JP2001145034A - 中間周波数ビデオ信号を復調する回路装置 - Google Patents

中間周波数ビデオ信号を復調する回路装置

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JP2001145034A
JP2001145034A JP2000308954A JP2000308954A JP2001145034A JP 2001145034 A JP2001145034 A JP 2001145034A JP 2000308954 A JP2000308954 A JP 2000308954A JP 2000308954 A JP2000308954 A JP 2000308954A JP 2001145034 A JP2001145034 A JP 2001145034A
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video signal
video
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Joachim Brilka
ヨアヒム、ブリルカ
Thomas Hafemeister
トーマス、ハフェマイスター
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • H03D1/2254Homodyne or synchrodyne circuits using two quadrature channels and a phase locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
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    • H04N21/4382Demodulation or channel decoding, e.g. QPSK demodulation
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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コスタスループとして形成された位相同期ルー
プ5の中に配置された制御可能発振器12の出力信号と
中間周波数ビデオ信号VZFとがビデオ復調器1に結合
される中間周波数ビデオ信号を復調する回路において、
中間周波数ビデオ信号中に発生する過剰変調時にも、所
定の極性を持つ復調済みビデオ信号を常に供給するよう
にさせる。 【解決手段】復調されたビデオ信号が極性検出器3が供
給した制御信号に依存して反転を可能とする手段である
極性インバータ2をビデオ復調器1の前に備え、極性検
出器3がビデオ復調器1または極性インバータ2の出力
信号の極性を決定し、さらに、この決定された極性に依
存して、極性インバータ2の出力部に顕れる復調された
ビデオ信号が所定の極性を有するように制御信号によっ
て極性インバータ2を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後出のコスタスル
ープ中に装備されている制御可能発振器の出力信号と中
間周波数ビデオ信号がビデオ復調器にカップリングされ
るビデオ復調器と、コスタスループとして形成された位
相同期ループとを備えた中間周波数ビデオ信号を復調す
る回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】IF
ビデオ信号を復調する回路装置は、変調周波数を正確な
位相位置に回復させるするためのPLLを一般的に備え
ている。従来のPLLは、その全てが360°毎にしか
安定した動作点を有しないが、振幅変調されたテレビ画
像搬送波の過剰変調に反応して180°だけ位相がジャ
ンプする。この位相変動のために、PLLによって供給
された信号の位相と復調器によるそれとの間の同期関係
は遷移時の妨害を受ける。すると、画像が妨害される。
【0003】さらに、周知のように、コスタスループが
このような復調起用のPLLとして用いられるが、この
ループの特徴は、それが180°毎に安定した動作点を
有することである。IFビデオ信号に過剰変調がある
と、その結果、コスタスループは次いで反転した形態で
発生する搬送波位相、すなわち位相が180°変化した
画像搬送波の搬送波位相にロックインする。したがっ
て、上記の遷移妨害は発生しない。しかしながら、別の
問題が発生する。それは180°毎に安定する動作点に
よって引き起こされる。この問題とは、コスタスループ
が180°毎にその動作点が安定することによってロッ
クインすると、180°毎に安定する2つの状態の内の
一方で同時にロックインすることがあり得るということ
