JP4024069B2 - Am復調回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、集積回路全般におけるPLL(Phase Locked Loop)を用いたAM復調回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のPLLを用いたAM復調回路の一例を示す構成図である。同図を用いて、このAM復調回路の動作について説明する。まず、入力信号はAM検波器1に入力され、AM検波器1では、この入力信号とVCO(電圧制御発振器)6の出力を位相シフト回路4により+45度シフトさせたAM検波基準信号とを掛け算した検波波形を得るとともに、低域通過フィルタ7によって高調波成分が除去された検波出力を得る。VCO6の発振周波数は、このVCO6、APC(自動位相制御)検波回路2、APCフィルタ3および位相シフト回路によって形成されるPLL(以下「APCループ」という。)によって決定される。このAPC検波回路2は、入力信号とVCO6の出力を位相シフト回路5により−45度シフトされた信号とを比較して、この2つの入力が同じ周波数で、かつ、位相関係がVCO6からの入力位相が入力信号の位相よりも−90度ずれるようにVCO6を制御する。このとき、AM検波器1に入力される信号は同じ周波数かつ同じ位相となるので、入力信号をAM検波することが可能となり、所望の検波出力を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のPLLを用いたAM復調回路は、入力信号が過変調時に検波基準信号が反転するという現象が起こる。この現象が起こる原理を図13を用いて説明する。図13(a)は通常の変調の場合と過変調の場合の変調信号の波形であり、図13(b)はこの変調信号が入力されたときの理想出力波形であり、図13(c)は実際の出力波形を示す図である。なお、AM検波器1に入力される信号、すなわちAM変調信号と位相シフト回路4からの入力信号は、同じ周波数で位相差が180度の場合を想定している。この位相差が180度のときは、下側包絡線が検波されるので、同図(b)に示すような波形が出力される。
【0004】
さて、図13(a)において、網掛けの細かい線の部分が、過変調により位相が180度ずれている部分である。いま、入力信号が過変調になり位相が180度ずれてしまうと、APC検波回路2に入力される2つの信号の位相差もとの状態から180度ずれることになる。このとき、APC検波回路2は元の位相関係に戻るようにVCO6を制御するため、結果的に入力信号の搬送波とVCO6の出力を+45度シフトさせた信号は、所望の位相関係から180度ずれてしまい、同図(c)に示すように、AM検波器の出力が反転することになる。
【0005】
従来は、この信号の反転を防止するため、過変調時にPLL制御を止めるか、または、制御速度を遅くして過変調による位相変化には追従しないようにするなどの対策が取られていた。しかし、この方式だと、過変調時にAPC動作がほとんど機能しなくなるため過変調時の安定性が悪いという問題点があった。
【0006】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、過変調時にAPC動作を止めることなく、また、過変調時の出力の反転を防止したAM復調回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるAM復調回路は、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と、前記通常極性または反転極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路がそれぞれ接続されたスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、第1のAPC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成し、第2のAPC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性または反転極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号からAPC検波基準信号を出力し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子に前記APCフィルタが接続され、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路が接続され、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0009】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と同じ極性を有する通常極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と前記通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記第2のAPC検波回路へ入力するAM変調信号の極性を反転する反転回路と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路がそれぞれ接続されるスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、第1のAPC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成し、第2のAPC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と同じ極性を有するAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、反転回路が、第2のAPC検波回路へ入力するAM変調信号の極性を反転し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子にAPCフィルタが接続され、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路が接続され、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0011】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記APC検波回路へ入力する前記AM変調信号の極性を反転する反転回路と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されたスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、APC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、反転回路が、APC検波回路へ入力するAM変調信号の極性を反転し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子にAPC検波回路が接続され、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端が接続され、スイッチの入力端子の他方に反転回路が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0013】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号と第1のAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、前記AM変調信号と第2のAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記第1のAPC検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記第2のAPC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記第1の位相器が、入力端子の他方に前記第2の位相器が、それぞれ接続され、前記第1のAPC検波基準信号または前記第2のAPC検波基準信号の何れかを前記AM検波基準信号として出力する第1のスイッチと、出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路が、それぞれ接続された第2のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチに接続された入力端子を同時に切り換えるための前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記第1のスイッチの一方の入力端子および前記第2のスイッチの他方の入力端子を選択し、過変調時には前記第1のスイッチの他方の入力端子および前記第2のスイッチの一方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、第1のAPC検波回路が、AM変調信号と第1のAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成し、第2のAPC検波回路が、AM変調信号と第2のAPC検波基準信号とから第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振するとともに、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号から第1のAPC検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から第2のAPC検波基準信号を出力し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、第1のスイッチの出力端子にAM検波器が接続され、第1のスイッチの入力端子の一方に第1の位相器が接続され、第1のスイッチの入力端子の他方に第2の位相器が接続され、第2のスイッチの出力端子にAPCフィルタが接続され、第2のスイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路が接続され、第2のスイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチの一方の入力端子および第2のスイッチの他方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチの他方の入力端子および第2のスイッチの一方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御する。
【0015】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、入力端子に前記第1の位相器が、出力端子の一方に前記AM検波器が、出力端子の他方に前記APC検波回路が、それぞれ接続された第1のスイッチと、入力端子に前記第2の位相器が、出力端子の一方に前記APC検波回路が、出力端子の他方に前記AM検波器が、それぞれ接続された第2のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチに接続された出力端子を同時に切り換えるための前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記第1のスイッチの一方の入力端子および前記第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記第1のスイッチの他方の入力端子および前記第2のスイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路とを備えることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、APC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常APC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、第1のスイッチの入力端子に第1の位相器が接続され、第1のスイッチの出力端子の一方にAM検波器が接続され、第1のスイッチの出力端子の他方にAPC検波回路が接続され、第2のスイッチの入力端子に第2の位相器が接続され、第2のスイッチの出力端子の一方にAPC検波回路が接続され、第2のスイッチの出力端子の他方にAM検波器が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの他方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御する。
【0017】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記APC検波回路へ入力する前記第2の位相器の出力信号の極性を反転する反転回路と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記第2の位相器が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されたスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、APC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、反転回路が、APC検波回路へ入力する第2の位相器の出力信号の極性を反転し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子にAPC検波回路が接続され、スイッチの入力端子の一方に第2の位相器が接続され、スイッチの入力端子の他方に反転回路の出力端が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0019】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記AM検波器へ入力する前記第1の位相器の出力信号の極性を反転する反転回路と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記第1の位相器が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されるスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、APC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、反転回路が、AM検波器へ入力する第1の位相器の出力信号の極性を反転し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子にAM検波器が接続され、スイッチの入力端子の一方に第1の位相器が接続され、スイッチの入力端子の他方に反転回路の出力端が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0021】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、上記の発明において、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、前記AM検波器へ入力する前記AM変調信号の極性を反転する反転回路と、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されるスイッチと、前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、AM検波器が、AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力し、APC検波回路が、AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を生成し、APCフィルタが、通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成し、VCOが、APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力し、第1の位相器が、VCOの出力信号からAM検波基準信号を出力し、第2の位相器が、VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力し、反転回路が、AM検波器へ入力するAM変調信号の極性を反転し、電圧比較器が、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波信号の出力とを比較し、スイッチの出力端子にAM検波器が接続され、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端が接続され、スイッチの入力端子の他方に反転回路の出力端が接続され、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御する。
