JP2000272269A - 暗号化情報を有する申込書 - Google Patents

暗号化情報を有する申込書

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JP2000272269A
JP2000272269A JP11085309A JP8530999A JP2000272269A JP 2000272269 A JP2000272269 A JP 2000272269A JP 11085309 A JP11085309 A JP 11085309A JP 8530999 A JP8530999 A JP 8530999A JP 2000272269 A JP2000272269 A JP 2000272269A
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JP11085309A
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Hiroyuki Asakura
寛幸 朝倉
Reiko Ando
麗子 安藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 申込者が申込書に記入した記入事項の内、第
三者や申込先の担当者以外の者に知られたくない情報
を、申込者自身で暗号化して申込書に記入することがで
きる暗号化の仕方が記載された暗号化情報を有する申込
書を提供するものである。 【解決手段】 少なくとも2枚の伝票用紙を用いた複写
可能な伝票組からなる申込書であって、前記伝票組の上
側の伝票用紙表面に、秘密にしたい記号が表示された記
号表示部と、前記記号表示部の記号に対し、該記号を暗
号化する際に置き換えて表示することを定めた置換記号
が表示された置換記号表示部と、秘密状態にして伝達し
たい情報を、前記置換記号表示部の置換記号に置き換え
て記入するための秘密情報記入部とを有し、少なくとも
前記置換記号表示部を複写不能としてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第三者に対し秘密
性を確保した状態で伝達する必要がある暗証番号などの
秘密情報を記入するための記入部を設けた申込書に関す
るものである。特に、申込書に記入された暗証番号等の
秘密情報が、たとえ第三者に見られた場合でもセキュリ
ティー性を保持することのできる暗号化情報を有する申
込書に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種のコンピュータを使用した処
理において、本人を特定する目的で暗証番号等の秘密番
号を用いることが一般的に行われている。例えば、金融
機関のキャッシュカードやクレジット業界のクレジット
カードにおいては、カードを使用する取引の際に、本人
確認のために暗証番号をコンピュータシステムの入力装
置から入力してもらい、あらかじめ登録しておいた暗証
番号と照合することで、本人であるか否かの確認を行う
照合手段を用いている。
【0003】したがって、これらのカードサービスを行
う場合の入会申込の際に、申込書に申込者が任意に定め
た暗証番号を記入してもらい、その申込書に記入された
暗証番号をカード発行者側のコンピュータの顧客データ
ベースに登録することであらかじめ会員登録を行い、そ
の後のカードを用いた処理の際に、本人確認をコンピュ
ータネットワークを利用して暗証番号の照合により行え
るようにしている。
【0004】通常、これらの暗証番号記入部を有する申
込書は、数パートの伝票用紙を重ね合わせた複写伝票を
使用している場合が多く、最上位の伝票用紙を申込者の
控え伝票とし、その他の伝票用紙を申込先用の伝票とし
て使用する構成となっている場合が多い。申込者が複写
伝票の最上位の伝票用紙に、住所,氏名,電話番号等の
個人情報と暗証番号とを記入すると、これらの記入事項
が重合された下位の伝票用紙に複写される仕様となって
いる。
【0005】しかしながら、暗証番号は非常に重要な情
報であり、第三者に知られたりすると、場合によっては
第三者が本人になりすまして各種の取引が不正に行わ
れ、多大な損害を受ける危険性がある。また、申込先の
社員が、申込者の記入した申込書の暗証番号を見て不正
行為を行うことも考えられるため、申込書に暗証番号を
そのまま記入することは、セキュリティー上好ましくな
い。
【0006】そこで、暗証番号の秘密性を保持するため
にすでに次の技術が知られている。まず、複写伝票に蛍
光インキを使用するものである。これは、1枚目の伝票
用紙の暗証番号記入欄の裏面に複写式の蛍光インキ層を
設け、暗証番号を記入することにより2枚目の伝票用紙
上に蛍光インキが転写することで、太陽光では目視不能
として転写しておき、暗証番号を確認する際に紫外線を
