JP3420185B2 - サイドガゼット付き商品包装袋及びその製造方法 - Google Patents

サイドガゼット付き商品包装袋及びその製造方法

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JP3420185B2
JP3420185B2 JP2000232846A JP2000232846A JP3420185B2 JP 3420185 B2 JP3420185 B2 JP 3420185B2 JP 2000232846 A JP2000232846 A JP 2000232846A JP 2000232846 A JP2000232846 A JP 2000232846A JP 3420185 B2 JP3420185 B2 JP 3420185B2
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一紀 山形
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株式会社ヤマガタグラビヤ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋体の両側縁部の
うち少なくとも何れか一方の側縁部に沿って内側に向か
い断面ほぼV形に折曲形成されたガゼット部を備えたサ
イドガゼット付きの商品包装袋及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人においては、商品収納室の大容
量化を可能にするため両側縁部にガゼット部を備えたサ
イドガゼット付きの商品包装袋について、今までに多数
の発明を提案してきた。
【0003】このようなサイドガゼット付きの包装袋を
合成樹脂フィルムにより製袋するに際しては、商品収納
室を挟んで配置される表側フィルムと裏側フィルムを構
成すると共に、両側縁部において内側に断面ほぼV形に
折曲したガゼット部を備えるチューブ体を形成し、この
ようなチューブ体を長手方向に間隔をあけて幅方向に分
断することにより、一枚宛の袋体が得られる。
【0004】商品を包装した状態で吊下陳列を可能とし
た袋体を提供するため、袋体の上部には芯材シートを備
えたヘッダ部が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】サイドガゼット付きの
包体は、商品収納室を大容量化することが目的であるか
ら、商品を包装した状態で商品収納室を大きく膨張する
ように表裏側フィルムを変形せしめられる。このため、
前述のようなチューブ体を形成するに際し、チューブ体
の側縁に沿って表側フィルムと裏側フィルムの二枚のフ
ィルムを溶断溶着した構成の場合、袋体の側縁に形成さ
れた溶着シール部が容易に剥離ないし破断してしまう虞
れがある。
【0006】また、嵩張る商品を包装するため、大重量
に耐える必要があるが、二枚の薄いフィルムから成る表
側フィルムと裏側フィルムにより構成されているため、
強度が十分でなく、特に、吊下陳列するための商品包装
袋としての保形性が十分でないという問題がある。
【0007】そこで、本出願人においては、袋体の保形
性を良好ならしめるため、商品収納室の内側から裏側フ
ィルムに対して合成樹脂製シートから成る厚手の芯材シ
ートを重合したサイドガゼット付き商品包装袋を開発し
たが、製袋に際し、チューブ体を構成する表裏側フィル
ムに対する芯材シートの位置決めが困難である。特に、
商品収納室の内部に図形や文字等の表示を印刷すること
により、該表示を袋体の表側フィルムを透視して視認で
きるような袋体を提供する場合は、芯材シートの表面に
該表示を印刷することになるが、位置決めが正確に行わ
れていないと、製袋された袋体において、表裏側フィル
ムに印刷されたその他の表示と、表側フィルムを透視し
て視認すべき芯材シートの表示とが相互に位置ずれして
しまい、商品包装袋としての体裁を成し難いという問題
がある。
【0008】更に、このような芯材シートを内装せしめ
ることにより保形性の問題は解決できても、袋体の側縁
に沿って表側フィルムと裏側フィルムの薄い二枚のフィ
ルムだけが溶着されていることに変わりはないから、商
品を包装することにより商品収納室を膨張せしめたと
き、袋体の側縁における溶着シール部が容易に剥離ない
し破断する虞れの問題が依然として残る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一枚のフィル
ムを折曲することにより商品収納室を挟んで配置される
表側フィルムと裏側フィルムにより形成されたサイドガ
ゼット付きの商品包装袋を提供するに際し、相互に折返
して重合固着された内側フィルム部と外側フィルム部を
有する複数フィルム構造体により裏側フィルムを形成
し、これにより保形性を良好ならしめることを目的とす
る。この際、内側フィルム部と外側フィルム部の間に芯
材シートを介装せしめれば、保形性が更に向上する。し
かも、このような構成によれば、表側フィルムを透視し
