0035】
さらに、本発明を図を用いて説明する。
図1は、本発明に用いられる顧客カードの一例であって、表面側に情報表示部(1a)と印刷画像部(1b)が、裏面側に情報記憶部(1c)が設けられたものである。情報記憶部には、例えば磁気記録部、ICチップ、非接触ICチップなどが好ましく用いられる。
この場合、情報記憶部(1c)は、カード(1)の裏面全領域又は表面若しくは裏面の1部領域のみに設けることができ、また印刷画像部(1b)には、各種文字を印刷、印字、熱転写等により設けることができる。
【0036】
さらに、図2(a)は、顧客カード(1)の裏面側に設ける情報記憶部(1c)の一例を示すもので、情報記憶部(1c)にICチップ(2)を用いたものである。ICチップ(2)は窪み部(3)に納めて形成され、カード全体はシート状に加工した形である。この窪み部(3)に、図2(b)に示されるようなウェハ(11)が組み込まれて固定される。ウェハ(11)は、ウェハ基板(12)上に集積回路(13)と、さらにこの集積回路(13)に電気的に接続されている複数の接触端子(14)とが設けられたものである。この接触端子(14)はウェハ基板(12)の裏面側に露出しており、専用の処理装置(リーダライタ)がこの接触端子(14)に電気的に接触して所定の非可視情報を読み出したり書き換えたりできるように構成されている。
【0037】
図3(a)は、集積回路(13)を示す概略の構成ブロック図であり、図3(b)はRAMの記憶データの1例を示す構成ブロック図である。集積回路(13)は、例えばLSIで構成されており、その中には制御動作を所定のシーケンス(手順)で実行することのできるCPU(15)と、CPU(15)の動作プログラムデータを格納するROM(16)と、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAM(17)を含む。さらに集積回路(13)は、入力信号を受けてCPU(15)に入力データを与えるとともにCPU(15)からの出力信号を受けて外部に出力する入出力インターフェース(18)と、図示していないが、パワーオンリセット回路、クロック発生回路、パルス分周回路(割込パルス発生回路)、アドレスデコーダ回路とを含む。CPU(15)は、パルス分周回路から定期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコード回路はCPU(15)からのアドレスデータをデコードし、ROM(16)、RAM(17)、入出力インターフェース(18)にそれぞれ信号を与える。入出力インターフェース(18)には、複数(図中では8個)の接触端子(14)が接続されており、前記の専用プリンタ(リーダライタ)からの所定データがこの接触端子(14)から入出力インターフェース(18)を介してCPU(15)に入力される。CPU(15)は、入力信号に応答して、かつROM(16)内に格納されたプログラムデータに従って、各動作を行ない、かつ、所定のデータ、信号を入出力インターフェース(18)を介してカードリーダライタに出力する。
【0038】
この集積回路(13)はリーダライタのノード部と電気接触してリーダライタと情報を授受するための接触端子(14)の代わりに、図3(c)に示されるように、磁気塗膜アンテナ部(19)からなる従来から知られた非接触型の端子とすることができる。その他の各部は、図3(c)に示されると同じく、CPU(20)、ROM(21)、RAM(22)および入出力インターフェース(23)を示す。
【0039】
図3(b)に示されるように、RAM(17)は複数の記憶領域(17a)〜(17i)含む。例えば領域(17a)〜(17d)にはカード保有者の個人認識情報、すなわち例えば会員番号(17a)、カード発行年月日(17b)、保有者IDコード(17c)、保有者生年月日(17d)等を記憶するものであってよく、また、例えば領域(17e)〜(17i)にはカード保有者の非認識情報、すなわち例えば体重(17e)、胸囲(17f)、腰囲(17g)、尻囲(17h)、身長(17i)を記憶させるものであってよく、さらに来店日等の参考情報を記憶するものであってよい。
【0040】
