JP4028066B2 - コーナーテーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線コードを収容することのできる中間脚を備えるコーナーテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
コーナーテーブルは、テーブルの列と列とが交差する位置、或いはコーナーに使用されるテーブルであり、従来のコーナーテーブルは、後方に位置する中空状の主脚と、左右1対の側脚との上部に天板を取付け、かつ主脚と側脚との間に後面板を架設した構造のものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来のコーナーテーブルにおいて、中空状の主脚の上部に開口部を設け、そこから、天板上に載置した電気器機への給電線や信号線等の配線コード類、及び隣接するテーブルから延出してきた配線コード類を主脚内へ通し、それらがコーナーテーブルの天板の下方に露呈しないようにすることがある。
【0004】
しかし、主脚には、上述の後面板を取付けるための止めねじの先端が内部に突出していることがあり、主脚内に配線コード類を通すと、配線コード類が止めねじの先端により傷付けられるおそれがある。
【0005】
また、コーナーテーブルの主脚の部分には、隣接する他のテーブル等から延出してきた多数の配線コード類が集中し、錯綜するおそれがある。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、主脚内を挿通させる配線コード類が、主脚に後面板を取付けるための止めねじの先端より傷付けられることがなく、またこのような止めねじを用いない場合には、主脚内に挿通する配線コード類を区分しうるようにしたコーナーテーブルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 天板の後部のコーナー部を支持する中空状の主脚の側面に、後面板の側端をねじ止めするとともに、前記主脚の前面に開口部を設け、該開口部に着脱自在に装着した前片に、配線コード挿通用の開口部を設け、かつ前記前片における開口部の両側縁より、前記主脚内において後方に向かって延出し、かつ前記主脚内を3個の空間に区分する左右1対の側片を設ける。
【0008】
(2) 上記(1)項において、側片における前片寄りの端部に、外側方に向かって突出し、主脚の開口部の縁部に係合することにより、前片を開口部から外れ止めする係合突部を設ける。
【0009】
(3) 上記(1)または(2)項において、側片を、主脚におけるコーナー部を挾む左右1対の後片に穿設した配線コード挿通用の開口部の左右の外側の縁部の近くまで延出させる。
【0010】
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前片及び側片を、合成樹脂材料により一体的に形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すコーナーテーブル(1)は、角部を当接させて直交させて配設された主テーブル(2)(3)の間の空間に設けられ、中空状の主脚(6)と、その前方両側に設けた左右1対の側脚(7)(7)と、主脚(6)と側脚(7)(7)をもって支持された天板(8)とをもって構成されている。
【0012】
天板(8)は、頂角を90度とした左右対称の五角形をなし、その後部斜辺(8a)(8a)は、主テーブル(2)(3)の側辺に接し、前部斜辺(8b)(8b)には、補助テーブル(4)(5)の側辺が当接している。
【0013】
主脚(6)と側脚(7)との間には、後面板(9)が、その両端部を止めねじ(27)をもって各脚(6)(7)にねじ止めすることにより架設されている。後面板(9)の前面には、左右方向を向く断面U字状の配線コードガイド(10)が設けられている。
【0014】
主脚(6)は、図2に示すように、上下面と前面中央とが開放された平面視ほぼC字状の脚本体(11)と、脚本体(11)の前面の開口部(11a)に装着された合成樹脂製の前片(12)と、脚本体(11)の上下端に装着されてねじ止めされるキャップ状の上受け板(13)と下受け板(14)とにより構成されている。
前片(12)の後面には、後方に向かって延出する弾性を有する左右1対の側片(15)が連設されている。両側片(15)は前片(12)の上下方向の全長に連続して、または間欠的に設けるのがよい。
【0015】
側片(15)の基端部(前端部)近傍には、前片(12)の外れ防止用の係合突部である係合突条(16)が突設されている。係合突条(16)は、外側方に突出するようにして、各側片(15)の上下方向の全長にわたって形成されている。なお、係合突条(16)に代えて、図示しないが、各側片(15)の基端部に多数の外向きの係合突起を上下方向に並べて突設し、これを係合突部としてもよい。
【0016】
前片(12)は、左右1対の側片(15)を脚本体(11)の前面の開口部(11a)に押し込み、係合突条(16)を開口部(11a)の縁部に弾性係合させることによって、脚本体(11)に装着される。
【0017】
主脚(6)は、平面視五角形の左右対称に形成されているが、五角形に限定されるものではなく、例えば、前片(12)と合わせて、平面視円形、三角形、六角形等の筒状体としてもよい。なお、平面視左右対称の形状であると、後面板(9)が取り付けやすい。
【0018】
主脚(6)における左右1対の後片(17)(18)間の角度は、約90度であるが、90度に限定されるものではない。例えば120度であってもよい。
【0019】
主脚(6)の前片(12)と、左右1対の後片(17)(18)との上部近くには、開口部(19)(20)(21)が形成されている。また、側脚(7)にも開口部(図示省略)が形成されている。図3に示すように、開口部(19)(20)(21)は、配線コードガイド(10)とほぼ同じ高さに形成されている。主テーブル(2)(3)のコーナーテーブル(1)に近接する側脚(22)にも、配線コードガイドと同じ高さに開口部(23)が形成されている。
