JP4013579B2 - 照明システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅などにおいて離れて設置されている各照明器具を、一か所でそれぞれの点灯状態、動作モード等を制御するように構成された照明システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭等において照明器具の点灯、消灯等の操作を行なう場合、通常壁に設置してあるスイッチを操作するか、照明器具についているスイッチによって操作を行なう。そのため、操作を行なう場合、人が壁スイッチまたは照明器具に近づいて操作する必要があるので、決して利便性のよいものではない。
【0003】
利便性を良くする手段として、赤外線リモコンを用いて照明器具を操作する方法がある。この方法によれば、利用者が例えば座ったまま照明器具を操作できる利点があり、世間一般に普及している。
【0004】
利便性を良くする他の手段として、明るさまたは人を検知する各種センサを照明器具に内蔵する方法がある。例えば、明るさを検知する照度センサを内蔵する場合には、周囲の明るさを照度センサで検知し、周囲が暗くなれば照明器具を自動的に点灯させる一方、周囲が明るくなれば照明器具を自動的に消灯させるように構成される。また、人を検知する人感センサを内蔵する場合には、検知エリア内における人の居否を人感センサで検知し、人が居れば照明器具を自動的に点灯させる一方、人が居なければ例えば所定時間経過後に照明器具を自動的に消灯させるように構成される。また、これらを組み合わせ、周囲が暗いときに人が居れば照明器具を点灯させるように構成される場合もある。このように、照明器具を自動的に点灯または消灯する構成によれば、スイッチ操作が不要になるだけでなく、照明器具の消し忘れによる消費電力の無駄を無くし、省エネにもなる。
【0005】
しかしながら、赤外線リモコンを用いる方法では、赤外線の性質上、別の部屋等から壁越しに操作することができず、センサを照明器具に内蔵する方法では、センサを内蔵した照明器具だけが個別に照明器具を自動的に点灯または消灯することになる。また、赤外線リモコンを用いる照明器具およびセンサを内蔵する照明器具が複数設けられている家庭において、例えば外出時など、各照明器具の点灯状態または動作モードを変更する場合、各照明器具ごとにその変更のための操作をする必要があるので、照明器具の台数が増えると作業も勢い煩雑になって大変である。
【0006】
各照明器具の電源を一括して操作することができるように、操作スイッチ類を住宅の一か所に集中させることは可能であるが、この場合、全ての配線を一か所に集中させるために専用の工事が必要になるため、新築の場合は可能であるが既設の住宅の場合は大規模な工事が強いられるので現実的でない。
【0007】
これらの欠点を解決する手段として、電波による無線通信で機器を一括して制御するコントローラを用いる方法がある。しかしながら、この方法では、コントローラおよび照明器具ともに新たな専用物を必要とし、赤外線による無線通信とは異なり、見通し外の範囲にも電波が伝搬するので、外部に伝搬する電波が他に悪影響を与えないように、識別符号(ID)を無線機に割り当てるなどの混信防止対策が必要となる。特に、複数の機器に無線通信を行う場合、それら複数の機器に割り当てられた複数の識別符号を無線信号に含める必要があり、低速な無線通信においては、信号のパケット長が長くなってその伝送時間も長くなるため、例えば人感センサの信号を複数の照明器具に送信する場合などでは、人が検知エリア内に来れば直ぐに照明器具が点灯しなければならないところ、照明器具の点灯の反応が遅くなり、人が検知エリア内に入ってからしばらく経たないと、照明器具が点灯しないといった不具合が生じる可能性もある。
【0008】
また、このようなシステムは、住宅内で操作されるものであり、一度外出すると住宅内の動作状況を確認するには、自宅に戻るか、隣人に頼んで照明器具が点灯しているかどうかを確認してもらうしか方法がない。
【0009】
この問題を解決し得る手段として、電話回線等を用いて住宅内の機器を遠隔操作する方法がある(例えば特許2696229号)。
【0010】
しかし、機器を遠隔操作する方法では、電話のダイアル信号等を利用するため、その操作できる手段に限りがあり、また複雑な操作をしようとすると専用のコマンドリスト等を用意して操作しなければならず、決して使い勝手のよいものではない。また、従来例においては照明器具との接続方法等は開示されておらず、容易に展開できるものではない。
【0011】
一方、近年関心が高まっている防犯や老人等の安否確認を特別に安否確認用の機器を用いることなく、住宅内に設置してある機器を活用し、その利用情報を解析することにより安否情報として利用し、それを外部から確認することができるシステムを住宅においても実施している例がある(例えば、特許3193363号)。このようなシステムは住宅内の機器の動作を記録するもので、そこに居住する人が必ずしもその機器を日々操作するとは限らないため、実際は人が元気に生活しているにもかかわらず、異常状態と判定してしまうこともある。さらに従来例では外部のものが自分で安否情報を問い合わせて引き出す必要があり、その操作を忘れていると異常であるにもかかわらず気づかずに経過してしまう可能性もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記欠点を解決するためになされたものであり、大がかりな電気工事等を行なうことなく、住宅等の照明器具の動作状態を一か所で制御でき、照明器具間の制御を簡単かつ円滑に行なえ、また外部から住宅内の照明器具の操作や動作状況の確認、防犯や居住者の安否確認を行なうことができる照明システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明の照明システムは、赤外線による通信を行うための通信手段を有し、この通信手段から得られる信号に従って動作する少なくとも一つの照明器具と、各種操作入力用の操作入力手段、赤外線による通信を行うための負荷側通信手段および電波による通信を行うメイン側通信手段を有し、前記操作入力手段または前記メイン側通信手段から得られる信号を、前記負荷側通信手段を通じて前記照明器具の通信手段に送信するためのリモコンと、赤外線又は電波による通信を行うための下位側通信手段および上位側通信手段を有し、少なくとも前記上位側通信手段から得られる信号を、前記下位側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具の通信手段に送信するかまたは電波によりリモコンの前記メイン側通信手段に送信するメインコントローラと、通信を行うためのローカル側通信手段およびリモート側通信手段を有し、外部の通信端末から得られ前記リモート側通信手段から得られた信号を、前記ローカル側通信手段を通じて、前記上位側通信手段、前記メイン側通信手段または前記照明器具の通信手段に送信するゲートウエイサーバとを備え、前記リモコンは、自己の負荷側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具を制御するとともに、自己のメイン側通信手段を通じてその照明器具の動作情報を電波により前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信する照明システムであって、前記照明器具および前記リモコンの各々は、センサを有し、このセンサから得られる検知情報または動作 情報を自己の通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、この検知情報または動作情報から得られる、前記照明器具の設置領域内への人の侵入検知情報または前記照明器具の設置領域内での人の生活行動パターン情報を、自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記リモコンは、センサから得られる検知情報を基に前記照明器具に制御信号を自己の負荷側通信手段経由で送信することにより前記照明器具の制御を行うとともに、前記検知情報を自己のメイン側通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する時間の間隔を監視し、その間隔が一定時間以上開けば、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する回数を監視し、一定時間内のその回数が所定数を超えた場合、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする。
【0017】
ここで、本発明では、各照明器具の点灯状態や動作モードを一か所で制御できるゲートウエイサーバを用いて、動作状態の設定などを行なう。各照明器具との通信は、ゲートウエイサーバに接続されたメインコントローラを用いて他の照明器具との通信を可能にする。メインコントローラと壁越しの部屋等離れた場所の通信に、無線を用いることにより、見通し外のエリアにも通信可能と制御可能となる。
【0018】
赤外線リモコン用の照明器具を制御できるようメインコントローラの無線信号を受信し、それを赤外線リモコン信号に変換して送受信できるリモコンを使用することにより、従来から設置されている照明器具も制御可能となる。
【0019】
