JP4257415B2 - カードを用いた画像提供装置 - Google Patents
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Description
たとえば、半導体チップに記憶された情報をディスプレイに表示させ、表示させた情報が通常の使用、取り扱い、保管中に受ける湾曲では損傷しないチップカードが提案されている。そして、このチップカードは情報の表示に必ずしも電源を必要としないこと、カードに広告を表示できることが提案されている(たとえば、特許文献1)。
また、ユーザプロファイルを記録したスマートカードを使用して、そのユーザプロファイルに基づいて選択された個別設定情報を端末に表示するシステム、および、広告などの個別設定情報を端末の物理的な場所に表示する方法が提案されている(たとえば、特許文献2。)
また、視聴者の視聴条件やポイントが記録されているスマートカードを利用して、特定の番組視聴に応じてポイントを演算し、このポイントを利用することにより番組を確実に視聴させるポイントサービスが提案されている(たとえば、特許文献3)。
また、利用者のインターネット広告の利用に応じて利用者カードにポイントを付与するポイントサービスも提案されている(たとえば、特許文献4)。
特許文献2においては、スマートカードを端末機に装着したときに、ユーザプロファイルに基づいて広告などの個別設定情報を端末に表示はするが、スマートカードに書き込む旨の記載はない。
特許文献3及び特許文献4には、カードのポイントを書き換えることは記載されているが、書き換えられるポイント情報はカラー画像情報ではなく、また、カードの使用時に広告等のカラー画像を書き込む点についての記載はない。
また、本発明のカードを用いた画像提供装置は、光エネルギーを与えて可視画像を形成し、前記可視画像はエネルギーを与えることなく保持され、所定のエネルギーを与えることで可視画像が消去され、エネルギーを与えることで可視画像が再び形成される可視画像形成面を有するカードを用いた画像提供装置であって、広告依頼者から提供された広告データを記憶する広告情報記憶手段と、前記広告情報記憶手段に記憶された広告データをイメージ化するとともに、イメージ化した広告データの単位毎の色情報及び位置情報を記憶する画像データ記憶手段と、前記カードの記録層にコレステリック液晶性化合物を用いて、前記カードに画像を書き込む際に照射するレーザ光量とその光量に対応して該カードの記録層に着色される色との対応関係を記憶して、記録する色に対応した照射光量値を決定する色設定記憶手段と、前記画像データ記憶手段から抽出した広告データと前記色設定記憶手段に記憶した色とレーザ光量との対応関係から決定された前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とを記憶する画像イメージ記憶手段と、前記カードがあらかじめ設定されたカードであるか否かを判別するカード判別手段と、前記カードの前記可視画像記録面に所定のレーザ光量を与えて、前記可視画像記録面の情報を消去するデータ消去手段と、前記画像イメージ記憶手段に記憶した前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とから前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むデータ書込手段とを備え、前記色設定記憶手段には、前記可視画像形成面の記録層に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を複数種類記憶し、前記カード判別手段では、前記可視画像形成面の記録層に用いるコレステリック液晶性化合物を構成する材料の種類を判別し、前記データ書込手段では、前記カード判別手段で判別した前記可視画像形成面の記録層の種類に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を用いて前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むことを特徴とする。
また、カラー画像情報の書き換え時に、カード利用者に関連性が強い最新の広告情報を書き換えることにより、カード利用者に関連性が強い最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置は、熱、光、磁気、電界、圧力などのエネルギーを利用して書き換え可能なカードを用いた画像提供装置であって、広告依頼者から提供された広告データを記憶する広告情報記憶手段と、広告情報記憶手段に記憶された広告データをイメージ化するとともに、イメージ化した広告データの単位毎の色情報及び位置情報を記憶する画像データ記憶手段と、エネルギー量と当該エネルギー量に応じた色との対応関係を記憶する色設定記憶手段とを有しており、画像データ記憶手段から抽出した広告データと色設定記憶手段に記憶した色とエネルギー量との対応関係から決定された画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とを画像イメージ記憶手段に記憶し、カードがあらかじめ設定されたカードである場合に、カードの可視画像記録面に所定のエネルギー量を与えて可視画像記録面の情報を消去した後、画像イメージ記憶手段に記憶した広告画像情報を書き込むものである。