JPH11225302A - 振幅変調信号検波回路 - Google Patents

振幅変調信号検波回路

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JPH11225302A
JPH11225302A JP2447698A JP2447698A JPH11225302A JP H11225302 A JPH11225302 A JP H11225302A JP 2447698 A JP2447698 A JP 2447698A JP 2447698 A JP2447698 A JP 2447698A JP H11225302 A JPH11225302 A JP H11225302A
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signal
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gain
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Hisami Saitou
比佐実 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TV受像機において、映像中間信号が過変調状
態の期間でも映像検波出力信号の波形が歪んだり、反転
することを抑制する。 【解決手段】それぞれPIF信号を増幅する可変利得型
の同相増幅回路141および逆相増幅回路142と、同
相増幅回路および逆相増幅回路の各出力信号を合成する
加算回路143と、加算回路の出力信号とPIF用のV
CO13からの検波基準信号とを混合し、誤差に対応す
る電圧を生成するための乗算回路144と、乗算回路の
出力電圧を平滑化してVCOの制御電圧を供給するAP
Cフィルタと、VCOからの検波基準信号に基づいてP
IF信号から映像信号を検波する検波回路12と、変調
度に基づいて同相増幅回路および逆相増幅回路の少なく
とも一方の利得を制御する利得制御回路17を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振幅変調(AM)
信号検波回路に係り、特に位相同期ループ(PLL)を
用いたAM信号検波回路に関するもので、例えばテレビ
ジョン(TV)受像機、TVチューナ内蔵のビデオ再生
装置などの映像検波系回路に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】TV受像機では、搬送波信号が映像信号
により振幅変調された映像中間周波(PIF)信号から
映像信号を検波するためにPLL回路を用いた映像検波
系回路が用いられている。
【0003】図5は、TV受像機の映像検波系回路の従
来例を示している。図5において、61はPIF信号入
力を増幅するPIF増幅回路、62は映像検波回路、6
3はPIF搬送波信号に同期した2つの検波基準信号を
生成するための電圧制御発振回路(PIF−VCO)、
64は自動位相制御(APC)検波回路、65はAPC
フィルタ、66は引き込み検出回路である。上記PIF
−VCO63が生成する2つの検波基準信号は、搬送波
信号位相と同相(位相が0°)の検波基準信号および位
相が90°異なる検波基準信号である。
【0004】上記APC検波回路64は、前記PIF増
幅回路61の出力信号が分岐して入力する信号を一定利
得・同相で増幅する同相増幅回路641と、この同相増
幅回路641の出力信号と前記PIF−VCOからの9
0°位相の検波基準信号とを混合(乗算)して位相誤
差、周波数誤差に対応するAPC検波出力信号を生成す
るための乗算回路642とを具備する。
【0005】上記乗算回路642からの位相検波出力信
号の低域成分は、前記APCフィルタ65により平滑化
されて前記PIF−VCO63の制御電圧として供給さ
れる。即ち、上記APC検波回路の乗算回路642、A
PCフィルタ65、PIF−VCO63はPLL回路を
形成し、PIF−VCO63の出力信号が前記PIF搬
送波信号と同じ周波数で所定の位相になるように制御す
る。
【0006】前記映像検波回路62は、上記PLL回路
により位相が制御されたPIF−VCO63からの0°
位相の検波基準信号に基づいてPIF信号から映像信号
を検波する。
【0007】なお、前記引き込み検出回路66は、前記
映像検波出力信号の平均値レベルが所定の基準レベル以
上か否かを判別した結果に基づいて前記PLL回路の同
期引き込み状態を判定し、同期引き込み状態である場合
には同期引き込み動作を安定化させるために前記PLL
回路内のAPCフィルタ65の時定数を大きくし、同期
引き込み状態でない場合には同期引き込み動作を容易に
行わせるために前記PLL回路内のAPCフィルタ65
の時定数を小さくするように制御する。
【0008】ところで、例えばTV放送側での運用に際
して映像信号の変調レベルが過大になり、変調度が10