【0020】
後片(17)(18)の開口部(20)(21)と、側脚(7)の開口部と、主テーブル(2)の側脚(22)の開口部(23)とには、開閉自在な開口キャップ(24)が設けられている。開口キャップ(24)は、図3及び図4において、主テーブル(2)に装着されているものと、主脚(6)に装着されているもののみを図示し、他は省略してある。
【0021】
この開口キャップ(24)は、実公平7−44173号公報に開示されている樹脂製のキャップと同様のものであり、図3に示すように、開口部(23)等に装着される枠材(25)と、枠材(25)に対して上下方向にスライド可能なスライドカバー(26)とにより構成されている。開口キャップ(24)は、外部から見える開口部に装着されており、開口部を使用しないとき、閉じられている。
【0022】
以上の構成において、例えば図3に示すように、コーナーテーブル(1)より左右の主テーブル(2)(3)に配線コードを配線するには、例えば、配線コード(C1)を、配線コードガイド(10)上を這わせた後、主脚(6)の前片(12)の開口部(19)と、後片(17)の開口部(20)とを通して、左隣のテーブル(2)の開口部(23)に挿入することによって、配線することができる。
【0023】
また、左隣の主テーブル(2)から、同じく右隣の主テーブル(3)に配線コード(C2)を配線する場合は、図3に示すように、配線コード(C2)を、開口部(19)(21)へ通せばよい。
【0024】
さらに、開口部(19)(20)(21)を通して主脚(6)内に引き込んだ配線コード(図示略)を、主脚(6)内においてU字状に垂下させて、余剰長を主脚(6)内に収容させておいたり、または主脚(6)の下端部、下受け板(14)、もしくは前片(12)の下端部等に設けた開口部(いずれも図示略)より引き出したりすることができる。
【0025】
これらの場合において、主脚(6)内を挿通する、または主脚(6)内に収容される配線コード類((C1)(C2)を含む)を、両側片(15)(15)により区分された主脚(6)の中央の空間のみに制限することにより、それらの配線コード類が、後面板(9)取付け用の止めねじ(27)の先端に当接して、傷付けられるのを防止することができる。
【0026】
さらに、図4に示すように、両側片(15)(15)を、主脚(6)の後片(17)(18)に設けた開口部(20)(21)の左右の外側の縁部近くまで延出させると、両開口部(20)(21)を通る配線コード(C1)(C2)が上記の止めねじ(27)に当接して傷付けられるのを確実に防止することがきる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、前片より後方に延出する左右1対の側片により、主脚内を、中央部と両側部との3個の空間に区分することができ、その中央部の空間のみに配線コード類を挿通させることにより、両側部の空間内に突出する、後面板を主脚に取付けるための止めねじの先端により配線コード類が傷付けられることがないようにすることができる。
【0028】
また、前片に設けた開口部を通る配線コード類を、両側片により挾むようにして、主脚内において案内することができるとともに、その配線コード類が、上述の止めねじの先端等に当たるのを防止することができる。
【0029】
請求項2記載の発明によると、側片に設けた係合突部を、主脚の開口部の縁部に係合させることにより、前片を、止めねじ等を用いることなく、開口部に簡単に着脱することができるとともに、構造を簡素化することができる。
【0030】
請求項3記載の発明によると、主脚の後面に設けた開口部を通る配線コード類が、上述の後面板取付け用の止めねじの先端等が突出している両側部の空間内に入るのを、側片により確実に防止することができる。
【0031】
請求項4記載の発明によると、前片及び側片を、簡単に成形することができるとともに、側片及び前片に適度の弾性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のコーナーテーブルと他のテーブルとのレイアウトの一例を示す平面図である。
【図2】 主脚を前方より見た分解斜視図である。
【図3】 同じく、主脚とその周辺との斜視図である。
【図4】 同じく、平面図である。
【符号の説明】
(1)コーナーテーブル
(2)(3)主テーブル
(4)(5)補助テーブル
(6)主脚
(7)側脚
(8)天板
(9)後面板
(10)配線コードガイド
(11)脚本体
(11a)開口部
(12)前片
(13)上受け板
(14)下受け板
(15)側片
(16)係合突条(係合突部)
(17)(18)後片
(19)〜(23)開口部
(24)開口キャップ
(25)枠材
(26)スライドカバー
(27)止めねじ
Claims (4)
- 天板の後部のコーナー部を支持する中空状の主脚の側面に、後面板の側端をねじ止めするとともに、前記主脚の前面に開口部を設け、該開口部に着脱自在に装着した前片に、配線コード挿通用の開口部を設け、この前片における開口部の両側縁より、前記主脚内において後方に向かって延出し、かつ前記主脚内を3個の空間に区分する左右1対の側片を設けたことを特徴とするコーナーテーブル。
- 側片における前片寄りの端部に、外側方に向かって突出し、主脚の開口部の縁部に係合することにより、前片を開口部から外れ止めする係合突部を設けた請求項1記載のコーナーテーブル。
- 側片を、主脚におけるコーナー部を挾む左右1対の後片に穿設した配線コード挿通用の開口部の左右の外側の縁部の近くまで延出させた請求項1または2記載のコーナーテーブル。
- 前片及び側片を、合成樹脂材料により一体的に形成した請求項1〜3のいずれかに記載のコーナーテーブル。
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