JP4021184B2 - キャッチ付きヒンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、家具その他の躯体とこの躯体の開口部を開閉する扉とを回動可能に連結するためのヒンジ、特にキャッチ機能を有するキャッチ付きヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のヒンジは、躯体に固定される躯体側取付部材と、扉に固定される扉側取付部材と、この扉側取付部材を躯体側取付部材に閉位置と開位置との間において回動可能に連結する内側及び外側リンクと、この内側及び外側リンクの一方を介して扉側取付部材を回動付勢するコイルばねとを備えており、コイルばねは、扉が閉位置と開位置との間の所定の中立位置より閉位置側に位置しているときには、扉側取付部材を開位置側から閉位置側へ向かって回動付勢し、扉が中立位置より開位置側に位置しているときには、扉側取付部材を閉位置から開位置側へ向かって回動付勢するようになっている。
【0003】
ところで、コイルばねの一端部は、一方のリンクを付勢するために当該一方のリンクに突き当たっている。したがって、一方のリンクのコイルばねとの接触箇所は、扉側取付部材の回動に伴って一方のリンクが回動すると、コイルばねの一端部によって擦過される。このため、一方のリンクが早期に摩耗し易い。そこで、実開昭61−197178号公報に記載のヒンジにおいては、一方のリンクに当接軸を回動可能に設け、この当接軸にコイルばねの一端部を突き当てるようにしている。このようにすると、当接軸がコイルばねの一端部に転がり接触するので、当接軸の早期摩耗を防止することができるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のものにおいては、当接軸の一方のリンクへの装着に多くの手間を要するという問題があった。すなわち、上記公報に記載のヒンジにおいては、当接軸を一方のリンクに回動可能に装着するために、一方のリンクの両側に支持孔をそれぞれ形成し、各支持孔に当接軸の両端部をそれぞれ挿入していた。この場合、一方の支持孔には当接軸を比較的容易に挿入することができるが、当接軸の長さがその外径に比して大幅に長いため、一方の支持孔に挿入された当接軸を他方の支持孔に挿入することが比較的困難である。この結果、当接軸の一方のリンクへの装着に多くの手間を要していたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するために、躯体に取り付けられる躯体側取付部材と、扉に取り付けられる扉側取付部材と、それぞれの両端部が上記躯体側取付部材と上記扉側取付部材とに回動可能に連結されることにより、上記扉側取付部材を上記躯体側取付部材に対し閉位置と開位置との間において回動可能に連結する内側及び外側リンクと、上記内側及び外側リンクの回動軸線とほぼ平行に配置され、上記内側リンクと外側リンクとのいずれか一方のリンクに両端部が回動可能に支持された当接部材と、一端が上記躯体側取付部材に突き当たり、他端が上記当接部材の外周面に突き当たることにより、上記扉側取付部材を上記当接部材及び上記一方のリンクを介して回動付勢する付勢手段とを備えたキャッチ付きヒンジにおいて、上記一方のリンクに一対の切欠き凹部を上記当接部材の軸線方向に離して設け、この一対の切欠き凹部を、その開放部から底部に上記当接部材の両端部を挿入可能で、かつ回動可能であるように形成し、上記当接部材を上記付勢手段の付勢力により上記切欠き凹部の底部に押し付けたことを特徴としている。
この場合、上記切欠き凹部を、上記躯体側取付部材に対する上記内側及び外側リンクの各回動軸線間に配置するのが望ましい。
上記一方のリンクの回動軸線方向における両側部に、上記当接部材の軸線方向に対向する一対の突出片部をそれぞれ設け、各突出片部に上記切欠き凹部をそれぞれ設け、上記一対の突出片部間に位置する上記当接部材の外周面に、上記一対の突出片部の対向面にそれぞれ突き当たることにより、上記当接部材の軸線方向への移動を阻止する第1、第2ストッパ部を設けることが望ましい。
