JP4003893B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本願発明は、いわゆる密着型イメージセンサなどの画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のいわゆる密着型イメージセンサと称されるタイプの画像読み取り装置の一般的な構成を、図24に示す。この画像読み取り装は、原稿読み取り面90を一側面に形成するケーシング91の内部に、線状光源装置9を配置し、この線状光源装置9から上記原稿読み取り面90に照射されて反射した光を、基板92の表面に実装された受光素子93によって受光できるように構成されている。上記線状光源装置9としては、図25に示すように、基板94の表面に、複数のLED3eを一定ピッチ間隔で配列して実装したものが用いられている。ところが、このような線状光源装置9では、各LED3eに対応する部分の照度が、他部分の照度よりも高くなり、原稿読み取りラインの照度に大きなバラツキが生じる。また、多数のLED3eを必要とするために、その部品コストも高くなるといった不具合もある。
【0003】
そこで、従来では、上記のような不具合を解消する手段として、たとえば図26に示すような線状光源装置9Aが提案されている(たとえば特開平6−217084号公報)。この線状光源装置9Aは、一定長さを有する透明部材からなる導光部材1eと、この導光部材1eの長手方向一端部の側方に配された光源3fとを具備して構成されており、上記導光部材1eの長手方向に延びる一側面12eが、上記光源3fから上記導光部材1eの一端面15eから内部に入射してその長手方向に進行する光を上記導光部材1eの外部に出射する光出射面とされている。この光出射面12eと対向する側面14eは、光乱反射面とされている。このような構成によれば、導光部材1eの一部分に投光を行わせるだけで、導光部材1eの光出射面12eの長手方向全長域から光を出射させて、線状光源装置として適切に機能させることができる。したがって、上記光源3fは、少数でよく、また導光部材1eの光出射面12eから出射される各部の光量に大きなバラツキを生じさせないようにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、画像読み取り装置の線状光源装置として、上記線状光源装置9Aを用いた場合には、次に述べるような解決すべき課題があった。
【0005】
すなわち、上記線状光源装置9Aの光源3fは、その全体のサイズをできるかぎり小さくすることが望ましく、このような観点からすれば、LEDを用いることが望ましい。一方、LEDを用いた光源の一般的な構成は、たとえば図27に示すように、表面に導電配線パターンを形成した基板39の表面に、チップ状のLED38を実装した構成となっている。ところが、このような構成では、上記LED38に駆動用電力を供給するためには、電力供給用の配線37を上記基板39に接続する必要がある。したがって、そのような手間が非常に煩雑となっていた。また、上記配線37は、画像読み取り装置のケーシングの限られた空間スペース内において所定の位置へ引き回す必要があるが、従来では、そのような配線37の引き回し作業についても、必ずしも容易に行えるものではなかった。上記線状光源装置9Aにおいては、導光部材1eの長手方向一端部側方に光源3fを1箇所のみ設けるのではなく、たとえば同図仮想線に示すように、導光部材1eの他端部側方にも他の光源3gを設ける場合があり、このように2つの光源3f,3gを一定間隔を隔てて配置させる場合には、これらを配線接続する場合に生じる上記不具合が一層顕著なものとなっていた。
【0006】
また、従来では、導光部材1eをケーシング91の内部に配置させる場合には、導光部材1eの光出射面が原稿読み取り面90に対して適切に対向するように正確に位置決めする必要がある。ところが、従来では、上記導光部材1eは、単なる直方体形状に形成されたものに過ぎないため、上記ケーシング91内における位置決め固定も容易に行うことはできなかった。
【0007】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、画像読み取り装置の線状光源装置として、導光部材と光源とを組み合わせた線状光源装置を用いる場合に、ケーシング内への各部材の組付け作業などを容易かつ適切に行えるようにすることをその課題としている。
【0008】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明は次の技術的手段を採用している。
【0009】
本願発明により提供される画像読取装置は、原稿読み取り面を一側面に形成したケーシングと、このケーシングの上記原稿読み取り面に対して線状に光を照射するように上記ケーシング内に配置された線状光源装置とを具備する画像読み取り装置であって、上記線状光源装置は、一定長さを有する透明部材の長手方向に延びる複数の外周側面のいずれかが上記透明部材の内部に入射した光を外部に出射する光出射面とされている導光部材と、この導光部材の内部に光を入射する光源とを具備しており、かつ、上記光源は、薄肉偏平状のフレキシブルケーブルの表面にLEDを実装したものであり、上記線状光源装置から上記原稿読み取り面上に線状に照射されて反射する光を受光する画像読み取り用の受光素子を実装した基板を有しているとともに、この基板には、上記LEDを駆動するための電力供給用の端子部が設けられており、かつこの端子部に上記フレキシブルケーブルの一端が接続されているとともに、上記ケーシングと上記フレキシブルケーブルの上記一端との間には、上記フレキシブルケーブルの上記一端を上記基板の上記端子部へと押し付ける弾性力を付勢する弾性部材が介在しており、かつ、上記基板は、上記ケーシングに係合する弾性部材からなるアタッチメントにより、上記弾性部材に対して弾力付勢された状態で上記ケーシングに取り付けられていることを特徴としている。