ゲートウエイサーバを外部通信回線に接続することにより、家の中の状況を通信端末からモニタすることや、家の照明器具の動作状態の変更(点灯/消灯等)を行なうことができる。通信端末に対しメール等を用いることにより、簡単な手段で外部からリモート操作することができる。ゲートウエイサーバにおいてリモコン、照明器具に内蔵されたセンサの情報を蓄積、解析することにより、住宅内の防犯の確認や居住者の安否確認を行ない、その情報を家の外にいる人に自動的に通報することができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の実施形態と基本構成が共通である参考例に居て説明する。
【0021】
(第1参考例)
図1は第1参考例の照明システムの構成図、図2は同照明システムにおける照明器具の構成図、図3は同照明システムにおけるリモコンの構成図、図4は同照明システムにおけるメインコントローラの構成図、図5は同照明システムにおけるゲートウエイサーバの構成図、図6は同照明システム全体の通信系統図、図7は同照明システムの動作説明図である。
【0022】
第1参考例の照明システムは、図1に示すように、照明器具1と、リモコン2と、メインコントローラ3と、ゲートウエイサーバ4とを備え、インターネットなどの外部通信回線Nを介して、例えば電子メールなどで通信を行うためのインターネット接続機能を持つ携帯電話などの端末5と双方向通信が可能となっている。
【0023】
照明器具1は、図2に示すように、例えば赤外線信号などの無線で通信を行うための通信部10と、各種設定を行なうための操作部11と、例えば生活者の在否や周囲の明るさを検知するセンサ部12と、例えば蛍光灯などの光源部13とを備えているほか、制御部14を備えている。この制御部14は、CPUおよびメモリなどにより構成され、照明器具1全般の制御などの処理を実行するものであり、例えば、通信部10またはセンサ部12から得られる信号に従って光源部13の動作を制御する。
【0024】
リモコン2は、図3に示すように、照明器具1と例えば赤外線信号などの無線で通信を行うための通信部20と、メインコントローラ3と例えば電波などの無線で通信を行うための通信部21と、各種設定などを行なうための操作部22と、例えば生活者の在否や周囲の明るさを検知するセンサ部23とを備えているほか、制御部24を備えている。この制御部24は、CPUおよびメモリなどにより構成され、リモコン2全般の制御などの処理を実行するものであり、例えば、操作部22または通信部21から得られる信号を、通信部20を介して照明器具1の通信部10に送信する処理を行う。
【0025】
メインコントローラ3は、図4に示すように、下位側の照明器具1と例えば赤外線信号などの無線で通信を行うための通信部30と、下位側のリモコン2と例えば電波などの無線で通信を行うための通信部31と、上位側のゲートウエイサーバと例えばRS−232Cのシリアル信号で通信を行うための通信部32と、各種設定などを行なうための操作部33とを備えているほか、制御部34を備えている。この制御部34は、CPUおよびメモリなどにより構成され、メインコントローラ3全般の制御などの処理を実行するものであり、例えば、操作部33および通信部32から得られる信号を、通信部30および通信部31を通じてそれぞれ照明器具1の通信部10およびリモコン2の通信部21に送信する処理を行う。
【0026】
ゲートウエイサーバ4は、例えばパソコンにより構成され、ローカル側のメインコントローラ3と例えばRS−232Cのシリアル信号で通信を行うための通信部40と、リモート側の端末5と例えば電話線などによって外部通信回線Nを介して通信を行うための通信部41と、各種設定などを行なうための操作部42と、ローカル側から返信されるデータや操作上のエラー内容などを処理し、その結果を格納して記憶するためのデータ処理部43およびデータ・プログラム格納部44とを備えているほか、制御部45を備えている。この制御部45は、パソコンの中枢部(CPUおよびメモリなど)により構成され、本照明システム全般の制御などの処理を実行するものであり、例えば、外部の端末5から得られ通信部41から得られた信号を、通信部40を通じてメインコントローラ3の通信部33に送信する制御を行う。
【0027】
図1において、照明システムは一般的な住宅に設置されている。メインコントローラ3と電波で通信を行うリモコン2は2階の各部屋用に2台用意され、一方の第1のリモコン2は、照明器具1が2台設置されている例えばリビングルームなどで使用され、それら2台の照明器具1を赤外線信号による通信で制御する一方、他方の第2のリモコン2は、照明器具1が1台設置されている例えば内玄関などで使用され、その1台の照明器具1を赤外線信号による通信で制御するレイアウトになっている。なお、1階の照明器具1は、メインコントローラ3により制御される。
【0028】
ここで、第2のリモコン2は、内玄関に生活者が入って来ると、自己のセンサ部23でそれを検知して、対応する照明器具1を点灯させるための制御信号を自己の通信部20から送信する。これにより、対応する照明器具1が点灯する。そして、生活者が第1のリモコン2のある部屋に入ると、第1のリモコン2のセンサ部23がそれを検知して、対応する2台の照明器具1を点灯させるための制御信号を自己の通信部20から送信する。これにより、対応する2台の照明器具1が点灯する。この場合、従来のセンサ付き照明器具と同様に、省エネ・高利便性といった効果が得られる。
【0029】
次に第1参考例の特徴となる動作について説明する。上記住宅の生活者が外出するときに宅内に誰もいなくなる場合、その最終の生活者がメインコントローラ3またはゲートウエイサーバ4の操作部で例えば「防犯モード」を指示入力したとすると、メインコントローラ3またはゲートウエイサーバ4は、指示入力後すぐにまたは一定時間経過後に照明システム全体を防犯モードに切り替える。この防犯モードでは、各リモコン2のセンサ部23が人を検知すると通信都20から赤外線信号によって照明器具1に「防犯点灯」の指示信号を出力(発報)すると同時に、通信都21から電波信号によってメインコントローラ3にセンサ部23で発生した検知情報を送信する(図6参照)。電波信号は一般住宅の壁などを透過して通信できるので、リモコン2とメインコントローラ3が同じ部屋になくても通信が可能となる。
【0030】
メインコントローラ3は、通信部31で検知情報を受信すると、これを送信してきたリモコン2以外のリモコン2にも検知情報を通信部31から送信する。他のリモコン2は、それを受信すると、通信部20から赤外線信号により照明器具1に「防犯点灯」の指示信号を出力する。
【0031】
メインコントローラ3は、上記動作と同時に、通信部32からゲートウエイサーバ4に検知情報を出力する。
【0032】
ゲートウエイサーバ4は、その検知情報を通信部40で受信すると、検知情報が発生したリモコンのアドレスと発生時刻などと、異常発生を知らせる電子メールを生成して、予めゲートウエイサーバ4に設定されている送信アドレスの端末(外出した生活者が持ち歩いている端末など)に送信する。これにより、外出先の生活者に、住宅内への人の侵入発生を知らせることができる。
【0033】
例えば図1において、生活者が外出する時にゲートウエイサーバ4から操作入力して、照明システム全体を「防犯モ一ド」に設定すると、例えば1分程度の所定時間後に照明システムが防犯モードに移行する。これにより、設定時点から1分以内であれば、生活者が内玄関のリモコン2のセンサ部23で検知されても、発報がなされることがなく、普段通りに外出できる。
【0034】
この後、所定時間が経過すると、照明システム全体が防犯モードに移行する。ここで、図7に示すように、例えばピッキング犯などの空き巣狙いが玄関のドアを不法に解錠して住宅内に侵入したとすると、まず内玄関に設置されているリモコン2のセンサ部23が侵入者を検知し、検知信号を通信部21から電波信号によりメインコントローラ3に出力する。メインコントローラ3は通信部31で検知情報を受信すると、以下の3つの処理を即時実行する。
【0035】
・同じ通信部31からリモコン2ヘに検知情報を電波信号で送信・通信部32からゲートウエイサーバ4に検知情報をRS−232Cのシリアル信号で送信・通信部30から照明器具1に赤外線信号で防犯点灯指示を送信これと同時に、メインコントローラ3から電波信号でリモコン2の検知情報を受信した他の第1のリモコン2は、通信部20から赤外線信号により2台の照明器具1に防犯点灯指示の信号を送信する。そして、その2台の照明器具1は、通信部10でリモコン2から送信された防犯点灯指示を受信し、その指示に従い、例えばフラッシュ点滅動作を開始する。
【0036】
ここで、メインコントローラ3からリモコン2のセンサ部23の検知情報を通信部40で受信したゲートウエイサーバ4は、例えば図8に示すように、・リモコン2のセンサ部23が検知情報を発生したこと・その検知情報が発生した年月日と時刻・対処動作(この場合、防犯点灯させたこと)を書き込んだ通報電子メールを生成し、これをゲートウエイサーバ4に予め設定してある端末5のアドレスに送信するとともに、検知情報をデータ・プログラム格納部44に記憶する。
【0037】
これにより、通報電子メールを端末5で受信すると、端末5で警察や警備会社にその旨を通報することができる。さらには図8のように端末5で照明システムに対して、効果的な防犯動作の指示(例えば照明システムに接続された音響機器などから警報音を出力する指示)を電子メール(コマンドメール)に書き込んで自宅の照明システムのゲートウエイサーバ4のアドレス宛に送信することで、さらなる防犯効果を得ることも可能である。
【0038】
このように、従来の照明システムとしての省エネや利便性などの機能を待つつ、簡易ホームセキュリティシステムとして、従来の照明器具や照明システムにはなかった効果が得られる。
【0039】