【0023】
つぎの発明にかかるAM復調回路は、出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記第1の位相回路の出力信号がそれぞれ接続された第3のスイッチをさらに備え、前記AM検波器と前記第3のスイッチとの間に接続された電圧比較器が、前記AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とするときに、Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2の条件を満足するときに、前記第3のスイッチに接続された一方の入力端子を選択し、V0−VC2<Vin<V0+VC1の条件を満足するときに、前記第3のスイッチに接続された他方の入力端子を選択することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、第3のスイッチの出力端子にAPC検波回路が、第3のスイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端が、第3のスイッチの入力端子の他方に第2の位相回路の出力信号がそれぞれ接続され、AM検波器と第3のスイッチとの間に接続された電圧比較器が、AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とするときに、Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された一方の入力端子を選択し、V0−VC2<Vin<V0+VC1の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された他方の入力端子を選択する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるAM復調回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。同図に示すAM復調回路は、図12に示す従来のAM復調回路と比較して、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位とAM検波出力とを比較する電圧比較器10と、この電圧比較器10とLOCK検出信号との論理積をとる論理積回路11とからなるスイッチ制御回路9と、この論理積回路11の出力によりAPC検波回路2とAPC検波回路8との出力を切り換えるスイッチ12とを備えているところが、大きく相違する。また、通常の極性のAPC検波回路2と極性を反転させた反転極性のAPC検波回路8とを備えている。その他の構成は、従来のAM復調回路と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0027】
つぎに、図1のAM復調回路の動作について説明する。まず、入力信号がAM検波器1とAPC検波回路2またはAPC検波回路8に入力され、AM検波器1では、この入力信号とVCO6の出力を位相シフト回路4により+45度シフトさせた信号とを掛け算し、低域通過フィルタ7によって高調波成分を除去した後、検波波形を出力する。なお、VCO6の出力発振周波数は、APC検波回路2とAPCフィルタ3によって制御される。つぎに、このAPC検波回路2は、入力信号とVCO6の出力を位相シフト回路5により−45度シフトさせた信号とを比較して、この2つの入力が同じ周波数で、かつ、VCO6からの入力位相が入力信号の位相よりも−90度ずれるようにVCO6を制御する。一方、スイッチ12は、AM検波出力と無信号電位を電圧比較器により比較した結果とLOCK検出結果との論理積とによって、APC検波回路2またはAPC検波回路8の出力を切り換える。この切り換えによって、通常変調時にはAPC検波回路2によって通常の極性のAPC検波がおこなわれ、過変調時にはAPC検波回路8によって極性の反転したAPC検波がおこなわれる。このとき、APCループは、過変調時に入力位相が反転したとしても、そのときにはAPC検波の極性も入れ替わっているためそのままロックを続ける。このようにして、AM検波器1に入力される信号は同じ周波数で、かつ同じ位相を保持することができる。
【0028】
通常のAPC検波器の極性がAM検波器に入る2つの入力が180度の差を持つようにAPCループがかかっているとすると、検波出力は100%以下の時には無信号電位の下側に現れることになる。これを示したのが図2である。図2(a)は入力信号がAM変調信号のときの波形の一例を示す図であり、(b)は検波出力が上側に現れる場合(位相差0度)の検波出力の波形を示す図であり、(c)は検波出力が下側に現れる場合(位相差180度)の検波出力の波形を示す図である。また、LOCK検出はAPCループがロックしていることと、検波出力が正常の向きに出力されているかを検出するものであるとする。いま、APCループが正常にロックしているものとして考えると、入力信号が過変調になると検波出力は無信号電位を越えて電圧比較器10の出力がHighになる。一方、正常のロック状態であるのでLOCK検出もHighである。つまり、論理積回路11の出力はHighとなる。これによってスイッチ12は極性が反対のAPC検波回路8側に切り換わり、AM検波器の2入力の位相差が0度になるようにAPCループがかかる。また、過変調時には入力の位相が180度反転しているため、切り換わりの前後では入力信号とVCOとの位相関係が変化しない。つまり、検波出力が反転することはない。
【0029】
以上のように、この実施の形態1によれば、スイッチの出力端子に前記APCフィルタを接続し、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路をそれぞれ接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0030】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0031】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。同図に示すAM復調回路は、スイッチ12に接続されるAPC検波回路8に、反転した入力信号を入力するための反転回路13を備えており、また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。なお、スイッチ12の制御を実現する構成は図1と同様であり、図3には図示していない。
【0032】
この実施の形態2の特徴は、図1に示した極性反転のAPC検波回路に反転回路13を用いたところにある。このとき、APC検波回路2のAPCループは、AM検波器の2入力の位相差が180度になるように働き、APC検波回路8のAPCループは位相差が0度になるように働く。したがって、切り換わり前後で検波出力が反転することはない。
【0033】
以上のように、この実施の形態2によれば、スイッチの出力端子にAPCフィルタを接続し、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路をそれぞれ接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0034】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0035】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。図3に示すAM復調回路では、APC検波回路を2つ用いたが、図4に示すAM復調回路は、入力とAPC検波回路の間にスイッチ12と反転回路13を用いることにより、APC検波回路1つで実施の形態2と同様の回路を実現したものである。なお、スイッチ12の制御を実現する構成は図1と同様であり、図4には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0036】