本実施の形態によれば、カードの使用時などカードがあらかじめ設定されたカードであると認証される毎にカードに記録されているカラー広告画像を最新のカラー広告画像に書き換えることによりカード保有者に最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、カードが飲食物その他のメニューの代金決済が可能なIDカード機能を有しているものである。本実施の形態によれば、カードでメニューの代金決済をする都度最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、カードが乗車区間、利用時間、又は購入商品などに応じた代金を決済するプリペイドカード機能を有しているものである。本実施の形態によれば、カードで代金決済をする都度最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、カードが購入代金や利用サービスの代金決済をカードに記録されたポイント数により行うポイントカード機能を有しているものである。本実施の形態によれば、カードのポイントで代金決済された都度最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第6の実施の形態は、第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、カードが購入代金や利用サービスの代金に応じてポイント数を付与するポイントカード機能を有しているものである。本実施の形態によれば、カードにポイントが付与された都度最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第7の実施の形態は、第3の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、メニューの代金決済後の残金を最新のカラー広告画像と共に可視画像記録面に書き込むものである。本実施の形態によれば、メニューの代金決済後の残額もカラー画像表示が可能なので、広告表示と残額表示をカードの同一面に行うことができると共に、残額の多少に応じてカラーによる警告表示をすることができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、色設定記憶手段はエネルギー量と当該エネルギー量に応じた色との対応関係を複数種類記憶しており、カード判別手段が可視画像形成面の記録層の種類を判別して、判別した記録層の種類に応じたエネルギー量と当該エネルギー量に応じた色との対応関係を選択して書き込むものである。本実施の形態によれば、可視画像形成面の記録層の種類に応じて最適なエネルギー量でカラー画像を書き込むことができる。
本発明の第9の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態によるカードを用いた画像提供装置において、記録層としてコレステリック液晶性化合物を用いたものである。本実施の形態によれば、書き換え可能なフルカラー画像記録を行うことができる。
本発明の第10の実施の形態によるカードは、熱、光、磁気、電界、圧力などのエネルギーにより可視画像の書き込み及び消去が可能で、書き込まれた可視画像はエネルギーを与えることなく保持できるカードに、撮影又はスキャナ読取によって取り込んだカラー画像を記録したものである。本実施の形態によれば、カードに記録されたカラー画像を電圧などのエネルギーを与えずに表示させることができると共に、撮影又はスキャナ読取によるカラー画像で自由に書き換えることができる。したがって、書き換え可能なカラー電子プリントを実現することができる。
本発明の第11の実施の形態は、第10の実施の形態によるカードにおいて、撮影又はスキャナ読取によって取り込んだカラー画像が人物のポートレート画像を含むものである。本実施の形態によれば、カードをIDカードとして利用すればIDカードの顔写真をカメラで撮影したりスキャナで読取った最新のポートレートによって更新することができる。また、本実施の形態によるカードを街角に配置されているデジタルプリントボックス、いわゆるプリクラ(登録商標)の印画紙の代わりに使用すれば、書き換え可能なプリクラ(登録商標)写真を作成することができる。
本発明の第12の実施の形態によるカードは、熱、光、磁気、電界、圧力などのエネルギーにより可視画像の書き込み及び消去が可能で、書き込まれた可視画像はエネルギーを与えることなく保持できるカードに、撮影又はスキャナ読取によって取り込んだカラー画像と、カードの利用者情報および使用履歴情報の少なくとも一方を記録したものである。本実施の形態によれば、カードに記録されたカラー画像、カードの利用者情報および使用履歴情報を電圧などのエネルギーを与えずにパッシブに表示させることができると共に、自由に書き換えることができる。したがって、書き換え可能なカラー画像表示が可能な各種のIDカードやクレジットカード、ポイントカード、プリペイドカード、定期券、会員証、診察券、キャッシュカードなどを実現することができる。