て視認される商品収納室の内部には裏側フィルムの内側
フィルム部が位置するので、該内側フィルム部に印刷し
た表示と、外側フィルムに印刷した表示とが、相互に必
ず正しく位置決めされる。
【0010】そして、袋体の側縁部には、裏側フィルム
を構成するために折返された内側フィルム部と外側フィ
ルム部の二枚重ね状の折返縁部が位置しており、表側フ
ィルムの延長端縁を二枚重ね状の折返縁部に溶着一体化
せしめることにより、合計三枚重ねのフィルムが一体に
溶着されたシール部を形成するので、強固な溶着シール
部を提供できる。
【0011】そこで、本発明のサイドガゼット付き商品
包装袋が第一の手段として構成したところは、一枚のフ
ィルムを折曲することにより商品収納室を挟んで配置さ
れる表側フィルムと裏側フィルムにより形成された袋体
の両側縁部のうち少なくとも何れか一方の側縁部に沿っ
て内側に向かい断面ほぼV形に折曲形成されたガゼット
部を備えた商品包装袋において、裏側フィルムは、袋体
の一方の側縁部に沿う折返縁部を介して折返されると共
に、相互に重合され固着された内側フィルム部と外側フ
ィルム部を有する複数フィルム構造体を構成し、表側フ
ィルムは、袋体の他方の側縁部に沿って裏側フィルムの
内側フィルム部から前記ガゼットを介して折返されると
共に、前記折返縁部に至り延長された延長端縁を有する
単数フィルム構造体を構成し、前記表側フィルムの延長
端縁と前記裏側フィルムの折返縁部を溶着一体化せしめ
て成る点にある。
【0012】また、本発明のサイドガゼット付き商品包
装袋が第二の手段として構成したところは、一枚のフィ
ルムを折曲することにより商品収納室を挟んで配置され
る表側フィルムと裏側フィルムにより形成された袋体の
両側縁部のうち少なくとも何れか一方の側縁部に沿って
内側に向かい断面ほぼV形に折曲形成されたガゼット部
を備えた商品包装袋において、裏側フィルムは、袋体の
一方の側縁部に沿う折返縁部を介して折返されると共
に、合成樹脂シートから成る芯材シートを挟んで重合さ
れ固着された内側フィルム部と外側フィルム部を有する
複数フィルム構造体を構成し、表側フィルムは、袋体の
他方の側縁部に沿って裏側フィルムの内側フィルム部か
ら前記ガゼットを介して折返されると共に前記折返縁部
に至り延長された延長端縁を有する単数フィルム構造体
を構成し、前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィ
ルムの折返縁部を前記芯材シートの側縁に沿って溶着一
体化せしめて成る点にある。
【0013】一方、本発明のサイドガゼット付き商品包
装袋の製造方法が第一の手段として構成したところは、
商品収納室を挟んで配置される表側フィルムと裏側フィ
ルムにより形成された袋体の両側縁部のうち少なくとも
何れか一方の側縁部に沿って内側に向かい断面ほぼV形
に折曲形成されたガゼット部を備えた商品包装袋の製造
方法において、袋体の幅寸法の3倍以上の幅寸法を有す
る一枚の帯状フィルムを帯長手方向に移送する移送工程
と、帯状フィルムを帯長手方向に沿う折返縁部を介して
折返し重合すると共に相互に溶着することにより、袋体
の幅寸法とほぼ同幅の内側フィルム部と外側フィルム部
を備えた複数フィルム構造体から成る裏側フィルムを形
成する裏側フィルム形成工程と、外側フィルム部の幅を
越えて内側フィルム部から延長された帯状フィルムの残
余部分を該内側フィルム上に折返すことにより表側フィ
ルムを形成し、該折返部を内側に向かい断面ほぼV形に
折曲することによりガゼット部を形成すると共に、表側
フィルムの延長端縁を裏側フィルムの折返縁部に臨まし
める表側フィルム形成工程と、前記表側フィルムの延長
端縁と前記裏側フィルムの折返縁部を溶着一体化せしめ
ることによりチューブ状の袋半製品を形成する側縁シー
ル工程と、前記袋半製品における表側フィルムと裏側フ
ィルムを相互に溶着することにより少なくとも一端を閉
塞された商品収納室を形成すると共に、該袋半製品を長
手方向に交差して分断し分割せしめることにより一枚宛
の袋体を得る袋体形成工程とから成る点にある。
【0014】また、本発明のサイドガゼット付き商品包
装袋の製造方法が第二の手段として構成したところは、
商品収納室を挟んで配置される表側フィルムと裏側フィ
ルムにより形成された袋体の両側縁部のうち少なくとも
何れか一方の側縁部に沿って内側に向かい断面ほぼV形
に折曲形成されたガゼット部を備えた商品包装袋の製造
方法において、袋体の幅寸法の3倍以上の幅寸法を有す
る一枚の帯状フィルムを帯長手方向に移送すると共に、
袋体とほぼ同幅の合成樹脂シートから成る帯状の芯材シ
ートを帯長手方向に移送する移送工程と、芯材シートを
挟んで帯状フィルムを帯長手方向に沿う折返縁部を介し
て折返し重合すると共に、芯材シートを挟んでサンドイ
ッチ状に溶着することにより、袋体の幅寸法とほぼ同幅
の内側フィルム部と外側フィルム部を備えた複数フィル
ム構造体から成る裏側フィルムを形成する裏側フィルム
形成工程と、外側フィルム部の幅を越えて内側フィルム