この実施の形態3の特徴は、図3において同時に動作することのないAPC検波回路を、通帳変調時と過変調時とで共用したところを特徴とするものであり、動作原理は実施の形態2と同じである。したがって、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0037】
以上のように、この実施の形態3によれば、スイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0038】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0039】
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。同図に示すAM復調回路は、図4に示すAM復調回路と比較して、位相シフト回路4または5の出力を、(1)APC検波回路2または8に振り分けている、(2)AM検波器への出力をスイッチ12で切り換えている、ところが相違する。なお、スイッチ12およびスイッチ14の制御を実現する構成は、図1と同様であり、図5には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0040】
APCループが切り換わる動作は次のとおりである。スイッチ12およびスイッチ14の出力信号Aが、A=Lのとき、AM検波器1に入る信号はVCO6の出力を+45度位相シフト回路4に通したものが入力され、APC検波回路2にはVCO6の出力を−45度位相シフト回路5に通したものが用いられる。つまり、図12に示す従来の回路と同じ動作をする。一方、出力端子Aが、A=Hのときは、VCO6よりAM検波器1に入る信号はVCO6の出力を−45度位相シフト回路5に通したものが入力され、APC検波回路8にはVCO6の出力を+45度位相シフト回路4に通したものが用いられる。この結果、出力信号Aが、HからLになったときVCO6よりAM検波器1に入力される信号から見たAPCフィルタ3に入力される信号の位相差は−90度から+90度に切り替わる。つまり、APCループの極性は反転することになる。したがって、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0041】
以上のように、この実施の形態4によれば、第1のスイッチの出力端子にAM検波器を接続し、第1のスイッチの入力端子の一方に第1の位相器を接続し、第1のスイッチの入力端子の他方に第2の位相器を接続し、第2のスイッチの出力端子にAPCフィルタを接続し、第2のスイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの他方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0042】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0043】
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。図5に示す実施の形態4が、APC検波の出力をスイッチ14で切り換えているのに対し、このAM復調回路は、VCO6からAPC検波回路2に入力される信号をスイッチ12およびスイッチ14で切り換えているところが相違する。このようにすればAPC検波回路一つで実現できる。なお、スイッチ12およびスイッチ14の制御を実現する構成は、図1と同様であり、図6には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0044】
この実施の形態5の特徴は、図5において、スイッチ12およびスイッチ14の入出力を逆に、すなわち入力切り換えから出力切り換えの機能とすることにより、APC検波回路を通帳変調時と過変調時とで共用したところにある。したがって、実施の形態4と同様に、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0045】
以上のように、この実施の形態5によれば、第1のスイッチの入力端子に第1の位相器を接続し、第1のスイッチの出力端子の一方にAM検波器を接続し、第1のスイッチの出力端子の他方にAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの入力端子に第2の位相器を接続し、第2のスイッチの出力端子の一方にAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの出力端子の他方にAM検波器を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの他方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0046】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0047】
実施の形態6.
図7は、この発明の実施の形態6であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。この実施の形態6は、図4に示す実施の形態3において、APC検波回路2へ入力する反転入力を、入力信号からではなく、位相シフト回路5の出力からとしている。なお、スイッチ12の制御を実現する構成は、図1に示す実施の形態1と同様であり、図6には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0048】
この実施の形態6の特徴は、VCO6からAPC検波回路2に入力される信号を反転するか否かによって切り換えているところにある。反転するということは、位相が180度回ることであるから、スイッチ12の出力信号AがHからLになったときVCO6よりAM検波器に入力される信号から見たAPC検波回路2に入力される信号の位相差は−90度から+90度に切り換わる。つまり、APCループの極性は反転することになる。したがって、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0049】
以上のように、この実施の形態6によれば、スイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の一方に第2の位相器を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0050】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0051】
実施の形態7.
図8は、この発明の実施の形態7であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。図7に示す実施の形態6では、反転信号の入出力を位相シフト回路5からAPC検波回路2としているのに対し、この実施の形態7では、反転信号の入出力を位相シフト回路4からAM検波器1としている。なお、スイッチ12の制御を実現する構成は、図1に示す実施の形態1と同様であり、図6には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0052】
この実施の形態7の特徴は、PLLループがロックするときはAM検波器1へ入力される入力信号とスイッチ12の出力が同相となることから、これに合うようにVCO6の出力位相が調整され、このVCO6の出力が位相シフト回路4と位相シフト回路5とに分配されることから、図7に示す実施の形態6と同様の動作がおこなわれる。したがって、実施の形態6と同様に、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0053】
以上のように、この実施の形態7によれば、スイッチの出力端子にAM検波器を接続し、スイッチの入力端子の一方に第1の位相器を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0054】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0055】
実施の形態8.