以上、第1参考例によれば、従来困難であった大規模な工事を行なうことなく、住宅内の照明器具をゲートウエイサーバ、メインコントローラを用い、無線を用いることにより、壁越しの部屋等離れた場所も通信可能と制御可能となるようにし、さらにメインコントローラの無線信号を受信し、それを既設の赤外線リモコン信号に変換して送受信できるリモコンを使用することにより、従来から設置されている照明器具を同時に制御することができる。
【0040】
なお、第1参考例では、ゲートウエイサーバは、インターネットに接続可能なパソコンを例示したが、これに限定されるものではなく、双方向通信可能なデジタルテレビ、セットトップボックス、専用ホームサーバ、電話機、ファクシミリ、無線機など住宅内の照明システムと外部の通信機器とを接続できるものであれば、これらに同様の機能を付加することにより、同様の効果を得ることができる。
【0041】
また、端末やゲートウエイサーバが接続される外部通信回線はインターネットに限らず、公衆電話回線、イントラネット、商業無線網、衛星通信網、CATVでもよい。
【0042】
また、ゲートウエイサーバと端末間での情報や指示の通信媒体は、電子メールなどの文字情報に限らず、電話のトーン信号、音声信号、モールス信号、汎用的なパケットデータ、電報などでもよい。
【0043】
また、端末は、携帯電話に限定されず、ポケベル、パソコン、PDA、固定電話、専用無線機などでも構わない。
【0044】
また、ゲートウエイサーバとメインコントローラ間の通信はRS−232Cに限定されず、USBや専用信号線、電話線、イーサネット(R)、宅内LAN、電波などの無線、IrDAなどの赤外線信号、電灯線などの電力線搬送信号などでも構わない。
【0045】
また、メインコントローラとリモコンの間の通信も小電力無線に限定されず、微弱電波や専用信号線、電話線、イーサネット(R)、宅内LAN,電波などの無線、IrDAなどの赤外線信号、電灯線などの電力線搬送信号などでも構わない。
【0046】
また、リモコン2のセンサ部23が検知情報を発生した時、リモコン2はメインコントローラ3だけに検知情報を送信するのではなく、直接、リモコン2にも送信するようにしてもよく、あらかじめ設定されているアドレスのリモコンにのみ検知情報を送信するようにしてもよい。
【0047】
また、センサ部は熱線センサのみならず、CCDカメラなどの撮像系センサなどでも構わない。
【0048】
また、第1のリモコン2は、2台の照明器具2の両方の検知情報を送信するのではなく、あらかじあ設定されているアドレスの照明器具のみに検知情報を送信するようにしても構わない。
【0049】
また、リモコン2のセンサ部23が検知情報を発生して、リモコン2がメインコントローラ3に検知情報を送信した場合、メインコントローラ3は通信部31でリモコン2ヘ、そして通信部30で照明器具1ヘ検知情報を転送しなくても構わない。
【0050】
また、照明器具において防犯点灯とは光源部13のフラッシュ点灯だけでなく、単なる連続点灯や、高輝度点灯、別光源の点灯、光色の切替え、音声や音響の出力などでも構わない。
【0051】
また、第1参考例では、リモコン2に搭載されたセンサ部23の検知情報のみを送信していたが、この検知情報だけでなく、例えば照明器具の動作情報(点灯、消灯、調光など)を送信することにより照明システムが動作しても(照明器具の動作を電子メールなどで通報しても)構わない。
【0052】
また、第1参考例では、ゲートウエイサーバ4での操作部42からの設定入力により、照明システムを「防犯モード」に移行させたが、メインコントローラ3の操作部32や、外部通信回線Nに接続される端末5からのリモート指示でもよく、タイマ等のスケジュール制御による自動設定でも構わない。
【0053】
(第2参考例)
本発明に係る第2参考例の照明システムの構成は、基本的に第1参考例と同様であり、相違点として、第2参考例のリモコン2のセンサ部23は、例えばCCDカメラなどの撮像センサにより構成される。
【0054】
第2参考例では、第1参考例でのセンサ部の検知情報の代わりに画像データによる検知情報が出力され、第1参考例と同じしくみで従来の照明システムとしての機能が得られる。
【0055】
第2参考例の特徴となる住宅モニタ(防犯システム)としての動作を説明する。住宅の生活者が外出するときに宅内に誰もいなくなる場合、その最終の生活者がメインコントローラ3またはゲートウエイサーバ4の操作部で例えば「防犯モード」を指示入力したとすると、メインコントローラ3またはゲートウエイサーバ4は、指示入力後すぐにまたは一定時間経過後に照明システム全体を防犯モードに切り替える。この防犯モードでは、図9に示すように各リモコン2のセンサ部23が人を検知すると通信部20から赤外線信号によって照明器具1に「防犯点灯」の指示信号を出力(発報)すると同時に、通信部21から電波信号によってメインコントローラ3にセンサ部23で発生した検知情報を送信する。電波信号は一般住宅の壁などを透過して通信できるので、リモコン2とメインコントローラ3が同じ空間に設定されてなくても通信が可能となる。
【0056】
メインコントローラ3は通信部31で検知情報を受信すると、これを通信部32からゲートウエイサーバ4に出力する。
【0057】
ゲートウエイサーバ4は検知情報を通信部40で受信すると、検知情報(画像データ)と、その検知情報が発生したリモコンのアドレスと発生時刻など異常発生を知らせる。例えば電子メールと添付データを生成して、予めゲートウエイサーバ4に設定されている送信アドレスの端末5(外出した生活者が持ち歩いている端末など)に送信することで、外出先の生活者に、住宅内への人の侵入発生を知らせることができる。
【0058】
異常報知メールとその添付データを端末5で受信した後、例えば画像データを見ることにより、検知した人物が明らかに見知らぬ不法侵入者であることを確認できれば、例えば端末5で照明システムに対して、さらに効果の高い防犯動作の指示(例えばシステムに接続された音響機器などから警報音を出力する指示)を電子メール(コマンドメール)に書き込んで自宅の照明システムのゲートウエイサーバ4のアドレス宛に送信する。
【0059】
ゲートウエイサーバ4は、防犯動作の指示を含む電子メールを通信部41で受信すると、通信部40からメインコントローラ3ヘ防犯動作指示情報を送信し、メインコントローラ3は、通信部32で防犯動作指示情報を受信すれば、通信部31より、あらかじめ設定ないし防犯動作指示で指定されたリモコン、または全リモコンに防犯動作指示情報を送信する。各リモコン2は通信部21で防犯動作指示情報を受信すると、通信部20から各照明器具1へ防犯動作指示を送信する。このように検知情報を遠隔地で一旦確認してから、全照明器具1に防犯動作の指示を行なうことで、不必要な誤報を防いで確実に防犯動作を行なえる。
【0060】
また、従来の住宅用照明器具や照明システムとしての省エネや利便性などの機能を得つつ、簡易ホームセキュリティシステムとして、検知情報を遠隔で確認した上で、遠隔操作により防犯動作をさせることにより、誤報を発生することなく確実に防犯動作をさせるという、従来の照明器具や照明システムにはなかった効果が得られる。
【0061】
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態の照明システムの基本的な構成は、リモコン2の台数が異なる以外は第1参考例と同様である。
【0062】
すなわち、第1実施形態の照明システムは、図10に示すように、一般的な住宅に設置されており、メインコントローラ3と第1〜第3のリモコン2が電波信号で通信を行い、第2のリモコン2は例えば内玄関に設置され、内玄関に設置された照明器具1と赤外線信号で通信を行なう。第1のリモコン2は、例えばダイニング・キッチンに設置され、ダイニング・キッチンに設置された2台の照明器具1と例えば赤外線信号で通信を行う。第3のリモコン2は、例えばトイレに設置され、そのトイレに設置された照明器具1と例えば赤外線信号で通信を行う。
【0063】
住宅で生活者が普通に生活しており、例えば第2のリモコン2が設置された内玄関に生活者が入って来た場合、第2のリモコン2のセンサ部23が生活者を検知して通信部20から赤外線信号を照明器具1へ送信して点灯させる。生活者が内玄関から第1のリモコン2が設置されたダイニング・キッチンヘと移動していくと、第1のリモコン2のセンサ部23が生活者を検知して第1のリモコン2の通信部20から赤外線信号による検知情報を2台の照明器具1へ送信する。これらの照明器具1は通信部10で検知情報を受信して光源部13を点灯させる。
【0064】
トイレ内に入った時は、そこに設置された第3のリモコン2のセンサ部23が生活者を検知し、第3のリモコン2の通信部20から赤外線信号により検知情報を照明器具1へ送信する。この照明器具1は、通信部10で検知情報を受信して光源部13を点灯させる。このようにして、照明システムは従来のセンサ付き照明器具としての省エネ・高利便性という通常の使い方ができる。
【0065】
照明システムでは、住宅内にいる生活者が住宅内やその周辺を移動したり滞在した時に、照明器具1のセンサ部12が生活者を検知すると、検知情報をメインコントローラ3を経由してゲートウエイサーバ4に蓄積する。
【0066】
例えば、朝、生活者が朝食をとるためにダイニング・キッチンに入ると、ダイニング・キッチンに設置された第1のリモコン2のセンサ部23が生活者を検知して検知情報を発生する。そして、第1のリモコン2は通信部20から2台の照明器具1へ赤外線信号によって検知情報を送信する。2台の照明器具1は、通信部10で検知情報を受信して光源部13を点灯させる。
【0067】