照射して暗証番号を一時的に目視可能にする方式であ
る。
【0007】しかしながら、蛍光インキを用いる方式で
は、蛍光インキを用いた複写伝票をわざわざ製造しなけ
ればならず、一般的な発色剤と顕色剤とを用いたノーカ
ーボン複写用紙よりもコストがかかり、しかも暗証番号
を読み取る際に特別の紫外線照射装置を使用しなければ
暗証番号を目視することができないので、不便でありコ
スト上も高いという問題がある。しかも、蛍光インキの
波長がわかれば専用の読み取り装置を作ることで不正に
暗証番号を読み取ることができ、セキュリティー上も問
題がある。
【0008】また、別の方式として、1枚目の伝票用紙
の暗証番号記入欄の裏面に複写式の発色剤層を設け、暗
証番号を記入することにより2枚目の伝票用紙上に発色
剤を転写させ、暗証番号を確認する際に2枚目の伝票用
紙上に転写された発色剤に対して、顕色剤を含有させた
インキを内蔵したペンなどでなぞり付けることで発色剤
を発色反応させ、暗証番号を目視可能とする方式もあ
る。
【0009】しかしながら、この方式も暗証番号を確認
する際にわざわざ顕色剤を含有させたインキを内蔵した
ペンを用いる必要があり、不便でありそのためのコスト
もかかる。また、一度発色させた暗証番号は、その後も
目視可能な状態となるので、セキュリティー上も好まし
くない。しかも、顕色剤を含有させたインキは誰でも入
手することができ、しくみがわかれば誰でも発色剤に顕
色剤を付けて不正に暗証番号を発色させ、読み取ること
ができるので問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、申込者が申込書に記入した記入事項の内、第三者や
申込先の担当者以外の者に知られたくない情報を、申込
者自身で暗号化して申込書に記入することができる暗号
化の仕方が記載された暗号化情報を有する申込書を提供
するものである。また、特に申込書を使用して、申込者
と申込先とのその後の各種取引を行う際に本人であるこ
とを証明する際に使用する情報を、第三者や申込先の担
当者以外の者に知られることなく秘密の状態で伝達する
ことができ、不正行為の防止効果があり、セキュリティ
ー性の高い暗号化情報を有する申込書を提供するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の本発明の暗号化情報を有する申込書
は、少なくとも2枚の伝票用紙を用いた複写可能な伝票
組からなる申込書であって、前記伝票組の上側の伝票用
紙表面に、秘密にしたい記号が表示された記号表示部
と、前記記号表示部の記号に対し、該記号を暗号化する
際に置き換えて表示することを定めた置換記号が表示さ
れた置換記号表示部と、秘密状態にして伝達したい情報
を、前記置換記号表示部の置換記号に置き換えて記入す
るための秘密情報記入部とを有し、少なくとも前記置換
記号表示部を複写不能としてなることを特徴とするもの
である。
【0012】また、請求項2の本発明の暗号化情報を有
する申込書は、請求項1記載の暗号化情報を有する申込
書において、前記記号及び前記置換記号が、文字または
数字であることを特徴とするものである。
【0013】また、請求項3の本発明の暗号化情報を有
する申込書は、請求項1または2に記載の暗号化情報を
有する申込書において、前記秘密状態にして伝達したい
情報が、申込書の申込者であることを証明する際に使用
する暗証番号であることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の暗号化情報を有す
る申込書の実施の形態について、図面に基づいて詳細に
説明する。ここにおいて、図1は、本発明による暗号化
情報を有する申込書の記入前の実施形態を示す平面図、
図2は、本発明による暗号化情報を有する申込書の記入
後の実施形態を示す平面図、図3は、本発明による暗号
化情報を有する申込書の記入後における2枚目の伝票を
示す平面図、図4は、本発明による暗号化情報を有する
申込書の記入方法の説明図、図5と図6は、本発明によ
る暗号化情報を有する申込書の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0015】本発明の暗号化情報を有する申込書1は、
少なくとも2枚の重ね合わされた伝票用紙1a,1bを
用いた複写可能な伝票組からなる申込書である。複写可
能な伝票組である2枚の伝票用紙1a,1bは、一般的
に使用されている複写方式である裏カーボンや発色剤層
と顕色剤層との組み合わせにより発色させるノーカーボ
ンによる複写手段を用いればよいものである。しかしな
がら、本発明において、1枚目の伝票用紙1aの記入や
印字事項の内、裏カーボンや発色剤層と顕色剤層を設け
ないことにより、必要に応じて複写が出来ない領域を設
定することができるようにしてある。また、申込書1の
上側の1枚目の伝票用紙1aは、必要事項を記入後に申