【0010】
好ましい実施形の態においては、上記ケーシングには、上記弾性部材の一部を収容する凹部が形成されている。
【0011】
本願発明においては、導光部材の内部に光を入射するための光源が、薄肉偏平状のフレキシブルケーブルの表面にLEDを実装して構成されているために、光源全体の厚みを薄くして、ケーシング内への配置を容易にできることは勿論のこと、LEDが実装されたフレキシブルケーブルを、LEDへの駆動電力供給用の配線としてそのまま利用することができる。したがって、基板表面にLEDを実装して構成された光源を用いる場合とは異なり、上記光源にわざわざ配線接続を行う必要がなくなる。また、上記フレキシブルケーブルは、薄肉偏平状であって、可撓性を有するために、限られた空間スペースのケーシング内部において、その引き回しを簡単に行うことも可能となる。その結果、本願発明においては、画像読み取り装置のケーシング内部への光源の取付け作業、並びに配線作業を著しく簡易に行えるものとし、光源から導光部材への光の入射を的確に行わせることが可能となる。後述する説明から理解されるように、導光部材の内部に光を入射させて、その光を導光部材の光出射面から出射させる方法としては、種々の方法があり、その方法に応じて導光部材に対する光源の取付け位置が種々選択される場合があるが、本願発明では、そのような光源の位置選択を的確に行うことが可能となる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
また、このような構成によれば、画像読み取り用の受光素子を実装した基板に対して、LEDを駆動するための電力供給と上記受光素子を駆動するための電力供給とを行えば、LEDの駆動と受光素子の駆動とを行えることとなり、画像読み取り装置に対する電力供給配線の集約化が図れる。したがって、その組立てや取扱いに際しての利便性を一層高めることができる。また、LEDを実装したフレキシブルケーブルは、上記基板の端子部に接続すればよいために、その配線作業はさらに容易となる。さらに、上記フレキシブルケーブルの上記一端と上記基板の上記端子部とを互いに圧接させることができ、これらを互いにハンダ付けするようなことなく、適切に導通接続することが可能となる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0044】
図1は、本願発明に係る画像読み取り装置Bの一例を示す分解斜視図である。図2および図3は、本願発明に係る画像読み取り装置Bの要部断面図である。図4は、図2のIV−IV要部断面図である。
【0045】
この画像読み取り装置Bは、図1によく表れているように、ケーシング4、透明板50、線状光源装置Aを構成する導光部材1ならびに光源3、レンズアレイ51、多数の受光素子52を実装した基板6、および2つのアタッチメント7を具備して構成されている。
【0046】
上記ケーシング4は、合成樹脂製であり、上面が開口した長細な箱型状に形成されている。上記透明板50は、ガラス製または合成樹脂製であり、図2および図3に示すように、上記ケーシング4の上面開口部をカバーするように上記ケーシング4に取付けられる。この透明板50の外表面が、本願発明でいう原稿読み取り面53とされる。
【0047】
図5は、上記導光部材1の正面図である。図6は、上記導光部材1の平面図である。図7は、図5のVII −VII 断面図である。図8は、図5のVIII−VIII断面図である。
【0048】
上記導光部材1は、たとえばPMMAなどのアクリル系透明樹脂を成形して得られる透明部材10がその主要部を占めている。この透明部材10は、長手方向に一定寸法を有する細長なバー状のものであり、この透明部材10の長手方向に延びる第1側面10A、第2側面10B、第3側面10C、第4側面10D、および長手方向両端部の端面10E,10Fを有している。上記第1側面10Aと第2側面10Bとは、透明部材10の上下厚み方向に対向しており、好ましくは上記第1側面10Aの幅が第2側面10Bの幅よりも小寸法に形成されている。上記第3側面10Cと第4側面10Dとは、透明部材10の幅方向に対向している。
【0049】
上記第1側面10Aは、好ましくは、鏡面状の平面とされ、後述するように、この第1側面は、光出射面12とされる。また、上記第3側面10Cおよび第4側面10Dも鏡面状の平面とされている。ただし、上記第3側面10Cおよび第4側面10Dについては、たとえばそれらの表面に金属を蒸着するなどして非透光面とすることもできる。なお、上記鏡面状とは、必ずしも表面が積極的に研磨加工されている面である必要はない。たとえば、金型を用いて透明部材10を樹脂成形する場合において、その樹脂成形によって得られた比較的滑らかな表面も、鏡面状の面に含まれる。このように、透明部材の表面を鏡面状とすれば、この面に対して透明部材の材質で特定される全反射臨界角よりも大きな角度で入射する光線の全てを反射させることができるとともに、上記全反射臨界角よりも小さな角度で入射する光線については透過させることができる。