部から延長された帯状フィルムの残余部分を該内側フィ
ルム上に折返すことにより表側フィルムを形成し、該折
返部を内側に向かい断面ほぼV形に折曲することにより
ガゼット部を形成すると共に、表側フィルムの延長端縁
を裏側フィルムの折返縁部に臨ましめる表側フィルム形
成工程と、前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィ
ルムの折返縁部を溶着一体化せしめることによりチュー
ブ状の袋半製品を形成する側縁シール工程と、前記袋半
製品における表側フィルムと裏側フィルムを相互に溶着
することにより少なくとも一端を閉塞された商品収納室
を形成すると共に、該袋半製品を長手方向に交差して分
断し分割せしめることにより一枚宛の袋体を得る袋体形
成工程とから成る点にある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0016】〔第一実施形態〕図1は、本発明のサイド
ガゼット付き商品包装袋の第一実施形態を示し、その製
造方法を図2に示している。
【0017】(商品包装袋の構成)図1(A)に袋体の
正面図を示し、図1(C)にその横断面図を示してい
る。尚、図1(B)は、図1(C)に示す断面形状の袋
体を形成する前の製造方法における中間工程を示してい
る。
【0018】袋体1は、一枚の合成樹脂製のフィルムを
折曲することにより商品収納室2を挟んで配置される表
側フィルム3と裏側フィルム4により表裏袋面を構成
し、両側縁部にそれぞれ商品収納室2に向けて断面ほぼ
V形に折曲形成された第一ガゼット部5と第二ガゼット
部6を備える。
【0019】裏側フィルム4は、袋体1の一方の側縁部
に沿う折返縁部7を介して折返されると共に、比較的厚
手の合成紙等の合成樹脂シートから成る芯材シート8を
挟んで重合された内側フィルム部9と外側フィルム部1
0を有する複数フィルム構造体を構成しており、芯材シ
ート8を挟んで内外側フィルム部9、10を商品収納室
2の幅方向両側縁に近傍してサンドイッチ状に溶着する
溶着部11、12を有する。
【0020】表側フィルム3は、袋体1の他方の側縁部
(前記折返縁部7とは反対側の側縁部)に沿って裏側フ
ィルム4の内側フィルム部9から折返され、前記第一ガ
ゼット部5を折曲形成すると共に、前記折返縁部7の近
傍にて前記第二ガゼット部6を折曲形成し、折返縁部7
に至り延長された延長端縁13を有する単数フィルム構
造体を構成する。
【0021】そこで、表側フィルム3の延長端縁13と
裏側フィルム4の折返縁部7を芯材シート8の側縁に沿
って溶着一体化せしめることにより、袋体1の側縁に沿
う溶着シール部14が形成される。
【0022】即ち、後述する製袋工程の中間工程におい
て、図1(B)に示すように折返縁部7に延長端縁13
を重ね合わせ、この状態から芯材シート8の側縁の外側
に位置する溶断線Wに沿って溶断することにより、図1
(C)に示すような溶着シール部14が形成される。従
って、溶着シール部14は、折返縁部7を構成する二枚
のフィルムと延長端縁13を構成する一枚のフィルムと
の合計三枚のフィルムを溶断端面において強固に溶着一
体化する。
【0023】図1(D)は、溶着シール部14の第一変
形例を示しており、折返縁部7を構成する二枚のフィル
ムと延長端縁13を構成する一枚のフィルムとの合計三
枚のフィルムを溶断端面から内側の領域Sにおいて加熱
手段又は超音波手段等の溶着手段により溶着一体化せし
めた溶着線15を形成したものである。
【0024】また、図1(E)は、溶着シール部14の
第二変形例を示しており、折返縁部7と延長端縁13を
芯材シート8の側縁の外側で溶断又は切断すると共に、
芯材シート8の側縁を挟んで折返縁部7を構成する二枚
のフィルムと延長端縁13を構成する一枚のフィルムと
の積層体(一枚の芯材シートと三枚のフィルム)を加熱
手段又は超音波手段等の溶着手段によりサンドイッチ状
に溶着一体化せしめた溶着線16を形成したものであ
る。尚、折返縁部7と延長端縁13を溶断する場合、芯
材シート8と共に溶断し、溶断端面において折返縁部7
及び延長端縁13と芯材シート8を溶着一体化せしめて
も良い。
【0025】袋体1は、図1(A)に示すように、上部
の所定位置に幅方向に延びる区画シール部17を形成
し、区画シール部17の上方部分によりヘッダー部18
を構成する。該ヘッダー部18には打抜き形成した孔や
フックによる吊下部19が設けられ、商品包装袋の店頭
における吊下陳列の便宜に供される。前記区画シール部
17は、芯材シート8を含んで表側フィルム3と裏側フ
ィルム4をガゼット部5、6と共にサンドイッチ状に溶
着することが好ましいが、少なくとも表側フィルム3と
裏側フィルム4の内側フィルム部9とを相互に溶着し、
これにより区画シール部17の下方部分に上端を閉塞さ
れた商品収納室2を形成すれば良い。
【0026】以上の構成において、表裏側フィルム3、
4を構成するフィルムは、透明又は半透明であり、芯材
シート8は、不透明である。そこで、図示省略している
が、表側フィルム3及び裏側フィルム4には、適宜、包