図4は、本発明の情報表示カード管理システムにおいて、顧客カードの情報表示部に情報画像を形成するための装置の一例を示す概念図である。シート状のカードを搬送ローラー等で移動させ、エネルギー印加手段としてのサーマルヘッドによって加熱し画像を表示する。このとき、冷却手段として加熱直後の画像表示部に接触して放熱させる能力を持つ物質や部材、例えば、空気、水、氷、金属部材、さらにそれら冷却するための送風ファン、ペルチェ素子などを用いることができる。また、サーマルヘッドの前にカードの少なくとも画像表示部を予め加熱する手段、以前形成された表示画像を消去するための手段等を有していてもよい。記録媒体を往復移動させ、サーマルヘッドによって繰り返しの書き込みをさせることも可能である。
この場合のサーマルヘッドの印加エネルギーの制御方法は、記録する画像特性および要求される作業効率に応じて前述のいずれかを適宜組み合わせて、あるいは、切り替えて使用しても良い。
【0041】
図5は、情報表示カード管理システムの1模式図で、カードリーダライタとコンピュータとが一体化された例である。
図5に示される情報表示カード管理システムは、回転無端ベルト状のカード搬送手段(30)の途中位置でプラテンローラ(32)に対向して設けられたヒートローラ型の表示画像消去手段(34)と、回転無端ベルト状のカード搬送手段(38)により搬送されてきたカード(36)の存在をモニタするカードセンサ(40)と、情報読み取り手段としての磁気記録ヘッド(42)と、表示画像形成手段としてのサーマルヘッド(44)と、プラテンローラ(43)に対向して設けられた前記サーマルヘッド(44)の通電発熱モードを制御するための通電制御回路(46)と、サーマルヘッド(44)の駆動モードを制御するためのヘッド駆動制御手段(48)と、カード挿入口(50)と、カード排出口(51)とを有する。
【0042】
そして、これら表示画像消去手段(34)、カードセンサ(40)、磁気記録ヘッド(42)、通電制御回路(46)、ヘッド駆動制御手段(48)は、CPU(60)との間を各通信ラインで連絡されている。CPU(60)は、これら各手段の操作順序を定めたシーケンスプログラム、これら各手段を制御するための制御プログラム等の所要プログラム及び本発明の情報表示方法を実行するためのプログラム及び表示画像標準パターンデータ等を格納したメモリ・ROM(61)、および各手段からの情報を呼出し可能に格納し、各手段からの新たな情報に基いてCPU(60)が比較を含む演算をした演算結果を呼出し可能に格納し直す(更新情報を格納する)ためのメモリ・RAM(62)を有する。
さらに、図示していないが、ホストコンピュータあるいはキー入力手段を用いる場合には、それらの通信ラインを結合するための端子を設けることができる。
【0043】
本発明の画像表示方法を実行するための各種プログラムとは、先述したような例えば次のようなものを意味する。
・必須プログラム;
情報記憶部および/またはコンピュータに記憶されたカード所有者の個人情報のうち特定のものだけを画像表示部に表示する。
例えば、図3(b)を用いて説明すると、RAM(17)に記憶した非認識情報にうち、例えば体重(17e)、胸囲(17f)、腰囲(17g)、尻囲(17h)、身長(17i)は画像表示部に表示しないことにするようなことである。
・任意プログラム;
▲1▼特定者だけに全ての個人情報を電子デイスプレイ装置に表示する。
▲2▼一定利用回数または一定取引額に応じて提供されるポイントを加算し、個人情報とする。
▲3▼画像表示部に表示するパターンを予め定める。
▲4▼カードリーダ・ライタの情報読み出し手段が情報記憶部の認識情報を読み取ってコンピュータに記憶された認識情報と照合し、本人であることを認識して、カードの利用を可能にする。
【0044】
カード保有者がカード挿入口(50)からカードを差し入れると、CPU(60)からの指令信号によりカード搬送手段(38)がカード(36)を搬送し、必要時にはカード(36)を所定位置で停止し、ヒートローラ型の表示画像消去手段(34)はCPU(60)からの指令信号により発熱作動してカード(36)上の不必要な表示画像を消去する。また、カード(36)の存在をモニタするカードセンサ(40)は、カード(36)が所定位置に達したときにはCPU(60)に存在信号を送信する。
【0045】
