JP4014475B2 - 衛生品包装用袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製のシートを主体として構成される包装用袋に関わり、特に、使い捨ておむつ等の衛生品を複数個収容するのに好適な衛生品包装用袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨ておむつ等の衛生品は、複数個が圧縮された状態で包装用袋に収容されて流通されている。斯かる衛生品の包装用袋としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−139425号公報
【0004】
この種の形態の包装用袋は、シート状の包装材が屈曲されて形成された六面体形状の袋本体を備えている包装用袋において、袋本体の天面部を囲繞する周壁部を、当該天面部、正面部、背面部及び両側面部に連設して形成し、該周壁部に吊り手部材が接合されて形成された吊り手部を有している。
【0005】
ところで、斯かる包装用袋は、天面部が周壁部に囲まれた形態を有しているため、販売店で陳列した場合や、家屋内でストックしたりした場合に天面部に埃や虫の死骸等の異物が溜まりやすいものであった。また、天面部が周壁部に囲まれているため、溜まった異物を取り除き辛いものであった。加えて、天面部に開封用のミシン線を有している場合には、溜まった異物を取り除かずに該ミシン線から開封すると、袋内に異物が入り込んでしまうおそれもあり、衛生上好ましくなかった。
【0006】
従って、本発明の目的は、天面部に異物が溜まりづらく、異物が溜まった場合にも容易に取り除くことができる衛生品包装用袋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、40〜100μmの厚みを有する合成樹脂製のシート状の包装材が屈曲されて天面部、正面部及び背面部が形成された袋本体を備えている衛生品包装用袋であって、前記袋本体の両側面部が、前記包装材における天面部形成部の両側に連設された三角形状の第1の側面部形成片部、該包装材における正面部形成部の両側に連設された台形状の第2の側面部形成片部及び該包装材における背面部形成部の両側に連設された台形状の第3の側面部形成片部がV字状に接合され且つ該第2の側面形成片部及び該第3の側面部形成片部どうしが縦に接合されて、形成されている衛生品包装用袋を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の衛生品包装用袋を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1は、本発明の第1実施形態の衛生品包装用袋に被包装物(衛生品)が収容された状態を示す図である。図1において、符号1は衛生品包装用袋(以下、包装用袋ともいう。)を示している。
【0010】
図1に示すように、包装用袋1は、合成樹脂製のシート状の包装材10が屈曲されて天面部20、正面部21、背面部22が形成されるとともに、包装材10が屈曲・接合されて両側面部23、24及び底面部25が形成された袋本体2を備えている。
【0011】
本実施形態の包装用袋1は、天面部20から上方に起立する一対の壁部26が形成されており、これらの壁部26は、天面部20に連設されるとともに正面部21及び背面部22に連設されている。また、包装用袋1は、壁部26のそれぞれの内側に吊り手部材30が接合された吊り手部3を備えている。
【0012】
図1に示すように、袋本体2には、正面部21、壁部26、天面部20、壁部26及び背面部22に亘って開封用のミシン目4が形成されており、当該ミシン目4から袋本体2を開封することによって収容された被包装物を取り出すことができるように構成されている。ミシン目4には、この種の包装用袋に適用される通常の形態のものを特に制限なく適用することができる。
【0013】
袋本体2は、被包装物の収容状態において、天面部20、正面部21、背面部22、側面部23、24及び底面部25が平面的に明瞭に形成され、天面部20及び底面部25と正面部21及び背面部22との作る稜線、正面部21及び背面部22と側面部23、24との作る稜線、並びに天面部20及び底面部25と側面部23、24との作る稜線が、明瞭に形成されて六面体形状となしてあることが好ましいが、図1に示すように、これらの面部や稜線が明瞭に現れていなくても、実質的に六面体形状に形成されていればよい。
【0014】
