JP2000163534A - 熱可逆性表示部を有するカード - Google Patents

熱可逆性表示部を有するカード

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JP2000163534A
JP2000163534A JP10355323A JP35532398A JP2000163534A JP 2000163534 A JP2000163534 A JP 2000163534A JP 10355323 A JP10355323 A JP 10355323A JP 35532398 A JP35532398 A JP 35532398A JP 2000163534 A JP2000163534 A JP 2000163534A
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JP10355323A
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English (en)
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Norio Takahashi
範夫 高橋
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Toppan Edge Inc
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードを利用させるに際して、変更可能に氏
名などの利用者情報を容易に表示させることができる熱
可逆性表示部(リライト表示部)を有するカードを提供
することを目的とする。 【解決手段】 カード内部に情報記憶部を有するIC回
路3を有してなるカードであって、このカードの少なく
とも一部または全面に、透明または半透明フィルムに熱
可逆性染料層を形成した熱可逆性表示シートSが積層さ
れ、この熱可逆性表示シートS面に少なくとも利用者氏
名12等の利用者情報を変更可能に感熱表示させる熱可
逆性表示部13を設けてなる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に情報記憶部
を有するIC回路を有してなるカードであって、特にホ
テルの部屋の入室に使用される電子鍵や各種ショー会場
や工場等の入室・入場などに使用されるカードであっ
て、利用者にカードを貸し与えて利用されるカードに関
する。ここで各種ショー会場や工場等の入室・入場など
に使用されるカードは、入室・入場の際、ゲートが開き
入場を許可するようにするものであって、以下、便宜上
電子鍵として説明する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテルの部屋の入室に使用される
カード状の電子鍵は、部屋毎に異なる入室許可情報がカ
ード内部に設けられたIC回路の記憶部から出力され、
開錠されるようになっている。また、各種ショー会場や
工場等の入室に際して、ゲートでカード所持者が提示す
るICカードのデータを読取って自動で入室許可を出力
し入退場管理をおこなうことが提案されている。そし
て、ホテルの電子鍵は、利用者にあらかじめ渡されて使
用することになるが、利用後は、返却されてまた、別の
人間に利用されるようになっている。また、入退場で利
用されるICカードも、所望の期間を指定して複数の人
間に利用されるシステムとして提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホテルで利
用される電子鍵やショー会場や工場などの入退場で利用
される(電子鍵)カードは、表面に例えばホテル用であ
れば部屋番号、入退場で利用されるカードであれば管理
番号が表示され利用者は、その番号で管理するようにし
ていた。ところが、ホテルで利用される電子鍵は、ホテ
ル内のレストランや施設でのサービスを受ける際、チェ
ックアウトでの精算情報を入力する為にその電子鍵とし
て使われるカードのデータを読みとって(またはカード
内に書き込んで)使われる。そのため複数の従業員の手
を介しても使用されるので、部屋の利用者に確実に管理
してもらうためには利用者氏名を表示させることが望ま
しい。また、ショー会場や工場などの入退場で利用され
るカードは、管理番号だけでは他のカードと一緒になっ
てしまった場合に、再び正規の利用者の手に戻すこと
は、難しく管理に難点があり、やはり利用者の氏名を表
示させることが望ましい。
【0004】上述したように電子鍵は、確実に利用者を
特定して使用することが大切であるが、複数の人間に利