磁気ヘッド(42)は、CPU(60)からの指令信号により作動して、カード(36)の磁気記録部に非可視情報を書き込み、消去し又は更新する。サーマルヘッド(44)は、通電制御手段(46)を介する通電により発熱する微小ドット部位を有するヘッド部を備え、リニアモータ(47)、この例ではステップデジタルモータ、の駆動状態を制御する駆動制御装置(48)によりTD方向及びカード(36)の受容面に対する進退方向の動作が制御される。
【0046】
サーマルヘッド(44)のための駆動制御装置(48)には、CPU(60)からその出力ポートを介して駆動制御信号が入力され、通電制御手段(46)には、CPU(60)からその出力ポートを介して通電制御信号が入力される。
【0047】
メモリ・RAM(62)はCPU(60)の出力ポートを介して、CPU(60)からの指令に基いて所定のシーケンスプログラム等のプログラム、各手段を制御するための制御プログラム等の所要プログラム、所定の表示画像標準パターンデータ、表示画像を形成するための演算プログラムをCPU(60)に配出可能に格納する。
【0048】
メモリ・RAM(62)はCPU(60)の出力ポートを介して、各手段からの実測データ情報を呼出し可能に格納し、各手段からの情報に基いてCPU(60)が比較を含む演算をした演算結果を呼出し可能に格納し直(更新情報を格納)し、CPU(60)からの指令に基いて、入力された情報を呼出可能に格納し、かつ格納済み情報を新たに入力された情報によりCPU(60)が更新した結果を格納する。
具体的には、メモリ・ROM(61)は、ROM(リードオンリメモリ)以外のものであってもよく、メモリ(62)・RAMは、RAM(ランダムアクセスメモリ)以外のものであってもよい。
【0049】
また、この例の装置においては、目視不能な磁気記録情報を読み取り、書き込み、更新するための磁気ヘッド(42)に代えて又は磁気ヘッド(42)に加えて、図示してないが、カード(36)上の可逆的可視画像をデジタル画像として読み取るための光センサとして例えばCPU(60)とライン結合するジュアル光センサを設けることができ、このジュアル光センサは、CPU(60)の入出力ポートを介して光源駆動手段により駆動制御され、カード(36)上の可逆的可視画像を光照射する光源とカード(36)から反射する光情報を画像情報として受光し、モニタしたデータ情報をCPU(60)に送出、入力する。
【0050】
この場合には、画像データをカード(36)上に先に形成する際の印字のためのサーマルヘッド(44)の作動モード情報を、例えば位置情報と画素有無の情報からなるバイナリコード情報として記憶し、記憶された該作動モード情報に基いて、サーマルヘッド(44)により可逆画像を形成すべき領域について、サーマルヘッド(44)の駆動制御装置(48)及び通電制御手段(46)を、例えばテンプレートとしてデジタルフイルタを用いた太線化処理や拡大処理等の窓関数操作のようなコンピュータを用いたそれ自身公知の画像認識技術、デジタル画像処理法により設定し、該設定された可視画像形成の作動領域のための情報によってサーマルヘッド(44)の駆動及び通電制御手段を制御することができる。その画像データとしての情報をカード(36)に形成、更新する際の印字転写のためのサーマルヘッドの作動モード情報は、例えば可逆的色画像を走査する光源からの光情報を記憶することにより得ることができる。
【0051】
このような画像認識技術、デジタル画像処理法に関する参考書について念の為挙げれば、例えば、八木伸行、井上誠喜、林正樹、中須英輔、三谷公二、奥井誠人、鈴木正一、金次保明共書「C言語で学ぶ実践画像処理」平成8年6月8日(株)コロナ社、八木伸行、井上誠喜、林正樹、奥井誠人、合志清一共書「C言語で学ぶ実践デジタル映像処理」平成9年4月10日(株)コロナ社、Allen Gersho,Robert M.Gray著、古井貞煕、田崎三郎、小寺博、渡辺裕共訳「ベクトル量子化と情報圧縮」1998年11月10日(株)コロナ社,第58〜96頁は有益であり、画像認識技術のうち特にパターンマッチング法としては、例えばJorge L,C,Sanz & Anil K,Jain,”Machine-Vision Techniquics for inspection of printed wires boards and thick-films