【0050】
上記第1側面10Aの長手方向中央部には、正面視略V字状の凹入部20が設けられている。この凹入部20は、2つの傾斜面21,21を形成するものであり、これら2つの傾斜面21,21も鏡面状の平面とされている。これらの2つの傾斜面21,21の底部領域、および上端部近傍領域には、非透光性の膜22,22a,22aが設けられている。これらの膜22,22a,22aは、たとえばAl,Cr,Agなどの光沢を有する材料を蒸着するなどして形成することができる。また、他の手段としては、非透光性塗料の印刷、非透光性材料の熱転写、非透光性テープの貼付などの手段を採用することもできる。
【0051】
上記第2側面10Bには、複数の凹状部14が所定ピッチ間隔で設けられている。これら複数の凹状部14の相互間領域は、鏡面状の平面部13とされている。上記複数の凹状部14のそれぞれは、たとえば円弧状断面に形成されており、第1側面10Aに対して傾斜状(非平行状)に対向する曲面状の傾斜面14aを有している。また、上記第2側面10Bは、その長手方向中央部から長手方向両端部に向かうにつれて透明部材10の厚みを漸次小さくする傾斜面として形成されている。第2側面10Bをこのような傾斜面とすれば、透明部材10の長手方向中央部から長手方向両端部方向に進む光を上記傾斜面14aに対して効率よく入射させることが可能となり好ましい。ただし、本願発明はこれに限定されず、上記第2側面10Bを第1側面10Aとほぼ平行な面としてもかまわない。
【0052】
上記第2側面10Bの長手方向中央部には、光入射部15が設けられている。この光入射部15は、上記凹入部20と対向するように設けられている。本実施形態においては、上記光入射部15に凹部16が形成されている。この凹部16は、後述するLED30の外径よりもひとまわり大きなサイズであり、奥部に進むにしたがって幅狭となる断面略台形状とされている。上記凹部16は、その幅方向(導光部材1の長手方向)の中心が、上記凹入部20の中心位置と一致するように設けられている。
【0053】
上記第4側面10Dの長手方向中央部には、凸状部18が設けられている。図8によく表れているように、この凸状部18の一部は、上記凹部16の軸心線方向(導光部材1の幅方向)の一端側に配置されている。この凸状部18は、上記凹部16内にLED30を進入配置させたときの導光部材1とLED30との幅方向の位置決めを図るためのものである。一方、上記凹部16の軸心線方向の他端部は、開口状態のままである。上記凸状部18は、透明樹脂10と一体的に形成してもよいが、これに代えて、たとえば上記透明部材10と別体に形成した上で、その部材を透明部材10に接着させるなどして取付けてもかまわない。
【0054】
上記第4側面10Dには、2つの突起部19,19が上記透明部材10の長手方向に所定間隔を隔てて突設されている。これらの突起部19,19についても,上記凸状部18と同様に、透明部材10と一体成形してもよいし、あるいは別部材で形成したものを透明部材10に接着させるなどしてもかまわない。これらの突起部19,19は、図1および図3によく表れているように、ケーシング4の内側の壁面部40に設けられた凹部41,41のそれぞれに圧入可能に形成されている。上記凹部41,41は、非貫通状の凹部として形成してもよいが、これに代えて、貫通した孔状の凹部としてもかまわない。上記突起19,19および凹部41,41は、これらを互いに嵌合させると、導光部材1の光出射を行う第1側面10Aが原稿読み取り面53の所定領域に対向するように、それらの角度や寸法が設定されている。
【0055】
上記導光部材1の端面10E,10Fは、好ましくは、たとえば金属層16を蒸着するなどして、非透光面とされている。このような手段を採用すれば、導光部材1内に入射した光が、上記端面10,10Fを透過して外部に出射することを防止でき、光の出射ロスを少なくすることができる。
【0056】
図9は、上記光源3の正面図である。図10は、図9のX−X要部断面図である。上記光源3は、フレキシブルケーブル31、3種類のチップ状のLED30(30A〜30C)、および補強板35を具備して構成されている。
【0057】
上記フレキシブルケーブル31は、複数本の導電配線部36を軟質な合成樹脂で被覆したものであり、全体が薄肉偏平状で、かつ可撓性に富むものとして構成されている。上記複数本の導電配線部36の長手方向一端のそれぞれには、端子部37が設けられているとともに、他端側には、パッド部38が設けられている。上記複数の導電配線部36には、グランド用の配線も含まれている。上記3種類のLED30(30A〜30C)としては、R,G,B(レッド,グリーン,ブルー)の各色の光を発するものが用いられる。上記各LED30は、上記パッド部38の上面にハンダ付けなどにより面実装されており、フレキシブルケーブル31の幅方向に1列状態に配列されている。上記LED30の配列順序としては、の光を発するLED30Bが他のLED30A,30Cの中間に位置するように設定されている。
【0058】
上記補強板35は、たとえばガラスエポキシ樹脂などの比較的硬質な部材によって形成されている。この補強板35は、上記フレキシブルケーブル31のLED30が実装された箇所の裏面にたとえば接着剤などを介して接着されている。上記補強板35は、上記LEDの実装箇所をバックアップする機能を発揮すればよく、その機能を発揮するのに必要充分な最小限の寸法と設定されている。
