JP3844828B2 - ガセット袋及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数室を有する自立性に優れたガセット袋並びにこのようなガセット袋及び単数室のガセット袋を簡単に効率よく製造可能な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内面に熱接着層を有するフイルム又はシート状の包材を用いて、対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を製造することは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複数室(2室及び3室以上)を有する自立性に優れたガセット袋並びにこのようなガセット袋及び単数室のガセット袋を簡単に効率よく製造可能な製造方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋において、前記正面部と背面部との間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を有してなり、該包材の前面部及び後面部の外面(前記正面部及び背面部に向き合う面)を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部及び背面部の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部(の内面)と後面部(の内面)とを接着しないで底シール部を形成したことを特徴とするガセット袋である。
【0005】
(2) 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋において、前記正面部と背面部との間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を有してなり、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部及び背面部の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着して底シール部を形成したことを特徴とするガセット袋である。
【0006】
(3) 上記(1)項又は(2)項に記載のガセット袋において、前記包材をガセット袋の幅方向の中心より左右いずれかの方向にずらしたことを特徴とするガセット袋である。
【0007】
(4) 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着しないで底シール部を形成することを特徴とするガセット袋の製造方法である。
【0008】
(5) 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着して底シール部を形成することを特徴とするガセット袋の製造方法である。
【0009】
(6) 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、底シール部を形成し、その後、前記縦シール部において切断し複数個に分離することを特徴とするガセット袋の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るガセット袋1の一例の斜視図、図2の(a)は図1のガセット袋1を模式的に示す平面図、(b)は同底面図、図3は他の構成例のガセット袋1を模式的に示す平面図、図4はガセット袋1の他の例を模式的に示すもので、(a)は平面図、(b)は底面図、図5は図1のガセット袋1から得られたガセット袋31の斜視図、図6はガセット袋1の製造方法の一例を示す説明図である。斜線は接着部を示す。
【0011】
〔(1)項のガセット袋〕
図1,2に示すガセット袋1は、内面にポリエチレン等の熱接着層を有するフイルム又はシート状材料からなり、対向する正面部2と背面部3、折り込まれた両側面部4,5を有している。
【0012】
図示のとおり、正面部2と背面部3との間には、両側を折り曲げて前面部12と後面部13とを形成した包材11が内挿されており、該包材11の前面部12及び後面部13の外面を、これらの幅方向の中間域において、ガセット袋1の正面部2及び背面部3の内面に、ガセット袋1の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部6を形成している。ガセット袋の包材は、通常、片面をポリエチレン等の熱接着層としたフイルム又はシート状材料を用い、底シール部7の接着等はヒートシールにより行なわれる。包材11は、ガセット袋1と同じ素材を用いることができる。
【0013】
図2に示すとおり、包材11は、1枚のフイルム又はシート状材料の端部11a,11b同士を突き合わせるようにして両側を折り曲げることにより、前面部12と後面部13とを形成している。符号9はサイドシール部である。ガセット袋1の正面部2と背面部3は、折り込まれた両側面部4,5(正面部2と背面部3と別体をなす)の各部とサイドシール部9で接着され連結された態様となっているが、このような態様に限られるものではなく、例えば、図3(a)(b)に示すような態様としてもよい。
【0014】
ガセット袋1の底部は底シール部7によってヒートシールされているが、図2(b)に明らかなとおり、包材11の前面部12(の内面)と後面部13(の内面)とを接着しないで底シール部7が形成されている。したがって、ガセット袋1は、通常の単室のガセット袋が横に隣接してY1 ,Y2 の2室を有する構造でありながら、各室は前面部12と後面部13とを共有している。このため、全体としては1個のガセット袋であるが、2室を有するので2連パックとして機能し、自立性にも優れている。各室には同じ内容物を充填してもよいし、異なる内容物を充填してもよい。包材11としてガセット袋1と同じ素材を用いる場合、通常、包材11の内面はその外面と異なり熱接着性素材ではないため、底シール部7をヒートシールにより形成する際、包材11の前面部12と後面部13とが接着されない状態で底シール部7が形成される。
【0015】
〔(2)項のガセット袋〕
図4はガセット袋1の他の例を示すものである。図1に示すガセット袋1と基本的構成は共通しており、正面部2と背面部3との間には、両側を折り曲げて前面部12と後面部13とを形成した包材11が内挿されており、該包材11の前面部12及び後面部13の外面を、これらの幅方向の中間域において、ガセット袋1の正面部2及び背面部3の内面に、ガセット袋1の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部6を形成している。
【0016】