装される商品やメーカー等に関する図形や文字等の表示
が印刷されており、裏側フィルム4を構成する内側フィ
ルム部9に印刷された表示は、表側フィルム3を透視し
て視認可能である。そして、これらの表示は、全て、袋
体1の所望の個所に正しく表され、相互に位置ずれして
いない。尚、内側フィルム部9に施された表示は、表刷
り(商品収納室2に対面する表面に対する印刷)であっ
ても裏刷り(芯材シート8に対面する裏面に対する印
刷)であっても良い。
【0027】(製造方法の構成)第一実施形態に係る商
品包装袋の製造方法を図2に示している。図示省略して
いるが、製袋すべき袋体1の幅寸法の3倍以上の幅寸法
を有する一枚の帯状フィルムが帯長手方向に移送され、
また、袋体1とほぼ同幅の合成樹脂シートから成る帯状
の芯材シートが帯長手方向に移送され、芯材シートを帯
状フィルムに合体せしめられる(移送工程)。帯状フィ
ルムは、帯長手方向の所定間隔毎に袋体1を形成するも
のであり、図示省略しているが、一枚宛の袋体1に対応
する図形や文字等の表示を帯幅方向に印刷している。
【0028】図2(A)に示すように、帯状フィルム
は、芯材シート8を挟んで帯長手方向に沿う折返縁部7
を介して折返し重合されると共に、芯材シート8を挟ん
でサンドイッチ状に溶着された溶着部11、12を形成
される。図例の場合、溶着部11、12は、芯材シート
8の両側縁の近傍に形成されているが、これに限定され
ない。これにより、袋体1の幅寸法とほぼ同幅の内側フ
ィルム部9と外側フィルム部10を備えた複数フィルム
構造体から成る裏側フィルム4が形成され、帯状フィル
ムは、外側フィルム部10の幅を越えて内側フィルム部
9から延長された残余部分3aを有する(裏側フィルム
形成工程)。尚、裏側フィルム4は折返された構成であ
るから、内側フィルム部9に印刷された表示と外側フィ
ルム部10に印刷された表示は、芯材シート8の表裏両
面側において所定の位置に正しく表される。
【0029】引き続いて移送することにより、図2
(B)に示すように、前記残余部分3aが内側フィルム
9の上に折返され、表側フィルム3を形成する。この
際、折返部を内側に向かい断面ほぼV形に折曲すること
により第一ガゼット部5が形成され、同様に反対側にお
いても内側に向かい断面ほぼV形に折曲することにより
第二ガゼット部6が形成され、表側フィルム3の延長端
縁13を裏側フィルム4の折返縁部7に臨ましめられる
(表側フィルム形成工程)。この場合も、表側フィルム
3は折返された構成であるから、表側フィルム3に印刷
された表示と内側フィルム部9に印刷された表示は、相
互に所定の位置に正しく表される。
【0030】更に移送することにより、図2(C)に示
すように、表側フィルム3の延長端縁13と裏側フィル
ム4の折返縁部7が溶断手段20により移送方向に沿っ
て溶断され、溶着シール部14を備えたチューブ状の袋
半製品21が形成される(側縁シール工程)。溶断に際
しては、上述のように芯材シート8を含んで溶断しても
良い。また、溶断手段20は、図例では溶断刃を示して
いるが、これに限定されない。更に、溶着シール部14
を形成するに際しては、図例のような溶断により廃材2
2を廃棄する構成の他、上述のように溶断を行わない
で、延長端縁13と折返縁部7を直接溶着しても良く、
或いは、芯材シート8を挟んで延長端縁13と折返縁部
7を溶着しても良い。
【0031】以上のようにして形成されたチューブ状の
袋半製品21は、連続移送から間欠移送に切換えられ、
図2(D)に示すように、形成されるべき一枚宛の袋体
1に対応して、袋半製品21の幅方向に上述のような区
画シール部17を形成されると共に、吊下部19を設け
られた後、長手方向に交差して分断し分割せしめられ、
これにより一枚宛の袋体1が得られる(袋体形成工
程)。
【0032】〔第二実施形態〕図3は、本発明のサイド
ガゼット付き商品包装袋の第二実施形態を示しており、
図3(A)に袋体の正面図を示し、図3(C)にその横
断面図を示している。基本的構成は、上記第一実施形態
と同様であり、上記第一実施形態が第一ガゼット部5と
第二ガゼット部6の二つのガゼット部を有するのに対し
て、本第二実施形態では第二ガゼット部6に相当するも
のを有しておらず、第一ガゼット部5に相当する一つの
ガゼット部5のみを有しており、その他の構成は上記第
一実施形態と同じである。従って、共通する構成につい
ては上述の説明を援用する。
【0033】そこで、本第二実施形態においては、表側
フィルム3は、ガゼット部を介しないで延長端縁13を
裏側フィルム4の折返縁部7に臨ませられ、図3(C)
に示すように、延長端縁13と折返縁部7を芯材シート
8の側縁に沿って溶着一体化され、袋体1の側縁に沿う
溶着シール部14を形成される。溶断刃を用いた溶断に
より溶着シール部14を形成するとき、上記第一実施形
態の場合は第二ガゼット部6が存在するため、該第二ガ
ゼット部6が溶断されないように配慮する必要があるの
に対して、本第二実施形態によれば、上記第一実施形態