circuits”Optical Society of American,Vol,1-3,No.9/Sept,1986,pp1465-1482に数多くの方式が紹介されており、画像認識技術として注目されているパターンマッチング法(比較法)としては、Joan Mandevile ”Novel method for analysis of printed circuit Jargos”IBM J,Res.Develop.,Vol.29,No.1,JANUARY.1985のものがあり、これを用いたパターンマッチングの応用例としては例えば特公平8−7155号公報記載のものが挙げられる。
【0052】
<参考例>
以下に本発明に用いるカードの一部を構成する、支持体上に画像表示部を設けた可逆性感熱記録材料を参考例1と2で、さらにその記録材料に磁気記録層を設けたカードを参考例3で、説明する。
[参考例1]
(可逆性感熱記録材料)
下記の顕色剤及び発色剤を含む組成物A及びBを、それぞれボールミルで粒径1μm程度になるまで十分に粉砕・分散して記録層形成用塗布液を作製した。
〔組成物A〕
発色剤:1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)
フルオラン 10部
顕色剤:ドコシルホスホン酸 45部
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
(ユニオンカーバイト社製、VYHH) 45部
トルエン 200部
メチルエチルケトン 200部
〔組成物B〕
発色剤:2−(N−メチル)アニリノ−6−
(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン 10部
顕色剤:ヘキサデシルホスホン酸 35部
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
(ユニオンカーバイト社製、VYHH) 45部
トルエン 200部
メチルエチルケトン 200部
【0053】
厚さ100μmのポリエステルフィルム上に、塗布液Aを塗布、乾燥して膜厚約5μmの記録層Aを設けた。次に、記録層Aの上に、ポリビニルアルコールの10wt%水溶液を塗布、乾燥して厚さ約2μmの中間層を設けた。更に、中間層の上に、塗布液Bを塗布、乾燥して膜厚約5μmの記録層Bを設けた。
一方、厚さ4.5μmのポリエステルフィルムの片面に、接着剤層として飽和ポリエステル樹脂〔東洋紡(株)製、バイロン300〕のトルエン/メチルエチルケトン溶液を塗布、乾燥した。この層の厚さは約0.5μmであった。次に、記録層Bの上に、このフィルムを接着剤層と接するように重ね、圧力2kg(線圧)で温度125℃のヒートローラーを通して圧着した。
以上のようにして、中間層を挾んで記録層AとBを持ち、更に表面に保護層を持った記録材料を得た。
(発色操作)
この記録材料をホットプレートで125℃に加熱、急冷して、AとBの記録層が全面的に発色した状態とした(あずき色)。次に、サーマルヘッドで下記の条件で画像状に加熱し、そのときの発色色調を調べた。
(1)印加電圧13.3V、パルス幅1.6msecの条件で加熱したところ、緑色の色調のA層が消色する1方、B層が発色(緑色)が発色し、目視可能かつ更新可能な画像として良好な結果が得られた。
(2)印加電圧8.0V、パルス幅0.9msecの条件で加熱したところ、A層が赤色の色調に発色する1方、B層は消色し、同様に良好な結果が得られた。
このように、全体があずき色に発色した中に(1)及び(2)の条件で熱を印加することにより、赤と緑の画像が形成できた。
【0054】
[参考例2]
(可逆記録材料)
可逆記録材料として、フォトクロミック化合物である1,2−ビス(2−フェニル−4−トリフルオロメチルチアゾール)−3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテン[以下PC1と略す]、1,2−ビス(3−(2−メチル−6−(2−(4−メトキシフェニル)エチニル)ベンゾチエニル))−3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテン[以下PC2と略す]、1−(5−メトキシ−1,2−ジメチル−3−インドリル)−2−(5−シアノ−2,4−ジメチル−3−チエニル)−3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテン[以下PC3と略す]を用いた。