用される為に、氏名などを表示させてしまうと他の人間
が利用者できなくなってしまい問題がある。本発明は、
これらの点に鑑み、カード内部に情報記憶部を有するI
C回路を有してなるとともに複数の人間に利用されるカ
ードにおいて、そのカードを利用させるに際して、変更
可能に氏名などの利用者情報を容易に表示させることが
できる熱可逆性表示部(リライト表示部)を有するカー
ドを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の熱可逆性表示部
を有するカードは、上記目的を達成するために、カード
内部に情報記憶部を有するIC回路を有してなるカード
であって、このカードの少なくとも一部または全面に、
透明または半透明フィルムに熱可逆性染料層を形成した
熱可逆性表示シートが積層され、この熱可逆性表示シー
ト面に少なくとも利用者氏名等の利用者情報を変更可能
に感熱表示させる熱可逆性表示部を設けてなる構成とし
た。
【0006】本発明の前記熱可逆性表示シートは、前記
請求項1記載の記載において透明または半透明フィルム
で構成してなるとよい。
【0007】また本発明の熱可逆性表示部を有するカー
ドは、前記請求項1または、請求項2の記載において、
部屋または会場などの入室許可情報を前記IC回路から
出力する電子鍵として使用されるカードであって、カー
ド面には、部屋番号または管理番号が表示されるように
するとよい。
【0008】さらに本発明の熱可逆性表示部を有するカ
ードにおいて、前記請求項3記載において前記部屋番号
または管理番号は、熱可逆性表示部に変更可能に表示さ
れる構成であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図1乃至図3に示
す実施例に基いて詳細に説明する。図1は、本発明の熱
可逆性表示部を有するカード1が利用されるシステムの
概念図、図2は、熱可逆性表示部を有するカード1の平
面説明図。図3は、図2のX−X線拡大断面説明図であ
る。
【0010】以下、本発明の実施例を、ホテルで利用さ
れる電子鍵として使用される熱可逆性表示部を有するカ
ードとして説明する。熱可逆性表示部を有するカード1
は、図2に示されるように、カード内部に情報記憶部を
有するIC回路を有してカード状の電子鍵として実施さ
れるが、カードの少なくとも一方の面に地紋や絵柄等の
印刷表示部8が形成されてなるものであって、このカー
ド1の少なくとも前記印刷表示部8面の一部または全面
に、透明または半透明フィルムに熱可逆性染料層Sを形
成した熱可逆性表示シート10が貼着され、この熱可逆
性表示シート10面に部屋番号11と利用者氏名12を
変更可能に感熱表示させる熱可逆性表示部13が設けら
れてなるものである。
【0011】本発明の熱可逆性表示部を有するカード1
の熱可逆性表示シート10面に部屋番号11も変更可能
に感熱表示させる熱可逆性表示部13に表示させるよう
にしたのは、カード内部にIC回路を内包しているの
で、各カードを各部屋毎に専用とせずに、各部屋毎に設
定された入室許可情報をあとからカード書き込むことに
よりカードの製造が容易となり、またカードを在庫する
事が容易となる。もちろん各カードを各部屋専用とし
て、部屋番号11を印刷により印刷層8に設けてもよ
い。
【0012】しかも、カードを紛失した場合は、部屋の
入室許可情報を変更すると共に在庫カードに新しいその
部屋の入室許可情報を書き込むことで機械的な部屋の鍵
を取り替える必要がなく迅速に対応でき、結果的にセキ
ュリティを高めることができる。
【0013】また、熱可逆性表示部を有するカード1の
積層構造は、図3に示すように、カード基材2の内部に
IC回路3と外部との送受信を行なうアンテナ4を内包
した非接触型のICカードとして構成されている。そし
て、下面にオーバーシート層7、上面に上述した地紋や
絵柄等の印刷表示部8及び熱可逆性表示シート10が積
層されているが、各層の間には、接着剤層6,5,9が
介在して強固に積層接着されている。
【0014】製造方法としては、熱可逆性表示シート1
0面に感熱性の接着剤層9を形成する。この感熱性の接
着剤層は、塗布時には、液状になっているが乾くとサラ
サラした面なので、この接着剤層に地紋や絵柄等の印刷
表示部8を印刷により形成する。この際、カード基材2
側に印刷するのではないので、印刷版は、反転した状態
の版で印刷を行う。そしてさらに、感熱性の接着剤層5
を形成する。一方、下面のオーバーシート層7も表面
に、感熱性の接着剤層6が形成され、乾いた状態で、カ
ード基材2の下面と上面に接着剤層6面と接着剤層5面
が対向して積層され、上下から熱圧が付与され、積層接
着される。