のような第二ガゼット部6を有していないため、溶断に
際し、図3(B)に示すように溶断線Wに干渉するもの
がなく、折返縁部7の上方空間に広がりを有するので、
溶断刃の配置と姿勢の自由度が増すという利点がある。
【0034】その結果、図3(D)に示す変形例のよう
に、特に、芯材シート8を含んで延長端縁13と折返縁
部7を溶断する際に、自由な配置と姿勢の下に溶断刃を
設置できる利点がある。
【0035】〔第三実施形態〕図4は、本発明のサイド
ガゼット付き商品包装袋の第三実施形態を示し、その製
造方法を図5に示している。
【0036】(商品包装袋の構成)図1(A)に袋体の
正面図を示し、図1(C)にその横断面図を示してい
る。尚、図1(B)は、図1(C)に示す断面形状の袋
体を形成する前の製造方法における中間工程を示してい
る。基本的構成は、上記第一実施形態と同様であり、上
記第一実施形態が芯材シート8を設けるのに対して、本
第三実施形態では芯材シート8に相当するものを有しな
い点においてのみ相違し、その他の構成は上記第一実施
形態と同じである。
【0037】袋体1は、一枚の合成樹脂製のフィルムを
折曲することにより商品収納室2を挟んで配置される表
側フィルム3と裏側フィルム4により表裏袋面を構成
し、両側縁部にそれぞれ商品収納室2に向けて断面ほぼ
V形に折曲形成された第一ガゼット部5と第二ガゼット
部6を備える。尚、ガゼット部は、両側縁部に形成する
他、上述した第二実施形態のように、一方の側縁部にの
み設けても良い。
【0038】裏側フィルム4は、袋体1の一方の側縁部
に沿う折返縁部7を介して折返されることにより、相互
に重合された内側フィルム部9と外側フィルム部10を
有する複数フィルム構造体を構成しており、両フィルム
部9、10を相互に溶着する溶着部11、12を有す
る。従って、第一実施形態のような芯材シート8は有し
ないが、裏側フィルム4を二枚重ね構造の内側フィルム
部9と外側フィルム部10により構成しているので、こ
れにより袋体1の保形性を高める。
【0039】表側フィルム3は、袋体1の他方の側縁部
(前記折返縁部7とは反対側の側縁部)に沿って裏側フ
ィルム4の内側フィルム部9から折返され、前記第一ガ
ゼット部5を折曲形成すると共に、前記折返縁部7の近
傍にて前記第二ガゼット部6を折曲形成し(又は第二ガ
ゼット部6を折曲形成しないで)、折返縁部7に至り延
長された延長端縁13を有する単数フィルム構造体を構
成する。
【0040】そこで、表側フィルム3の延長端縁13と
裏側フィルム4の折返縁部7を相互に溶着一体化せしめ
ることにより、袋体1の側縁に沿う溶着シール部14が
形成される。
【0041】例えば、図4(B)に示すように折返縁部
7に延長端縁13を重ね合わせ、この状態で溶断線Wに
沿って溶断することにより、図4(C)に示すような溶
着シール部14が形成される。従って、溶着シール部1
4は、折返縁部7を構成する二枚のフィルムと延長端縁
13を構成する一枚のフィルムとの合計三枚のフィルム
を溶断端面において強固に溶着一体化する。この際、溶
断端面から内側の領域において折返縁部7と延長端縁1
3を加熱手段又は超音波手段等の溶着手段により溶着一
体化せしめた溶着線(図1(D)に示した溶着線15と
同様のもの)を形成しても良い。或いは、折返縁部7と
延長端縁13を溶断することなく、相互に溶着一体化せ
しめることにより溶着シール部14を形成しても良い。
【0042】袋体1は、図4(A)に示すように、上部
の所定位置に幅方向に延びる区画シール部17を形成
し、区画シール部17の上方部分によりヘッダー部18
を構成する。該ヘッダー部18には打抜き形成した孔や
フックによる吊下部19が設けられ、商品包装袋の店頭
における吊下陳列の便宜に供される。前記区画シール部
17により、少なくとも表側フィルム3と裏側フィルム
4の内側フィルム部9とが相互に溶着され、該区画シー
ル部17の下方部分に上端を閉塞された商品収納室2を
形成する。
【0043】尚、必要に応じて、図4(D)に示すよう
に、袋体1の側部から繰出される厚手の合成紙等の合成
樹脂シートから成るヘッダー用芯材23をヘッダー部1
8に重ね合わせて溶着固定しても良い。
【0044】表側フィルム3及び裏側フィルム4は、折
返された一枚の透明又は半透明のフィルムから成り、図
示省略しているが、適宜、包装される商品やメーカー等
に関する図形や文字等の表示を印刷しており、裏側フィ
ルム4を構成する内側フィルム部9に印刷された表示
は、表側フィルム3を透視して視認可能であり、これら
の表示は、全て、袋体1の所望の個所に正しく表され、
相互に位置ずれしていない。内側フィルム部9に施され
た表示は、表刷り(商品収納室2に対面する表面に対す
る印刷)であっても裏刷り(芯材シート8に対面する裏
面に対する印刷)であっても良い。尚、外側フィルム部
10に印刷された表示が表側フィルム3を透視して視認
されると都合が悪い場合は、外側フィルム部10に表示
を印刷しなければ良く、或いは、外側フィルム部10の