図1及び図2に示すように、袋本体2の前記側面部23は、前記包装材10における天面部形成部11の片側に連設された三角形状の第1の側面部形成片部11a、包装材10における正面部形成部12の片側に連設された台形状の第2の側面部形成片部12a及び包装材10における背面部形成部13の両側に連設された台形状の第3の側面部形成片部13aがV字状に接合されるとともに、第2の側面形成片部12a及び第3の側面部形成片部13aどうしが縦に接合されて、形成されている。図には示していないが、側面部24も、同様に、第1〜第3の側面部形成片部が接合されて形成されている。
【0015】
前記第1の側面部形成片部11aと、前記第2の側面部形成片部12a及び前記第3の側面部形成片部13aとの接合部10a(図2参照)の幅w12、w13並びに該第2の側面部形成片部12aと第3の側面部形成片部13aとの接合部10b(図2参照)の幅w23は、0.05〜3mmであることが好ましい。なお、接合部10a、10bの外側には、切断するときに当該接合部を切断しないように2〜5mm程度の切りしろを設けることが好ましいが、溶断形状となる場合にはこの切りしろは無くても良い。
【0016】
前記第1の側面部形成片部11a及び前記第2の側面部形成片部12aの接合部と、前記第1の側面部形成片部11a及び前記第3の側面部形成片部12aの接合部との作る角度θ(図2参照)は、ほぼ90°である。
【0017】
図2に示すように、袋本体2の製造に用いられる前記包装材10は、天面部形成部11に連設された壁部形成部11b、正面部形成部12に連設された壁部形成部12c及び背面部形成部13に連設された壁部形成部13cを有している。また、包装材10は、天面部形成部11の両側部に連設された前記第1の形成片部11aを有している。
【0018】
包装材10は、正面部形成部12の両側にそれぞれ連設された側面部形成片部12a、12a、及び背面部形成部13の両側にそれぞれ連設された側面部形成片部13a、13aを有している。
また、包装材10は、正面部形成部12の下方(図2において上方)に連設された底面部形成部12b、及び前記背面部形成部13の下方に連設された底面部形成部13bを有している。
【0019】
袋本体2は、上記包装材10が天面部形成部11の中央部で谷折りされるとともに、壁部形成部11bと壁部形成部12cとの境界及び壁部形成部11bと壁部形成部13cとの境界で山折りにされた状態で接合されて形成されている。
【0020】
即ち、袋本体2は、前記第2の側面部形成片部12a及び前記第3の側面部形成片部13aがそれらの内面どうしにおいて接合部10aでV字状に接合され、第2の側面形成片部12a及び第3の側面部形成片部13aどうしが接合部10bで縦に接合され、さらに、被包装物(図示せず)が収容され、包装材10の内面どうしが接合部10cで接合されるとともに、前記各壁部形成部どうしが内面において接合部10d及び10eで接合されることにより形成されている。
【0021】
そして、天面部形成部11で天面部20、正面部形成部12で正面部21、背面部形成部13で背面部22、側面部形成片部11a、12a、13aで側面部23、24、底面部形成部12b、13bで底面部25、壁部形成部11b及び13c並びに壁部形成部11b及び12cで壁部26が形成されている。
【0022】
壁部26は、当該壁部26の上端部に沿った接合部10d及び前記接合部10aに連続する接合部10eによって、壁部形成部11b及び12c、壁部形成部11b及び13cがそれらの内面において接合されて形成されている。
【0023】
前記包装材10は、厚みが40〜100μm、特に厚みが50〜80μmであることが好ましい。包装材の厚みが40μm未満であると被包装物を圧縮させて収容したときに、その膨張力に耐えられなくなり、100μmを越えると包装材どうしを接合して良好なシール性を得るために加工時間が長くなる。
【0024】
包装材10には、従来からこの種の包装用袋の袋本体に用いられている通常の材質のものを特に制限なく用いることができる。包装材10の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。包装材10の表面は、印刷適性等を向上させる表面処理がなされてもよい。
【0025】
包装材10の接合には、従来からこの種の包装材どうしの接合に通常用いられるヒートシールや超音波融着等の各種の接合方法を特に制限なく用いることができる。該接合方法としては、生産性や製造費等の点からヒートシールによる接合方法が好ましく用いられる。
【0026】
前記吊り手部材30は、前記壁部26の内側(内側面)に接合されている。吊り手部材30の接合方法は、包装材10の接合方法と同様の方法を用いることができる。
【0027】
前記吊り手部材30には、この種の包装用袋に通常用いられるものを特に制限なく用いることができる。吊り手部材30には、例えば、長さ寸法が300〜500mm、幅寸法が10〜50mm、厚みが0.05〜0.5mmで、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂素材からなるものを好ましく用いることができる。