【0059】
図1および図2によく表れているように、ケーシング4の内側面42の長手方向中央部には、上記光源3の補強板35を嵌入可能とする凹溝43が設けられている。上記光源3は、上記補強板35が上記凹溝43内に嵌入されることにより、LED30の実装領域がケーシング4内の所定位置に位置決めされることとなる。また、これとともに、上記フレキシブルケーブル31は、上記内側面42の長手方向に沿って配されることとなる。上記ケーシング4の底面部44には、貫通孔45が設けられており、上記フレキシブルケーブル31の一端部31aは、この貫通孔45を挿通し、ケーシング4の底部下方外部に引き出される。フレキシブルケーブル31の一端部31aを上記貫通孔45に挿通させるためには、たとえば図9に示すN1−N1の位置においてフレキシブルケーブル31を下方に折り曲げればよい。上記フレキシブルケーブル31の一端部31aをケーシング4の外部に引き出せば、その一端部31aの複数の端子部37についても、ケーシング4の外部に配置させることができる。
【0060】
図1ないし図3において、上記レンズアレイ51は、上記導光部材1の第1側面10Aから原稿読み取り面53に照射され、かつこの原稿読み取り面53上に載置された原稿(図示略)から反射した光を集束させるためのものである。このレンズアレイ51は、ケーシング4の上面に透明板50を装着する以前に、ケーシング4の内部に設けられた凹部46に、その上方から挿入することにより装着される。
【0061】
上記受光素子52は、上記レンズアレイ51によって集束された光を受光し、その光電変換を行うものであり、基板6の長手方向へ延びるように多数一連に設けられている。上記基板6は、たとえば上記透明板50と同様なガラスエポキシ樹脂製であり、その表面には上記多数の受光素子52を実装させるための導電配線パターン(図示略)が設けられている。また、これに加え、上記フレキシブルケーブル31の複数の端子部37と導通接続するための複数の端子部60も、上記基板6の表面に設けられている。また、上記基板6の適所には、コネクタ端子61が設けられており、このコネクタ端子61に対して外部制御機器(図示略)を配線接続することにより、その外部制御機器と上記複数の端子部60および上記多数の受光素子52のそれぞれとを互いに配線接続できるように構成されている。
【0062】
図2によく表れているように、上記基板6は、ケーシング4の底部に設けられた凹部47内に、上記ケーシング4の下方から嵌合されている。むろん、この嵌合は、上記複数の受光素子52がレンズアレイ51の中心部に対向するようになされる。上記2つのアタッチメント7,7のそれぞれは、ケーシング4に対してその下方から外嵌し、ケーシング4の左右外側面に設けられている係合用突起48,48に掛止される。上記各アタッチメント7は、たとえば薄肉金属板をプレス加工するなどして形成されたものであり、その各部は適度な弾力性を発揮する。上記各アタッチメント7は、その幅方向中央部が上記基板6の裏面(下面)に当接するようにケーシング4に装着されており、このアタッチメント7の幅方向中央部の上向きの弾発力によって、上記基板6はケーシング4の底面部に適度な圧力で当接するように常時付勢されている。このような弾発力により、上記基板6の脱落は防止されており、ケーシング4に対する基板6の取付けが確実化される。
【0063】
一方、上記基板6をケーシング4の底面部に取付ける際には、この基板6とフレキシブルケーブル31との導通接続がなされる。すなわち、既述したとおり、フレキシブルケーブル31の一端部31aは、ケーシング4の下方へ引き出されており、複数の端子部37はケーシング4の外部に予め配置されている。上記基板6をケーシング4に取付ける際には、基板6の端子部60と上記フレキシブルケーシング4の端子部37とを互いに対面接触させたかたちで行う。また、上記ケーシング4の適所には、ゴム等の弾性部材62を上記端子部60に対向する位置に予め装着しておく。このようにすれば、上記端子部60,37どうしを互いに圧接させることができ、これら端子部どうしを互いにハンダ付けするようなことなく、適切に導通接続することが可能となる。
【0064】
上記画像読み取り装置Bにおいては、ケーシング4の上面部に透明板50を装着する以前の段階に、線状光源装置Aをケーシング4内に組み込む必要があるが、その作業は、次のようにして行う。
【0065】
まず、光源3の補強板35を、ケーシング4の凹溝43内に嵌入する。これにより、ケーシング4に対するLED30の位置決めが図れる。また、この際には、フレキシブルケーブル31をケーシング4の内側面42に沿わせてから、その一端部31aを貫通孔45に挿通する。次いで、導光部材1をケーシング4内に装着するが、その装着作業は、図3によく表れているように、導光部材1の突起部19をケーシング4の凹部41内に圧入すればよい。このような圧入作業によれは、接着剤などを用いることなく、ケーシング4に対して導光部材1の取付け固定が図れる。また、導光部材1の第3側面10Cと対向するケーシング4の内壁面40を所定の傾斜状に形成しておけば、これら内壁面40と第3側面10Cとを対面接触させることにより、導光部材1の角度設定をより安定させることが可能となる。
【0066】