包材11は、1枚のフイルム又はシート状材料の端部11a,11b同士を突き合わせるようにして両側を折り曲げることにより、前面部12と後面部13とを形成している。符号9はサイドシール部である。ガセット袋1の正面部2と背面部3は、折り込まれた両側面部4,5(正面部2と背面部3と別体をなす)の各部とサイドシール部9で接着され連結された態様となっているが、このような態様に限られるものではなく、例えば、図3(a)(b)に示すような態様としてもよいのは(1)項のガセット袋と同様である。
【0017】
上記のガセット袋1の底部は底シール部7によってヒートシールされているが、図4(b)に明らかなとおり、包材11の前面部12(の内面)と後面部13(の内面)とが接着されて底シール部7が形成されている点が(1)項のガセット袋と異なっている。包材11は、内外面をポリエチレン等の熱接着層としたフイルム又はシート状材料を用いれば、正面部2及び背面部3との接着はヒートシールにより行なうことができるのは勿論のこと、底シール部7をヒートシールにより形成する際、包材11の前面部12と後面部13とが接着された状態で底シール部7を形成することができる。
【0018】
上記のガセット袋1は、通常の単室のガセット袋が2個横に連結されたような態様であるが、その内部は、包材11によってY1 ,Y2 ,Y3 の3室に仕切られており、かつ各室は前面部12と後面部13とを共有している。このため、全体としては1個のガセット袋であるが、3室を有するので3連パックとして機能し、自立性にも優れている。各室には同じ内容物を充填してもよいし、異なる内容物を充填してもよい。
【0019】
〔単数室のガセット袋〕
上記の(1)項又は(2)項のガセット袋1は、全体としては1個であるが、2室又は3室を有する2連又は3連パックとして機能する他、該袋1を縦シール部6(図2(a)及び図4(a)に切断仮想線15を示す)において切断分離することにより、単数室のガセット袋を得ることができるという利点を有する。縦シール部6の切断仮想線上に、ミシン目等の破断線を予め施した包装体とすることもできる。図5は、図1のガセット袋1から得られたガセット袋31(図1の右側部に相当する)を示す。
【0020】
以上、各ガセット袋について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではなく、本発明の範囲で適宜変更、付加等して実施できるものである。例えば、包材11をガセット袋1内に複数列配設することができる。X列配設することにより、ガセット袋1の室数Yは、(1)項のガセット袋においてはX+1の室、(2)項のガセット袋においてはX+2の室を設けることができる。また、包材11の位置はガセット袋1の中心より左右いずれかの方向にずらしてもよい。ずらすことにより、それぞれ容量の異なる室を形成することができる。
【0021】
また、底シール部7の形状は図示のものに限定されるものではなく公知のものを適用することができ、例えば、折り込まれた各側面部によって形成されるガセット袋の四隅の下方に斜状の熱接着部を形成したり、折り込まれた各側面部の底部に予め穿設した透孔を介してガセット袋の正面部と背面部とが互いに接着されるようにして、自立性を高めたりしてもよい。包材としては、各種包装袋に使用される公知の複合フイルム、例えば所望の剛性、耐熱性、遮光性、バリヤー性等を有する、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、セロファン、アルミ箔等を適宜積層した複合フィルムであって、最内層にポリエチレンのような熱接着層を形成したものが挙げられる。
【0022】
〔製造方法〕
本発明に係るガセット袋の製造方法の実施の形態について説明する。重要な特徴は、対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させることである。図6に示す代表例を参照すると、先ず、端部11a,11b同士を突き合わせるようにして両側を折り曲げることにより前面部12と後面部13とを形成した包材11が、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42との間に挿入される状態とする。また、図6に示す例では、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42との間の左右両側に、折り込まれた側面部をなすように包材51,52が折り曲げられて挿入されるようにしている。
【0023】
次いで、包材11の前面部12及び後面部13の外面を、これらの幅方向のほぼ中央において、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42の内面に、帯状に接着して縦シール部6を形成し、また、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42の端部を、折り込まれた側面部をなすように折り曲げられた包材51,52の端部とそれぞれ接着してサイドシール部9を形成する。
【0024】
さらに、底シール部7を形成することにより、ガセット袋1が得られる。各包材の接着は、ヒートシールによらず接着剤により行なってもよいが、各包材の接着面側に熱接着層を有するものを用いることにより、ヒートーシールにより行なうことができる。各包材には同じ素材を用いることができる。片面に熱接着層を有する包材を用いる場合、包材11の外面(正面部及び背面部に向き合う面)を熱接着層とすれば、その内面は熱接着層ではないため、底シール部7をヒートシールにより形成する際、包材11の前面部12と後面部13とが接着されない状態で底シール部7が形成される。しかして、図1に示す(1)項のガセット袋1が得られる。
【0025】
底シール部7を形成する際、包材11として、内外面にポリエチレン等の熱接着層を有するフイルム又はシート状材料を用いれば、底シール部7をヒートシールにより形成する際、包材11の前面部12と後面部13とが接着された状態で底シール部7が形成され、図4に示す(2)項のガセット袋1が得られる。
【0026】
さらに、上記により得られたガセット袋1を、縦シール部6において切断し複数個に分離することにより、図5に示すような単数室のガセット袋31が得られる。
【0027】
上記の各ガセット袋の製造にあたっては、公知の製造装置の基本構成を有する装置を用いて原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製袋することができる。例えば、正面部をなす包材41の供給機構、背面部をなす包材42の供給機構、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42との間の左右両側に、折り込まれた側面部をなすように包材51,52を折り曲げて挿入する供給機構、各包材の接着を行なうヒートシール機構、ヒートシール後の冷却機構、底シール部を形成した後フイルムの進行方向直角に切断するカット機構を備え、これらの構成に付加して、原反ロールから繰り出された包材11をその端部同士を突き合わせるようにして両側を折り曲げることにより前面部12と後面部13とを形成した包材11を、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42との間に挿入する供給機構を設けることにより、ガセット袋の製造装置を構成することができる。図5に示す単数室のガセット袋1についても、縦シール部6において切断するカット機構を設けることにより、製造することができる。