図9は、この発明の実施の形態8であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。この実施の形態8は、図8に示す実施の形態7において、AM検波器1へ入力する反転信号を位相シフト回路4からではなく、入力信号からとしている。なお、スイッチ12の制御を実現する構成は、図1に示す実施の形態1と同様であり、図9には図示していない。また、その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0056】
この実施の形態8の特徴は、AM検波器に入る入力信号そのものを反転させるか否かで切り換えているため、入力信号が過変調になり反転すると、AM検波器への入力信号も反転するのでAM検波器に入る信号の位相は変わらない。ただし、APC検波回路に入力される信号は、反転しない入力信号であるため、過変調により反転してしまうが、APCループがこの位相変化に追従するため、AM検波器に入力される2入力の位相差が、180度から0度に切り換えられる。したがって、結果的に、切り換わりの前後で検波出力が反転することはない。
【0057】
以上のように、この実施の形態8によれば、スイッチの出力端子にAM検波器を接続し、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができる。
【0058】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0059】
実施の形態9.
図10は、図3のAPC検波回路2と電圧比較器10とスイッチ12と反転回路13を実現した回路である。この回路の動作は、つぎのとおりである。まず、電圧比較器10で検波出力と無信号電位を比較して、検波出力が無信号電位より低いときは通常入力部の回路電流が大きくなり、逆に検波出力が無信号電位より高いときは反転入力の回路電流が大きくなる。この通常入力部の電流と反転入力部の電流がAPC検波回路2内で加えられており、電流の大きい方が優勢になり、APCループがかかる。つまり、通常変調時は通常入力部側が優勢になり、過変調時には反転入力部側が優勢になる。このようにするとAPCの切り換えが連続的に変化するため、安定な切り換えをおこなうことができる。また、電圧比較器10の利得を調整することによって切り換えを急峻にしたり緩やかにしたりすることができるため、入力信号に合った切り換え速度を設定できる。
【0060】
以上のように、この実施の形態9によれば、通常変調時には通常の極性のAPC検波を行い、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができ、さらに切り換えノイズの影響のない回路を実現できる。
【0061】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0062】
実施の形態10.
上述した実施の形態1〜9は、入力信号の変調度が100%に近くなると、検波信号の振幅が小さいため、それに伴いAPC検波回路への入力信号が小さくなってしまう。一般的なAPC検波回路では、入力信号が小さいと静位相誤差が大きくなり、正確な位相関係を保つことができなくなる。この静位相誤差により、APCループの極性切り換えがうまくおこなわれない可能性がある。これを防止するための回路を図11に示す。図11は、この発明の実施の形態10であるAM復調回路の構成を示すブロック図であり、検波信号の出力が小さいときに入力信号の代わりにVCO6の出力を+45度シフトさせた信号をAPC検波回路に入力させた回路である。APC検波回路は、一般的に入力の2信号の位相差は90度であるため、入力信号が小さいときに、±45度シフトさせた信号をAPC検波回路に入力することで、90度差の信号を入力することになり、現状のAPCループを維持することができる。入力信号はAM変調信号であるから位相は変化しないので、ループが正常にロックした後はその位相関係を保てば良いので、上記のようにVCOの出力に90度差を付けて入力してあげれば良い。したがって、入力信号の振幅が小さいところで静位相誤差が大きくなり位相関係がずれてしまう部分では上記の手法を行うことにより特性が改善できる。
【0063】
図11には、APC検波回路への入力信号を電圧比較器によって切り換える部分を示している。このように入力信号の振幅が小さい場合、すなわち、検波出力が無信号電位付近に来るときは入力信号の代わりにVCOの出力を用いることにより、上述した静位相誤差特性を改善できる。いま、AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とすると、
Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2
の条件を満足するときにはAM変調信号を選択し、
V0−VC2<Vin<V0+VC1
の条件を満足するときには、位相シフト回路4を通じたVCO6の出力を選択すればよい。なお、VC1、VC2、はAPCの静位相誤差特性によって決定することができる。また、この実施の形態10は、実施の形態1〜9の回路に適用できる。
【0064】
以上のように、この実施の形態10によれば、第3のスイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、第3のスイッチの入力端子の一方にAM変調信号の入力端を接続し、第3のスイッチの入力端子の他方に第2の位相回路の出力信号を接続し、AM検波器と第3のスイッチとの間に接続された電圧制御器が、AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とするときに、Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された一方の入力端子を、V0−VC2<Vin<V0+VC1の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された他方の入力端子を選択することとしたので、入力信号が小さい時の特性の改善およびそれに伴うAPC切り換え時の特性が改善できる。
【0065】
上述した実施の形態は、検波出力が無信号電位の下側に現れる場合、つまりAM検波器の2入力の位相差が180度となる場合について説明したが、検波出力が上側に現れる場合、すなわちAM検波器に入力される2信号の位相差が0度の場合についても同様な構成ができ同様な効果が得られることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、スイッチの出力端子に前記APCフィルタを接続し、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路をそれぞれ接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0067】