上記導光部材1をケーシング4に取付ける際には、図4によく表れているように、LED30が導光部材1の凹部16内に位置するように設定する。上記凹部16は、奥側ほど幅狭となる断面略台形状となるために、補強板35と凹溝43との嵌合に遊びをもたせておけば、上記凹部16は、上記LED30の位置決めを図るセルフアライメント効果を発揮することとなる。すなわち、上記LED30が上記凹部16の奥部側へ徐々に進行するように導光部材1を移動させると、これに伴って、上記LED30が上記凹部16の幅方向中心線に一致するように規定される。これにより、上記LED30は、導光部材1の凹入部20の幅方向中心線に対して正確に一致することとなる。
【0067】
また、上記導光部材1の幅方向についてのLED30と導光部材1との幅方向の位置合わせは、図2によく表れているように、凸状部18を利用して行わせることができる。光源3のLED実装部分は、補強板35を凹溝43内に嵌入させただけであるが、LED30は上記凸状部18と当接することにより、上方へ移動することが適切に阻止される。したがって、上記LED30が導光部材1の幅方向に不用意に位置ずれすることもない。
【0068】
図11は、上記画像読み取り装置Bに組み込まれた線状光源装置Aの作用を示す説明図である。
【0069】
同図において、3種類のLED30のうち、いずれか1つを発光させると、その光は、光入射部15から導光部材1内に適当な広がり角度をもって入射する。上記光の多くは、光入射部15に対向している2つの傾斜面21,21に到達する。ところが、これらの傾斜面21,21は導光部材1の長手方向に対して傾斜しているために、LED30から傾斜面21,21に直接到達する光の入射角を大きくすることができ、その入射角を、透明部材10の材質によって特定される所定の全反射臨界角よりも大きくすることができる。したがって、LED30から導光部材1内に入射した光の多くが、上記傾斜面21,21を通過してそのまま外部に出射することを防止することができる。上記傾斜面21,21によって反射された光は、その後導光部材1の長手方向に進行することとなる。
【0070】
また、上記傾斜面21,21のうち、非透光性の膜22,22a,22aが設けられた領域は、受けた光の全量を確実に反射する。したがって、上記傾斜面21,21の底部領域、および上端部近傍領域が、第1側面10Aの他の部分よりも明るく見えるいわゆる輝点また輝線となることが防止される。すなわち、導光部材1に略V字状の凹入部20を形成する場合には、2つの傾斜面21,21の底部の継ぎ目部分を厳密な意味で鋭角に形成することは難しく、たとえばこれら2つ傾斜面21,21の継ぎ目部分が丸みを帯びたり、あるいは小さな平面部分になるのが一般的である。このような部分においては、導光部材1内に入射した光が、それらの部分に入射するときの入射角が小さくなり、その光が導光部材1の外部へそのまま出射してしまう傾向が強くなる。また、上記2つの傾斜面21,21の上端部近傍領域がエッジ状に形成されている場合には、導光部材1の内部に入射して反射を繰り返している光がこのエッジ状部分から集中的に外部へ出射し易い特性がある。ところが、本実施形態のように、上記各領域に非透光性の膜22,22a,22aを設ければ、そのような虞れをなくすことができる。
【0071】
上記導光部材1においては、第1側面10Aのうち、上記膜22,22a,22aを設けた領域からは、光の出射がなされないが、上記膜の幅は小さくてよく、しかも第1側面10Aの他の領域において均一な光量の光の出射がなされておれば、原稿読み取り面53の照度を均一化することが可能である。したがって、上記膜22,22a,22aを設けたことに因して照度のバラツキが大きくなるといった不具合はない。
【0072】
上記光入射部15から導光部材1内に入射した光の大部分は結局、傾斜面21,21によって反射され、導光部材1の長手方向に進むこととなる。そして、主に第1側面10Aと第2側面10Bとにおいて全反射を繰り返しながら、導光部材1の長手方向両端部まで達する。第2側面10Bに光が達した場合、各平面部13においては、光の全反射がなされる。これに対し、凹状部14の傾斜面14aに到達した光の多くは、急激にその光の進路が変えられるように反射され、第1側面10Aに対して全反射臨界角よりも小さな入射角で入射する可能性を高める。このため、上記傾斜面14aによって反射されて第1側面10Aの方向へ進む光の多くは、第1側面10Aを透過し、導光部材1の外部へ出射することとなる。したがって、光入射部15を導光部材1の長手方向中央部に設けているにも拘わらず、光出射面12の長手方向全長域から光をほぼ均等に出射させることが可能となる。
【0073】
また、上記線状光源装置Aでは、導光部材1の凹部16内にLED30が配置されており、上記LED30は凹状部14の中心部に対して正確に位置決めされている。したがって、LED30から発せられた光が、凹入部20の2つの傾斜面21,21のうち、いずれか一方に偏って照射されることが確実に解消される。その結果、光出射面12の長手方向の一端部領域と他端部領域とで出射光量に大きな差が生じることもなく、光出射面12から出射される光の量のバラツキを一層少なくすることが可能となる。
【0074】
上記のように、上記導光部材1の光出射面12の各部からは、光が出射し、その光は、画像読み取り装置Bの原稿読み取り面53上の原稿(図示略)を効率よく照射することとなる。この場合、各色のLED30(30A〜30C)のそれぞれは、順次切り換え点灯される。上記原稿は、たとえばプラテンローラ(図示略)によって所定ピッチずつ副走査方向に送られ、1ラインごとの原稿画像のR,G,Bの各色ごとの画像データが、受光素子52によって順次受光され、読み取られることとなる。