外面に印刷表示を行い、内面(内側フィルム部9に対面
する側の面)に該外側フィルム部10を不透明ならしめ
るベタ刷り等の透視阻害手段を設ければ良い。
【0045】(製造方法の構成)第三実施形態に係る商
品包装袋の製造方法を図5に示している。図示省略して
いるが、製袋すべき袋体1の幅寸法の3倍以上の幅寸法
を有する一枚の帯状フィルムが帯長手方向に移送される
(移送工程)。帯状フィルムは、帯長手方向の所定間隔
毎に袋体1を形成するものであり、図示省略している
が、一枚宛の袋体1に対応する図形や文字等の表示を帯
幅方向に印刷している。
【0046】図5(A)に示すように、帯状フィルム
は、帯長手方向に沿う折返縁部7を介して折返し重合さ
れると共に、相互に溶着された溶着部11、12を形成
する。これにより、袋体1の幅寸法とほぼ同幅の内側フ
ィルム部9と外側フィルム部10を備えた複数フィルム
構造体から成る裏側フィルム4が形成され、帯状フィル
ムは、外側フィルム部10の幅を越えて内側フィルム部
9から延長された残余部分3aを有する(裏側フィルム
形成工程)。尚、裏側フィルム4は折返された構成であ
るから、内側フィルム部9に印刷された表示と外側フィ
ルム部10に印刷された表示は、相互に所定の位置に正
しく表される。
【0047】引き続いて移送することにより、図5
(B)に示すように、前記残余部分3aを内側フィルム
9の上に折返し、表側フィルム3を形成する。この際、
折返部を内側に向かい断面ほぼV形に折曲することによ
り第一ガゼット部5が形成され、同様に反対側において
も内側に向かい断面ほぼV形に折曲することにより第二
ガゼット部6が形成され、表側フィルム3の延長端縁1
3を裏側フィルム4の折返縁部7に臨ましめられる(表
側フィルム形成工程)。尚、第二ガゼット部6の形成は
必須でない。この場合も、表側フィルム3は折返された
構成であるから、表側フィルム3に印刷された表示と内
側フィルム部9に印刷された表示は、相互に所定の位置
に正しく表される。
【0048】更に移送することにより、図5(C)に示
すように、表側フィルム3の延長端縁13と裏側フィル
ム4の折返縁部7が溶断手段20により移送方向に沿っ
て溶断され、溶着シール部14を備えたチューブ状の袋
半製品21が形成される(側縁シール工程)。溶断手段
20は、図例では溶断刃を示しているが、これに限定さ
れない。更に、溶着シール部14を形成するに際して
は、図例のような溶断により廃材22を廃棄する構成の
他、上述のように溶断を行わないで、延長端縁13と折
返縁部7を直接溶着しても良い。
【0049】以上のようにして形成されたチューブ状の
袋半製品21は、連続移送から間欠移送に切換えられ、
図5(D)に示すように、形成されるべき一枚宛の袋体
1に対応して、袋半製品21の幅方向に上述のような区
画シール部17を形成されると共に、吊下部19を設け
られた後、長手方向に交差して分断し分割せしめられ、
これにより一枚宛の袋体1が得られる(袋体形成工
程)。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、サイドガゼット付きの
商品包装袋において、商品収納室2を挟んで配置される
表側フィルム3と裏側フィルム4のうち、裏側フィルム
4が袋体1の一方の側縁部に沿う折返縁部7を介して折
返されると共に、相互に重合され固着11、12された
内側フィルム部9と外側フィルム部10を有する複数フ
ィルム構造体を構成するので、裏側フィルム4の保形性
を高めることができる。この際、内側フィルム部9と外
側フィルム部10の間に芯材シート8を介装した構成に
よれば、更に保形性の高い袋体1を提供することができ
る。
【0051】そして、一枚のフィルムを折曲することに
より裏側フィルム4における内側フィルム部9と外側フ
ィルム部10を形成せしめる構成であるから、内側フィ
ルム部9に印刷された表示と外側フィルム部10に印刷
された表示を同一の一つの袋体1上で相互に所定の位置
に正しく表すことができる。しかも、一枚のフィルムを
折曲することにより裏側フィルム4の上に表側フィルム
3を対面せしめる構成であるから、商品収納室2の内部
に図形や文字等の表示を印刷することにより、該表示を
袋体1の表側フィルム3を透視して視認できるような商
品包装袋を提供するに際して、表側フィルム3に印刷さ
れた表示と内側フィルム部9に印刷された表示を同一の
一つの袋体1上で相互に所定の位置に正しく表すことが
できるという効果がある。
【0052】更に、袋体1の側縁に形成される溶着シー
ル部14は、折返縁部7を構成する二枚のフィルムと延
長端縁13を構成する一枚のフィルムとの合計三枚のフ
ィルムを溶着一体化する構成であるから、該溶着シール
部14が極めて強固であり、嵩張る商品を収納するサイ
ドガゼット付き商品包装袋において従来は宿命と考えら
れていた溶着シール部の剥離ないし破断の問題を克服
し、耐用性に優れたガゼット付き商品包装袋を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイドガゼット付き商品包装袋の
