JPH06252962A - Psk変調信号の復調装置 - Google Patents

Psk変調信号の復調装置

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Publication number
JPH06252962A
JPH06252962A JP5038375A JP3837593A JPH06252962A JP H06252962 A JPH06252962 A JP H06252962A JP 5038375 A JP5038375 A JP 5038375A JP 3837593 A JP3837593 A JP 3837593A JP H06252962 A JPH06252962 A JP H06252962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase error
amplitude
demodulated
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP5038375A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Nakao
雅治 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5038375A priority Critical patent/JPH06252962A/ja
Publication of JPH06252962A publication Critical patent/JPH06252962A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、振幅値が所定の範囲内にある復調
信号のみを位相誤差検出処理に供させることで、C/N
の悪化したPSK変調信号が入力された場合でも、位相
誤差検出の精度を向上させ安定した動作を実現し得るP
SK変調信号の復調装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】乗算回路12,14から出力される復調信号
I,Qは、振幅比較回路19に供給されて、その振幅値
がROM20に設定された所定のしきい値内に入ってい
るか否かが判別される。そして、しきい値内に入ってい
る復調信号I,Qのみが位相誤差検出回路16に導か
れ、位相誤差検出処理に供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PSK(フェーズシ
フトキーイング)変調方式を用いた通信システムや放送
システム等に係り、特にそのPSK変調信号を復調する
復調装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、PSK変調信号の復調手
段としては、同期検波方式や遅延検波方式等が考えられ
ているが、一般には、同期検波方式が広く利用されてい
る。図4は、この同期検波方式を用いた従来の復調装置
を示している。まず、入力端子11に供給されたPSK
変調信号は、乗算回路12により、可変周波数発振回路
13から出力される再生搬送波信号と乗算されるととも
に、乗算回路14により、上記再生搬送波信号を移相回
路15でπ/2だけ移相した信号と乗算される。
【0003】そして、各乗算回路12,14の出力をそ
れぞれ復調信号I,Qとすると、これら復調信号I,Q
は、位相誤差検出回路16に供給される。この位相誤差
検出回路16は、図5に示すように、[(1/4)+
(N/2)]・π(Nは整数)で規定される基準位相
(黒丸で示す)と、復調信号I,Qの位相(白丸で示
す)との位相誤差を計算し、その計算結果を上記再生搬
送波信号の周波数を変えるための制御信号として、可変
周波数発振回路13に出力している。
【0004】この場合、可変周波数発振回路13は、再
生搬送波信号と復調信号I,Qとの位相誤差が収束する
ように制御されており、位相誤差が0になったとき再生
搬送波信号と復調信号I,Qとが同期して復調処理が完
了され、復調信号I,Qは、それぞれ出力端子17,1
8を介して外部に取り出される。
【0005】ここで、図6は、上記した同期検波の際の
信号ベクトルを示している。すなわち、通常の場合、復
調信号x(t) には、ノイズn(t) が付加されてr(t) の
ようになっている。しかしながら、C/N(搬送波電力
/ノイズ)が悪化してノイズがn'(t)のように大きくな
ると、復調信号x(t) はその振幅と位相とがr'(t)のよ
うに大きく変化する。
【0006】そして、このような信号r'(t)が位相誤差
検出回路16に入力されて上述した位相誤差検出が行な
われ、その結果得られる制御信号によって再生搬送波信
号の周波数が制御されると、位相誤差を収束させること
ができない方向に再生搬送波信号の周波数が制御されて
しまい、安定した位相誤差検出精度が得られなくなると
いう問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、同期検
波方式を用いた従来のPSK変調信号の復調装置では、
ノイズにより振幅と位相とが大きく変化した復調信号に
基づいて位相誤差検出が行なわれると、位相誤差を収束
させる方向とは異なった方向に再生搬送波信号の周波数
が制御されてしまい、安定した位相誤差検出精度が得ら
れなくなるという問題を有している。
【0008】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、振幅値が所定の範囲内にある復調信号の
みを位相誤差検出処理に供させることにより、C/Nの
悪化したPSK変調信号が入力された場合でも、位相誤
差検出の精度を向上させ安定した動作を実現し得る極め
て良好なPSK変調信号の復調装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るPSK変
調信号の復調装置は、可変周波数発振手段と、この可変
周波数発振手段から出力される再生搬送波信号と入力さ
れたPSK変調信号とを演算処理して復調信号を生成す