【0075】
上記画像読み取り装置Bにおいては、R,G,BのいずれのLED30を用いる場合であっても、原稿の読み取りラインの全長域に対して、各色均等な光量の光を照射することができる。したがって、読み取りラインの照度のバラツキに原因した読み取り画像の色調の変化などを少なくし、読み取り画像の質を高めることが可能となる。3種類のLED30A〜30Cのそれぞれを発光させた場合、Rおよびの光量と比較して、の光量が少なくなるのが一般的である。これに対し、上記線状光源装置Aにおいては、の光を発するLED30Bを導光部材1の第2側面10Bの幅方向中央部に配しているために、の光が導光部材1内に入射する効率を高めることが可能となる。その結果、導光部材1から原稿読み取り面53に照射されるR,G,Bの各色の光の光量を均一化することが可能となり、読み取り画像の質を一層高めることが可能となる。
【0076】
図12は、画像読み取り装置の参考例を示す断面図である。なお、同図以降の各図においては、先の実施形態と同一部位は、同一符号で示す。
【0077】
この画像読み取り装置Baにおいては、レンズアレイ51の上端部の角部に、面取り部51aを設けている。この面取り部51aは、平面状あるいは曲面状のいずれであってもよい。一方、導光部材1は、上記面取り部51aに対して第3側面10Cの上端部が接触または接近するように設けられている。このような構成によれば、導光部材1とレンズアレイ51との干渉を回避しつつ、導光部材1の光出射面12を原稿読み取り面53の所定領域に接近させることが可能となる。したがって、原稿読み取り面53の照度を高める上で有利となる。
【0078】
また、上記画像読み取り装置Baにおいては、フレキシブルケーブル31の一端部31aを、基板6の端子部60に対してハンダ付けにより導通接続している。
【0079】
図13は、本願発明に係る画像読み取り装置Bbの他の例を示す分解斜視図である。図14は、図13に示す画像読み取り装置Bbに適用された線状光源装置Aを示す正面図である。
【0080】
この画像読み取り装置Bbに用いられている線状光源装置Aaの導光部材1Aは、先の実施形態で説明した導光部材1を1単位とし、これを長手方向に2単位分だけ連続させた構成となっている。すなわち、上記導光部材1Aは、2箇所の凹入部20,20と、2箇所の光入射部15、15と有しており、これらの各部分は、透明部材10aの長手方向に所定間隔を隔てて設けられている。上記光入射部15,15のそれぞれには、凹部16が設けられている。
【0081】
上記線状光源装置Aの光源3Aは、1本のフレキシブルケーブル31Aに対して、2組のLED30,30を面実装している。これら2組のLED30,30は、上記導光部材1Aの凹部16,16のそれぞれの内部に配置可能である。また、上記フレキシブルケーブル31の計2箇所のLED実装箇所の裏面には、補強板35,35が設けられている。ケーシング4Aの内側面42には、上記2つの補強板35,35のそれぞれを嵌入可能とする凹溝43,43が設けられており、これら凹溝43,43内に上記補強板35,35を嵌入させることにより、上記2組のLED30,30の位置決めが可能となっている。
【0082】
このような構成によれば、導光部材1Aの長手方向の全長寸法が非常に大きい場合であっても、導光部材1A内には2箇所の光入射部15,15から多くの光を入射させることによって、導光部材1Aの光出射面12の全長域から充分な光量の光を原稿読み取り面に対して照射させることが可能となる。また、上記構成においては、2組のLED30,30を用いているにも拘わらず、これら2組のLED30,30のそれぞれは、1本の共通したフレキシブルケーブル31に実装されているために、それらLED30,30の配線の引き回し作業も非常に容易に行うことが可能である。
【0083】
図15は、本願発明に係る画像読み取り装置に用いられる線状光源装置Abの他の例を示す要部断面図である。図16は、図15に示す線状光源装置Abに用いられる光源3Bの要部平面図である。
【0084】
この線状光源装置Abは、導光部材1Bの1つの光入射部15に対し、3種類1組のLED30を2組対向配置させた構成である。具体的には、2組のLED30,30は、1本の共通したフレキシブルケーブル31の表面に互いに接近して面実装され、1枚の共通した補強板35によってバックアップされている。これら2組のLED30,30は、導光部材1Bの光入射部15に設けられた2つの凹部16,16のそれぞれの内部に配置されており、これによって凹入部20の2つの傾斜面21,21のそれぞれに対向するように位置決めされている。
【0085】
このような構成によれば、1組のLEDのみを用いて2つの傾斜面21,21に光をあてる場合とは異なり、2組のLED30,30が導光部材1Bの長手方向に多少位置ずれを生じても、これら2組のLED30,30から発せられる光を、2つの傾斜面21,21のそれぞれに対して確実に照射させることが可能となる。むろん、これら傾斜面21,21に照射された光の大部分は、それら傾斜面によって反射され、その後導光部材1Bの長手方向両端部方向へ進行する。したがって、導光部材1Bの長手方向一端部と他端部とのそれぞれに進行する光の量が不均一となることをより徹底して防止し、導光部材1Bの光出射面の全長域からの出射光量の均一化がより図れることとなる。なお、図15に示す構成においては、先の実施形態とは異なり、傾斜面21,21に非透光性の膜を設けていないが、本願発明では、むろんこのような構成としてもかまわない。