第一実施形態を示し、(A)は袋体の正面図、(B)は
溶着シール部を形成するための製袋中間工程における断
面図、(C)は溶着シール部を形成した後の袋体の断面
図であり、(D)は第一実施形態における第一変形例を
示す断面図、(E)は第一実施形態における第二変形例
を示す断面図である。
【図2】第一実施形態に係る袋の製造方法を示し、
(A)は裏側フィルム形成工程を示す斜視図、(B)は
表側フィルム形成工程を示す斜視図、(C)は側縁シー
ル工程を示す斜視図、(D)は袋体形成工程を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係るサイドガゼット付き商品包装袋の
第二実施形態を示し、(A)は袋体の正面図、(B)は
溶着シール部を形成するための製袋中間工程における断
面図、(C)は溶着シール部を形成した後の袋体の断面
図であり、(D)は第二実施形態における変形例を示す
断面図である。
【図4】本発明に係るサイドガゼット付き商品包装袋の
第三実施形態を示し、(A)は袋体の正面図、(B)は
溶着シール部を形成するための製袋中間工程における断
面図、(C)は溶着シール部を形成した後の袋体の断面
図であり、(D)は第三実施形態における変形例を示す
断面図である。
【図5】第三実施形態に係る袋の製造方法を示し、
(A)は裏側フィルム形成工程を示す斜視図、(B)は
表側フィルム形成工程を示す斜視図、(C)は側縁シー
ル工程を示す斜視図、(D)は袋体形成工程を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 商品収納室 3 表側フィルム 4 裏側フィルム 5、6 ガゼット部 7 折返縁部 8 芯材シート 9 内側フィルム部 10 外側フィルム部 11、12 溶着部 13 延長端縁 14 溶着シール部 17 区画シール部 18 ヘッダー部 19 吊下部 21 チューブ状の袋半製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 30/20 B31B 23/26 B31B 23/64 B65D 33/02 B65D 33/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のフィルムを折曲することにより商
    品収納室を挟んで配置される表側フィルムと裏側フィル
    ムにより形成された袋体の両側縁部のうち少なくとも何
    れか一方の側縁部に沿って内側に向かい断面ほぼV形に
    折曲形成されたガゼット部を備えた商品包装袋におい
    て、 裏側フィルムは、袋体の一方の側縁部に沿う折返縁部を
    介して折返されると共に、相互に重合され固着された内
    側フィルム部と外側フィルム部を有する複数フィルム構
    造体を構成し、 表側フィルムは、袋体の他方の側縁部に沿って裏側フィ
    ルムの内側フィルム部から前記ガゼットを介して折返さ
    れると共に、前記折返縁部に至り延長された延長端縁を
    有する単数フィルム構造体を構成し、 前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィルムの折返
    縁部を溶着一体化せしめて成ることを特徴とするサイド
    ガゼット付き商品包装袋。
  2. 【請求項2】 表側フィルムの延長端縁と裏側フィルム
    の折返縁部を袋体の側縁部に沿って溶断溶着せしめて成
    ることを特徴とする請求項1に記載のサイドガゼット付
    き商品包装袋。
  3. 【請求項3】 一枚のフィルムを折曲することにより商
    品収納室を挟んで配置される表側フィルムと裏側フィル
    ムにより形成された袋体の両側縁部のうち少なくとも何
    れか一方の側縁部に沿って内側に向かい断面ほぼV形に
    折曲形成されたガゼット部を備えた商品包装袋におい
    て、 裏側フィルムは、袋体の一方の側縁部に沿う折返縁部を
    介して折返されると共に、合成樹脂シートから成る芯材
    シートを挟んで重合され固着された内側フィルム部と外
    側フィルム部を有する複数フィルム構造体を構成し、 表側フィルムは、袋体の他方の側縁部に沿って裏側フィ
    ルムの内側フィルム部から前記ガゼットを介して折返さ
    れると共に前記折返縁部に至り延長された延長端縁を有
    する単数フィルム構造体を構成し、 前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィルムの折返
    縁部を前記芯材シートの側縁に沿って溶着一体化せしめ
    て成ることを特徴とするサイドガゼット付き商品包装
    袋。
  4. 【請求項4】 表側フィルムの延長端縁と裏側フィルム
    の折返縁部を芯材シートの側縁の外側において溶断溶着
    せしめて成ることを特徴とする請求項3に記載のサイド
    ガゼット付き商品包装袋。
  5. 【請求項5】 表側フィルムの延長端縁と裏側フィルム