上記付勢手段が、線材を螺旋状に巻回してなるコイル部と、このコイル部の両端部からその外側に突出する第1、第2当接部とを有し、上記コイル部が上記内側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸又は上記外側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸に外挿され、上記第1当接部が上記躯体側取付部材に突き当てられ、上記第2当接部が上記当接部材に突き当てられていることが望ましい。特に、上記コイル部が上記外側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸に外挿され、上記切欠き凹部が上記内側リンクに設けられていることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1及び図2は、この発明に係るキャッチ付きヒンジ1が用いられた洋服ダンス等の家具の要部を示すものであり、この家具は、前面部が開口した躯体Bと、この躯体Bの前面開口部を開閉する扉Dとを備えている。扉Dは、ヒンジ1を介して躯体Bの側壁部に矢印X,Y方向(水平方向)へ開閉回動可能に支持されている。扉Dの矢印X方向(閉方向)への回動範囲は、図1に示すように、扉Dの背面が躯体Bの前面に突き当たることによって規制されており、そのときの回動位置が閉位置である。扉Dの矢印Y方向(開方向)への回動範囲は、図2に示すように、扉Dの背面がヒンジ1の後述する内側リンク4に突き当たることによって規制されており、そのときの回動位置が開位置である。
【0007】
上記ヒンジ1は、躯体側取付部材2及び扉側取付部材3を有している。躯体側取付部材2は、図3に示すように、断面略「コ」字状をなしており、互いに対向する一対の側板部21,21と、この一対の側板部21,21の一側部間にそれらとほぼ直交するようにして一体に形成された連結板部22とを有している。そして、躯体側取付部材2は、その長手方向を躯体Bの前後方向に向けるとともに、側板部21を上下方向に向け、さらに開放部を躯体Bの側板部の内面と対向させた状態で、躯体Bの側板部に取り付けられている。一方、扉側取付部材3は、深さの浅いカップ状をなしており、扉Dの背面に取り付けられている。扉側取付部材3は、躯体側取付部材2に内側及び外側リンク4,5を介して矢印X,Y方向へ回動可能に連結されている。
【0008】
図3に示すように、内側リンク(一方のリンク)4は、基板部41を有しており、基板部41の一端部(躯体側取付部材2側の端部)の両側部には、基板部41とほぼ直交する一対の突出片部42,42が基板部41と一体に形成されている。突出片部42,42は、躯体側取付部材2の側板部21,21の前側の各端部と対向するようにしてそれらの間に挿入されている。各突出片部42には、貫通孔42aが形成されている。各貫通孔42aと対向する側板部21の前側の端部には、支持孔21aが形成されている。支持孔21a,21a及び貫通孔42a,42aには、第1支持軸6Aが挿通されている。この第1支持軸6Aを介して突出片部42,42が側板部21,21に水平方向へ回動可能に連結されている。これにより、内側リンク4が躯体側取付部材2に水平方向へ回動可能に支持されている。内側リンク4の基板部41の他端部には、当該他端部を円形に巻回することによって軸受部43が形成されている。この軸受部43は、図1及び図2に示すように、それに挿通された第2支持軸6Bを介して扉側取付部材3の開口部側端部に水平方向へ回動可能に連結されている。
【0009】