【0086】
図17および図18は、本願発明に係る画像読み取り装置において適用される線状光源装置の他の例を示す正面図である。
【0087】
図17に示す線状光源装置Acは、導光部材1Cを構成する透明部材10bの長手方向端部に、傾斜面18を形成し、この傾斜面18に対応する位置に光源3を配置している。上記傾斜面18は、好ましくは、その表面に光反射材料を蒸着するなどした光反射面とされている。このような構成によれば、光源3のLED30から導光部材1C内に入射した光を、上記傾斜面18によって反射させて、導光部材1Cの長手方向に進行させていくことができる。そして、これらの光を、導光部材1Cの光出射面12から出射させることができる。このように、本願発明においては、線状光源装置を構成する場合には、必ずしも導光部材の長手方向の中間部分から導光部材内に光を入射させる必要はなく、導光部材の長手方向端部領域から光を入射させてもかまわない。むろん、この場合、導光部材の長手方向の両端部のそれぞれから光を入射させてもかまわない。
【0088】
図18に示す線状光源装置Adは、導光部材1Dを構成する透明部材10cの長手方向端部に傾斜面18aを形成し、この傾斜面18aに直接対面するように光源3を配置させている。このような構成によっても、光源3のLED30から発せられた光を導光部材1D内に適切に入射させて、導光部材1Dの光出射面12の各部から光を出射させることが可能である。
【0089】
上述した各線状光源装置においては、導光部材の長手方向端部の側方に光源が大きくはみ出して配置されることを適切に回避することが可能であり、画像読み取り装置の小型化を図る上で有利である。しかしながら、本願発明では、線状光源装置の具体的な構成は上記各実施形態のものに限定されず、たとえば従来例として説明した図26に示した線状光源装置の導光部材を用いた構成とすることも可能である。また、光源から導光部材の内部に光を入射させるための手段としては、光出射面と厚み方向に対向する第2側面から光を入射させる手段に変えて、第2側面以外の第3側面や第4側面から導光部材内に光を入射させる手段や、あるいは光出射面とされる第1側面の一部領域から導光部材内に光を入射させる手段を採用することも可能である。
【0090】
図19ないし図22は、本願発明に係る画像読み取り装置の線状光源装置に用いられる導光部材の他の例を示す要部正面図である。
【0091】
図19に示す構成においては、透明部材10の第2側面10Bに三角形断面状の凹状部14を所定間隔で複数箇所設けた構成とされている。このような構成においても、透明部材10の長手方向に進行していく光が上記凹状部14の平面状の傾斜面14bに到達したときに、この光の進行角度を急激に変化させて、第1側面10Aの全反射臨界角よりも小さな入射角で上記第1側面10Aに入射させることができ、第1側面10Aからの光の出射を可能とすることができる。
【0092】
図20および図21に示す構成においては、透明部材10の第2側面10Bに、光の散乱反射を行う光乱反射領域17または17Aを複数箇所形成している。図20に示す光乱反射領域17は、たとえば第2側面10Bに光散乱反射性を有する塗装を施したり、あるいは光散乱反射性を有するテープ片を貼着するなどして設けられている。上記光乱反射領域17は、白色面とすることが好ましいが、これ以外の色彩でもかまわない。一方、図21に示す光乱反射領域17Aは、第2側面10Bの表面を凹凸状の粗面として形成することにより設けられている。このような構成によれば、透明部材の長手方向に進行する光を上記光の乱反射領域17,17Aにおいて、散乱反射させることによって、その一部の光を第1側面10Aに対して全反射臨界角より小さな入射角で入射させることができる。したがって、このような手段によっても、透明部材10の長手方向に進行させる光を導光部材の外部へ効率よく出射させることが可能である。
【0093】
図22に示す構成においては、透明部材10の第2側面10Bのほぼ全面を光乱反射領域17としている。本願発明では、このような構成によっても、第1側面10Aから適切に光を出射させることが可能である。
【0094】
図23は、本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を示す要部分解断面図である。同図に示す構成においては、導光部材1Eの一側面部に凹部41Aを形成するとともに、ケーシング4の壁面部40に、上記凹部41Aに嵌入可能な突起部19Aを設けた構成とされている。本願発明では、このような構成であっても、上記突起部19Aと凹部41Aとを互いに嵌合させることにより、導光部材1Eをケーシング4の所定位置へ適切に位置決め固定することが可能である。このように、本願発明では、突起部および凹部の嵌合作用を利用して、ケーシングに導光部材を取付けるように構成する場合には、突起部および凹部がケーシングおよ導光部材のいずれの側に設けられているかは問わない。また、突起部は凹部に対して圧入するように構成することが好ましいが、本願発明はやはりこれに限定されず、上記両者が適度な遊びをもって嵌合してもかまわない。この場合、たとえば接着剤などを用いて、ケーシングに対する導光部材の固定を確実化すればよい。
【0095】