である。このような変調器内でコスタスループを用いる
と、復調されたビデオ信号がどの極性で発生するかを前
もって知ることはできない。コスタスループ自体は、Jo
hn Wiley & Sonsが発行したFloyd M. Gardnerによる
「位相同期技法」(Phase-Lock Techniques)という出版
物の221ページ、特に図11.6から知られている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、復調さ
れたビデオ信号を常に所望の極性で供給する、コスタス
ループを持った最初のパラグラフで説明したタイプの回
路を提供することである。
【0005】本発明によれば、この目的は、ビデオ復調
器の後に続き、これによって復調済みビデオ信号極性
が、極性検出器によって供給された制御信号に依存して
反転され、またこの極性検出器がビデオ復調器または極
性インバータの出力信号の極性を決定し、さらに、この
決定された極性に依存して、極性インバータの出力端子
での復調済みビデオ信号が所定の極性を持つように制御
信号によって極性インバータを制御するような極性イン
バータを提供することによって達成される。
【0006】IFビデオ信号を復調する回路装置は極性
インバータを備えている。この前にビデオ復調器があ
り、これによって、ビデオ復調器が供給した復調済みビ
デオ信号の極性を反転させることができる。基本的に
は、復調されたビデオ信号の所望の極性をこの極性イン
バータによって実現することができる。
【0007】この目的のために、極性インバータは極性
検出器が供給した制御信号によって制御される。
【0008】極性検出器は、ビデオ復調器または極性イ
ンバータの出力信号の極性を決定して、極性インバータ
の出力部での復調されたビデオ信号が所定の極性を持つ
ようにこの決定済みの極性に依存して極性インバータを
制御する。
【0009】このように本発明の基本的な考えは、復調
されたビデオ信号の実際の極性を決定し、また、この決
定された極性に依存して、復調されたビデオ信号が回路
装置の出力部で所望の極性で顕れるように極性インバー
タを制御する。
【0010】これによって、回路装置のあらゆる動作条
件下でも所望の極性が顕れるようにする。
【0011】ビデオ信号中に過剰変調があり、また、そ
の結果、回路装置の出力部に顕れる画像搬送波中に位相
ジャンプが見受けられる場合には、復調されたビデオ信
号は妨害もされず、その極性も反転されない。そのう
え、このようなことは、コスタスループがロックインす
る180°位相ずれした動作点を2つ持つ本発明による
回路装置ではなんら相違をもたらさず;したがって、こ
の回路装置は常に所望の極性でビデオ信号を供給する。
【0012】請求項2に記載の本発明によるある実施形
態は、極性検出器が極性インバータの出力信号の極性
(復調器の出力信号の極性ではない)を決定すると、あ
る種のフィードバック解決策が可能となるという特殊な
利点があるが、この解決策では、復調されたビデオ信号
に好ましくない極性が顕れた場合には制御信号の状態は
ただ1度だけ極性検出器中でトリガーしなければならな
いが、その理由は、こうすることによって、この極性イ
ンバータのトリガーによる変換のおかげで極性インバー
タの出力部で正確なそして所望の極性でビデオ信号が顕
れるからである。
【0013】請求項3に記載のさらなる実施形態によれ
ば、この回路装置は利点として、復調されたビデオ信号
が負の極性で顕れるように形成できる。周知の回路装置
では、復調されたビデオ信号は習慣的にこの極性で処理
される。
【0014】請求項4に記載する本発明のさらなる実施
形態によれば、上記の、好ましくない極性が発生すると
極性検出器が一時的に反応する機能は、コンパレータと
Dフリップフロップによって達成すれば利点がある。コ
ンパレータに印加されたビデオ信号の値が比較様信号の
値を越えると、このコンパレータはそれに対応するパル
スをDフリップフロップに供給する。このパルスに応答
して、Dフリップフロップはそのスイッチング状態を変
更し、これによって制御信号がその状態を変える。する
と、極性インバータが反転して、復調されたビデオ信号
がさらに、極性インバータにならって所望の極性をもっ
て顕れる。その結果、コンパレータは次いでスイッチン
グパルスをそれ以上トリガーすることはない。
【0015】請求項5に記載の比較電圧は、最大変調に
おけるビデオ信号中に顕れる電圧の半分の値を有すると
利点がある。この電圧は正の極性と負の極性の双方に対
して印加される。
【0016】どのタイプの復調がIFビデオ信号と関連
するかが一般的に決まっているまたはいずれにせよ所定
であるマルチスタンダードテレビ受信機の場合、この変