これらの動作と同時に第1のリモコン2は、通信部21から例えば小電力無線などの無線信号によって、メインコントローラ3ヘ検知情報を送信する。この検知情報には、リモコンを識別するための情報(例えばリモコンアドレスなど)が含まれている。
【0068】
メインコントローラ3は、第2通信部31で検知情報を受信すると、通信部32から例えばRS−232Cなどのシリアル信号によってゲートウエイサーバ4に検知情報を送信する。この検知情報にもリモコンを識別するための情報が含まれている。
【0069】
ゲートウエイサーバ4は、通信部40で検知情報を受信すると、この情報に日付・時刻情報を付加してこれを(例えば、「2001年01月21日07:15;リモコン(ダイニング・キッチン)検知」)データ・プログラム格納部44に記憶する。
【0070】
次に、例えば生活者がダイニング・キッチンからトイレに移動した場合、トイレに設置された第3のリモコン2のセンサ部23が生活者を検知して検知情報を発生する。そして、第3のリモコン2は、通信部20から照明器具1へ赤外線信号によって検知情報を送信する。
【0071】
照明器具1は、通信部10で第3のリモコン2から送信された検知情報を受信して光源部13を点灯させる。これらの動作と同時に第3のリモコン2は、通信部21から例えば小電力無線などの無線信号によって、メインコントローラ3ヘ検知情報を送信する。この検知情報には、リモコンを識別するための情報(例えばリモコンアドレスなど)が含まれている。
【0072】
メインコントローラ3は、第2通信部31で検知情報を受信すると、通信部32から例えばRS−232Cなどのシリアル信号によってゲートウエイサーバ4に検知情報を送信する。この検知情報にも、リモコンを識別するための情報が含まれている。
【0073】
ゲートウエイサーバ4は、通信部30でメインコントローラ3から送信されてきた検知情報を受信すると、この情報に日付・時刻情報を付加してこれを(例えば「2001年01月21日08:24;リモコン(トイレ)検知」)データ・プログラム格納部44に記憶する。
【0074】
このように各照明器具のセンサ部が検知情報を発生する度に、上記のような一連の処理・動作が繰り返し行われる。
【0075】
次に、第1実施形態における生活者の生活モニタの動作について説明する。図10に示すように、例えば生活者がいる住宅以外の遠隔地にいる人が、例えばインターネット接続機能付携帯電話などの端末5により、生活者がいる住宅のゲートウエイサーバ4のアドレスに、そのデータ・プログラム格納部44に記憶された各リモコンのセンサ部の検知情報の取得要求指示等を含んだ情報を作成して、例えば電子メール等の形式で送信する。
【0076】
ゲートウエイサーバ4は、通信部41で電子メールを受信すると、その情報を解読して、データ・プログラム格納部44に記憶されている、各リモコンのセンサ部の検知情報を例えば時系列順に加工して、この加工された情報を例えば電子メール形式で、検知情報の取得要求指示等を含んだ情報を、送信してきた端末5のアドレスに返信する。以下に、返信される情報の例を示す(また図11に示す例を参照)。
【0077】
2001年01月21日07:15;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日18:24;リモコン(トイレ)検知
2001年01月21日08:37;リモコン(内玄関)検知
2001年01月21日17:55;リモコン(内玄関)検知
2001年01月21日18:00;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
このようにして、ゲートウエイサーバ4のデータ・プログラム格納部44に記憶された、住宅内や周辺にいる生活者の動作に基づく各リモコン2のセンサ部23の検知情報の一覧を遠隔地で取得して閲覧することにより、その住宅で生活する生活者が通常の生活をしているのか、異常事態が発生しているのかを照明システムによって確認することが可能となる。
【0078】
例えば、通常2時間に1回程度はトイレに行く(トイレの検知情報が発生する)生活者の場合で、ある日だけ、異常に回数が多い場合などでは、体調の不良などが想定される。
【0079】
また、例えば、内玄関のリモコン2のセンサ部23の検知情報が全くなく、外出した形跡がないのに、12時間以上もトイレのリモコン2のセンサ部23の検知情報がない場合には、心筋梗塞や脳卒中などで倒れていることも想定される。
【0080】
以上のように、第1実施形態によれば、ゲートウエイサーバにおいてリモコンや照明器具に内蔵されたセンサの情報を蓄積、解析することにより、住宅内の防犯のための確認や居住者の安否確認を行ない、これらの情報を家の外にいる人に自動的に通報を行なうことができる。つまり、通常は一般的な住宅用の照明システムとして省エネ・高利便性などの機能を果たしつつ、遠隔地から生活者のモニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【0081】
照明システムによる生活者モニタ(安否確認)は、電気ポットのスイッチ操作情報や冷蔵庫のドアの開閉情報など単なる電気機器の操作情報や動作情報による生活者モニタ(安否確認)と異なり、もともと住宅の各部位に存在する(生活必需品である)センサ照明器具の検知情報に基づくため、生活者が何時にどこにいるのか、またトイレなどにどのような時間間隔で何回行ったのかというような生活行動パターンまでもが遠隔地から把握できるので、極めて精度の高い生活者モニタ(安否確認)が可能となる。
【0082】
なお、第1実施形態では、リモコンに搭載されたセンサ部の検知情報のみに基づいて生活者モニタ(安否磧認)を行っていたが、センサ部の検知情報だけでなく、例えば照明器具の動作情報(点灯、消灯、調光、豆球点灯など)やスイッチ操作情報をゲートウエイサーバに蓄積して送信することにより、生活者モニタ(安否碗認)を行うようにしても構わない。
【0083】
また、ゲートウエイサーバでの操作部からの設定入力により、照明システムを「生活者モニタモード」に移行させたが、これはゲートウエイサーバからだけでなく、メインコントローラの操作部や、外部通信回線に接続される端末からの遠隔指示でもよく、タイマ等のスケジュール制御による自動設定でも構わない。
【0084】
また、ゲートウエイサーバとメインコントローラは一体化される構成でも構わない。
【0085】
また、照明器具からメインコントローラまでの通信経路上のシステム構成は、第1実施形態の照明器具とリモコンとメインコントローラに限らず、例えば、図12〜図22に示す構成でも構わない。
【0086】
図12〜図17に示す照明システムは、メインコントローラを具備せず、複数の照明器具1と、複数のリモコン2と、ゲートウエイサーバ4とを備えている。照明器具1は、図13に示すように第1参考例と同様に、あるいは図14に示すようにセンサ部を具備しない以外は第1参考例と同様に構成される。リモコン2は、照明器具1がセンサ部12を具備する場合にはセンサ部23を具備しない以外は第1参考例と同様に、あるいは図15に示すように第1参考例と同様に構成される。ゲートウエイサーバ4は、図16に示すように、通信部40に代え、照明器具1と赤外線信号で通信を行うための通信部46と、リモコン2と例えば電波などの無線で通信を行うための通信部47とを備えている以外は第1参考例と同様に構成される。
【0087】
図18〜図21に示す照明システムは、メインコントローラが自己と同じ部屋にない照明器具を電波などの無線で通信を行うことにより制御する構成になっている。図19に示すようにリモコン2などは第1参考例と同様に構成され、メインコントローラ3によって壁越しに制御されない照明器具1は、図20に示すように第1参考例と同様に構成され、メインコントローラ3によって壁越しに制御される外灯などの照明器具1は、図21に示すように、通信部10に代え、メインコントローラ3と例えば電波などの無線で通信を行うための通信部10Aが設けられる。
【0088】
図22に示す照明システムは、複数の照明器具1の一部が図12〜図17に示した照明システムと同様にリモコン2を介してゲートウエイサーバ4と接続し、複数の照明器具1の残部が赤外線でゲートウエイサーバ4と接続する構成になっている。
【0089】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態の照明システムは、図23に示すように、第1実施形態と同様なレイアウトになっている。第2実施形態でも、第1実施形態と同じ一連の動作で、各照明器具1のセンサ部が検知情報を発生する度に、ゲートウエイサーバ4に検知情報が蓄積される。
【0090】
第2実施形態では、ゲートウエイサーバ4がデータ・プログラム格納部44に蓄積されている各リモコン2のセンサ部23の検知情報をデータ処理部43で加工して、あらかじめゲートウエイサーバ4に設定されている一定時間以上の間、各リモコン2からの検知情報がなければ、異常事態が発生したと判断し、異常事態が発生したことを報知する情報を含んだ、例えば電子メールなどの情報を、あらかじめ設定されている端末5に通信部41から送信し、積極的に異常事態の発生を報知することを特徴とする。
【0091】
上記一連の動作や処理により、例えば2001年01月21日10時37分現在でゲートウエイサーバ4のデータ・プログラム格納部44に以下のような検知情報が蓄積されているものとする。
【0092】
2001年01月21日10:37現在>
2001年01月21日07:15;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日07:24;リモコン(トイレ)検知