(発色操作)
PC1、PC2、PC3はそれぞれ、光照射前は無色であり、紫外光照射によって黄色、赤紫色、青色に変化した。また、白色光照射で再び無色に戻った。
PC1、PC2、PC3をそれぞれレジスト溶液中に10wt%分散し、フォトリソグラフィー法にて白色ポリエチレンテレフタレート基板(厚さ約0.5mm)にPC1、PC2、PC3の順でストライプ状のパターンを形成した。ピッチ幅は約220μm(線幅200μm、スペース20μm)であった。その後、感光層の表面に保護膜としてポリビニルアルコールの薄膜(2μm)を塗布して、可逆記録材料を作製した。レンズで集光した372nm紫外発光ダイオード(LED)を選択的に照射することで、同様に良好な印字画像が形成された。
【0055】
[参考例3]
以下に示す塗布液を準備し、参考例1と2において作製した可逆記録材料に、下記塗布液を乾燥重量が40g/mとなるようにようにして塗布後、ドライヤーで乾燥し、磁気記録層を設けて、本発明に用いるカードを作製した。
磁気記録層形成用塗布液
<A液>
バリウムフェライト(戸田工業製、MC−127) 50部
ポリアクリル酸ソーダ(東亜合成製、アロンT−40) 5部
カーボンブラック(38%分散液) 10部
水 35部
以上の組成からなる液をサンドグライダーで1時間分散させて分散A液を調製した。
<B液>
A液 50部
酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジョン 25部
水 25部
以上の液を混合攪拌させて磁気塗布液を調製した。
【0056】
以下に、本発明の情報表示方法の具体例を示す。
<具体例1>
カード作成時にカード保有者の識別のための名前、住所、電話番号エステの会員番号などのIDをカード保有者がキーボード操作により入力する。また、カード作成時に体重、体のサイズ等の個人情報の表示をカード上に行なうかどうかの画像表示の設定する
まず、カード保有者がエステに来店したときに提示されたカードをカードリーダに通す。磁気ヘッドにより情報記憶部から会員番号などの個人の識別のための磁気データを読み取り、会員であることを認識した後にカード保有者の個人情報を読み取るかもしくは、会員番号や名前などから個人を識別し、ホストPCからカード保有者の個人情報を得る。
エステ利用後体重、処方内容、体の各部のサイズなどの個人情報はキーボード入力されカードの情報記憶部分もしくはホストPCに入力されの個人情報書き換えが行なわれ、このときに利用回数や金額に応じたポイントが加算される。書き換えおよび利用体重、体のサイズなどの個人表示設定を希望した場合、カードの表示部分への書き換えを行ない、新たなポイント加算後のポイントの表示などが行なわれる。また、個人の情報の表示を希望していない場合はホストPCの書き換えのみを行ない表示の書き換えを行なわない。この場合、カード所有者だけに、希望する情報をデイスプレイ装置に表示することができる。
こうして、カード保有者の意志で人に知られたくない情報を隠すことができる
以上の具体例1の主旨を、図6のフローチャートで示す。
【0057】
<具体例2>
カード作成時にカード保有者の識別のための名前、住所、電話番号エステの会員番号などのIDを入力する。カード作成時に体重、体のサイズ等の表示をカード上に行なうかどうかの画像表示の設定する
つぎに、カード保有者がエステに来店したときに提示されたカードをカードをリーダに通す。時期ヘッドにより情報記憶部から会員番号などの個人の識別のための磁気データを読み取り、会員であることを認識した後にカード保有者の個人情報を読み取るかもしくは、会員番号や名前などから個人を識別し、ホストPCからカード保有者の個人情報を得る。
その後、エステ利用後体重、処方内容、体の各部のサイズなどの個人情報は自動的に、ホストPCの個人情報の書き換えを行なう。次に、個人情報の表示を希望した場合はカードの表示部への表示の書き換えを行ない、個人の情報の表示を希望していない場合はホストPCの書き換えのみを行ない表示の書き換えを行なわない。