【0015】このように構成された、熱可逆性表示部を
有するカード1は、図1に示されるようにホテルのフロ
ントFでチェックインの際、フロントに設置されたデー
タ書き込み装置22で利用される部屋の入室許可情報が
内部のIC回路に書き込まれるとともに、表面に対応す
る部屋番号11とホテル利用者の氏名情報12が熱可逆
性表示部に感熱表示される。そして、利用者40に渡さ
れて利用される。前記書き込み装置22は、コンピュー
タなどの制御装置21の管理の基に駆動されるが、IC
回路へのリーダ/ライタと熱可逆性表示部13への変更
可能に感熱表示させる熱可逆印字装置から構成されてい
る。
【0016】本発明の熱可逆性表示部を有するカード1
は、前記実施例では、ホテルの電子鍵として、使用され
るが、部屋番号11の代わりに管理番号であってもよ
く、また、利用者は、個人名ではなく、企業やグループ
などの団体名であってもよい。さらにまた、内包される
IC回路は、内部に通信用のアンテナを有する非接触以
外にカード面にIC回路の端子を表出させた接触型IC
回路であってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の熱可逆性表示部を有するカード
は、以上説明した構成により、カードを利用する際に、
変更可能に氏名などの利用者情報を容易に表示させるこ
とができるので複数の人間に利用される場合でも、利用
者は、自分の利用カードを確実に管理でき、自分の氏名
などの利用者情報が表示されることにより、よりパーソ
ナル性を持たせることができ、サービスの向上が図れ産
業上極めて有益なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可逆性表示部を有するカードの使用
状態説明図。
【図2】本発明の熱可逆性表示部を有するカードを示す
平面説明図。
【図3】図2のX−X線拡大断面説明図。
【符号の説明】
1 熱可逆性表示部を有するカード1 2 カード基材 3 IC回路 4 アンテナ 5 接着剤層 6 接着剤層 7 オーバーシート 8 印刷層 9 接着剤層 10 熱可逆性表示シート 11 部屋番号 12 利用者氏名 13 熱可逆性表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード内部に情報記憶部を有するIC回
    路を有してなるカードであって、このカードの少なくと
    も一部または全面に、熱可逆性染料層を形成した熱可逆
    性表示シートが積層され、この熱可逆性表示シート面に
    少なくとも利用者氏名等の利用者情報を変更可能に感熱
    表示させる熱可逆性表示部を設けたことを特徴とする熱
    可逆性表示部を有するカード。
  2. 【請求項2】 前記熱可逆性表示シートは、透明または
    半透明フィルムで構成されてなることを特徴とする前記
    請求項1記載の熱可逆性表示部を有するカード。
  3. 【請求項3】 前記カードは、部屋または会場などの入
    室許可情報を前記IC回路から出力する電子鍵として使
    用されるカードであって、カード面には、部屋番号また
    は管理番号が表示されることを特徴とする前記請求項1
    または請求項2記載の熱可逆性表示部を有するカード。
  4. 【請求項4】 前記部屋番号または管理番号は、熱可逆
    性表示部に変更可能に表示されることを特徴とする前記
    請求項3記載の熱可逆性表示部を有するカード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288608A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Toppan Forms Co Ltd 非接触型データ送受信カード付き封書及びその作成方法
JP2011140224A (ja) * 2011-01-24 2011-07-21 Toppan Forms Co Ltd 非接触型データ送受信カード付き封書及びその作成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288608A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Toppan Forms Co Ltd 非接触型データ送受信カード付き封書及びその作成方法
JP4698051B2 (ja) * 2001-03-26 2011-06-08 トッパン・フォームズ株式会社 非接触型データ送受信カード付き封書の作成方法
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