込者の控え用伝票となり、また2枚目の伝票用紙1b
は、申込先用の伝票として使用されるものである。
【0016】1枚目の申込者控え用の伝票用紙1aの表
面には、図1,図2に示すように種々の事項及び記入欄
等による記入部が表示されている。まず、申込書毎に管
理することができるように、申込書毎に異なる番号とし
て、予め印刷やプリンタ印字により記載されている伝票
管理番号2が表示されている。この伝票管理番号2は、
2枚目の申込先用の伝票用紙1bの表面にも同一の番号
が記載されている。また、申込者を特定するための情報
として、申込者に記入してもらう各記入欄として、郵便
番号記入欄3,住所記入欄4,氏名記入欄5等が表示さ
れていて、これらの各記入欄は、いずれも2枚目の伝票
用紙1bに複写できるようになっている。
【0017】また、1枚目の申込者控え用の伝票用紙1
aの表面には、申込者が秘密状態にして伝達したい情報
である暗証番号を伝票に記入する際に、暗証番号を暗号
化するための暗号化情報が表示された暗証番号置換表6
が設けられている。この暗証番号置換表6には、図2に
示すように、上側1列が記号表示部6aであり、下側1
列が置換記号表示部6bとなっている。また、記号表示
部6aと置換記号表示部6bとを左右に並べて表示して
もよく、それぞれの対応関係がわかればどのような表示
でもよい。記号表示部6aには、暗号化する前の本来の
記号7aが表示され、また、置換記号表示部6bには、
本来の記号7aを暗号化するために他の記号に置き換え
て使用する置換記号7bが表示され、それぞれ本来の記
号7aと置換記号7bとの置き換え関係が上下関係にお
いて置き換えられることを示している。
【0018】図1,図2に示した実施形態では、秘密状
態にして伝達したい情報が暗証番号であるので、記号表
示部6a及び置換記号表示部6bには、それぞれ数字記
号が表示されている。そして、この暗証番号置換表6に
表示された暗号化する前の本来の記号7aと、暗号化す
るために他の記号に置き換えて使用する置換記号7bと
の対応関係は、セキュリティー性を確保するために各申
込書毎に異なるように設定される。
【0019】例えば、申込書を発行する申込先のコンピ
ュータシステムにおいて、まず置換記号7bとして用い
るための乱数を発生させて、その各乱数を記号表示部6
aの暗号化する前の本来の記号7aに任意に当てはめ
て、一対毎の上下の対応関係で定め、そして暗証番号置
換表6にその関係をプリント印字する。また前記上下の
一対毎の対応関係の情報と、この対応関係の暗号化情報
を使用する伝票管理番号2との関連性もあらかじめデー
タベースに記憶登録しておく。また、コンピュータシス
テムを使用しない場合においては、申込書を発行する際
に、あらかじめ任意の置換記号7bを適当に定めて、暗
号化する前の本来の記号7aとこの置換記号7bとの上
下の一対毎の対応関係を定めて、暗証番号置換表6にそ
の関係を記入する。そして、この暗号化の対応関係デー
タとそれを用いる申込書の伝票管理番号2との関連性を
管理表に記録して管理しておけば、申込書使用後に暗号
化された暗証番号を管理表の記録に基づいて解読するこ
とができるものである。
【0020】つまり、暗証番号置換表6の暗号化する前
の本来の記号7aと暗号化した置換記号7bとの対応関
係は、申込書を発行する申込先が全く自由に設定すれば
良いものであり、申込書毎に自由に変更して設定すれば
よい。したがって、秘密状態にして伝達したい情報が、
暗証番号などの数字記号を用いる情報でない場合、例え
ば、文字記号、絵柄記号、イメージ記号等の様々な記号
においても、あらかじめ暗号化する前の本来の記号7a
と暗号化した置換記号7bとの対応関係を明確に記録す
ることにより、様々な記号を用いた情報の伝達を秘密状
態にして行うことが可能である。
【0021】また、1枚目の申込者控え用の伝票用紙1
aの表面には、申込者が秘密状態にして伝達したい情報
を記入する秘密情報記入部8である暗証番号記入欄が設
けられている。この秘密情報記入部8である暗証番号記
入欄には、各種の申し込み内容に応じた様々なサービス
を申込者が受けたり、また処理を行う際に、その本人が
申込書の申込者であることを証明する必要が生ずる場合
があり、その際に本人であることを証明するための暗証
番号を記入するものである。したがって、この暗証番号
はできるだけ秘密状態のまま申込先の担当者へ伝えるこ
とがこのましい情報であり、秘密情報記入部8である暗
証番号記入欄は、1枚目の伝票用紙1aに記入すること
により、2枚目の申込先用の伝票用紙1bの秘密情報記
入複写部8aである暗証番号複写記入欄にも複写できる
ようになっている。
【0022】申込者が、1枚目の申込者控え用の伝票用
紙1aの秘密情報記入部8である暗証番号記入欄に暗証
番号を記入する場合には、まず本来の正しい暗証番号を