本発明の第13の実施の形態は、第12の実施の形態によるカードにおいて、カードの利用者情報を利用者を特定する個人情報としたものである。本実施の形態によれば、カードをIDカードとして使用することができると共に、住所変更など個人情報が変更されたときに同一のカードで書き換えをすることができる。
本発明の第14の実施の形態は、第12の実施の形態によるカードにおいて、カードの使用履歴情報がカード使用時に決済された金額情報を含むものである。本実施の形態によれば、カードを残額が変動するプリペイドカードに適用することができる。この場合、残額の多少に応じてカラーによる警告表示をすることもできる。
本発明の第15の実施の形態は、第12の実施の形態によるカードにおいて、カードの使用履歴情報がカード使用時に広告依頼者から提供された広告情報を含むものである。本実施の形態によれば、カード使用の都度カードに新しい広告を記録することによりカード使用者に常に最新の広告情報を提供することができる。
本発明の第16の実施の形態は、第12の実施の形態によるカードにおいて、カードの使用履歴情報がカード使用時の購入代金や利用回数に応じたポイント数を含むものである。本実施の形態によれば、カードを購入代金や利用サービスの代金に応じてポイント数を付与するポイントカードとして使用することができる。この場合、所定のポイント数がたまった場合に異なる色で表示させることもできる。
図1は、本発明の第1の実施例による画像提供装置のブロック構成図である。
カード判別手段11は、装填されたカードが画像提供装置に適合して読取や書き込みが可能なリライタブルカード12であるか否かを判別する。画像提供装置に使用可能なリライタブルカード12はカラー画像を書き換え可能に記録することができるカードである。リライタブルカード12としては、プラスチックや金属、ガラスなどの基板にコレステリック液晶性化合物、たとえば、分子量が2000以下でガラス転移温度が35℃以上の一般式ZOCORCOOY(ZおよびYはそれぞれ独立してコレステリル基、水素原子またはアルキル基で、少なくともいずれか一方はコレステリル基であり、Rは炭素数が2〜30の2価の有機基)で表されるコレステリック液晶性化合物の層を記録層として形成したものが使用される。このコレステリック液晶性化合物はコレステリック液晶性を示す紫外線量で照射すると分子配列が変化し、その後水冷または空冷してガラス転移温度以下まで急冷すると照射された光量に応じて変化した分子配列に従って可視光範囲で着色する。すなわち、リライタブルカード12に光を投射してその反射光を利用する反射型では反射光の、バックライトによる透過型では透過光の波長を異ならせて着色する。光照射をしない位置は不透明になり、反射型では反射光は発生せず、透過型では光が透過しない。
着色したコレステリック液晶性化合物は、室温付近の所定の温度範囲において当該性質を保持するので、カラー画像の記録、保持が可能となる。カラー画像を記録、保持したコレステリック液晶性化合物は、所定の紫外線量以上の光照射によってカラー画像は消去され、可逆的にカラー画像の記録、消去を行うことができる。従って、書き換え可能なカラー画像静止画記録を実現することができる。なお、コレステリック液晶性化合物は、温度や紫外線以外のエネルギーでも分子配列の変化を行うことができる。また、本実施例ではコレステリック液晶性化合物を用いて説明するが、熱、光、磁気、電界、圧力などのエネルギーを与えて可視画像を形成し、この可視画像はエネルギーを与えることなく保持され、所定のエネルギーを与えることで可視画像が消去され、エネルギーを与えることで可視画像が再び形成される材料であれば、コレステリック液晶性化合物に限定されるものではない。他の実施例においても同様である。
画像読取手段15は記録するカラー画像データを入力する装置で、人物を撮影するデジタルカメラや人物写真などを電子データとして取り込むスキャナが使用される。画像データ記憶手段16は画像読取手段15からのカラー静止画像データを画像データの所定の単位毎に色情報及び位置情報を記憶、蓄積するメモリで、画像提供装置に組み込まれたメモリで構成されるが、画像データ記憶手段16として、画像読取手段15での記録に使用されたフレキシブルメモリを画像提供装置に装着するように構成してもよい。
色設定記憶手段17は、データ書込手段19でリライタブルカード12に画像を書き込む際に照射するレーザ光量とその光量に対応してリライタブルカード12の記録層に着色される色との対応関係を記憶するテーブルメモリなどによるメモリで、記録する色に対応した照射光量値を決定する。記録する色とそれに対応した照射光量値の関係は前述したように記録層に使用されるコレステリック液晶性化合物の種類により異なるので、使用される材料別に複数のテーブルメモリを設ける。