調タイプ信号もまた請求項7に記載のように、極性検出
器に復調のタイプを通知し、また、それに対応する方法
で極性インバータを制御する目的で用いると利点があ
る。したがって、回路装置が常に、例えば、負の極性を
持つ復調されたビデオ信号を、負の変調の場合と正の変
調の場合の双方で有するようにすることができる。これ
は、本発明による回路装置のさらなる本質的な利点であ
るが、その理由は、上記の利点に加えて、この回路装置
をこのように用いれば、正の変調であるか負の変調であ
るかによって、テレビ信号の極性を、その極性が変化す
るにつれて変化させることができるからである。また、
この極性の変化を本発明による回路装置によって抑圧す
ることができる。
【0017】この目的のために、請求項8に記載の対策
が本発明のさらなる実施形態では取られている。ビデオ
信号の復調タイプにしたがって、スイッチング可能なイ
ンバータは、極性検出器に印加された復調済みビデオ信
号の極性を反転させたり反転させなかったりできる。そ
の結果、極性検出器は常に、復調されたビデオ信号がそ
の出力部に固定した所望の極性で顕れるように極性イン
バータをスイッチングするが、これはIFビデオ信号の
変調タイプとは無関係に行われる。
【0018】そのうえ、変調タイプに従って変動する復
調済みビデオ信号のDC位置はビデオ増幅器によって補
償される。
【0019】請求項9に記載の本発明によるさらなる実
施形態によれば、上記の方法との代替方法として、スイ
ッチング可能インバータの替わりに、IFビデオ信号の
変調タイプに依存してコンパレータの比較電圧を変更で
きる可能性がある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の上記の態様および他の態
様は以下の実施形態を参照すればより明らかになるであ
ろう。
【0021】図1は、IFビデオ信号VZFを受信する
ビデオ復調器1を備えた、IFビデオ信号を復調する本
発明による回路装置のブロック図である。このビデオ復
調器1は変調周波数と発振器周波数を、以下にさらに説
明するように位相同期ループとして用いられるコスタス
ループ5から受信する。
【0022】ビデオ復調器1は、制御信号によって極性
検出器3によって制御される極性インバータ2に先行す
る。この極性検出器3は極性インバータ2からの出力信
号と、IFビデオ信号VZFの復調のタイプを示す変調
タイプ信号MSを受信する。
【0023】極性インバータ2は、DC利得が変調タイ
プ信号MSに依存して変化し得るビデオ増幅器4に先行
する。したがって、この増幅器4の出力信号中のDC値
は調整可能である。ビデオ増幅器4の出力は本発明によ
る回路装置の出力信号、すなわち復調されたビデオ信号
を所望の極性で供給する。
【0024】コスタスループ5の入力もまた、このルー
プ中の2つのミキサ6と7に印加されるIFビデオ信号
ZFを受信する。
【0025】第1のミキサ6は第1の低域フィルタ8に
先行し、このフィルタ8は、自身の出力信号が第1のマ
ルチプライヤ10に印加されるリミッタ9に先行する。
第1のマルチプライヤ10の出力信号は、制御可能発振
器12に先行するループフィルタ11に印加される。制
御可能発振器12の第1の出力はゼロ位相位置に信号を
供給するが、この信号はビデオ復調器1に印加される。
制御可能発振器の第2の出力14は、第1の入力に対し
て位相が90°ずれた出力信号を供給するが、この出力
信号は第2のミキサ7に印加される。第2のミキサ7
は、自身の出力信号が第1のマルチプライヤ10に印加
される第2の低域フィルタ15に先行する。
【0026】このようなコスタスループの基本的な動作
は上記の出版物から周知である。第1のミキサ6、第1
の低域フィルタ8およびリミッタ9はコスタスループ中
でいわゆるI分岐を形成し、一方、第2のミキサ7と第
2の低域フィルタ15はいわゆるQ分岐を形成する。こ
のQ分岐は、正規PLLとして動作する分岐である。I
分岐は、Q分岐の信号と異なって直角位相で信号を供給
する。したがって、Q分岐の電圧は、Q分岐から供給さ
れる信号の極性が反転される場合はいつでも第1のマル
チプライヤ10中で反転される。この現象は、変調によ
って符号が変化するつぎ、すなわち、コスタスループが
180°という動作点オフセットで動作するときはいつ
でも発生する。その結果、このコスタスループ構造によ
って、このループが180°というオフセットで安定し
た動作点を有するようにできる。したがって、コスタス
ループはまたさらに、自身に印加されるIFビデオ信号
の変調周波数の位相位置が過剰変調の結果、180°だ
けジュンプすると、この変調周波数で安定的に動作する
ことが可能である。このようなジャンプが発生すると、
コスタスループは新たな180°オフセットの位相位置