【0028】
次に、前記包装用袋1の製造方法について説明する。
先ず、前記袋本体2製造用の帯状の前記包装材10を平面に展開した状態で所定の移送経路で所定のピッチ間隔で断続的に移送する。
そして、折曲部材(図示せず)を用い、図3に示すように、包装材10を天面部形成部11の中央部で谷折りするとともに、前記壁部形成部11bと壁部形成部12cとの境界、及び壁部形成部11bと壁部形成部13cとの境界で山折りしながら、ヒートシールエリアに移送する。
【0029】
次に、移送を停止した状態で、山折りにした前記壁部形成部どうしを、一対のシールバー40とシールバー40を受けるアンビル(図示せず)とで挟持してヒートシールし、接合部10dを形成する。そして、形成された接合部10d間をヒートシーラー(図示せず)でV字状にヒートシールして側面部形成部及び壁部形成部の内面どうしを接合して接合部10a、10eを形成する。
【0030】
次に、包装材10を吊り手部材の接合エリアに移送し、移送を停止した状態で、吊り手部材30の端部を壁部26の内側で位置決めし、両者を前記接合方法で接合する。
【0031】
次に、包装材10を第1のカッティングエリアに移送し、移送を停止した状態において、前記V字状の接合部10a、10eを縁取るようにして三角形状(屈曲状態)の不要部分10fを切断して除去する。
【0032】
次に、包装材10をミシン目形成エリアに移送し、前記正面部21、壁部26、天面部20、壁部26及び背面部22に亘ってミシン目4が形成されるように、正面部形成部12、天面部形成部11、背面部形成部及び壁部形成部にミシン目加工を施す。このミシン目加工は、従来からこの種の包装用袋に施される通常のミシン目の加工法を特に制限なく用いることができる。
【0033】
次に、包装材10を更にヒートシールエリアに移送し、図4(a)に示すように、所定間隔をおいて配された一対のシールバー50、51及び受け台52を備えたヒートシーラー5で包装材10の内面どうしを所定接合幅でヒートシールして接合部10bを形成し、さらに切断エリアに移送して接合部10b間をカッター6の一対のブレード60、61で切断して個々の袋材に分離する。
【0034】
この接合部10bの形態及び個々の袋材への分離形態は、特に制限されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように、ヒートシールエリアにおいて幅広のシールバー50及び受け台52を備えたヒートシーラー5’で幅広の接合部10bを形成した後、切断エリアに移送して接合部10bをカッター6の一対のブレード60、61で切断して個々の袋材に分離することもできる。また、図4(c)に示すように、所定間隔をおいて配された一対のシールバー50、51及び受け台52を備えたヒートシーラー5’で包装材10の内面どうしを所定接合幅でヒートシールして接合部10bを形成する一方で、接合部10b間にブレード62で切断線を形成し、切断エリアに移送して所定の張力を加えて該切断線で切断して個々の袋材に分離することもできる。また、図4(c)において、切断線を形成せずに、接合部10b間を切断して分離することもできる。また、図4(d)に示すように、溶断バー50及び受け台52を備えた溶断手段5’で、包装材10の内面どうしを所定接合幅の接合部10bが形成されるように溶断することもできる。
【0035】
次に、前記底面部形成部12b、13b(図2参照)側から前記包装材10を開口させ、被包装物を収容する。そして、被包装物の収容後、包装材10の内面どうしを前記接合しろ10c、10cにおいてヒートシーラー(図示せず)でヒートシールして底面部25を形成するとともに、余分な部分を切り落とす。そして、底面部25及び両側面部23、24に連設されて形成される三角形状の耳部(図示せず)を底面部25にヒートシールして被包装物の袋詰めを完了する。
【0036】
このようにして被包装物が収容された状態で製造された包装用袋1は、天面部20と側面部23、24との間に従来のような三角形状の耳部で形成されるポケットが無いため、異物が溜まりづらいものである。また、天面部20に異物が溜まった場合にも容易に取り除くことができる。また、壁部26の内側に吊り手部材30が接合されているため、持ち運びの際等に吊り手部材30の接合部分が身体に触れて擦れたりすることがない。
【0037】
図5及び図6は、本発明の包装用袋の第2実施形態を示すものである。図5において、符号1’は包装用袋を示している。なお、これらの図において、前記第1実施形態の包装用袋1と共通する部分については同一符号を付し、その説明を省略する。従って、特に説明のない部分については、前記第1実施形態の包装用袋1における説明が適宜適用される。