画像イメージ記憶手段18は、画像データ記憶手段16からのカラー画像データの位置情報により記録すべきカラー画像の各画素の位置情報を記憶する。また、画像データ記憶手段16からのカラー画像データの色情報と材質情報読取手段14からの材質情報により色設定記憶手段17の該当するテーブルメモリを参照して各画素の色を設定するための光量情報を記憶する。
データ書込手段19はリライタブルカード12にカラー画像を書き込む装置で、画像イメージ記憶手段18からの情報に基づいてレーザ光の光量および照射位置を制御しながらリライタブルカード12にレーザ光を走査しながら記録する。なお、リライタブルカード20は書き換え動作終了後の新しいリライタブルカードを示している。
まず、使用者は記録すべきカラー画像としてのポートレートを画像読取手段15で撮影する。撮影されたポートレート画像は電子データとして画像データ記憶手段16に蓄積される。なお、ポートレートをあらかじめ撮影してフレキシブルメモリに蓄積している場合や、スキャナによりあらかじめポートレート写真を取り込んだフレキシブルメモリを画像読取手段15に装着してそれらの電子データを取り込むようにしてもよい。画像読取手段15で読み取られたポートレート画像は、ポートレート画像の各画素の位置情報と、各画素の色を設定する光量情報に分離されて画像データ記憶手段16に記憶される。このとき、ポートレートを修飾する枠やサインなどの画像をあらかじめスキャナなどの画像読取手段15に取り込んでおき、必要に応じてポートレート画像と共に色情報及び位置情報データとして画像データ記憶手段16に記憶される。
画像イメージ記憶手段18は、画像データ記憶手段16から読み取られたポートレート画像の各画素の色情報と材質情報読取手段14から与えられた記録層の種類、属性情報から、色設定記憶手段17のテーブルメモリを参照して色情報を当該属性情報に対応した光量情報に変換して画像イメージ記憶手段18に記憶する。一方、画像データ記憶手段16から読み取られたポートレート画像の各画素の位置情報は前記光量情報に対応させて画像イメージ記憶手段18に記憶される。画像イメージ記憶手段18に記憶されたイメージ画像は、リライタブルカード12に記録される画像に相当する。
画像イメージ記憶手段18に記憶されたポートレート画像はデータ書込手段19に供給され、データ書込手段19ではポートレート画像に対応してレーザ光の光量および照射位置を制御しながらリライタブルカード12にレーザ光を走査してカラーポートレート画像を記録する。記録後リライタブルカード12を常温に冷却するとリライタブルカード12に記録されたカラーポートレート画像は電圧などのエネルギーを与えなくても可視画像として保持され、新しいポートレート画像で書き換えられたリライタブルカード20が作成され、新しい画像が提供される。
図2は、本発明の第2の実施例による画像提供装置のブロック構成図、図3は、本発明の第2の実施例におけるリライタブルカードの一例を示す平面図である。
本実施例は、リライタブルカード21を職場・学校内の食堂での料金決済機能を有するIDカードとして使用し、画像提供装置を当該職場や学校内の食堂料金決済および広告画像受信機能を有する装置とした場合の実施例である。リライタブルカード21は図3に示すように、プラスチック基板22の一主面にデータ記憶手段としてのICチップ23、使用者の所属や名前などの個人情報を表示する使用者情報表示欄24、料金残額表示欄25および広告表示欄26を有している。料金残額表示欄25および広告表示欄26は書き換え可能な性質を有するように構成され、具体的には実施例1で説明したコレステリック液晶性化合物による記録層で形成される。ICチップ23には、カード使用者の所属、役職や学年、氏名、住所、電話番号などの個人情報と、チャージされている料金残額などが記憶されている。個人情報表示欄24は使用者の所属や名前などのカード使用者を特定するための最低限の情報が可視情報として記載されており、住所、電話番号などのその他の個人情報は機密保持の観点からカード面には表示ない。
広告情報記憶手段37はインターネット網38などにより広告主39から提供されたカラー画像による広告情報を記憶するデータベースで、広告主39の操作または指示により随時書き換えられる。画像データ記憶手段40は広告情報記憶手段37からのカラー静止画像データを画像データの所定の単位毎に色情報及び位置情報を記憶、蓄積するメモリである。色設定記憶手段41は、データ書込手段45でリライタブルカード21に画像を書き込む際に照射するレーザ光量とその光量に対応してリライタブルカード21の記録層に着色される色との対応関係を記憶するテーブルメモリなどによるメモリで、記録する色に対応した照射光量値を決定する。画像イメージ記憶手段42は、画像データ記憶手段40からのカラー画像データの位置情報により記録すべきカラー画像の各画素の位置情報を記憶する。また、画像データ記憶手段40からのカラー画像データの色情報により色設定記憶手段41の該当するテーブルメモリを参照して各画素の色を設定するための光量情報を記憶する。
