JPH0522096Y2 - - Google Patents

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JPH0522096Y2
JPH0522096Y2 JP14862787U JP14862787U JPH0522096Y2 JP H0522096 Y2 JPH0522096 Y2 JP H0522096Y2 JP 14862787 U JP14862787 U JP 14862787U JP 14862787 U JP14862787 U JP 14862787U JP H0522096 Y2 JPH0522096 Y2 JP H0522096Y2
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wiring duct
wiring
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cord
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば中空状の脚体を備えたスチー
ル製机のように、中空部材を備えた家具におい
て、その中空部材に電気や電話等のコード類を配
線できるようにするための装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
薄金属板製の家具の中空部材内にコードを挿通
できるようにする手段としては、一般に、中空部
材の端面に、コード挿通口を切り開き形成すると
共に、該コード挿通口の内周縁に沿つて延びる保
護縁部材を嵌着し、この保護縁部材に、コード挿
通口を塞ぐキヤツプ板を抜き差し自在に装着した
構成になつているが、この従来の構成では、コー
ドをコード挿通孔に挿通した状態ではキヤツプ板
を取り外さなくてはならないため、キヤツプ板を
紛失してしまうことが多いと言う問題があつた。
この点について先行技術として実公昭50−
35924号公報には、机の天板にコードを挿通でき
るようにするための手段として、天板に、コネク
タ等を出し入れできる程度の平面視略矩形の貫通
孔を穿設すると共に、該貫通孔の内周縁に沿つて
延びる枠体を嵌着し、該枠体に、前記貫通孔を塞
ぐようにした塞ぎ板を嵌着し、該塞ぎ板の一端部
にコード挿通孔を切り欠き形成し、更に、塞ぎ板
の下面に、前記コード挿通孔を塞ぐキヤツプ板
を、塞ぎ板の他端部に向けてスライド自在に装着
することにより、キヤツプ板の紛失を防止できる
ようにした考案が記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、例えば机の脚体のような中空部材内
にコードを挿通する場合、中空部材内でコードが
散乱した状態になつたり、コードが中空部材内に
突出したねじ等に接触して傷ついたりするのを防
止するために、コードを安全且つまとめた状態に
保持するための配線通路を形成することが望まし
い。
しかし、前記先行技術では、塞ぎ板は単に貫通
孔を塞ぐ機能を有するに過ぎないため、コードを
安全且つまとめた状態に保持することができない
と言う問題がある。
本考案は、この問題を解消し、併せて、配線作
業も容易に行えるようにした配線装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、家具の中空
部材に、配線操作用の矩形の開口孔を、適宜範囲
にわたつて延びるように穿設し、該開口孔に、当
該開口孔を塞ぐと共に中空部材内に配線通路を形
成するよう断面コ字状に形成した配線用ダクトを
配挿し、該配線用ダクトにおける相対向して延び
る両側板に、前記開口孔への嵌脱動にて開口孔の
側縁に弾性的に係脱するようにした係合部を形成
し、前記配線用ダクトのうち左右両側板が連接す
る背板の一端部に、当該背板の一端面に開口した
コ字状又はU字状のコード挿通口を切り開き形成
すると共に、該コード挿通口の内周縁に沿つて延
びるコ字状又はU字状の保護枠体を装着する一
方、前記コード挿通口を塞ぐキヤツプ板を、前記
配線用ダクトにおける背板の裏面側又は表面側に
沿つて配線用ダクトの他端方向にスライドし得る
ように配置し、前記保護枠体における平行に延び
る左右両側枠部に、前記キヤツプ板の側縁が摺動
自在に嵌合するガイド条を形成し、更に、前記キ
ヤツプ板には、当該キヤツプ板を配線用ダクトの
他端方向にスライドさせた状態で保護枠体に接当
して保護枠体から離脱不能に保持するようにした
ストツパー部を形成する構成にした。
〔考案の作用・効果〕 このように構成すると、キヤツプ板を配線用ダ
クトにおける背板の他端方向にスライドさせるこ
とにより、キヤツプ板を保護枠体に取付けたまま
でコード挿通口を開口させることができるから、
前記先行技術と同様に、キヤツプ板の紛失を防止
できる。
また、配線用ダクトにより、中空部材内に配線
通路が形成されるから、中空部材内のコードを、
まとめた状態で且つ中空部材内に突出したビス等
に接触しない安全な状態に保持することができ
る。
そして、配線用ダクトは、その左右両側板の先
端縁を先にした状態で、当該配線用ダクトの弾性
に抗して開口孔内に押し込むことにより、中空部
材に対して装着することができ、また、キヤツプ
板を配線用ダクトの他端方向に向けてスライドさ
