JP3420740B2 - 商品包装袋、商品包装体及びそれらの製造方法 - Google Patents

商品包装袋、商品包装体及びそれらの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品包装袋、商品
包装体及びそれらの製造方法に関する。さらに詳しく
は、本発明は、袋上部にヘッダー、袋下部にチャックを
有し、商品の自動包装を容易に行うことができ、収納さ
れた商品に塵埃や湿気が混入することがなく、見栄えと
使い勝手のよい商品包装袋、商品包装体及びそれらの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂フイルム製袋は、商品包装用に
広く用いられ、JIS Z 1711のポリエチレンフイ
ルム製袋には、方形の平袋とU形のガセット袋が規定さ
れている。しかし、市場で現実に使用される包装袋は、
消費者のさまざまな要求に応じて、より複雑な構造の包
装袋が開発され、使用されてきた。例えば、消費者が収
納された商品を少量ずつ取り出して使用し、商品を取り
出すとき以外は袋口を封じて保管することができる包装
袋として、袋口に雌雄嵌合チャックを有する合成樹脂フ
イルム製袋が用いられている。しかし、袋口の雌雄嵌合
チャックを有する合成樹脂フイルム製袋は、袋口のチャ
ックを開いて商品を収納し、チャックを閉じるという作
業が複雑であるために、商品包装の自動化が困難であっ
た。そのために、容易に自動包装することができ、見栄
えと使い勝手の良好なチャック付きの商品包装袋、商品
包装体及びそれらの製造方法が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、袋上部にヘ
ッダー、袋下部にチャックを有し、商品の自動包装を容
易に行うことができ、収納された商品に塵埃や湿気が混
入することがなく、見栄えと使い勝手のよい商品包装
袋、商品包装体及びそれらの製造方法を提供することを
目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、袋下部に雌雄嵌合
チャックを有し、袋上部のヘッダー部に商品投入口スリ
ットを有する合成樹脂フイルム製の袋は、商品投入口を
開いて商品を装填して、熱溶着によりシールする工程を
自動化することができ、容易にチャック付き包装袋に商
品を収納した商品包装体を製造し得ることを見いだし、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、 (1)袋上部にヘッダーを有する合成樹脂フイルム製の
袋であって、袋表面側フイルムのヘッダー部に袋幅方向
に商品投入口スリットを有し、袋下部内面に袋幅方向に
袋表面側フイルムと袋裏面側フイルムを結合閉鎖する雌
雄嵌合チャックを有し、該チャックと袋下端の間に袋幅
方向に袋表面側フイルムと袋裏面側フイルムを貫通する
ミシン目を有することを特徴とする商品包装袋、 (2)ヘッダー部に合成紙又はシートを内包し、袋裏面
側フイルムと該合成紙又はシートが熱溶着されてなる第
1項記載の商品包装袋、 (3)袋上端より袋体内部に延設された合成紙又はシー
トを内包し、袋裏面側フイルムと該合成紙又はシートが
熱溶着されてなる第1項記載の商品包装袋、 (4)袋下端において、袋表面側フイルムと袋裏面側フ
イルムが熱溶着によりシールされてなる第1項記載の商
品包装袋、 (5)(A)1枚の袋体用長尺合成樹脂フイルムを連続的
に送り出し、合成紙又はシートを挟持して半折重合する
工程、(B)半折重合されたフイルムの1枚と、挟持され
た合成紙又はシートを熱溶着する工程、(C)挟持された
合成紙又はシートと熱溶着されない側のフイルムに、折
り目の近傍にフイルム長さ方向にスリットを入れる工
程、(D)半折重合された合成樹脂フイルムの開口端の近
傍において、雌雄嵌合チャックを半折重合された2枚の
フイルムと熱溶着する工程、(E)チャックとフイルムの
開口端の間において、半折重合された2枚のフイルムを
貫通するミシン目を入れる工程、及び、(F)半折重合さ
れた合成樹脂フイルムを挟持された合成紙又はシートと
ともに、長尺フイルムの幅方向に、商品包装袋の幅ごと
に熱溶着溶断する工程を有することを特徴とする第1項
記載の商品包装袋の製造方法、 (6)第1項記載の商品包装袋の袋表面側フイルムのヘ
ッダー部に袋幅方向に設けた商品投入口スリットから商
品を収納し、該スリット及び袋下端を熱溶着によってシ
ールされてなることを特徴とする商品包装体、 (7)ヘッダー部とヘッダー部近傍下方の熱溶着シール