さらに、カード保有者がカードへの表示/非表示の設定を変更したときには、変更した設定が画像の表示に反映される。
こうして、最初に設定した表示方法が不便だと感じたときにその表示方法の設定を変更することができるためによりつかいやすく、またカード保有者の意志を反映させることができる。
以上の具体例2の主旨を、図7のフローチャートで示す。
【0058】
<具体例3>
カード作成時にカード保有者の識別のための名前、住所、電話番号エステの会員番号などのIDを入力する。カード作成時に体重、体のサイズ等の表示を体重などの個人情報などを全部カード上に表示するかポイントのみを表示するか、全部非表示にするかを予め選ぶことができる。
つぎに、カード保有者がエステに来店したときに提示されたカードをカードをリーダに通す。磁気ヘッドにより情報記憶部から会員番号などの個人の識別のための磁気データを読み取り、会員であることを認識した後にカード保有者の個人情報を読み取るかもしくは、会員番号や名前などから個人を識別し、ホストPCからカード保有者の個人情報を得る。
個人情報などを全部カード上に表示する場合、来店時にカードにより会員の認識を行なう。次にエステを利用。体重、体のサイズ、利用施設が自動的にホストPCのデータに入力され、これまでの個人情報のデータや利用に応じたポイント等の加算など、データの書き換えが行なわれる。カード保有者の利用が終了したら、前回の体重などの画像表示部に書かれた表示が最新の情報に書きかえられる。
部分的に表示を行なう場合、ホストPCの個人情報のデータの書き換えおよび表示部のポイントなどのみの画像が書きかえられる。
非表示にした場合はホストPCのデータの書き換えのみ行なわれ、画像の表示部には何も表示されない
前記の個人の識別はカード保有者が行なってもよいが、エステの店員が行なってもよい
こうして、カード保有者が選択的に部分的な表示を行なうことができ、秘密にしたい情報以外の必要な情報をいつでも見ることができる。
以上の具体例3の主旨を、図8のフローチャートで示す。
【0059】
<具体例4>
カード作成時にカード保有者の識別のための名前、住所、電話番号エステの会員番号などのIDを入力する。カード作成時に体重、体のサイズ等の表示を体重などの個人情報などを全部カード上に表示するか、あらかじめ用意してあるキャラクターなどの個人情報に基づかない画像データを表示するか、全部非表示にするかを予め選ぶことができる。
つぎに、カード保有者がエステに来店したときに提示されたカードをカードをリーダに通す。時期ヘッドにより情報記憶部から会員番号などの個人の識別のための磁気データを読み取り、会員であることを認識した後にカード保有者の個人情報を読み取るかもしくは、会員番号や名前などから個人を識別し、ホストPCからカード保有者の個人情報を得る。
個人情報などを全部カード上に表示する場合、来店時にカードにより会員の認識を行なう。次にエステを利用。体重、体のサイズ、利用施設が自動的にホストPCのデータに入力され、これまでの個人情報のデータの書き換えが行なわれる。カード保有者のエステの利用が終了したら、前回の体重などの画像表示部に書かれた表示は最新の情報に書き換えられる。
部分的に表示を行なう場合、ホストPCの個人情報のデータの書き換えおよび表示部のポイントなどのみの画像が書きかえられる。
非表示にした場合はホストPCのデータの書き換えのみ行なわれ、画像の表示部には何も表示されない。
こうして、非表示部分に画像を表示することで、名前などの個人の情報が表示されていなくても自分の保有しているカードの認識がしやすい。また、画像は店からの情報などでも良く、カード保有者は新たな情報を得ることもできる。
以上の具体例4の主旨を、図9のフローチャートで示す。
【0060】
<具体例5>
スポーツジムにおける会員カードの使用例を示す。
カード作成時にカード保有者を認識するため名前、住所および電話番号等ののIDを記入し、スポーツジム利用者の会員化カードを作成する。
ジム設備を利用する場合、会員であるカード保有者は会員カードの情報記憶部に記憶された会員番号や氏名などのIDデータから会員と認識され、施設を利用することができる。
スポーツジムでは、施設利用者の安全と健康のために体重や、血圧等のチェックが行なわれることが多く、この値により施設を利用できなくなることもある。カード保有者は体重血圧を利用毎に測定し、複数の設備を利用する際には会員カードを見せることで設備の利用が可能かどうかチェックを受けることができる。