2001年01月21日07:37;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日07:55;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日08:10;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日08:24;リモコン(ダイニング・キッチン)検知
2001年01月21日08:37;リモコン(トイレ)検知
ここで、ゲートウエイサーバ4には、例えば2時間以上の間、データ・プログラム格納部44に検知情報が入力されないと異常と判定し、あらかじめ設定されている例えば端末5のアドレスに、異常発生を報知する異常通報メールを送信するように、設定されているものとする。
【0093】
この場合、蓄積されている最新の検知情報が08時37分のトイレの照明器具1であり、これ以降現在の10時37分まで2時間の間、新たな検知情報の入力がない。
【0094】
ゲートウエイサーバ4は、データ処理部43で検知情報の入力時刻の間隔を監視しており、最新の検知情報の入力時刻の08時37分から、あらかじめ設定されている2時間以上になったため、異常事態が発生したものと判断し、例えば図24に示すように、異常発生を報知する情報を含む電子メールを作成して、あらかじめ設定されている、例えば生活者の家族が持つ端末5のアドレス宛に送信する。
【0095】
このようにして、ゲートウエイサーバ4のデータ・プログラム格納部44に記憶された、住宅内や周辺にいる生活者の動作に基づく各リモコン2のセンサ部23の検知情報の一覧の入力間隔や入力の有無をゲートウエイサーバ4で監視し、自動通報させることにより、遠隔地にいる監視者は特別な作業をしなくても、監視対象の住宅で生活する生活者が通常の生活をしているのか、異常事態が発生しているのかを照明システムによって確認することが可能となる。
【0096】
例えば、通常2時間に1回程度はトイレに行く(トイレの検知情報が発生する)生活者を想定したとき、ある日だけ、異常に回数が少ない場合などでは、体調の不良などが考えられ、全く検知情報がない場合には、心筋梗塞や脳卒中などで倒れていることも推察される。
【0097】
以上のように、第2実施形態によれば、通常は一般的な住宅用照明システムとして省エネ・高利便性などの機能を果たしつつ、遠隔地から生活者モニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【0098】
照明システムによる生活者モニタ(安否確認)は、電気ポットのスイッチ操作情報や冷蔵庫のドアの開閉情報など単なる電気機器の操作情報や動作情報による生活者モニタ(安否確認)と異なり、もともと住宅の各部位に存在する(生活必需品である)センサ照明器具の検知情報に基づくため、生活着が何時にどこにいるのか、またトイレなどにどのような時間間隔で何回行ったのかというような生活行動パターンまでもが遠隔地から把握できるので、極めて精度の高い生活者モニタ(安否確認)が可能となる。
【0099】
なお、第2実施形態では、各照明器具のセンサ部の検知情報に基づいて生活者モニタを行なったが、センサ部の検知情報ではなく、スイッチ操作などの操作部の操作情報に基づいて生活者モニタを行なうようにしてもよく、センサ部の検知情報と操作部の操作情報を合わせ、それらの情報を加工して生活者モニタを行なうようにしても構わない。
【0100】
また、ゲートウエイサーバでの操作部からの設定入力により、照明システムを「生活者モニタモード」に移行させたが、メインコントローラの操作部や、外部通信回線に接続される端末からの遠隔指示でもよく、タイマ等のスケジュール制御による自動設定でも構わない。
【0101】
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態の照明システムは、第1参考例のシステム構成と同様であり、センサ部は人感センサと明るさセンサにより構成される。検知・動作情報蓄積までの一連動作において、センサ部が検知情報を発生しても、それをゲートウエイサーバ4ヘ送信するだけで、照明器具1は点灯させない。照明器具1は、手動操作のみで点灯し、手動で操作された動作情報(点灯、消灯、調光、豆球点灯など)を出力する。このような照明システムにおいて、例えば照明器具1がトイレやダイニング・キッチンに設置されており、昼の12時頃にダイニングで食事をとっている場合、昼の12時頃なので、周囲は充分明るいため、生活者は照明器具1を点灯させず消灯のままで食事をとる。照明器具1のセンサ部12は、食事中の生活者を検知して検知情報を出力するとともに、照明器具1の動作情報も出力する。この場合、検知情報には、
・人の検知=あり
・明るさ=明るい
・照明器具アドレス
の3種類の情報が含まれている。照明器具1は、器具の動作情報として
・器具動作=消灯
を出力する。これらの情報は照明器具1の通信部10Aから無線信号でメインコントローラ3ヘ送信され、メインコントローラ3は、情報を通信部31で受信したら、通信部32から例えばRS−232Cなどのシリアル信号でゲートウエイサーバ4ヘ送信する。
【0102】
ゲートウエイサーバ4は、通信部40でその情報を受信すると、これをデータ・プログラム格納部44に記憶させるとともに、この情報に以下の加工分析を加える。ゲートウエイサーバ4には時刻情報があり、照明器具1から受信した情報に時刻情報を付加し、例えば以下のような情報にする。
【0103】
・2001年01月21日12:15;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=明
この場合、昼間の時刻にダイニング・キッチンで人感センサが検知しているので、人が居ることがわかるし、明るさセンサが明信号なので照明器具1が消灯していても、何ら異常とは考えられない。従って、異常発生はなく生活者は正常状態と判定できる。
【0104】
次に、例えば夕方4時頃にダイニングで胸が苦しくなって倒れて、その後ずっとその場でもがいている場合を考える。この場合、倒れたのは夕方の4時であり周囲が充分明るいので照明器具1は消灯させたままである。そして、それ以降も照明器具1は断続的に人の存在を検知する。するとゲートウエイサーバ4には以下のような情報が順次蓄積されることになる。
【0105】
・2001年01月21日16:07;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=明
・2001年01月21日17:01;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=明
・2001年01月21日18:15;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
・2001年01月21日19:20;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
・2001年01月21日20:15;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
・2001年01月21日21:15;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
この場合、最初16時頃にダイニング・キッチンで人感センサが検知しているので、人がいることがわかり、明るさセンサが明信号なので照明器具1が消灯していても、何ら異常とは考えられない。
【0106】
しかしながら、18時以降の情報では、人感センサの検知情報により、ダイニング・キッチンに人がいることはわかるが、時刻情報からと明るさセンサの情報からその人がいる所が暗いこともわかる。それにもかかわらず照明器具1の動作情報が消灯のままであるので、ダイニング・キッチンに人がいて、しかも暗いのに照明器具1が消灯されたままであるということが確認され、これは通常の照明器具1の使い方から見ると何らかの異常が発生していることが想定される。
【0107】
このようにして、異常状態が確認されると、あらかじめゲートウエイサーバ4に設定されている端末5のアドレスに、異常発生を報知する情報を含んだ例えば電子メールなどの以下の報知情報が通信部41から送信される。
【0108】
□□△△様宅 異常事態発生
・2001年01月21日16:07;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=明
・2001年01月21日17:01;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=明
・2001年01月21日18:15;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
・2001年01月21日19:20;照明器具(ダイニング・キッチン)消灯
人感センサ=検知
明るさセンサ=暗
・2001年01月21日19:20現在>
異常発生 存室照明器具 未点灯;大至急、適切な対応をとって下さい。
【0109】
このようにして、ゲートウエイサーバ4のデータ・プログラム格納部44に記憶された、住宅内や周辺にいる生活者の動作に基づく各照明器具1のセンサ部12の人感センサと明るさセンサの検知情報、照明器具1の動作情報との一覧をゲートウエイサーバ4で演算し、それらの各情報の検知結果の組み合わせを監視することで異常事態を判定して自動通報させることにより、遠隔地にいる監視者は特別な作業をしなくても、監視対象の住宅で生活する生活者が通常の生活をしているのか、異常事態が発生しているのかを照明システムによって確認することが可能となる。
【0110】