0%を越えるような過変調が発生した場合を考える。こ
のような場合には、過変調期間で搬送波の位相が反転す
るので、TV受像機では、映像検波系回路のPIF信号
入力中の搬送波の位相が反転する。 これにより、PL
L回路における従来例のループ利得特性(図3中点線で
示す)から分かるように、前記PLL回路内のAPCフ
ィルタ65の出力レベルの極性が変調度が100%以下
の時の極性(ループ利得は引き込み方向)と比べて反転
し、PLL回路のループ利得が発散方向になり、安定な
PLL動作が不可能になり、PIF−VCO63の出力
信号が不安定になる。これにより、映像検波出力信号の
波形が歪んだり、反転してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
映像検波回路は、映像中間周波信号入力が過変調状態の
期間で映像検波出力信号の波形が歪んだり、反転し、画
質が低下するという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、振幅変調信号入力が過変調状態の期間でも検
波出力信号の波形が歪んだり、反転することを抑制し得
る振幅変調信号検波回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の振幅変調信号検
波回路は、変調信号により搬送波信号が振幅変調された
振幅変調信号の搬送波信号と同じ周波数の同相の第1の
検波基準信号および位相が90°異なる第2の検波基準
信号を生成する電圧制御発振回路を含む位相同期ループ
回路と、前記振幅変調信号を増幅して同相の出力信号を
生成する可変利得型の同相増幅回路と、前記振幅変調信
号を増幅して逆相の出力信号を生成する可変利得型の逆
相増幅回路と、前記同相増幅回路の出力信号と逆相増幅
回路の出力信号とを合成する加算回路と、前記位相同期
ループ回路に含まれ、前記加算回路の出力信号と前記電
圧制御発振回路から出力する第2の検波基準信号とを混
合し、前記振幅変調信号の搬送波と前記第2の検波基準
信号との位相誤差、周波数誤差に対応する電圧を生成す
るための乗算回路と、前記位相同期ループ回路に含ま
れ、前記乗算回路の出力電圧を平滑化して前記電圧制御
発振回路の制御電圧として供給する自動位相制御フィル
タと、前記電圧制御発振回路から出力する第1の検波基
準信号に基づいて前記振幅変調信号から変調信号を検波
する検波回路と、前記振幅変調信号の変調度に対応して
いる前記検波回路の検波出力信号の平均値レベルに基づ
いて前記同相増幅回路の利得および逆相増幅回路の利得
の少なくとも一方を制御する利得制御回路とを具備する
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係るTV受像機の映像検波系回路を示す。
【0013】図1において、11はPIF信号(例えば
約58.75MHz)入力を増幅するPIF増幅回路、
12は映像検波回路、13はPIF搬送波信号に同期し
た2つの検波基準信号を生成するための電圧制御発振回
路(PIF−VCO)、14は自動位相制御(APC)
検波回路、15はAPCフィルタ、16は引き込み検出
回路である。上記PIF−VCO13が生成する2つの
検波基準信号は、搬送波信号位相と同相(位相が0°)
の検波基準信号および位相が90°異なる検波基準信号
である。
【0014】上記APC検波回路14は、前記PIF増
幅回路11の出力信号が分岐して入力する信号を増幅し
て同相の増幅信号を出力する可変利得型の同相増幅回路
141と、前記PIF増幅回路11の出力信号が分岐し
て入力する信号を増幅して逆相の増幅信号を出力する可
変利得型の逆相増幅回路142と、前記同相増幅回路1
41の出力信号と逆相増幅回路142の出力信号とを加
算(合成)する加算回路143と、上記加算回路143
の出力信号と前記PIF−VCO13からの90°位相
の検波基準信号とを混合(乗算)して位相誤差、周波数
誤差に対応するAPC検波出力信号を生成するための乗
算回路144とを具備する。
【0015】上記APC検波出力信号の低域成分は、前
記APCフィルタ15により平滑化されて前記PIF−
VCO13の制御電圧として供給される。即ち、上記A
PC検波回路14の乗算回路144、APCフィルタ1
5、PIF−VCO13はPLL回路を形成しており、
PIF−VCO13の出力信号が前記PIF搬送波信号
と同じ周波数で所定の位相になるように制御する。
【0016】前記映像検波回路12は、上記PLL回路
により位相が制御されたPIF−VCO13からの位相
が0°の検波基準信号と前記PIF増幅回路11からの
PIF信号とを混合(乗算)することにより、映像信号
成分を検波する。
【0017】利得制御回路17は、前記PIF増幅回路
11のPIF信号入力の変調度に映像検波出力信号の平
均値レベルが対応していることを利用し、上記映像検波
出力信号の平均値レベルに応じて前記APC検波回路1