との間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミシン目を有する第6
項記載の商品包装体、及び、 (8)(H)第1項記載の商品包装袋を、商品投入口スリ
ットにおいて開口し、商品を装填する工程、(I)ヘッダ
ー部近傍下方において袋幅方向に熱溶着によりシールす
る工程、及び、(J)ヘッダー部とヘッダー部近傍下方の
熱溶着シールとの間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミシン目
を入れる工程を有することを特徴とする第7項記載の商
品包装体の製造方法、を提供するものである。本発明に
おいて、熱溶着溶断とは、2枚以上の重合フイルムを熱
で溶断して切断部が切り離されると共に、重合フイルム
同士が融着する工程、及び、熱圧着で一定の幅の熱融着
部を形成したものを、該熱融着幅の中央を機械的若しく
は熱的に切断したものをいう。後者の熱溶着溶断は、周
縁の強度が要求される袋又は食品などのガスバリヤ性を
要求される袋に好適に用いることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明の商品包装袋
の一態様の袋表面側の平面図であり、図1(b)は、その
袋裏面側の平面図であり、図1(c)は、その断面図であ
る。本態様の商品包装袋は、袋上部にヘッダー1を有
し、ヘッダーには吊り下げ用の孔2が設けられている。
ヘッダー部は、合成紙又はシート3を内包し、該合成紙
又はシートは溶着線4において袋裏面側フイルム5と熱
溶着され、固定されている。袋表面側フイルム6のヘッ
ダー部には、袋幅方向に商品投入口スリット7が設けら
れている。袋下部内面には、袋表面側フイルムと袋裏面
側フイルムを結合閉鎖する雌雄嵌合チャック8を有し、
該チャックと袋下端の間に袋幅方向に袋表面側フイルム
と袋裏面側フイルムを貫通するミシン目9が設けられて
いる。本態様の商品包装袋においては、さらに、袋下端
において、袋表面側フイルムと袋裏面側フイルムが熱溶
着によりシールされ、溶着線10が形成されている。袋
の両側縁11及び12は、熱溶着溶断によりシールされ
ている。本態様の商品包装袋は、袋表面側フイルムと袋
裏面側フイルムをともに透明フイルムとすることができ
るので、収納された商品を、全面的に外部から眺めるこ
とができる。また、本態様の商品包装袋は、液状、ペー
スト状などの流体状商品の収納に適している。本発明の
商品包装袋の使用方法に特に制限はないが、例えば、下
記のような方法によって商品の自動包装を行うことがで
きる。すなわち、本発明の商品包装袋をマガジンに積層
して保持し、包装袋を1枚ずつ吸着体により袋裏面側フ
イルムを吸着して取り出したのち、吸引体により袋表面
側フイルムを吸引して商品投入口スリットを開口する。
商品投入口スリットは袋幅方向いっぱいに設けられ、商
品装填の障害となる部品はないので、商品供給装置から
包装袋内部に商品を落下させることにより、商品を装填
することができる。商品を装填した包装袋は、搬送装置
により熱溶着装置まで移動し、ヘッダー部近傍下方にお
いて、収納された商品を密封するように、熱溶着により
シールする。必要に応じて、ヘッダー部とヘッダー部近
傍下方の熱溶着シールの間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミ
シン目を入れることができる。これらの一連の工程は、
すべて自動化が可能であるので、本発明の商品包装袋を
用いることにより、雌雄嵌合チャックを備えた商品包装
袋へ商品を自動包装することが可能となる。
【0006】図2(a)は、本発明の商品包装袋の他の態
様の袋表面側の平面図であり、図2(b)は、その袋裏面
側の平面図であり、図2(c)は、その断面図である。本
態様の商品包装袋は、図1に示す態様の商品包装袋にお
いてヘッダー部に内包されていた合成紙又はシートが、
袋上端より袋体内部に延設され、合成紙又はシート13
が袋下部の雌雄嵌合チャック8の直近まで達している。
また、合成紙又はシートは、その下端において袋裏面側
フイルム5と熱溶着され、溶着線14が形成されてい
る。図2に示す態様の商品包装袋も、図1に示す態様の
商品包装袋と同様な方法により使用することができる。
図2に示す態様の商品包装袋は、袋のほぼ全面に合成紙
又はシートを有するので、合成紙又はシートの袋表面側
に意匠を施すことにより、商品の美観を高めることがで
き、合成紙又はシートの裏面側に、商品の使用方法、使