【0028】
包材11を供給する上記の供給機構は、図6において矢印で示すとおり、包材11を、正面部をなす包材41と背面部をなす包材42との間に挿入、供給するその位置が包材11のフイルムの進行方向に向かって左右に可動するように構成するとよい。そうすれば、必要に応じて包材11の供給位置をガセット袋1の中心より左右いずれかの方向にずらすことができ、ずらすことにより、それぞれ容量の異なる室を有するガセット袋が簡単に得られる。また、さらに縦シール部6において切断し複数個に分離して単数室のガセット袋を得る場合には、一のラインで容量や寸法が違う複数種のガセット袋を同時に製造することもできる。包材11の幅方向の中心をずらした位置に縦シール部6を形成し、ずらした長さに応じて、側面部をなすように折り曲げた包材51,52のまちをそれぞれ変えて設定すれば、まちの長さの違うガセット袋を同時に製造することができる。
【0029】
以上、ガセット袋の製造方法について説明したが、本発明に係るガセット袋の製造方法は上記の例に限定されるものではなく、本発明の範囲で適宜変更して実施できるものである。ガセット袋について述べたと同様、例えば、包材11を複数列、正面部と背面部をなす包材41,42の間に位置させて製造することができ、これにより多数の室を有するガセット袋が簡単に得られる。また、さらに縦シール部6において切断し複数個に分離する場合には、一のラインでより多数のガセット袋を効率よく製造することができる。底シール部7の形状等についても、特に限定されるものではなく、公知の方法を適用して形成することができる。
【0030】
【発明の効果】
(1)項のガセット袋は、構造簡単にして、複数室を有する自立性に優れたものである。
(2)項のガセット袋は、構造簡単にして、3室以上を有する自立性に優れたものである。(3)項のガセット袋は、構造簡単にして、ぞれぞれ容量の異なる室を有する自立性に優れたものである。
これらのガセット袋は、複数室を有していても全体としては1個のガセット袋であるから取扱等が楽であり、かつ複数室を有するため、各室に異なる内容物を充填することもできるので便利である。また、必要に応じて単数室のガセット袋を得ることができるという利点を有する。
【0031】
本発明に係るガセット袋の製造方法によれば、上記の各ガセット袋を、複雑な装置や工程を要さず、効率よく製造することができるので、その効果はきわめて大きい。また、それぞれ容量の異なる室を有するガセット袋や、容量や寸法が違う複数種のガセット袋を一のラインで同時に製造することにも簡単に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガセット袋1の一例の斜視図である。
【図2】 (a)は図1のガセット袋1を模式的に示す平面図、(b)は図1のガセット袋1を模式的に示す底面図である。
【図3】 他の構成例のガセット袋1を模式的に示す平面図である。
【図4】 ガセット袋1の他の例を模式的に示す示すもので、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【図5】 図1のガセット袋1から得られたガセット袋31の斜視図である。
【図6】 ガセット袋1の製造方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガセット袋
2 正面部
3 背面部
4,5 折り込まれた側面部
6 縦シール部
7 底シール部
9 サイドシール部
11 包材
12 前面部
13 後面部
31 ガセット袋
41 正面部をなす包材
42 背面部をなす包材
51,52 包材

Claims (6)

  1. 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋において、前記正面部と背面部との間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を有してなり、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部及び背面部の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着しないで底シール部を形成したことを特徴とするガセット袋。
  2. 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋において、前記正面部と背面部との間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を有してなり、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部及び背面部の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着して底シール部を形成したことを特徴とするガセット袋。
  3. 請求項1又は2記載のガセット袋において、前記包材をガセット袋の幅方向の中心より左右いずれかの方向にずらしたことを特徴とするガセット袋。
  4. 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着しないで底シール部を形成することを特徴とするガセット袋の製造方法。
  5. 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、前記前面部と後面部とを接着して底シール部を形成することを特徴とするガセット袋の製造方法。
  6. 対向する正面部と背面部、折り込まれた両側面部及び底シール部を備えたガセット袋を原反ロールから包材を繰り出し供給して連続的に製造するにあたり、前記正面部と背面部をなす包材の間に、両側を折り曲げて前面部と後面部とを形成した包材を、前記正面部と背面部をなす包材の進行方向と同方向に供給して位置させ、該包材の前面部及び後面部の外面を、これらの幅方向の中間域において、前記正面部と背面部をなす包材の内面に、袋の高さ方向にわたって帯状に接着して縦シール部を形成し、底シール部を形成し、その後、前記縦シール部において切断し複数個に分離することを特徴とするガセット袋の製造方法。
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