4の同相増幅回路141の利得および逆相増幅回路14
2の利得を制御するものである。
【0018】この場合、図2に示す利得制御特性のよう
に、変調度がほぼ80%〜ほぼ110%の領域において
は変調度が高くなるにつれて、同相増幅回路141の利
得が次第に(例えば直線的に)低くなる(正方向の利得
が小さくなる)ように制御し、逆相増幅回路142の利
得が次第に(例えば直線的に)高くなる(負方向の利得
が大きくなる)ように制御し、変調度が100%の点で
同相増幅回路141の正方向の利得と逆相増幅回路14
2の負方向の利得とが打ち消し合って利得が零になるよ
うに設定している。
【0019】なお、変調度が0%〜ほぼ80%付近の領
域では、同相増幅回路141の利得は正方向の一定の高
い値となり、逆相増幅回路142の利得は零で一定とな
るようにクランプ特性が与えられている。
【0020】また、変調度がほぼ110%以上の過変調
領域では、一時的な不安定な異常な信号成分が多いの
で、同相増幅回路141の利得および逆相増幅回路14
2の利得が直線的に変化することを禁止することが望ま
しい。
【0021】そこで、変調度がほぼ110%以上の領域
では、前記加算回路143の出力信号として所定の一定
値の逆相利得が得られるように、例えば、前記同相増幅
回路141の利得は正方向の一定の低い値となり、逆相
増幅回路142の利得は負方向の一定の高い値となるよ
うに、クランプ特性が与えられている。
【0022】一方、引き込み検出回路16は、ノイズ到
来時や最初の同期引き込み字における前記PLL回路の
同期引き込みの誤動作を防止するために、前記映像検波
出力信号の平均値レベルが所定の基準レベル以上か否か
を判別する回路を具備し、これによって同期引き込み状
態を判別し、同期引き込み状態でないと判別した場合は
前記加算回路の出力信号として一定値の高い同相利得に
固定されるように前記利得制御回路17を制御する機能
を具備する。
【0023】また、引き込み検出回路16は、前記映像
検波出力信号の平均値レベルが所定の基準レベル以上か
否かを判別した結果に基づいて前記PLL回路(PIF
−VCO13)の同期引き込み状態を判定し、同期引き
込み状態である場合には同期引き込み動作を安定化させ
るために前記PLL回路内のAPCフィルタ15の時定
数を大きくし、同期引き込み状態でない場合には同期引
き込み動作を容易に行わせるために前記PLL回路内の
APCフィルタ15の時定数を小さくするように制御す
る。
【0024】また、上記引き込み検出回路16は、同期
引き込み状態でない場合に前記映像検波出力信号の平均
値レベルを判定した結果に基づいて、変調度が0%〜ほ
ぼ80%付近の領域(逆相増幅回路142の利得が零の
領域)には逆相増幅回路142を非動作状態(ディセー
ブル)に制御して消費電力を節減し、変調度がほぼ80
%以上の領域では逆相増幅回路142を動作状態(イネ
ーブル)に制御する。
【0025】次に、図1の映像検波回路系の動作を説明
する。前記PLL回路が同期引き込み状態でない場合に
おいて、変調度が低い時には、逆相増幅回路142の利
得は零であり、同相増幅回路141からの出力信号が加
算回路143を経て乗算回路144に入力して従来例と
同様にAPC検波が行われるので、映像検波回路12が
映像信号成分を検波する。
【0026】これに対して、変調度がほぼ80%を越え
ると、逆相増幅回路142が動作状態(イネーブル)に
制御され、変調度に応じて逆相増幅回路142の利得が
高くなるとともに同相増幅回路141の利得が低くなる
ので、加算回路143の出力信号のレベルが変調度に応
じて低下し、変調度が100%の点で加算回路143の
出力信号のレベルが零になる。
【0027】そして、変調度が100%を越えると、P
IF信号の搬送波信号の位相が反転するが、この反転し
た位相と同相の逆相増幅回路142からの出力信号によ
り加算回路143の出力信号が支配されるようになり、
APC検波出力はPLL回路のループ利得の引き込み方
向に発生し、正常に同期引き込みが保持された状態にな
るので、変調度が100%以下の場合と同様に映像検波
回路12が映像信号成分を検波する。
【0028】図3は、図1中のPLL回路におけるルー
プ利得特性の一例(実線)を従来例の特性(点線)と対
比して示す。実施例のループ利得特性(実線)において
は、変調度が100%を越えるような過変調が発生した
場合でも、PLL回路内のAPCフィルタ15の出力レ
ベルは変調度が100%の点を底部としてその前後で折
り返している、つまり、PLL回路内のAPCフィルタ
15の出力レベルの極性が変調度が100%の以下の時
の極性と同じ極性が保持(引き込み方向のループ利得が
保持)されており、PLL回路のループ利得が発散方向
になることはない。
【0029】従って、PIF信号入力の変調度が100
%を越えた過変調状態の期間でも、映像検波出力信号の