外側リンク5は、図3に示すように、内側リンク4よりも躯体Bの前方側に配置されている。外側リンク5は、断面「コ」字状をなしており、互いに対向する一対の側壁部51,51と、この側壁部51,51の一側部間にそれらとほぼ直交するようにして一体に形成された連結壁部52とから構成されている。一対の側壁部51,51の一端部は、躯体側取付部材2の側板部21,21の前側の各端部と対向するようにしてそれらの間に挿入されている。側板部21,21間に挿入された各側壁部51の一端部には、貫通孔51aが形成されている。この貫通孔51aと対向する各側板部21の先端部には、支持孔21bが形成されている。この支持孔21bは、第1支持軸6Aが挿通される支持孔21aより先端側に配置されている。支持孔21b,21b及び貫通孔51a,51aには、第3支持軸(支持軸)6Cが挿通されている。これにより、外側リンク5の一端部が、躯体側取付部材2に内側リンク4より先端側において水平方向へ回動可能に連結されている。各側壁部51の他端部には、貫通孔51bが形成されている。貫通孔51bは、第2支持軸6Bより扉側取付部材3の底部側に配置されている。貫通孔51b,51bには、第4支持軸6Dが挿通されている。この第4支持軸6Dを介して各側壁部51の他端部が扉側取付部材3に水平方向へ回動可能に連結されている。
【0010】
ヒンジ1には、キャッチ機構7が設けられている。キャッチ機構7は、外側リンク5に設けられたコイルばね(付勢手段)71と、内側リンク4に設けられた当接軸(当接部材)72とを有している。
【0011】
コイルばね71は、断面形状が正方形又は円形等である鋼製の線材からなるものであり、当該線材を巻回してなるコイル部71aと、このコイル部71aの両端部からその接線方向に沿って外側に突出する第1、第2当接部71b,71cとを有している。コイル部71aは、一対の側壁部51,51間に配置され、第3支持軸6Cに外挿されている。コイル部71aは、第3支持軸6Cとは別の軸に外挿してもよいが、第3支持軸6Cに外挿することにより、別の軸が不用になるので、その分だけ部品点数を減らすことができるとともに、ヒンジ1の小型化を図ることができる。第1当接部71bは、躯体側取付部材2の連結板部22に突き当たっている。第2当接部71cは、当接軸72に突き当たっている。
【0012】
上記内側リンク4の各突出片部42には、切欠き凹部42bが形成されている。この切欠き凹部42bは、第1支持軸6Aと第3支持軸6Cとの中間に配置されており、その開放部を第3支持軸6C側に向け、その底部を第1支持軸6A側に向けて形成されている。切欠き凹部42bの幅は、その開放部から底部まで一定であり、底部は切欠き凹部42bの幅を直径とする半円状に形成されている。
【0013】
当接軸72は、図3に示すように、断面円形の軸体として形成されており、その両端部に形成された嵌合軸部72a,72aと、中間部に形成された大径部(第1、第2ストッパ部)72bとを有している。嵌合軸部72a,72a及び大径部72bは、同芯に形成されている。嵌合軸部72aは、その外径が切欠き凹部42bの幅とほぼ同一になっており、切欠き凹部42bにその開放部から底部に挿入され、切欠き凹部42bの底部に回動可能に嵌合している。これによって、当接軸72が内側リンク4に回動可能に支持されている。この状態では、当接軸72が第1〜第4支持軸6A〜6Dと平行になっている。大径部72bの外径は嵌合軸部72aより大径であり、大径部72bの全長は一対の突出片部42,42の間隔とほぼ同一になっている。したがって、当接軸72がその軸線方向へ移動しようとすると、大径部72bの両端面が突出片部42,42の互いに対向する面にそれぞれ突き当たる。これにより、当接軸72の軸線方向への移動が阻止され、当接軸72が一対の突出片部42,42の間から当接軸72の軸線方向へ抜け出ることが防止されている。これから明かなように、この実施の形態のヒンジ1では大径部72bが第1、第2ストッパ部として用いられている。大径部72bに代えて、第1、第2ストッパ部としての二つの環状突出部を当接軸72の軸線方向に離して設け、各環状突出部を突出片部42,42の対向面にそれぞれ突き当てるようにしてもよい。
【0014】
当接軸72の大径部72bの外周面には、コイルばね71の第2当接部71cが突き当たっている。したがって、当接軸72はコイルばね71によって付勢されている。コイルばね71の当接軸72に対する付勢方向は、扉Cが閉位置から開位置までのいずれの位置に回動しているかに拘わらず、切欠き凹部42bの開放部側から底部側へ向かう方向になっている。これにより、当接軸72が切欠き凹部42bからその開放部を通って外部に抜け出ることが阻止されている。
【0015】