つぎの発明によれば、スイッチの出力端子にAPCフィルタを接続し、スイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路をそれぞれ接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0068】
つぎの発明によれば、スイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0069】
つぎの発明によれば、第1のスイッチの出力端子にAM検波器を接続し、第1のスイッチの入力端子の一方に第1の位相器を接続し、第1のスイッチの入力端子の他方に第2の位相器を接続し、第2のスイッチの出力端子にAPCフィルタを接続し、第2のスイッチの入力端子の一方に第1のAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの入力端子の他方に第2のAPC検波回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチの一方の入力端子および第2のスイッチの他方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチの他方の入力端子および第2のスイッチの一方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波が実行され、過変調時には極性の反転したAPC検波が実行されることととなり、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0070】
つぎの発明によれば、第1のスイッチの入力端子に第1の位相器を接続し、第1のスイッチの出力端子の一方にAM検波器を接続し、第1のスイッチの出力端子の他方にAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの入力端子に第2の位相器を接続し、第2のスイッチの出力端子の一方にAPC検波回路を接続し、第2のスイッチの出力端子の他方にAM検波器を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には第1のスイッチおよび第2のスイッチの他方の入力端子を選択するように第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0071】
つぎの発明によれば、スイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、スイッチの入力端子の一方に第2の位相器を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0072】
つぎの発明によれば、スイッチの出力端子にAM検波器を接続し、スイッチの入力端子の一方に第1の位相器を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0073】
つぎの発明によれば、スイッチの出力端子にAM検波器を接続し、スイッチの入力端子の一方にAM変調信号の出力端を接続し、スイッチの入力端子の他方に反転回路を接続し、スイッチ制御回路が、電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時にはスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時にはスイッチの他方の入力端子を選択するようにスイッチを制御することとしたので、通常変調時には通常の極性のAPC検波をおこない、過変調時には極性の反転したAPC検波をおこなうこととしたので、APC動作を止めることなく、過変調時の出力の反転を生じさせないAM復調回路を実現することができるという効果を奏する。
【0074】
つぎの発明によれば、第3のスイッチの出力端子にAPC検波回路を接続し、第3のスイッチの入力端子の一方にAM変調信号の入力端を接続し、第3のスイッチの入力端子の他方に第2の位相回路の出力信号を接続し、AM検波器と第3のスイッチとの間に接続された電圧比較器が、AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とするときに、Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された一方の入力端子を選択し、V0−VC2<Vin<V0+VC1の条件を満足するときには、第3のスイッチに接続された他方の入力端子を選択することとしたので、入力信号が小さい時の特性の改善およびそれに伴うAPC切り換え時の特性が改善できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 図2(a)は入力信号がAM変調信号のときの波形の一例を示す図であり、(b)は検波出力が上側に現れる場合(位相差0度)の検波出力の波形を示す図であり、(c)は検波出力が下側に現れる場合(位相差180度)の検波出力の波形を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態7であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態8であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態9であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態10であるAM復調回路の構成を示すブロック図である。
【図12】 従来のPLLを用いたAM復調回路の一例を示す構成図である。
【図13】 (a)は通常の変調の場合と過変調の場合の変調信号の波形であり、(b)はこの変調信号が入力されたときの理想出力波形であり、(c)は実際の出力波形を示す図である。
【符号の説明】
1 AM検波器、2,8 APC検波回路、3 APCフィルタ、4,5 位相器、6 VCO、7 低域通過フィルタ、9 スイッチ制御回路、10,16 電圧比較器、11 論理積回路、12,14,15 スイッチ、13 反転回路。
Claims (9)
- AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と、
前記通常極性または反転極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路がそれぞれ接続されたスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と同じ極性を有する通常極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と、