以上のように、第3実施形態によれば、通常は一般的な住宅用照明システムとして省エネ・高利便性などの機能を果たしつつ、遠隔地から生活者モニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【0111】
照明システムによる生活者モニタ(安否確認)は、電気ポットのスイッチ操作情報や冷蔵庫のドアの開閉情報など単なる電気機器の操作情報や動作情報による生活者モニタ(安否確認)と異なり、もともと住宅の各部位に存在して、夜や周囲が暗い場合に必ず使う(生活必需品である)照明器具の特徴を活用し、周囲の明るさの監視と照明器具の動作情報と、人の存在を検知する人感センサの検知情報を組合せて判定させることにより、極めて精度の高い生活者モニタ(安否確認)が可能となる。
【0112】
また、第3実施形態では、リモコン2に搭載されたセンサ部12の検知情報のみに基づいて生活者モニタ(安否確認)を行っていたが、センサ部の検知情報だけでなく、例えば照明器具の動作情報(点灯、消灯、調光、豆球点灯など)やスイッチ操作情報をゲートウエイサーバに蓄積して送信することにより、生活者モニタ(安否確認)を行っても構わない。
【0113】
また、ゲートウエイサーバでの操作部からの設定入力により、照明システムを「生活者モニタモード」に移行させたが、メインコントローラの操作部や、端末からの遠隔指示でもよく、タイマ等のスケジュール制御による自動設定でも構わない。
【0114】
また、照明器具からメインコントローラまでの通信経路上のシステム構成は、第1実施形態の照明器具とメインコントローラだけでなくてもよく、例えば第1参考例のような照明器具とリモコンとメインコントローラのような構成とそれに基づく通信手順でも構わない。
【0115】
例えば、図25〜図26に示すような構成でもよい。図25,図26に示す照明システムは、複数の照明器具1と、複数のリモコン2と、メインコントローラ3とを備えている。照明器具1およびリモコン2は、これまでの各実施形態と同様であるが、メインコントローラ3は、図34に示すように、通信部32を具備しない点でこれまでのメインコントローラとは相違する。
【0116】
(第4実施形態)
図27は本発明に係る第4実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【0117】
図27に示す照明システムは、第4実施形態の特徴として、照明器具1またはリモコン2(第4実施形態ではリモコン2)は、通信テストトリガ装置を有し、この通信テストトリガ装置は、通信テストトリガのオンに応じて、メインコントローラ3およびゲートウエイサーバ4を経由して外部の端末5にテスト信号をメッセージとして送信する。
【0118】
例えば、ゲートウエイサーバ4とメインコントローラ3がRS−232Cによるシリアル信号で通信し、メインコントローラ3とリモコン2が無線通信し、リモコン2と照明器具1が赤外線信号で通信し、ゲートウエイサーバ4が予め設定された端末5のアドレスをもとにその端末5にメッセージを送信し、端末5がそのメッセージを用いて照明器具1のオン/オフなどのリモート制御を実行することができるようにレイアウトされた照明システムにおいて、上記通信テストトリガ装置による動作を説明する。
【0119】
リモコン2に設けられた「スイッチ」を押すことにより(手順1)、リモコン2は、照明器具1を「点灯」させ、旦つメインコントローラ3にテスト信号を無線送信する(手順2)。メインコントローラ3は、テスト信号を受信すると一方の「LED」を点灯させ、旦つゲートウエイサーバ4にテスト信号を送信する(手順3)。ゲートウエイサーバ4は、テスト信号を受信すると、「テスト信号を受信しました」と画面表示し、旦つ端末5にテスト信号をメッセージで送信する(手順4)。
【0120】
端末5は、テスト信号をメッセージで受信すると、これを返信する(手順5)。ゲートウエイサーバ4は、返信されたメッセージによりテスト信号を第2のテスト信号として受信すると、端末から「テスト信号を受信しました」と画面表示し、旦つメインコントローラ3に第2のテスト信号を送信する(手順6)。メインコントローラ3は、第2のテスト信号を受信すると、他方の「LED」を点滅させ、旦つリモコン2に第2のテスト信号を送信する(手順7)。リモコン2は、第2のテスト信号を受信すると、照明器具1を「点滅」させ、旦つリモコン2に備えられた「ブザー」を鳴らす(手順8)。
【0121】
第4実施形態によれば、リモコン2→メインコントローラ3→ゲートウエイサーバ4→端末5という通信路のチエックが「スイッチ」一つで簡単に出来る。
【0122】
端末5がメールで受信したテスト信号をそのまま返信することで、ゲートウエイサーバ4はテスト信号を受信することでこれをテスト送信の第2のテスト信号として認識するため、端末でわずらわしい形式に従ったコマンドを入力し送信する必要が無くなる。
【0123】
メインコントローラ3およびゲートウエイサーバ4で、テスト信号や第2のテスト信号を受信完了したことを示す表示をすることによって、端末5までテスト信号が送信されない場合には、メインコントローラ3、ゲートウエイサーバ4のどこで通信エラーとなっているかを推測することができる。
【0124】
手順2において照明器具1を点灯させることや、手順8においてリモコン2の「ブザー」を鳴らし且つ照明器具1を「点滅」させることによって、リモコン2→照明器具1の赤外線部分の通信確認も同時に行える。
【0125】
なお、手順2,8における照明器具1の制御は、点灯、消灯、点滅、調光などでもよい。制御を調光にすることで調光器が正常に動作していることも確認できる。
【0126】
手順8における「ブザー」はLED表示や振動などでもよい。手順3,7におけるLED表示は、振動やブザーでもよい。手順4,6におけるポップ表示は、LED表示でもブザーでも振動でもよい。
【0127】
手順1のテストスイッチをセンサ入力にすることで、人感センサ、温度センサなどのセンサの動作テストと、通信テストを兼ねることができる。
【0128】
メインコントローラ3がゲートウエイサーバ4に内蔵されている場合、メインコントローラ3がゲートウエイサーバ4間の通信を省略することもできる。
【0129】
(第5実施形態)
図28は本発明に係る第5実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【0130】
図28に示す照明システムは、第5実施形態の特徴として、ゲートウエイサーバ4が、照明器具1のリモート操作をするための各種メッセージのうち所定の使用頻度のメッセージを、通信部41を通じて端末5に送信する。
【0131】
例えば、ゲートウエイサーバ4とメインコントローラ3がRS−232Cによるシリアル信号で通信し、メインコントローラ3とリモコン2が無線通信し、リモコン2と照明器具1が赤外線信号で通信し、ゲートウエイサーバ4が予め設定された端末5のアドレスをもとにその端末5にメッセージを送信し、端末5がそのメッセージを用いて照明器具1のオン/オフなどのリモート制御を実行することができるようにレイアウトされた照明システムにおいて、その照明システムの設置時に、使用頻度が所定の基準頻度よりも高いと見込める「照明器具全点灯」「照明器具全消灯」「外灯のみ点灯」などの汎用コマンドを端末5に例えばメール送信して記憶させておく。
【0132】
これにより、端末が持ち運びの手軽な携帯電話やPDAなどであってパソコンなどに比べ文字入力が容易ではなく、大文字、小文字、「〜」「?」「_」などの記号の入力方法が分からなくても、あるいは規則に従ったものでないと認識できない、端末5からゲートウエイサーバ4へのメール送信形式を利用者が記憶しておかなくても、リモート操作時のコマンド入力の負担を飛躍的に軽減することができる。なお、汎用コマンドの端末5への送信は、メール送信に限らず、有線でゲートウエイサーバ4と接続したときにデータ伝送により送信されるようにしてもよく、インターネット経由でデータをダウンロードする形態でもよい。
【0133】
(第6実施形態)
図29は本発明に係る第6実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【0134】
図29に示す照明システムは、第6実施形態の特徴として、ゲートウエイサーバ4が、通信部40からローカル側に送信した信号による照明器具1の操作の履歴を記憶部(データ・プログラム格納部44)に記憶し、この記憶部に記憶された履歴中の特定の一の操作用の命令を、端末5が照明器具1をリモート操作する場合に使用する通信形式に変換して、通信部41を通じて端末5に送信し、その通信形式に変換された命令が端末5から返信されてくると、その命令に対応する制御を実行するように構成される。
【0135】
例えば、ゲートウエイサーバ4とメインコントローラ3がRS−232Cによるシリアル信号で通信し、メインコントローラ3とリモコン2が無線通信し、リモコン2と照明器具1が赤外線信号で通信し、ゲートウエイサーバ4が予め設定された端末5のアドレスをもとにその端末5にメッセージを送信し、端末5がそのメッセージを用いて照明器具のオン/オフなどのリモート制御を実行することができるようにレイアウトされた照明システムにおいて、第6実施形態のゲートウエイサーバ4による制御動作を説明する。
【0136】