その他、本願発明に係る画像読み取り装置の各部の具体的な構成は上述した各実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。カラー画像の読み取りに対応しないいわゆるモノクロ画像の読み取り用途に対応する場合には、R,G,Bの計3色を組み合わせた光源を必ずしも用いる必要はなく、単一色の光源でよいが、この場合には白色の光源を用いることが好ましい。また、本願発明に係る画像読み取り装置は、たとえばハンディスキャナなどとして構成することも可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る画像読み取り装置の一例を示す分解斜視図である。
【図2】 本願発明に係る画像読み取り装置の要部断面図である。
【図3】 本願発明に係る画像読み取り装置の要部断面図である。
【図4】 図2のIV−IV要部断面図である。
【図5】 図1ないし図4に示す画像読み取り装置に用いられる導光部材の正面図である。
【図6】 図1ないし図4に示す画像読み取り装置に用いられる導光部材の平面図である。
【図7】 図5のVII −VII 断面図である。
【図8】 図5のVIII−VIII断面図でる。
【図9】 図1ないし図4に示す画像読み取り装置に用いられる光源の正面図である。
【図10】 図9のX−X要部断面図である。
【図11】 図1ないし図4に示す画像読み取り装置に組み込まれた線状光源装置の作用を示す説明図である。
【図12】 像読み取り装置の参考例を示す断面図である。
【図13】 本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を示す分解斜視図である。
【図14】 図13に示す画像読み取り装置に適用された線状光源装置を示す正面図である。
【図15】 本願発明に係る画像読み取り装置に用いられる線状光源装置の他の例を示す要部断面図である。
【図16】 図15に示す線状光源装置に用いられる光源の要部平面図である。
【図17】 本願発明に係る画像読み取り装置において適用される線状光源装置の他の例を示す正面図である。
【図18】 本願発明に係る画像読み取り装置において適用される線状光源装置の他の例を示す正面図である。
【図19】 本願発明に係る画像読み取り装置の線状光源装置に用いられる導光部材の他の例を示す要部正面図である。
【図20】 本願発明に係る画像読み取り装置の線状光源装置に用いられる導光部材の他の例を示す要部正面図である。
【図21】 本願発明に係る画像読み取り装置の線状光源装置に用いられる導光部材の他の例を示す要部正面図である。
【図22】 本願発明に係る画像読み取り装置の線状光源装置に用いられる導光部材の他の例を示す要部正面図である。
【図23】 本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を示す要部分解断面図である。
【図24】 従来の画像読み取り装置の一例を示す断面図である。
【図25】 従来の線状光源装置の一例を示す説明図である。
【図26】 従来の線状光源装置の他の例を示す説明図である。
【図27】 従来の線状光源装置に用いられる光源の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A〜1E 導光部材
3,3A 光源
4,4A ケーシング
6 基板
7 アタッチメント
10,10a〜10c 透明部材
10A 第1側面
10B 第2側面
10C 第3側面
10D 第4側面
12 光出射面
15,15A 光入射部
20 凹入部
30 LED
31,31A フレキシブルケーブル
35 補強板
37 端子部(フレキシブルケーブルの)
40 壁面部
41 凹部
43 凹溝
50 透明板
51 レンズアレイ
51a 面取り部
52 受光素子
53 原稿読み取り面
60 端子部(基板の)
A,Aa〜Ad 線状光源装置
B,Ba,Bb 画像読み取り装置

Claims (2)

  1. 原稿読み取り面を一側面に形成したケーシングと、このケーシングの上記原稿読み取り面に対して線状に光を照射するように上記ケーシング内に配置された線状光源装置とを具備する画像読み取り装置であって、
    上記線状光源装置は、一定長さを有する透明部材の長手方向に延びる複数の外周側面のいずれかが上記透明部材の内部に入射した光を外部に出射する光出射面とされている導光部材と、この導光部材の内部に光を入射する光源とを具備しており、かつ、
    上記光源は、薄肉偏平状のフレキシブルケーブルの表面にLEDを実装したものであり、
    上記線状光源装置から上記原稿読み取り面上に線状に照射されて反射する光を受光する画像読み取り用の受光素子を実装した基板を有しているとともに、この基板には、上記LEDを駆動するための電力供給用の端子部が設けられており、かつこの端子部に上記フレキシブルケーブルの一端が接続されているとともに、
    上記ケーシングと上記フレキシブルケーブルの上記一端との間には、上記フレキシブルケーブルの上記一端を上記基板の上記端子部へと押し付ける弾性力を付勢する弾性部材が介在しており、かつ、
    上記基板は、上記ケーシングに係合する弾性部材からなるアタッチメントにより、上記弾性部材に対して弾力付勢された状態で上記ケーシングに取り付けられていることを特徴とする、画像読み取り装置。
  2. 上記ケーシングには、上記弾性部材の一部を収容する凹部が形成されている、請求項1に記載の画像読み取り装置。
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