用上の注意、内容量、製造業者名などを印刷することが
できる。また、合成紙又はシートの材質を選択すること
により、商品包装体の形態保持性を高めることができ
る。図3(a)は、本発明の商品包装袋の他の態様の袋表
面側の平面図であり、図3(b)は、その袋裏面側の平面
図であり、図3(c)は、その断面図である。本態様の商
品包装袋は、図1に示す態様の商品包装袋の両側縁のシ
ールを広幅シール15としたものである。図1に示す態
様の商品包装袋の両側縁は、溶着と溶断を同時に行うこ
とができるが、図3に示す態様の商品包装袋は、商品包
装袋の幅ごとの位置に、熱溶着により広幅のシールを施
したのち、切断又は溶断する。図3に示す態様の商品包
装袋も、図1に示す態様の商品包装袋と同様な方法によ
り使用することができる。図3に示す態様の商品包装袋
は、両側縁の破断強度が大きいので、保護性が重視され
る食品類、重量の大きい商品、液状、ペースト状などの
流体状商品などの包装に好適に用いることができる。
【0007】本発明の商品包装袋の製造方法は、(A)1
枚の袋体用長尺合成樹脂フイルムを連続的に送り出し、
合成紙又はシートを挟持して半折重合する工程、(B)半
折重合されたフイルムの1枚と、挟持された合成紙又は
シートを熱溶着する工程、(C)挟持された合成紙又はシ
ートと熱溶着されない側のフイルムに、折り目の近傍に
フイルム長さ方向にスリットを入れる工程、(D)半折重
合された合成樹脂フイルムの開口端の近傍において、該
フイルムと同質の雌雄嵌合チャックを、半折重合された
2枚のフイルムと熱溶着する工程、(E)チャックとフイ
ルムの開口端の間において、半折重合された2枚のフイ
ルムを貫通するミシン目を入れる工程、及び、(F)半折
重合された合成樹脂フイルムを挟持された合成紙又はシ
ートとともに、長尺フイルムの幅方向に、商品包装袋の
幅ごとに熱溶着溶断する工程を有する。本発明方法にお
いては、さらに、(G)半折重合された合成樹脂フイルム
の開口端において、2枚のフイルムを熱溶着する工程を
設けることができる。本発明方法において、(A)フイル
ムを半折重合する工程は最初に行われ、(F)長尺フイル
ムの幅方向に、商品包装袋の幅ごとに熱溶着溶断する工
程は最後に行われるが、その他の(B)、(C)、(D)、
(E)及び(G)の工程は、任意の順序で行うことができ
る。本発明方法においては、(A)1枚の袋体用長尺合成
樹脂フイルムを連続的に送り出し、合成紙又はシートを
挟持して半折重合することにより、折り目が商品包装袋
の上端となり、合成紙又はシートが内包される。(B)半
折重合されたフイルムの1枚と、挟持された合成紙又は
シートを熱溶着することにより、合成紙又はシートを固
定する溶着線が形成される。(C)挟持された合成紙又は
シートと熱溶着されない側のフイルムに、折り目の近傍
にフイルム長さ方向にスリットを入れることにより、袋
幅方向の商品投入口スリットが形成される。(D)半折重
合された合成樹脂フイルムの開口端の近傍において、雌
雄嵌合チャックを半折重合された2枚のフイルムと熱溶
着することにより、袋表面側フイルムと袋裏面側フイル
ムを結合閉鎖する雌雄嵌合チャックが設けられる。袋体
用合成樹脂フイルムと雌雄嵌合チャックは、同質の素材
であることが好ましい。フイルムと雌雄嵌合チャックを
同質の素材とすることにより、両者を強固に溶着するこ
とができる。(E)チャックとフイルムの開口端の間にお
いて、半折重合された2枚のフイルムを貫通するミシン
目を入れることにより、雌雄嵌合チャックと袋下端の間
にミシン目を形成することができる。(G)半折重合され
た合成樹脂フイルムの開口端において、2枚のフイルム
を熱溶着することにより、袋下端において、袋表面側フ
イルムと袋裏面側フイルムをシールすることができる。
(F)半折重合された合成樹脂フイルムを挟持された合成
紙又はシートとともに、長尺フイルムの幅方向に、商品
包装袋の幅ごとに熱溶着溶断することにより、所定の袋
幅の本発明の商品包装袋を完成することができる。本発
明の商品包装袋の製造方法においては、袋体用長尺合成
樹脂フイルムに印刷を施すことができる。印刷方法に特
に制限はなく、例えば、オフセット印刷、グラビヤ印
刷、フレキソ印刷などを挙げることができる。本発明方
法においては、袋体用長尺合成樹脂フイルムに、1層又
は2層以上のラミネート加工を施すことができる。ラミ
ネート加工法に特に制限はなく、例えば、ウェットラミ
ネート加工、ドライラミネート加工、無溶剤型ドライラ
ミネート加工、押し出しラミネート加工、共押し出しラ