る演算手段と、この演算手段から出力される復調信号を
基準位相と位相比較しその位相誤差成分が収束するよう
に再生搬送波信号の周波数を制御するために可変周波数
発振手段に与える制御信号を生成する位相誤差検出手段
とを備えたものを対象としている。そして、演算手段か
ら出力される復調信号の振幅値が所定のしきい値以内に
入っているか否かを判別し、該しきい値以内に入ってい
る復調信号を位相誤差検出手段に導く振幅比較手段を備
えるようにしたものである。
【0010】
【作用】上記のような構成によれば、振幅値が所定のし
きい値内に入っている復調信号のみを位相誤差検出処理
に供させるようにし、C/Nが悪化して振幅と位相とが
大きく変化した復調信号は位相誤差検出処理に供させな
いようにしたので、位相誤差検出の精度を向上させ安定
した動作を実現することができるようになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、図4と同一部分
には同一符号を付して示している。すなわち、前記乗算
回路12,14から出力される各復調信号I,Qは、そ
れぞれ振幅比較回路19に供給される。この振幅比較回
路19は、入力された復調信号I,Qの振幅値が、RO
M(リードオンリーメモリ)20に復調信号I,Qの振
幅値に対して設定された、図2に斜線で示すようなしき
い値内に入っているか否かを判別する。そして、この振
幅比較回路19は、しきい値内に入っている復調信号
I,Q(図2で黒丸で示す)のみを位相誤差検出回路1
6に出力し、しきい値外にある復調信号I,Q(図2で
白丸で示す)は位相誤差検出回路16に導かないように
動作している。
【0012】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、振幅値が所定のしきい値内に入っている復調信号
I,Qのみを位相誤差検出処理に供させるようにし、C
/Nが悪化して振幅と位相とが大きく変化した復調信号
は位相誤差検出処理に供させないようにしたので、位相
誤差検出の精度を向上させ安定した動作を実現すること
ができるようになる。
【0013】また、図3は、多値PSK変調信号の場合
の、同期検波の際の信号ベクトルを示している。すなわ
ち、復調信号x1(t),x2(t)に対して同じレベルのノイ
ズn(t) が付加され、それぞれが信号r1(t),r2(t)と
なった場合、信号r1(t)の元の復調信号x1(t)からの変
化に比して、信号r2(t)の元の復調信号x2(t)からの変
化の方が大きいことになるが、このような場合にも、上
記のように復調信号I,Qの振幅値に対してしきい値を
設定し、しきい値内に入っている復調信号I,Qのみを
位相誤差検出処理に供させることで、安定した再生搬送
波信号を発生させることが可能となる。
【0014】さらに、上記実施例では、4相PSK変調
信号の場合について説明したが、これに限らず、多相P
SK変調信号に対してもこの発明を適用することができ
る。この場合、復調信号を振幅制限することに併用して
位相制限するようにしてもよい。なお、この発明は上記
実施例に限定されるものではなく、この外その要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
振幅値が所定の範囲内にある復調信号のみを位相誤差検
出処理に供させるようにしたので、C/Nの悪化したP
SK変調信号が入力された場合でも、位相誤差検出の精
度を向上させ安定した動作を実現し得る極めて良好なP
SK変調信号の復調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】同実施例の復調信号の振幅値に対して設定され
たしきい値を示す図。
【図3】多値PSK変調信号における同期検波の際の信
号ベクトルを示す図。
【図4】従来のPSK変調信号の復調装置を示すブロッ
ク構成図。
【図5】位相誤差検出動作を説明するために示す図。
【図6】同期検波の際の信号ベクトルを示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…乗算回路、13…可変周波数発
振回路、14…乗算回路、15…移相回路、16…位相
誤差検出回路、17,18…出力端子、19…振幅比較
回路、20…ROM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変周波数発振手段と、この可変周波数
    発振手段から出力される再生搬送波信号と入力されたP
    SK変調信号とを演算処理して復調信号を生成する演算
    手段と、この演算手段から出力される復調信号を基準位
    相と位相比較しその位相誤差成分が収束するように前記
    再生搬送波信号の周波数を制御するために前記可変周波
    数発振手段に与える制御信号を生成する位相誤差検出手
    段とを備えたPSK変調信号の復調装置において、前記
    演算手段から出力される復調信号の振幅値が所定のしき
    い値以内に入っているか否かを判別し、該しきい値以内
    に入っている前記復調信号を前記位相誤差検出手段に導
    く振幅比較手段を具備してなることを特徴とするPSK
    変調信号の復調装置。
JP5038375A 1993-02-26 1993-02-26 Psk変調信号の復調装置 Pending JPH06252962A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247126A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Fujitsu General Ltd ディジタル復調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002247126A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Fujitsu General Ltd ディジタル復調装置

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