波形が歪んだり、反転するような事態は生じない。ま
た、PIF信号入力の変調度が100%付近では、その
搬送波信号のレベルが低下し、外部から到来する雑音信
号による影響を受け易くなるのが通常であるが、図1の
回路においては、上記外来雑音信号に関してAPCルー
プでの同相信号と逆相信号が打ち消されるようになり、
上記外来雑音信号に対する引き込み利得が低下して外来
雑音信号による影響を受け難くなるので、変調度が例え
ば80%〜90%の高変調度領域における映像検波特性
が改善される。
【0030】即ち、放送側で変調度が100%を越える
過変調が発生した場合には、上述したように過変調期間
で搬送波の位相が反転するので、TV受像機では、映像
検波回路系のPIF信号入力中の搬送波の位相が反転す
る。この時、図3中実線で示したループ利得特性から分
かるように、PLL回路内のAPCフィルタ15の出力
レベルの変化は、変調度が100%の点を底部として折
り返しており、100%以下の時と同じ極性が保持(引
き込み方向のループ利得が保持)されており、PLL回
路のループ利得が発散方向になることはない。
【0031】従って、安定なPLL動作が可能になり、
PIF−VCO13の出力信号が不安定になることはな
く、映像検波出力信号の波形が歪んだり、反転してしま
うことが抑制される。
【0032】なお、変調度が0%〜80%付近までは、
従来例と同様にAPCフィルタ15の出力レベルがほぼ
一定となるようにクランプ特性が与えられている。図4
は、図1中の利得制御回路17の一具体例について、同
相増幅回路141および逆相増幅回路142との接続関
係を示している。
【0033】図4において、171は変調度が100%
の点の映像検波出力信号レベルに相当する基準電圧Vre
f(100%) と映像検波出力信号とが入力する差動増幅回
路、172は上記差動増幅回路171の出力信号電流に
応じて前記同相増幅回路141および逆相増幅回路14
2に差動的な制御電流を供給することによって、図2に
示したような利得制御特性を実現する差動電流増幅回路
である。
【0034】なお、上記実施例では、利得制御回路17
により同相増幅回路141の利得および逆相増幅回路1
42の利得をそれぞれ制御したが、同相増幅回路141
のみ、または逆相増幅回路142のみの利得を制御する
ように変更しても、上記実施例で述べたような効果は低
減するが、従来例よりは改善される。また、本発明は、
NTSC方式、PAL方式など、各種のTV方式に適用
可能である。
【0035】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、振幅変
調信号入力が過変調状態の期間でも検波出力信号の波形
が歪んだり、反転することを抑制し得る振幅変調信号検
波回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るTV受像機の
映像検波系回路を示すブロック図。
【図2】図1中の利得制御回路の利得制御特性の一例を
示す特性図。
【図3】図1中のPLL回路におけるループ利得特性の
一例(実線)を従来例の特性(点線)と対比して示す特
性図。
【図4】図1中の利得制御回路の一具体例について同相
増幅回路および逆相増幅回路との接続関係を示す回路
図。
【図5】TV受像機の映像検波系回路の従来例を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
11…PIF増幅回路、 12…映像検波回路、 13…電圧制御発振回路(PIF−VCO)、 14…自動位相制御(APC)検波回路、 141…可変利得型の同相増幅回路、 142…可変利得型の逆相増幅回路、 143…加算回路、 144…乗算回路、 15…APCフィルタ、 16…引き込み検出回路、 17…利得制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号により搬送波信号が振幅変調さ
    れた振幅変調信号の搬送波信号と同じ周波数の同相の第
    1の検波基準信号および位相が90°異なる第2の検波
    基準信号を生成する電圧制御発振回路を含む位相同期ル
    ープ回路と、 前記振幅変調信号を増幅して同相の出力信号を生成する
    可変利得型の同相増幅回路と、 前記振幅変調信号を増幅して逆相の出力信号を生成する
    可変利得型の逆相増幅回路と、 前記同相増幅回路の出力信号と逆相増幅回路の出力信号
    とを合成する加算回路と、 前記位相同期ループ回路に含まれ、前記加算回路の出力
    信号と前記電圧制御発振回路から出力する第2の検波基
    準信号とを混合し、前記振幅変調信号の搬送波と前記第
    2の検波基準信号との位相誤差、周波数誤差に対応する
    電圧を生成するための乗算回路と、 前記位相同期ループ回路に含まれ、前記乗算回路の出力
    電圧を平滑化して前記電圧制御発振回路の制御電圧とし