チェックを行なった後に体重、血圧等の値の画像は消去することが可能であり、表示の消去は設備の利用後でもよく、利用前でもよい。
設備の利用が終了すると退出時にカードをリーダーライターに通し、終了時間を管理することができる。
・設備の利用終了時にカードをリーダーライターにとおしてもよいが、通さなくても良い
・設備の利用に応じてポイントカードによるロイヤリティを利用しても良い
こうして、会員カードにより顧客の利用状況の管理を行なうことができ、さらにカード保有者の健康状態を目でみて判断できるため血圧値などを把握し、適切なスポーツ施設を使用してもらうことができる。また、カード保有者は自分の健康状態を把握し、より良いスポーツ施設の利用ができる。
スポーツジムでは、施設利用者の安全と健康のために体重や、血圧等のチェックが行なわれることが多く、この値により施設を利用できなくなることもある。複数の設備を利用する際には会員カードを見せることで屋外のプールなどのオンライン設備を設置することが困難な場所でも利用者の健康状態を把握することが可能である。
以上の具体例5の主旨を、図10のフローチャートで示す。
【0061】
<具体例6>
カード作成時に住所電話番号、押印などを行、入金や出金、入金を行なうことができるカード利用する場合、まずATMへカードの挿入を行ない、ATMではIDの読み込みを行ない、データを読み込む。次に暗証番号等の入力と会わせ、カード保持者の確認を行なう。このとき出金、入金を行なう。
次にカードの残高照会を行なうかどうかを確認し、表示する場合は残高照会の書き換えを行ない、表示しない場合、表示されないでカード利用者に返却される。
以上の具体例6の主旨を、図11のフローチャートで示す。
【0062】
<具体例7>
前回のキャッシュカード利用時に残高を記入し、このカードを持ち運ぶという状況でカードに表示されている画像を消去したいという場合、リーダーライターにより情報記憶部に記憶されるデータにより画像が表示/非表示を認識し、表示されているときには画像の消去を行ない、表示されていないときに書きこむという状況
こうして、ATMと直結した可逆記録材料装置を持たないATMを使ってしまい、実際の残高と表示されている残高が合わなくなったときに消去することができる。また、消去されている残高をリーダーライターに通すだけで見ることが可能である。
以上の具体例7の主旨を、図12のフローチャートで示す。
【0063】
【発明の効果】
上記課題は、カード保有者の不定な個人情報をを知りたいという要望がある一方で、プライバシー保護やセキュリティーにかかわるために表示を希望しないという要望があり、ひとつの媒体でこの要求を同時にみたすことができないということである。
本発明によると、これらの情報は必要に応じて情報記憶部に記憶されるIDデータから読み取りを行ない目視化することが可能であり、カード保有者の意志により画像情報を必要に応じて目視化/非目視化および消去することが可能であるため、、カード保有者のプライバシー保護やセキュリティーを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード管理システムに使用されるカード状シートの一例を示す図である。
【図2】本発明のカード管理システムに使用されるカード状シートの他の一例を示す図である。
【図3】本発明の本発明に用いる、ICメモリを埋めこんだカード状シートの一使用例を示す図である。
【図4】本発明の画像記録材料の処理装置の構成概念例を示す図である。
【図5】本発明の情報表示カード管理システムの一例を示す図である。
【図6】具体例1のフローチャートである。
【図7】具体例2のフローチャートである。
【図8】具体例3のフローチャートである。
【図9】具体例4のフローチャートである。
【図10】具体例5のフローチャートである。
【図11】具体例6のフローチャートである。
【図12】具体例7のフローチャートである。
【符号の説明】
1 カード
1a 情報表示部
1b 印刷画像部
1c 情報記憶部
2 ICチップ
3 窪み部
4 非接触ICチップ
11 ウェハ
12 ウェハ基板
13 集積回路