図29に示すように、ゲートウエイサーバ4は、メインコントローラ3およびリモコン2を介して、複数台(図では4台)の照明器具1のうち、上から1台目の照明器具1を「点灯」、2台目の照明器具1を「消灯」、3台目の照明器具1を「50%調光」、4台目の照明器具1を「点滅」の状態に制御した場合、その履歴を記憶部に保存して図示しない表示部に表示する。そして、ゲートウエイサーバ4は、表示部に表示された履歴から、特定の一の操作用の命令が選択され、図示しない「端末へ送信」ボタンが押されると、その命令を、端末5が照明器具1をリモート操作する場合に使用する通信形式に変換して、通信部41を通じて端末5に送信する。端末5は、その変換された命令を受信するとそれを記憶保持する。これにより、例えば図29に示す制御内容の操作命令が上記通信形式に変換されて端末5に送信されたとすれば、端末5を操作してその通信形式に変換された命令をゲートウエイサーバ4に返信することにより、その命令に対応する制御が実行されるので、図29に示す制御をリモートで簡単に実行することができる。
【0137】
端末5よりゲートウエイサーバ4にメール送信する形式は、規則に従ったものでないと認識できないため、その形式を利用者が記憶していなければならないが、第6実施形態によれば、ゲートウエイサーバ4を利用したコマンド処理が履歴として保存され、端末5にメッセージ送信され、端末5はその履歴コマンドを返信することで複雑なコマンドを実行することができるため、飛躍的にコマンド入力の手間を軽減することができる。
【0138】
なお、図29では、メインコントローラ3およびゲートウエイサーバ4が設けられるレイアウトで説明したが、メインコントローラ3およびゲートウエイサーバ4を一体にしたレイアウトでもよいことは言うまでもない。この構成によれば、メインコントローラ3およびゲートウエイサーバ4間の通信部の削減が可能となり、照明システム全体での通信エラー率を減らすことができる。
【0139】
(第7実施形態)
図30は本発明に係る第7実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【0140】
図30に示す照明システムは、第7実施形態の特徴として、ゲートウエイサーバ4が、照明器具1のリモート操作をするための各種コマンドの一覧を記憶部(データ・プログラム格納部44)に記憶し、通信部41を通じて、端末5から上記一覧の送信要求を受けると記憶部に記憶された一覧を端末5に送信するように構成される。
【0141】
例えば、ゲートウエイサーバ4とメインコントローラ3がRS−232Cによるシリアル信号で通信し、メインコントローラ3とリモコン2が無線通信し、リモコン2と照明器具1が赤外線信号で通信し、ゲートウエイサーバ4が予め設定された端末5のアドレスをもとにその端末5にメッセージを送信し、端末5がそのメッセージを用いて照明器具1のオン/オフなどのリモート制御を実行することができるようにレイアウトされた照明システムにおいて、第7実施形態のゲートウエイサーバ4による制御動作を説明する。例えば、ゲートウエイサーバ4は、端末5から、簡単な題名、例えば「HELP」のメールを受信すると、記憶部に記憶している一覧をメッセージにして返信する。
【0142】
端末5よりゲートウエイサーバ4にメール送信する形式は、規則に従ったものでないと認識できないため、その形式を利用者が記憶していなければならないが、第9実施形態によれば、簡単な題名のメールをゲートウエイサーバ4に送ることでコマンドの一覧を入手することができるから、リモート操作時のコマンド入力の負担を飛躍的に軽減することができる。また、端末を変更した場合や、普段携帯を端末に利用しているが、急遽、会社のパソコンにて照明を全消灯したい場合など、どこからでもコマンドの一覧を入手することができる。
【0143】
(第8実施形態)
図31は本発明に係る第8実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【0144】
図31に示す照明システムは、第8実施形態の特徴として、図31に示すように、ゲートウエイサーバ4が、通信部41を通じて、端末5から照明器具1のリモート操作をするためのメッセージを受けると、このメッセージに対応する、照明器具1のリモート操作のための信号を、通信部40を通じて、メインコントローラ3の通信部32に送信し、この後、リモート操作が正常に終了すれば、そのことを示すものであって、返信されることで同じリモート操作をするためのメッセージとして機能するメッセージを、通信部41を通じて端末5に送信するように構成される。
【0145】
例えば、ゲートウエイサーバ4とメインコントローラ3がRS−232Cによるシリアル信号で通信し、メインコントローラ3とリモコン2が無線通信し、リモコン2と照明器具1が赤外線信号で通信し、ゲートウエイサーバ4が予め設定された端末5のアドレスをもとにその端末5にメッセージを送信し、端末5がそのメッセージを用いて照明器具1のオン/オフなどのリモート制御を実行することができるようにレイアウトされた照明システムにおいて、第8実施形態のゲートウエイサーバ4による制御動作を説明する。
【0146】
端末5からゲートウエイサーバ4に照明器具1をオンにするコマンドが送信されると、ゲートウエイサーバ4はメインコントローラ3に照明器具1のオンコマンドを送信する。メインコントローラ3はオンコマンドを受信するとリモコン2に照明器具オンコマンドを送信する。リモコン2は照明器具オンコマンドを受信すると従来と同様の信号を照明器具1に送信してその負荷をオンにし、メインコントローラ3に照明器具オン完了コマンドを返信する。メインコントローラ3は照明器具オン完了コマンドを受信するとそれをゲートウエイサーバ4に転送する。ゲートウエイサーバ4は、照明器具オン完了コマンドを受信すると、照明器具オン完了コマンドを、同じリモート操作をするためのメッセージとして端末5に送信する。端末5はそのメッセージを受信するとこれを記憶保持する。これにより、端末5からそのメッセージ(完了コマンドメール)をゲートウエイサーバ4に送信することにより、上記と同じ制御をリモートで簡単に実行することができる。
【0147】
端末5よりゲートウエイサーバ4にメール送信する形式は、規則に従ったものでないと認識できないため、その形式を利用者が記憶していなければならないが、第8実施形態によれば、コマンドを実行した際の完了コマンドを返信することで同様のコマンド操作が可能になるため、例えば図29で説明したように複数台の照明器具を制御した場合、そのための複雑なコマンドを完了コマンドメールで代用することができるので、飛躍的にコマンド入力の手間を軽減することができる。
【0148】
(第9実施形態)
上記各実施形態では、コントローラや外部の端末によりセキュリティモードの設定等を設定する必要がある。このため、外出時にセキュリティモードへの切替えを忘れると、セキュリティモードで動作しないこととなり、不用心である。
【0149】
そこで、第9実施形態では、セキュリティモードへの切替えを、外出時の戸締まりのための施錠動作と連動させる。このため、鍵の部分に施錠、解錠を検出する機構と、その作業が家の中から行なわれたか、外で行なわれたかを検出する機構とを設け、これらの機構から得られる情報をメインコントローラに送信するように照明システムを構成する。なお、その情報の伝送手段は有線でも無線でもよい。
【0150】
動作としては内部/外部の操作と施錠/解錠の動作に分けて考え、これらの組合せで動作モードを設定する。具体的な動作としては操作部位 操作 動作外 施錠 セキュリティオン外 開錠 セキュリティオフ中 施錠 モード変化なし中 解錠 セキュリティオフとすることにより、外出時には家の戸締まりとともにセキュリティモードの動作を関姶することができ、帰宅時には家の鍵を開けるとともにセキュリティモードの動作を終了することになる。これにより、外出時にセキュリティモードへの切替えが確実に行われることになる。
【0151】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、赤外線による通信を行うための通信手段を有し、この通信手段から得られる信号に従って動作する少なくとも一つの照明器具と、各種操作入力用の操作入力手段、赤外線による通信を行うための負荷側通信手段および電波による通信を行うメイン側通信手段を有し、前記操作入力手段または前記メイン側通信手段から得られる信号を、前記負荷側通信手段を通じて前記照明器具の通信手段に送信するためのリモコンと、赤外線又は電波による通信を行うための下位側通信手段および上位側通信手段を有し、少なくとも前記上位側通信手段から得られる信号を、前記下位側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具の通信手段に送信するかまたは電波によりリモコンの前記メイン側通信手段に送信するメインコントローラと、通信を行うためのローカル側通信手段およびリモート側通信手段を有し、外部の通信端末から得られ前記リモート側通信手段から得られた信号を、前記ローカル側通信手段を通じて、前記上位側通信手段、前記メイン側通信手段または前記照明器具の通信手段に送信するゲートウエイサーバとを備え、前記リモコンは、自己の負荷側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具を制御するとともに、自己のメイン側通信手段を通じてその照明器具の動作情報を電波により前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信する照明システムであって、前記照明器具および前記リモコンの各々は、センサを有し、このセンサから得られる検知情報または動作情報を自己の通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、この検知情報または動作情報から得られる、前記照明器具の設置領域内への人の侵入検知情報または前記照明器具の設置領域内での人の生活行動パターン情報を、自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信するので、この通信端末に送信された照明器具の動作情報から宅内の様子を知ることができるから、外部の遠隔地において、その宅内の照明器具の操作や動作状況の確認、防犯や居住者の安否確認を行なうことができる。