【0038】
図5に示すように、包装用袋1’は、壁部26の内側に吊り手部材30が接合されておらず、壁部26に長円形状の挿入孔26aが形成されている以外は、第1実施形態の包装用袋1と同様の構成を有している。
【0039】
図6は、包装用袋1’に用いられる包装材10’の展開平面図を示すものである。包装材10’は、天面部形成部11に連設された壁部形成部11b、正面部形成部12に連設された壁部形成部12c及び背面部形成部13に連設された壁部形成部13cが設けられ、これら各壁部形成部に前記挿入孔26aを構成する貫通孔11c、12d、13dが形成されている以外は、前記包装材10(図2参照)と同様の構成を有している。
【0040】
壁部26は、当該壁部26の上端部に沿った接合部10d及び接合部10aに連続する接合部10eによって壁部形成部11b及び12c、壁部形成部11b及び13cがそれらの内面において縦に接合されて形成されている。
【0041】
本実施形態の包装用袋1’においても、前記包装用袋1と同様に、天面部20に異物が溜まりづらく、異物が溜まった場合にも容易に取り除くことができる。また、本実施形態の包装用袋1’は、吊り手部材が不要であるので、効率よく製造できるほか、部材コストを抑えた包装用袋の製造が可能である。
【0042】
図7及び図8は、本発明の第3実施形態を示すものである。図7に示すように、本実施形態の包装用袋1’は、天面部20から上方に起立する一対の壁部26の端部がほぼ垂直に形成されている以外は、前記第2実施形態と同様の構成を有している。そして、図8に示すように、天面部形成部11に連設された壁部形成部11b、正面部形成部12に連設された壁部形成部12c及び背面部形成部13に連設された壁部形成部13cが設けられ、これら各壁部形成部に前記挿入孔26aを構成する貫通孔11c、12d、13dが形成されている。
【0043】
本実施形態の包装用袋1’は、前記第2実施形態の包装用袋1’と同様の効果を奏することができる。
【0044】
図9及び図10は、本発明の包装用袋の第4実施形態を示すものである。図9において、符号1’は包装用袋を示している。なお、これらの図において、前記第1、第2実施形態の包装用袋1、1’と共通する部分については同一符号を付し、その説明を省略する。従って、特に説明のない部分については、前記第1、第2実施形態の包装用袋1、1’における説明が適宜適用される。
【0045】
図9に示すように、包装用袋1’は、壁部26を有しておらず、天面部20に正面部21及び背面部22に連設されている。
【0046】
正面部21及び背面部22には、補強材31が接合されており、この補強材31に吊り手部材30が接合されている。
【0047】
補強材31の幅寸法は、正面部21又は背面部22の幅の30〜90%であることが好ましく、40〜80%であることがより好ましい。補強材31の幅寸法が正面部21又は背面部22の幅に対して狭すぎると充分な強度が得られない場合があり、広すぎると、補強材31の接合後に本実施形態のように袋本体2の正面部21、天面部20及び背面部22に亘って開封用のミシン目4を設ける場合には、ミシン目自体を設けづらくなったり、補強材31の接合前に該ミシン目を設けた場合にはミシン目が補強材31によって覆われてしまって開封しづらくなったり、希望する方向に沿って開封できない場合がある。補強材31の幅寸法は、前記範囲となれば特に制限はないが、160〜200mmであれば十分である。
【0048】
補強材31の厚みは、袋本体2に用いられる包装材10の厚み、収容する被包装物の重量等に応じて適宜設定することができる。
【0049】
補強材31の材質は、袋本体2の包装材10に種々の接合方法で接合可能な材質であれば特に制限はない。補強材31の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂製素材が挙げられる。
【0050】
補強材31の正面部21及び背面部22への接合方法は、特に制限されるものではない。該接合方法としては、例えば、ヒートシールによる接合方法、超音波融着による接合方法、接着剤を用いた接合方法、等が挙げられ、これらの中でも安定的な接着力が得られる点からヒートシールによる接合方法が好ましく用いられる。
【0051】
前記吊り手部材30の補強材31への接合方法は、特に制限されるものではない。該接合方法としては、例えば、ヒートシールによる接合方法、超音波融着による接合方法、接着剤を用いた接合方法等が挙げられ、上記同様に、安定的な接着力が得られる点からヒートシールによる接合方法が好ましく用いられる。
【0052】
本実施形態の包装用袋1’は、壁部26が無いため、天面部20に異物が溜まりづらく、異物が溜まった場合にも容易に取り除くことができる。
【0053】