14 接触端子
15 CPU
16 ROM
17 RAM
17a〜17i 記憶領域
18 入出力インターフェース
19 磁気塗膜アンテナ部
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 入出力インターフェース
30 回転無端ベルト状のカード搬送手段
32 プラテンローラ
34 表示画像消去手段
32 カード
38 回転無端ベルト状のカード搬送手段
40 カードセンサ
42 磁気記録ヘッド
43 プラテンローラ
44 サーマルヘッド
46 通電制御回路
47 リニアモータ
48 ヘッド駆動制御手段
50 カード挿入口
51 カード排出口
60 CPU
61 メモリ(ROM)
62 メモリ(RAM)

Claims (9)

  1. 情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有するプリぺイドカードを用いて、該情報記憶部および/またはコンピュータに記憶されたカード保有者個人情報(以下個人情報という)のうち特定のものを画像表示部に表示する方法であって、該情報記憶部およびコンピュータにカード所有者認識情報(以下認識情報という)を記憶させ、かつ画像表示部に表示される個人情報、絵、写真、又は、キャラクタをカード保有者が選定し、選定した個人情報、絵、写真、又は、キャラクタだけを画像表示部に表示する旨のプログラムを該情報記憶部および/または他の情報処理手段に格納することによって、プリぺイドカードを作成することを特徴とする、個人情報の表示方法。
  2. 情報記憶部および/またはコンピュータに書込み手段によって個人情報を記憶させ、プログラムに従って特定個人情報を画像表示部にエネルギー印加によって画像表示することを特徴とする請求項1に記載の個人情報の表示方法。
  3. 特定者が希望する個人情報を別途設ける電子デイスプレイ装置に表示する旨のプログラムを予め格納し、そのプログラムに従って電子デイスプレイ装置に個人情報を表示し、特定者が確認できることを特徴とする請求項2に記載の個人情報の表示方法。
  4. 情報記憶部およびコンピュータに記憶された個人情報を書込み手段によって変更し、かつエネルギー印加によって画像表示部に表示された画像を書き換えて、更新することを特徴とする請求項2又は3に記載の個人情報の表示方法。
  5. 画像表示部に表示する特定の個人情報の種類についてプログラム変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の個人情報の表示方法。
  6. 情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有し、該情報記憶部が認識情報または個人情報を記憶し、該画像表示部がプログラムに従って前記個人情報のうち特定なもの、絵、写真、又は、キャラクタを表示するプリぺイドカード、前記個人情報のうち特定なものを画像表示部に表示するプログラムを格納しかつ認識情報または個人情報を記憶する手段、前記情報記憶部に認識情報または個人情報を書き込む手段(情報書き込む手段という)、前記記憶された情報を読み出す手段(情報読み出し手段という)および前記画像表示部に画像を表示し消去する手段(エネルギー印加手段という)から少なくともなることを特徴とする情報表示カード管理システム。
  7. エネルギー印加手段が熱エネルギー印加手段であって画像表示用と画像消去用の別体で構成され、画像表示用がサーマルヘッドおよび画像消去用がサーマルヘッド、セラミックヒータ、熱ロールのいずれか1つであることを特徴とする請求項6に記載の情報表示カード管理システム。
  8. 情報記憶部と書き換え可能な画像表示部を少なくとも有し、該情報記憶部が認識情報または個人情報を記憶する機能を、該画像表示部が、予め格納されたプログラムに従って、情報記憶部またはコンピュータに記憶された個人情報のうち特定のもの、絵、写真、又は、キャラクタのみを表示する機能を有することを特徴とするプリぺイドカード。
  9. 書き換え可能な画像表示部が可逆性感熱記録材料から少なくともなることを特徴とする請求項8に記載のプリぺイドカード。
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