で瞬時にロックインする。また、いかなる場合でも、本
質的な遷移は発生しない。制御可能発振器12の第1の
出力13から取られてビデオ復調器1に印加された信号
が、過剰変調の期間中に変調信号に対して180°だけ
位相位置がオフセットされるという効果が発生する。
【0027】コスタスループはさらに、第3の低域フィ
ルタ16と、Q分岐のこの第3の低域フィルタ16から
の出力信号と第2の低域フィルタ15からの出力信号を
受信する第2の増幅器17と、を含んでいる。第2のマ
ルチプライヤ17と第1のマルチプライヤ10の出力信
号は重畳段18によって互いに重ね合わされてループフ
ィルタ11に供給される。
【0028】上記の素子16と17は、変調周波数に対
する周波数変位が比較的大きい場合に、コスタスループ
の動作周波数と、従ってこれらの素子を持つ制御可能発
振器12の動作周波数を連結する目的で使用されるある
種の周波数検出器を形成する。事実、この検出器は、位
相位置とは無関係に、周波数変位がある場合にコスタス
ループの動作周波数を制御する周波数依存信号を供給す
る。
【0029】上述したように、コスタスループ5は18
0°というオフセットを持つ動作点にロックインする。
この結果、ビデオ復調器1の出力信号が好ましくない極
性を持つという効果が発生する。これは本発明による回
路装置によって避けることができる。
【0030】この目的のために、極性インバータ2と極
性検出器3が装備されている。極性インバータ2によっ
て、これに印加された復調済みビデオ信号の極性を反転
させることができる。これは、極性検出器3に供給され
た制御信号に依存して実効される。極性検出器3は、極
性インバータ2の出力信号の極性を判断して、それを、
この出力信号が常に所望の極性、例えば負の極性を有す
るように制御信号に依存して制御する。
【0031】次に、極性インバータ2の出力は常に、所
望の極性の復調済みビデオ信号となる。
【0032】この回路装置と極性インバータ2の出力信
号の極性はしたがって、180°だけオフセットされた
2つの動作点の内のどちらにコスタスループ5がロック
インしたかとは無関係である。
【0033】図1の実施形態に示す本発明による回路装
置もまた、様々な変調タイプのIFビデオ信号を処理す
るのに適している。基本的には、このような信号は正と
負のどちらの変調でも発生し得る。変調のタイプによっ
てそれぞれビデオ復調器1の出力部と極性インバータ2
の出力部とで異なった極性を有するこのような信号が、
その出力部で所望の極性が顕れることを補償するため
に、極性検出器3は、変調タイプを示す変調タイプ信号
MSを受信する。この信号によって、極性検出器3は、
発生する変調タイプを制御信号を発生する際に考慮に入
れる。これによって、変調のタイプとは無関係に、極性
インバータ2の出力部に顕れる復調されたビデオ信号は
常に所望の極性を有するようになる。
【0034】これらの信号はなおかつ自身の変調タイプ
が異なれば異なったDC値を有するので、変調タイプ信
号MSがさらに増幅器4に印加され、この増幅器4は、
変調タイプ信号MSに依存して調整可能なDC利得によ
って極性インバータ2の出力信号を増幅し、これによっ
て、ほぼ同じDC値を持つビデオ信号が常に出力部に顕
れるようにする。
【0035】このようにして、本発明による回路装置は
常に、所望の極性を持った復調済みビデオ信号を固定し
たDC電圧と共に、過剰変調の場合だけではなく、IF
ビデオ信号が互いに異なった変調タイプを有する場合で
も、出力部にしかもいかなる遷移妨害もなしで供給する
ようにされる。
【0036】図2に、図1に示す回路装置の極性検出器
3のより詳細な回路素子を示す。
【0037】図1に示す回路装置の極性インバータ2の
出力信号は、図2に従って詳細に示す極性検出器3内の
インバータ21とスイッチ25に印加される。このスイ
ッチ25は、IFビデオ信号の変調タイプが正の場合は
インバータ21の出力に、負の場合は極性検出器の入力
信号にスイッチングされるように、変調タイプ信号MS
に依存してスイッチングされる。極性検出器3に印加さ
れる極性インバータ2の出力信号はこのように、IFビ
デオ信号が正の変調タイプを有している場合にはインバ
ータ21によって反転される。それが負の変調タイプを
有する場合には、極性インバータ2の出力信号は反転さ
れない。
【0038】スイッチ25は、その入力部Aにスイッチ
25から供給された信号が受信されるコンパレータ22
に先行する。コンパレータ22の第2の入力部Bは、電
源23から供給された比較信号Vrefを受信する。次
に、コンパレータ22の出力部Qからは、スイッチ25
から供給されその第1の入力部Aに出力されている信号
がその第2の入力部Bに印加されている比較信号Vre
fより大きい場合には出力信号が供給される。