    の折返縁部を芯材シートの側縁を挟んでサンドイッチ状
    に溶着一体化せしめて成ることを特徴とする請求項3に
    記載のサイドガゼット付き商品包装袋。
  6. 【請求項6】 商品収納室を挟んで配置される表側フィ
    ルムと裏側フィルムにより形成された袋体の両側縁部の
    うち少なくとも何れか一方の側縁部に沿って内側に向か
    い断面ほぼV形に折曲形成されたガゼット部を備えた商
    品包装袋の製造方法において、 袋体の幅寸法の3倍以上の幅寸法を有する一枚の帯状フ
    ィルムを帯長手方向に移送する移送工程と、 帯状フィルムを帯長手方向に沿う折返縁部を介して折返
    し重合すると共に相互に溶着することにより、袋体の幅
    寸法とほぼ同幅の内側フィルム部と外側フィルム部を備
    えた複数フィルム構造体から成る裏側フィルムを形成す
    る裏側フィルム形成工程と、 外側フィルム部の幅を越えて内側フィルム部から延長さ
    れた帯状フィルムの残余部分を該内側フィルム上に折返
    すことにより表側フィルムを形成し、該折返部を内側に
    向かい断面ほぼV形に折曲することによりガゼット部を
    形成すると共に、表側フィルムの延長端縁を裏側フィル
    ムの折返縁部に臨ましめる表側フィルム形成工程と、 前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィルムの折返
    縁部を溶着一体化せしめることによりチューブ状の袋半
    製品を形成する側縁シール工程と、 前記袋半製品における表側フィルムと裏側フィルムを相
    互に溶着することにより少なくとも一端を閉塞された商
    品収納室を形成すると共に、該袋半製品を長手方向に交
    差して分断し分割せしめることにより一枚宛の袋体を得
    る袋体形成工程とから成ることを特徴とするサイドガゼ
    ット付き商品包装袋の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記側縁シール工程において、表側フィ
    ルムの延長端縁と裏側フィルムの折返縁部を袋半製品の
    側縁に沿って溶断することを特徴とする請求項6に記載
    のサイドガゼット付き商品包装袋の製造方法。
  8. 【請求項8】 商品収納室を挟んで配置される表側フィ
    ルムと裏側フィルムにより形成された袋体の両側縁部の
    うち少なくとも何れか一方の側縁部に沿って内側に向か
    い断面ほぼV形に折曲形成されたガゼット部を備えた商
    品包装袋の製造方法において、 袋体の幅寸法の3倍以上の幅寸法を有する一枚の帯状フ
    ィルムを帯長手方向に移送すると共に、袋体とほぼ同幅
    の合成樹脂シートから成る帯状の芯材シートを帯長手方
    向に移送する移送工程と、 芯材シートを挟んで帯状フィルムを帯長手方向に沿う折
    返縁部を介して折返し重合すると共に、芯材シートを挟
    んでサンドイッチ状に溶着することにより、袋体の幅寸
    法とほぼ同幅の内側フィルム部と外側フィルム部を備え
    た複数フィルム構造体から成る裏側フィルムを形成する
    裏側フィルム形成工程と、 外側フィルム部の幅を越えて内側フィルム部から延長さ
    れた帯状フィルムの残余部分を該内側フィルム上に折返
    すことにより表側フィルムを形成し、該折返部を内側に
    向かい断面ほぼV形に折曲することによりガゼット部を
    形成すると共に、表側フィルムの延長端縁を裏側フィル
    ムの折返縁部に臨ましめる表側フィルム形成工程と、 前記表側フィルムの延長端縁と前記裏側フィルムの折返
    縁部を溶着一体化せしめることによりチューブ状の袋半
    製品を形成する側縁シール工程と、 前記袋半製品における表側フィルムと裏側フィルムを相
    互に溶着することにより少なくとも一端を閉塞された商
    品収納室を形成すると共に、該袋半製品を長手方向に交
    差して分断し分割せしめることにより一枚宛の袋体を得
    る袋体形成工程とから成ることを特徴とするサイドガゼ
    ット付き商品包装袋の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記側縁シール工程において、表側フィ
    ルムの延長端縁と裏側フィルムの折返縁部を芯材シート
    の側縁の外側において溶断することを特徴とする請求項
    8に記載のサイドガゼット付き商品包装袋の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記側縁シール工程において、表側フ
    ィルムの延長端縁と裏側フィルムの折返縁部を芯材シー
    トの側縁を挟んでサンドイッチ状に溶着一体化せしめて
    成ることを特徴とする請求項8に記載のサイドガゼット
    付き商品包装袋。
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