暗証番号置換表6の上側1列の記号表示部6aに表示さ
れた数字の記号7aから、その下側の置換記号表示部6
bに表示されている数字の置換記号7bに置き換えてか
ら、秘密情報記入部8である暗証番号記入欄に記入す
る。そして、申込書1の1枚目の申込者控え用の伝票用
紙1aを2枚目の申込先用の伝票用紙1bから切り取
り、2枚目の申込先用の伝票用紙1bだけを申込先に提
出する。
【0023】したがって、2枚目の申込先用の伝票用紙
1bには、秘密情報記入複写部8aである暗証番号複写
記入欄に数字の置換記号7bによる暗証番号が複写され
ているが、暗証番号置換表6が表示されていないため、
暗証番号置換表6に表示された暗号化する前の本来の記
号7aと、暗号化するために他の記号に置き換えて使用
する置換記号7bとの対応関係を知ることができないの
で、申込先用の伝票用紙1bを見ただけでは暗号化され
た置換記号7aによる暗証番号を解読することができな
い。
【0024】また、2枚目の申込先用の伝票用紙1bに
は、図3に示すように、1枚目の申込者控え用の伝票用
紙1aに記載したのと同一番号の伝票管理番号2aが表
示されていて、また、1枚目の申込者控え用の伝票用紙
1aに記載した際に複写されて表示される郵便番号記入
欄3a,住所記入欄4a,氏名記入欄5a等が表示され
ている。したがって、申込者に関する個人情報は、2枚
目の申込先用の伝票用紙1bにそのまま複写されるが、
暗証番号も同様に複写されるものの暗号化されているの
で、複写された暗証番号を見ても実際には使用すること
ができないので、暗証番号に関してはセキュリティー性
を保持することが可能となっている。
【0025】
【実施例】次に、本発明の暗号化情報を有する申込書を
使用する場合の具体的な実施例について、図4,図5に
基づいて説明する。まず、申込書を発行する発行者側に
おいて、コンピュータにより0〜9までの10個の数字
をダブリ数字がないようにランダムな乱数として発生さ
せる(S1)。そして0〜9までの10個の数字のそれ
ぞれの数字に対して、前記の乱数を1字づつ一対の対応
関係となるように関連づけてコンピュータの記憶手段に
登録しておく(S2)。この段階では、図1に示すよう
に申込書には、暗証番号置換表6の上側1列の記号表示
部6aに、数字の記号7aが順番に並べて表示してある
だけで、申込所の所定場所に保管しておく。
【0026】そして、申し込みを行う申込者が現れた段
階、つまり申込書発行時に、前記保管されていた申込書
を取り出して、まずコンピュータ装置の光学読取機によ
り申込書の記号表示部6aの各数字の記号7aを読み取
る(S3)。そして、あらかじめコンピュータの記憶手
段に登録してある一対の数字の対応関係データに基づき
特定される各乱数を、暗証番号置換表6の下側1列の置
換記号表示部6aに印字する(S4)。また、これと同
時に申込書に表示されている伝票管理番号2を光学読取
機により読み取り、コンピュータの記憶手段の今回使用
した一対の数字の対応関係データと関連させて記憶手段
に登録させる(S5)。
【0027】次に、申込者にその申込書を渡して、郵便
番号記入欄3,住所記入欄4,氏名記入欄5等に必要事
項を記入してもらう。この段階では、申込書には図4
(a)に示す状態の記入事項が表示されていることにな
る。そして、申込者が秘密情報記入部8である暗証番号
記入欄に暗証番号を記入する段階で、暗証番号置換表6
を見て自分の暗証番号を暗号化する。図4に示すよう
に、例えば自分の暗証番号が「3581」であるとする
と、それぞれの各数字を暗証番号置換表6の記号表示部
6aに表示された数字の記号7aから、その下側の置換
記号表示部6bに表示されている数字の置換記号7bに
置き換えてみると、「9723」がそれぞれの該当する
数字の置換記号7bであることが特定される。したがっ
て、秘密情報記入部8である暗証番号記入欄には、図4
(b)に示すように、上記の置き換えにより暗号化され
た「9723」を記入する(S6)。この状態で、申込
書の記入が完了する。
【0028】そして、申込者自身で、申込書の1枚目を
切り取り、1枚目の伝票用紙1aを自分の控え伝票とし
て受け取り、2枚目の伝票用紙1bを申込先用伝票とし
て、申込先に提出する(S7)。申込先は、この申込先
用伝票の記入事項に基づいて、申込者のコンピュータ登
録を行う(S8)。
【0029】申込者のコンピュータ登録は、まずその伝
票管理番号をコンピュータに入力し、この伝票管理番号
に関連して登録している数字の置換記号7bの対応関係
データをプロクラム処理上に呼び出し特定する(S
9)。そして、郵便番号記入欄3,住所記入欄4,氏名
記入欄5等に記入された事項をコンピュータの顧客デー
タベースに入力する(S10)。また、秘密情報記入複
写部8aである暗証番号複写記入欄に表示されている暗
号化されている暗証番号をコンピュータに入力すると、