【0039】コンパレータ22の出力部Qに顕れる信号
は、その出力信号Q’が後出のDフリップフロップ24
にフィードバックされる後続のDフリップフロップ24
の回路入力部に印加される。これによって、Dフリップ
フロップ24は、コンパレータ22の出力信号Qに高低
遷移が発生すると、そのスイッチング状態が変化するよ
うになり、これによって、遷移0においては、コンパレ
ータ22が、その入力部Aでの入力信号がその入力部B
での入力信号より大きいと判断する。
【0040】Dフリップフロップ24の出力信号は、図
1に示す回路装置中の極性インバータ2に印加される制
御信号を表す。
【0041】このようにして、極性インバータ2に印加
される制御信号が常に、ビデオ信号の振幅が比較信号V
refを上回るとコンパレータ22が判断したら、極性
インバータ2の極性の変化を事前決定するようにする。
比較信号の値を、所望されない極性の信号が発生した場
合にだけその値が越えられるように設定すると、本発明
による回路装置の目的が達成される;すなわち、制御信
号は常に、極性インバータ2の出力部に顕れる復調済み
ビデオ信号の誤った極性にスイッチングされ、これによ
って、この出力信号が再度所望の極性を有するようにす
る。
【0042】このことをさらに、時間の関数として示さ
れる一部のビデオ信号のセクションを参照して以下に明
瞭にする。
【0043】図3に、極性と変調タイプが互いに異なっ
た復調済みビデオ信号の4つの発振現象A、B、Cおよ
びDを示す。この発振現象AとBは、正の変調タイプを
持つIFビデオ信号から得られた復調済みビデオ信号を
表している。この復調されたビデオ信号の発振現象A
は、それが、例えばビデオ復調器1の出力部でまたはさ
らに、図1の回路装置の極性インバータ2で(または図
3のコンパレータ22の入力部で)発生し得ることを示
している。この発振現象は所望の通り負の極性を示して
いる。
【0044】しかしながら、例えば、180°だけオフ
セットした動作点にコスタスループ5をロックインする
ことによって、復調されたビデオ信号が、図3の発振現
象Bに示すように、所望しない正の極性を有するような
場合が発生することがある。
【0045】図3に図2の位相検出器の比較電圧Vre
fを示す。図3に、所望しない極性を有するビデオ信号
Bの発振電圧がときどき比較電圧Vrefを越えている
ことを示している。図2の装置では、このため、コンパ
レータ22の出力信号Qが低レベルから高レベルに遷移
する結果となり、これが次に、Dフリップフロップ24
の状態が切り替わる結果となる。すると、図1に示す装
置中の極性インバータ2に印加される制御信号は、これ
に従ってスイッチングされる。これがまた、極性インバ
ータがスイッチングされる結果となり、これに印加され
た復調済みビデオ信号の極性が反転される。この切換の
後で、ビデオ信号は再度、極性インバータ2の出力部に
おける図3の発振現象Aに従って所望の極性で発生す
る。比較電圧Vrefが一度越えられたことによって、
発振現象Bによってこのような切換がトリガーされ、こ
の結果、ビデオ信号がこれに続いて、発振現象Aに従っ
て所望の極性で再度発生する。
【0046】図3に、負の極性を持つIFビデオ信号を
復調したビデオ信号を表す2つの発振現象CとDを示
す。
【0047】図2による回路装置中のインバータ21は
IFビデオ信号が正の極性を有するときにしかアクティ
ブとはならないので、元来が負の変調のIFビデオ信号
を復調したビデオ信号である信号CとDは反転した極性
で発生する。発振現象Dは、負の変調を持つIFビデオ
信号の所望の負の極性を持つ復調されたIFビデオ信号
を示している。それと対照的に、発振現象Cは、所望さ
れない正の極性を持つ復調済みビデオ信号を示してい
る。この場合もまた、発振現象Cの信号が比較電圧Vr
efを越えるとDフリップフロップ24が、したがって
それに供給される制御信号の切換がトリガーされ、これ
によって、現象Dに従って所望の負の極性を持った信号
が再度発生するようにそれに印加された復調済みビデオ
信号を極性インバータ2が反転するということになる。
【0048】本発明による回路装置によって、これが供
給した復調済みビデオ信号が、IFビデオ信号に過剰変
調が発生しかねない場合に遷移妨害無しで常に所望の極
性を有するようになる。それはさらに、180°だけオ
フセットした2つの動作点のどちらでコスタスループが
ロックインするかとは無関係である。そのうえ、IFビ
デオ信号を様々な変調タイプに適応することは、供給さ
れた復調済みビデオ信号の極性がさらに復調タイプにも
無関係であるようにさえ実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コスタスループを含む、IFビデオ信号を復調