コイルばね71の付勢力は、当接軸72を介して内側リンク4に作用しており、その付勢力によって内側リンク4が第1支持軸6Aを中心として回動付勢され、ひいては扉Dが回動付勢されている。コイルばね71の付勢力は、扉Dが閉位置と開位置との間の所定の中立位置より閉位置側に位置しているときには、開位置側から閉位置側へ向かう方向(図1、図2において矢印X方向)に作用する。したがって、扉Dは、コイルばね71の付勢力により閉位置まで回動させられて躯体Bに突き当り、閉位置に維持される。一方、扉Dが中立位置より開位置側に位置しているときには、コイルばね71の付勢力が閉位置側から開位置側へ向かう方向(図1、図2において矢印Y方向)に作用する。したがって、扉Dは、コイルばね71の付勢力により開位置まで回動させられて内側リンク4に突き当たり、開位置に維持される。なお、扉Dが中立位置に位置しているときには、コイルばね71の付勢力の作用線が第1支持軸6Aの中心線と交差する。したがって、中立位置ではコイルばね71の付勢力が扉Dを回動させる回動付勢力として作用することはない。
【0016】
上記構成のキャッチ付きヒンジ1において、扉Dを開閉回動させると、内側リンク4が回動し、それに伴って当接軸72がコイルばね71の第2当接部71cに対し接触しつつ移動する。このとき、当接軸72は、回動可能であるから、第2当接部71cに対して滑り接触することなく転がり接触する。したがって、当接軸72の早期摩耗を防止することができる。
【0017】
また、当接軸72を内側リンク4に装着するに際しては、当接軸72の両端部に形成された嵌合軸部72a,72aを切欠き凹部42b,42bにそれぞれの開口部から挿入するだけでよい。したがって、当接軸を二つの支持孔の一方から他方まで挿通する必要がある従来のヒンジに比して、当接軸72を内側リンク4に容易に装着することができる。しかも、当接軸72は、コイルばね71により切欠き凹部42bの開放部側から底部側へ向かって常時付勢されているので、切欠き凹部42bから開放部を通って外部に抜け出ることがない。したがって、切欠き凹部42bの開放部を塞ぐ必要がない。
【0018】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、内側リンク4に当接軸(当接部材)72を設け、外側リンク5を躯体側取付部材2に回動可能に連結する第3支持軸5Cにコイルばね71を装着しているが、外側リンク5に当接軸72を回動可能に設け、内側リンク4を躯体側取付部材2に回動可能に連結する第1支持軸5Aにコイルばね71を装着してもよい。また、第1支持軸6Aにコイルばね71を装着するとともに、内側リンク4に当接軸72を設けてもよく、第3支持軸6Cにコイルばね71を装着するとともに、外側リンク5に当接軸72を設けてもよい。ただし、この実施の形態のヒンジ1のように、コイルばね71を第3支持軸5Cに設けるとともに、当接軸72を内側リンク4に設けた場合には、第3支持軸5Cが当接軸72より前方に配置されているので、コイルばね71の第1、第2当接部71b,71cをコイル部71aから躯体取付部材2の後方へ向かって同一側に突出させることができる。これにより、ヒンジ1を小型化することができる。
また、上記実施の形態においては、扉Dが中立位置より閉位置側に位置しているときには、コイルばね71が扉Dを開位置側から閉位置側へ向かって回動付勢し、扉Dが中立位置より開位置側に位置しているときには、コイルばね71が扉Dを閉位置側から開位置側へ向かって回動付勢するようになっているが、コイルばね71は、扉Dをその回動位置に拘わらず常時閉位置側へ付勢するものであってもよい。