    て供給する自動位相制御フィルタと、 前記電圧制御発振回路から出力する第1の検波基準信号
    に基づいて前記振幅変調信号から変調信号を検波する検
    波回路と、 前記振幅変調信号の変調度に対応している前記検波回路
    の検波出力信号の平均値レベルに基づいて前記同相増幅
    回路の利得および逆相増幅回路の利得の少なくとも一方
    を制御する利得制御回路とを具備することを特徴とする
    振幅変調信号検波回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振幅変調信号検波回路に
    おいて、 前記利得制御回路の利得制御特性は、変調度が100%
    の前後の領域において変調度が高くなるにつれて前記同
    相増幅回路の利得がほぼ直線的に低くなるように制御
    し、前記逆相増幅回路の利得がほぼ直線的に高くなるよ
    うに制御し、変調度が100%の点で前記同相増幅回路
    の正方向の利得と前記逆相増幅回路の負方向の利得とが
    打ち消し合って利得が零になるように設定されているこ
    とを特徴とする振幅変調信号検波回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の振幅変調信号検波回路に
    おいて、 前記利得制御回路の利得制御特性は、 変調度が0%から一定値までの領域では、前記同相増幅
    回路の利得は正方向の一定の高い値となり、前記逆相増
    幅回路の利得は零で一定となるようにクランプ特性が与
    えられており、 変調度が一定値以上の過変調領域では、前記加算回路の
    出力信号として所定の一定値の逆相利得が得られるよう
    にクランプ特性が与えられていることを特徴とする振幅
    変調信号検波回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の振幅変調信号検波回路に
    おいて、 前記変調度が100%の前後の領域は、変調度がほぼ8
    0%〜ほぼ110%の領域であり、 前記変調度が0%から一定値までの領域は、変調度が0
    %からほぼ80%付近の領域であり、 前記変調度が一定値以上の過変調領域は、変調度がほぼ
    110%以上の領域であることを特徴とする振幅変調信
    号検波回路。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の
    振幅変調信号検波回路において、 前記電圧制御発振回路が同期引き込み状態にあるか否か
    を判別し、同期引き込み状態でないと判別した場合には
    前記加算回路の出力信号として一定値の高い同相利得に
    固定されるように前記利得制御回路を制御する引き込み
    検出回路をさらに具備することを特徴とする振幅変調信
    号検波回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の振幅変調信号検波回路に
    おいて、 前記引き込み検出回路は、さらに、前記検波回路の検波
    出力信号の平均値レベルが基準レベル以上か否かを判別
    することにより、同期引き込み状態では前記位相同期ル
    ープ回路の動作を安定化させるために前記位相同期ルー
    プ回路内の自動位相制御フィルタの時定数を大きくし、
    同期引き込み状態でない場合は引き込み動作を容易に行
    わせるために前記自動位相制御フィルタの時定数を小さ
    くするように制御することを特徴とする振幅変調信号検
    波回路。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれか1項に記載の
    振幅変調信号検波回路において、 前記振幅変調信号は、テレビジョン受像機あるいはビデ
    オ再生装置において映像信号により搬送波信号が振幅変
    調された映像中間周波信号であることを特徴とする振幅
    変調信号検波回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6803815B1 (en) 2002-04-05 2004-10-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Amplitude modulation demodulation circuit
JP2007336328A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Sanyo Electric Co Ltd 映像検波回路
JP2008011128A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 映像検波回路

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