せてコード挿通口を開口し、このコード挿通口に
指を挿入して配線用ダクトの一端部を手前に引つ
張ることにより、配線用ダクトを中空部材から取
り外すことができる。
このように、本考案によると、中空部材に配線
通路を形成することと、開口孔を塞ぐことを1つ
の配線用ダクトにて行うことができるから、中空
部材内にコードをまとめた状態で且つ安全に保護
した状態で収納することを、中空部材の構造を複
雑化することなく達成できる効果を有する。
更に、中空部材内にコードを挿通するためのコ
ード挿通口を、配線用ダクトを取り外すための指
掛け部に兼用することができ、配線用ダクトには
当該配線用ダクトを取り外すための指掛け溝を別
途切り欠き形成する必要はないから、配線用ダク
トを簡単に着脱できて配線作業を容易にできるも
のでありながら、配線用ダクトの製造の手間を軽
減することができるのである。
〔実施例〕
次に、家具の一例としての机の脚体に本考案を
適用した場合の実施例を、図面に基づいて説明す
る。
図において符号1は、左右一対の脚体2で天板
3を支持して成るスチール製事務机を示し、該机
1における左右脚体2の内側面間には、左右脚体
2,2の連結とコードの収納とを兼用する断面略
C字状の横梁部材4を固着すると共に、前記横梁
部材4に対するカバー体5を着脱自在に装着して
おり、また、天板3の後端縁には背面パネル6を
取付けている。
前記脚体2は、偏平な中空状に形成されて、そ
の下端面に前後長手の水平接地体7を固着してお
り、当該脚体2の内側板2aを上下に切り開き形
成することにより、脚体2の内側面のうち前記横
梁部材4と水平接地体7との間の箇所に上下長手
の開口孔8を形成し、該開口孔8に、薄金属板に
て断面コ字状に形成した配線用ダクト9を差し込
み装着することにより、配線用ダクト9にて開口
孔8を塞ぐと共に、脚体2内部に配線通路を形成
する。
この場合、配線用ダクト9の高さ寸法を、水平
接地体7から横梁部材4までの高さ寸法よりも若
干長い寸法に形成して、配線用ダクト9の上端部
を横梁部材4と脚体2の外側板2aとの間に挿入
する一方、開口孔8の両側縁を内向きに折り曲げ
てガイド片2bを形成し、該両ガイド片2bの先
端縁に、配線用ダクト9における左右両側板9a
の下部に外向き膨出形成した係合部の一例として
の突起10を係合させることにより、配線用ダク
ト9を脱落不能に保持する。
そして、前記配線用ダクト9の下端部に、下向
き開口した逆U字状のコード挿通口11を切り開
き形成して、該コード挿通口11の箇所に、保護
枠体13とキヤツプ板14とから成る合成樹脂製
のキヤツプ装置12を設ける。
前記保護枠体13は、コード挿通口11の内周
面に沿つて延びる逆U字状に形成されており、そ
の外周面に穿設した係合溝15を、コード挿通口
11の内周部に被嵌すると共に、該保護枠体13
における左右側枠部13aの内周面には、配線用
ダクト9における背板の内面側に位置した部位
に、ガイド条の一例としてのガイド溝16をそれ
ぞれ刻設して、該ガイド溝16に、前記キヤツプ
板14の側縁をスライド自在に嵌挿している。
このとき、保護枠体13における左右側枠部1
3a間の連接部に、前記左右ガイド溝16と連通
した抜き孔17を貫通することにより、キヤツプ
板14が保護枠体13の前記連接部を貫通して上
向きにスライド自在となるようにする一方、左右
両ガイド溝16,16の下端部とキヤツプ板14
の下端部左右両面とに、それぞれ係合突起18,
19を突設することにより、配線用ダクト9を取
り外した状態でもキヤツプ板14が保護枠体13
から抜け落ちないようにしている。
キヤツプ板14を保護枠体13に装着するに
は、キヤツプ板14を保護枠体13にその開口部
方向から差し込んで、その係合突起19を、弾性
に抗して保護枠体13の係合突起18を乗り越え
させることになる。
キヤツプ板14の下端部には、保護枠体13の
連接部に接当するようにしたストツパー部14a
を形成して、当該キヤツプ板14が上向きに抜け
不能となるようにしている。
なお、前記横梁部材4の内面には、コードや各
種コネクタ等の電気機器を載置できるようにした
棚20を多段に設けている。また、横梁部材4を
脚体2に固定するに当つては、第8図に示すよう
に、脚体2における外側板2cの内面に、平断面
Z字状のブラケツト21を上下に2箇所固着し
て、該ブラケツト21の折曲げ片21aと脚体2
の内側板2aとの間に、横梁部材4の左右側板4
aを差し込んで、これら三者を一体的にねじ22
止めするようにしている。
従つて、単に横梁部材4が脚体2に固定される
のみならず、ブラケツト21によつて脚体2の内
外側板2a,2cが一体的に連結されるから、脚
体2の剛性も向上することになる。
以上の構成において、配線用ダクト9を取り外
しておくと、開口孔8から脚体2の内部にコード
Aを出し入れすることができ、コードAを脚体2
内に挿通して、キヤツプ板14を上方にスライド
させておき、コード挿通口11にコードAを嵌め
入れた状態で、配線用ダクト9を斜め上向きにし
た姿勢にして、その上端を、横梁部材4の端面と
脚体2の外側板2cとの間に挿入して、次いで、
配線用ダクト9の下部をその弾性に抗して押し込
んで、突起10を開口孔8の側縁を形成するガイ
ド片2bに係止すると、配線用ダクト9の取付け