前記通常極性のAPC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記第2のAPC検波回路へ入力するAM変調信号の極性を反転する反転回路と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路がそれぞれ接続されるスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記APC検波回路へ入力する前記AM変調信号の極性を反転する反転回路と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記反転回路がそれぞれ接続されたスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記スイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記スイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号と第1のAPC検波基準信号とから通常極性のAPC検波信号を生成する第1のAPC検波回路と、
前記AM変調信号と第2のAPC検波基準信号とから前記第1のAPC検波回路が生成する通常極性のAPC検波信号と反転極性のAPC検波信号を生成する第2のAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記第1のAPC検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記第2のAPC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記第1の位相器が、入力端子の他方に前記第2の位相器が、それぞれ接続され、前記第1のAPC検波基準信号または前記第2のAPC検波基準信号の何れかを前記AM検波基準信号として出力する第1のスイッチと、
出力端子に前記APCフィルタが、入力端子の一方に前記第1のAPC検波回路が、入力端子の他方に前記第2のAPC検波回路が、それぞれ接続された第2のスイッチと、
前記第1のスイッチと第2のスイッチに接続された入力端子を同時に切り換えるための前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記第1のスイッチの一方の入力端子および前記第2のスイッチの他方の入力端子を選択し、過変調時には前記第1のスイッチの他方の入力端子および前記第2のスイッチの一方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
入力端子に前記第1の位相器が、出力端子の一方に前記AM検波器が、出力端子の他方に前記APC検波回路が、それぞれ接続された第1のスイッチと、
入力端子に前記第2の位相器が、出力端子の一方に前記APC検波回路が、出力端子の他方に前記AM検波器が、それぞれ接続された第2のスイッチと、
前記第1のスイッチと第2のスイッチに接続された出力端子を同時に切り換えるための前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には前記第1のスイッチの一方の入力端子および前記第2のスイッチの一方の入力端子を選択し、過変調時には前記第1のスイッチの他方の入力端子および前記第2のスイッチの他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記APC検波回路へ入力する前記第2の位相器の出力信号の極性を反転する反転回路と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記第2の位相器が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されたスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路を備えることを特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記AM検波器へ入力する前記第1の位相器の出力信号の極性を反転する反転回路と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記第1の位相器が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されるスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えること特徴とするAM復調回路。 - AM変調信号とAM検波基準信号とからAM検波信号を出力するAM検波器と、
前記AM変調信号とAPC検波基準信号とからAPC検波信号を出力するAPC検波回路と、
前記APC検波信号を平滑化して制御電圧を生成するAPCフィルタと、
前記APCフィルタによって出力される制御電圧によって制御される周波数の信号を発振し、その発振信号を出力するVCOと、
前記VCOの出力信号から前記AM検波基準信号を出力する第1の位相器と、
前記VCOの出力信号から前記APC検波基準信号を出力する第2の位相器と、
前記AM検波器へ入力する前記AM変調信号の極性を反転する反転回路と、
前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位と前記AM検波信号の出力とを比較する電圧比較器と、
出力端子に前記AM検波器が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記反転回路の出力端がそれぞれ接続されるスイッチと、
前記電圧比較器の出力とPLLループのLOCK検出信号との論理積信号によって、通常変調時には一方の入力端子を選択し、過変調時には他方の入力端子を選択するよう前記スイッチを制御するスイッチ制御回路と、
を備えることを特徴とするAM復調回路。 - 出力端子にAPC検波回路が、入力端子の一方に前記AM変調信号の出力端が、入力端子の他方に前記第1の位相回路の出力信号がそれぞれ接続された第3のスイッチをさらに備え、
前記AM検波器と前記第3のスイッチとの間に接続された電圧比較器が、前記AM検波器の出力電位をVin、ある二つの基準電位をVC1、VC2、前記AM変調信号が無変調のときの検波出力の信号電位である無信号電位をV0とするときに、
Vin>V0+VC1またはVin<V0−VC2
の条件を満足するときに、前記第3のスイッチに接続された一方の入力端子を選択し、
V0−VC2<Vin<V0+VC1
の条件を満足するときに、前記第3のスイッチに接続された他方の入力端子を選択する
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載のAM復調回路。
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