また、上記照明器具、リモコン、メインコントローラおよびゲートウエイサーバにおける各部間の通信機能により、大がかりな電気工事等を行なうことなく、住宅等の照明器具の動作状態を一か所で制御でき、照明器具間の制御を簡単かつ円滑に行なえる。しかも、通信端末に送信された、照明器具の設置領域内への人の侵入検知情報または照明器具の設置領域内での人の生活行動パターン情報から、当該照明システムが設けられた戸内の様子を知ることができ、従来の照明システムとしての省エネや利便性などの機能を待つつ、簡易ホームセキュリティシステムとして、従来の照明器具や照明システムにはなかった効果、または遠隔地から生活者のモニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【0152】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記リモコンは、センサから得られる検知情報を基に前記照明器具に制御信号を自己の負荷側通信手段経由で送信することにより前記照明器具の制御を行うとともに、前記検知情報を自己のメイン側通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信するので、この通信端末に送信された検知情報から当該照明システムが設けられた戸内の様子を知ることができる。
【0153】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する時間の間隔を監視し、その間隔が一定時間以上開けば、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信するので、この通信端末に送信された、検知情報または動作情報を蓄積して記憶する時間の間隔が一定時間以上平板旨の情報から、当該照明システムが設けられた戸内の様子を知ることができ、通常は一般的な住宅用の照明システムとして省エネ・高利便性などの機能を果たしつつ、遠隔地から生活者のモニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【0154】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の照明システムにおいて、前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する回数を監視し、一定時間内のその回数が所定数を超えた場合、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信するので、この通信端末に送信された上記回数が所定数を超えた旨の情報から、当該照明システムが設けられた戸内の様子を知ることができ、通常は一般的な住宅用の照明システムとして省エネ・高利便性などの機能を果たしつつ、遠隔地から生活者のモニタ(安否確認)を行うことも可能な、従来にない極めて斬新かつ大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例の照明システムの構成図である。
【図2】 同照明システムにおける照明器具の構成図である。
【図3】 同照明システムにおけるリモコンの構成図である。
【図4】 同照明システムにおけるメインコントローラの構成図である。
【図5】 同照明システムにおけるゲートウエイサーバの構成図である。
【図6】 同照明システム全体の通信系統図である。
【図7】 同照明システムの動作説明図である。
【図8】 異常発生情報の例を示す図である。
【図9】 本発明の第2参考例の照明システムの動作説明図である。
【図10】 本発明に係る第1実施形態の照明システムの動作説明図である。
【図11】 安否確認情報の例を示す図である。
【図12】 別の照明システムの構成図である。
【図13】 同照明システムにおける照明器具の構成図である。
【図14】 同照明システムにおける別の照明器具の構成図である。
【図15】 同照明システムにおけるリモコンの構成図である。
【図16】 同照明システムにおけるゲートウエイサーバの構成図である。
【図17】 同照明システム全体の通信系統図である。
【図18】 別の照明システムの構成図である。
【図19】 同照明システムにおけるリモコンの構成図である。
【図20】 同照明システムにおける照明器具の構成図である。
【図21】 同照明システムにおける別の照明器具の構成図である。
【図22】 別の照明システムの構成図である。
【図23】 本発明に係る第2実施形態の照明システムの動作図である。
【図24】 安否確認情報の例を示す図である。
【図25】 別の照明システムの構成図である。
【図26】 同照明システムにおけるメインコントローラの構成図である。
【図27】 本発明に係る第4実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【図28】 本発明に係る第5実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【図29】 本発明に係る第6実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【図30】 本発明に係る第7実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【図31】 本発明に係る第8実施形態の照明システムにおける端末とゲートウエイサーバとの間の信号のやりとりの説明図である。
【符号の説明】
1 照明器具
2 リモコン
3 メインコントローラ
4 ゲートウエイサーバ
5 端末
Claims (4)
- 赤外線による通信を行うための通信手段を有し、この通信手段から得られる信号に従って動作する少なくとも一つの照明器具と、各種操作入力用の操作入力手段、赤外線による通信を行うための負荷側通信手段および電波による通信を行うメイン側通信手段を有し、前記操作入力手段または前記メイン側通信手段から得られる信号を、前記負荷側通信手段を通じて前記照明器具の通信手段に送信するためのリモコンと、赤外線又は電波による通信を行うための下位側通信手段および上位側通信手段を有し、少なくとも前記上位側通信手段から得られる信号を、前記下位側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具の通信手段に送信するかまたは電波によりリモコンの前記メイン側通信手段に送信するメインコントローラと、通信を行うためのローカル側通信手段およびリモート側通信手段を有し、外部の通信端末から得られ前記リモート側通信手段から得られた信号を、前記ローカル側通信手段を通じて、前記上位側通信手段、前記メイン側通信手段または前記照明器具の通信手段に送信するゲートウエイサーバとを備え、前記リモコンは、自己の負荷側通信手段を通じて赤外線により前記照明器具を制御するとともに、自己のメイン側通信手段を通じてその照明器具の動作情報を電波により前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記動作情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信する照明システムであって、前記照明器具および前記リモコンの各々は、センサを有し、このセンサから得られる検知情報または動作情報を自己の通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報または動作情報を受信すると、この検知情報または動作情報から得られる、前記照明器具の設置領域内への人の侵入検知情報または前記照明器具の設置領域内での人の生活行動パターン情報を、自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする照明システム。
- 前記リモコンは、センサから得られる検知情報を基に前記照明器具に制御信号を自己の負荷側通信手段経由で送信することにより前記照明器具の制御を行うとともに、前記検知情報を自己のメイン側通信手段経由で前記メインコントローラに送信し、前記メインコントローラは、自己の下位側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを自己の上位側通信手段経由で前記ゲートウエイサーバに送信し、前記ゲートウエイサーバは、自己のローカル側通信手段で前記検知情報を受信すると、これを所定の形式に加工した上で自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する時間の間隔を監視し、その間隔が一定時間以上開けば、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記ゲートウエイサーバは、前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に前記検知情報または動作情報を蓄積して記憶する回数を監視し、一定時間内のその回数が所定数を超えた場合、その旨を自己のリモート側通信手段から外部通信回線経由で外部の通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の照明システム。
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