ミネート加工などを挙げることができる。本発明方法に
おいては、雌雄嵌合チャックを、フイルムに直接押し出
し成形して、チャック体を融合させることもできる。
【0008】図4(a)は、本発明の商品包装体の一態様
の袋表面側の平面図であり、図4(b)は、その袋裏面側
の平面図であり、図4(c)は、その断面図である。本態
様の商品包装体は、袋上部にヘッダー1を有し、ヘッダ
ーには吊り下げ用の孔2が設けられている。袋体内部に
商品16が収納され、ヘッダー部近傍下方において、袋
幅方向に熱溶着によりシールされ、溶着線17が形成さ
れて、商品が密封されている。また、ヘッダー1部と溶
着線17の間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミシン目18が
設けられている。袋下部内面には、袋幅方向に、袋表面
側フイルムと袋裏面側フイルムを結合閉鎖する雌雄嵌合
チャック8が設けられ、該チャックと袋下端の間に袋表
面側フイルムと袋裏面側フイルムを貫通するミシン目9
が設けられている。袋下端は、袋表面側フイルムと袋裏
面側フイルムが熱溶着によりシールされ、溶着線10が
形成されている。袋の両側縁11及び12は、熱溶着溶
断によりシールされている。本態様の商品包装体は、ヘ
ッダー部に設けた吊り下げ用の孔2を利用して、店頭に
吊り下げ展示することができる。商品包装体を購入した
消費者は、ヘッダー部が不要であれば、熱溶断溶着ミシ
ン目で引きちぎることにより、ヘッダー部を除去するこ
とができる。通常の機械加工ミシン目は、吊り下げ展示
したとき、商品の重さに耐えられず、破断するおそれが
ある。しかし、熱溶着溶断ミシン目は、機械加工ミシン
目のように応力集中する箇所がなく、かつ袋表面側フイ
ルムと袋裏面側フイルムが溶着されたミシン目となって
いるので、商品の重さによって破断するおそれがなく、
なおかつ、消費者が引きちぎるときに破断位置を決める
機能を有している。商品包装体を購入した消費者は、商
品包装体の上下を逆転し、ミシン目9を利用して袋下端
部分を除去し、雌雄嵌合チャックを開閉できる状態とす
る。本発明の商品包装体は、袋下端の溶着線10でシー
ルされているので、製造から消費者の手にわたるまでの
物流系統において、雌雄嵌合チャックが汚染されるおそ
れはほとんどない。本発明の商品包装体は、袋下端部と
ヘッダー部を除去し、チャック付きの合成樹脂フイルム
製の袋として、チャックの開閉を繰り返し、収納された
商品を多数回にわたって少量ずつ取り出して使用するこ
とができる。
【0009】本発明の商品包装体の製造方法は、(H)本
発明の商品包装袋を、商品投入口スリットにおいて開口
し、商品を装填する工程、(I)ヘッダー部近傍下方にお
いて袋幅方向に熱溶着によりシールする工程、及び、
(J)ヘッダー部とヘッダー部近傍下方の熱溶着シールと
の間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミシン目を入れる工程を
有する。さらに、袋下端において、袋表面側フイルムと
袋裏面側フイルムが熱溶着されていない商品包装袋を用
いた場合には、(K)袋下端において、袋表面側フイルム
と袋裏面側フイルムを熱溶着によりシールする工程を設
けることができる。(H)本発明の商品包装袋は、袋幅方
向に商品投入口スリットを有するので、自動化された装
置を用いて容易に開口し、商品を落下させて装填するこ
とができる。(I)ヘッダー部近傍下方において袋幅方向
に熱溶着によりシールすることにより、雌雄嵌合チャッ
クを開閉して使用するときに袋の底部となる部分を、十
分な強度をもって溶着することができる。(J)ヘッダー
部とヘッダー部近傍下方の熱溶着シールとの間に、袋幅
方向に熱溶着溶断ミシン目を入れることにより、店頭に
おいて吊り下げ展示するときに破断のおそれがなく、ヘ
ッダー部を引きちぎるときに破断位置を正確に決める機
能を有するミシン目を形成することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の商品包装袋は、袋上部にヘッダ
ー、袋下部にチャックを有し、商品の自動包装を容易に
行うことができる。本発明の商品包装体は、収納された
商品に塵埃や湿気が混入することがなく、見栄えと使い
勝手がよい。本発明方法によれば、これらの商品包装袋
及び商品包装体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の商品包装袋の一態様の平面図