する本発明による回路装置のブロック図である。
【図2】図1に示す回路装置の極性検出器のブロック図
である。
【図3】図1の回路装置のそれぞれ極性検出と極性イン
バータの動作を説明するための、時間の関数としての復
調済みビデオ信号の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 トーマス、ハフェマイスター ドイツ連邦共和国ハンブルク、レネブルガ ー、キルヒベーク、76

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ復調器と、コスタスループとして形
    成された位相同期ループとを備えた中間周波数ビデオ信
    号を復調する回路装置であって、前記コスタスループ中
    に配置された制御可能発振器の出力信号と前記中間周波
    数ビデオ信号とが前記ビデオ復調器にカップリングさ
    れ、前記ビデオ復調器に先行され、前記復調されたビデ
    オ信号が極性検出器の供給した制御信号に依存して反転
    可能とする手段である極性インバータが備えられるこ
    と、および前記極性検出器が前記ビデオ復調器または前
    記極性インバータの出力信号の極性を決定し、さらに前
    記決定された極性に依存して、前記極性インバータの出
    力部に顕れる前記復調されたビデオ信号が所定の極性を
    有するように前記制御信号によって前記極性インバータ
    を制御することを特徴とする回路装置。
  2. 【請求項2】前記極性検出器が前記極性インバータの出
    力信号の極性を決定することを特徴とする、請求項1に
    記載の回路装置。
  3. 【請求項3】前記極性検出器が、前記極性インバータの
    出力信号が負の極性を有するように前記極性インバータ
    を制御することを特徴とする、請求項1または2に記載
    の回路装置。
  4. 【請求項4】前記極性検出器が、前記極性検出器に供給
    されたビデオ信号の値がコンパレータに供給された比較
    信号の値を越える時、Dフリップフロップにパルスを供
    給するコンパレータを備え、前記Dフリップフロップ
    が、前記パルスに応答して、前記制御信号の発生を左右
    するそのスイッチング状態を変化させることを特徴とす
    る、請求項2に記載の回路装置。
  5. 【請求項5】前記比較電圧が、所望されない極性を持つ
    ビデオ信号中での最大変調で発生する電圧値のほぼ半分
    の値を有することを特徴とする、請求項4に記載の回路
    装置。
  6. 【請求項6】前記極性インバータがマルチプライヤとし
    て形成されていることを特徴とする、請求項1または2
    に記載の回路装置。
  7. 【請求項7】前記装置が、ビデオ信号が正に変調されて
    いるか負に変調されているかを示す変調タイプ信号を受
    信すること、および前記極性検出器が、前記変調タイプ
    を考慮しながら前記制御信号を発生することを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の回路装置。
  8. 【請求項8】前記極性検出器中のビデオ信号がスイッチ
    ング可能インバータに供給され、このスイッチング可能
    インバータは前記変調タイプ信号に依存して制御され、
    且つその出力信号が前記コンパレータにカップリングさ
    れるものであり、さらに前記極性インバータがビデオ増
    幅器に先行し、このビデオ増幅器のDC利得が前記変調
    タイプ信号に依存して変更可能であることを特徴とす
    る、請求項4または7に記載の回路装置。
  9. 【請求項9】前記比較電圧の値が前記変調タイプ信号の
    値に依存して変更されること、および前記極性インバー
    タがビデオ増幅器に先行し、このビデオ増幅器のDC利
    得が前記変調タイプ信号に依存して変更可能であること
    を特徴とする、請求項4または7に記載の回路装置。
  10. 【請求項10】前記比較電圧が正の極性を有すること、
    および前記変調タイプ信号が正に変調されたビデオ信号
    を示す時にのみ、前記コンパレータにカップリングされ
    る前に、前記極性インバータの出力信号が前記スイッチ
    ング可能インバータによって反転されることを特徴とす
    る請求項2、3、4、5または8に記載の回路装置。
JP2000308954A 1999-10-09 2000-10-10 中間周波数ビデオ信号を復調する回路装置 Withdrawn JP2001145034A (ja)

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