また、上記の実施の形態においては、当接軸72全体を一体に形成しているが、当接軸を、両端部が切欠き凹部42b,42bにその開放部から底部まで挿入可能である軸部と、この軸部の外周に回動可能に嵌合された筒部とから構成し、筒部の外周面にコイルばね71の第2当接部71cを突き当てるようにしてもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、付勢手段としてコイルばね71を用いているが、それに代えて板ばねを用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、当接部材が付勢手段との摩擦によって早期に摩耗するのを防止することができるのは勿論のこと、当接部材を内側リンク又は外側リンクに容易に装着することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るキャッチ付きヒンジが用いられた家具の躯体及び扉の要部を、扉を閉位置に回動させた状態で示す平断面図である。
【図2】同要部を、扉を開位置に回動させた状態で示す平断面図である。
【図3】この発明に係るキャッチ付きヒンジの一部を省略して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
B 躯体
D 扉
1 キャッチ付きヒンジ
2 躯体側取付部材
3 扉側取付部材
4 内側リンク
5 外側リンク
6C 第3支持軸(支持軸)
42 突出片部
42b 切欠き凹部
7 キャッチ機構
71 コイルばね(付勢手段)
71a コイル部
71b 第1当接部
71c 第2当接部
72 当接軸(当接部材)
72b 大径部(第1、第2ストッパ部)

Claims (5)

  1. 躯体に取り付けられる躯体側取付部材と、扉に取り付けられる扉側取付部材と、それぞれの両端部が上記躯体側取付部材と上記扉側取付部材とに回動可能に連結されることにより、上記扉側取付部材を上記躯体側取付部材に対し閉位置と開位置との間において回動可能に連結する内側及び外側リンクと、上記内側及び外側リンクの回動軸線とほぼ平行に配置され、上記内側リンクと外側リンクとのいずれか一方のリンクに両端部が回動可能に支持された当接部材と、一端が上記躯体側取付部材に突き当たり、他端が上記当接部材の外周面に突き当たることにより、上記扉側取付部材を上記当接部材及び上記一方のリンクを介して回動付勢する付勢手段とを備えたキャッチ付きヒンジにおいて、
    上記一方のリンクに、上記当接部材の径方向における一端部が開放され、他端部に底部を有する一対の切欠き凹部を上記当接部材の軸線方向に互いに離して設け、この一対の切欠き凹部を、その開放部から底部に上記当接部材の両端部を挿入可能で、かつ回動可能であるように形成し、上記当接部材を上記付勢手段の付勢力により上記切欠き凹部の底部に押し付けたことを特徴とするキャッチ付きヒンジ。
  2. 上記切欠き凹部を、上記躯体側取付部材に対する上記内側及び外側リンクの各回動軸線間に配置したことを特徴とする請求項1に記載のキャッチ付きヒンジ。
  3. 上記一方のリンクの回動軸線方向における両側部に、上記当接部材の軸線方向に対向する一対の突出片部をそれぞれ設け、各突出片部に上記切欠き凹部をそれぞれ設け、上記一対の突出片部間に位置する上記当接部材の外周面に、上記一対の突出片部の対向面にそれぞれ突き当たることにより、上記当接部材の軸線方向への移動を阻止する第1、第2ストッパ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャッチ付きヒンジ。
  4. 上記付勢手段が、線材を螺旋状に巻回してなるコイル部と、このコイル部の両端部からその外側に突出する第1、第2当接部とを有し、上記コイル部が上記内側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸又は上記外側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸に外挿され、上記第1当接部が上記躯体側取付部材に突き当てられ、上記第2当接部が上記当接部材に突き当てられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキャッチ付きヒンジ。
  5. 上記コイル部が上記外側リンクの一端部を上記躯体側取付部材に回動可能に連結する支持軸に外挿され、上記切欠き凹部が上記内側リンクに設けられていることを特徴とする請求項4に記載のキャッチ付きヒンジ。
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