また、吊り手部材30が補強材31を介して袋本体2に接合されているため、袋本体2に直接接合する場合に比べて袋本体2にかかる負荷を抑えることができ、その分包装材10の厚みを薄くすることができる。
【0054】
本発明は、前記実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
【0055】
本発明の包装用袋は、袋本体を製造する際に用いる包装材は、前記第1実施形態におけるようなシート状のものが好ましいが、チューブ状のものを用いることもできる。
【0056】
また、前記第1実施形態の包装用袋におけるように、吊り手部材30は、壁部26の内側に接合することが好ましいが、吊り手部材30を壁部26の外側(外面)に接合することもできる。
【0057】
本発明の包装用袋は、圧縮状態において収容される使い捨ておむつや生理用ナプキン等の衛生品の包装の他、圧縮・形状変化の可能な各種物品の包装に用いることもできる。充填される物品の形態や充填する際の物品の整列の仕方等に応じて、包装用袋各部の形態や寸法等は、適宜に決定することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、天面部に異物が溜まりづらく、異物が溜まった場合にも容易に取り除くことができる衛生品包装用袋が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生品包装用袋の第1実施形態を被包装物の収容状態において模式的に示した斜視図である。
【図2】同実施形態の衛生品包装用袋における袋本体の製造に用いられる包装材の展開平面図である。
【図3】第1実施形態の衛生品包装用袋の製造工程を模式的に示す斜視図である。
【図4】衛生品包装用袋の製造工程における接合工程及び切断工程を模式的に示す図であり、(a)は第1実施形態の衛生品包装用袋の製造工程における接合及び切断工程を示す図、(b)及び(c)は衛生品包装用袋の製造工程における接合及び切断工程の他の実施形態を示す図、(d)は衛生品包装用袋の製造工程における溶断による接合及び切断工程の実施形態を示す図である。
【図5】本発明の衛生品包装用袋の第2実施形態を被包装物の収容状態において模式的に示した斜視図である。
【図6】同実施形態の衛生品包装用袋における袋本体の製造に用いられる包装材の展開平面図である。
【図7】本発明の衛生品包装用袋の第3実施形態を被包装物の収容状態において模式的に示した斜視図である。
【図8】同実施形態の衛生品包装用袋における袋本体の製造に用いられる包装材の展開平面図である。
【図9】本発明の衛生品包装用袋の第4実施形態を被包装物の収容状態において模式的に示した斜視図である。
【図10】同実施形態の衛生品包装用袋における袋本体の製造に用いられる包装材の展開平面図である。
【符号の説明】
1、1’ 衛生品包装用袋
10、10’ 包装材
2 袋本体
20 天面部
21 正面部
22 背面部
23、24 側面部
25 底面部
26 壁部
3 吊り手部
30 吊り手部材
31 補強材
4 ミシン目

Claims (5)

  1. 40〜100μmの厚みを有する合成樹脂製のシート状の包装材が屈曲されて天面部、正面部及び背面部が形成された袋本体を備えている衛生品包装用袋であって、
    前記袋本体の両側面部が、前記包装材における天面部形成部の両側に連設された三角形状の第1の側面部形成片部、該包装材における正面部形成部の両側に連設された台形状の第2の側面部形成片部及び該包装材における背面部形成部の両側に連設された台形状の第3の側面部形成片部がV字状に接合され且つ該第2の側面形成片部及び該第3の側面部形成片部どうしが縦に接合されて、形成されている衛生品包装用袋。
  2. 前記第1の側面部形成片部と前記第2の側面部形成片部及び前記第3の側面部形成片部との接合幅並びに該第2の側面部形成片部と該第3の側面部形成片部との接合幅が0.05〜3mmである請求項1記載の衛生品包装用袋。
  3. 前記第1の側面部形成片部及び前記第2の側面部形成片部の接合部と、前記第1の側面部形成片部及び前記第3の側面部形成片部の接合部との作る角度がほぼ90°である請求項1又は2記載の衛生品包装用袋。
  4. 前記袋本体の前記正面部及び前記背面部に吊り手部材が接合されて形成された吊り手部とを備えている請求項1〜3の何れかに記載の衛生品包装用袋。
  5. 前記天面部に連設されるとともに前記正面部及び前記背面部に連設されて該天面部から上方に起立する一対の壁部が形成され、さらに該壁部のそれぞれに吊り手部材が接合されているか又は挿入孔が形成されている請求項1〜3の何れかに記載の衛生品包装用袋。
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