すでに数字の置換記号7bの対応関係データがプロクラ
ム処理上呼び出されて特定されているので、暗号化され
た「9723」を置換される前の数字である「358
1」に戻して、その申込者の正式な暗証番号としてコン
ピュータの顧客データベースに登録されるものである
(S11)。
【0030】したがって、申込者は、申込書には暗号化
された「9723」を記入しても、実際に各種のサービ
スや処理を行う際には、本来申込者自身が決めた「35
81」を暗証番号として使用することができる。これに
より、本来の暗証番号は、申込先の申込窓口の担当者に
も知られることなく、秘密状態を保持したまま暗証番号
を取り扱う本来の担当者へ伝達することが可能となる。
【0031】以上、申込者に暗証番号を記入する場合に
ついて説明したが、暗証番号に限定されることなく、様
々な秘密情報を暗号化して伝達することが可能であり、
各種の用途に用いることができる。また、申込書を構成
する伝票用紙は、2枚に限らず3枚以上の構成でもよ
く、その場合には、申込先に提出する伝票用紙には、暗
証番号置換表が表示された伝票用紙が渡らないようにす
れば、様々な仕様の変更を行ってもよいものである。ま
た、秘密状態にして伝達したい情報は、暗証番号以外の
情報でもよく、様々な情報を秘密情報記入部8に記入す
ることでセキュリティー性を保持しながら伝達を行え、
種々の用途に活用することができる。その場合には、秘
密状態で伝達する文字数も自由に変更すればよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の暗号化情報を有
する申込書は、申込者が申込書に記入した記入事項の
内、第三者や申込先の担当者以外の者に知られたくない
情報を、申込者自身で簡単に暗号化して申込書に記入す
ることができるので、大変便利である。また、特に申込
書を使用して、申込者と申込先とのその後の各種取引を
行う際に本人であることを証明する際に使用する暗証番
号等の情報を、第三者や申込先の担当者以外の者に知ら
れることなく秘密の状態で伝達することができるので、
不正行為の防止効果があり、セキュリティー性の高い申
込書を提供することができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による暗号化情報を有する申込書の記入
前の実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明による暗号化情報を有する申込書の記入
後の実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明による暗号化情報を有する申込書の記入
後における2枚目の伝票を示す平面図である。
【図4】本発明による暗号化情報を有する申込書の記入
方法の説明図である。
【図5】本発明による暗号化情報を有する申込書の処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明による暗号化情報を有する申込書の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 暗号化情報を有する申込書 1a 申込者控え用の伝票用紙 1b 申込先用の伝票用紙 2,2a 伝票管理番号 3,3a 郵便番号記入欄 4,4a 住所記入欄 5,5a 氏名記入欄 6 暗証番号置換表 6a 記号表示部 6b 置換記号表示部 7a 暗号化する前の本来の記号 7b 置換記号 8 秘密情報記入部 8a 秘密情報記入複写部 9 コンピュータ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の伝票用紙を用いた複写
    可能な伝票組からなる申込書であって、前記伝票組の上
    側の伝票用紙表面に、秘密にしたい記号が表示された記
    号表示部と、前記記号表示部の記号に対し、該記号を暗
    号化する際に置き換えて表示することを定めた置換記号
    が表示された置換記号表示部と、秘密状態にして伝達し
    たい情報を、前記置換記号表示部の置換記号に置き換え
    て記入するための秘密情報記入部とを有し、少なくとも
    前記置換記号表示部を複写不能としてなることを特徴と
    する暗号化情報を有する申込書。
  2. 【請求項2】 前記記号及び前記置換記号が、文字また
    は数字であることを特徴とする請求項1記載の暗号化情
    報を有する申込書。
  3. 【請求項3】 前記秘密状態にして伝達したい情報が、
    申込書の申込者であることを証明する際に使用する暗証
    番号であることを特徴とする請求項1または2記載の暗
    号化情報を有する申込書。
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