広告データ抽出手段43は、カード情報読込手段32から読み出された個人情報に従って、画像イメージ記憶手段42に記憶された広告データから当該個人に関連する広告データを抽出する。データ消去手段44は、リライタブルカード21にすでに記録されている画像データを消去する装置で、リライタブルカード21の料金残額表示欄25および広告表示欄26を所定のエネルギーを与えて画像データを消去する。
データ書込手段45はリライタブルカード21にカラー画像を書き込む装置で、実施例1で説明したデータ書込手段19と同一である。
画像提供装置としての動作をスタートさせる。読み取られた料金残額情報は残金確認手段35に通知される。
使用者がメニュー選択手段33で飲食するメニューを入力すると、金額演算手段34は選択されたメニューの合計金額を演算し、残金確認手段35で料金残額情報と照合して決済手段36で決済する。決済の結果は使用履歴としてリライタブルカード21の裏面に記録され、同時にデータ記憶手段としてのICチップ23に料金残額が記録される。
また、カード情報読込手段32がICチップ23に記憶されている個人情報を読み取ると、読み取られた個人情報が広告データ抽出手段43に与えられる。広告データ抽出手段43は与えられた個人情報を利用して、画像イメージ記憶手段に記憶されている広告情報の中からその個人に関連するか又は個人の関心が高い広告情報を抽出する。たとえば、個人情報の住所から当該住所近辺の広告主からの広告情報を抽出し、又は個人情報の年齢から当該年齢に関係した広告情報を抽出する。あるいは当該個人の趣味に関連した広告情報、当該個人があらかじめ登録しておいたジャンルの広告情報などを抽出する。抽出された広告情報はデータ書込手段45により、データ消去手段44で消去されたリライタブルカード21の広告表示欄26に記録される。
以上のようにしてICチップ23のデータ、料金残額表示欄25および広告表示欄26が書き換えられた新しいリライタブルカード46が作成されて、料金残額表示欄25および広告表示欄26に新しい画像が提供される。
12、20 リライタブルカード
13 データ消去手段
14 材質情報読取手段
15 画像読取手段
16 画像データ記憶手段
17 色設定記憶手段
18 画像イメージ記憶手段
19 データ書込手段
21、46 リライタブルカード
22 プラスチック基板
23 ICチップ
24 使用者情報表示欄
25 料金残額表示欄
26 広告表示欄
31 カード判別手段
32 カード情報読込手段
33 メニュー選択手段
34 金額演算手段
35 残金確認手段
36 決済手段
37 広告情報記憶手段
38 インターネット網
39 広告主
40 画像データ記憶手段
41 色設定記憶手段
42 画像イメージ記憶手段
43 広告データ抽出手段
44 データ消去手段
45 データ書込手段
Claims (7)
- 光エネルギーを与えて可視画像を形成し、前記可視画像はエネルギーを与えることなく保持され、所定のエネルギーを与えることで可視画像が消去され、エネルギーを与えることで可視画像が再び形成される可視画像形成面を有するカードを用いた画像提供装置であって、
撮影又はスキャナ読取によって画像データを取り込む画像読取手段と、前記画像読取手段によって取り込んだ前記画像データの単位毎の色情報及び位置情報を記憶する画像データ記憶手段と、前記カードの記録層にコレステリック液晶性化合物を用いて、前記カードに画像を書き込む際に照射するレーザ光量とその光量に対応して該カードの記録層に着色される色との対応関係を記憶して、記録する色に対応した照射光量値を決定する色設定記憶手段と、前記画像データ記憶手段から抽出した画像データと前記色設定記憶手段に記憶した色とレーザ光量との対応関係から決定された前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とを記憶する画像イメージ記憶手段と、前記カードがあらかじめ設定されたカードであるか否かを判別するカード判別手段と、前記カードの前記可視画像記録面に所定のレーザ光量を与えて、前記可視画像記録面の情報を消去するデータ消去手段と、前記画像イメージ記憶手段に記憶した前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とから前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むデータ書込手段とを備え、