及び断面図である。
【図2】図2は、本発明の商品包装袋の他の態様の平面
図及び断面図である。
【図3】図3は、本発明の商品包装袋の他の態様の平面
図及び断面図である。
【図4】図4は、本発明の商品包装体の一態様の平面図
及び断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッダー 2 吊り下げ用の孔 3 合成紙又はシート 4 溶着線 5 袋裏面側フイルム 6 袋表面側フイルム 7 商品投入口スリット 8 雌雄嵌合チャック 9 ミシン目 10 溶着線 11 側縁 12 側縁 13 合成紙又はシート 14 溶着線 15 広幅シール 16 商品 17 溶着線 18 熱溶着溶断ミシン目
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 75/62 B65D 75/62 B 77/12 77/12 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 33/14 B31B 23/90 B65D 33/00 B65D 33/25 B65D 75/56 B65D 75/62 B65D 77/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋上部にヘッダーを有する合成樹脂フイル
    ム製の袋であって、袋表面側フイルムのヘッダー部に袋
    幅方向に商品投入口スリットを有し、袋下部内面に袋幅
    方向に袋表面側フイルムと袋裏面側フイルムを結合閉鎖
    する雌雄嵌合チャックを有し、該チャックと袋下端の間
    に袋幅方向に袋表面側フイルムと袋裏面側フイルムを貫
    通するミシン目を有することを特徴とする商品包装袋。
  2. 【請求項2】ヘッダー部に合成紙又はシートを内包し、
    袋裏面側フイルムと該合成紙又はシートが熱溶着されて
    なる請求項1記載の商品包装袋。
  3. 【請求項3】袋上端より袋体内部に延設された合成紙又
    はシートを内包し、袋裏面側フイルムと該合成紙又はシ
    ートが熱溶着されてなる請求項1記載の商品包装袋。
  4. 【請求項4】袋下端において、袋表面側フイルムと袋裏
    面側フイルムが熱溶着によりシールされてなる請求項1
    記載の商品包装袋。
  5. 【請求項5】(A)1枚の袋体用長尺合成樹脂フイルム
    を連続的に送り出し、合成紙又はシートを挟持して半折
    重合する工程、(B)半折重合されたフイルムの1枚
    と、挟持された合成紙又はシートを熱溶着する工程、
    (C)挟持された合成紙又はシートと熱溶着されない側
    のフイルムに、折り目の近傍にフイルム長さ方向にスリ
    ットを入れる工程、(D)半折重合された合成樹脂フイ
    ルムの開口端の近傍において、雌雄嵌合チャックを半折
    重合された2枚のフイルムと熱溶着する工程、(E)チ
    ャックとフイルムの開口端の間において、半折重合され
    た2枚のフイルムを貫通するミシン目を入れる工程、及
    び、(F)半折重合された合成樹脂フイルムを挟持され
    た合成紙又はシートとともに、長尺フイルムの幅方向
    に、商品包装袋の幅ごとに熱溶着溶断する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の商品包装袋の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の商品包装袋の袋表面側フイ
    ルムのヘッダー部に袋幅方向に設けた商品投入口スリッ
    トから商品を収納し、該スリット及び袋下端を熱溶着に
    よってシールされてなることを特徴とする商品包装体。
  7. 【請求項7】ヘッダー部とヘッダー部近傍下方の熱溶着
    シールとの間に、袋幅方向に熱溶着溶断ミシン目を有す
    る請求項6記載の商品包装体。
  8. 【請求項8】(H)請求項1記載の商品包装袋を、商品
    投入口スリットにおいて開口し、商品を装填する工程、
    (I)ヘッダー部近傍下方において袋幅方向に熱溶着に
    よりシールする工程、及び、(J)ヘッダー部とヘッダ
    ー部近傍下方の熱溶着シールとの間に、袋幅方向に熱溶
    着溶断ミシン目を入れる工程を有することを特徴とする
    請求項7記載の商品包装体の製造方法。
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