が行われると共に、コードAは、配線用ダクト8
と脚体2の外側板2cとの間に形成された配線通
路内に整理した状態で保持される。
脚体2の内部及び横梁部材4の内部に挿通した
コードAは、天板3の背面に設けた縁部材24の
切り開き孔24aから机上に引き出せるようにし
ている。
また、コードAを抜き出したり別のコードAを
挿通したりする場合には、コード挿通口11に指
を挿入して、配線用ダクト9の下端を手前に引つ
張り出すことにより、配線用ダクト9を脚体2か
ら抜き外すことができる。
このように、コードAを挿通するためのコード
挿通口11を、配線用ダクト9を取り外すための
指掛け部に兼用でき、配線用ダクト9には別途指
掛け用の切り欠きを形成する必要はないから、配
線用ダクト9を簡単に着脱できて配線作業を容易
に行えるものでありながら、配線用ダクト9の製
造の手間を軽減できるのである。
なお、配線用ダクト9を脚体2に係止する手段
としては、第10図で示すように、配線用ダクト
9の左右側板9aに突設した突起10を、ガイド
片2bに穿設した係合孔23に係合させても良
い。また、これら突起10と係合孔23とは上下
複数段に設けても良いのである。
また、キヤツプ板を保護枠体にスライド自在に
装着する手段としては、例えば、キヤツプ板を偏
平状の断面C字状に形成して、その左右折り返し
端部を、保護枠体における左右側枠部の外面に刻
設したガイド溝に嵌合させるようにしても良い
(つまり、キヤツプ板で保護枠体が覆われるよう
な形態にしても良い)。
以上の実施例は机の脚体に適用した場合であつ
たが、本考案は、家具における中空部材に配線用
ダクトを設ける場合に広く適用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は机の斜視図、第2図は脚体下部周辺の
斜視図、第3図は第1図の−視断面図、第4
図は脚体の下部を机の内側から見た側面図、第5
図は第4図の−視断面図、第6図は第4図の
−視断面図、第7図は第5図の−視部分
拡大断面図、第8図は第3図の−視拡大断面
図、第9図は配線用ダクトの取付け状態を示す脚
体の縦断面図、第10図は他の実施例を示す図で
ある。 1……家具の一例としての机、2……中空部材
の一例としての脚体、8……開口孔、9……配線
用ダクト、11……コード挿通口、13……保護
枠体、14……キヤツプ板、14a……ストツパ
ー部、16……ガイド条の一例としてのガイド
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 家具の中空部材2に、配線操作用の矩形の開口
    孔8を、適宜範囲にわたつて延びるように穿設
    し、該開口孔8に、当該開口孔8を塞ぐと共に中
    空部材2内に配線通路を形成するよう断面コ字状
    に形成した配線用ダクト9を嵌挿し、該配線用ダ
    クト9における相対向して延びる両側板9aに、
    前記開口孔8への嵌脱動にて開口孔8の側縁に弾
    性的に係脱するようにした係合部10を形成し、
    前記配線用ダクト9のうち左右両側板9aが連接
    する背板の一端部に、当該背板の一端面に開口し
    たコ字状又はU字状のコード挿通口11を切り開
    き形成すると共に、該コード挿通口11の内周縁
    に沿つて延びるコ字状又はU字状の保護枠体13
    を装着する一方、前記コード挿通口11を塞ぐキ
    ヤツプ板14を、前記配線用ダクト9における背
    板の裏面側又は表面側に沿つて配線用ダクトの他
    端方向にスライドし得るように配置し、前記保護
    枠体13における平行に延びる左右両側枠部13
    aに、前記キヤツプ板14の側縁が摺動自在に嵌
    合するガイド条16を形成し、更に、前記キヤツ
    プ板14には、当該キヤツプ板14を配線用ダク
    ト9の他端方向にスライドさせた状態で保護枠体
    13に接当して保護枠体13から離脱不能に保持
    するようにしたストツパー部14aを形成したこ
    とを特徴とする家具における配線装置。
JP14862787U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH0522096Y2 (ja)

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WO2016186199A1 (ja) * 2015-05-21 2016-11-24 株式会社岡村製作所 天板付家具
JP2017000489A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社岡村製作所 天板付家具

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JPH0811019Y2 (ja) * 1990-01-19 1996-03-29 株式会社イトーキクレビオ 机における配線ダクトの点検パネル

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JPS6454830U (ja) 1989-04-04

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