前記色設定記憶手段には、前記可視画像形成面の記録層に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を複数種類記憶し、前記カード判別手段では、前記可視画像形成面の記録層に用いるコレステリック液晶性化合物を構成する材料の種類を判別し、前記データ書込手段では、前記カード判別手段で判別した前記可視画像形成面の記録層の種類に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を用いて前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むことを特徴とするカードを用いた画像提供装置。 - 光エネルギーを与えて可視画像を形成し、前記可視画像はエネルギーを与えることなく保持され、所定のエネルギーを与えることで可視画像が消去され、エネルギーを与えることで可視画像が再び形成される可視画像形成面を有するカードを用いた画像提供装置であって、
広告依頼者から提供された広告データを記憶する広告情報記憶手段と、前記広告情報記憶手段に記憶された広告データをイメージ化するとともに、イメージ化した広告データの単位毎の色情報及び位置情報を記憶する画像データ記憶手段と、前記カードの記録層にコレステリック液晶性化合物を用いて、前記カードに画像を書き込む際に照射するレーザ光量とその光量に対応して該カードの記録層に着色される色との対応関係を記憶して、記録する色に対応した照射光量値を決定する色設定記憶手段と、前記画像データ記憶手段から抽出した広告データと前記色設定記憶手段に記憶した色とレーザ光量との対応関係から決定された前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とを記憶する画像イメージ記憶手段と、前記カードがあらかじめ設定されたカードであるか否かを判別するカード判別手段と、前記カードの前記可視画像記録面に所定のレーザ光量を与えて、前記可視画像記録面の情報を消去するデータ消去手段と、前記画像イメージ記憶手段に記憶した前記画像データの単位毎の位置情報とエネルギー情報とから前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むデータ書込手段とを備え、
前記色設定記憶手段には、前記可視画像形成面の記録層に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を複数種類記憶し、前記カード判別手段では、前記可視画像形成面の記録層に用いるコレステリック液晶性化合物を構成する材料の種類を判別し、前記データ書込手段では、前記カード判別手段で判別した前記可視画像形成面の記録層の種類に応じたレーザ光量と当該レーザ光量に応じた色との対応関係を用いて前記カードの前記可視画像記録面に情報を書き込むことを特徴とするカードを用いた画像提供装置。 - 飲食物その他のメニューを選択するメニュー選択手段と、前記メニュー選択手段で選択されたメニューの代金の合計を演算する金額演算手段と、前記カードに記憶された残金と前記金額演算手段で演算したメニュー代金とを比較する残金確認手段と、前記残金確認手段にてメニュー代金よりも前記カードに記憶された残金が多い場合には前記残金から前記メニュー代金を減算する決済手段と、前記決済手段によって減算された金額を前記カードに記憶するデータ記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のカードを用いた画像提供装置。
- 乗車区間、利用時間、又は購入商品などに応じた代金を決定する金額演算手段と、前記カードに記憶された残金と前記金額演算手段で決定した代金とを比較する残金確認手段と、前記残金確認手段にて代金よりも前記カードに記憶された残金が多い場合には前記残金から前記代金を減算する決済手段と、前記決済手段によって減算された金額を前記カードに記憶するデータ記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のカードを用いた画像提供装置。
- 購入代金や利用サービスに応じた利用ポイント数を決定するポイント演算手段と、前記カードに記憶された残ポイント数と前記ポイント演算手段で決定した利用ポイント数とを比較する残ポイント確認手段と、前記残ポイント確認手段にて利用ポイント数よりも前記カードに記憶された残ポイント数が多い場合には前記残ポイント数から前記利用ポイント数を減算する決済手段と、前記決済手段によって減算されたポイント数を前記カードに記憶するデータ記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のカードを用いた画像提供装置。
- 購入代金や利用回数に応じたポイント数を決定するポイント演算手段と、前記カードに記憶されたポイント数に前記ポイント演算手段で演算したポイント数を加算する決済手段と、前記決済手段によって加算されたポイント数を前記カードに記憶するデータ記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のカードを用いた画像提供装置。
- 前記データ記憶手段に記憶する金額を、前記データ書込手段によって、前記画像データの書き込みと同時に前記カードの前記可視画像記録面に書き込むことを特徴とする請求項3に記載のカードを用いた画像提供装置。
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